【The Stone Roses/Elephant Stone】和訳 解説 マニ逝去

2020年11月26日に書いたまま忘れていたこの記事を、まさかManiが亡くなって悲しくて投稿することになるなんて思ってもいなかった。

つい先日誕生日パーティーでかわいい笑顔を見せていたマニが急死するなんて…ありえない。まだ死因が公表されていないから何も言えないけれど凄く悲しい。

忙しくて時間がないのもあるけど、それ以上に色々なことが起きて体があと50体あったらな,と思うくらいなために、マニの死が信じられず現実味がない。宙を歩いてるよう。

ただManiのプレイは最高だった、それははっきりとしてる、どこにいても。

Primal ScreamのManiもかっこ良かったけど、やはりどう考えてもLyraの中では The Stone RosesのManiが最強のManiなので,ローゼズの曲を選びたいと思い、この大好きな【Elephant Stone】で追悼します。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド,マンチェスター出身のバンド The Stone Roses ストーン・ローゼズ。

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1983年にマンチェスターで結成。1980年代後半から1990年代初頭にかけて起きた、マッドチェスター・ムーブメントの先駆者グループの一つでした。

バンドの定番かつ最も有名なメンバー構成は、ボーカルのイアン・ブラウン、ギタリストのジョン・スクワイア、ベーシストのゲイリー・“マニ”・マウンフィールド、そしてドラマーのアラン・“レニ”・レンでした。

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そして、ゲイリー・”マニ”・マウンフィールド(1962年11月16日 – 2025年11月20日)は、このThe Stone Roses ストーン・ローゼズとプライマル・スクリームのベーシストとして最もよく知られています。

【The Stone Roses / I Wanna Be Adored】和訳 解説 My Feeling Reach You Above! 天に届け!

 

今日Lyra が和訳する曲は、バンドの3枚目のシングルであり、シルバートン・レコードからの最初のリリースだった【Elephant Stone】。1988年10月にリリースされたこの曲は、バンドの自信の高まりとダンスリズムの取り入れ方が最高な曲です。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!

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Elephant Stone” is a song by the English rock band the Stone Roses. It was the third single released by the group and their first release on Silvertone Records. Originally released in October 1988, it showcases the group’s growing confidence and incorporation of dance rhythms. The song was written by singer Ian Brown and guitarist John Squire. It was inserted as an additional track into the tracklisting of U.S. pressings of the band’s debut album in 1989.

=Elephant Stone=

Burst into heaven
Kiss in the cotton clouds
Arctic sheets and fields of wheat
I can’t stop coming down
Your shrunken head
Looking down on me above
Send me home like an elephant stone
To smash my dream of love
Dreaming till the sun goes down
And night turns into day
Rooms are empty I’ve got plenty
You could move in right away

[Chorus 1]
Seems like there’s a hole
In my dreams
In my dreams
In my dreams

Down through the heavens
Choke on the cotton clouds
Arctic sheets and fields of wheat
I can’t stop coming down
Your shrunken head
Looking down on me above
Send me home like an elephant stone
To smash my dream of love
Didn’t your bed and bookshelf go
And run run run away
These four walls saw the rise and fall
And your midnight getaway

[Chorus 2]
Seems like there’s a hole
In my dreams
Or so it seems
Yet nothing means anything
Anymore

 

天国へと弾け飛ぶ

綿雲の中でキスをするよ

極寒のシーツと小麦畑

ああ俺は堕落するのを

止められねぇや

お前の縮こまった頭が

上から俺を見下ろしている

象の石みてぇに

俺を家まで送ってくれ

愛の俺の夢を打ち砕くために

陽が落ちるまで

夜が昼に変わりゆくまで

夢、見てるんだ

部屋は空っぽ

俺は満たされてる

お前ならいつでも引っ越して来ていいよ

 

穴があいてるみてぇだな

俺の夢では

俺の夢では

俺の夢では

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天国にいる間中ずっと

綿雲ん中で

むせながら

極寒のシーツと小麦畑

ああ俺は堕落するのを

止められねぇや

お前の縮こまった頭が

上から俺を見下ろしている

象の石みてぇに

俺を家まで送ってくれ

愛の俺の夢を打ち砕くために

お前のベッドと書棚が

どっか行かなかったのかい?

逃げて

逃げて

逃げなかっただろう?

この四方の壁は

上昇と下降を見てきた

そしてお前の真夜中の逃避行もな

 

穴があいてるみてぇだな

俺の夢では

それか

どうやら

何の意味もないんだろう

もはやな

 

Songwriters: John Squire, Ian Brown

Translator: Lyra Sky 和訳

Elephant stoneについて

【Elephant stone】は、イギリスのロックバンド、ザ・ストーン・ローゼズの楽曲で、ボーカルのイアン・ブラウンとギタリストのジョン・スクワイアによって作曲されました。

1989年のバンドのデビューアルバムのアメリカ盤には、追加トラックとして収録されました。そしてニュー・オーダーのベーシスト、ピーター・フックが自身のスタジオでプロデュースしました。

当初はラフ・トレード・レコードからのリリースが予定されていましたが、シルバートン・レコードとの契約後、ジョン・レッキーがリミックスを担当しました。1986年に遡る多数のデモ版が海賊版として存在し、現在ではオンラインで簡単に見つけることができます。

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「エレファント・ストーン」は2つのバージョンでリリースされていて、オリジナルは約5分の長さで、長めのドラム・イントロとより際立ったベース演奏が特徴的でした。

