【ガンニバル】詳しいキャラクター・全話あらすじ解説【保存版】続き
第2話『襲撃』
大悟と有希は、ましろを小学校につれて来た。生徒達も先生も、ましろが失語症のことを理解し、会話ノートを作ってくれたり、皆が優しくましろを迎え入れてくれた。ホッとする大悟と有希。
帰りにたまたま山道を行くと、恵介ら後藤家の人間たちが葬列を組んで歩いていくのに出くわす。
彼らは、顔が隠れるくらいの被り物をした白装束をきて、銀の葬式を行なっているのだった。無言だが、練り歩いているようだ。
後藤の葬列は早朝から後藤家の者のみで行われるしきたり。だが先頭にいた恵介が、人数が多いことにふと気づく。問い詰めると紛れ込んでいたのは、失踪した狩野の娘すみれだった。
恵介たちは、すみれを取り押さえるが、引き下がらす嫌がるすみれと押し問答になってしまう。
それを見た大悟が騒ぎを止めようとやって来たが、すみれは棺桶を蹴り飛ばしてしまう。すると中は空っぽで死体が入っていないことが判明。
すみれ「ほらね、やっぱり死体なんてないんだ!コイツら人間を喰っているんだよ!」と大声で叫ぶ。
その時、巨人の化け物の老人が暴れ出し、周りの後藤家の面々に取り押さえられた。
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大悟は、車ですみれを駅まで送る車中で、「後藤家の奴らは食葬(死んだ人間の肉を食べ、自分たちの中で生かす葬儀方法)をしている」と言う事実を聞いた。
すみれの父で駐在の狩野治は2週間前、後藤家の本家に行き、その後、行方不明になったと聞き、ずっと疑念を持っていた大悟は、パトカーでそのまま後藤家へ向かう。
山道を走る途中、岩尾と真が大きな木をわざと切り倒し、脅してきた。
だが大悟は「やましいことでもあるのか?」と怖けず、2人を交わして後藤の本家に到着。
すると家から睦夫や太一が出て来て、大悟を取り囲む。睦夫はショットガンで脅すだけでなく、本当に殺そうと大悟に襲いかかって来た。
が、大悟は本来ヤバいやつ。簡単に睦夫や太一をボコボコにして縄をかけた。
県警に連絡しようとした時、又あの巨人の老人が現れ、鎌で大悟の顔目掛けて振り下ろして来た。
目の前が真っ暗になる大悟。気絶した大悟は額から血を流したまま奇絶。
その大悟をバケモノ老人は、ズルズルと引きずって行く。
その頃、鑑識の中村が、大悟に「阿川さんが渡したあの指は、失踪した狩野治のもので間違い無いでしょう」とメールをうっていた。
そして有希とましろも、自宅兼駐在所で恵介たちに囲まれていた。
33分
*キャラクターについて↓
【ガンニバル】詳しいキャラクター・キャスト解説 漫画との違い 全話あらすじ コレで貴方もガンニバル博士!
【Lyraの第2話解説&感想】
第一話よりはテンポが良くなって来た(笑)。いやはや1話が、だるすぎて漫画の良さが全く出ていなかったからか?
