Nothing but Thieves【Amsterdam】和訳 解説 悲しみの果て The End of Sadness

聴きやすいサウンドに「エッ?」と驚いてしまう歌詞が乗っかっている。それがNothing But Theives の特徴。

若干、厨二病のようでもあるが、どうしようもないことを放っておけず思い悩む言葉がキリキリと傷ついた者の傷口を刺激する。

今の幸せから昔の思い出に引きずられそうになる。それくらい辛辣。悲しませてごめんねって。

今日Lyraが和訳&解説するのはイングランド、エセックス州サウスエンド・オン・シーで結成されたバンド、Nothing but Thieves ナッシング・バット・シーヴス。

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2012 年結成。リード ボーカリスト兼ギタリストの Conor Mason、ギタリストの Joe Langridge-Brown、ギタリスト兼キーボード奏者の Dominic Craik、ベーシストの Philip Blake、ドラマーの James Price で構成。

2014年RCA レコードと契約、1年後の2015年10月にセルフタイトルのアルバムでデビュー。

今日Lyraが和訳する曲は、Nothing but Thievesの2017年9月8日にリリースされた2nd アルバム『Broken Machine』に収録されている曲【Amsterdam】。

 

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Amsteidam is the first song on Nothing but Thieves’ album “Blow-kun Machine”. Broken Machine is the second studio album by English rock band Nothing but Thieves. It was released on 8 September 2017 under RCA and Sony Music and produced by Mike Crossey.

=Amsterdam=

 

Amsterdam Lyrics

[Verse 1]

People don’t know much

Need a whiskey crutch

To think of something new

Hey you watching me

Lookin’ through a screen

I’m here in front of you

Sometimes the days, they feel so long

Yeah, we all live under the same sun

 

皆んなはあまり知らないよ

新しい何かを考えるためには

松葉杖みたいにウイスキーが必要だって

ねぇ僕のことを見てる君!

画面を通して見てる

僕は君の前にいるんだぜ

 

時々、日々がとても長く感じられる

そう、僕らは皆んな

同じ​​太陽の下で生きているんだ

 

[Chorus]

So I hit my head up against the wall

Over and over and over and over again, and again

‘Cause I don’t wanoa be like them

I hit my head up against the wall

Over and over and over and over

again,and again, and again

 

それで僕は壁に頭をぶつけた

何度も何度も何度も何度も何度も

だって彼らのようになりたくないからさ

壁に頭をぶつけたよ

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

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People piss you off

Some you say you love

Those you call a friend

Walking through a crowd

Then you look around

See there’s no one left

 

We live and then we die as one

Yeah, we all live under the same sun

 

人々は君を怒らせる

君が愛していると言う人もいる

君が友達と呼ぶ人たち

人混みの中を歩く

そうして周りを見回してごらん

誰も残っていないのを見てみろよ

 

僕たちは一つとして生き

そして死ぬ

そうだよ

僕らは皆んな

同じ​​太陽の下で生きている

 

 

[Chorus]

So I hit my head up against the wall

Over and over and over and over again, and again

‘Cause I don’t wanoa be like them

I hit my head up against the wall

Over and over and over and over again,and again, and again (Uh)

 

それで僕は壁に頭をぶつけた

何度も何度も何度も何度も何度も

だって彼らのようになりたくないからさ

壁に頭をぶつけたよ

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も (ああ)

 

[Bridge]

I left my heart in Amsterdam

Where I could dream and nights were long

I left my heart in Amsterdam

I hit my head up against the wall

Over over over

again, and again and then over

over, over

again and again and then over

Over, over

Again,and again and then over

Over, over

 

僕はアムステルダムに心を置いてきた

そこは夢を見ることができ

夜が長かった場所だ

アムステルダムに心を置いてきたんだ

ああ、僕はアムステルダムに心を置いてきた

本当にその気持ちを取り戻したいんだよ

僕は壁に頭をぶつけたよ

何度も何度も何度も

繰り返し、繰り返し

何度も何度も何度も

繰り返し、繰り返し

何度も何度も

繰り返し、繰り返し

何度も何度も

 

[Chorus]

So I hit my head up against the wall

Over and over and over and over again, and again

‘Cause I don’t wanoa be like them

I hit my head up against the wall

Over and over and over and over

again,and again, and again

それで僕は壁に頭をぶつけた

何度も何度も何度も何度も何度も

だって彼らのようになりたくないからさ

壁に頭をぶつけたよ

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

[Outro]

Oh, I left my heart in Amsterdam

I left my heart in Amsterdam

Oh, I left my heart in Amsterdam

I really need that feeling back, yeah

 

ああ、僕はアムステルダムに心を置いてきた

アムステルダムに心を置いてきた

ああ、僕はアムステルダムに心を置いてきた

本当にその気持ちを取り戻したいんだよ

マジで!

