ウォーキングデッド シーズン2第1話「長い旅路の始まり」完全あらすじ&ネタバレレビュー!心に秘めた想いが交錯する惨劇の3秒前 ツッコミポイント TWD2-1

「もう、Lyraったらいつになったらシーズン2 のネタバレ感想書いてくれんのよ!」って?すみません。

書きたい事あり過ぎてついつい遅くなっちゃったの。許して!

じゃあ、ウォーキングデッド、シーズン2.第1話「長い旅路の始まり」の詳しい内容と感想を書くね!

*ウォーキングデッド、シーズン1の最終話はこちらから!

 

 

前回のシーズン1で、アトランタ近くの採石場からCDC疾病センターに移り、CDCの爆発から逃れた朝から始まります。

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リック達は、恐怖の経験をしたばかりですが、新しい安住の地を求めて終わりのない旅へ。

果たして安全な場所は見つかるのか?

そして、CDCでジェンナーがリックだけに耳打ちした衝撃の内容は?

ローリとシェーンの不倫問題もあり、ドロドロな人間関係にリックはどうなってしまう?

さぁ、シーズン2 .第1話「長い旅路の始まり」のスタートです!

ラストの方でLyraの感想も書いてますから合わせて楽しんでください。

=シーズン2第1話「長い旅路」あらすじ=

 

人っ子一人いない大都市。あちこちに野良犬化した犬達が餌を求めてうろついている。

ここはアトランタ。ビルの上から朝日に向かって1人トランシーバーに向かって話すリック・グライムズ(アンドリュー・リンカーン)の姿があった。

「聞こえてる可能性は低いな。でも聞こえてる望みは0じゃない。なぁ、モーガン、聞いてるか?

何もかも可能性は低い。皆んなを守る為に、力を尽くしてきたよ。だが仲間が又1人命を落とした。彼女は、自ら命を絶った。希望をなくしてしまったんだな。

CDC  ( 疾病対策センタ)は、地獄のような行き止まりみたいなもんだった。あそこで1人の男に会った。科学者だった。彼が俺に言ったんだ。彼が言うには、、、。」と言いかけて口ごもるリック。

「その事はいい、、、とにかくアトランタを出るよ。フォートベニング基地を目指す。200km以上の厳しい旅になるだろう。でも、希望は捨てないぜ!息子と妻を守る為だ。希望はある。必ずある。」

アトランタの街は、もう誰もいない。いるのは生きる者を襲おうとうごめいている何千ものウォーカーたちだけだった。

朝日が昇る。

フォートベニングへ向けて、準備を始めるメンバーたち。

リックにキスをするローリ(サラ・ウェイン・キャリーズ)の姿をジッと見つめるシェーン・ウォルシュ(ジョン・バーンサル)。その眼差しは冷たく怒りを含んでいる。

「モーガン!気をつけてくれ!息子のデュエインを守る為に!大通りは避けて行けよ!警戒するのを怠るな!君たち2人が無事でいてくれるよう祈ってる!フォートベニングで会おう!こちら、リック。終了する。」モーガン(レニー・ジェームズ)と息子デュエイン(エイドリアン・カリー・ターナー)に向けた話を終わらせ、車に乗り込む。

ダリル・ディクソン(ノーマン・リーダス)のハーレーダビッドソンを先頭にデール・ホーヴァス(ジェフリー・デーマン)のキャンパー、そしてリック達のセダンの3台が生きる者のいないアトランタの街を走り抜けていく、、、。

セダンを運転しているのはリックの妻、ローリだ。

「こうやって運転してるとグランドキャニオンの旅を思い出すわ。」

「僕、覚えてないや。」と息子のカール(チャンドラー・リッグス)が笑う。

「赤ちゃんだったからおぼえてなくて当然よ。」

後部座席には、キャロル・ペルティエ(メリッサ・マクブライド)とソフィア(マディソン・リンツ)親子も一緒にいた。

「カールが途中で酔ったのか吐き出してね。病院へ行った後、結局家へ帰る事になっちゃったのよね。」

「あーあ、最悪な旅だね。」とカール。「いいえ!最高の旅だったわ!」とローリが言うと、

「ああ。あれは最高の旅だったよ!」とリックも同意した。

「グランドキャニオンってさ、見れる?見たいなぁ。」とカールが言うと、「私もみたい!」とソフィアも言い出した。

「君のママも一緒に連れて行こう。必ず。約束するよ!」とリックは優しくソフィアに話した。セダンの車内は、和やかなムードが漂っていた。

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一方、デールのキャンピングカーの中。イライラした様子のシェーンが、銃の整備をする為に分解して手入れをし、組み立てていた。

