悲しくて仕方ない…こんなに酷い事があるのだろうか?今回の【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】シーズン2第2話を見てもう立ち直れないレベルの衝撃をLyraは喰らいました。
はっきり言って毎回書くのが楽しいこの映画や海外ドラマの解説を書く気力が無くなるほど泣きました。しかし、そのせいでいかに自分が【TLoU ラスアス】が好きかも分かったからそれにも衝撃を受けてるのですが…。
今日も詳しいあらすじ、解説、感想を書いていきます…泣きながらでも最後まで書けるように皆んなLyraを応援してね〜、う、うぇ〜ん (大号泣)。
The Last Of Us「Through the Valley」
今日Lyraが解説するのは、アメリカの終末世界系のドラマ、テレビシリーズ『The Last of Us』のシーズン2の第2話です。
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クレイグ・メイジンが脚本を手掛け、マーク・マイロッドが監督を務め、2025年4月20日にHBOで放送されました。
このエピソードでは、エリー(ベラ・ラムジー)とジェシー(ヤング・マジーノ)、そしてジョエル(ペドロ・パスカル)とディーナ(イザベラ・マーセド)の2つのグループが捜索するパトロール中の様子が描かれていて、そのほか、仲間のトミー(ガブリエル・ルナ)は、ワイオミング州ジャクソンの町への攻撃に備えています。
そしてアビー(ケイトリン・デヴァー)はジョエルへの復讐に燃えていて仲間と5年間ジョエル探しをして来てやっとジャクソンの近くまでやって来ました。
どのような戦いが起きるのかLyraが詳しくあらすじ解説感想をお話ししましょう。
*前回の第1話はこちら→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】シーズン2第1話ネタバレ あらすじ 解説 感想「絆はどうした?!」
*シーズン1&2の全キャラクター紹介解説はこちら→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】完全キャラクター解説まとめ【保存版】Cast and Characters
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ラスト・オブ・アスシーズン2第2話「谷を抜けて」あらすじ
極寒の雪山が囲むワイオミング州ジャクソン近郊の廃墟となったロッジに、仲間と共に避難していたアビーがいた。アビーは、夢の中で過去の自分に会う。
そして、施設内でサイレンがなる中、父親を探している過去の自分に、父親が殺された部屋には入らないように、と警告する。だが過去の自分は、今の自分の言う事を聞かず手術室に入って行く。そして過去の自分が大きな叫び声をあげた「うそ、パパ!どうして、こんなことに〜!」
その過去の自分の叫び声を聞いて目を覚ます。目覚めたアビーは、ジョエルを殺すという任務を成功させると誓いそのことだけに集中する。
一方、アビーの仲間たちは、昨夜は暗くて見えなかったが朝になりジョエルがいるかもしれないと言われてるジャクソンが、テント村のコミュニティだと思っていたらちゃんとした町だったので驚いてしまう。そしてあの町の治安の良さと軍人出身の人間が統率してるような警備やアビーの計画のなさを懸念し、仲間たちは撤退を検討する。
アビーはジャクソンの偵察に出かけている間に、友人のオーウェンは仲間たちに、アビーをシアトルへ連れ戻すよう説得すると言った。
「じゃないと俺たちが死ぬことになるからな。」
その頃ジャックソンの街では、寝坊したエリーがドアをバンバン叩くジェシーに起こされた。ジェシーは「パトロールに行くぞ」と言ったので、エリーは渋々起き上がる。
2人が街を歩いてると皆んなが銃を整備していたり、武器を作ってたりと警戒体制を取っていて慌ただしい。ジェシーが言うには昨夜、巡回している時に感染者の死体が見つかったらしい。それも大量に見つかってその下から生きてる感染者達が30匹も出て来たと言う。どうやら暖を取るためにわざと死んでる感染者の下に生きてる感染者達が隠れていたというのだ。
