ウォーキング・デッド シーズン2第3話 シェーン狂気の覚醒! ネタバレ感想ツッコミポイント! TWD2-3

 


前回の第2話で撃たれたカールをハーシェルの農園に連れて行ったリック達。シェーンはカールの為に、ウォーカーだらけの高校へ忍び込んだのよね。

今日の第3話は、恐ろしい人間のエゴが露見される回です。

シェーン怖い!

そして淡い恋の始まり。

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*Lyraのブログはネタバレ全開!詳しい内容を知りたくない方は、あらすじ後のLyraの感想でもどうぞ!

 

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=シーズン2第3話「最後の銃弾」”Save The Last One”あらすじ =

熱いシャワーが出ている。一枚の絵には平原の真ん中に一軒家が描かれて壁にかかっている。

シャワーを出しっぱなしのまま、シェーンはためらいもなしに、バリカンで髪の毛をスピーディに刈り上げてしまった。

丸坊主になったシェーン。鏡に映る自分を見る目には狂気の色が滲んでいた。

「リック、体力をつけないと」とローリの声。

「覚えてるかい?あれは伝説になったな、シェーンが車を盗んだ話だよ。」とリックはローリに話す。

「覚えてる」

「真っ昼間の学校でアイツったら校長の車を盗んだ。昼休みに抜け出してさ、車へ真っしぐら。エンジンかけ猛スピードで養鶏場へな。」と話すリック。2人は息子のカールが意識をなくし横たわるベッドの隣に座り話している。

丁度、その頃、高校に忍び込みカールの手術に必要な物資をゲットした、シェーンとオーティスはウォーカーの大群に追いかけられて、真っ暗のハイスクールの廊下を物資を担ぎながら走っていた。

ウォーカーの大群は2人を喰らおうとすぐそこまで来ている。

「奴は、ニワトリを小屋の中に車を停めた。校長は毎月ワックスをかけ毎週のように車内を掃除してたから綺麗な車だよ。車を突っ込んだ後シートに餌を巻き窓を全開にしてね。そして、全力疾走で5kmの道を走った。午後の授業に間に合い授業が終わると、廊下で校長にあったシェーンは『キングス校長クーペがありません』と言った。鶏舎のクープと、クーペをアイツかけてんだよ。」

「知ってる」とローリ。「1000回くらい聞かせたもんな。君が言った通りだよ。シェーンは必ず戻って来る」とリックは真剣な顔をしてローリに話す。

「お願いだかや何か食べて。体力がもたないわ。」と何度もローリが言うので、やっとカールの寝てる横のサイドテーブルからサンドイッチを食べるリック。

ローリはその横で、眠ってる息子のカールの手を取りさする。

デールのキャンピングカーの車内ですすり泣く声がしている。

行方不明の娘のソフィアが心配で泣いているキャロルだ。

その泣き声を聞き、頭に両手を置いて寝っ転がっていたダリルが気にしながら見てる。

次にカチャカチャ音がするのも気になるダリル。

アンドレアがピストルの手入れをしていて分解しながら掃除してる音が響いていたのだ。

ダリルは両方を見つめ、ガバッと起き上がるとボーガンを肩にかけてアンドレアに「弾倉を入れな」と言い、

「ソフィアを探しに行ってくる」とアンドレアに言った。

それを聞いたキャロルが泣きながらベッドから起き上がる。

ダリルはキャロルを見ると小さく頷き出て行った。

懐中電灯を手にして行くダリルに、アンドレアが「私も一緒に行くわ」と駆け寄った。

「目印になる物をかがげにいってくる」とダリル。

キャンピングカーの上に登り監視役をしていたデールが「大丈夫か?」とアンドレアに注意すると、「よしてよ。」とアンドレアは言い足早に通り過ぎた。

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ハイスクールでは校舎内でも追い詰められたシェーンとオーティス。

教室の黒板近くのスチール棚に上がり逃げ道を考えていた。

その下には、2人を捕まえようと手を伸ばしてくるウォーカー達の無数の手。

「左上のあの窓を割って脱出するしかないぞ。あの窓の向こうは、どうなってる?」とシェーンがオーティスに聞く。

「地面までは6m、その先は運動場だ。俺は無理だぜ。この体型だ、抜けられずに奴らに喰われるのがオチだ。俺が何発か撃って奴らの気を引いてる間に窓を割って出ろ。俺はあの扉からロッカールームの大きな窓から逃げるから」とオーティス。