もうイカれたお爺ちゃんがこんな毎回出てくるのだから、「ネタバレがはやすぎやしないか?」と原作を知らない人は思うに違いない。大丈夫。これからヤバいことが一杯出てくるからね!(笑)
柳楽優弥はパパ役が似合うようになったな、と見ながら微笑ましく感じたのがこの2話だったと思う。小学校に初登校で、話せなくなった我が子を一生懸命に「よろしくお願いします」と妻と挨拶するシーンは、無表情なましろの演技もあって「大変だろうな」と胸が痛くなった。
ただ私は好きな俳優女優は沢山いるが、特に嫌いな女優はいないし、嫌いな人間は無視してみないようにするタイプで、どうでも良い、と思ってかんしょうしない。
そんな無関心な私でも、妻役のセリフの言葉遣いの悪さがイライラした演技と合わさり、娘を愛していないみたいに感じた。
「大丈夫だろうか?虐待されてない?」なんて娘ちゃんが心配になってくるレベル。
原作漫画だと娘や夫を愛して尽くして、ダメな時は叱咤激励する有希なのだが、ドラマは全く違うからこれからドラマが心配ですぅ〜ん。 しかし、あの後藤家の髪型はヤバい(笑)。
第3話『凶弾』
昔は、娘のましろは活発でやんちゃな女の子だった。
授業参観日の作文で「お父さんは、立派な警察官だけど犯人捕まえるためには、暴力警察官になってしまうから、それはいけないことだ。でもそれは大人全体がそうで、子供たちに暴力は振るわないで。大きな声で怒鳴るのはやめてもっと優しくしてほしい」と読み上げ、同級生達から喜ばれる人気者だった。
そして大悟は、やりて刑事で狙った犯人は必ず捕まえる刑事だったが、捕まえるためには犯人を半殺しにしてしまうくらい暴力的な刑事として知れ渡っていた。
ある日、ましろと有希と一緒に大悟が公園で遊んでいると、接近禁止命令を出していて近づけるはずがない女子児童強制わいせつ罪で起訴され執行猶予中の今野翼と言う男が歩いているのを発見。大悟は、今野につめより「2度と真白に近づくな。ここにくるな」と言う。
しかし、近所で強制わいせつが数十件発生している事実があると知り、同僚刑事と一緒に今野を見張っていると、今野のアパートに、ましろがいると通報が入る。
ハッ、と病院で目覚める大悟。昔の夢を見ていたようだ。
話によると、供花村の仁たちが頭から血を流して斃れてる大悟を川で発見し病院に輸送されたのだと言う。
そして有希のところへ恵介たちがきたのは、後藤家の睦夫たちが大悟にしたことを謝りに来たかららしい。
恵介たちは、有希とましろに危害がおよばないようにように駐在所に来て守ってくれたというが、後藤陽二の双子の兄が鎌で大悟を切ったと明らかなウソをついている。
大悟「長髪のジジイに襲われた」と真実をいっても恵介たちは「そんなやつ後藤家にいねぇって」ととぼける。
頭に来た大悟は、入院していないといけないのに、点滴をはずして、有希とましろを連れて駐在所へ帰る。
すると、すみれが来ていた。狩野治が失踪する前、衛星電話で誰かと通話していたと大悟に通話履歴を渡す。
すみれ「恵介だけは後藤家の他の人間とは違ってまとも」だと言う。
有希は、大悟が何か隠していて、説明してくれないことに対して怒りをぶつける。「何が起こっているの?」
大悟「ましろのお菓子の箱を渡されて、その中に人間の指が入っていた」ことを話す。
有希とましろを警察署で保護してもらうと、大悟は鑑識の中村から連絡を受け、「病院に来てください。直接お話したいので」と呼び出される。
だが、それは囮の電話だった。
額を切られて気絶してた大悟が落とした携帯を睦夫が拾い、中村が大悟に送った「狩野治の指であることと付着した唾液がある」と言う報告のメールを見つけていたのだ。
事実をが世間にバレては大変だと、大悟のフリをして携帯から返信し中村を呼び出したのだ。そして中村の指を折って脅迫し、大悟を呼び出す電話を無理矢理かけさせたのだった。
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大悟は、後輩の高柳の運転で病院へ行く途中、トンネルでゴミ収集車が停車していたのを見つける。すると中から睦夫が降りて来て散弾銃をぶっ放して来て、大悟の乗る車のフロントガラスを撃って来た。大悟のパトカーは、後続の車にクラッシュされて停止してしまう。
だが大悟は怯まず、逆に撃ち返し、後藤家の2人の足を撃った。そして睦夫に対してパトカーを発進させ倒すと、彼を何度も殴った。
