【THE IDOL/ジ・アイドル】第5話ネタバレ 貴方はずっと私のもの あらすじ感想 最終回Jocelyn Forever

全6話と前々から決定して開始し、好評ならばシーズン2も制作する雰囲気がありありだった【THE IDOL/ジ・アイドル】。

それが今回の第5話で最終回となってしまったのは残念だったが、正直な話「こんなに女性を虐めていたら打ち切りなるんじゃないの?」と第1話からずっと周りに言っていたLyraとしては、「なるようになった」としか言えない。

デビュー前からLily Rose Deppが大好きだから、このブログで良く取り上げて来たし、The Weekndの曲も好きで和訳解説して来たから、撮影に入ると発表されてからずっとこの数年、期待して待っていた。でもLilyやLilyの友人の子(レイア)が虐められまくっていて胸が痛くなる。きっと視聴者も同じ思いをしてしまったから、暴力ドラマとか虐待ドラマと言われてしまったのだろう。

でもこの第5話の最後のセリフにもあるように「話題性があるから非難されるし、非難されれば、3億ドルの宣伝費が浮く(宣伝して貰ったようなもの」となるのだからショービジネスとは、いかに腹が座っているかが重要なのね。

第1話でLyraは「力関係が変われば、テドロスはヤバい立場になる」と書いたが、まさにそれ。この最終話で何もかもが変わる。

これを愛と呼ぶのか?報復と呼ぶか?は、あなた次第。

主従関係なんてあってないようなものよ。

欲望に塗れたハリウッド。

そして家族の在り方の不安定さ。

不確実な世界で貴方はどう生きて行く?

今日Lyraがあらすじ感想解説を書くのは、アメリカ合衆国HBO製作のTVシリーズ、【THE IDOL/ ジ・アイドル】です。

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出会って音楽の趣味が合うことから、距離が縮まった2人。テドロス(The Weeknd) のサドな性格がマゾっけのあるジョスリン(Lily Rose-Depp) には、新しい刺激をくれる人になり、母の死から、元々あった人間不信が爆発していた彼女には好都合な理解者だった。

それが前回の第4話で、信頼を寄せていたテドロスの策略が分かり、キレたジョスリンは、元カレのロブとHしてしまう。テドロスも捨てる。

だが執念深いテドロスは、ジョスリン無しでは生きていけないため、出て行かない。

今回の第5話は、揉めた夜の翌日から話は、始まります。

*前回の第4話はこちら→【The Idol/ ジ・アイドル】第4話ネタバレ 音楽への唯ならぬ愛と家族 解説 あらすじ感想

 

詳しい解説と感想は、Lyraのあらすじの後に書いています。

先にあらすじを書いていきましょう。

 

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The Idol is an American drama television series created by Sam Levinson, Abel Tesfaye (The Weeknd), and Reza Fahim. The series focuses on female pop idol Jocelyn (Lily-Rose Depp) and her complex relationship with Tedros (Tesfaye), a sleazy nightclub owner, self-help guru, and cult leader. Appearing in supporting roles are Suzanna Son, Troye Sivan, Jane Adams, Jennie Ruby Jane, Rachel Sennott, Hari Nef, Moses Sumney, Da’Vine Joy Randolph, Eli Roth, Ramsey, and Hank Azaria.

*Lyraのブログのあらすじは、ネタバレ有り無しで読めるように書いてあります。詳しい内容を知りたくない人は、あらすじ前編だけ読み、後編の次にある【Lyraの感想解説】をお読みください

