飛ぶ鳥を落とす勢い、ってあるよね。
見る見るうちに、周りの風景や人間関係が良い方向に変化していくのがわかるあの瞬間と言ったら、、、たまらない。
あの感覚を味わいたくて、人はがむしゃらに頑張り、生きていくのだろう。
閃光に映し出される自分。ああ、最高だ!
今日Lyraが紹介するのはイングランド、シェフィールドのロックバンドArctic Monkeys 。
2001年にVoのアレックス・ターナーとGジェイミー・クックが、クリスマスにギターを入手し、翌年夏に、アンディ・ニコルソン(ベース)とマット・ヘルダース(ドラム)が加入し「Bang Bang」として結成したのが始まり。
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当時はアレックスのガレージで、レッド・ツェッペリンのカバーを演奏し練習していたそう。後にバンド名を「Arctic Monkeys」にジェイミーが変更して現在の形に。
3年後、2005年1月デモ音源が”The Sheriff”と名乗る1人のファンによってインターネットに公開されたことがきっかけで話題沸騰になり、7月にインディーレーベルのドミノと契約して10月デビュー・シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」をリリース。
あれよ、あれよと全英初登場1位獲得。1週間で4万枚を売り上げるという鮮烈なデビューを飾った。英国メディアは彼らを「オアシス以来の衝撃」ともてはやす。
あれから13年経ち、もはや彼らはイギリスを代表するBig Bandになった。
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どんな感じかは、Lyraの和訳の後にMusic Videoを載せておきますね。
難解なものよりお初はストレートな方が良いかと思ってこの曲にしました。
2013年のアルバム『Suck & It See』に収録されている” R U Mine?”です。
ライブで盛り上がる曲。アレックスの声もいい感じに伸びていますよ。
後でまたLyraとお話ししましょう。
= R U Mine? =
I’m a puppet on a string
Tracy Island, time-traveling diamond cutter-shaped heartaches
Come to find you fall in some velvet morning
Years too late
She’s a silver lining lone ranger riding
Through an open space
In my mind when she’s not right there beside me
[Chorus]
I go crazy cause here isn’t where I wanna be
And satisfaction feels like a distant memory
And I can’t help myself
All I wanna hear her say is “Are you mine?”
Are you mine?
Are you mine?
Are you mine?
俺は操り人形さ
トレイシー・アイランドは、時間旅行をするダイアモンド
心の痛みはカッターで切ったようだ
ベルベットの朝に君と恋に落ちるために探しに来たよ
時間が経ち過ぎたな
彼女は銀の指輪だ、緑地を走り抜ける自警団ローンレンジャーのね
彼女がもう僕の直ぐ側にはいない時は、心の中に居座ってるのさ
気が狂いそう
だってさ、ここは僕がいたい場所じゃないんだよ
喜びは、まるで遠い思い出のようさ
我慢出来ないよ
僕の望みは彼女の「貴方は私のものなの?」って言葉を聞くことだけさ
「貴方は私のものなの?」
「貴方は私のものなの?」
「貴方は私のものなの?」
I guess what I’m trying to say is I need the deep end
Keep imagining meeting, wished away entire lifetimes
Unfair we’re not somewhere misbehaving for days
Great escape lost track of time and space
She’s a silver lining climbing on my desire
[Chorus – Revised]
I go crazy cause here isn’t where I wanna be
And satisfaction feels like a distant memory
And I can’t help myself
All I wanna hear her say is “Are you mine?”
Well, are you mine? (Are you mine tomorrow?)
Are you mine? (Or just mine tonight?)
Are you mine? (Are you mine? Mine?)
I guess what I’m trying to say i
多分、僕が今言えるのは、僕には地の底まで落ちるのも必要だってこと
出会いを想像し続けてる
生涯のそのまんまを望んだよ
不公平にも、僕らはおおよそ、何日も行儀悪くしてられない
大脱走は、時空間を見失った
彼女は銀の指輪だ、僕の喜びに這い上がるやつさ
気が狂いそう
だってさ、ここは僕がいたい場所じゃないんだよ
喜びは、まるで遠い思い出のようさ
我慢出来ないよ
僕の望みは彼女の「貴方は私のものなの?」って言葉を聞くことだけさ
ああ、そうなんだ「貴方は私のものなの?」(明日は私のものなの?)
