→1Pからの続き
OKするマイクだが落胆したまま。「全てが解決したら、僕とエルの関係はもうダメだ。彼女は特別な存在で僕はただのオタク。偶然彼女を見つけて助けが必要な時に僕がたまたま助けただけだ。きっと用無しだよ」と自信がなくなっていると話す。
ウィル「エルを失いたくないんだろ?」と的を得たことを言うウィルに、驚きを隠せないマイク。そんな彼にウィルは、エルから「描いて」と頼まれて描いた自分の絵を見せた。
マイク「凄いや!君が描いたの?」
ウィルは、自分が描いた3頭のドラゴンと戦う仲間たちの絵を見せながら、「君はいつも(皆んなの) 先頭にいて皆んなを指揮しているんだよ。ほら見てよ、君の紋章はハートだ。皆んなを一つにしているのは【ハート】だからだよ。君はハート。なくてはならない大切な存在なんだ。特にエルにとってはね。君がいなくなったら、自分を見失ってしまうんだ。」と話すウィルを、真剣に見つめるマイク。そんな2人をバックミラー越しに心配そうに、運転している兄ジョナサンが、2人には分からないようにチラチラと見ていた。
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ウィル「エルは、確かに特別な存在だ。特別過ぎて普通の人とは違う。違いすぎると、自分が出来損ないに思えてくるんだ…」と言いながら、ウィルは、泣き出したい気持ちを抑えて窓の方を向き、また、話し出した。
「でも君といれば、人と違うということが特別な事に思えてくる。戦う勇気が出てくるんだ。君を避けたのは、君と同じで失うのが怖かったからだよ」と、エルの気持ちを代弁しながら自らの思いもいれてるようなウィル。
「ありがとう、元気が出た」とマイクは、ニコニコしてウィルに礼を言う。
ウィルは窓の外の景色を見るふりをして泣き出してしまう。そして泣いてる声が出ないように歯を食いしばり掌で押さえた。…兄はそれを見て心配そうに運転を続けた。
ブレナー博士は、蘇生したイレブンに、記憶が抜け落ちている、彼女が惨劇を起こした時の話を説明しだす。
「お前は、ワンと同じで限界を超えてしまったんだ。だがお前はワンとは違う。あの時のお前の力に、私は無限の可能性を見たんだ」とイレブンが、ワンを粉々にして異世界に飛ばしたのを見た時の自分の気持ちを打ち明けた。
「お前は全てを忘れ、力まで封印してしまったが、私はきっかけさえ与えればパワーは蘇ると信じていたよ。そしてお前は力を取り戻した。だが異世界の扉までも開けてしまったんだ」とブレナーは話し、異世界の向こう側にワン=ヘンリーが生きていると確信していたと言う。
そしてサム・オーウェンがやって来て、イレブンに死んだ被害者達の死因や写真の記録を見せた。「この犠牲者達の目を見ればわかる、ヘンリーの仕業だ。自分が存在していると、私達に知らせたかったんだろう」とイレブンに説明した。
イレブンは、仲間が危ない気がすると言うとサムは、大丈夫だ、と言ったのに反し、ブレナーは「お前の友達は危険な状況にいる。何故ならヘンリーは、人を殺す度にあちらとこちらの世界を隔てる壁を削っているんだ。もし最後、隔たりがなくなれば、…ホーキンスの町は崩壊する」と、娘に真実を話すブレナー博士。
イレブンはそれを聞いてショックを受け、泣きながら部屋を出て行き自室に入る。そして蛇口の水を捻り、ジャージャー流したまま、集中して意識をホーキンスの仲間達がいる場所へと飛ばした。
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目覚めたナンシーは、先程、ヴェクナに見せられた恐ろしい未来を、みんなに説明する。
それは、ホーキンスが真っ黒な闇に包まれながらも、炎で焼け焦げていく世界で、兵士達が死に、街の人々も死んでいて、大きな口を開けた巨大なモンスターがいた。それは大群で人々を襲い、ナンシーのママと妹の逃げ場を失った姿もあると言う悪夢だった。
そして4つのゲートが開き、際限なく避けてクロスしてしまい、ホーキンスの町全体に広がると言うものだった。