【THE IDOL/ ジ・アイドル】第5話『Jocelyn Forever ジョスリン・フォーエヴァー』

あらすじ: 前編 *ネタバレなし

朝になると、いつものジョスリンとは違い、しっかりと起きてレコーディングをしている。プロデューサーとも意見を交換して、自発的にやりたい方向性を話ている。

一方テドロスは、テキパキしたジョスリンとは違って朝から酒を浴びるように飲んでいる。

ヘベレケになって千鳥足で今までのテドロスではない。うちひしがれ落胆した顔で又酒を飲んでいると、ソファーに座ってタバコを吸っているザンダーと目が合う。

テドロスと話し合っている時に作った曲をレコーディングしているジョスは、プロデューサーのマイクに構成を変えたいから、「もう一度聞き直したいわ」と言う。

するとテドロスが「俺ももう一度聴きたい」と割り込んできた。

ジョスリンはテドロスを無視。

テドロス「俺様は、インスピレーションの源なんだぞ!」と文句を言うので、ジョスリンは「アンタは出て行ってよ!」といった。

テドロス「俺を追い出したら、お前の命綱をきることになるんだぞ!」と声を荒げた。

ジョスリン「そんなの平気よ、アンタなんて。皆んな知ってる?テドロスったら笑えるのよ、私と付き合いたいから、わざわざ私のバックダンサーを使って私を自分のクラブに来店させるように仕向けて出会いを作ったんだよ。それにプリンスの話なんかしてさ、私がプリンスを好きなのを前から知っていたからよ。刑務所にいる時から私に執着してたんだって。」とスタジオにいる皆んなに話してしまう。

その事実を知って、その場にいるスタッフ達は、「ひでぇ、話だな」とテドロスを軽蔑した。

テドロス「あ、あれは本当だよ!」と言い訳をしたが、ジョスは「嘘つきの詐欺師」とテドロスを罵る。

マイク「ひでぇ詐欺師だ、金の為かよ」

ジョスはクロエに「いつからコイツは私の事を話していた?」と尋ねると「ずっと前から話題に上がっていたよ」とデビルの被り物してバツが悪そうに答えた。

テドロスは、何もかもデタラメだと叫ぶが、ジョスは、「アンタが見つけてきた歌手を私に売り込む為に近づいたのは分かるわ、だって逸材だもの。だから私が預かるわ。でもアンタは出て行って!」と言うと、スタッフにアウトロが良いと話しかけ、テドロスを無視した。レイアは、そんなテドロスを見て笑っている。

そしてブラックドレスに着替え、マジストレイト・レコーズのビルに乗り込んで行くジョス。レイアは外で待っている。

 

 

そしてしばらくしてレイアのところに無表情で戻って来たジョスリンは、2人でエレベーターに乗る。

レイア「彼女は気に入った?」ジョスはニッと笑うと言った。

「大喜びだったよ」

 

翌朝、いつものようにレイアがジョスリンを起こしに来て、ベッドルームのカーテンを開ける。

「フィンクから電話よ」

ぶー垂れた顔をしながら寝ぼけて起き上がるジョス。だが電話を受け取るとよそ行きの声で話し出す「あら、元気?」

アンドリュー(フィンク)「ツアーに不安があるんだよ。1:00 pm にそっちにいくから、」とジョスに言うなり電話を切った。

もう、と言いながら着替え始めるジョスにレイアは「重要な話があるの」とジョスに言う。

ジョスリン「ツアーのこと?」とレイアに聞くと「ちがう」と言うと、後にしてと言うジョス。

レイアはがっかりして、それ以上話すのをやめてしまう。

「さあ、皆んな起きて!」と、ジョスリンは、フロアで下着姿で雑魚寝している子達をお越し、「1:00からツアー責任者が来るからちゃんとして!後、アイザック、ラムジー、クロエ!私は貴方達を前座として出したいから。歌うチャンスよ。」と言うので3人は嬉しそうにしている。

その様子を後ろのバーカウンターで座って酒を飲んでいるテドロス。

ジョスリン「最高のパフォーマンスを見せてよね!私はテドロスとは違って貴方達をスターに出来るんだから」と言って部屋から出て行った。

するとテドロスは、ザンダーを呼び「またお前は利用されるだけでスターにはなれないぞ。だったら根性見せてるチャンスを掴み取れ」とアドバイスすると、ザンダーは黙ったまま「うん」と頷いた。

テドロス「そいしろ!お偉いさんが来るぞ!」と大きな声で、皆んなにはっぱをかける。

何やら自分の臭い匂いが気になったのか脇を嗅ぐテドロスだったが、「1時になっならセクシーにいけよ!ビアンカ!尻とおっぱいとセックスだ!何だったらアレをしゃぶってやれ!早く片付けろ!」と皆んなに喚く。

