【Terence Trent D’Arby/ This Side Of Love】 Noisey Love 不協和音の愛. 和訳 Lyrics

辛い恋かは知らないけれど、やめたいのにやめられない関係ってあるのかもしれない。

複雑な関係。

何でもないのに滅茶苦茶な方へ行ってしまう関係。

今日はそんな恋愛の泥沼にハマった男の歌。

Whitedayなのに、、、

真夜中の招待状。

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今日Lyraが和訳 & 解説するのはアメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン生まれのアーティスト Sananda Maitreya サナンダ・マイトレイヤ(1962年3月15日-)。

Wow〜, Happy Birthday to Sananda !!

 

本名 Terence Trent Howard。これ見てピン!と来た人も居るはず。

そう、Sananda Maitreya は、あのイギリスでバカ売れして逆輸入で本国アメリカでも人気爆発したTerence Trent D’Arby テレンス・トレント・ダービーのことなの。

彼は、歌を歌うだけでなく、全ての楽器を自分でプレイする演奏家でもあるマルチプレイヤーだ。

天才。天才って素敵な響き。

( To amazon ↓  ↓ )2nd Album

そして、気持ちいいくらいしなやかなダンスも披露していたシンガーであるの。

最近のSanandaは、筋肉質なマッチョになってしまったけど、今日Lyraが和訳した”This Side Of Love”のころは、痩せて居ながら筋肉マンだったんだけど細身のスーツを着て歌うと、スレンダーさとジェンダレスなルックスで不思議な無国籍な雰囲気がある人だった。

本当、両生具有。

不思議なルックスと、ソウルフルな歌声(本人は嫌がりそう)と、ダンスに魅了された人が多かっただろう。

でも、これから紹介する歌詞は違う。

男の歌。それもドップリ泥沼にハマった男の愛の歌。

Lyraの和訳の後に、又お話しましょう。

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= This Side of Love =

We’re on the negative side of love
I’m subject to all bizarre whims she fancies
I’m running escape to find the handle
Of the door she locks me up in
She’s on the laughing side of sin
What have I done in all my past lives
(To end up on) This side of Love?

We’re on a permanent twist of fate
She has dominion over time and torture
I’m pinching myself to convince me that
I’m in a living nightmare
The killer attraction of a dare
What have I done, emasculation
(To end up on) This side of Love?

If I should stay
(Will the beat go on?)
I must be strong
(We tell you every day)
Will I return
(To normal lovers again?)
Please peel my skin
(‘Cause my soul is burning)

愛の悲観的な側面に俺たちは、達している

俺は彼女が思いついた奇妙な出来心の被験者さ

俺は彼女が閉じ込めたドアのノブを見つけようと逃走してるところ

彼女は罪から笑って見てるんだ

今まで生きてきた人生で、俺は何をして来たんだろう?

(行き着くために)この愛の側面に?

宿命が永遠に絡まった所に俺たちはいる

彼女は時間と拷問を支配してる

俺は自分を納得させる為に縮み上がってるんだ

そうだよ、俺は悪夢にいるのさ

殺人者の肝試しのアトラクションさ

俺は何をして来たんだ?去勢か?

(行き着くために)この愛の側面に?

もし、俺が留まるべきなら

(生きていられるの?)

俺は強いに違いない

(俺たちは君に毎日言っていたよ)

戻ってこれるだろうか?

(正常な恋人同士に?)

お願いだ、俺の全てを剥いでくれよ

(だって俺の魂が燃え上がっているんだぜ)

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We’re on a roundabout whirl of scorn
The demons are smiling and the angels snoring
I feel like a stepchild Caeser that’s been
Beaten and bruised to please her
Wearing a rusted ring of thorns
What have I done to piss the Gods off
(To end up on) This side of Love?

If I should stay
(Will the beat go on?)
I must be strong
(We tell you every day)
Will I return
(To normal lovers again?)
Please peel my skin
(‘Cause my soul is burning)

We’re on the negative side of love
I see my condition as a sign of service
I’ll snuggle up close to her knowing
That I’m practising my religion
Warming the barrel of a gun

This will be the deed that finds me next time

(On this side of)
(On this side of)
(On this side of) This side of Love

キツイ軽蔑がグルグル回る回転木馬に乗ってる俺たち

悪魔たちが笑ってるよ

天使たちはイビキをかいてる始末だ

俺はまるでシーザーの連れ子になった気分さ

それも彼女を喜ばせるために打たれて打ち身を負わされた子みたいに

棘の錆びたリングを無理矢理付けさせられてる俺

神を冒瀆する為に俺は何をして来たんだ?