至近距離で拳銃を向けられた血だらけの睦夫は、「わしが狩野を殺した」と笑う。睦夫たちは即、逮捕された。
あの日、、、大悟は、ましろを助けに、通報が入ると一目散で今野のアパートに向かう。捕まえようとすると、ましろが、今野を庇う。ましろの庇う姿を見た今野は、ましろを「愛しているから一緒に死のう」と言い、ましろにナイフを突きつけ「一緒にいられないなら生きていても仕方ない」と言い出した。
大悟は娘を助ける為、発砲。今野の頭を撃ち抜くが、血が吹き飛びその血を浴びたましろは「血の味がする」というと、気絶。
この時から話せなくなり無表情になった娘のことを回想する大悟。
せっかく大人しくしていたのに…今度は、供花村にいて、また揉め事にハマっているのだ。わざと捕まったに違いない後藤睦夫が、大悟を小馬鹿にしたかのように不気味に笑う。
嫌な予感のまま大悟は、不気味な後藤家の男を見送るしかなかった。
41分
【Lyraの第3話感想】
大悟と言う人間は、事件を呼ぶのか事件の渦中に飛び込んでしまうタイプなのだな。と可哀想に思った。たかがドラマ、たかが漫画と言う人には理解できないだろう。「現実は小説より奇なり」と言う事実は実際にある。
ならば呼ぶ体質と言うのは遺伝するのか、ましろも奇なるものに好かれてしまう体質なのかもしれない。
小児愛の男など日本には掃いて捨てるほどいるのかもしれないが、ドラマや映画で取り上げられる度に、力も心も弱い子供を犠牲にする奴らに気持ちが悪くなる。
自分自身を弱者だと自ら卑下するタイプの犯人である今野が、たくさんの女児にいたずらしていたのだから逮捕するのは当然のことであり、子供に銃をつきつけて無理心中する今野を大悟がぶっとばしたり、ぶっ放すのは当然のこと。それをましろは、庇うのだからやるせない。
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このドラマ第3話の時点で漫画は第2巻が終わった所だ。このず〜〜と先の話でも、ましろは、また犯人を庇うのだが…、前にこのブログに書いた【ガンニバルの全キャラクター解説】で「ましろは、名前の通り、先入観などない、まっさらな心で物事を見れる優しい子」と書いたが、この3話で大吾の刑事時代とましろの言葉を話せなくなった理由のストーリーを見返して、妙に男女間の恋愛沙汰を描いているように見えた。
勿論、原作も犯人の今野は、そのつもり(恋愛)なのだが、ドラマはましろにも大人の恋愛が理解してる描写に見えてしまった。
映像化すると、撮る側のフィルターがかかる。そのせいか?
陸男の不気味さが現れた回でもあったが、わざと捕まった、というのが分かる場面がカットされていて、視聴者には、ぼんやり伝わる感じが否めない。
長い話だから説明するのはカットしないといけないのかもしれないが、原作では、これ以上、後藤家に警察が介入しないように後藤陸男が、わざと捕まったとちゃんと描かれている。だから解説を書いておきました。次回の第4話の為にも、このポイントを覚えておいてね。
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第4話『視線』
後藤睦夫の自供通り、後藤家の山から狩野の遺体が見つかる。
だが大悟を「切りつけた大男はいない」と村人が供述していたことを理由に、「村の人々からの聞き込みでわかったから、もう阿川くんは、これ以上、後藤家に関わらないでね」と署長に念を押されてしまう。
そして「別の村で駐在をして心機一転やり直したら?」と提案される大悟。
その事を有希に話すと「ましろに決めてもらおう」と言い、ましろに聞くと、この村にいたいとうなづいた。
「ましろが明るくなったし、ここにいたいのなら」と大悟は、事件も解決した事もあり、供花村で親子3人で暮らしていく決意をする。
そして村の人たちに溶けこむ努力をしながら、大悟たちは、和やかに暮らしはじめた。
駐在として住民達と仲良く話したり、消防団の飲み会にも誘われる大悟。
ある日、一家3人で飲み会に誘われて座っていた時に、つい後藤家の名前を口にしてしまい、皆がシーンとしてしまう。
すると、世話役みたいな存在のオジサン、さぶが「村の人間は、後藤家に昔から誰も逆らえないんじゃ。狩野さんがあんな事になってても見て見ぬふりをしてしまい、助けることができずに申し訳なかった」と涙を流して謝罪した。大悟は気にしないで、と言い、皆も元の雰囲気に戻った。
飲み会が終わって朝になり、帰宅して大悟と有希は「上手くやっていける」と互いに安心して、抱き合う。