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ジョスは、鏡の前に座り、異常な勢いで髪の毛を乱暴に解いている。ザッザッと髪の毛がキレそうな勢いで。

そこへロブからスマホに電話が入る。ジッと画面を見つめてはいたが、ジョスリンは電話には出ない。

車が3台入って来た。すると、アイザックが上半身裸のままで手を振って皆んなをお出迎え。

「ありゃ、何だ?」と言ってるフィンク にアイザックは、ハグし、ニッキにもハグするアイザック。2人を招き入れると、後ろからデスティニーとカイムも一緒についていく。

中に入ると出迎えで立っているのが、いつもの格好である下着姿の男女が立っている為、ニッキもフィンクも「宗教集団か?何だこりゃ?」と異常さに居心地の悪さを感じてるようだった。

テドロスも「席はこっちだ。」とか、「ビアンカ!」と先程の女を呼ぶ。

ビアンカは尻を振ってフィンクに色気を振り撒き、フィンクも満更ではないようだったが、

アンドリュー(フィンク)「ジョスリンを出せよ。時間がないんだよ」とジョスの名を呼び出した。

テドロスは、客達に挨拶していたが、ニッキを見つけると顔色が変わり、「ユダヤ人は(裏切り者は)出てけ!」と言い、ダイアンとの契約を勝手に進めたことを理由に、「アンタはセンスも何もない女だ」と。ニッキをジョスの邸宅から追い出そうとする。

ニッキ「随分とまあ『腹黒い』ことを言うわね」

テドロス「こいつ!俺にブラック(黒い)と言ったぞ!アイザック聞いたか?」と叫ぶ。

だがフィンクが「ジョスを呼ばないとツアーを中止させる」と怒るので

テドロス「分かったよ、今ちょっと喧嘩中でね」と出ていくと、カイムが驚き、真横に座るデスティニーに「本当か?」と聞く。

デスティニー「だから貴方を呼んだのよ。そうだ!クロエ、テドロスと作っていた曲あったわよね?歌ってくれない?」とクロエに話をふると、クロエはにっこり、歌い出す。

今までそこにいる住人たちを、相手にしていなかったフィンクとニッキがびっくりして、クロエの歌に聞き入った。

フィンク「凄く良い声だが、この子は頭のネジが外れてるぞ」

カイム「驚いたよ、こりゃ」

 

 

フィンク「だから、歌は良くてもコレはやばいって…天才はチャールズ・マンソンだぞ。あのマンソンファミリーだって、マンソン本人が消えたら後は、シラミだらけでそれしか残っていなかったんだぞ!」

この揉めてる音に気づいたのか、ジョスリンが2階から階段をゆっくりと降りて来た。

レイアは、客人達が揉めてる中で歌うクロエを見ていたが、ロブから電話が入り、スマホを騒音の中で耳に当てる。

ロブ「おい、今俺は大変なことになってるんだ。ジョスを出してくれ!」と言ってきたが、

レイアは「お偉いさん達が来ていて発表会してるから今は電話に出れないのよ」と答えると

ロブ「俺の人生がメチャクチャにされてるんだぞ!俺はあんな女をレイプなんかしていないんだ!だってジョスと一緒にいたんだから!君だって知ってるだろ?だからジョスに説明して欲しいんだ!問題の女とは写真を撮っただけなんだよ、だってザンダーから頼まれたからさ!」と説明したので、レイアはビックリした。

ジョスリンは、クロエが歌い終わるのを待っていて、歌い終わると、皆のところへやってきた。

早く歌えと言うフィンクに、「その前にアイザックの歌を聴いてよ。お願い」と頼むジョス。

嫌がるフィンクの返事も聞かずにアイザックがマイクを取り歌い出すと、そこにいる皆が釘付けになる。

 

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デスティニー「プリンスの魂を持っている男が、ここにいるのよ。どう?これでわかった?」とカイムに聞いた。

アイザックは、セクシーに歌いニッキにまたがり、歌い出す。まんざらでもないニッキ。

 

