ロックが夢に溢れていた時代。1970年代前半はフラワームーブメントの名残りがありつつ、ハードロックやプログレが熱かった時代だと思う。その後次々ブームが押し寄せる。勿論この時代に流行り始めたグラムロックもクールだと思うが、個人的にはハードロックやパンクの魂丸出しな所が好きなので、デコラティブ一辺倒だとToo much過ぎ&ワンパターンで飽きてしまうの。
その点、このキッスは見かけはド派手なのだが音はバラエティに富み、時代によっては、王道ハードロックからポップやヘヴィメタルになったり変幻自在…飽きさせない強者なの。
特に1970年代は真ん中〜後半〜80年代へとブラックソウルやディスコが人気が出て来たこともあり、80年代のディスコブームへ続く道筋ができて上がって来た時代だ。
そのディスコをハードロックと混合させたものが、このKISSのこの曲【I Was Made For Lovin’ You】だ!まさに時代の最先端。
今、聞いてもドキドキしてしまうこのやばいメロディ。そしてそれを上回るホットな歌詞を見よ!訳していて顔が赤くなるぜ。
この曲は数多くの映画やドラマで使われて来た超ビッグ・ヒットソングだが、ついこの間ロードショー公開された『The Fall Guy フォールガイ』でも良い感じに使われていてね〜。何も考えずに見れるハリウッド映画が久しぶりだったせいもあり盛り上がってしまってこの曲が頭から離れなくなってしまい、今現在、脳内Do Do Do Do〜なんだわ!!
だから和訳を書いちまうぜ!はずくても(笑)。
今夜決めてやるって男の歌を!
どひゃー!!
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークで結成されたハードロックバンド、KISS キッス。
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1973年結成。ニューヨーク市でポール・スタンレー(ボーカル、リズムギター)、ジーン・シモンズ(ボーカル、ベースギター)、エース・フレーリー(リードギター、ボーカル)、ピーター・クリス(ドラム、ボーカル)の4人編成でデビュー。
アメリカンハードロック草創期から活動する東海岸を代表する世界的グループとして知られている。
フェイスペイントをいち早く取り入れ、世界観をギミックしたメディアフランチャイズ(マーチャンダイズ)を展開するなど、版権ビジネスモデルの先駆けともなった。2014年『ロックの殿堂』入り。
今日Lyraが和訳する曲は、KISSの1979年のアルバム『Dynasty』に収録されている曲で、このアルバムからの1st シングルのA面としてリリースされた曲【I Was Made For Lovin’ You】(因みにB面は【Hard Times】)。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!
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“I Was Made for Lovin’ You” is a song by American hard rock band Kiss, originally released on their 1979 album, Dynasty. It was released as the A-side of their first single from the album, with “Hard Times” as the B-side.
=I Was Made for Lovin’ You =
Mmm, yeah, ha
Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do
Tonight, I wanna give it all to you
In the darkness, there’s so much I wanna do
And tonight, I wanna lay it at your feet
‘Cause, girl, I was made for you and, girl, you were made for me
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
うーん、そうだ
ハッ!
やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ
やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ
やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やるぜ
やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やるぜ
今夜
すべてをお前に捧げたい
暗闇の中では
やりたいことがたくさんあるんだ
そして今夜
お前の足元にそれを委ねたい
だってさ
かわいいお前
俺はお前のために生まれたんだ
そしてお前はさ
お前は俺のために生きているのだから
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そしてお前に夢中なんだよ
ベイビー
お前は俺に夢中かい?
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Tonight, I wanna see it in your eyes
Feel the magic, there’s something that drives me wild
And tonight, we’re gonna make it all come true
‘Cause, girl, you were made for me and, girl, I was made for you
[Chorus]
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can give it all to you, baby, can you give it all to me?
今夜
お前の瞳を見たい
魔法を感じるんだ
そこには俺を夢中にさせる
何かがあるからさ
そして今夜
俺たちはそれをすべて実現しようぜ
だってかわいいお前はさ
お前は俺のために生まれて来たんだぜ
そして聞いてくれ
俺はお前のために生きているのだから
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そして俺はお前に夢中なのさ
ベイビー
お前は俺に夢中かい?