「複雑そうね。」とアンドレア(ローリー・ホールデン)が聞く。「難しいのは、組み立てだけさ、、、きみのも手入れをしてやるよ。」とアンドレアの銃を手に取った。

「見事な銃だな。」とシェーン。

「そうよ。父の贈り物なの。エイミー(アンドレアの妹。ウォーカーにやられ死亡)と旅に出るときにくれたのよ。『女2人旅だから護身用に持ってけ!』って、、、。」と思い出に浸るアンドレア。

「良いお父さんだな。」とシェーン。

そして、アンドレアに銃の説明をしていたら、デールの唸る声がした。「あー、何てこった、、、。参ったな。」

見ると、国道いっぱいにタンクローリーが道を塞いで横転していた。他にも道中にトラックやトレーラーや普通車まで、数え切れないほどの横転した車が乗り捨てらたまま前方を塞いでいたのだ。

これでは、まともに進めない。

頭を抱えるグレン・リー(スティーヴン・ユアン)。

先頭を行っていたダリルが戻って来たので、デールが先導しながら道を進むよう頼んだ。うなづくダリル。

「ねぇ、迂回したら?」とグレンが提案したが、ガソリンの無駄になるからこのまま前進するべきと進むデール。

誰もいない国道を沢山の車を避けながら車を運転して行く。その時、キャンピングカーから突然、白い煙が噴き出した!オンボロキャンピングカーだから故障してしまったのだ。車から降りてくるメンバーたち。「ラジエターホースを探そう!こんだけ車が転がってんだから色々揃ってるぜ!」と横転してる車からつかえそうな物を物色し始める。

Tドック(アイアン・シングルトン)らも水や食料を探そうと言い始めた。「まるで墓場ね。こんな事していいのかしらね?」とため息をつくローリ。

黙り込む他のメンバーたち。

しかし、物資不足の現実から食料や使えそうな物を、乗り捨てらた車輌から探し出していった。

 

「どっちなんだろ?」とラジエーターに入れる配線を迷っているグレンに、「ラジエーターホースは常に、マイナスだ。やってみろ。」とデールが車の修理のやり方を教えてあげた。「覚えるんだよ。」と言ってグレンに後を任せるデール。

洋服を選んでいるキャロル。

「エドは、こんな色の服着を着せてくれなかったわ。」と言いながら赤いカットソーを当ててみて喜んでいた。

「見えるところにいてちょうだいね!」と子供達に注意するローリ。

炎天下の中、各々物資をさがしているメンバーたちとは別に、アンドレアは1人、デールのキャンピングカーに入り、父親から貰った銃の組み立てをし始めていた。

グレンが修理してる横でシェーンが水を大量に輸送していたトラックを見つけペットボトルの水を浴び出して叫び声をあげた。それをグレンも見て大笑いした。「俺もやる!」

キャンピングカー上でいつものように偵察をしていたデールが何かを見つけた。

遠くの方にウォーカーが一体現れた。その後ろからもヨロッと現れたウォーカー。いや、まだ、ウォーカーは増えていき、100人位のウォーカーの群衆が行進してこちらにやってくる所だった。

トラックの上に腹這いになるデール。その様子を見てリックもライフルの照準で恐ろしい光景に気づき、ローリとカールたちの所まで走って行く。

「車の下へ早く隠れろ!」とローリ、カール、キャロル、ソフィアに言い、全員車の下へ入り込んだ。

いつの間にか、国道いっぱいのウォーカー達に囲まれてしまったメンバー。

車内にいたアンドレアも窓の外に行進して行くウォーカー達に気づき、テーブル下にしゃがみ込んだ。

Tドッグも同じように車に隠れようと移動したら破損した車から飛び出ていた金具に腕を派手に傷つけてしまい流血してしまう。流れ出る血を抑えながら隠れ場所を探すTドッグ。

その血の匂いに反応するウォーカー。

車下に隠れるリック達に、直ぐそばを行進しているウォーカーの群れの呻き声が聞こえてくる。

娘のソフィアが向かいの車下に1人で這い蹲るのが心配なキャロルは、泣き出していて今にも声を出しそう。だから、ローリがキャロルの口を塞いで抱きしめていた。

キャンピングカーの中にウォーカーが一体入って来たので、アンドレアは急いでトイレに逃げ込む。中で早く分解した銃を元通りに組み立てなければと焦るあまりに部品の1つを落としてしまった!