(行く着く為に)この愛の側面に?

もし、俺が留まるべきなら

(生きていられるの?)

俺は強いに違いない

(俺たちは君に毎日言っていたよ)

戻ってこれるだろうか?

(正常な恋人同士に?)

お願いだ、俺の全てを剥いでくれよ

(だって俺の魂が燃え上がっているんだぜ)

愛の悲観的な側面に俺たちは、達している

奉仕の印として俺が存在してる

俺は彼女の聡明さに優しく寄り添うだろう

俺の信仰の修行みたいだろう

ピストルの銃身を温めるんだよ

次に俺を見つける時は、これが証書になるだろうな

(この側面で)

(この側面で)

(この側面で)愛のこの側面で

Translator: Lyra Sky

何か苦しい恋愛の歌に見えるけど、歌詞を見れば、主人公の男が恋人に翻弄されて困りながらも愛から逃げられないワケ、、、だから嫌いじゃないのよね、この男は。

SMの歌にも取れる。出てくる単語が。

Terence = Sanandaがそっちの趣味があるのかは知らないけれど、それを連想させるように持って行ってるのはわかる。イメージ戦略かな?

または、この作詞をしてるときに普通じゃない状態だったのか?

「普通の恋人同士のように戻れるかな?」なんて出てくるから異常恋愛だっだの?なんて考えちゃいますね。

ただ単に、性格がメッチャ悪い、キツイ女性と付き合っていただけかもしれませんが(笑)。

あっ、なんか今、ずっと無視していた変な男性に逆恨みされて「性悪女」と影で言われていた嫌な事を思い出した。

今迄、皆んなに性格良いって言われてきたのに、、、陰口言われて暫く人間不信に陥ったよ。

人間の闇が露見されるから恋愛って怖いね。

Sananda ( Terence ← 何が面倒臭い^_^)は、そんな面倒臭い恋愛関係 の歌詞を皮肉を込めて表現しながら、Lyraがまた深読みすると、複雑な業界の人間関係をもこの曲に投影させてるのか、という気もしてるの。

Sanandaは、高校時代ボクシングの才能を発揮し、卒業後もその能力を活かすためにアメリカ陸軍に入隊し、ゴールデン・グローブ賞を与えられるほどの活躍をする。

だが、何故か軍隊にもボクシングにも失望し無断で逃亡し除隊となったと言う変わった経歴を持つSananda。

不思議なことに逃亡したドイツでザ・タッチというバンドに加入し音楽の世界へ。

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アルバム制作(発表されるのは1989年になってから)したが、1986年にドイツからイギリス ロンドンに移りThe Bojangels で活動。その後間もなくソロ契約を獲得。

1987年コロムビア・レコードからデビュー・アルバム『T.T.D. Introducing The Hardline According to Terence Trent D’Arby』をリリース。

Rock,R&B,Funk,Gopelを混ぜん混んだこのアルバムは発売後3日間でミリオン・セラーに達する爆発的ヒットを飛ばした。

アメリカでもヒットし(1200万枚を超え) “Wishing Well” “If You Let Me Stay” はプリンスがライブでカバーしたことでも有名になる。

1988年Grammy Award for Best Male R&B Vocal Performance 、Brit Awards International Breakthrough Act を授与された。

だが不思議な事が起きる。

2nd アルバム『N.F.N.F. Neither Fish Nor Flesh』(1989年)が、評論家やメディアから大不評を受けてしまう。Lenny KravitzやBruce SpringsteenやGeorge Michaelなど同業者であるアーティスト達が大絶賛しているのにだ。

そう、この”This Side Of Love”が入っているアルバムだ。

売り上げも200万枚程度に終わってしまい、前作ほどの商業的成功を収めることが出来なかった。

余程こたえたのか?