「捨て身だな?」とシェーンが言うと

「あの子への罪滅ぼしだ。三発撃ったら、先に行け!俺が擁護する」と言って三発撃ったが、棚から下に飛び降りたオーティスは足をくじいてしまった。

そこに下半身を食いちぎらたウォーカーがいて、オーティスに襲いかかる。払いのけられないオーティス。

そのウォーカーの頭をシェーンがライフルで撃ち落とし、難を逃れたオーティスを認めると自分は左上の窓をライフルの背で叩き割り、荷物を全部下に放り投げるシェーン。

窓枠に登るが下は6mの高さ。息を整え何回も下を確認しながら両手で窓枠を掴み、下への心を決めてると、ウォーカーがその手を食おうとしてやって来た。

シェーンは、咄嗟にピストルでウォーカーを撃つ。

その拍子で落下してしまったシェーンは足を怪我してしまう。

痛さに悶絶しながらも足を引きずり車の方へ走るシェーン。遠くの方でライフルを三発撃つ音が聞こえて来た。

真っ暗な原っぱを一台の車がやって来た。

Tドッグとグレンがハーシェルの家に来たのだ。

「ベルを鳴らすのがやっぱ礼儀かな?」とグレンが聞くとTドッグは「礼儀なんてとっくの昔に忘れちまった」と言う。

「ねぇ、ゲートは閉めて来た?」と暗闇から女の声が聞こえて来た。

ビックリしてグレンとTドッグが右手を見ると、暗い玄関ポーチの椅子に女が座っていた。マギーだ。

「こんばんわ、どうも、閉めたよ。チェーンもね。さっき会ったよね?森の中でほんの一瞬。何か俺らに出来ることはないかな?」とグレンが話す隣に、右手を怪我して血が滲む包帯を巻いているTドッグが立っている為に、マギーは疑いの目を向けたまま黙っている。

Tドッグは「噛まれちゃいないぜ、うっかり切っちまったんだ」と言うとマギーは「手当てするからこっち来て」と言った。

「鎮痛剤と抗生物質は飲ませた、あと、カールに必要ならこれ、、、」とジャンキーのメルルが集めていた薬が入ったレジ袋を見せるグレン。

ニッコリ笑うマギーは「中に入って何か食べて」と家へ招き入れた。

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カールが寝ているベッドの側に、リック、ローリ、オーティスの妻で看護師をするパトリシアが悲痛な顔をして座っていた。

「ヘイ?」とグレンが入って来た。「向こうにいるから」とグレンが言いTドッグも「なんかあったら何でも言えよ」と言って出て行った。

ハーシェルがカールの脈を取りながら「そろそろ決断をしなくては」と言い出した。

「決断?」とローリが聞くと

「呼吸器なしで手術するかだよ」とハーシェル。

「危険なんでしょう?」とローリは不安を隠しきれない。

「成功の可能性は低いが。このままでも危ないんだよ」とハーシェル。

立ち上がり部屋を出て行くローリ。リックが後を追う。

真っ暗な森の中ではアンドレアがダリルに質問していた。

「見つかると思う?」

ダリルは、アンドレアの顔を見て「どいつもこいつも同じ湿っぽい顔しやがって。まだ探し始めたばかりだろうが。」と言った。

「あなたは見つかると思うの?」とアンドレア。

「チベットの山奥じゃあるまいし、、、農家とかにかくれてるんじゃないか?森で迷ったって死にゃーやしねぇよ。」とダリル。

「まだあの子12歳よ」とアンドレアが言うと「俺はもっと若かったぜ。9日間木の実だけ食べ、葉っぱでケツを拭いたよ。親父はウェイトレスと酒浸り、メルルは少年院だぜ。自力で帰ってサンドイッチ自分で作って食ったよ。」とダリル。

「大したことないぜ、ケツは痒かったけどな。」と言うダリルの話を聞いてアンドレアは「グフッ」と笑った。笑いをこらえたがダメだったから。

「御免なさい。酷い経験だったわね。」と謝るが我慢しきれず笑い出した。

「ソフィアには探してくれる者がいる、俺よりマシさ」とダリルはポツリと言った。

玄関ポーチでローリとリックが話し合っていた。

「子供の住む世界じゃないわ。間違いなのかも生きてることは」と言い出すローリに、リックは驚いた。

「何てこと言い出すんだよ」とリック。

「考えずに入られないのよ、こんな世界で息子を苦しめたい?目の前で人が食いちぎられるのを見る世界よ。空腹と恐怖がどれだけ続くかわからないまま、逃げて逃げて逃げ続ける。もし生き延びても生きるだけが目的の動物よ。もし。今夜あの子が死んだらそれを終わりに出来るわ。その方が幸せじゃない?」