それを見ているザンダーに、レイアが「聞きたいことがあるから」と静かな場所で話そうと別の部屋に連れて行こうとするが、ザンダーは嫌がり、しまいには「うるせー、うせろ」とまで言って無視をした。

そこへスキンヘッドのミッチが、わざとやってきて「何の話だ?聞かせろよ」と2人だけで話をさせないように、レイアの肩に腕を回す。

レイア「やめてよ、2人で話したいのよ」と言うとザンダーは「ミッチも家族だ」と真顔で言う。

仕方なくレイアはこの場所で、「ロブがレイプ容疑をかけられているのよ、彼はそんな人じゃないわ」とザンダーに説明する。

ザンダー「新作が控えてるのにそりゃ、大変だ」と慌てもしない。

レイア「だからジョスリンに話して、ロブのことを助けてあげたいの」

すると何いってんの?と言う顔をしてザンダーは言う。

「ジョスが知らないとでも?知ってるから電話に出ないんだろ?」と言い放つ。

レイアは、ザンダーが嘘をついてると分かりつつも、がっかりして話さなくなる。

ザンダー「人の本性なんて、分かるもんか」

 

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次はラムジーが歌う番。

カイムは彼女の声を聴いて驚き、デスティニーに「3人ともアマチュアか?」と聞く。

デスティニー「3人共どことも契約してないよ」と答えると、すっごく驚くカイム。

デスティニー「テドロスが見つけたのよ。」

カイム「あの汚ねーミヤギがか?」と笑いだす。

ニッキは横で2人の会話を聞き、具合が悪そうに座っているテドロスに「貴方があの3人を見つけ出したの?」尋ねた。

テドロス「そうだ。でもジョスが自分の手柄にしようとしてるんだ」

ニッキ「貴方の功績は私には分かるわよ。どうやら貴方と意見が合いそう。カイムとデスティニーは、ジョスの手柄にしようとしてるのよ。私はそんな事はしないわ。カイムとデスティニーぬきで私と手を組みましょうよ」と、コソコソと話をして利益を得ようとするニッキ。

その横でカイムとデスティニーは、3人を手に入れようと話し合っている。

デスティニー「ニッキには絶対にあの3人を渡さないわ。だって私は3人をずっと見てきたんだから。犬の名前も知ってるくらいよ。大丈夫」とカイムに話す。

歌が歌い終わるとカイムが「3人とも凄い才能だ!」と褒めた。

そこへニッキのスマホに何かメッセージが入った。

ニッキ「ロブのニュースが入ったわ。貴方の元カレよね?」とジョスリンに笑いかけた。ジョスリンが何を言ってるか、いきなり言われて理解できないのでニッキは、ニヤニヤと笑いながら

「セクシーなスーパーヒーロー役を射止めたロブ・ターナーのことよ。レイプ容疑をかけられてるわ。」と説明したので、ジョスは「私に見せて!」と言う。

そして内容をザッと読んだジョスは、真相が何だか理解したようだ。

「この度ロブターナーの行為は、我が社の信条とはあいいれません。劇中5%しか顔見せしておりませんが、不快に思われる方もいるでしょうから、デジタル処理をして顔を差し替えます。」と読み上げるニッキ。