ガタッという音に、1度は外へ出ようとしたウォーカーが気づいて戻って来た。ドアを破ろうと喚きながら体当たりしてくるウォーカー。恐怖のあまり叫び出しアンドレア。

その声に気づいた車上のデールが天窓からアンドレアに持っていた工具ピックを渡した。

ドアを破りトイレに入って来たウォーカーに、勢い良くて向かっていきウォーカーの左目をピックで何回も刺して倒したアンドレア。

Tドッグは血を流しながら襲われそうになった所をすんでのところでダリルに助けて貰った。

機転を利かせてダリルが倒したウォーカーを体の上に乗せて、道路に寝て死んだふりをするダリル。Tドッグもそれに習う。

数え切れないほど行進して行くウォーカーたちが、直ぐ横を通り過ぎて行くのを車の下に隠れてやり過ごすメンバーたち。

殆どのウォーカー達が通り過ぎていった。

その時、1人だけ離れた車下に隠れていたソフィアが一体のウォーカーに気づかれてしまった!

叫び声を上げながら這い出たソフィアは、国道の横に広がる森の中へと逃げる。

何体かまだ残っていたウォーカーがソフィアを追いかけて行った。

それを見て娘を助けに行こうとするキャロルを止めるローリ。

二体のウォーカーが、足早にソフィアを追いかけて行く後をライフル肩手に彼女を助けるために何の躊躇もなく追いかけて行くリック。

木々が生い茂る中を全速力で走り抜けるソフィア。黒い影が飛び出て来てソフィアを捕まえた!

リックだ。ソフィアを抱き抱えて逃げる。目の前に川が広がる場所に来た。

川の中に入り、木の根っこが隠れ場所に適していると判断したリックは、「君を守るためだ、ソフィア。1度に1人のウォーカーしか相手に出来ないんだ。だから、この中に隠れていろ!俺があいつらを引き寄せるから、ここでジッと待っていてくれ!もし、俺が暫くしても来なかったら、太陽を左にして進んで元来た道を歩いて戻れ!いいね?」と言い、自分はウォーカーを引きつけるためにおもてへ出ていった。

リックは1体を岩で殴り倒し、もう1体も隠れて誘き寄せ殴り倒した。

「ここで間違い無いのか?」とシェーンが川の中の木の根っこを探している。「本当だ!俺が奴らを引きつけて向こうへ誘き寄せたんだよ!」とリックは言った。

「もがいた様子なし。」と状況確認するシェーン。

「戻るといなかった。太陽を左にして歩いて戻れ!と言ったのに…。」とリック。

「動揺しててリックの言った事が耳に入ってなかったのかもな。」とシェーン。

「足跡は、こっちに行ってるぜ!戻っているようだから、さっきの広い道まで戻ってみよう!」とダリルが提案した。

足跡を辿るダリル。「道をそれて向こうへ行ってるぞ!ソフィアの足跡しかないな。」とダリルが言う。「皆んなには、探していると言って何か仕事をさせて気を紛らわせとけ!クルマが直ったら直ぐに出れるようにするんだ。」とリックはシェーンに頼み、ダリルと2人で残ってソフィアの痕跡を探して行く事にした。

国道の倒れている沢山の車を1台ずつ手で押して脇へどかして、車が通れるようにして行くメンバー達。

「娘が戻るまで私はここを離れないわ!」とキャロル。「当然よ。」とローリも言ってあげる。

「きっと戻って来るさ。リックとダリルが捜索しているから安心しろ。」とシェーンが口添えしたが、「そうだと言いけれど、、、さっきのウォーカー達が頭から離れないわ!」とアンドレアが言った。

「何故、大勢で群れて移動するんだ?」とグレンが不思議がる。

「あの夜のキャンプした時もそうだったな。」とシェーン。

「群れか、、、。」とデールも訝しむ。

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「痕跡が途絶えた。」とリックが言った。「いや!すこしだが、まだこっちに続いているぜ。」とダリルが自信満々に言う。

「なんで足跡の見分け付くんだ?」とダリルに質問するリック。

「あいにく今、説明している時間がないんでね。早く見つけてもどるぞ!」とダリルはリックを見ずに答えた。

カールは、車内のシートベルトに張り付いたままの動かないウォーカーのようなミイラを外からジッと見ていた。

ドアを開けて中にある物を見つけた。ミイラに跨り、助手席に置いてある荷物を引っ張るとそのミイラがが動いた!