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そして俺はお前にすべてを与えてあげるよ
ベイビー
俺にすべてを与えてくれるかい?
[Bridge]
Oh, can’t get enough, oh, oh
I can’t get enough, oh, oh
I can’t get enough
[Guitar Solo]
Ha!
ああ、大好きだよ、ああ、ああ
夢中なんだ、ああ。ああ
大好きだよ
ハッ!
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Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
[Bridge]
Oh, I was made, you were made
I can’t get enough, no, I can’t get enough
やるぜ!やるぜ。やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ、やるぜ。やるぜ
やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やるぜ
やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やるぜ
やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やる〜やるぜ
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そしてお前に夢中なんだよ
ベイビー
お前は俺に夢中かい?
ああ、俺は生まれて来たんだ
お前も生まれて来たんだ
夢中さ
ちがう
夢中なんだよ
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
And I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そしてお前に夢中なんだよ
ベイビー
お前は俺に夢中かい?
俺はお前を愛するために生まれたんだぜ
ベイビー
お前は俺を愛するために生まれたんだ
そしてお前に夢中なんだよ
ベイビー
お前は俺に夢中かい?
Songwriters: Paul Stanley, Vini Poncia, Desmond Child
Translator: Lyra Sky 和訳
KISSについて
やばいわ〜面白くてエキサイトして来た!この曲はハードロックに当時最先端だったディスコサウンドを融合させたことでKISSが元々持っていた美しくてキャッチーなサウンドをより魅力的にして、彼らの個性にしてしまったから売れたんだと思う。
今現在のKISSは、もう素顔をバンバン晒してるけと、デビュー当時はこのパンダみたいな白黒フェイス ペイントをして奇抜なスペイシーなステージ衣装で売り出してミステリアスなグループとして知られていたのだから、今の顔出しNGのアーティスト達の先駆者と言っても良いのではないだろうか?
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それだけでなく、火を吐き、血を吐き、ギターを燻らせ、ロケット弾を発射し、ドラム キットを浮遊させ、花火を使用するショック・ロック・スタイルのライブ パフォーマンスで 1970 年代半ばに有名になっていったのも画期的だ。
名前がどんどん売れて行くと共に、ドラムのPeter が脱退するなど、数回のラインナップ変更を経たが、Paul Stanley とGene Simones だけは一貫したメンバーとして残っている。因みに最終的なラインナップは、Tommy Thayer トミー・セイヤー(リード・ギター、ボーカル)とEric Singer エリック・シンガー(ドラム、ボーカル)。
【I Was Made for Lovin’ You】曲について
1979年のアルバム『Dynasty』に収録されアルバムからの最初のシングルのA面としてリリースされた。そして、この【I Was Made For Lovin’ You】はバンドの2枚目のゴールド・シングルになり、100万枚以上を売り上げ、KISSのパフォーマンスで永遠の定番曲となった。
オーストラリアのメルボルンでのバンドの30周年記念公演でのこの曲の演奏では、タキシードにKISS風のメイクをしたメルボルン交響楽団が伴奏されたのは圧巻です。
【I Was Made for Lovin’ You】は、1970 年代後半の米国で人気があったディスコ スタイルを大きく取り入れている。バンドのメンバーは、バンドをより商業的なサウンドにシフトすることを望んでいたプロデューサーと対立していたが、これに対してバンドは、儲かるディスコソングは誰でも短期間で書けると主張したらしい。
当時のプロデューサー、Desmond Child デズモンド・チャイルドはこう語る…
「Paul は良いディスコ・ソングを書きたがっていたので、私はそれを手伝うことにしました。ポールが歌詞とコードを書き始めて、それから私がその曲をギターで弾いて、『分かった、何かやろう』と言ったんです。『これを改善して本当に良い曲にしてくれ』ともね。」
Desmond Child デズモンド・チャイルド!! やはりポップよりのロックやビッグネームになったバンド、Bon JoviやAerosmithらを大ヒットさせた彼が作曲陣にいたのならばヒットしたのもうなづける。ロックにポップな要素を合わせて、おまけにディスコサウンドのようなダンサンブルな音をあわせたアイデアも素晴らしいが、この人が絡んでいたなら売れるはず。
