【Bright Eyes/ At The Bottom Of Everything】 Carl Grimes’ Last Song 和訳 Lyrics WalkingDead カールの歌

WalkingDeadシーズン8の後半戦が始まり、今年初回の第9話のLyraのレビューとネタバレあらすじを書いた時に、本当はやりたいことがあった。

それは、曲紹介と和訳。Carlカールが回想するみたいなシーンで、傷口を消毒し妹のJudisと遊ぶシーンで、ずっと流れていたBGM。BGMというよりメインだ。

長くなるから分けたの。

今日は死について達観したCarlの歌。

What do you think about death?

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今日、Lyraが和訳するのはアメリカ合衆国のIndie Rock BandであるBright Eyes ブライト・アイズの 【At The Bottom Of Everything 】だ。

(To amazon ↓ ↓)

はじめ、シンガーソングライターのコナー・オバーストのソロプロジェクトとしてスタートしたが、オバースト、音楽プロデューサーでもあるマイク・モーギス、ネイト・ウォルコットの3人を中心とする不定形ユニットが Bright Eyesだ。

昨日のWalking Dead第9話で使われていたのは、彼らBriht Eyesらしいカントリーやアコースティックの曲だ。

声質が似ているせいで一瞬、Carl、つまりチャンドラー君が歌ってるようにも感じてドラマを盛り上げていた。

Lyraが和訳したのはFull Version の【At The Bottom Of Everything 】だ。

ドラマではイントロから長く続く喋りの部分とラストのファラスは使われていない。

だが、曲の悲しみと壮大なテーマを理解するには全部、皆さんに分かってもらった方が良いと思ったので、長〜いけど和訳したよ。

マジ長い!( ̄∇ ̄)

Lyraの和訳を読んで考えてみて!そのあとに又お話しましょう。

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= At The Bottom Of Everything =

[Intro]
So there was this woman and
She was, uh, on an airplane and
She’s flying to meet her fiancé
Sailing high above the largest ocean
On planet earth and she was seated
Next to this man who
She had tried to start conversations
And really the only thing
She’d heard him say was to order his bloody mary
And she’s sitting there and she’s reading
This really arduous magazine article about a Third world country that she couldn’t
Even pronounce the name of and
She’s feeling very bored and very despondent
And then, suddenly there’s this huge mechanical failure and one of the engines gave out
And they started just falling, thirty thousand feet
And the pilot’s on the microphone and he’s saying
“I’m sorry, I’m sorry, Oh My God, I’m Sorry”
And apologizing and she looks at the man and she says
“Where are we going?” and he looks at her and he says
“We’re going to a party, it, it’s a birthday party
It’s your birthday party, happy birthday darling
We love you very, very, very, very, very, very, very much.”
And then, uh, he starts humming this little tune and, uh, it kind of goes like this