カールが引っ張ったせいでウォーカーのようなミイラが落ちて来ただけだった。

尻餅をついたカールは戦利品を持ってシェーンのところに報告しに来た。

「武器だよ!斧とか工具とか!シェーン見てよ!ホラ、斧だよ?凄いなぁ。」と嬉しそうに持って来たカール。

「デールに渡せ!」とシェーンがぶすっとした顔で言う。

「やめなさい!そんなのしまって!」とローリが怒る。

「クールじゃん!ママ、格好良いからこれ欲しい!」と言うカールに、「おかしいの?なんて事言うのよ!」とローリ。

「本気だよ、ママを説得して、シェーン!」とカールが頼むが、一瞬考え込むシェーンだったが、「デールの処へ持っていけ!」と叱った。

いつもと違うシェーンに驚くカール。デールの所へ行った。

「何?今の態度。カールに対する態度が冷た過ぎよ。私の事、無視?」とローリ。

「何が望みだよ!近づくなと言ったのはそっちだろ?」とシェーンが怒鳴る。

「娯楽室での事、忘れたの?貴方、私にひどいことをしたのよ!」とローリ。「酷いことって?何がだよ!」とシェーンが聞く。

「何をとぼけてるのよ!」

「あれは、間違いだった、、、それは認めるよ。確かに間違いを犯したがそれは、君もだろ?」とシェーンが開き直る。

「まぁ、お別れだよ。永遠にな。俺は、チャンスがあったらこのグループから抜けるつもりだ。」とシェーンが言った。

車を動かしていたら、ラジオが流れて来た。「緊急システム発動!民間防衛局よりお知らせです!救助をして行きます、、、」

「80km圏内から出している放送だな。局所信号だな。」てデールが言った。

「うるせぇ。」と一言言ってシェーンが消してしまった。

森中では、ボーガン担いだダリルとピストルを持って探しているリックが、ノロノロと歩いているウォーカーを発見し倒した。

「ソフィア!」と名前を呼ぶダリル。応答なし。森にダリルの声が鳴り響く。

「爪に新しい皮膚の肉片の跡がある。歯にも肉片が何かついてるぞ。何か食べた後だな。」と今倒したウォーカーの様子をチェックしているリック。

2人とも視線を合わせる。「確かめる方法は1つ。」とリックが言い、持っていたナイフでウォーカーの腹の中を探すことに決めたらしい。

「俺にやらせろ!1度腹を裂いて見たかったし俺のナイフの方が切れ味が良いぜ!」と涼しい顔をしてきりさばいていくダリル。

横にいるリックは、気持ち悪いのを我慢して必死に耐えているのが分かる。

楽々ときりさばいて行くダリルは、次に手をウォーカーの腹の中に入れて内臓をくりぬいて取り出した。「胃袋だ!」とダリルが言い取り出した物を、今度は、リックげ裂いて中身を探した。

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内容物を見て即座に何だか分かるダリルが「ウッドチャックだな。取り敢えず良かったな!」と言った。 「取り敢えずはな。」と考え込むリック。