ロサンゼルスに転居するSananda。

暫くブランクが空いて1993年『シンフォニー・オア・ダム』を発表。

ロック色の強い本作は批評家の受けが良くラジオ局でも頻繁にエアプレイされる。

1995年『バイブレーター』発表後、コロムビアからジャヴァ・レコードに移り、アルバム 『Solar Return 』の制作を始めるも完成せず、2000年に権利を引き取ってレコード会社を離れる。

1999年 INXS のVocalとして参加し、シドニーオリンピックの開会式に出演。

そして、改名するのだ。

サナンダ・マイトレイヤという名にしたのは夢でのお告げだそう。

初めは誰のことかわからなかったが、数回、夢の中で呼ばれ続けて、自分が「サナンダ」と分かって、それからテレンスよりもそちらの名前が自分らしいと感じ始めたらしく、1995年頃には、親しい友人、スタッが呼び始め、1998年頃には自身のofficial siteで「TTD/Sananda」という併記となった。

2001年10月4日には戸籍上の名前も「サナンダ・マイトレイヤ」にした。

これが転機になり、ドイツ・ミュンヘンへ転居して、自らのレーベル サナンダ・レコードを設立、Solar Returnの楽曲を含むアルバム『ワイルドカード』を完成させた。(サナンダ・レコードは Treehouse Publishingと名前を変え、現在、作品の著作権等はすべてTreehouse Publishingが所有する。)

サナンダ・マイトレイヤになった彼は、Post Millennium Rock (ポスト・ミレニアム・ロック)というジャンルとして自分の作品を紹介している。

テレンス・トレント・ダービー時代、所属レコード会社が勝手に、SoulとかR& Bなどなど普通なジャンル分けしたこと苛立ちを持っていたらしい。

自分の音楽は、どのジャンルにもカテゴライズされない、自分こそがジャンルそのもの、”Post Millennium Rock”であると言っているのだ。

自己を強く持っている人間が、上から理解されてるならまだしろ無理解なまま自己認定されてしまったのは、さぞや辛かっただろう。

それでも、評価が良ければ我慢も出来るが、デビューアルバムでは天才ともてはやされていたのが、2ndで手のひらを返したように酷評されてしまい、オマケに売り上げ下がったとか言われたら人間不信にもなりそうだわ。

だから、一線から少し下がったようなスタンスで音楽活動してるのかもしれない。

でも音楽活動はやめない。

だって、溢れ出る才能が自分の体の中から湧き上がって来るんじゃないだろうか?

そうなったら止められない。

作品として形にしないと生きていけないのだ、アーティストとは。

そんな生き物なのだ。

( To amazon ↓ ↓ )

Sanandaは元々、冷静な目で世界を見てるのかも。

俯瞰から見た人間関係が、まるで、抜け出したくても抜け出せない泥沼な恋愛関係に似てる気がしたんじゃないかな。

音楽業界のイザコザを見て抜け出したくても、内から湧き上がる音楽の創造力が黙っていてくれない。

逃れたくても、愛してる楽曲への創作意欲が自分を支配して逃がしてくれない。

その自由にならない悪夢みたいな世界を、複雑な恋愛に例えたのかな?とLyraは考えて和訳してみました。

Bizarreとかね、dominion支配とか、他のもSMにイメージ持って行ってるけど、のっぴきならない自分と音楽と業界の関係を表してる気がしてならないの。

それは、まるで不協和音を出している愛のようだわ。

その愛の騒がしさの中で踠いている男は、きっとTerence = Sanandaなんだろう。

可哀想な気がしてきちゃう。

だから、愛情を持って和訳しました。

あなたの愛は大丈夫?

苦しくはない?

逃げるにしろ、囚われたままにしろ、何れその時が来たら、どんな関係も結果は出る。

ならば、この歌詞の男みたいに愛の側面で震えていないで、愛情のど真ん中に行くべきだ。

ドップリ、はまった愛の泥沼に身を委ねるのも気持ちが良いものよ。

生きているならば、歓びも哀しみも享受すべき。

必ず答えは出るのだから、、、

楽しむのだ、今を。

どんな仕打ちが貴方を待っていようと。

 

今日貰ったWhitedayのChocolate。

日本にしかない行事みたいだね。毎年、面白いなぁ、と思う。

男性は皆んなあげるの?自分からはあげないのかな?