この曲のデモは賭けからわずか数時間で完成したという話もある。Desmond とVini Poncia ヴィニ・ポンシアとこの曲を共作したPaul Stanley は、ヒットしたディスコソングを書いてレコーディングすることがいかに簡単かを証明するための意識的な努力したとまで語っていた。デズモンド・チャイルドは、SIRスタジオでスタンリーとヴァースを1時間で一緒に書いて、「モータウンの影響を受けた」コーラスはチャイルドがスタジオを出た後にスタンリーとポンシアが書いたものである。
Gene Simones ジーン・シモンズは2018年のインタビューで、自分のヴォーカル・パートのせいでこの曲がずっと嫌いだったと明かした。
複雑な人間関係
ドラマーだったPeter Criss はビデオとアルバム・ジャケットに登場しているけど、実際にはこの曲では演奏していない。『Dynasty』のアルバムのほとんどが、ポンシアがPeter は、演奏するにはふさわしくないと判断したため、セッションドラマーの Anton Fig アントン・フィグが代役を務めていた。
因みにこの曲の作曲セッションを記録した海賊版の音声録音が存在しており、その中でスタンリーはクリスの名前を数回言及しており、この曲の編曲に彼が立ち会っていたことを示している。
Paul Stanley はリズムギターとベースギターを演奏し、Ace Frehley エース・フレーリーはギターソロをプレイしている。噂でGene Simones がレコーディングでベースを演奏しなかったというのがあったがあれは間違いです。現在、録音されているのはシモンズであることがヴィニ・ポンシアらによって確認されている。
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Paul Stanleyは「この曲は、俺がスタジオ 54 でぶらぶらしていたときに書かれたもので、『ああ、これの中から曲の 1 つを書くことができる』と考えていたんだ。スタジオ 54 の曲はすべて「今夜」に関するものだったので、家に帰ってドラムマシンを 126 ビート/分に設定して仕事に取り掛かったんだよ。」と当時のことを回想している。
歌詞について
おおまかに言うと、この手のラブソングに有りがちなターゲットの女性に猛アピールしている曲です。主人公の男性は「今夜この子と一晩過ごしたい」と燃えているのであ〜る。それもめっちゃ分かりやすく!
のっけからコーラスが「やるぞ、やるぞ」って入ってくるのでビックリしちゃうんだけど、「これはしようよ」て誘ってる風に解釈しても良いと思います。男性の立場(主体的)に考えたら「やるぞ、今夜決めるぞ」て感じであり、柔らかく考えたら「しようね」感じにとれます。恥ずかし過ぎるコーラスで始まるけれど、このフレーズでこのコーラスがあるからこの曲のどうしようもなく昂ってくる高揚感が出てくるのだと思いますよ。訳すか迷ったけど真実なんで恥ずかしさは捨てました(笑)。
And tonight, I wanna lay it at your feet は、誰かの足元に何かを置くということは、基本的に、何か素晴らしいものに責任を与え、それを相手に委ねることを意味している。この曲の場合は、主人公は女性に、楽しい時間を始めるかどうか、君にまかせると話しているので、「無理強いはしないよ、でもどうする?」と言うニュアンスですね。個人的には男性にリードして欲しいタイプなので、これは男らしくないなあ、と思います、知らんけど(笑)。
‘Cause, girl, I was made for you and, girl, you were made for me のサビやらあちこちにあるこのフレーズは、愛よね〜とロマンティックな気持ちになりますね。直訳したら「君は、俺を愛するために作られた」となるんだけど、カソリック話なら当たり前な言い回しですが、何か日本語だと違うな、と思ったならLyraは「君を愛するために生まれてきた」と和訳しました。
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me が、サビのフレーズですが、「俺はお前を愛するために生まれてきたんだよ、お前は俺を愛するために生まれたんだ」と同じような言葉を繰り返すことにより、「両方ともお互いのために作られ、そのように同じ2人は一緒に存在するんだよ」と言っているのです。
つまり永遠に一緒だよ、ってことね。命懸けの愛みたいで良い感じ〜。
だから最新映画『The Fall Guy フォール・ガイ』でも最初から最後まで、ハラハラするシーンで使われていたのです、だって愛してもらうために男が命懸けで戦い、走り回るんだからね。
命懸けの恋愛がどんなに幸せで、どんなに辛く、どんなに衝撃的で、どんなに忘れがたいものかを身をもって経験したものからしたら堪らなく涙が流れてしまうけど…夢を見たい世界中の人々の希望を考えたら、永遠を感じられるあの時間を見せてあげたいと思う。
だから人は熱い恋愛を求め、今宵も燃える想いに身を委ねるのです。
貴方がいれば他に何も要らない。
Tonight, I wanna give it all to you
今夜、君に全てをあげたいんだ。
愛をね。
In the darkness, there’s so much I wanna do
(この部分は欲望か?って気もするがww)
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me
永遠に2人
I can’t get enough of you, baby, can you get enough of me?