「貴方は私のものなの?」(じゃなかったら、今夜私のものなの?)
「貴方は私のものなの?」(私のものなの?私のもの?)
僕が思うに今、僕が言えることは、僕は
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[Bridge]
And the thrill of the chase moves in mysterious ways
So in case I’m mistaken
I just wanna hear you say “you got me baby
Are you mine?”
She’s a silver lining lone ranger riding
Through an open space
In my mind when she’s not right there beside me
[Chorus – Revised]
I go crazy cause here isn’t where I wanna be
And satisfaction feels like a distant memory
And I can’t help myself
All I wanna hear her say is “Are you mine?”
Well, are you mine? (Are you mine tomorrow?)
Are you mine? (Or just mine tonight?)
Are you mine? (Are you mine? Mine?)
狩りのゾクゾクする気分は、神秘的なやり方で動くんだ
忘れちゃうといけないから
僕が聞きたいのは「参ったわね、ベイビー。貴方は私のもの?」ってセリフだよ
彼女は銀の指輪だ、緑地を走り抜ける自警団ローンレンジャーのね
彼女がもう僕の直ぐ側にいない時は、心の中に居座ってるのさ
気が狂いそう
だってさ、ここは僕がいたい場所じゃないんだよ
喜びは、まるで遠い思い出のようさ
我慢出来ないよ
僕の望みは彼女の「貴方は私のものなの?」って言葉を聞くことだけさ
ああ、そうなんだ「貴方は私のものなの?」(明日は私のものなの?)
「貴方は私のものなの?」(じゃなかったら、今夜私のものなの?)
「貴方は私のものなの?」(私のものなの?私のもの?)
[Bridge]
And the thrill of the chase moves in mysterious ways
So in case I’m mistaken
I just wanna hear you say “you got me baby
Are you mine?”
狩りのゾクゾクする気分は、神秘的なやり方で動くんだ
忘れちゃうといけないから
僕が聞きたいのは「参ったわね、ベイビー。貴方は私のもの?」ってセリフだよ
Songwriter: Alex Turner / Nick O’malley
Translator : Lyra Sky 和訳
PV自体は地味なんだけど、重厚なサウンドとアレックスのネチッコイ歌い方が、聴く者と見る者をラストまで飽きさせずに引っ張って行くところが素晴らしい。
Arctic Monkeysというとデビュー当時の若い、というよりお子ちゃまのイメージが強過ぎて未だに、現在のAlexがファッショニスタみたいに持て囃されているのがLyraには信じられないの。変わるものだな〜。
2018年度だったか?今一番オシャレなアーティストに選ばれてたんだもん。信じられなくて2度見したわ。
今や彼らはイギリスを代表するビッグバンドだ。
スタジアムを客で埋め尽くすことなんてお茶の子さいさい。
あのデカイ、ステージからの眺めは最高だよね。
栄光を手に入れた彼ら。
だが、彼らの曲を聴いていると色々と実験的なサウンドを作ったり、ひねくれた感じのミュージックビデオを作ったりと、今もデビュー時と変わらず意欲的に活動してるのがわかる。
努力を忘れない姿勢は素晴らしいね。
Lyraは『Suck it and See』に収録されているこの曲の、倒置法を使ってわざと言葉遊びをしているのが面白くて良いなぁ、と思うよ。
アレックス曰く、リル・ウェインやドレイクのやりそうな事を真似したんだって。
恋愛の先の見えない曖昧な関係を歌うには良い手法ね。歌詞が気になる人には、不安な気分なるから揺さぶれるだろうし。
因みにトレイシーアイランドと言うのはね、サンダーバードに出てくるHome & Baseになっているあの島の名前なのよ。
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サンダーバード、たまにNHKでやってるからチェックしてみたら?