ジェシー「その下にまだいて、それが30匹いるのか1000匹いるのか、わからないんだよ」と言う。
エリー「そんなわけないじゃん」と言うと
ジェシーは「楽観的なエリーらしいな。誰かさんが昨日、怪談話したせいで皆んなびびってんだぞ」と言い出したのでエリーは「うるさいなー」と言うと
「アタシはジョエルと一緒にパトロールに行くわ」と言い出した。
ジェシー「疫病みたいに避けてたくせに何言ってんだよ」
エリーは「アタシたちは複雑なのよ。でも今日は仲が良い父親と娘をやるわ!」と答えた。
だが、ジェシーは、ジョエルは1時間前にディーナと一緒に出発したと告げる。「ジョエルもお前と一緒に行きたいって言ってたぜ」と言った。
そしてジェシーは、出かける前に腹が減ったと言って嘘をついて食堂がある建物にエリーを連れて行く。嫌がるエリーだったが、ジェシーはマリアに頼まれて、エリーを連れてこいと言われたらしい。
中に入るとトミーが皆んなに訓練をするからと話していて、「炎とベルが鳴ったら直ぐに子供と年配者達は地下に入ること、そして出入り口を塞ぎ、安全になるまで出ないこと。大人達は上に上がり、銃を持って待機すること。万が一、門を突破されたら絶対にメインストリート(大通り)には出るな。」と説明していた。
そして注意が終わるとマリアがやって来てエリーを連れて食事を受け渡すカウンターに連れて行く。そこにはセスがいた。そして昨夜、エリーとディーナに対して暴言を吐いたことを謝った。そして「巡回の時に食べてくれ」とステーキが入っているサンドイッチを渡した。
だがエリーはムスッとしたまま受け取らないので、見かねたマリアが受け取り、ジェシーに渡した。
セス「気をつけろ」と言うとエリーは「どうも」と言って表情ひとつ変えずに出て行った。
そして雪が降っている中、2人は、話しながら門から馬で巡回に向けて出かけて行った。
偵察の順番が回って来たアビーは雪山の寒さに耐えられなくなり「もう〜無理だわ!」と言ってロッジに帰ろうとした時、遠くで馬が鳴く声がしたのを聞き、そちらへ双眼鏡を向ける。
すると馬に乗った2人組が下の谷間にやって来たのが見えた。2人がこちらに向かって来る為、アビーは近くで彼らを観察し、ジョエルを見つける手立てになるかを知りたいと思い、一面雪が降り積もる中、坂を下って行く。
先程よりは近づいたが、まだ下の谷間にいる二人組は良く見えない上に、通り過ぎようとしている…その為、近づくために崖をもっとしたへと降りて行く。
だが雪のために足を引っ掛ける場所がなくなり、一気に滑り落ちものすごい速さで崖の下へと落ちてしまったアビー。
すると一面雪の谷底で何もない雪の原だった。が、前方を見ると灰色になってしまった人の手が突き出ている。
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アビーが周りをよく見渡すと雪の下には沢山の感染者が埋もれていて、中には頭が裂けたクリッカーも雪の原から頭を出していた…。
怖くなったアビーは恐る恐るその場からたちさろうとする…とブーツで踏みしめる雪の「ミシミシ」っという音に反応した感染者が目覚めてしまった!
一体が目を覚まして体を動かし雪から出て来ると、隣の怪物も目を覚まし…更に死んでいたかのように見えた感染者達がぞくぞくと目を覚まして行く。そしてまたその下に眠っていた感染者も目を覚まして…全ての何百体もの感染者達が起き上がり、猛スピードでアビーを追いかけて来た。
走るアビー。ものすごい大群が追いかけて来る!
アビーはたまたま見つけた建物に入り込み、網の柵を閉めて中に入るが、鉄の網の柵は突破されてしまう。
そして沢山の感染者たちの中の一体が、鉄柵をすり抜けて来て、逃げ出すアビーに馬乗りになり喰おうと顔を近づけた。
その時、銃声が鳴り響いた!
耳が銃声でやられたアビーは、ぼうっとしたまま座り込んでると、遠くの方で誰かが自分に話しかけて来る。
「捕まれ!走れるか?」と男はアビーに話しかけると、手を出しアビーの手を掴むと立ち上がらせ走り出す。
アビーを助けた男は…
ジョエルだ!