義理チョコは、普通の女性より数が少ないからWhite Dayはチョッピリしか貰ってないの。

甘いね。チョコって。

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= Terence Trent Darby :  Sananda Maitreya =

現在。

2002年イタリア ミラノ移住。

『Angels & Vampires』を制作、2011年4月までにフルアルバム3作をオンラインで発表。

最近の作品の発表の仕方は、

①チャプター(平均5~6曲)単位で発表・販売

②数チャプターがまとまったところでフルアルバムにして販売することが多い。

2012年に新しいプロジェクト『Return To Zooathalon』に着手

2012年3月に『Chapter 1:‘The Last Train To Houston’』、

6月『Chapter 2:‘Sex & Insanity Sells’』、

10月『Chapter 3:‘The Further Adventures of Stagger Lee’ 』を発表。

2013年1月来日公演発表後、2月にマスター・バージョンが完成。正式にMP3ダウンロードの開始、及びCDプレオーダーの受付を開始。

基本的アルバムは全ての楽器を本人が演奏。ライブでは Sananda Maitreya & The Nudge Nudge として出演。(The Nudge NudgeはベースのEnea Bardi “IlConte”とドラムとバックボーカルのNik “The Sticks” Taccori)

作品の購入は、2013年3月1日より、amazon.co.jpで最新アルバム『Return To Zooathalon』のMP3ダウンロード販売を開始。彼自身のオフィシャルサイトでも購入可能。

公式サイトは英語であるが、物販ページの”HOW TO”には日本語での説明もあり、以前よりも購入がしやすくなっている。

フルアルバムはCDとMP3、ライブアルバムはMP3での販売。

2003年6月30日にイタリア人女性のFrancesca Franconeと結婚。2010年6月には長男のFrancesco Mingus Maitreya誕生。2012年10月に次男Federico Elvis Maitreya誕生。イタリア・ミラノで幸せな家庭を築いている。その名前から仏教徒とよく思われるが、現在はカトリック教徒である(正式名は Sananda Francesco Maitreya)。

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= ディスコグラフィDiscography =

①テレンス・トレント・ダービー

アルバム
T.T.D. – Introducing The Hardline According to (1987)
N.F.N.F. – Neither Fish Nor Flesh (1989)
シンフォニー・オア・ダム – Symphony or Damn (1993)
バイブレーター – Vibrator (Batteries Included) (1995)

シングル
イフ・ユー・レット・ミー・ステイ(行かないで、ステイ) – If You Let Me Stay (1987)
ウィッシング・ウェル – Wishing Well (1987)
ダンス・リトル・シスター – Dance Little Sister (1987)
恋愛契約 – Sign Your Name (1987)
歪められた愛 – This Side Of Love (1989)
誰かを深く知るということは、誰かを思いやりのある心で理解するということ – To Know Someone Deeply Is To Know Someone Softly (1990)
ビリー、僕には恋をしないでくれ – Billy Don’t Fall (1990)
ドゥ・ユー・ラブ・ミー・ライク・ユー・セイ? – Do You Love Me Like You Say? (1993)
デリケート – Delicate (1993)
シー・キスト・ミー – She Kissed Me (1993)
レット・ハー・ダウン・イージー – Let Her Down Easy (1993)
ターン・ザ・ページ – Turn The Page (1993)
ネオン・メサイア – Neon Messiah (1993)
ホールディング・オン・トゥ・ユー – Holding On To You (1995)
バイブレーター – Vibrator (1995)
スーパーモデル・サンドイッチ – Supermodel Sandwich (1995)
What Shall I Do? (2002)
オー・ディヴィーナ O Divina (2002)

②サナンダ・マイトレイヤ
ワイルドカード – Wild Card (2001)
Wildcard! – THE JOKERS’ EDITION (2002) *MP3 ※上記「ワイルドカード」から内容・構成を変更
Angels & Vampires – Volume I *MP3
Angels & Vampires – Volume II *MP3
Influenza in Firenze (2007) – Live album *MP3
Camels at the Crossroads (2007) – Live album *MP3
Lovers & Fighters (2008) – Live album *MP3
Nigor Mortis *MP3 *CD
The Sphinx *MP3 *CD
Confessions of a Zooathaholic(2011) – Live album *MP3
Return To Zooathalon (2013) *MP3
ザ・タッチ

アルバム
Love On Time (EP) (1984)
Early Works (1988)

シングル
I Want To Know (International Lady) (1989)

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