 

Songwriters: James Price, Phillip Blake, Conor Mason, Dom CraikJoe Langridge-Brown

Translator: Lyra Sky 和訳

 

アルバム『Broken Machine』

アルバム『Broken Machine』は、ナッシング・バット・シーヴスの2枚目のスタジオ・アルバムで 2017年9月8日にRCAとソニー・ミュージックからリリース。Mike Crossey マイク・クロッシーがプロデュース。『Broken Machine』は全英アルバムチャートで最高2位を記録したほか、幅広い評価を受けた。

その後彼らは「What Did You Think When You Made Me This Way?」というタイトルのEPをリリース。 2018年10月に3枚目のスタジオ・アルバム『モラル・パニック』が2020年10月にリリースされ、続いて2021年7月にはアルバムの「第2部」となるEP『モラル・パニック II』がリリースされた。 2023年6月に4枚目のスタジオアルバム『デッド・クラブ・シティ』をリリースし、これが彼ら初の全英No.1アルバムとなった。

Amsterdamについて

【Amsterdam】は、Nothing But Thieves のセカンド アルバム『Broken Machine』からの最初のシングル。この曲では、他の世界と同じようになりたくないが、現実にはその考えを実行することができないことについての葛藤を歌っている。

痛々しい歌詞。そこには、フラストレーションの感覚と同調圧力から逃れたいという願望を伝えている。繰り返される「壁に頭をぶつけた」という歌詞は、社会規範に対する主人公の闘いと、繰り返しのサイクルに囚われている感覚を象徴しているのだ。

Lyraのより詳しい解説

歌詞のはじめに出てくる whiskey crutch〜は、人々が自分自身を支えるために松葉杖を使うのと同じように、依存の手段としてアルコールを使用する傾向があることについて歌っている。「Whiskey Crutch To think of something new」というラインは、Conor Masonによる考えで、新しい方法で考えるために頭を空にするためにアルコールに依存すると言っているのだが、これも弱い者が「すがるものナシではやっていけない」ことから考えた言い回しだ。よわいのね、と同情してしまうが、これを理由にしていたらただのアル中を容認してるだけなんだけど。若年層のアル中多い現状が見える。

この中では明るめの歌詞「みんな同じ太陽の下に生きている」は、みんな平等に、という意味だが、平等に生かされてる、と言うニュアンスだ。平等に苦しみがあると言う感じ。

あと、「ねぇ僕のことを見てる君!画面を通して見てる。僕は君の前にいるんだぜ」は、話しかけているのが、2パターンある。

まあ、明るめと言えば明るい印象の意味の方をいうと、先ずは、聴いてる観衆、お客に対して呼びかけている、ということ。自分の話を聞いてくれ、と話しかけてる。この話ってのが暗い話だから(笑)、完全に明るいとは言えないのだが…。

2パターン目の意味は、現代社会におけるテクノロジーの執拗な使用と、テクノロジーが人間の相互作用に取って代わられる傾向がいかに多いかを批判しているのだ。彼は、物理的には目の前にいるにもかかわらず、誰かが画面を通して彼を見ていることを言っているのだ。スマホ向けて話すなよ、とか、話し聞くなよ、て感じだろう。Lyraもスマホばかり見てる人は苦手だわ。話してる時は、必ず貴方の目を見て話すのよ、私は。

サビ、がもう、さらに悲しくなる。「それで僕は壁に頭をぶつけた。何度も何度も何度も何度も何度も。だって彼らのようになりたくないからさ。壁に頭をぶつけたよ」は、ちょっと映像が頭に目の前で見てるように浮かんでね…この部分は、他の人がやっていることと関わりたくない、あんな風になりたくない、という拒絶を表している。

そして更に深く意味を考えると、主人公は、独自性を持ち変化をもたらしたい、と考えている(望んでいる)にも関わらず、この考えは現実に移せないことに気づいたという深い怒り(憤り)を表現しているのだ。

だから主人公は、どうしようもできない自分が嫌で、頭を壁に打ち付けるのだから、悲しいのが止まらない歌詞過ぎて聞いていて辛いわー。

そして気づいたら「周りに誰もいないよ」と続くのが、また悲しみ深い。これは、あなたが肯定する人たちはあなたの友達だが、何年も経つにつれて、彼らはそうではないことに気づき、あなたは一人ぼっちだよ、という意味だ。これはコーラス前のところに繋がっていく、、、

「僕たちは一つとして生き、そして死ぬ。 そう、僕たちは皆同じ太陽の下で生きているのだ」

死は常に平等に人にある、と取れるからまた更にどんより、してしまう。人によっては、非常に辛い歌詞だろう。それか、落ちるのが好きな人には期待通りに落とし込める部分だ。どんどん落ちていけるぜ、てね。

主人公は「彼らのようになりたい」とは思っていない。この周りを嫌悪してる点からも主人公は、自分が誰になりたいのか、何になりたいのかがあるのだ。だが、「心をアムステルダムに置いてきた」ため、なりたい自分にはなれないのだ。

なんて絶望してる人なんだ、この主人公は!

なりたい人物があるのに、なれない苦悩をずっと歌っている。だが、実際にはその人になることはできない…だから悲しむ主人公。堂々巡りね。

でもこれって当たり前じゃない?誰しも誰かなんかになれない。「アタシはアタシなんだから」と気づいたら、これを良き方に考えれば【アムステルダム】は、単調で抑圧的に感じられがちな世界で、個性と信頼性を維持するための闘いを歌った力強い賛歌だと言えるのだ。貴方はどちらに感じる?

