フィアー・ザ・ウォーキングデッド.シーズン1第1話「パイロット版」詳しいあらすじ。完全ネタバレ感想。アメリカの裏側見せちゃいます!

この前、3分で分かるフィアー・ザ・ウォーキングデッドの内容と感想を書きました。

今日は、シーズン1の第1話「パイロット版」の詳しいストーリーと感想を書いちゃいますよ。

フィアーザウォーキングデッドのシーズン1 &シーズン2の3分で解るLyraのネタバレストーリーは、はこちらから!

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もう、はっきり言ってしまうと、この1話、パイロット版ってだけあって、お試し感がハンパないです!

通常、アメリカでは、パイロット版と言って、第1話を作って見て、視聴者が食いついてくれるか、試しに作ることが多いんです。

たまに、製作者や上のTV局の関係者たちに「こんなん作りましたけどやらせてくれませんか?」的なのもあるけどね。

ここ数年1番多いのは、関係者じゃなくて、視聴者にイキナリ見せて試す方が多いです。

だから、って訳じゃないけどたまに、お試しだ、とわかりやすいのがある。まさに、この第1話は、そう。でも、それがB級通り越してD級な感じでつい見ちゃいます!

第1話だから、これを見ないと始まらないよ!しっかり、聞いて次回からの展開に備えて下さいね!

じゃあ、行ってみよう!

[第1話パイロット版]

ワンレン黒髪の男子ニコラス・クラーク(フランク・ディレイン)、通称ニックが、目を覚ます。

「グロリア?」と一緒にベッドで寝てた筈の彼女の名前を呼ぶが、返事がない。ここは、どうも廃墟になっている元教会だった場所。

ドラッグでラリってるせいか、フラフラしながら階段を降りていく。

「グロリア?」と名前を何度呼んでも返事が無いし、他の奴らもいない。カーテンからは薄明かりが漏れている、昼間のようだ。だが、中は暗闇が占めており薄気味悪い。

「やめろ〜!」と階下から男の叫ぶ声が。地下まで降りていくニック。

階下な血の海になっていた。血だらけで横たわる髭面の男。首を食いちぎられている。

「グロリア!」と叫びながらニックは手近にあった燭台を手に取り、部屋の奥へ、、、。

すると、黒人の少年を食べている金髪の女がいた。振り向くと左胸にナイフが刺さっていた。

グロリアだった。こちらの方にノソノソと向かって来たので、ニックは腰が引けながらも窓を打ち破り、外へ出て全速力で表を走り抜けて行く。

全速力で走り抜け大きな通りに出た時、猛スピードで車が来たため、車にはねられてしまったニック。

救急車を呼ぶ人々。気を失うニック。

「アリシア!遅れるわよ!30分で出るよ!」とシャワーを浴びる娘をせかす母、マディソン・クラーク(キム・ディケンズ)。

キッチンに来ると、パートナーのトラビス・マナワ(クリフ・カーティス)が水道管の修理をしていた。

「$300これで節約出来た!」と良いマディソンにキスをする。そこに電話がかかる。病院からだった。

大きな病院にマディソン、娘のアリシア・クラーク(アリシア・デブナム=ケアリー)、トラビスが駆けつけると、担当医は、幻覚の兆候が見られ喚いていたから拘束していて、これから精神科へ連れ行こうと思うと話した。

ニックの部屋へ入ると警察官が2人いて、ニックに「裸足で走っていたのは何故か?」とか、「血や腹わたとか言ってたのはなにか?」と尋問していた。ニックは急にさっきまでの態度と違い、急に「何でない。」と誤魔化すので警察官が「死ぬ所だったんだぞ!」とイライラして怒鳴る。そこへ、マディソンたちが割って入る。そして、しばらく出て行ってくれ、と警察官を追いやった。

「何で信号を無視して道路へ出たの?」とマディソンが聞くが、

「事故だよ。」とニック。それしか言わない。トラビスもニックに原因を聞くがまるっきり話にならず、マディソンもイライラし始めた。うるさくなる病室に嫌気をさして、「同居してるのは正解なことなのかしらね!」とアリシアが嫌味を母、マディソンに言った。

