誰しもが刹那くなる瞬間があると思う。
それは何気ない言葉や、日常でふと目に入った風景が、自分の胸に締まった思い出に似ている時かもしれない。
記憶の切れ端を見つけた瞬間だ。
今日Lyraが和訳するこの曲は、正にそれ。
サウンドも歌詞もぶっきらぼう。だが、生きるのに苦手な奴らが、辛い思いを胸に秘めているのに、無理して笑いながら、Lyraに話しかけて来ているみたいに刹那い。
胸が締め付けられるのだ。
Lyraの夕陽好きを理解してくれる人や、同じように夕焼けを見るのが好きな人ならば、この曲を聴いたらきっと、燃えるように沈んで行くオレンジ色の夕陽が脳裏に浮かぶだろう。
青春=夕陽だなんてアウトサイダーか!(笑)、なんてね。
本当は違う映像作品に使用されていた曲で、他にもアニメや映画で取り上げられていることからも、人を刺激する魅力を秘めている曲なんだと思う。
粗野なのに優しい。
懐かしい、あの頃の自分に会えるような曲。
居心地が良いあの場所に帰ろう。
懐かしいカリフォルニア。
“【Phantom Planet/ California】和訳 The O.C.のテーマ曲 Here We Come” の続きを読む