いやぁー!終わってしまったわ!ビリーバット!
長かったような、あっという間だったような、、、。感慨深い。
最終巻までリアルタイムでコミックを買い読んで来ましたせいか、おもってたより呆気なく終わってしまったので放り投げらたような宙ぶらりんな気持ちもありまする。
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時代を引っ掻き回し、歴史的大事件を引き起こし、人をなぎ倒して揉みくちゃにして来たビリーバットとこの話なのに、なんか、あまりにもこじんまりしたお話の結末のようで、悲しくなりました。
感動的ではあります。ある意味ハッピーエンドのような終わり方と取れるしね。
大好きな漫画家でコンスタントに私が買い続けている少ない漫画家の1人浦沢直樹の漫画だから、余計に期待しすぎちゃうのかもしれないけどね。
この漫画家さんの作品は全部買いましたから、、、。漫画にはうるさい私が買ってるんだもの、ある意味凄いわ。
その期待の大きさに負けないくらい、大きな、壮大な計画とも言えるビリーバットの作品が、ありきたりの終わり方をして欲しくなったんですよ。
ありきたりじゃないのよ、という人もいるかもしれないけど、浦沢直樹の漫画を色々読んだ方なら、言ってる意味が分かるでしょう。
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だってこの終わり方、、、20世紀少年ぽくないですか?
似てませんか、読後感。
だって、この作品も最後が戦争でダメダメな地球にまたもやなってしまってるゥ〜。
核戦争をしてしまい、ボロボロになってしまった地球は、またもや砂漠化してますよ。
なんでそこまでなったかは、今回は、主人公たちが会話してるシーンで説明する作風にして端折ってるからもしかしたら、早く終わらせなきゃいけない理由が急に起きたのかもしれないけど、その軽い説明のせいで、今まで丁寧に話を進めていたのと違い、無理矢理に話をラストに持って言った感が否めないです。
砂漠化した世界でラストに漫画家2人の戦いを持ってきてほしかったな。
2人の戦いはあるけど、戦いというよりお爺ちゃんになった敵?とは言えないかもしれないけど、2人が思い出話をして終わってしまっただけだから、小さくなってしまったな。
攻めてすこしの苛立ちや口喧嘩くらいは有っても良かったと思うけど、、、歳を重ねると全てを受け入れるようになってしまうから、それを表したかったのなら、この話には必要なかったと感じます。
あれだけ書けるなら、言い合いや言い合いから互いを認める、又は、分かり合える、動的な認め合い方に持って言ってほしかったです。
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砂漠化した地球。まだ終わらない戦争で、最後に兵士たちが全滅。
最後の兵士の2人かもしれない、敵同士の2人の兵士。
最後の生き残りの1人かもしれない生き残りの村人の子供。
この3人にラストの舞台を任せたのは、どうなんだろう?
悪いラストでは、全くない。感動的ではある。
けれど、ビリーバットを1巻から、1話から、
ずーっと、ずーっと読んできたファンには、
ずーっと、ずーっと追い求めてきたファンには、
アッサリ普通過ぎてもう悲しくなりました。
未来は子供達の手にある!
それは、私も同じ考えです!
ならば、それを、ヤマガタやケヴィン・グッドマンに言って欲しかった!
ビリーバットを描いできた人!ビリーを最後まで追い続けてきた人に手渡しして欲しかったな、と私は言いたいのです。
このビリーバットという作品は、たかが、漫画だからと軽く読んでも良い。
漫画だけど、大きな地球を描いた作品として大きな扱いをしても良いとも私は思う。
どちらでもOKだよ、そのひとのとりようだよ、って作者は言うでしょうね、声が聞こえてくるようだわ。
だけど、私は後者の考えです。
私は、どでかい地球と言う世界や人類の在り方を描きながら、漫画が世界を救う!漫画家が世界を救う!と浦沢直樹が信じて使命を感じて描いた作品だと信じて疑わないのです。
漫画家が、世界を救う!とまで、話を、大きな地球、大きな宇宙にまで持っていこうと作者がもがいた作品だと思っています。
それを兵士たちに話させちゃね。いくら、ケヴィンの描いた漫画で互いをわかりやい、助け合うのは素敵なんだけど、、、うーん!物足りない!
それは、漫画家にやって欲しかったよー。どうせなら、漫画家の手渡しで、ビリーを描いてきた漫画家の手で次世代を担う子供へ、引き継いで欲しかったです。
でも、ラストの子供の沢山、勉強する!は良かったよ。
僕、夢が出来た!
僕、たくさん勉強するんだ!
僕、世界を救うよ!
てのは、私が子供に託してる思いだから。
私は、子供に、子供達に、未来を託してるんだ!人類の願いを託してるんだ!
願いってのは、ちゃんと願えばかなうんだよ!
ちゃんと願う。
ああちゃんと願うんだ!
ちゃんとな!
BILLY BAT
THE END
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