そこに、トラビスの前妻ライザ・オーティズ(エリザベス・ロドリゲス)から電話が入った。

「クリストファーが今週末は、そっちにいく日だから、よろしくね。」とトラビスに言った。

電話越しに「行きたくないよ!」と息子クリストファー・マナワ(ロレンゾ・ジェームズ・ヘンリー)が喚いてるのが聞こえて来た。母のライザは父さんの所へ行けと言っていたが、行きたくないと言い張る息子と話をさせてくれと、電話を変わってもらうトラビス。

「今更、親子の絆を深めるつもり?」と息子クリストファーは嫌味を言い「絶対に嫌だから、行かない!」とトラビスの話も聞かずに電話を切ってしまった。

「ライザからの電話?」とマディソン。「ああ、今日は進路相談があるから、学校へ行かないと。でも、大丈夫!俺が全てやってやるからニックの事は俺に任せてくれ。」とトラビスは優しくマディソンにキスをした。抱き合う2人。

それを、ゴミを見るかのように嫌な顔をする長女アリシア。

「ニックはきっと、良くなるわ。」とマディソンが言うと「拘束されていて?本人の言う通りにしてあげたら?ほっといたら悪化してるよ。」とアリシアが母を諭す。

だがら「薬が抜けたら良くなるわ。」と言ってきかない。

学校に着くと、校長が入り口で待っていた。「大丈夫か?」とマディソンに聞く。

「ニックが見つかったの。」と話すマディソン。「良かったな。」と校長がねぎらいの言葉をかけていたら、入口の金属探知器のブザーが大きな音をたてて鳴り出した。

トビアス(リンカーン・A・カステヤス)が捕まった。

マディソンは尽かさずトビアスに近寄り「左ポケットに77セント入ったわ。ね、ちょっと来て。」と、校長にバレないようにトビアスのことをかばって、自分のカウンセリング室に連れて行った。

「左ポケットじゃない方、見せて!」と言い、右ポケットの中身を出させた。ナイフが入っていたのだ。

「何でこんな物を持ってるの?教えて、力にねるわ。」とマディソンは優しく言った。

「彫刻のためです。」とトビアス。

「いじめられているの?」と聞くと、黙っているので「何でナイフなの?持っている理由を話して。じゃないと武器の持ち込みは退学なのよ!」と詰め寄るマディソン。

「人が多い方が安全なんです。」とトビアス。

「何が?安全て?大学進学が、決まってるのに、全て水の泡になるわよ!」とマディソンが言うと、

「もう、誰も大学なんか行けないよ。誰にも未来なんかないんだ。だから、ナイフ返して下さい!」としか言わない。

「返さないわ!」とマディソンは、トビアスのナイフを自分の机の引き出しに仕舞ってしまう。

それを見て渋々、真実を話すトビアス。「関係性はないと言われてるけど5つの州で観測されていて、ウイルスか、細菌か不明だが広がって行ってるんだよ!だから、殺される。」と怯えながら話すトビアス。

「あなた、インターネットの見過ぎよ。もし、そうなら、政府が連絡入れてくるわよ。」とマディソン。

ため息をつくトビアス。「そうだね、先生の言う通りだよ。」と諦めた様子で帰って行くトビアスだった。

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長女アリシアは、学校の授業で壁に大きな絵を描いている黒人の彼氏マット(アエストロ・ハレル)に会いに来ていた。彼はアートの才能があるらしく、そしてアリシアは秀才らしい。「スペイン語の授業サボッて一緒に話さないか?君ならスペイン語を教える事も出来るんだし、少しサボッても良いだろ?」と仲良く話していた。

病室では、うなされてニックがベッドから飛び起きた。ベッドサイドには、本を読みながらトラビスが様子を見ていた。「何の夢を見たんだ?」とニックに聞いて来た。

「車に飛び込んだんだぜ?何があった?」とニックに問うトラビス。

「怖いものを見たんだ。だから、逃げたんだよ。女の子が、、、グロリアが、、、」とニックは話はじめた。

「ヤクの売買する場所が、今朝、俺がいた教会だったんだ。グロリアは、俺がキメてた時も側にいてさ。眠り始めた時もずっと一緒だったんだ。でも、寝てる間に全員、死んでた!そこら中が血だらけで、、、俺をグロリアは、襲って来たんだよ!」とニックは思い出しながら恐怖におののいている。