だが視線を感じた大悟が、壁を見ると、隙間から覗いている後藤龍二を見つけ、追いかけようと外に出ると、家の壁に『人殺し』とペンキでデカデカと書かれていたのを発見。
キレた大悟は、後藤家の作業場(木材屋)に行く。すると、もう既に恵介が、龍二を殴りつけていた。
そして「これでチャラにして欲しい」と大悟に言うが、
大悟「落書きもお前がやったんだろ?」と怒ると、龍二はやってないと言う。
龍二「お前さ、狩野を村八分にした村の人間を信じているなんておかしいぞ!」と言い出した。
驚く大悟に、恵介も「村の人間を信じすぎるな」と言った。
大悟は誰が壁にペンキで書いたのか分からなくなってしまう。
ちょうどその頃、駐在所の有希とすみれの会話をトラックに乗ったさぶが、盗聴器で盗み聞きをしていた。そしてその周りを作業をしたり、散歩したりする村人達が、窓の隙間から阿川一家の様子を監視していたのだった。
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嫌な予感がした大悟は、家族を守る為に庭に目隠しになるフェンスを立てようと板をつなげていると、さぶが突然現れて、「壁を立てるなんて、角が立つからやめた方が良い」と注意される。
大悟「うっせぇな」とつい口にした大悟。
すると今までニコニコした顔しか見せなかったさぶの顔が豹変する。
それに気づいた有希が、喧嘩になりそうな場を上手くフォローし「フェンスは立てません」と頭を下げて穏便に済ませた。
だが翌朝いつも通りに大悟は、村を見回ると挨拶しても無視されたり、「喧嘩はいかんよ」と言われる。村中が睨んでいる為、さぶが言いふらしているのが分かり、大悟は頭に来る。
帰宅すると有希も村人に会う度に言われたようで「さぶさんに謝りに行こう」と言い出した為、夫婦喧嘩になる。
すると又この喧嘩を、村中が知っていて、あちこちで嫌味を言われてしまう。
帰ると有希が本当に謝りに行くと出て行こうとした為、大悟が止めて言い争いになると、又もや、さぶがタイミング良くやってきた。
それを見て大悟は「アンタ、本当にタイミング良く現れんな?なぁ?盗聴してんのか?」と詰め寄るが、有希が又、頭を下げて謝った。
監視されてると分かり大悟はイライラしていたある日、村の祭りの準備にかりだされる。
いやいや参加していると突然、狩野が最後に電話をした衛星電話の番号から電話がかかって来た。大悟が名前を聞くが、相手は名乗らない。大悟「狩野さんについて知りたい」と言うと、相手は、廃墟に一人で来るように言うと電話を切った。
大悟は監視の目をまき、廃墟に行くと、現れた男は、「供花村で食人が行われていることを証明する生きる証拠です。」と言うと大悟の前で、顔の人工皮膚のようなマスクを自分から取る。
そこにあったのは、左目と鼻がない真っ黒な穴があいているような惨たらしい傷がある顔だった。
52分
【Lyraの第4話解説&感想】
やっとマスクの男が出てきた!
前任者の狩野に影で情報を与えていたこの顔に傷があるマスク男は、後藤家が食人だと言う生き証人なわけで、彼がいたから狩野は操作を1人で初めて後藤家に殺された。
ある意味、事実を世間に晒す為には、他人を死に追いやるほどヤバい奴だし、真実を世間にバラされたくなくて阻止する為には他人を平気で殺す後藤家と言う図式が、この4話ではっきりして、より大悟が単独捜査をしようと決意した回でもあるのだ。
そしてこの恐しい話よりもっと怖く感じたのが、さぶ、またさぶと一緒に監視している村中の人々だ。
盗聴しかけたのは第2話?で、「便所かりるね」と有希に言って用を足したあの時だろう。めっちゃ怖い!
こんなにあちこちから、話が漏れてあちこちから監視されたら、直ぐに村を出るわ!てなるんだが、、、ましろの為なのか、ここまでされても有希は、(大悟も)「村を出よう」とハッキリは言わないんだからな。
さぶや村民達の「見張って当たり前」みたいな開き直りの態度がより怖い。狂った奴が自分のおかしさに気づかないのと同じ。村中だから、恐ろしい。狩野や可能の妻が何をされたか分かる。
これを見てますます田舎には絶対に住めないと思ったわ〜たががドラマだけど(笑)。あと人が1箇所に密集して住んでいる団地などは住めないとビビるくらい集団心理の怖さを再確認した回でした。
*キャラクターについてはこちは→【ガンニバル】詳しいキャラクター・キャスト解説 漫画との違い 全話あらすじ コレで貴方もガンニバル博士!
