もう、ど・ビックリ!
大好きなEwan McRegerが大好きなStephen King原作の実写化で、まさかの主役を演じると知った時の「信じられない」喜びと、大好きな Machine Gun Kellyが、これまた大好きなTommy Leeを演じるって知った時もビックリしたが (【ザ・ダートThe Dirt : モトリー・クルー自伝】あらすじ感想 「ツッコミPointで徹底解明」ネタバレ)、まさか同じ現象が起きるとは!
今回は、な、なんとLyraの大好きなLouis Partridge が、大好きなSid Vicious を演じることになったのです!
おまけに監督が、大好きな Danny Boyleだなんて!
映画【Sid and Nancy】が好きで何回も見てる為に頭ん中にGary Oldmanがドン!と浮かびましたが、どうやら今回は違った目線で話が繰り広げられるようです。
Sex PistolsをTVシリーズ化するって、かなり斬新じゃない?
めっちゃクール!
ミュージカルドラマは沢山ありましたが、コテコテなロック・ドラマなんて今までなかったでしょう?
これは好きな俳優が出てる出てないの問題だけではない、記念すべきTVシリーズになりそう。
撮影中につき、作品を見るのもプレビューすらもまだまだ先のこと。放送日すらまだ発表されていない為、待っていましたが時間がかかりそうだから、【Pistol】の最新情報を教えちゃいましょう。
Louis Partridge 絡みのミーハーな感じに書いた記事を先にUPするつもりでしたが、今日は真面目に「Sex Pistols」の解説と『最新情報』を書いた方が良いかな?、と思い、先に詳しくドラマ【Pistol】を紹介して行きましょう!
今日Lyraが紹介するのは、Steve Jones が2018年に発表した回顧録『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』原作の、現在撮影中のTVシリーズ【Pistols】についてです。
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まあ〜ったくもって、最近の往年バンドの再現映画や実写化の完成度が高いこと!
このブログでも色々、取り上げてきましたが、1番良かったのは、Motley Crue の【Dirt】かな? ↓↓
*【ザ・ダートThe Dirt : モトリー・クルー自伝】あらすじ感想 「ツッコミPointで徹底解明」ネタバレ
まあ往年と言っても、Rock ファンの私たちには、過ぎ去ってはいない現在進行形の楽しめるPunk Rock バンド。
どんなドラマになるか、気になる〜!
早速、最新情報をお届けしましょう。
*ミーハーか?って感じですが、 Louis Partridgについても書いたから読んで下さいね。こちら!
☆Lyraのブログには音楽好きだけでなく、海外雑貨についてLyraが書いた記事を読みに来てくださる方や、ロックを聞かない方々も来る為、Sex Pistolsを知らない方のために、解説をしてから、ドラマ情報をお伝えしますねっ。
1.Sex Pistolsとは
Sex Pistols セックス・ピストルズ とは、 イングランド、ロンドンで結成されたパンク・ロックバンド。
1970年代後半にロンドンで勃興した、パンク/ニュー・ウェイヴ・ムーヴメントを象徴する代表的なロックグループです。
反体制が彼らの特徴で、自国の王室・政府・大手企業などを攻撃した歌詞など、反体制派のスタイルを連抜き、このスタイルが、後のフォロワーバンド達の指針を示したと言っていいでしょう。
活動期間は短命だが、後世のミュージック・シーンやファッション界にも多大な影響を与えた功績は大きい、、、。
2006年『ロックの殿堂』入り。ローリング・ストーン誌選出「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第60位。
因みにLouisが演じるSidが在籍していた時代が、本当のSex Pistolsと言える輝かしくも儚い時代です。
活動期間をまとめると、
- 1975年 – 1978年 (Sid 在籍時)
- 1996年
- 2002年 – 2003年
- 2007年 – 2008年
2.Sex Pistolsの活動=Story
1970年代半ばは、ハードロックとプログレッシブ・ロックが二大主流の音楽シーン。
超絶技巧のギターテクニックや、高価なシンセサイザーやスタジオ録音技術を駆使する「スーパー・バンド」が売れ線だった。