「変わったね。ジェンナーに止められたが、君は挑戦し続けようって言ったんだよ。あの言葉はどこへ行った?」とリックが詰め寄る。

「ジャッキーが死んだのを忘れてつい、彼女を呼ぼうと後ろを振り返ってハッとして死んだのを思い出しだわ。その時に悟ったのよ。ソフィアだって、、、カールが撃たれたこと。ソフィアはもう何も恐れないし空腹や怒りにも恐れなくて良いのよ、きっと。私たちはいつも怯えてる。彼女は違う。ジェンナーは正しかったのかも?」とローリが言った途端に、リックは最後の言葉で土留めを刺されたかのようにガックリして嗚咽が漏れた。

頭を抱えながら「俺は認めないよ、そんなの認められない。彼は諦めたやつだ。言った事には意味なんかない。カールが死んだ方が良いって?諦めんなよ!」とリックは涙を浮かべる。

「じゃあ、生きる方が良い理由を教えて?教えてよ」とローリが聞くが答えられずに黙るリック。

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ハイスクールでは、外近くのフェンスにシェーンが車へ向かうタイミングを、計っていたが何しろウォーカーの数がハンパない。

誰もいない方へ負傷した足を引きずり前進するシェーンだが、何体かのウォーカーは気づいて後を追ってくる。

負傷した為歩けずにフェンスにもたれかかると、後ろからウォーカーの 達がフェンス越しに迫って来た。

ウォーカーの押す力が強くフェンスが破れそうだ。

すると目の前に一体のウォーカーが現れこちらに向かって来た。

どんどん近づいてくる、、、ライフルを装填するのをてこづり、ウォーカーが至近距離まで、、、

すると目の前でウォーカーの頭が吹き飛んだ。

その吹き飛んだ先には、ライフルを構えたオーティスが立っていた。次々にシェーンに襲いかかるウォーカーの頭をぶち抜いて行くオーティス。

彼のおかげで、命拾いしたシェーン。

「ダメかと思ったぜ」とシェーン。「俺のライフルの弾が切れて来たぜ」と言うオーティス。シェーンも弾がなくなってる。

2人の後ろにはウォーカーのたちが襲おうと近づいてくる。

ハーシェルの家では、カールが咳をして目覚めた。

走って行くローリとリックを見るカール。隣にハーシェルがいるのを見つけ「僕たちどこにいるの?」と尋ねるカール。

「カール。ハーシェルだよ。ここは彼の家だ。事故に遭ったんだよ。」とリックは説明した。

「パパ凄く痛いよ」と言うカールの髪の毛を撫でるローリ。

「ええ、そうよね、ベイビー」とローリがなだめると

「ママにも見せたかったなぁ。シカだよ。可愛かったの。側まで近づいたんだ。あんなの初めて」と言うとカールは目を開けたまま動きが止まる。

「カール、どうしたの?」とローリ。

するとカールはいきなり全身痙攣を起こし始めた。体をバタバタさせて激しくのたうちまわる。

ハーシェルが「押さえてはダメだ。傷つけてしまう、見守るしかないんだ」

ローリは泣きながらリックにしがみつく。

激しく暴れていた時間が続いたが急にカールは意識をなくした。

ハーシェルが言うには脳の血液が足りなくなったためだと、そして、もう一度輸血しなければいけないらしい。

ハーシェルが命の危険があると反対したがリックは自分の血液を差し出した。

シェーンとオーティスは、逃げ惑うがウォーカーの群れに取り囲まれて危険な状態に。

負傷したシェーンの肩を支えながらオーティスは出口を探して行く。

森の中、ダリルとアンドレアがソフィアを探して懐中電灯を照らして歩いていると、小さなテントを作った家みたいなものの側の木に唸っているウォーカーがいた。

首を吊って死んだらしいウォーカーだ。側の木には張り紙がしてありダリルが読み上げる、

「(噛まれて熱が出た。生きる希望がない)だとよ。頭を打ちゃ良かったのにな。ふーん、自らぶら下がってエサになったんだな。」とそのウォーカーの足が食いちぎられているのを見つけて言うダリル。