レイアはそれを聞いて責任を感じて泣きそうだ。

ジョス「証拠があるわ」と庇おうとするが、テドロスがわざと「暴力絡みだとか、知ってるよ」と邪魔して話し出した。

テドロスはその話をしながら、ザンダーを見つめてアイコンタクトを送っていたようで、ザンダーは、話し出したテドロスが良い終わると直ぐにサッ!と立ち上がる。

そしてマイクを取ると歌うといいだし、歌い始めた。

キッ!とテドロスを睨みつけるジョスリン。

カイム「君の仕業かい?」とジョスリンに笑いかけると、ジョスリンは、ムッとしながらも「そう、彼も前座に使おうと思って」と仕方なく答えた。

ザンダー懐かしい懐メロを歌い出す。

「ちょっと来て」と怒った顔でジョスリンはテドロスに耳打ちすると、廊下に連れ出す。

ジョスリン「アンタの策略でしょ!アンタは人間が小さくて嫉妬深い男だわ。」

テドロス「うっせーよ」

ジョスリン「ロブはレイプなんかしていないわ。アンタは私の家から出て行って!本気よ!」

テドロスは、隣の部屋で皆んながザンダーの歌を聞きながら踊っているのを見ながら「ザンダーはすげ〜なあ。歌声を取り戻したんだから」と笑いながら嫌味を言った。

ジョスリンは頭に来て、早歩きで部屋に入って行くとカイムに耳打ちして「アイツに金をやって。ここから追い出して、永遠に!」と🙏。

カイム「よし!俺に任せろ!」

カイムは立ち上がるとテドロスの方を掴み、外に連れ出した。

 

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フィンクは、歌い終わったザンダーに「2人がステージに立ったらファンは大喜びだな」と言う。

ジョス「鋭いわね。彼も私のツアーに連れて行くわ」

フィンク「そりゃ、すごい!世紀のツアーになるぞ!」とみんなで大喜びした。

次は、ジョスリンの発表だ。ツアーをするかどうかが決まる。

 

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カイムは、テドロスをバーがある部屋に連れて行き、話ながらウィスキー瓶を探して酒を飲む準備を始める。

カイム「赤ずきんの話を知ってるか?この前、娘に読み聞かせやってさ、ありゃ、恐ろしい話だよな。悪い狼がお婆さんと女の子を食っちまうんだからな」テドロスは、何を話してるんだ?とばかりに、キョトンとした顔で聞いている。

カイム「狼は自分が勝ったと思うんだが、結末を覚えているか?」

テドロス「いいや」

カイム「猟師が通りかかり、イビキを聞いておかしいと思ってドアを開けたら、悪い狼がお婆さんのベッドの上で寝ていたんだよ。だから猟師は、持っていた銃をつきつけて殺そうとするが『まてよ、お婆さんがお腹の中で生きていたらどうしよう?』と思い、狼の腹をハサミでチョキチョキ切るんだぜ。狼は叫び声をあげるが、猟師は無視して腹を裂き、お婆さんと赤ずきんを無傷なまま腹から出してやるのさ。さあて、ここからがエグい!」と勢い良く話してニヤつくカイム。

カイム「赤ずきんは名案を思いつくのさ。狼の腹に石を詰め込み縫い合わせ、狼は大量出血で死ぬのさ(*注意: 実際のお伽話は、大量出血もあるが、井戸に落ちて死ぬから水死)。

俺はこれを5歳の娘に読んでやった。娘に『怖かっただろ?』と聞いたら、『怖くない』って言うんだぜ。俺は『何でだい?』と聞いた。娘は俺の両目を見てこう言ったんだ。『だってパパが猟師だからよ』」と、一気に話しあげると、ボロボロのやさぐれたテドロスを睨みつけた。

そしてグラスに入った酒をグイッと一気飲みほすと、勢い良くカイムは部屋から出て行った。

残されたテドロスは茫然自失。フラフラして取り残されたまま…。

ダイニングルームの方から、ジョスリンの歌う声が聞こえて来る。

ジョスリンの本番さながらのお披露目曲は、テドロスと母親からの痛みについて話し合ったあの時のものだ。

お尻を振りながら人を惑わすように歌うジョスリン。首に両手を当てて締めて挑発する。

テドロスは、それを見ることもできないまま、図体のでかいボディガードに連れ出され家から摘み出されてしまった。そして無理矢理バンに乗せられた。

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いきなり声がした。暗い車内で見るとカイムが座っている。

「マウリオ・ジャクソン。仕事の報酬をやるよ。これを持って失せろ。2度と姿を見せるな」と札束が入った厚い封筒をテドロスに渡す。

テドロス「金で方をつける気かよ?彼女は金じゃ買えねぇよ」

カイムは大笑いしながら「作戦変更か。そっちの方が好きだ」と言うと車から出てドアを閉めた。

*あらすじ後編と、【Lyraの感想・詳しい解説】は、次のページへ→

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