第5話『痕跡』
「喰われたんです、供花村の誰かに」
マスクをとった男は大悟に、子供の頃、供花村の誰かに食べられていたところを母親に助けられたと話し出す。
そしてずっと隠れて暮らして来たことや、大人になってから戸籍がない事を知ったことを話すマスク男。
「多分、供花村では、今もどこかに、食べるための子供を隠していると思います。」と言うと、質問し出した大悟を無視して、その場から立ち去った。
仕方なく供花村に戻った大悟は、奉納祭の準備を進める村人たちに、「どこに行っていたか?」「何をしていんだんだ?」と責められるが上手く誤魔化していると、そこにタイミング良く供花村の唯一の神社の宮司の忠宗(ただむね)が現れて、挨拶。
そして「あとでお話を」と大悟に囁いた。
皆が準備をしている中、忠宗は大悟に「これから行われる供花村奉納祭はかつて、人を奉納していたのですよ。何百年も続いている祭りなんです。…阿川さん、狩野さんのようになりたくなければこの村から立ち去った方が良い」と言い出した。
どうやら大悟が時々いなくなる為、村の人々は、不信感を抱き始めたらしい。だが忠宗の宮司としの力がある為、かれが宥めてくれたおかげで、詮索されることはないのだ。
だが、大悟は家に盗聴器があるのは確実なのに、探しても見つからないため、怒りを抑えキレなくなって来た。
そこへあの顔に傷があるマスク男からメールが届く。
「狩野さんに協力者していた人に会って欲しい」と書いてあり、大悟は、指定されたホテルの一室に行く。
すると、そこにはライターでオカルトサイトの運営者をしていると言う宇多田 (うただ)と言う男がいた。
宇多田によると、不思議な事象について興味がある宇多田にマスク男の方から、接触して来たのが始まりらしい。
それで、宇多田は、彼が話す内容とあの顔を見たことにより、日本で行われているカニバリズムが実際にあると分かった宇多田は、狩野と協力して食人の証拠を集めていたのだ。
そして宇多田は、供花村には、死産が多すぎること、それも一年に一件必ず死産が起きていると言う異常な話を大大悟に話した。
そして狩野が、最後に電話したのは相手は、自分ではないと言った。
「狩野さんには別の内通者がいるのでは?」大悟は、その内通者を探そうと思いつく。
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ちょうどその頃、供花村では、祭りの打ち上げが行われていたが、ある女が、ましろに抱きついて来た。
その女は、さぶの娘、加奈子だった。謝る加奈子。
だが皆が嫌な目で見ているのを見て「私の子は後藤銀に盗まれた!」と大声を出しはじめた。その為さぶは、加奈子を引きずり叩いて連れていく。
その時、有希は、加奈子の腰にたくさんの青あざがあるのを偶然見てしまう。そして大悟にその話をした。
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翌日、有希は、加奈子に会いにいき「暴力行為を受けているのなら大悟に助けを求めたら?アイツ頼りになるよ」とアドバイスする。
再び大悟は、忠宗に会うために神社へ。
「最近でも子供を取られたと苦情が起きていた」と言うこと、後藤銀はこの村唯一の助産師だったため、村で出産があれば必ず銀が取りげて来たことを大悟に話す忠宗。
だが「そんな恐ろしいことを後藤銀はしていないだろう」と言う。
その夜、さぶが眠っている間に加奈子は家を飛び出し、大悟がいる駐在所を行った。
42分
【Lyraの第5話解説&感想】
新キャラのマスク男に紹介されて密会したライターの宇多田という男が、怪し過ぎてつい笑いが…「良い味だしてるね〜」と嬉しくなってしまった。
怪しくて下世話で、いかにも金目当てな裏サイトの管理人をしてるようなライターだ。いまどきあんな人いるのかしら?って、映画では良く出てくるキャラクターだった!
怪しい情報提供者役に、怪しいブログ(笑)のサイト運営や記者やバーのママや探偵が定番キャラだよね?