この女性いるだろ、なんて言ったら良いのかな?あー、

彼女は飛行機の上でね、婚約者に会いに行く途中、この惑星にある大海原の上をさ、飛んでるわけ

そんでもって、彼女の直ぐ隣に座っているこの男性に、彼女ったら話しかけようとしてるんだ

ただ本当に一つだけ、彼女は、男性がブラディメアリーのカクテルを注文したのを聞いた

そして、また座ったまま、本を読んでいる

この本は、マジで理解するのに骨が折れるような記事が書かれている雑誌でさ、彼女が全く発音も出来ないような名前の国の第三世界について書かれてるんだ

彼女は退屈して意気消沈している

そんな時に突然、巨大な機械的な故障が起きて、エンジンの一つがイカレちまったんだ

そうして彼らは高度3000メートルの高さから落っこち始めた

パイロットはマイクを使ってこんな感じに言い始める

「ごめんなさい、ごめんなさい、ああ、何てこった、ごめんなさい」

そして、彼の謝罪が続く中、彼女は隣の男性に向き直ると、こう言う

「これから私達は何処へ行くのかしらね?」

彼は彼女の事を見てこう言う

「そうだな、パーティーに行くんだよ、そ、それは誕生日パーティーさ。それも、君のね。

お誕生日おめでとう、お嬢さん

私達は、君をとーっても、とっても、とっても、とっても、とっても、とっても、とーっても愛しているよ。」

そうしたらね、うーむ、彼はこのちょっとした歌をハミングし出したんだ

その歌はね、こんな感じなんだよ、聞いて

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< Walking Dead はここから>

[Verse 1]
We must talk in every telephone, get eaten off the web
We must rip out all the epilogues from the books that we have read
Into the face of every criminal strapped firmly to a chair
We must stare, we must stare, we must stare

We must take all the medicines too expensive now to sell
Set fire to the preacher who is promising us hell
Into the ear of every anarchist that sleeps but doesn’t dream
We must sing, we must sing, we must sing
(And it’ll go like this)

僕達は皆んな携帯で話をしなければならない

ウェブを腐食して腐ってるぞ

僕達は、もう読み込んだ本の結末のページを全部破り捨てなきゃいけない

それも全ての犯罪者の顔が硬く椅子に縛られているような本だよ

目を見開いてじっと見なきゃいけない、僕達は、じっと見なきゃいけない、じっと見なきゃいけない

僕達は、値段が高過ぎて今売られていない、バカ高い薬を全部飲まなきゃならない

「地獄への道は約束されてる」と言ってる牧師達を皆んな焼き払え

地獄は、全ての無政府主義達の耳に続く道、

彼らは眠ってるのに夢を見ないんだよ

僕達は歌わなくちゃいけないよ、歌わなくちゃ、歌わなくちゃ

(それは、こんな感じで行くだろう)

[Hook]
While my mother waters plants my father loads his gun
He says
“Death will give us back to God
Just like the setting sun
Is returned to the lonesome ocean”
And then they splashed into the deep blue sea!
And it was a wonderful splash!

僕の母さんが、植木たちに水をやっている間、僕の父さんは自分の銃に装填している

父さんは言う

「死は、俺たちを神様の元へ帰してくれることなんだよ

それはまるで夕日が誰もいない広い海に帰っで行くみたいなんだ」

そうして、彼らは、ザブンと水飛沫を上げて深い深い青い海に入って帰て行ったんだ

それは素晴らしい一跳ねだったよ

[Verse 2]
We must blend into the choir, sing as static with the whole
We must memorize nine numbers and deny we have a soul
And in this endless race for property and privilege to be won
We must run, we must run, we must run
We must hang up in the belfry where the bats and moonlight laugh
We must stare into a crystal ball and only see the past
Into the caverns of tomorrow with just our flashlights and our love
We must plunge, we must plunge, we must plunge
(and the we’ll get down there, way down to the bottom of everything
And then we’ll see it, we’ll see it, we’ll see it)

[Hook 2]
Oh my morning’s coming back
The whole world’s waking up
All the city buses swimming past
I’m happy just because
I found out I am really no one

僕達は聖歌隊に溶け混んで歌わなければならないよ

活気のない歌声とまんまる一緒にさ

僕達は9個の数字を記憶しなきゃならないし、魂を持つのを否定しなきゃならない

これは、財産や特権を勝ち取る為の終わりの無い人生レースだ

僕達は逃げなきゃならない、逃げろ、逃げろ

僕らは蝙蝠がいて月光が笑う鐘楼の中で掲げなきゃいけない

水晶の玉を凝視しなきゃならない、だけどその水晶玉は過去しか見れないんだ

明日という大洞窟を行こう、たったこれだけの懐中電灯と僕達の愛だけを手掛かりに

僕達は突入すなきゃいけない、突入だ、突入だ

(こうして私達はそこへ落ちて行くだろう、万物の底への下り道、

そうして、僕達は見るだろう、僕達は見るだろう、僕達は見るだろう)