「大丈夫、見つかるわよ。」とアンドレアは、娘を心配して遠くを見て立ち尽くすキャロルに声をかけた。

そして、デールの所へ来て言った。「私の銃は?あれは私のものよ!」

「必要ないだろ?俺が持ってる。君には渡したくないんだ、、、心配だから。」とデールが答えた。

「銃を持つ者は少ない方が良いからな。」と側にいたシェーンも言った。

その時、森からリックとダリルが戻って来た。

「いなかったの?」と落胆するキャロル。

「足跡がなくなったんだ。もう暗くなる。夜明けになったら又探すから!」と申し訳無さそうにリックが説明した。

「森で1人で一晩いさセルつもり?」とキャロル。

「暗闇の中を探してたら逆に俺たちが迷っちまう、、、。」とダリルが理由を話した。

「ダリルは足跡を探す名人だから、彼が捜索してくれるから大丈夫だよ。」とリックはキャロルを説得した。「それ、血?」とキャロルは、2人についている洋服の血を聞いた。

「ソフィアは襲われていない、ウォーカーのち血だよ。」と話すが「なんで分かるのよ?」と問い詰める。

リックとダリルは、また見つめ合う。「腹を掻っ捌いて中身を確認したからさ、、、。」とダリルが説明した。

それを聞いて力無くすキャロル。

「何故、娘を1人置き去りにしたの?」とリックを責めるキャロル。

「ウォーカーが二体いたんだ。引きつけてやっつけるしかなかったんだよ。」とリック。

「唯一のやり方だよ。」とダリル。

「1人で来た道を帰らせるなんて!まだ、子供なのよ!」とキャロルが泣き出した。

「すまない、他に助ける方法が無かったんだ、、、。」とリック。

「俺でもそうしたな。」とシェーンが助け船を出した。

「女は独りぼっちで森に、、、。」とキャロルが言うと何も言えずに皆黙り込み立ち尽くした。

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昨日のカールの戦利品である斧やナタなどの工具のコレクションを取り出して、シェーンが1人ずつ武器として携帯することを命令した。

アンドレアだけ不満顔。「武器じゃなくて銃を頂戴!」と文句を言った。

「ダリルとリックが持ってる。気が揺れる度に、ビビって銃をぶっ放されたら困るからな。群れが近くに居たら危険だからな!」とシェーンが答えた。

「川に沿って8km程行く!ソフィアがいるとしたら、小川の近くだろう!」とダリルがこれからの計画を話した。

「皆んな見える範囲に居てくれよ!俺たちが戻るまで車を整備しておいてくれ。あと、カールを悪いけれど見て居てくれ!」と皆に注意を促し、デールに頼んだリック。

「僕も行くよ!人が多い方が良いでしょ?」とカールが言った。

「貴方から言って。」とローリがリックに言った。リックがどうしようと迷っていると、

「これだけ大人が沢山いりゃあ、平気じゃないか?」とデールが口添えをしてくれた。

「OK! 側を離れるなよ、カール。」と連れて行く事になった。

デールがニヤッとカールにドヤ顔するとカールも嬉しそうに笑いかえした。

アンドレアがデールの所に怒った顔でやって来た。「俺に怒らないでくれ。」と言うと、

「銃がなきゃ探しに行かないわ!頼むから私の銃を返してよ、デール!」と頼むが、

「君のためだよ。」とデール。

「嘘よ!自分の為でしょ?渡したら私が口に銃口を入れて頭をぶっ放すとでも思ってんの?」とアンドレア。「怒るのはわかるが、私が居なければ君は自殺する所だったんだぞ!」と言うデールに、

「良いのよ!私はCDCに残る事を望んだのよ!」とアンドレア。

「あれは自殺だ!」とデール。

「私自身のことよ!貴方には関係ないわ!」とアンドレアが怒ると、

「エイミーだって、、、。」とデールが話すのも遮断して、「妹の事は持ち出さないでよ!私達2人の問題よ!大体、私に生きる意味を説くなんて、貴方、何様のつもり?私の人生よ!」とアンドレアはデールに食って掛かった。

「救ってあげたじゃないか!」とデール。

「いいえ!私が、貴方を救ってあげたのよ、デール?自分のせいで人が死ぬのはごめんよ!私に何を期待してるの?」とアンドレア。

「感謝してるかと思ったのに、、、。」とデールは落胆する。

「感謝?そんなの私がする訳ないじゃない!私は死にたかったのよ!ゾンビに食べられて死ぬんじゃなくてね!普通に死ねるチャンスを貴方は、私から奪ったのよ!デール!私の願いはね、、、終わりのない悪夢から抜け出す事よ!誰も傷つけずにね!そのチャンスを奪った貴方に感謝しろって?」とアンドレアがまくし立てると、

「なんて言ったら良いか、返す言葉もない、、、。」とデールが口ごもる。

「私は、あなたの娘でもないし、ましてや奥さんでもないわ!もう、これ以上ほっといて!わかった⁈」と自分の思いを吐き捨てると、遠巻きに困惑して2人の様子を伺っていた他のメンバー達のところへ歩いて行った。