あらすじ書くにあたり、流れから「要らん情報だな〜」と思い端折りましたが、この宇多田はゲイなんです。
それも警察官である大悟の前で前もって買っておいた男娼と堂々と!いちゃこいて、「え?」てなっている大悟をアホみたいに見るんだからね。
そしていつまでもホテルの部屋にいる大悟に「早くお帰りになってください」と真顔でいうの。どんだけやべえんだ!ああ、だからこの先の7話であんな事、ビビリもせずに出来るのか〜。
ただ第5話は、これ以外は話の進展はなし。個人的にLyraは、宇多田が笑えたので面白い回でしたが、普通の人は話が動かないからつまらない回かもしれませんね。次回、話が進むから大丈夫よん。
第6話 『予感』
大悟は、盗聴を心配してかマイカーに加奈子を乗せ、村はずれで車を停めて事情を聞く。
加奈子「あいつに子供を取られました。」
あいつとは、後藤銀のこと。村で唯1人の助産婦だったのだ。
加奈子も出産した際、銀に子供を取り上げてもらった。だが生まれて来た我が子を見た銀は「こりゃ、死んどる」と言うと子供を抱き抱えて出ていったという。
だが加奈子は、我が子が連れさられる瞬間、子供の指がちゃんと動いたのを見た。勝手に死産と決めつけられてから一度も子供にはあっていないらしい。
「あいつ、笑っていたんです。」憎しみに震えて顔を顰める加奈子だった。
大悟は、自宅(駐在所)に戻ると村の人々が集まっていて罵倒を浴びせて来た。
上田仁と言う男が、いきなり大悟に襲いかかる。だが、大悟は簡単に上田を倒して首を絞めながら「お前らが後藤家を調べらんねぇから、俺が代わりにやってやってんだよ!文句あるなら言え!」と睨みつけると、その凄みで村人達は退散して行く。
上田は大悟を恨み、その足で後藤恵介に会いに行く。
「阿川は危険ですぜ。殺しやしょう」と恵介に頼んだ。
翌日、恵介は、又いきなり現れて大悟を狩に誘う。そして後藤家のことをこれ以上探るな、とやんわり言う。
だが、大悟はオラオラ状態のまま言う事を聞かず、帰宅する。
すると、家には誰もいない。そして、ましろが行方不明になったと妻から電話が入る。
頭に血が上った大悟は、ましろを探してくれている(漫画とは違う描き方だが) さぶや村人達に「ましろをどこにやったんだ!」を問い詰める。
そして有希と同様に、大悟もましろを村中探し回る。
すると有希が、川で村の男子と遊んでいると連絡が入り、会いに行く。
明らかに怪しい村人達なのに、大悟は一緒に探した村人や、さぶに「すみませんでした」と頭を下げるしかなかった。
暫くして中村医師から、狩野の指についた唾液の検査結果が出たと電話が来て、会いにいく大悟。
中村医師は、生前、狩野からある病気につて調べほしいと依頼を受けていたと言う。
それは昔、狩野が暴れている銀を保護して病院に連れて来たのがきっかけだった。その時の銀は狂ったように笑っていて「明らかに常軌を逸していました」という。
中村が診察して銀が、クールー病を発症している事がわかったと言う。
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供花村では昔から「狂い病」と呼ばれているし、前から怪しんでいた狩野は、後藤銀も人を食っていた可能性が高いと判断し、中村医師に依頼していたのだった。
そして病院に連れて来た頃から、後藤家と村人達からの嫌がらせや村八分が始まったと言う。
他にも同じ病の患者がいたか尋ねると、昔のカルテから戸籍のない6歳の子供がいたのが分かっているらしい。
普通クールー病を発症すると死に至る。
「だが生きていれば…」と大悟は、後藤家であの人と呼ばれている巨人のじいさんがクールー病にかかった子供の成れの果てだと推測する。
その頃、後藤恵介は、弟、洋介を連れてトンネルのような洞窟を歩いて行き、途中、麻袋を被るように言われる
「顔を見られるな」と洋介に言う恵介。
奥まで行くと鍵が厳重にかかっている牢屋がいくつかあるのを見せた。
「これは2年後、これは来年、これは3日後の奉納祭で捧げる肉だ」と言う恵介。
驚く洋介を黙って見ながら、恵介は、ブリキ皿にかゆを盛ると、子供達は、犬のように顔を皿に押し付けて食べ始める。
恵介「お前にはこれが人に見えるか?」
その頃、大悟は有希に「ましろと3人でこの村から出よう」と突然言い、真夜中に荷物をまとめて脱出することにした。
だが遅いにも関わらず、また突然な夜逃げみたいなものなのに、村民の尾行する車が来た。
カーチェイスになるが、うまい具合に交わすと、前もって頼んでいた刑事課時代の上司である山伏と合流。有希とましろの保護を頼むと、大悟は、単身、拉致された子供達を助ける為に村に戻る。
祭りまでの3日間、洋介は言葉を喋れない子供達に食事をやり、今年の生贄になる子供の体を拭いていた。
だが、情がうつったようで、禁じられていた被っている麻袋をとり、顔を見せると、唸っている子に「わしにはお前が人間にしか見えんのじゃ」と悲しげな顔をして言った。
供花村の奉納祭に合わせて現当主になった恵介の儀式が始まる。記念写真を撮る用意を皆でしているとスマホが鳴る。
狩野の娘すみれからの電話だった。
出ると「恵介との赤ちゃんができた」と言うすみれの電話を、そのまま無言で切る恵介。
村に入ろうと様子を伺っていた大悟を後藤岩男が襲う。
物凄い力持ちの岩男に、軽々ぶっ飛ばされ歯が立たないながらも抵抗する大悟は、わざと「情報をくれるやつがいるんだよ。…後藤家には裏切り者がいるんだよ!」と血を流しながら吐き捨てた。
それを聞いた岩男は、怒り狂い、大悟を石のある地面に叩きつけると、頭をかち割ろうと殴りつけた。
暗転ー
54分
【Lyraの第6話解説&感想】
銀の過去のエピソードは、かなりのボリュームで描かれていく。この先のドラマでどれくらい忠実に描くかで、これがただのカニバリズムのホラードラマになるか、家族と血の因縁と呪縛の人間ドラマになるかの分かれ道になる。
だが、今回の第6話ではクールー病や助産師の話のみ。第7話までだからどこまで描いてくれるだろうか?