そうさ、僕の朝は戻って来た

全ての世界が目を覚ます

町のバスは、皆んな過去を泳いでるかのよう

僕は幸せだよ、

だって、僕は何者でも無いって本当に分かったんだからさ

Song Writer : Conor Oberst

Translator : Lyra Sky

「僕は何者でも無い」

暗い人間はそのまま解釈するだろう。

だが、Lyraは違う。この場合は、「自分は誰でも無い【自分】で良いんだ」と言う自己肯定の歌だと解釈するよ。

そう、Lyraが好きなご存知OASISが良く歌詞に使うテーマ。

自己を肯定するテーマだ。

この歌は死についての歌だ。

それ以上でも以下でもない。

紛れも無い「死」を見せつけられたら人間はどうなってしまうのだろう。

それも突然の死だ。

予告なし。

この曲は、冒頭のセリフを入れると第三者が傍観者みたいに語っている歌詞だ。

飛行機に偶然乗り合わせ、墜落事故で死ぬことになってしまった人々が、Storyのメインの女性が話しかけた男性が歌い出してくれた歌で、機内全員がほんの少しだけ笑顔でいられた。

その短い瞬間を切り取った歌。

ミュージックビデオも忠実に沿って作っているから、見ていて辛くなってしまった。パペットや綿でファンシーに作っていても墜落事故は事故、Air Clashなんだから。

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でも、人は1人では生きられないし誰かと話すことで救われる事もある。

「誕生日に行くんだよ!君の誕生日さ。私達は皆んな君を愛してるよ」

なんて粋なおじさんか!

皆も歌い出す。

そんな小さいおふざけだが、恐怖で冷え切った心が温まること。

人間の良いところ、

それは、最悪な事態でも笑い飛ばせるユーモアがあることだ。

そんなスタイルをこの曲で思い出させて貰った気がする。

笑いを忘れていた気がするわ。

今話したのは、この”At The Bottom Of Everything”の一曲全部の歌詞のイメージだ。

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生きることと死ぬことに笑いで向き合って行く乗客たち。

だが、Walking Deadで使われたのはギターをかき鳴らし歌うところからだ。

資本主義や競争社会から逃げろ!と言う所や携帯に毒されている、と社会を非難しているのは、皮肉だろう。

WalkingDeadの世界には、そんなものは、もうない。電子機器なしの世界。

「やるか、やられるか?」だけの弱肉強食の世界なだけだ。

ジュディスと遊ぶカールのシーンで使われたのは、この曲のサビを使いたかったからだろう。

♪ ➖僕の母さんが、植木たちに水をやっている間、僕の父さんは自分の銃に装填している、

父さんは言う

「死は、俺たちを神様の元へ帰してくれることなんだよ

それはまるで夕日が誰もいない広い海に帰っで行くみたいなんだ」

そうして、彼らは、ザブンと水飛沫を上げて深い深い青い海に入って帰て行ったんだ

それは素晴らしい一跳ねだったよ➖♪

これだ。

この歌詞が編集で確か二回繰り返されていた気がする、、、。(違うかもしれないので後で見て見るね)。

何でもない日常。

今、現在では、家族団欒中に、父親が銃の手入れをして弾を入れる、なんてありえないが、これは比喩であるんだろう。

母が家を守り、父が家族を敵から守る。そのステレオタイプを描いているが、これはカールの理想の平凡な家庭像なのかもしれない。

ニーガン達が居なければ、歌詞のような何気ない日常を過ごせたであろうカールの願いに聞こえてくる。

そして、父親は言う「死は神様の元へ帰してくれること」だから、怖くないんだ、と意味しているのだ。

カールは、誰にこんなことを教わったのだろうか?

まだTeenagerでこんな死を達観した考えに辿りつけるんだろうか?