ロンドンのキングス・ロードにあるブティック『SEX』のオーナー Malcolm McLaren マルコム・マクラーレンは、店に出入りしていた不良少年のSteve Jones スティーヴ・ジョーンズ(後にギター) と Paul Cook ポール・クック (ドラマー) が結成したアマチュアバンドに目をつけ、当時『SEX』の店員だった Glen Matlock グレン・マトロック(ベース)と、オーディションで選んだJohnny Rotton ジョニー・ロットン( 後にJohn Lydon) を加入させ、1975年11月バンド、Sex Pistols を結成させた。
デビュー
シンプルでストレートなサウンド、反体制的歌詞、奇抜でオリジナリティのあるファッションでデビュー。それらは全てMalcomが考えたスキャンダルを生み、メディアにもてはやされ、世界中で売りまくると言う戦略だった。
その為、保守層からは敵視され、会場では中止運動が起きるのが日常茶飯事になった。
大手レーベル EMIと契約し、シングル【Anarchy In The UK/ I Wanna Be Me】をリリースする。が、テレビで放送禁止用語を連発したことが問題となり、契約破棄。バンドは巨額の違約金を手に入れる。
1977年にベーシストのGlen グレンが、Johnny との不和が理由で脱退。Glen は、代表曲の作曲者であった為先行きが怪しくなる。
が、ギターのStev曰く、「Glen は良い作曲家だったけど、The Beatles の影響が大きすぎた。彼はいつも足を洗っていて、ピストルズには見えなかった」と語っている。後任にJohnny と親しかった Sid Vicious シド・ヴィシャスが加入。
元々Sid は、Sex Pistols の熱狂的なファンの一人であり、ファンの頃からライブ中に記者が邪魔でピストルズが見えないと言ってベルト代わりにつけていた自転車のチェーンで記者を殴ったり、Pogo Dance (ライブで垂直にぴょんぴょんジャンプ)を発明している。(シド曰く、発明した理由は「ライブ会場にいる敵をつぶすためにジャンプして上から潰す!」為だと言う。)
1976年9月21日、ライブ・イベントThe 100 Club Punk Special(100 Club Punk Special)でThe Damned ダムドのライブ中に、誰かが投げたグラスが柱に当たり、その破片によって観客の女性が片目を失明するという事件が発生。グラスを投げた犯人としてSid は逮捕されたものの、証拠不充分により告訴は取り下げられ釈放されている。
が、Viv Albertine ヴィヴ・アルバーティンは彼女の自叙伝の中で「グラスを投げたのは自分だ」とSidが、1年後になって告白していたことを明かしている。
Sid とJohnnyはファッション関係の専門学校時代からの友人で、唯一の作曲者Glen Matlock グレン・マトロックがSex Pistols を脱退すると、バンドのマネージャーであったMalcolm の誘いがあって、後任のベーシストとなった。 当時メンバー間では、Guitar のSteve Jones スティーヴ・ジョーンズとDrum のPaul Cook ポール・クックは非常に仲が良く、常に行動をともにしており、Paul とSteve 、GlenとJohnny という対立の構図があった。
マネージャーのマルコムは仲を取り持つどころか、いがみ合わせるように流言した。
Glen と折り合いが悪かったJohnny は、Glen の脱退後にSteve とPaul に対して発言権を強めたい目論みもあって親友であったSid をベーシストに強力にプッシュしたのである。
実は、直前にダムドのフロントマンとしてオーディションをSid は受けており、最終選考まで残ったのだが、最終選考日に寝坊してすっぽかした為、ダムドのフロントマンになり損ねている
Sid の加入で、よりスター性のあるバンドとなった。
契約破棄後はA&Mレコードと契約したが、シングル【God Save The Queen / No Feelings(分かってたまるか) 】リリース直前に破棄された。またしてもバンドは巨額の違約金を手に入れる。
最終的にVirgin レコードと契約し、エリザベス女王在位25周年祝典の日にテムズ川のボートでゲリラライヴを行い、英国国歌と同名の曲【God Save The Queen】を演奏し逮捕された。このプロモーションのおかげで、全英シングルチャートで最高2位(NMEチャートでは最高1位)を記録。だがJohnny とPauが右翼に襲われて重傷を負う事件が発生し、バンド活動が停滞してしまう。