去って行くアンドレアの後ろ姿をただ黙って見送ることしかできないデール。負傷しているTドッグとキャンピングカーに残る事に。

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森の中をソフィアを探し歩いて行くメンバー達。カールがシェーンに話しかける、「ねぇ、見てよ!パパが良いって!」と無邪気に話すが、シェーンは嫌そうな顔をして、「静かにしろよ、カール。ソフィアを探す事に意識を集中しろ!」と叱かった。悲しそうな顔をするカール。

「どうしたの?」とローリがカールの肩を抱く。

「ねぇママ、シェーンが何だか知らないけれど僕の事、怒ってるみたい。」と落ち込んで話した。

「怒ってなんかいないわよ。きっとソフィアが心配なだけよ。」と慰めた。

先頭を行くダリルが何か見つけた。テントだ。

「色々とありそうだな、、、。」と構えていたボーガンを下ろして、ナイフに持ち替えて緑色のテントにそっと近づいて中を伺いにいった。

リックがキャロルを呼んだ。「中にソフィアがいるかもしれない。もしいるならば君の声に反応するだろう。だから、優しく話しかけてくれないか?」と説明した。

「ソフィアいる?ママよ!ベイビー、もう大丈夫よ。ママが迎えに来たわ。」キャロルが優しく話しかけたが、反応が全くない。

ダリルがユックリとテントのジッパーを開けた。

中には、ミイラ化した腐乱死体があるだけだった。頭をぶち抜いたようだ。抜け目なくミイラが持っていた銃を失敬するダリル。「中にいるのは男が1人。生きるのを諦めた奴だな。」と言いながらテントから出て来たダリル。

その時、何処から教会の金の音が鳴り響くのが聞こえて来た。

「あっちから聞こえて来るぞ‼︎」と走り出すメンバー達。

「反響して聞こえて来るわ。もしかしたら娘にも聞こえてるかも!」とキャロルも期待して言った。

「助けを求めているのかも!」

キャンパーの上に双眼鏡で周りを監視しながら立つデール。

「なぁ、修理はどうしたんだよ?ソフィアが戻ったら出発するんだろ?」と何もしないデールにTドッグが聞いた。

「修理なんてとっくの昔に直しちまってるよ。」とデールが答えた。

「はぁ?昨日のうちに直してたのに嘘ついてたのかよ!」とTドッグが言うと「パントマイムみたいなもんさ!誤魔化すためのな!」とデール。「皆んなに絶対に言うなよ!直ってるって分かったら、皆んな直ぐに出発したがるだろ?」と答えるデール。

「ソフィアは、見つからないと思ってるのかい?」とTドッグが聞いた。「最悪なケースを避けるためさ。見つからなきゃ諦めるだろ?多数の為に小数を犠牲にするって議論があるだろ、あれ、キライなんだ。」デールが説明した。

「じゃあ、その為のパントマイムなのか?」とTドッグ。「そうだよ。」とデール。

メンバー達が森の中を走って鐘の音の方へ行くとそこには、小さな墓が幾つかと白い教会みたいな建物が一軒立っていた。

「鐘がどこにもないぞ!」とシェーンが叫んだ。

『南部バプテスト教会』の看板が。

教会のドアを開けると、教会の長椅子に3体のウォーカーが座っていた。メンバー達に気がつき立ち上がるウォーカー。

武器を握りしめ頭を撃ち抜くリック。ナイフで倒すシェーン。斧でウォーカーの頭を撃ち抜くダリル。

「ソフィア‼︎」と名前を呼ぶシェーン。

キリスト像に近づいて「キリストさんよ、望みを叶えろよ!」とダリルが言った。

チャペルの鐘がないのも当たり前。外にタイマーが設置されていて自動で鳴っていたのだ。落胆するメンバー達。

「中に少しいるわ。」と肩を落としキャロルが入って行った。それに続いて皆も教会の中へ入った。

しかし、アンドレアだけ呆然としたまま教会の外の壁に持たれかかったままズルズルと座り込んだ。

暫くすると話し声が聞こえて来た。「貴方、本気?」とローリが話しているのが聞こえて来る。「その方が良いだろう。」と続いてシェーンの声も。

「良い人間を演じようと努力して来たが駄目だな。マジで君を傷つけるつもりはなかったんだ。分かるだろ?まぁ、どっちでも、もう良いが。」

「リックに何も言わずに行くの?」とローリ。「君が決めろよ。言うかどうかは、君次第だ。」とシェーン。

「カールは貴方に嫌われたって悩んでいるわ。」とローリが言うと、「違う!俺は、カールや君と距離を置こうとしただけだ。だって、俺は君を失うんだぞ‼︎」とシェーンの声が強くなった。