ジョエルは自分が吹雪で休憩していた建物内にアビーを連れて行く。
「ジョエル!ジョエルってば!」と心配したディーナがジョエルを大声で呼ぶ。
すると名前を聞いたアビーの顔色が一気に変わった。目を見開くアビー。
ジョエルは、ディーナに感染者の大群が来たから逃げるぞと言うと、ディーナは
「この吹雪ではジャクソンに着く前に凍死してしまうよ。」と言った。
するとアビーが「近くに自分の仲間がロッジにいるからそこに行こう」提案。
感染者達がドアの向こうまで来てる音がしたため、急いでジョエル達は馬に乗り、武器もあるということから、アビーが言うロッジに避難するために建物から吹雪で寒い外へと出て行った。
そして感染者達は、鉄の重い扉を体当たりで壊して突破し、ジョエル達を追いかけて行く。
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外では吹雪がひど過ぎるためパトロールをしてる巡回者たちは、ジャクソンに帰るか、或いはすぐ戻るのが無理なくらい遠くにいる場合は一時避難するように、トミーらが無線機で指示していたため、エリーとジェシーは廃墟になっているがマリワナが自生してふえている変わり種のセブンイレブンに避難していた。
だが無線で「ジョエルとディーナと連絡出来ず、2人が行方不明になってる」と聞いて、エリーとジェシーは急いで探し行くために外へと飛び出した。二手に分かれてジョエル達がいるはずの鉱山へと向かうことにした。
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その頃ジャクソンでは、感染者の触手が水道管(排水管)から発見された。触手はもそもそ動いて繁殖している。
そして時を同じくして、吹雪の中、まだ残っていた生き返った感染者達がジャクソンの町に気づき、ジャクソンへと向かい出す。
すると不思議なことにジョエル達を猛スピードで追いかけていた感染者の大群もUターンするようにぐるっと周りこみ逆方向の町へと向かって行く。
その数え切れないほどの感染者達の大群が走って来るのを見張り番が確認!避難する合図の鐘が町中に鳴り響いた。
子供や年配者達は建物の地下へ皆んな避難し、戦える男女は武器を持って2階や屋根の上に上がり銃を持って待機した。
そして物凄いスピードで凶暴な感染者達が街の外壁へと体当たりして来た。唸り声と壁に突進して来る音が地面を揺らす。
初めのうちは門の上から銃で撃ち殺したり、ガソリンの入っているドラム缶を落として爆発させて感染者達を粉々にしたり、火をつけたりして、町の人々の方が優勢だったが、数が多過ぎる感染者達が次から次へと湧き出るように現れ、猛スピードで壁に突進して乗り越えてしまい、ジャクソンの町に侵入して来た。
町中は銃声と怒号と唸り声で包まれ、ジャクソンの町は甚大な被害と死傷者を出す。
大通りで迫って来る感染者達を待ち受けていたトミーは、ブローターを引き寄せ、火炎放射器で仕留めることで、妻のマリアをブローターから救出することに成功した。
町から黒い煙が出ているのを雪山から見てしまったジョエルは「助けに町に戻らないと!」と馬を止めた。
ディーナ「でも町まで私たちが持たないよ!」と吹雪の中では距離があるジャクソンに今戻るのは危険だと言った。
するとアビーは「ジャクソンを守るのを手伝ってくれる友達がいるから」と言って上手い具合にジョエルとディナをロッジの屋敷内に誘い込んだ。
2人は疑いもせずに中に入る。そしてジャクソンの町が心配なジョエルが無線で「ジャクソン、無事か?応答せよ」と試みる。だが連絡がつかないため、ジョエルは「毛布と武器を持て!あと3分で出発するぞ」と言った。