「彼女は何をしてたんだ?」とトラビス。「死人を食べていた。」とニックが答えると、「幻覚だよ、薬のせいだ。」と取り合わないトラビス。

「それなら良いんだよ。薬のせいだからね。でも、もし、そうじゃなかったら、俺はイカレテルって事になる。それが、怖いんだよ!正気でいたいんだよ!」とニックは泣き出した。

トラヴィスは、気になり1人で夜遅く、ニックが話した教会へ来た。

マディソンは、病室に戻って来てニックが寝ているこの部屋にトラヴィスも居るはずなのに、いないので不信に思っていた。

トラヴィスは、暗闇の中を懐中電灯1つ持ってるだけで入って行く。

懐中電灯の光を照らして奥へ進むと「やめてくれ!殺さないでくれ〜!」と男が叫び声を上げながらトラヴィスの前に現れ、飛び出て行った。「何があったんだー?」と聞くが走り去って行ってしまった。

その時、何かを踏んでしまいすっ転ぶトラヴィス。立ち上がろうとしても滑ってしまい、なかなか立てない。手で支えたら、両手は良く見ると血だらけで、辺りは鮮血の海でヌルヌルしていた。

ニックの病室に、アリシアが見舞いに来た。「父親みたいね、仲良しだ事。」と兄のニックに言う。「父親じゃねぇし。」とニック。

「ママは、トラヴィスに夢中ね。」と話しながらニックの横に横たわり寝てしまう。

暫くしてアリシアは、ニックに病院食を食べさせていた。

「お前は完璧だ。バークレー大学に行くのに、兄の俺は短大中退だ。」とニック。「気持ちはわかるわ。」とアリシア。

「俺はコノザマだしな。」

「比べる必要ないわ。それに、イかれた人と一緒にしないで。」とアリシアが笑いながら言う。

「俺はイカレテない!」とニック。

「イカレテるわよ。同じ事をずっと繰り返してね。マトモじゃないわ。」とアリシア。

「これからは違う。断ち切るよ。変わりたいんだ。」とニック。

「わかったわ。」とアリシア。

その頃、トラヴィスはマディソンに昨日、ニックが話してた常習者の溜まり場へ行った事を話していた。

「人食い女なんて、いないわよ。」と取り合わないマディソン。

「ニックの助けになりたいだけだ。」とトラヴィス。

「取りあえず、あなたは息子さんとの関係を修復して。」と話を切り上げマディソンは、学校へ行ってしまった。

トラヴィスは、ニックの病室へ行き「ちゃんと今日会う精神科医と話をしなさい。」と言う。ニックも本気で治したいと答えた。

学校の休み時間。屋上に上がってアリシアと彼氏のマットがこれからの将来の話をしていた。

「バークレーに行って私は、、、」と夢を語り出すアリシアに、大して寂しくなるマット。

アリシアの左手に油性マーカーで線を描いて行きタトゥーみたいな円になって行く。

「イカすだろ?」と笑うと一緒になって笑顔になるアリシア。

「兄貴の事やいろんな事。あと1年よ!あと1年でこの町から出ていける!」と寂しい表情と怒りの混じった顔。

「うちに来いよ。元気付けてやるから。」とマット。今夜は、両親が帰って来ないからと誘う。

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授業中のトラヴィスは、ヤル気のない生徒にも優しく接していた。作者の言いたい事を読みとらせようと、生徒の考えを上手に引き出して行く。

「人間対自然、人間は生きろ!と言っているんだよ。」と生徒にわからせようとしていた。

校長室では、マディソンが校長に話がありやって来た。

校長は後ろを向いて、大きな機器類の前で座っていた。

「校長?」とマディソンが呼びかけるが、振り返らない。

(この時、キンキンキー!と言うFear the Walking Deadのオープニングでかかる怖い効果音が鳴り響く。)