しかし人を喰らう人間が、村唯一人の助産師だとは恐ろし過ぎる。どれだけの数の子供を攫って生贄にしていたのか? 銀は色々とある女性だからあの狂気を果たしてドラマで描けるか、と言うかTVドラマで描いて大丈夫なのか?と心配なるレベルのストーリーなんだが。
加奈子の「あの瞬間、あの女は笑っていたんよ」というのが、我が子を盗まれたという酷い事実と共に、人間を、肉の塊としか見ていない銀の残念さと、後藤家以外を見下しているのがわかるエピソードだ。
あんな風になってしまった加奈子の気持ちがよくわかり可哀想で仕方がない。
まあ、全て読んだら(ドラマが全部やれば)、銀自身もとてつもない被害者であったと分かるのだが、、、。
そして漫画と違う箇所がいくつかあったが、特に残念なのは、ドラマだとましろが行方不明なった時に、男児と一緒に遊んでいたからとなっていることだ。実際は、一緒にましろと遊んでいた男子は、母親に無理矢理「ましろちゃんを誘って川の沢で遊んできなさい」と言われたから、ましろと遊んでいたのである。
ドラマだと全くそれが描かれていないから、まるで大悟が1人で勝手に村人を疑い、勝手に怒りまくってたようにされて空回り野郎になってしまった。勝手に騒いでいた人にされて、さぶに謝っていたから「本当はそうじゃないのに」とつぶらいてしまったわ。いやはや残念で仕方ない。
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なんだか村人がそんなに悪くない、という描き方が多くて、何も悪くない大悟が騒いで怒りちらすから、ただのヤンキー男になってしまってない?
いや〜それはいかんでしょ。大悟と言う男は、正義の味方であり、過去の失敗から立ち直ろうとしている努力家であり、家族を命懸けで守るヒーローなのだから。
奥さんといい、大悟もヤンキー夫婦にされているのは、悲しいわ〜。
因みに、銀が発症したクールー病は、パプアニューギニアの食人部族間で発症する病で、特に女性や子供に多いと言う。
どうやら女子供が死体の脳などを食べる事が多い為に、発症率が高いのだ。
供花村では昔から「狂い病」と呼ばれていたと言うくらい、末期になると笑いが止まらなくなり、歩行困難になる病気だ。
銀が「1人では歩けない状態で笑っていた」と言うのだから、末期の手前か?暫くしたら末期になっていたんだろう。
この事を狩野は知ったから、そして独自の捜査も始めたから狩野は、後藤家や村人達から嫌がらせや村八分にされたのだ。
気が狂った狩野の妻の「ニゲロ!ニゲロ!」と精神病院で叫ぶ様子がいたたまれない。
あの柱のニゲロは、狩野ではなく狩野の妻が書いたのだ。どれだけ村の奴らが酷い事をしたかがわかるだろう。
神社の息子が良い人か悪い人か分かりにくいのも、先が見えず恐ろしい。
いきなり大吾が心代わりして「村を出よう」と妻子に言い出したのには「え?」となったがし、有希の態度も死ぬかもしれない夫を見送るにはアッサリしすぎ、、、この点も原作とはちがう。
岩男にぶっ飛ばされた大悟が、もうアレだと死ぬわ、のレベル。だが、7話では?
気になる人は、次のページへ進みましょう(笑)
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