するとアビーはいきなり自己紹介し、メンバーの名前も言うと、仲間には、「彼の名前はジョエルよ」と笑った。
ジョエルの名前を聞いた途端、ロッジ内のメンバーの顔色が変わったのをジョエルは不審に思う。
するとディーナを仲間の1人のマニーと言う男が羽交締めにした。そしてオーウェンはジョエルに銃を向けた。
アビーは、この状況にびびっているメルに命令してディーナに睡眠薬が入った注射を打たせた。抵抗するディーナだったが、注射を打たれてすぐ眠らされてしまう。
そしてアビーは、ジョエルに自分がソルトレイクシティでジョエルに殺されたファイアフライの医師の娘であることを明かす。
彼女はショットガンでジョエルの膝を撃つ。突然のことで抵抗できなかったジョエルは撃たれて叫び声を上げる。
するとアビーは、メルに止血するように指示し、仕方なく彼女はベルトでジョエルの太腿を閉めて止血した。太腿を締め付けられ痛さでのけぞるジョエル。
いかにジョエルのことを恨んでるか長々と話すアビーに、ジョエル「ぐずぐずしてないで早く俺を殺せ!」と怒鳴った。
それを聞いてアビーはむかつき、ロッジの部屋の片隅にあったゴルフクラブを見つけて、一本取り出すとジョエルの傷口を何度も何度も殴りつけた。それもクラブが2つに折れるまで殴りつける。
そして痛みから気絶してしまった血だらけのジョエルを今度は素手で何回も何回も殴り続けた。それを見ていた仲間から「やめろ」と声がしても、まだ殴り続けるアビー。
ジョエルとディーナを探していたエリーは、吹雪の中、2人が乗っていた馬が紐で繋がれているのを発見。その上に立っているロッジが怪しいと、上がって行く。
静かに屋内に入ると、何かを殴るような音と叫び声がしたため、2階へと更に上がり、音がしてる部屋のドアノブをひねるエリー。
すると中では、ジョエルがうつ伏せに床に突っ伏していて、気絶してるジョエルを女が殴りつけているではないか!
「やめろ!」と叫び銃を発砲したエリー。
だがアビーの仲間マニーに捕らえられてしまう。切りつけてやり返すエリーだったが、2人がかりで上から押さえつけられて動けない。
「ジョエル!ジョエルってば、立って!」と自分もうつ伏せにされ上から押さえつけられているにも関わらずエリーは叫んだ。
「目を覚ましてよ、ジョエル!目を覚ませ!このやろう!」
すると失神していたはずのジョエルがピクっと動いた。
「そうだ!目を覚ませ!」と叫ぶエリー。
アビーの仲間たちは見ていられず「もう、早く終わらせろ」と痺れを切らしていった。
アビーは怒り狂った顔をしたまま頭を抱える。そして仲間が耐えられないならと仕方なく先程、ジョエルを拷問してて折れたゴルフクラブを握るアビー。
エリー「やめて、殺さないで。どうかお願いします…彼を殺さないで。」
だが、アビーは鉄のゴルフクラブをジョエルの首に突き刺して殺してしまった。
「やめて〜!!」
一部始終を見せられたエリーは、発狂して叫んだ。そしてエリーは、こちらを見たアビーを睨みつけ、押さえつけられたまま「復讐してやる、殺してやる。お前を殺してやる」と呟く。
エリー「お前を殺してやる!復讐してやる!お前ら全員ぶっ殺してやるからな!」と大きな声で叫ぶエリー。
そんな泣き叫ぶエリーの腹を蹴り飛ばすマニー。痛さで悶えるエリー。
だがアビーを殺すと誓うエリーを残したまま、アビーと仲間たちはその場を去った。マニーは去り際に死んでいるジョエルに向かって「クソ野郎」と言った。
エリーは痛めつけられ立てないまま、腹ばいで死んでしまったジョエルの側へと行く。そしてジョエルの手を握り、首に刺さっているゴルフのドライバーを抜いてやった。
エリーは泣いた…動かないジョエルに寄り添ったまま。