パカっと割れる島。あそこにみんなで住んでるのよ。
イギリスではみんな見てる子供番組。Sponge Bobと同じくらい?いや、あっちの方が歴史があるしコアなファンがいるから一緒にしたら怒られるわね。
あと歌詞に繰り返される、ローンレンジャーは、前にこのブログでも紹介した映画『Lone Ranger』です。
だから、この”R U Mine?”は、ラブソングなんだけど、熱く燃え上がる愛の歌ではないなぁ。
ラブソングだわ〜、と熱狂的なファンは悶えるかもしれないけど、そんな熱い歌詞と違いますね。もっと冷静な関係だよ。
Lyraには、言葉遊びや歌詞のイメージをアレコレ詰め込んじゃった娯楽の歌に感じたので、あえてサラッと流れるように和訳にしてみたよ。
Lyraとしてはラブソングや恋愛の歌詞はHotでSexyな感じが好きだから、凄く物足りないわ。(๑˃̵ᴗ˂̵)
ネチっこい声なんだからネチッこい感情を描けば良いのになぁ。
しかし、この歌詞みたいに「貴方は私のものなの?」て聞かれて嬉しいのかしら、男性って。
どうなの?
私が男だったら何か嫌な感じするような、、、嬉しいのかしらん。でもAlex Turnerは、こう言われたいわけなのよね。
何人も女いるってアピール?
嫌だわ〜そんな僕ちゃんは嫌いよ。(未だにアレックスのガキのイメージが払拭されていないので変な言い方になってしまった。)
こんな事、今までLyraは彼氏に聞いた事ないわ。聞いた事ある人いる?
こんな思いにさせる彼氏や彼女なら別れた方が良いですね。心配で悲しくなっちゃうよ。
Are you mine?なんて聞くより、少しでも早く、別の男性や女性に行って楽しい、安心できる恋愛をしましょう。
その方が色んな事ができるしね。楽しいじゃん。(色んな事って何?)
今日は、「Arctic Monkeysの演奏力の素晴らしさと、ゴリ押しで聴く者を掴む才能があること」や、「言葉遊びが楽しい歌詞だけどラブソングとしては、やり過ぎて薄味になっちゃったよ」というお話をしちゃいました。
栄光に甘んじずトライする姿は素晴らしい!
彼らが最短でステージを上げていったのは楽曲に対する冒険心や遊び心を忘れない所だ。
ただ、やり過ぎちゃうこともあるんだなぁ〜と。
やっぱラブソングはストレートが一番だ!と改めてわかったLyraでした!
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= Arctic Monkeys =
出身地 イングランド、シェフィールド
ジャンル オルタナティヴ・ロック
ポストパンク・リバイバル
インディー・ロック
ガレージロック・リバイバル
サイケデリック・ロック
ハード・ロック
ストーナー・ロック
活動期間 2002年-現在
レーベル ドミノ・レコーズ
共同作業者 ラスト・シャドウ・パペッツ
公式サイト www.arcticmonkeys.com
メンバー アレックス・ターナー
ジェイミー・クック
マット・ヘルダース
ニック・オマリー
旧メンバー グリン・ジョーンズ
アンディ・ニコルソン
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アレックス・ターナー(Alex Turner, 1986年1月6日 – )ボーカル・ギター (2002年-現在)
バンドの作詞家。ストーリー性が色濃く、かつシニカルで情景描写の豊かな歌詞が特徴。60年代のオールディーズミュージック、ヒップホップ、ビッグビートなども好み、ロック以外にも造詣は深い。ポーカーフェイスで有名。ラスト・シャドウ・パペッツにおいても活動。
ジェイミー・クック(Jamie Cook, 1985年7月8日 – )ギター (2002年-現在)
ギタリスト。バンドのメンバーとして以上に、アレックスとは無二の親友。ヘビーなサウンドのロックを好み、いくつかの楽曲にも反映されている。
2012年7月に婚約を発表。
マット・ヘルダース(Matt Helders, 1986年5月7日 – )ドラム (2002年-現在)
ドラマー。手数の多くタメの効いたドラム・スタイルは、ジョン・ボーナムの影響を強く受けていると公言している。テクノ・クラブミュージックなども好み、DJとしても活動。初期は垢抜けない服装をしていたが、現在は自身でファッションデザインのプロデュースをするまでになる。
2013年5月に婚約を発表。
ニック・オマリー(Nick O’Malley, 1985年7月5日 – )ベース (2006年-現在)
アンディ脱退後に正式加入。
セッション&ツアーミュージシャン
ジョン・アシュトン(John Ashton)キーボード・ギター・バックボーカル (2009年-現在)
旧メンバー
グリン・ジョーンズ(Glyn Jones)ボーカル (2002年)
アンディ・ニコルソン(Andy Nicholson, 1986年4月9日 – )ベース (2002年-2006年)
