クッキー缶の街めぐり

 

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缶好きLyraです。その中でも、クッキー缶が好きで、ついつい集めてしまっている。

断捨離好きなのに、、、。缶だけは、小物入れやおもちゃ入れにもなるからと飾っています。

そのせいで、このネーミングにやられてレコードならぬジャケ買いしてしまったのが、この田中六大さんの漫画です。

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題名と表紙とは真逆な話でして、、、(笑)。

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これは、間違えて買ったら、人によっては落胆するか、、、はたまた、雰囲気にヤラレて田中六大さんの大ファンになり絵本を買ってみようかとなるかの、真逆な反応を起こすと思うので、レビューして買うか迷っている方々の参考になればと、思い書いておこうと思います。

話は、グリム童話に出てきそうな、ヨーロッパ風な(あくまでも風です、出てくる人は、どこかしら和風だから、)小さな部落のような片田舎の街が舞台です。

クッキー缶の街めぐりとなっているだけに、一話ずつ出てくる主人公たちが、それぞれこの街を、ほとんど無目的に歩き回っています。

そして偶然、出くわしたひとや事件が淡々と描かれているのですが、その1つ1つが、かなり異常。

天使がコンサートするからと知ったハナちゃんとアヤちゃん、見に行くと中止になっていて、そこには、半分体が溶けた天使がいる。

天使が言うには、さわやか商会っていう妖しいプロモーターに捕まったせいで歌が上手いからコンサートをさせられるはめになったが、この世界が汚くて汚れているから腐ってしまい体が溶けてきたから中止になったといいます。

女の子たちに、ジュース買ってこいとパシリに行かせたり天使らしからぬ横暴さ。だけど、話ならがら寝てしまい、声をかけると死んでしまってました。

そのほかにもメイプルレモンウォーターと言う、ちょい高めだけど美味しいジュースのお使いにいかされたハナちゃん。メイプルレモンウォーターは、美味し過ぎて癖になる大人気なジュースだけど、妖しい西区に1人で行くのが嫌だから、友達に付き合って貰い行くと、そこは、アヘン窟。

ジャンキーだらけで恐る恐る、奥まで行くと目的地で、そこで渡されたのは、ゴブリンズティア。

その成分は、ジャンキー達が吸ってるタバコに混ぜられているものでした。

店主は悪びれもせず、ゴブリンズティアの採掘場を見せてくれます。

そこには、ゴブリン山の人喰い鬼が、でかい体を鎖で繋がれて、涙や鼻水をながしているのを白衣を着た眼鏡の男たちが、ローテクながら長い棒の柄杓で、受け取り採取していました。

涙は品質が良いから医療用。

外で吸ってるのや、先ほどハナちゃんに渡した物とかは、二級品の鼻水やヨダレらしい。

そして荷物を受け取り帰るのだけど、周りの煙のせいで頭がボーっとする。

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などなど、このほかにも魔女が出て来たり、人喰い鬼に殺され死んだはずのハナちゃんのお兄さんが友達に会いに来たり、戦地へ行くはずの青年や、骨を守る人や爆弾を作るテロリストのオタクや、妖しい会社を経営してるのか、のさわやかさんなど、登場人物が1話ごとに違いますが、1話1話のエピソードが重なり合い、最後に、それぞれの伏線が1つに重なり合う作りになっています。

1番不思議な「ふるさとクッキー缶」や最終話の「おやすみ」が、オススメですね。

不気味な話が盛り沢山な、このクッキー缶の街めぐり。

可愛い絵に騙されないようにしましょう。そうすれば、素直にこのシュールな世界観を楽しめると思います。

元は、絵本作家の田中六大さんなので絵は、細かいまでに書き込められています。

線が太くて黒地が多いせいか、余計に不気味感まんさい。

土着な感じはこのせいかもね。ヨーロッパぽくて実はバリバリ日本土着。

キモカワやシュールな漫画が好きな方はハマりますよ。

核爆発やら死がテーマが多いから、お子さん向けじゃありませんからお気をつけてくださいな。

 

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