吹雪はまだやまない。
ジャクソンは戦いの惨劇から一時的ではあるが逃れることができた。トミーがふらついて大通りに出ると多くの感染者達と仲間の死体が山のように積み上げられていた。
中には感染者に噛まれたために、仲間に銃を渡し殺してもらう者もいる。まだ戦っている者もいる中を歩いて行くとマリアがいた。2人は互いの無事を喜び抱き合う。
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ロッジから出たエリー、ディーナ、ジェシーは、ジョエルの遺体を布で包みジャクソンへと連れて帰る。
家に戻るのだ。
エリーは泣き叫んだまま馬に乗れないためジェシーが乗せてやっている。
エリーの歌声が聞こえて来る。
ジョエルに貰ったギターを弾きながら歌うエリーの歌声が…。
【Lyraの解説&感想】第2話”Through the Valley”
悲しくてジョエルの死が耐えられない
だめだ…やっぱり書きながら泣いている。「こんなにLyraはジョエルが好きだったの?」と自分でも驚き〜なのだが、好きなキャラクターというより、正義感が強くて娘のようにエリーのことを大切にしている存在である強くて優しくて大きな存在であるジョエルが好きだったのだと思う。そしてそんな彼を信じてるエリーも好き。
エリーとジョエルの親子のような関係やふたりの冒険が好きだったから悲し過ぎるのだ。
大好きな2人を、2人のやりとりを来週から(次回から)見れなくなってしまうなんて…何だかRick Grimes リック・グライムス ( The Walking Dead ウォーキング・デッド)が死んだ時と同じくらい悲しくてたまらない…というか、あの時もこれくらい悲しんでいたっけ?
リック・グライムスの時以上に悲しんでるとしたら、それはリアルすぎるストーリーとリアルすぎる俳優たちの演技力のせいかもしれない。
…などと大好きなウォーキング・デッドと比べてしまうほど【ラスト・オブ・アス】が好きだったとわねー。我ながら凄いわ。
それにエリーの悲しみ考えたら悲しみ倍増な上に更にムカついて来る、それはアビーの存在。
第1話冒頭近くで出て来た時から「ジョエルを殺す」と言っていたアビー。もう初めから嫌いだわ〜。今回ジョエルを憎んでる理由が明かされて、ジョエルに父親を殺されたから、と言うが「お前の父ちゃん、殺されるだけのことやって来てんじゃん!」と言いたくなる〜ムカつく。
父の仇というならば、まだ普通に殺すなら百歩譲って、いや千歩譲って(笑)わからなくもないがあんなに痛めつけて拷問だよ、あれ。あんなにしつこくやりますか?許せない。あとで詳しく書きますが、エリーが生き残れたのは奇跡というか超ラッキー。
1話ではジョエルが女の子を救うためにファイアフライを全滅させた話を知っていたから、今日の2話でエリーが来ちゃったから「あぶない!」とハラハラしたけれど、それに関しては全くおぼえてなかったようで良かったです。まあ、あの狂った状況ではアビー達全員がテンパっていたので忘れていたのも理解できます。
エリーが助かったのはジョエルも天国で一安心したと思う。ジョエルは男らしいし、自分がやってしまったことへの報復ならばと腹を括っていたのが凄い。多分、ディーナが眠らされているし自分さえやられればコイツらはディーナには手を出さないと分かっていたから、自分を犠牲にしたんだと思う。
心残りは最後まで心配していたジャクソンの町だけだろう…そしてエリーのこと。
残して行くエリーをもう守ってやれないこと。それだけがジョエルの心残り
ポプラ林隊なのに
ポプラ林隊のエリーとジェシー。もしジェシーが一緒にいてアビー達を見つけていたらどうだっただろう?