もう、一度、呼びかけ。肩に手を置く、、、

と、校長は、大きな機器は各教室のボタン類がたくさんある盗聴器の機器で、いま、授業中の音を聴いていたのだった。今ちょうど、トラヴィスの授業を聴いていた所だった。

「教師たちのヤル気度もチェックしておかないとね。」とマディソンにひと言言ってまた、聴きだした。

病室。隣のベットからニックより後に担ぎ込まれたお爺さんが呻き声を上げていた。

仕切りのカーテンがしてあるせいで老人の姿は見えない。気になるニック。

看護婦が突然やって来て、「これでトイレして」と便器を持って来た。 「じゃ、1人で俺、やるからさ。右手の拘束バンドを外してくれない?」と頼んでうまいこと外して貰った。

看護婦は、忙しそうに直ぐに出て行ったので、ニックは急いで自力でもう片方の左手の拘束も取り、逃走しようとするが、焦ってるせいで先ほどの携帯の便器を落としてしまい、病室内に鳴り響く程の大きな音を立ててしまった。

すると、いきなり隣からピーピーと音が鳴りだした。隣の老人が発作を起こしたらしい。

医者や看護婦がやって来て「コードブルー」と大きな声で言い、隣の老人は階下に連れていかれた。

黙って様子を見ていたニックは、医者たちが出て行き誰もいなくなると、洋服を来て急いで病院を後にした。

「消えるなんて!精神分析もまだしてないなんて!」とマディソンが病院に来ていた。

「警察に電話して下さい。うちではわからない」としか言わない看護婦にムカつくマディソン。

「私を現場の教会に連れて行ってちょうだい、トラヴィス、、」と言い、2人で教会へ行く事になった。

教会の中は、昼間なのにこの前と同じ真っ暗闇だった。

「死体がないんだよ。」と血の海の中を入って行きながらマディソンに説明するトラヴィス。

「やっぱり、何か良くない事が起きたのね。陰惨としているわ。」とマディソンが言った。

「ニックの事は、君のせいじゃないよ。」とトラヴィス。

「遺伝かも。私のDNAも半分あるけれど、、、。」とニックの父親である前夫の話をしてるらしい。

ニックがグロリアと寝ていたベットへ来て、置いてある本を手に取ると血の付いた注射器と薬のあとがこぼれ出て来た。

「もう、吐きそう。」とマディソンは言いその場に蹲った。

教会から出てトラヴィスが家に帰ろうと言ったがわ「まだよ。」とマディソン。「カルビンの所へ連れて行って。」とトラヴィスに頼んだ。

カルビン(キース・パワーズ)は、車の掃除をしていた。昔の教え子だったようだ。

「ニックと仲よかったじゃない?だから、最近ニックと会ってるかな、と思って。ニックどこに今いるか知ってる?」てマディソンが聞いたが、

「会ってませんよ。知りません。最近は、ニックとは疎遠でしたから。」とカルビン。

手がかりながなちのでトラヴィスは、ニックの携帯に電話をする。その時、丁度ニックは誰かに電話していて「大事なことを話したいんだ。」と何回も話していた。

同じ頃、アリシアは「ついたよ!」と彼氏のマットに待ち合わせのビーチについたことをメールしていた。

しかし、何時間待ってもマットは来ない。「帰るね。」とアリシアはマットにメールを打ち、家に帰る。

アリシアが通るビーチの通り、、、「愛が目覚める。」と落書きされていたワーゲンバスの前を通るアリシア。

もう日が暮れていた。車内で話しているマディソンとトラヴィス。

「見つかるさ。見つけてニックを連れて家に帰ろう。」とトラヴィスはマディソンをなだめていた。

「本人は望んでいないわ。うちよりあんな汚い場所で寝たいなんて一体なんなのよ。家へ帰りたいのかわからないわ。もしかしたら、安置所から連絡来るんじゃないかと思うと怖くて仕方ないのよ。」とマディソンは落ち込んでいた。