そして、夕日が海に沈むみたいに魂が神の元へ帰っていく。

この歌詞の歌い手は、どうも両親共に天国に召され、歌詞からして彼らの死に際は美しい(または安らかな?)ものだったようだ。

両親の死に際にそばに要られたものは幸せものだ。

だから、素晴らしい水しぶきを上げて海の底へ(天国へ)帰って行ったのであろう。

カールはこの歌詞のように、元いた場所、神様の身元へ行けるから怖くない、と死を受け入れたのだろう。

怖いものではなく父が話すように神様の元へ帰るんだと。

太陽を見て、日差しを全身に浴びるカールの顔は晴れやかだった。

死は怖くないものであり、自分は自分で良い。

無理して立派にならなくても良い。

何者でもない、僕は僕だ。

Rick Grimesの息子Carl Grimesで良い。

ただ両親に愛されて育ち、愛する家族と要られた、、、その現実があるだけで僕は幸せだった。

あとはママが待つ神様の元へ行けば良い。

Carlは、そこまで考え、生と死に向き合ったんだろうとLyraは思う。じゃなければあんな笑顔になれない

大切な命や死について、それがわかった物は強い。

Carlの強さはきっと妹に託した帽子だけでなく、その想いも伝わるだろう。

彼の愛はRickとJudithの中で生き続けるだろう、永遠に。

この曲の作詞作曲者でVocalのConer Oberstは「その歌声は傷ついた天使のようだ」とイギリスのNME誌で評された。

美しく繊細なメロディ、詞、歌唱でボブ・ディランやニール・ヤングら、偉大なソング・ライターの後継者として注目を集めている。

ブルース・スプリングスティーン、R.E.M.との共演を経て2004年に同時発売したシングル『LUA』と『TAKE IT EASY (LOVE NOTHING)』が全米セールス・チャートで1位、2位を獲得し、大ブレイク。

フォーク、カントリー主体のシンプルで最大の魅力である「歌」を聞かせてくれる作品が多い。

その歌が今回のWalkingDeadのカールの心情を表しているようだったから大成功だね。

死は怖いし受け入れるのは難しい。

だが、最悪な事態を笑い飛ばすこと、

人に愛を与えること、

家族を愛し守ること、

何気ない日常を愛でることは私達にも出来る。

その一つ、一つを大切にして生きて行けば、後悔しない自分に辿り着ける。

後悔しない、やり遂げた人生ならば、、、ひょっとしたら死は怖くないのかもしれない。

その為には、毎日を愛し愛されて生きていき、些細な日常に感謝して、苦しみは笑い飛ばすユーモアを持って生きていこう!

そう、笑いは力になる。

Carlの死と【At The Bottom Of Everything】の表す歌詞で後悔しない生き方の秘訣を学んだLyraでした。

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= BrightEyes =

出身地 アメリカ合衆国、ネブラスカ州オマハ
ジャンル
インディー・ロック
インディー・フォーク
活動期間
1995年 –
レーベル
Saddle Creek
Polydor
共同作業者
Desaparecidos
Commander Venus
Park Ave.
The Faint
Conor Oberst and the Mystic Valley Band
公式サイト
thisisbrighteyes.com
メンバー
コナー・オバースト
マイク・モーギス
ネイト・ウォルコット

= ディスコグラフィ =

A COLLECTION OF SONGS WRITTEN AND RECORDED 1995-1997 (1998)
LETTING OFF THE HAPPINESS (1998)
EVERY DAY AND EVERY NIGHT (1999)   *EP
FEVERS AND MIRRORS (2000)
OH HOLY FOOLS The Music of Son, Ambulance and Bright Eyes (2001)
THERE IS NO BEGINNING TO THE STORY (2002)
A CHRISTMAS ALBUM *インターネットのみ
VINYL BOX SET 5 releases on 7 lp’s with 5 additional tracks (2003)
ONE JUG OF WINE, TWO VESSELS Bright Eyes / Neva Dinova split (2004)
LUA (2004)*Single
TAKE IT EASY (LOVE NOTHING) (2004) *Single
I’M WIDE AWAKE, IT’S MORNING (2005)
DIGITAL ASH IN A DIGITAL URN (2005)
NOSIE FLOOR (2006)
CASSADAGA (2007)
THE PEOPLE’S KEY (2011)

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