2人で入らずにエリーが先に入ったとして、タイミング見計らってジェシーが入って行けば、ジョエルは殺されずに済んだかな?と考えてしまった。これも運なんだろ…でも、でも、残念過ぎるよ。
2029年の未来もアポカリプスなまま
「2010年にユージーン・リンデンはファイアフライをやめた」とセブンイレブンでジェシーがエリーに話していたが、2010年からずっとこの状況が2029年まで続いているのかと考えると、真菌の根強さと脅威がどれだけ強いかがわかり恐ろしくなった。
実際には2010年より少し前からこの真菌が人間をおかしくする病が始まったからもっと長い期間、文明は滅びたまま、ジャクソンはかなり機能しているが、現代社会のようには戻れていないし、感染者達みたいになる変化を止めることも治すこともできないでいる。嫌な世界だ。
しかしエリーが実験台になっていたら医学は進歩していたのだろうか?それに関しては検体にされてもあまり変化はない気がするが、それを知られたらエリーが危険になるため、ジョエルは弟のトミーにしか話していないんだろうね。エリーの身を守ろうとしたのだ、医学の進歩よりも。
感染者達の襲撃シーンが圧巻
この感染者達と言うのはゾンビだが、驚くほど足が早過ぎる〜!ゾンビランドなんかより更に早い!
そしてめっちゃ凶暴!頭が割れてるカビのお化けであるクリッカーも脚が早いしなんなんだ!ってくらいスプリンター並みに足が速い。
また数が多すぎてGame Of Thrones ゲーム・オブ・スローンズじゃん!
それが一気に大群で押し寄せてくるシーンが素晴らしかった。疑いの余地なしなレベルで世界に入り込めるんだもの。
また人間が戦うシーンがもうリアルで、手に汗握るわ〜。トミーがブローターを誘き寄せて戦うシーンも、勝つと分かっちゃいるけどドキドキしてしまった。
おまけにトミーは良い人だから、「良い人はすぐやられてしまう」パターンになりそうで、バーナーが切れた時には「ああ、ダメだ、トミーやられちゃう」と悲しくなったが、ブローターが倒れてくれたから良かった〜と胸を撫で下ろしてしまったよ。
トミーは最高なリーダー
このトミーが、この第2話で大活躍しました!かっこよ。集会で避難するときの注意事項を話す時には、子供には優しいし、ジョークを交えて皆んなに話す様子が、完璧アメリカ人が大好きなリーダー像そのものなんだよね。
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それに戦う時は、皆に支持しながら自分も役割を果たすしそれ以上に戦っているし、率先して危険な場所にも行く。
それも皆には「危険だから行ってはダメだし、必ず避けてくれ」と言っていたメインストリートに自ら赴き、火炎放射器を担いで戦うんだよ!
はじめ4人いた火炎放射器を担いでる男達は、感染者の大群が唸り声をあげて猛スピードでこちらに向かってくると、2人がびびって逃げ出したからね。確かにあんな怖い化け物が何千て数が一斉にこちらに向かって来たら怖くなるのもわかるけど…トミーは逃げずに戦うんだよ。
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きっとトミー・ファンが増えたと思うな〜。それにマリアがブローターに目をつけられた時に、自分が囮になってブローターを惹きつけてと戦うんだもの!
こんな強くてカッコいい戦士みたいな人、惚れてまうやろ!
ああ、TommyはJoelの弟だったんだ…ああ!
同調する感染者達
音を一体の感染者が聞くと、他の感染者達もそれがわかるから怖い。シノシプスが広がるように神経が繋がっていき瞬時に意識が伝わるのだ。個体の感じたものを皆が共鳴し合い、それに従って行く、同調する姿は、原始的な生物の動きと同じだと思う。
今回の場合、真菌の触手が水道管の腐った草木に紛れていたのを剥がされて姿がはっきり見えたが、それと同時に触手の方も人間がいることを見ていて人間を知り、それが死んだ感染者の下で眠っていた感染者達が感知してジャクソンの町へと向かったのです。
そしてその感染者達が向かう方角をジョエル達を追っかけていた感染者達が同じように感知して、より獲物が多い(人間が多い)ジャクソンの町へと方向転換したのだ。
この場面の気味の悪いことと言ったら!
だけどこれが本能というものだろう。動物が獲物を追う姿。本来の生き物がこれだ、と言う感覚。これは否定できない事実だ。
しかし、なぜブローターは、マリアに狙いをつけたかわからない。めちゃくちゃ腕が良くてスナイパー並みに狙った感染者達を撃ち殺していたから強すぎて狙わられたのか?それとも何か意図があるのか?