「大丈夫。見つけてリハビリ施設にいれよう。そうすれば、ニックもきっと良くなるさ」車が渋滞にはまっていてさっきから全く動いていない。

警察に、軍のヘリまで出動している。ヘリからは「車から出ないでください!」とアナウンスをし出した。

その時、前方の方からピストルを乱射している音が聞こえて来た。

トラヴィスが「危険だ!ここを離れよう!」と急いで車の列からはずれてその場をはなれた。

翌朝、スクールバスが学校に着く。校長が自ら出て来て、バスの中を覗くと、ほんの数人しか乗っておらずバスの中はガラガラ。

「どうしたんだ?インフルエンザでも流行ってるのか?」と訝しみ学校へ入っていく。職員室へ入って行くと教師たちが誰かがサイトにアップした昨夜の画像を見ていた。

「アーティ!ちょっとこっち来てくれよ。」と校長をよぶ教師たち。

「こいつ、撃たれたのに死んでいないぞ。」死んだはずの男が、救急隊員に襲いかかり、それを警察官たちがピストルで何発も撃っているのにも関わらず、死んだはずの男はノロノロと歩いて行き警察官や軍隊員に襲いかかっている画像だった。

その画像を見てニックが言ってたことは真実だったと理解したマディソンは、トラヴィスと2人で教師を離れニックを探しに行く準備を始めた。

アリシアも授業中にも関わらず、友人達とスマホの投稿画像を見ていた。「こんなの合成よ!」とアリシアは言う。

先生がやって来た。「あなた達、今は授業中よ!そんなの見ないで!スマホ貸しなさい!」と没収されてしまった。

その時、校内放送が流れ、「皆んな校内から出て今すぐ帰宅しなさい。授業はない。」となったおかげでスマホを返して貰った。

「封鎖される前に町から出よう!」とトラヴィスは、マディソンに言った。

アリシアは、マディソンに先に、スクールバスに乗り家に帰るように言われた。乗り込む生徒たちを見守るマディソン。そのバスの中には、トバイアスの姿があった。2人は、しばらく見つめ合い事の重大さを認め合ってるかのようだった。

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ダイナーには、ニックとカルビンの姿があったら。

「ごめん、お前を難しい立場にしたかもしれないな。」とニック。

「お前ん家の母さんが、お前のこと探しに俺の実家まで来たんだぜ」とカルビン。

「カル違うんだよ、母さんは、俺の事を心配してるだけなんだ。お前には迷惑かけないし誰にもあのことは言っていないよ。ただ、聞きたいことがあってさ。俺にくれたあのヤクは何なんだ?」とニック。

「はぁ?何言ってんだ?」とカルビン。

「PCPか?」とニック。「そんな危険な強いのは渡してないぜ!」とカルビン。

「あんな…あんな物を見るなんて…普通の薬じゃあるわけないんだよ…何か混ぜてんだろ⁈」とニックがいったので怒り出すカルビン。

「なに、俺にいちゃもんつけるのかよ!」

「教会で2人の死体をみたんだ。グロリアが殺したんだ。」とニック。「40kgもしないオンナが大きなオトコを殺せる訳がないだろ?」とカルビン。

「いや、本当なんだ!見たんだよ!完全にホラーだった!頭を整理したいんだ。忘れたいんだよ。」と泣き出すニック。

「ちっとは、おとなしくしろ!落ちつけよ!」と立ち去ろうとするニックを掴んだカルビンは、その場にまた、ニックを座らせた。

「わかるよ、ひどい幻覚だ。」とニックを抱きしめて優しく話し出した。

「駄目だ!頭から離れないんだよ!」とニック、「いつからだ?薬はまだ、あんのか?任せろ?」と優しくカルビンは言い、外に出る2人。トラックに乗り、川の方へ行く。

そこは、周りがコンクリート舗装された道のようになっていて、そのまま車で入れて人もいなかった。

「待ってろ。ここは安全だぜ、兄弟。」て言いトラックのドアを開け降りた。後ろのトランクから何か荷物を出そうとしていた。

ニックは黙っておとなしく座っていたが、たまたま、サイドミラーをみたらカルビンが銃を取り出したのを発見した。

「下りろ」とカルビンが言うので降りて、素早く銃を取り上げようとするニック。もみ合いになる2人。

バン!と言う銃声とともに、ニックはカルビンの腹を撃ってしまった。

動かなくなるカルビン。頭を抱えるニック。怖くなりその場を走り去った。

時間が経ち、道端に座り込んで車を待つニック。そこに一台の車が来た。「母さんでいるじゃないか!1人で来るって約束したじゃないか!」とニックはトラヴィスを責めた。

仕方なくさっきの経緯を説明するニック。カルビンを撃ったと話すと、「私のせいよ。きっとカルビンは、ニックを探してくれたのよ。私が相談したばっかりに、こんな事になってしまったんだわ!」とマディソンは自分を責め出した。