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1977年10月唯一のオリジナル1st アルバム『Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols (勝手にしやがれ!!)』をリリース。このアルバムは、Chris Thomas がプロデュースした。(Roxy Music, PinkFloyd, Paul McCartney等のプロデューサー)
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Malcolm は、アルバム販売権をVirgin Records だけでなく、フランスの会社に1曲ボーナス曲を足した盤の製作を許可するなどの揺さぶりをかけた。米国では大手のワーナー・ブラザース・レコード、日本では当時ヴァージンと提携していた日本コロムビアからリリース。
1978年Warner の企画により、初アメリカツアー決行。保守的なアメリカ南部からツアーを始めたが、このツアー中がバンド崩壊へと向かわせてしまう。
同1月14日アメリカツアーの最中(サンフランシスコ、ウインターランド公演後)に、嫌気がさしていたJohnny Rotton がバンドを脱退。急遽アメリカツアーは中止し、実質上バンド解散となった。
解散後
Johnny Rotton は、本名のJohn Rydon ジョン・ライドンに戻し、自身のニュー・ウェイヴ、ポストパンク・バンド Public Image Ltd パブリック・イメージ・リミテッド」を結成。(略して P.I.L)
ギターの Steve Jones とドラムの Paul Cook は、イギリスの大列車強盗犯人 Ronald Arthur Biggs や偽物の元ナチスの Martin Bormann マルチン・ボルマンとコラボするなど遊びがてらSex Pistolsを続け、消滅。
Malcolm は、嫌がるSid Viscious に無理矢理 Frank Sinatraの【My Way】の替え歌をレコーディングさせ、レコードリリースもしてしまう。
Sidは、されるままアメリカツアーを行い、宿泊していたホテル(chelsie)で恋人のNancy Spungen ナンシー・スパンゲンを刺殺した容疑をかけられたまま、オーバードーズ(麻薬の大量摂取)で他界。結果的に【My Way】がSid の代表曲となった。
この時期収録の音源が、Malcolm McLaren マルコム・マクラーレン主導で製作したピストルズドキュメンタリー映画『The Great Rock ‘n’ Roll Swindle ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル 』であり、サウンドトラック盤(『The Great Rock ‘n’ Roll Swindle ザ・グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル』)に使用された。
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補足: Nancy について
Sid の彼女であったNancyについても、映画でキャラクターが出て来る為、触れておきますね。
Nancy こと Nancy Laura Spungen ナンシー・ローラ・スパンゲン(1958年2月27日 – 1978年10月12日)は、イングランド出身ではなく、アメリカ合衆国フィラデルフィア出身の女性。Sid Viscious シド・ヴィシャスの恋人として有名だが、その前はFacesなどのグルーピーもしていた。Sidとの破滅的な交際ののち、殺害された。
Johnny 脱退後、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」やエディ・コクランの「サムシング・エルス」、「カモン・エブリバディ」などのパンクバージョンをシングルとしてリリースしたSid 。
シドの死後にリリースされたライブ・アルバム『Sid Sings 』には、「マイ・ウェイ」のスタジオ録音バージョンも収録された。
ピストルズの音楽活動の最後は『The Great Rock ‘n’ Roll Swindle』の収録である。 この収録で、パリでのMY WAYの撮影時に既にSid は普通に行動するのも困難な状態なまでヘロインによって蝕まれており、体は痩せ細り衰弱し、歌詞を覚えさせて1曲を収録するのに1週間近くかかった。