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2006年1月23日、1stアルバム『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』リリース。全英初登場1位、発売初週で36万枚を売り上げ、当時の英国のアルバム最速売り上げ記録を更新。同アルバムは英国で最終的に140万枚近くのセールスを記録している。2月にアメリカでもリリースされ、発売1週目に34,000枚を売り上げて(インディーズのデビュー・アルバムとしては史上2番目)、ビルボード初登場24位となる。さらに、英国最大の音楽賞であるブリット・アウォーズなど、国内の主要音楽賞を総なめにして一躍トップ・ランナーの地位に。
2007年4月23日2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』を発売。全英1位、全米7位など、前作に引き続いて各国で大成功を収め、英国最大のロックフェスであるグラストンベリー・フェスティバルにヘッドライナーとして出演。同年8月サマーソニック07の大トリに大抜擢され、サマーソニックにおいて史上最年少(21歳)・デビューから最速でのヘッドライナーになる。
2012年7月28日、ロンドンオリンピックの開会式で「I Bet You Look Good on the Dancefloor」とビートルズの「Come Together」の2曲を選手入場終了直後に演奏。
2013年9月9日、5thアルバム『AM』発売。全英アルバムチャートにてデビュー作から5作連続で1位を記録し、アメリカでは発売初週に42,000枚を売り上げてBillboard 200チャートで6位にランクイン。
= ディスコグラフィー =
アルバム
2006 Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not
発売日: 2006年1月23日
レーベル: Domino
フォーマット: CD, LP, digital download
全英売上: 150万枚
UK: 5× プラチナ
AUS: プラチナ
CAN: ゴールド
DEN: ゴールド
JPN: ゴールド
NZ: ゴールド
2007 Favourite Worst Nightmare
発売日: 2007年4月23日
レーベル: Domino
フォーマット: CD, LP, digital download
UK: 2× プラチナ
AUS: ゴールド
JPN: ゴールド
2009 Humbug
発売日: 2009年8月19日
レーベル: Domino
フォーマット: CD, LP, digital download
全英売上: 40万枚
UK: プラチナ
2011 Suck It and See
発売日: 2011年6月6日
レーベル: Domino
フォーマット: CD, LP, digital download
全英売上: 30万枚
UK: プラチナ
2013 AM
発売日: 2013年9月6日
レーベル: Domino
フォーマット: CD, LP, digital download
全英売上: 80万枚
UK: 2× プラチナ
AUS: プラチナ
BEL: ゴールド
DEN: ゴールド
IRL: プラチナ
NZ: プラチナ
US: ゴールド
シングル
I Bet You Look Good on the Dancefloor (2005年)
When the Sun Goes Down (2006年)
Leave Before the Lights Come On (2006年)
Brianstorm (2007年)
Fluorescent Adolescent (2007年)
Teddy Picker (2007年)
Crying Lightning (2009年)
Cornerstone (2009年)
My Propeller (2010年)
Don’t Sit Down ‘Cause I’ve Moved Your Chair (2011年)
The Hellcat Spangled Shalalala (2011年)
Suck It and See (2011年)
Black Treacle (2012年)
R U Mine? (2012年)
EPs
Five Minutes with Arctic Monkeys (2005年)
Who the Fuck Are Arctic Monkeys? (2006年)
iTunes Live: London Festival ’11 (2011年)
非公式リリース
Characters
Three Epsodes Where Someone Else Got In The Way
Demo
Curtains Close
Knock a Door Run
On the Run From the MI5
Ravey Ravey Ravey Club
Space Invaders
Wavin’ Bye to the Train or the Bus
Choo Choo
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