トラヴィスは、ニックに現場まで連れて行くように命令した。

だが、先ほどのコンクリートの川のどこにもカルビンはいなかった。「本当だよ!カルビンはここに死んで横たわってたのに!」と叫び出すニック。

慌て錯乱し出す息子を抱きしめてなだめるマディソン。

3人でトラヴィスのトラックに乗り、来た道をそのまま、バックで戻る事にした。バックで真っ暗なトンネルの道を進んで行く。トンネルを抜ける明かりの向こうから歩く人影が見えた。

車を停めるトラヴィス。「行っちゃダメだ!」てニックが言ったが、トラヴィスとマディソンが2人でそちらへ向かう。

すると暗闇から現れたのはカルビンだった。

「まぁ、大変。ごめんなさい。カルビン。」とカルビンの方へ行くマディソン。

その時、カルビンが唸り声をあげてこちらに襲いかかった。

「殺される!」と叫ぶニック。

噛み付くカルビン。

1人車に残っていたニックは機転を利かして車をバックさせる。

ニックは、マディソンとトラヴィスを助けるためにカルビンを車でひいた。

だが、勢い良くトラックで轢き殺したのに、カルビンは血だらけに体が曲がってるのに、呻き声を上げてこちらに襲いかかって来た。

ニックは、思いっきりアクセルを踏みバックしてカルビンを車で投げ飛ばした。

そこは高速道路が交差する場所であったため、下の道路へ落ちて行ったカルビン。だが、高い所からおちたのに。まだこちらを見て襲いかかろうと横たわりながら唸り声を上げている。

「一体なにが?」とマディソン。「見当もつかない。」とトラヴィス。

to be continued …

<Lyraの感想>

フィアー・ザ・ウォーキングデッドを見ていると怖いんだけど、今さっき起きた知り合いの話を聞いているような身近な感覚を覚えます。

大好きなウォーキングデッドが「ホラー映画」ならば、こちらは、「日常の不条理を描いたドラマ」と言ったらわかりますか?

気を抜いてるとフワッとウォーカーが出て来てカブってなるからポーっと見てるといけませんよ!

学校生活や町並みが普通なアメリカ過ぎて、オマケに海が綺麗なサンフランシスコだからキモい雰囲気になりようがないのよね。

ウォーキングデッドが息をつかせぬ展開の面白さが売り!(最近のシーズン7は、展開がノロいが、)だから、見逃すと話がわからない!ってなる。

こちらは、そういうわからなくなるはないけれど、しっかり見てないと日常生活のおかしさや勿論ウォーカーの出番を見逃してしまうんだよね。

このフィアーザウォーキングデッドは、人間関係の崩れかけた人間たちがギリギリなラインを保って、家族と言う集合体をどうキープしていけるか?と言う話だと思います。

ニックみたいにヤク中はいるし、昔のトラウマから少し人格崩壊しかけてる人もいて、人間が崩壊しかけてるメンツで、どうやって家族を守っていけるのよ!ってツッコミ入れたくなりますわ!

今回は、ニック、マディソン、アリシアとマディソンの恋人の家族にはいりたいよトラヴィスの4人の家族と、トラヴィスの前の家族、ライザとクリストファー2人の2家族ですが、次回からは、もう1家族増えて話が膨らみ事件も起きて話がスピードアップして行きます。

こんなギリギリなラインを綱渡り状態で生きてる人たちが、ボロボロの家族の綻びを直そうとしている姿が可愛そうになります。

それも、ウォーカーがいて国が崩壊して行く中で。

愛さえあれば家族を守っていけるだろう!

だけど、そこに欲望や妬み、嫉妬、裏切り、幻覚、が入り込んだらまとまるものも纏まらない。

崩れゆく世界で、あなたは、家族を守れますか?

 

 

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