New Order【Blue Monday】和訳 詳しい解説 鬱病・パーソナリティ障害の歌 Depressive& Narcissistic Disorder

Joy Divisionを解説した後にNew Orderを載せるつもりが、この曲にするか【Regret】にするかで迷い結局2曲書いたまま3年間も放置していたと言う…体たらく。

The Walking Dead: Daryl Dixon】Season1 Episode2 の劇中で、この【Blue Monday】が、良い感じにアポカリプスの世界である排他的な空間を盛り上げるに最大効果を与えていた。だから「あ!書いたまま忘れてた!」と思い忘れてしまうのではなく、今、我が身に忠実に書いている次第です。

史上最大の売り上げを記録したこの【Blue Monday】の 12 インチは、ダンス ミュージック史における極めて重要な曲だ。

寒波の感情とドナ・サマーのディスコの影響を混ぜ合わせ生み出されたサウンドは、ドラムマシンと、うねるシンセ、そしてバーナード・サムナーの真面目なボーカルスタイルが合わさり、見事に爆発した。

一見したらJoy Divisionの時には皆無だった明るい日差しが見えている。その明るいサウンドに、虐げられた人間関係への愚痴を羅列していくので、恋愛のもつれの歌だと言える。

ちょっと軽く深読みすれば、和平すら築けない国々の争い事にもとれるだろう。

だがこれはJoy Division の時と何も変わらない曲なのだ。それは自己崩壊の歌。

内相的にズブズブとはまり込んで抜けられない人間の歌なのだ。

結局、人間は何も変われないのだ。

衝撃的な地獄の朝を迎えても。

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【MGMT/ Love Always Remains】和訳解説「ぼくのエリ」みたいな永遠 Let the Right One In

キラキラした人達と言うのがLyraの考えるMGMT。

シンセサイザーを前面に押し出した、キラキラしたPopサウンドが素敵。

なのに明るいはずが、どこか甘酸っぱい物悲しさが漂う、まさかのEmo仕様。

そして、ずっとサイケデリック・ポップの先駆けのイメージでいたのだけど、なんと南アメリカ圏ではTeen受けする踊れるバンドなのだ。

物悲しさは歌詞が、変わった目線で物事を見てるからかも。

ラブソングが多いバンドと言うのも好きなポイントだが、これまた、どこか変わっている。

今回は前回よりはマイルド。

マイルドMGMT。

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