ナンシー「あれはあべこべの世界の話じゃないの。こちら側の世界も、ああなってしまうのよ」
それを聞いたマックスは、「ヴェクナの古時計の時報のベルが、いつも4回なるよ」と思い出して言った。
そこから、「4つのゲートは、犠牲性者の数なんじゃないか?」とルーカスが気づく。
ダスティン「じゃあ、あと1人犠牲者が出れば悪夢が完成するってこと?!」
スティーブ「おい、もう1回電話をかけてみろ」と心配になり、マックスに指示。直ちにマックスが立ち上がり電話するが、相手は出ない。ウィルの家にこの3日、ずっと電話しているのに、母親のジョイスも兄ジョイスも誰も出ないから、皆んな心配していたのだ。
「親子で何があったんじゃないか?」とパニくる仲間たちに、意識を飛ばしてやって来たイレブンが、さらに近づいて話を聞いている。
ナンシー「レノーラで起きてることも、ここと関係あるわ。大変なことになる前にヴェクナを殺すしかない」
スティーヴもエディも、殺されかけたナンシーを見たばかりだから「止めろ」と止める。だが、ルーカスが奇襲をかければ良いと提案。
ダスティン「もしロビンが言ったように、ヴェクナがイレブンみたいなパワーなんだったら、勝てるかもよ?だってイレブンの弱点なら知ってるもんな!」
エリカ「何それ?」
ダスティン「イレブンてさ。意識飛ばしている時は、トランス状態になるじゃんか?硬直してるから、その間に(身動き取れない)ヴェクナを襲うんだよ!」とドヤ顔。
ルーカス「だからか〜奴って、屋根裏に居たよな?」
ダスティン「その通り!次もアイツは、屋根裏でやるぜ。そん時を狙うんだよ」
スティーヴ「仲間のコウモリはどうすんだよ?」
ダスティン「来ないように、どっかに行かせとくんだよ」
エディ「おい、どっか、って良い作戦とかあるのか?」と立ち上がるエディ。
ダスティン「何もね〜や」とダスティンがあっけなく言うので、しょぼんと座り直すエディ。
だがダスティンは、「コウモリさえ、ねじ伏せればさ、寝てるだけのヴェクナじゃん?アイツが、誰かの頭ん中に入ってトランス状態になった所を狙えば、やっつけられるよ」と意気込む。
ロビンは、名案だが「パターン化されてないヴェクナ戦法だから、次、誰が犠牲者になるかなんて予測出来ないから、やめな!」と反対した。
するとマックスが予測できると言う。
「アタシを狙ってる、感じるの。これは呪いだわ。【Kate Bush】さえ手放せば、誘き寄せられるよ。」と言う。
*Kateの解説はこちら→【Running Up That Hill (A Deal With God) / Kate Bush】和訳 Heaving Billows 刹那くなるの
ルーカスは止める。が、確信したように話すマックスに、結局は皆、賛同した。
マックス「頭切り落とすにしろ、爆弾で吹っ飛ばすにしろ、絶対に奴を殺してね」と言い、マックスが囮になることになった。
それを意識を飛ばして、皆んなの側で聞いていたイレブンの顔が、心配で真っ青になった。
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雪が猛吹雪になっているロシア。その平原にホッパー&ジョイス、メンバーが地面から顔を出した。逃げることができたのだ。
ジープを盗みゲートを突破。エンゾは、あったまに来ていた。のらりくらり誤魔化すお馬鹿な裏切り者ユーリに「お前は俺たちをアメリカに連れて行く気はあるのか?ないのか?」と銃を突きつけた。
エディは、仲間に「ウォーゾーンというヤベェ店に行けば、銃やら爆弾やら武器がなんでも揃うぜ」と提案。エディは命を狙われているからやめた方がと言う意見もありつつ、武器は必要と行くことに。
ダスティン「チャリだと半日以上かかるよ」
エディは、良い案があると皆を連れて、近所に駐車してあるキャンパーの車を盗み、スティーヴに運転させてキャンピングカーで一路、ウォーゾーンへ。