黙り込むローリ。何も言えずそのまま教会の中へ走って行った。

1人取り残されたシェーン。

そこに、呆然と立ち尽くすアンドレアを見つけてしまい、そのまま逃げて行った。

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「神よ!お助け下さい!私は愚かでした。貴方は、道中、私達をお守りして下さって暴力を振るうエドに罰をお与えになり、魂の汚れ腐った眼差しで自分の娘を見る夫を止めて下さった!でも、娘は罪を犯してはおりません。ただ恐怖に怯えている子供なんですよ。全てわたしの過ちです。エドの死を願いました!それは、私の罪ですからどうかおやめ下さい!どうか娘を守り、生きて返して下さい!お願いいたします!悪いのは私です!娘にご慈悲を!」とキリスト像に語りかけ、長椅子に座り込むキャロル。ローリが優しくキャロルを抱きしめた。

「ねぇ、私も連れて行って!さっきの話を聞いてとのよ。2人の事は詮索しないわ!とにかく、あの人達から私は離れたいのよ!」と足早に去って行くシェーンを追いかけて小走りになるアンドレア。

「はぁ?何を言ってんだ?手に手を取って船出するのかよ⁈」とシェーンがあきれてバカにして言った。

「違うわよ。ただ、その船に乗せて欲しいだけよ!他の場所で生きて生きたいの。今の状況わかるでしょ?私とあなただけ、浮いてると思わない?2人とも足手まといなのよ!」とアンドレアが言い出した。

「何だよ、俺に何のメリットがあるんだよ?守るべき人間が1人増えるだけだろ?」とシェーンが言った。

「そうね、人助けするんだから良い行いを詰めるでしょ?あと貴方の援護が私には出来るわ!考えといて!」と、リックが近づいて来たので話を終わらせたアンドレア。

こちらに来たリックに「もう、戻ろう!みんな疲れてるぜ。とにあえず、この場を離れて小川の反対側を捜索しよう。」とシェーンがリックに言ったが、「いや、まだ、駄目だ。もう少し待とう。鐘を聞いて近くにソフィアがくるかも。、、、俺のせいだ、何もかも。だから、諦めるわけには行かないんだ。」とリック。

シェーンが皆んなに、「ダリルと皆んな戻ってくれ、暗くなるし。俺とリックは、もう少しこの辺りを探すから。」と話した。

「は?二手に別れる気か?本気かよ?」とダリルが不思議がる。

「ああ、後から俺たちも追いつくから。」とシェーン。

「僕も残るよ!ソフィアは、僕の友達でもあるからね。」とカールが言った。

「気をつけなさいよ!いつの間にかこんな成長して、、、。」とローリがカールを抱きしめてキスをした。

リックも別れのキスをローリにした。それをジッと恨めしそうに見つめるシェーン。

その状況を見ているアンドレア。

ダリルがローリに銃を渡す。それを見て自分に銃を渡してくれないから頭を振って呆れて笑うアンドレア。

教会の中へ入ったリックは、キリスト像に話しかけていた。

「どんな目で俺のことが見えてる?悲しみ?冷笑?哀れみ?愛か?それとも無関心か?」話しながら帽子を脱ぐ。「俺は、信心深くない。神より他のものを信じてる。家族が1番!その次に友人や、仕事で、、、。だが、今回だけはほんの少しで良いから助けて欲しいんだ。俺の行動が正しいと何かで示して欲しい。見極めるのが難しくて、、、だが、アンタなら、、、答えなんて要らないから、小さなサインで良いから、合図してくれないか?」と神に願ったリック。教会を出ると正面の階段で座ってシェーンとカールが待っていた。

森の中をズンズン歩いて行くダリル、グレン、ローリ、キャロル、アンドレア。

「戻ったらどうするの?」とキャロル。「ドンドン、人数が減って行くぜ!早くしないとな。」とダリルが言った。

「武器がナイフじゃね。貴方には銃があるから良いわよね。」と嫌味を言うアンドレア。

「じゃあ、欲しい?欲しいならこの私の銃をあげるわよ。もう、貴方のその目にはウンザリよ!」とローリが頭にきてアンドレアに銃を渡した。

「それに、ねぇ、キャロル。貴方の苦しみは計り知れなくて、私には想像もつかないほどだけれど、良い加減、リックを責めるのは止して!」とローリはキャロルにも怒り出した。