まさか同調した?なんて感じたので、そうだったら怖過ぎる。
人間に同調できる新種のブローターや感染者なのか?まさかのマリアの方が何か能力あるのか?
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ウォーカーとの違い、ポテンシャル高い感染者
そうそう、今更だが、同じゾンビ物としてあげてしまうけど、根本的にThe Walking Deadと違うのは、ゾンビである感染者達がポテンシャル高過ぎる(笑)。
と言うか、走るスピードが早過ぎるわ、見た目が普通すぎるわで、人間が戦うのが不利なんだよね。
ウォーキングデッドも【ダリル・ディクソン】のスピンオフくらいから速いやつら(ウォーカー)が出て来たけど、本編はまだ動きがトロイ。
こちらは、クリッカーや感染度が高くなった感染者は異形になるから足が通常ゾンビより少し早いって感じだが(それは通常の感染者より数が少ない)、一般的な感染者は、人間と区別がつかない見た目。だから間違って味方を撃ってしまいそうで、見てるこちらは毎度ハラハラしてしまうのだ。
これは狙い?なのかもしれないがかなり見ていてヒヤヒヤして怖い。今回の第2話なんて本当にハラハラしてしまったよ。次から次へと走ってこちらに飛びかかってくるのが間近にならないと人間だか感染者かわからない。飛びかかってくるのを避けてくし!トミーも皆んなもよく頑張りました!と褒めてあげたい。
「ある」指導者
誰だよ、ある指導者〜。その掟に従って生きてるらしいアビー達。
「ファイアフライは1人残らずこの世から消えた」と言ってるならば別の団体の誰か。さてさて誰かしら?
どでかい団体であることは確かで、アビー達はそこへ戻っていったのだから、次回、エリーが追いかけて行くはず。シアトルのどこかだろうな、楽しみ。
運命の悪戯
アビー、オーウェン、マニー、メル、ノラは、エリーが「あのエリー」だとは知らずに、ジョエルを殺したあと、そのままにして逃げて行ったので超ラッキーだった。
エリーは許さない。ジョエルを殺されたのだから復讐するし、それをするために何でもするだろう。
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アビーの仲間の中でメルだけが殺しには反対だったし意見していたので、彼女が落とし所になるか?と予感はしてるが、他のメンバーも乗り気ではなかった節があったので、この先、仲間割れはあるでしょうね。
兵士18人と1人の医師。
アビーは、ファイアフライと父のための復讐をして気が済んだのだろうか? 少しはスッキリしたかしら?あの表情では何も得たものもなければ、解放されたわけでもなさそう。
むしろ悩みが増えたような顔をしていたが、それは今となっては、どうでもいい。どうでも良いんだよ…
だってもうジョエルは帰って来ないのだから。
アビーが、ジョエルに殺された父親の遺体を見たのが19歳の時。
エリーがジョエルを殺されるのを目の前で一部始終見させられたのも19歳なんだよ。
まるで絵に描いたような類似性。
そして同じように父親(の存在)を殺され、同じように殺された父の復讐をするのだ。
復讐は復讐を呼ぶ。まるで輪廻のように終わらない地獄。
よく「復讐に復讐しても悲しみが増えるだけで何も解決しないから復讐はやめた方が良い」と言う人が多いが、いつもならばその意見も理解できるのに今回ばかりはそう簡単に他人事には出来なくて…苦しくて…辛すぎて…悲し過ぎて…そのせいで立ち直れずエリーの気持ちがよく理解できてしまう自分がいます。
「憎しみには憎しみなんて良くないです〜」なんて言わないよ、エリー。
あなたは、あなたらしく生きて良い。
もう無理して、我慢して、苦しむことなんてない。
愛する人を失い過ぎたから…
もういいよ。
エリー
生きて、進め!
次回の【THE LAST OF US シーズン2 第3話】も詳しく濃ゆ〜く書くのでお楽しみに!ジョエルの死が悲し過ぎて立ち直れないけど頑張って書くので応援してね。あなたの応援だけが励みです。
良かったら感想を聞かせてねん。いつもありがとう!また来週!
See You Tomorrow〜☆
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