仲間達が、死ぬかも知れぬ戦いをしようとしているのを超能力で見てしまったイレブンは、分かってくれそうなサム・オーウェンに、今、自分が意識を飛ばして見てきたことを話す。そして、「マックスを保護してほしい」と頼む。そして自分をホーキンスに返してほしいということもお願いした。
サムは部下に命じてマックスを保護しようと約束してくれたが、ブレナー博士がそれを聞いて、「やっと超能力を取り戻したばかりの今のお前の力では、ヘンリーに勝てない。ヘンリーは力がより強くなっているしね」と反対した。
だが猛反対するブレナーに、サムは「ヘリを飛ばせば数時間でホーキンスに戻れる。私や君が決めるんじゃない。イレブンが自分で助けに行くか決めるんだ」とイレブンを養護。そして「荷物をまとめてホーキンスに帰る準備をしなさい」と言ってくれた。
それを聞いてブレナー博士は、黙ったまま何かを考えている。
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一方、武器調達の旅中のスティーヴ達は、キャンピングカーで、ウォーゾーンへ。
運転するスティーヴは、最悪な状況だが、こんな風にキャンピングカーでアメリカ中を自分の家族と旅するのが、自分の夢なんだと、助手席に座るナンシーに話していた。
スティーブ「子供は6人欲しいんだ。そして夏休みは国中旅して海でサーフィンするんだ」
ナンシーは嬉しそうにスティーヴの話を「すごく素敵ね」と言って聞いている。
見つめ合い、良い雰囲気の2人…
ナンシー「あ、子供6人ってのは、いただけないけどねww。悪夢よ、きっと」
スティーブ「これが良い練習になるよ」
そうね、と言ったナンシーは、慌てて黙る。良い雰囲気…だがキマづくもあるからだ。
2人の方をぼうーっと見ながら考えていたルーカスは、何か思いつき、マックスのところへ行き、カウンセリングに行った生徒が狙われ死んだから、次もカウンセリングに行った悪夢を見る生徒のはず。ならば、その生徒を探せば、わざわざマックスが囮になる必要はないと説得する。
だがマックスは、何も知らない生徒が行くなんて危険だし、もう時間もないから、自分が行くべきだと語った。
マックス「ヴェクナは、人の辛い思い出や悪夢にだけ入っていくのよ。辛い思い出を利用して人間を倒す。だから逆方向に行くことにするわ。光の中へ逃げ込めば見つからないよ。幸せな記憶の中に隠れるわ」
ルーカス「あの、さあ〜、その(幸せな記憶)の中に俺もいる?」と照れながらマックスに、聞くルーカス。マックスも照れながら
「いるよ」と笑う。
ルーカスも嬉しそうに笑うと「もし君が又浮かび上がったら直ぐにKate (Bush)を召喚するからね」とサポートする決意を表した。
雪が降るロシアでは、ホッパー達がやっと隠れ家に到着。ユーリは、皆んなにヘリコプターを見せた。昔の元カノの名前カティンカをヘリに名付けていると自慢し、皆んなが嫌な顔をしている。
エンゾは、「ヘリじゃ、アメリカには着かない」と否定したが、ユーリは大丈夫だという。絶対無理なのが分かってるホッパー達。
ジョイス「オーウェンならばソ連に知り合いがいるかも知れないから『どうにかしてくれ』と電話してみたら?」と提案。
エンゾは電話をしたが、それはただ交換手に頼んだだけ。
エンゾ「相手側に繋がるのは5分後か5時間後か5日後かわからない」という。万が一繋がっても、KGBが会話を全て盗聴。不信思えば捕まえにくるのだ。それがソヴィエト。
ウォーゾーンに着いたスティーヴ達は、暴徒(笑)ばかりいる中で、必要な武器やジャケットなどを、各々探しショッピングカートに入れていく。そこで偶然ロビンは、愛しのヴィッキーを偶然見つけウットリ。
スティーヴ「おい、見つめてるだけでいいのか?」とアドバイス。すると彼氏がいて2人がイチャこいている姿を見てロビンは傷つく。
それをヴィッキーが気づいてしまった。ロビンは、全速力で逃げてしまう。
ナンシーは、店員おすすめのライフルを手に取っていた。
「ナンシー・ウィラー。君みたいな子が、なぜここに?」と、誰かが話しかけて来た。バスケ部のジェイソンが隣にいるではないか!