それを聞いて吐きそうになるアンドレア。

「大丈夫か?吐けば楽になるぜ」

アンドレアは「話題を変えましょ。なぜ射撃を?」と聞く

「食うためさ。コイツも俺も同じさ。(俺ら人間)食い物を見たのは初めてか?哀れな野郎だ。仲間に足食われてさ」と言ったせいで、アンドレアは吐いてしまう。

「話題を変えてって言ったじゃない!」とアンドレア。

「俺のケツを笑った仕返しだよ」と言うとそのまま行くので、

「アレはどうするの?」とアンドレアは木に吊るされて呻いてるウォーカーのことを聞いた。

「奴が選択した道だ。矢がもったいねー。放っておけよ」とダリル。

アンドレアは、首がつりのウォーカーに近づいて行く。

「生き続けたくなったか?ただの質問だ。」とダリルが尋ねる。

「彼を撃ってくれるなら話すわ」とアンドレア。

「いいよ。」

「答えはわからない。生きるべきか、生きるしかないのか」

「答えになってねぇな。矢の無駄だ」と言うとウォーカーを死なせてやったダリル。

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「メルル・ディクソンて貴方達のお友達?」とオーティスの妻であり看護師のパトリシアがTドッグの手当てをしながら聞いて来た。

薬が入ってる袋にメルルの名前が書いてあるからだ。

「メルルはもういない、弟のダリルがいる」とグレン。

「でも、抗生剤があって助かったわ。メルルは病気だったの?」とパトリシアが聴く為、グレンは

「淋病。」と答えるとマギーがビックリしてこちらを見た。

「弟が性病だった、と言ってたんだよ」と調子悪そうに答えるグレン。

「淋病に命を救われたわね」とパトリシア。

バツが悪くなったグレンは、額に手を当てながら部屋を出て行く。

それをマギーがチラッと見た。

外のポーチの椅子に腰掛けて静かに頭を垂れてるグレン。

「お祈りしてるの?」とマギーがやって来た。

「忍び寄るのが上手だな」とグレン。

「貴方が鈍いのよ」とマギーは笑う。

「よく祈りの?」とマギーが聞くと初めてのお祈りだと言うグレン。邪魔をしてすまないと謝るマギーに、

「要点は神様に伝わったさ。友達のことを祈ったんだ。今は助けが必要だろ?君は神様がいるって信じてるかい?」とグレンが聞く。

「昔はね。叶うのは僅かな人だけよ。余計なお世話かもしれないけど、祈るのは勝手だけど結局は、現実を受け入れるしかないのよ」とマギーはいっておかわりのコーヒーを取りに行った。

リックはローリに静かに話し説得していた。「森の中で突然シカが目の前に現れたんだ。シカは身動きせずにジッとカールを見ていた。カールもシカを見つめていた、次の瞬間、カールは撃たれて倒れたんだ。その事を目が覚めた時に話したんだよ、、、撃たれた事でもなく教会の事でもなく美しく生きるものの話だよ。今もなお生はある。この世界もだ。死だけが存在してる訳じゃない。強い心を持ち信じるべきだ。カールがこの世界で生きる理由は、これさ。あの子はシカの話をした、あの子は感動したんだ。」

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その頃、ハイスクールのシェーンとオーティス。

足が痛くて歩けないシェーンは「逃げ切れんから、このバッグを持ってけ!」と諦める。

が、オーティスは「俺はお前を見捨てないよ。残りの弾はそっちが4発、こっちが6発。」とシェーンを担ぎながら歩き出した。

後ろから追って来るウォーカーに弾を撃ちながら。

寝ているカールを診てハーシェルは「輸血しても出血が止まらない。腹部の腫れもこれ以上ほっておけない。今すぐ選択してくれ」と言う。

「選択?」とローリ。

「そうだ心を決めてくれ」とリック。

「やるわ。」とローリは言いリックと抱き合った。

ハーシェルの指示でシーツの四隅を持ちカールを手術台代わりのストレッチャーに乗せる。

部屋のランプシェードを取り除き電球を傷口近くに当て良く見えるようにするパトリシア。

そこへ車が戻って来たのが窓から見えた。

ハーシェルは、パトリシアにカールを見ていてくれ、と頼んで玄関へ向かう。

はぁはぁ息が上がっているシェーンが車から降りて来た。

「カールの具合は?」と聞くシェーンを見てハーシェルは、不思議に思って尋ねる。

「オーティスは?あいつはどこだ?」と心配して聞くハーシェルにシェーンは黙ってボーっとして答えられない。

皆ショックで黙り込んでしまう。

ハーシェルが意を決したように「パトリシアにはまだ言うな。手術が終わるまで黙ってるんだぞ」と言うと中に戻って行く。

シェーンはリックに「奴らがウジャウジャいたんだ。残りの弾が10発しかなくなって、、、援護するから先へ行け、と言われたから彼の言う通りにしたんだ、、、振り返ると彼は、、、俺だって助けたかったんだが、、、」と苦しそうに説明した。