アタシに夢中?
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I Was Made For Lovin’ You”, the band’s second Gold single, selling over 1 million copies.
The song has become a permanent staple in Kiss’s live performances. At first Desmond Child said, “Paul wanted to write a good disco song and I decided to help him with that. Paul started to write lyrics and chords then I played the song on the guitar and said ‘OK, we’ll do something to improve this and make it really a good song.'”
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“I Was Made for Lovin’ You” draws heavily from the disco style that was popular in late-1970s United States. According to legend, the members of the band were in conflict with their producers, who wanted the band to shift to a more commercial sound. In response, the band argued that lucrative disco songs could be written by anyone in a short time frame. The story goes that the song’s demo was completed in mere hours after the bet. While the story is unproven, Paul Stanley, who co-wrote the song with Desmond Child and Vini Poncia, has stated that it was a conscious effort on his part to prove how easy it was to write and record a hit disco song. Child confirms that he and Stanley wrote the verses together in an hour at SIR Studios, while the “Motown-influenced” chorus was penned by Stanley and Poncia after Child had left the studio.Gene Simmons revealed in a 2018 interview that he always disliked the song because of his vocal part.
Although Peter Criss appears in the video and on the album cover, he did not actually play on the track. As with most of the Dynasty album, session drummer Anton Fig took his place, as Poncia had deemed Criss unfit to play. There is a bootleg audio recording of the writing sessions for the song in which Stanley mentions Criss’s name a couple of times, indicating he was present during the arranging of the song. Stanley plays the rhythm guitar and bass guitar while Ace Frehley provided the guitar solo. The rumours that Gene Simmons did not play bass on the recording are incorrect; it is now confirmed by Vini Poncia and others that it is Simmons on the recording.”The Return of Kiss” was how Dynasty was billed in commercials and advertisements for the album.
It was written at a time when I was hanging out at Studio 54, and I was thinking “Gee, I could write one of these songs.” All the songs at Studio 54 seemed to be about ‘tonight’ and so I went home, set the drum machine to 126 beats per minute, and got to work.
—Paul Stanley
I was made for lovin’ you, baby, you were made for lovin’ me → He is saying that they were both made for one another and they belong together
Band members
- Paul Stanley – lead and backing vocals, rhythm guitar (1973–2023)
- Gene Simmons – lead and backing vocals, bass guitar (1973–2023)
- Eric Singer – drums, backing and lead vocals (1991–1996, 2001−2002, 2004–2023)
- Tommy Thayer – lead guitar, backing and lead vocals (2002–2023)
Former
- Peter Criss – drums, backing and lead vocals (1973–1980, 1996–2000, 2002–2004)
- Ace Frehley – lead guitar, backing and lead vocals (1973–1982, 1996–2002)
- Eric Carr – drums, backing and lead vocals (1980–1991; his death)
- Vinnie Vincent – lead guitar, backing vocals (1982–1984)
- Mark St. John – lead guitar (1984; died 2007)
- Bruce Kulick – lead guitar, backing and occasional lead vocals (1984–1996)
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