ナンシーは、エディやエリカが、コイツに狙われているのを知っているために、彼らがいるのをバレないように、また何のためにここにいるのかもバレないように上手くかわす。
そして全員でキャンパーに乗り、一目散で逃げて行った。ジェイソンは走り去る車を見て、怪しいと思っているようだ。
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その頃砂漠では、マイク達4人が車でスージーに教えてもらった座標の位置に到着。だがいくら探しても「ニーナ」に関連する施設はない。
ハッパでラリっているアーガイルが、歩き回っていると偶然、軍用車のタイヤ痕を発見。それを頼りにニーナを探す。
しかし、その軍用車は、減りを伴うイレブンを追跡している軍用車だった。
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ニーナの施設では、サムが、イレブンに頼まれたマックス保護や、自分達が到着したら、ヴェクナ対戦をする準備をしろと部下に電話していた。が、電話が突然切れる。いきなり軍人が入って来て、サムを捕まえる。
ホーキンスに行くため、施設内を歩いているイレブン。だが、父ブレナー博士に閉じ込められてしまう。その間、サムはイレブンに協力しているからと、拷問を受け、手錠をされて身動きが取れない。
6.【あらすじ:後編】*ネタバレ有り
*ここから、ラスト。ネタバレしています
ブレナー「ここいて、最後まで続けるんだ。そして準備ができたらホーキンスに帰ろう。パパと娘でね」と言う。
イレブン「パパは、自分が正しいと思ってるの?ママに対してあんなことをしたのに?ヘンリーも監獄みたいな施設に閉じ込めたよね、でも彼のことも愛していたからやったわけ?」というと「そうだよ。理解しようとしたし、愛していたからだ。」と自分やママに対してと同じことを言った。
イレブン「ヘンリーのために、私に探させたの?」
ブレナー「違うよ。あれはソビエトに言われてやっただけだ」と微笑む。
イレブン「『パパは嘘をつく』」とヘンリーが教えてくれたことを思い出し言うイレブン。
それでイレブンは、ヘンリーを探すために娘を利用したんだと、ハッキリと気づいた。
だがパパはヘンリーを解き放ったのは、イレブンであり、この様な世界になったのは、全部イレブンのせいだと言い出した。
イレブン「違うわ。パパのせいよ。嘘をついて私に探させたからよ!ゲートも、マインドフレイヤーも、沢山の人達の死も!全部パパがヘンリーを忘れられないせいでしょ?ここに来たのは、自分が何者か知りたかったから。…もし自分が怪物だったらどうしょう、と思ったからだよ。でも本当の怪物は、パパよ。パパが怪物なんだ!」と、泣きながら言うイレブン。ブレナー博士も泣いていた。
「私はあのドアを開けてサムと一緒に行く。もし邪魔したらパパ、殺すよ」と睨み、左手をかざすと、念力でドアが弾け飛んだ。
外に歩み出るイレブン…すると、背後からブレナーが注射器をイレブンの首に刺した。イレブンは、パワーでブレナーを吹き飛ばした。だが睡眠薬が効いてしまい気を失った。
ナンシーは、さっきジェイソンに遭遇した時、「大きな敵を倒すにはライフルなんかよりピストルや銃身が短い方が、殺傷能力がある」と聞いたせいか、ノコギリで長い銃口を手頃な長さにカットしている。他のメンバーも皆、武器の準備をしていた。
エディとダスティンは、コウモリの気を引き、ヴェクナがいる場所から、引き離す役目になった為、2人で盾になるようにゴミ箱の蓋に沢山棘をくっつけて、武器を作った。
*次ページはラストと感想と解説もあり!→
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