それを聞いていたマギーは、フラフラしてしまいローリが肩に手を置くと泣きじゃくる。

リック「きっと罪滅ぼしをしてくれたんだよ」と言った。

アンドレアとダリルが戻って来た。デールはアンドレアを呼び止め「君の事が心配で色々言ったのは君を想ってるからだ。この銃を返すよ。だが、俺を後悔させないでくれよな。許してくれるか?」と言って銃をアンドレアに返した。

「努力してるわ」とアンドレアはサラッと答えた。

マギーは泣きながらキッチンでグレンに話している。

「子供の頃からオーティスの事を知ってたの。母が死ぬずっと前から。」と涙が止まらないマギー。

「他には?誰が他に死んだんだい?さっき俺に現実を受け入れろって言ったよね。そうして来たんだろ?他に誰がいる?」とグレンは冷蔵庫にたくさん貼ってある色んな人の写真に近づき指を指した。

マギーは泣きながら「義母でしょ、あと義父も、、、」と一人一人の写真に指を置く。

ハーシェルがリックとローリにカールの容態が安定してる旨を説明すると、リックは力が抜けたかのようにホッとしてハーシェルに抱きついた。

ローリも「言葉にも出来ないくらいよ」と笑う。

「私も言葉もないよ。だが、、、パトリシアにはなんて言えばいいだろう?」とハーシェルは困って聞いた。

シェーンは唖然とした表情のまま動かない。

ハーシェルとリックの2人でパトリシアの所へ話しに行くことに。

ローリがカールの部屋に行く途中、パトリシアが大声で泣き崩れるのが見えた。

暗闇の中、困った顔をするローリはそのまま二階へ上がり、カールのそばに行くと、息子の髪を撫でながら泣き出した。

シェーンは黙ったまま、ドアのところから2人を見てる。

「あなたも居て」とローリはシェーンに言った。

だが、外へ出て行くシェーン。

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そこへマギーが来て「バスルームは2階よ」とタオルと着替えを持って来てくれた。

「これを着て。オーティスのだから大きいけど」と言うとシェーンも「ありがとう」と答えた。

バスルームに入るとシャワーをめいいっぱい強く出すシェーン。

体のあちこちに傷や打ち身の青アザが。

頭には水ぶくれのような傷跡と血がついてある。

それを押し広げて見るシェーン。記憶が蘇る、、、

「弾は?」と聞くオーティスに「4発だ」と答えるシェーン。

「こっちは6発だ。行くぞ!」とオーティスは言いシェーンに肩を貸しながら2人で前進する。

後ろからウォーカーたちが押し寄せて来る。

「最後の1発だ!」とオーティスが言うとシェーンも「俺も最後の1発だ。」と答える。

シェーンは「悪いな」と言う。

何言ってんだ?と言う顔をしたオーティスに向かってシェーンは足に向けて撃った。

倒れるオーティス。シェーンを掴んで立ち上がろうとする。

「放せ!」とオーティスを払いのけようとしながら、彼が持つ医療器具を無理矢理取り上げた。

オーティスは、シェーンの頭を掴んだまま離さない。この時揉み合いになった傷がオーティスが引っ掻いた傷で、シェーンの頭のブツブツ腫れ上がった原因だったのだ。

オーティスは、動けないまま襲って来た沢山のウォーカー達に生きたまま食べられてしまったのだ。

ウォーカーの群れがオーティスに流れていったお陰で助かったシェーン。

スキンヘッドに自ら刈り上げた鏡をジーっと覗き込むシェーンの顔は、狂った男の顔でしかなかった。

= Lyraの感想 =

最後の1発は取っておけ、、、

原題の通りになってしまったのが怖かった。

シェーンは元々、狂気を抱えた人間だったんだろう。

それをお人好しリックは知らない。

リックはシェーンを信頼しきっている。

妻のローリにハイスクール時代のシェーンの悪戯を、まるで自分の武勇伝のように100回くらい話しているんだから馬鹿みたいだ。

意味のない悪戯をするような奴だからお調子者で目立ちたがり屋だ。

そんな男が、自分より力が無さげな男に好きな女を取られたまま黙っいられると思う?