何か新しいことを考えるには「ウイスキー松葉杖」が必要であるという言及や、スクリーンを通して見られているというイメージは、物質の使用やテクノロジーによって本物の経験が鈍くなることが多い現代生活への批判を示唆している。

この曲はまた、「群衆の中を歩き回って、周りを見回すと、誰も残っていないことがわかる」という歌詞に見られるように、孤独と人間関係の一時的な性質のテーマにも触れてる。人々に囲まれている場合でも人が感じる孤立感を浮き彫りにしているのだ。

コーラス「I left my heart in Amsterdam」は、主人公は、自由で生きていると感じた場所や時間への憧れを呼び起こしている。リベラルな文化と芸術遺産で知られるアムステルダムは、自分自身に忠実でいられる理想的な場所なのかもしれない。

ポジティブなLyraには、その感覚に戻りたいという願望は、私たちが最も自分らしく感じられる場所や瞬間を見つけて保持することの重要性を痛烈に思い出させているのだと感じる。どんなに辛くても希望を見出してしまうタイプなので。

ただサビや歌詞の隅々に痛々しいまでの苦しみや挫折感が散りばめらているために、諦めた人間の感情が感じられてしまうのも事実だ。

特にサビが痛々しい。

鮮明に蘇る。過去を振り返ることは殆どない。でもNothing but Thievesが日本でライブをした事や色々話を聞いていて、この曲を思い出してしまい頭に流れ出したら突然思い出してしまった。

昔々の愛し合った人、今の大切な人を守るために昔みたいには書かないが、本当に本当に幸せであんなに激しい恋愛はなかった。まるで映画のような一途な愛を注いでもらったと共に、悲しい出来事が起きてしまってやるせない。

私が自分勝手でガキ過ぎたせい。愛よりもやりたいことに頭が一杯だった…それに愛されてる事に慣れ過ぎて遊びすぎた。

Lyraの永遠の愛が手に入らないと落胆したあの人は、人生の光がLyraだけだったから…Lyraと結婚したいのに出来ないと絶望で一杯になってしまったのだ。でも音楽と共に生きて生き抜いた思う。しかし何故どパンクスな男性ばかりと出会って激しい恋愛をしてしまうのだろう。

全ての感覚が全く同じ私達。ごめんね、私のせいで。2度と戻れぬAmsterdamは永遠の愛の炎がチラチラ燃えるあの場所のことだ。

あんな純粋で無謀な無償の愛はこの世にはないだろう。誰にも真似できないしすべきではない、悲劇だから。

が、誰しも似たような胸を締め付けられる事柄はあるでしょう。

その感情が絶えず生きてる場所がAmsterdamなのだ。

帰りたくないのに…こうやって時々ロックと共に甦って来る。

鮮明に。

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Nothing but Thieves are an English rock band, formed in 2012 in Southend-on-Sea, Essex consisting of lead vocalist and guitarist Conor Mason, guitarist Joe Langridge-Brown, guitarist and keyboardist Dominic Craik, bassist Philip Blake, and drummer James Price. In 2014, they signed to RCA Records and a year later in October 2015, they released their self-titled debut album. Their second album, Broken Machine was released in September 2017, receiving wide acclaim in addition to peaking at No. 2 in the UK Album Charts. They released an EP titled What Did You Think When You Made Me This Way? in October 2018, followed by their third studio album, Moral Panic, in October 2020. This was followed in July 2021 by the album’s “second part” with the EP entitled Moral Panic II. In June 2023, they released their fourth studio album, Dead Club City, which became their first UK No.1 album.

Amsterdam” is Nothing But Thieves’ first single off of their second album, Broken Machine.

The song discusses not wanting to be like the rest of the world but being unable to actually follow through with this idea in reality.

Whiskey crutch

Conor is singing about how people tend to use alcohol as a way of dependance, the same way people use crutches to support themselves. The line “Whiskey Crutch To think of something new” refers to depending on alchohol to clear one’s head in order to think in a new way.

The chorus depicts the deep anger felt about not wanting to associate with what everyone else is doing, wanting to be unique and try to make a difference – but realising that this idea cannot be translated into reality.

The ones you affirm are your friends, through the years you realize they are not, and you are all alone.

This is ligated to the pre chorus
“We live and then we die as one
Yeah, we all live under the same sun”

Credits

Producer Mike Crossey
Writers James Price, Phillip Blake, Conor Mason, Dom Craik & Joe Langridge-Brown
Publisher Sony Music Entertainment
Programmer Dom Craik, Mike Crossey & Jonathan Gilmore
Engineer Jonathan Gilmore & Joseph Rodgers
Mixing Engineer Mike Crossey
Percussion Dom Craik
Guitar Dom Craik & Joe Langridge-Brown
Bass Phillip Blake
Drums James Price
Vocals Conor Mason
Recorded At Ranch Studios, California, USA, and Grand Cru, London
Release Date  May 2, 2017

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