一方、後にリリースされた短縮版は3分の長さで、ワウワウ・ギターのレイヤーが加えられています。

オリジナルリリースではチャート入りは逃したものの、1990年3月の再リリースでは8位まで上昇した。

B面の【Full Fathom Five】(ジャクソン・ポロックの絵画にちなんで名付けられた)は、基本的に【Elephant Stone】を逆再生した別シングルミックスです。 元々はアルバム未収録シングルとしてリリースされたこの曲は、バンドのデビューアルバム『The Stone Roses』のアメリカ盤と、1989年以降に再発されたイギリス盤の一部に収録されています。

また、コンピレーションアルバム『Turns into Stone』、『The Complete Stone Roses』、『The Very Best of The Stone Roses』にも収録されています。

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歌詞について

John Squireの話によるとこのタイトルには隠された意味があるそう。”What is about? Love and Death… War and Peace… Morecambe and Wise…” Squire also said about “Elephant Stone”, “It’s about a girl… Who I don’t see any more….”

「何を歌っているのかって?愛と死、戦争と平和、モアカムとワイズ…」そしてジョンは「エレファント・ストーン」についてこうも語っています。

「これはもう会えない女の子の話なんだ…」

要するにこの意味とは、愛と死、戦争と平和、Morecambeとはイングランドのランカシャーの海岸沿いを指すのですが、何故Morecambe と賢明(wise)なのかは不明ですが,言葉遊びな感じでしょう。
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テーマは、相反するものを対比してるのでこの世の切なさを歌ってる歌に感じますね。

Burst into heaven / Kiss in the cotton clouds/ Arctic sheets and fields of wheat I can’t stop coming down

この歌詞は、薬物使用を表しているでしょう。「天国」や「雲」という描写は、語り手の薬物使用による強烈な幻覚、あるいは薬物摂取によって得られる強烈な高揚感を表しています。

「北極の海と麦畑」も、コカインやマリファナを指しているかも。

或いは、傲慢さを描いていると言えます。高いところから落ち続けることを止められないと信じていて、相手よりも優れていると感じていることを反映しています。

または、ジョンがこの曲は「もう会えない…少女について」の曲だと述べていたことから、最初の2行は、交際を始めたカップルと、初期の恋愛における快楽体験(「天国」への言及)を表現しています。

そして曲の後半では、一方がもう一方よりも関係に深く関わっていることが明らかになります。

Your shrunken head Looking down on me above

彼女が彼を見下しているという考えは、彼女が自分を彼より「上」だと認識しているため、二人の関係に潜在的な不均衡があることを言っています。これは破局の前兆で、彼女の優位性は社会階級によって強化されている可能性もあり、彼女は上流階級/中流階級に属しているのかも。

そのため、力関係の不均衡が強調され、この階級分断が二人の別れに影響を与えているのでしょう。イギリスさが出ている歌詞です。

 

Seems like there’s a hole In my dreams In my dreams In my dreams

一つの解釈は、主人公が最近パートナーと別れたことで傷つき、それにより彼の夢さえも不完全で断片化しているというもの。この別れは、主人公には、前例のない影響を与え、もはや夢の中でさえも自分の欲望を満たすことができなくなっています。

「愛の夢を打ち砕く」という一節は、彼の愛観(あるいは愛の理想観)が著しく弱体化していることを反映しています。

もう一つの解釈は、話し手が過剰な薬物使用の快楽性、それがいかに彼を美しく夢のような状態に導くかについて言及しているというものです。「雲」や「天国」といったシュールなイメージは、この見方を裏付けています。

イギリスらしい階級分断とシュールなイメージで描くドラッグの快楽。

どちらもマッドチェスターの特徴。当時のイギリスの若者達がストーン・ローゼズに熱狂したのもわかる。

出口がない同じ生活の中で生まれる不満や憤り。それを忘れるためのドラッグによる居心地良い世界観を彼らが歌ってくれた。それが何より共感を生んだのです。

この後に来るブリッドポップに影響を与えたローゼズが、ブリッドポップのアーティスト達にリスペクトされるのは、彼らの青春時代のヒーローだったから。

そんなヒーローの1人が天国に召された。なんて悲劇。

でもマニのプレイはいつも弾けていてパワフルだったし,見るものにパワーを与えた。腰に来るサウンドを奏でるベーシスト、Mani!

その存在は、ずっと私たちの胸に残る。ありがとうMani!安らかに。

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GaryManiMounfield (16 November 1962 – 20 November 2025) was an English bassist, best known for being a member of the rock band the Stone Roses and Primal Scream.

“Elephant Stone” was released as the lead single off of The Stone Roses, where they started become the band fans know and love. They started using dance rhythms, which is a massive step from their taboo first single. It is then peculiar that it was dropped for the initial album release (UK 1989). It was later included for the US 1989 release and UK 1991 release (bar the LP format). It was absent from the 1999 10th year anniversary release as well as the 2007 remastered release. It was however included again in the 2009 20th anniversary release, albeit on the secound CD that mostly featured B-sides (nicknamed The Lost Tapes)

There are mainly two different versions of the song: the 7″ single, which runs for around 3 minutes and the 12″ single, which runs for nearly 10 minutes and feature many added instrumentals. The lyrics for the two songs are the same.

The Stone Roses

  • Ian Brown – vocals
  • Mani – bass guitar
  • Reni – drums, backing vocals, piano on “She Bangs the Drums”
  • John Squire – guitars, backing vocals on “She Bangs the Drums”

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