今回のオーティスを犠牲にして自分だけ助かる行為をしたせいで、シェーンの中の良心( 初めからあったとしても小さかったであろう良心)は、こと切れた。

「お前の事は見捨てない」と何度も危機を救ってくれたオーティスの弾が切れるのを待って居たのかもしれないシェーン。

そう考えると、同じチームにこんな悪の化身がいたら、と思うとゾォーッとしてしまった。

普通の人間ならば助けてくれた人間をウォーカーの餌にはしない。

シェーンは、自分だけ助かりたい、自分だけ助かってカールの命を救い、ローリに感謝されたい、ローリに愛されたいと言う気持ちが強いのだろう。

愛に狂った人間ほど執念深いモノはない。

人を殺めてしまったことへの懺悔か?

はたまた、欲望のために強くなる決意を固めた印か?

シェーンは、自ら頭を丸めスキンヘッドになる。

Lyraはシェーンは悪の化身になる決意の表れだと感じたよ。

もう、シェーンを止めるものはいないだろう。

これから犠牲者が出るかもしれない、、、シェーンの邪魔をする奴は皆殺しになるかも。

代わりに真逆な優しさをアピールしてくれたのはLyraが大好きなダリルだ。

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今回のダリルは、口は悪いけどハートフルな行動をしてくれてホッコリさせた。

娘のソフィアが心配で泣いてるキャロルを見ていられないダリルは、1人真っ暗な森をソフィア探しに行く。

疲れていて寝ていないのにだ。

1人でまだ小さい時に森で遭難してしまった経験があるからだろう。

女遊びしかしない飲んだくれの父親からは見放されていたダリル。唯一の心の支えの兄メルルはダリルの憧れの存在ではあるが、ジャンキーで刑務所暮らし。

一桁の年の小さい子が、1人で生きて行く辛さっていったら言葉にも出来ないくらいだ。

その辛さを乗り越えたからこそソフィアの森の中での気持ちもわかるし、サバイバル能力も人一倍習得したのだから、兄のメルルみたいに極悪非道にならずに、「ぐれずに頼れる人間によくぞなった!」とLyraはダリルを褒めてあげたいわ。

よく喋るダリル。この頃のダリルの方が見ていて楽しいね。

思ったことを素直に話し、他人に優しいダリルだから、私は好きになったのかも。

今のダリル(シーズン8)は喋らんし、笑わないし、モゾモゾしてるだけ!どうしちゃったんだろ?

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今回は命について考えさせられたな。

ローリの「子供が生きてる世界じゃないからカールが生きてるのは間違い」っておかしくない?

「生きるだけが目的の動物と化す。死んだ方が幸せ」ってありえないわ。

どんな世界であれ生き抜くのが人間だ。

今現在だって変わりないじゃない?

皆、生きるだけが目的の動物と同じよ。

弱肉強食の世界は同じ。

ただ、オブラートみたいな社会の規律に包まれているか、いないかの差だ。

こんな母親は最低だ。リックがゲンナリしちゃうのもわかる。

でも、リックは諦めないのよね。妻に裏切られようとも、まだ愛して行くんだから、、、リックは素敵だわ。多分、息子がいるからなのよね。

カールがいるからこそ、ローリと3人で強い絆を保とうとしてるのよ。

ああ、リック。

お願いだから頑張って生きぬいてよね、、、何があっても!

( ↑ これからずっと先の事を言ってるLyraです。)

ただな、オーティス死んで「彼は罪滅ぼしをしてくれたんだよ」で納得しちゃうリックは奇妙だわ。

命を軽く考え過ぎ。

このセリフも展開も腑に落ちないから脚本が甘すぎだって言いたい。

あと他に気がついたのは、キャロルね。今は女戦士だけど、この時はピストルの持ち方すら知らなかったのよねぇ。

懐かしい、、、もう、全てが懐かしくて、Lyraはチームリックの一人一人がやる一挙一動に感動すらしてます。← 馬鹿ね。

10年近く見て来たんだから愛着が湧くのも無理もないんだけど、この時のキャラクターが皆んなシッカリと計算されていて、上手く重なりあっているから見ていて楽しいんだよね。

今みたいな場繋ぎじゃないのよ。

早くこの時のようなキャラクターが生き生きとしてる、チームリックに戻って欲しいです。

Walking Dead Loveがまだまだ止まらないLyraでした。

*次回の【ウォーキングデッド シーズン2第4話】はこちらから!

 

また、続きを書こうかな?

良かったら見に来てね〜。

お楽しみに!☆〜(ゝ。∂)

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