「リックは、迷わずにソフィアを助けるために追っ掛けたわ!貴方たちにそれが出来た?」とダリル達にも言った。

「他に選択肢があったなら教えて欲しいもんだわ!ねぇ、誰か教えてよ!」と皆に聞いたが誰も答えない。

「皆んなリックに頼ってるくせに責めるなんて酷すぎるわ!彼が必要ないなら離れていけば良い事よ!」とローリが訴えた。それを聞いてアンドレアは、ローリに銃を返した。そして、「行きましょう。」と言った。

森の中にカールとリックとシェーンが歩いていた。ソフィアを探すために森の奥へ入ると何かが動いているのが見えた。鹿だ!

驚く3人。

シェーンが獲物と仕留めようとするとリックが止めた。美しい鹿を見ながら笑う3人。カールが歩いて行くのに鹿は大人しくジッとこちらを見て動かない。微笑みながら鹿に近づくカール。その時、銃声が鳴り響いた。

その途端、カールが仰向けになって倒れてしまった。呆然とするリック。「やめてくれー‼︎」

リックの悲痛な叫び声が森の中に木霊した。

[第1話 THE END,to be continued…]

= Lyraの感想=

うわぁー!やめて〜!な終わり方をしてしまった第1話。

子供が犠牲になるのが1番つらいんですよ。もう、見てらんなくなる!

今回はウォーカーが大量に出る、国道のシーンがハラハラして心臓に悪かったですね。まぁ、こんなのまだまだ序の口なんだけれど…。

ダリルがウォーカーの腹を掻っ捌いたりするグロいシーンは、日本版だとカットされているから不満の人がいるらしいけど、話にそんなのなくても、悲惨さはかなりあるから同じなんだし、とやかく言わないでストーリーやメンバーたちの心情に目を向けるべきですね。

このシーズン2からLyraが愛するダリル・ディクソンがニョキニョキと頭角を表して来ます!

第1話からもサバイバル力の高さが如実に表れているでしょ?

足跡だけで、誰が歩いたか?どこへ向かったか?人間か?動物か?全て足跡だけでわかるんだから凄いわ〜!

ダリルと一緒ならば世紀末な世界でも安心して生きていけるわ!

本当にウォーキングデッドを見ていると、サバイバル力が高い男性が1番素敵で、力強い守ってくれるやつじゃないと付き合いたくない!とつくづく思います!

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まぁ、人間も生き物なので、性別問わずに、生き抜く強い力をつけないとダメですね。

体力もそうだけれど、メンタルが強くないとアポカリプスな世界では人格崩壊してしまいます。

リックもキャロルに責めらて凹んじゃってるしね、神頼みをしてるところのリック、、、演技うまいわ、リンカーン。

メンタルが強いのか?窮地に追い込まれると生き生きして見えるダリルと対照的に、シェーンはローリへの思いが爆発しかけていて、今回はまだ普通ですが、もうそろそろ理性が崩れて来ます。

アンドレアも、妹を亡くしたばかりで自暴自棄になるし、デールは理性的だけどアンドレアの事になるとアタフタするしね〜。(漫画だとこの2人は出来てるんですよ。ドラマでは、デールの片想いみたいになっていますが、、、。)

チームがバラバラになりそうな危うさがジワジワと加速して行くので、男女間のもつれに注目して見て行くと面白いですよ!

ウォーカーより、泥沼な人間関係の方が怖いのよ〜〜‼︎

次回から、ワァオー!な人々もチームリックに参戦して来ますよ。

ソフィアは、どこにいったのか?

カールは撃たれて大丈夫なのか?

そして、ドロドロな三角関係は?

次回をお楽しみに!

P.S. 巷ではローリって感じ悪いとかピッチみたいに言われてるけど、ドラマの方は、Lyraはローリはクソだと思わないんだよね。

子煩悩だし旦那思いで良いし、気が強くて口が悪いだけなんだと思うんだな、これが。

ローリが言ってる事って、ほとんど正しいしね、、、優等生キャラが世間は嫌なのかな?

*ウォーキングデッド、シーズン2第2話は、こちらから!

 

来週のTWDも楽しみ〜。

一緒にドキドキしよう!

また来週もよろしくお願いします〜。

See you tomorrow〜 ♪

 

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