その後、Sex Pistols 初代ベーシストであるGlen Matlock グレン・マトロックや、憧れであったJohnny Thundders ジョニー・サンダースらと一時的に組み、ライブを行っている。
ただ同じジャンキーであるJohnny Thunders から見ても。Sid のドラッグの悪影響はステージ上に悪影響で、ライブパフォーマンスを保てないシドは、途中で降板させられた。この事が、激しくSid を失意に落とした出来事であると言われている。
1978年Johnny Rotten と和解し、2人で新たなバンド結成の話を持ちかける。Johnny も話に乗っていたのだが、Nancyが間に入り、「バンドのフロントマンはSid じゃないと」と譲らず、Johnny が「じゃあ、俺は、何をやるのさ?」と聞くと、「あなたはドラムでもやったらいいわ」とNancy が言い、結果的に夢の実現は、Nancy とDrug を断てないSidの為に全てが終わってしまった。
1978年9月ニューヨークに渡ったSid &Nancyは、Nancyの働きかけにより、マクシズで3回ライブを行う。連日ライブハウスは超満員。たがSid はドラッグによって立っているのがやっとで、マイクスタンドにしがみついている状態で、時折、ステージ上で倒れこんでしまい、歌詞を思い出せずに歌詞カードを手に持ち歌わなければならず、ついには1曲もまともに歌う事も叶わず、観客からも冷やかな反応を受けてしまう。
3日目のステージではThe Clash のMick Jonesと共演している。
この辺りからSid とNancy は、死を口にする事が多くなり、Nancyは自殺をはかったりするようになる。
Sid はラストライブの後に、ハードドラッグによるオーバードーズにより、意識を失い入院。その為にロックンロール・スウィンドル撮影のリオ行きの飛行機に乗れずに、出演不可能に。
1978年10月13日には、ニューヨークにあるチェルシーホテルのバスルームでNancy の死体が発見された。真相は明らかでないが、凶器のナイフが、Sid の所有物であったことから、麻薬で錯乱したSidが刺殺したと言われている。が、ナイフは指紋が拭きとられている状態であったり、Sidの元に入ったばかりのMY WAYの印税2万ドルが全て無くなっていたり、 SidはNancy 殺害の時刻には、ツイナールの過剰摂取による昏睡状態となっていたから、後に医師らにより、服用した量から類推するに5時間は昏睡状態であったといわれている為、彼が犯人と言うのは断言できないはずだ。
他にも、この昏睡状態の間に複数の人々が、部屋への出入りも確認されており、その時にSidが昏睡している事を証言もしている、、、Sid は昏睡状態から意識を取り戻すと血だらけで死んでいるNancy を見つけ、ホテルのフロントに連絡している。
一説には、Nancyにドラッグを売っていた男が、死の前日に1杯の酒代を彼女にせびっていたにも関わらず、Nancy殺害の翌日には、新品のブーツとレザーパンツ姿でバーに現れ、血のついたシャツを見せびらかしていたという話や(後にこの人物はNancy 殺害をほのめかす発言やNancyを殺害したのをVTRに収めており、それを販売して一儲けするよな話をしていたというが真相は明らかになる前に病死している。)、他にも二人が自殺を図り、昏睡したSid を死んだと思ったNancyが自殺したという説もあるが、指紋が拭きとられて置いてあったナイフと、消えた2万ドルの謎とは結びつかない。
この時期のSidとNancyは、互いを殴り罵る激しい喧嘩を繰り返していた。またNancy は腎臓を病んでおり、その苦痛の激しさから逃れる為にもハードドラッグにすがっていたという。
2人が暮らしたチェルシーホテルの部屋は、事件後にパンクのロミオとジュリエット神話の崇拝者達の巡礼地となってしまった事に困惑したホテル側により取り壊され、ランドリー室に作り替えられている。 部屋番号も欠番扱いとなり、数字が飛んでいる。
Sidは、警察には逮捕されるものの、レコード会社が多額の金を払い保釈された。その後も自殺未遂を起こしたり、Patti Smith パティ・スミスの弟をビール瓶で殴るなどの騒ぎを起こした末、1979年2月2日、遂に麻薬の過剰摂取により死亡した。シドが死に至った直接的な理由は、収監され完全にヘロインが抜けきった体に、高純度のヘロインを収監以前に打っていたのと同じ感覚で大量に摂取した事によるもの。そのヘロインは、その夜、シドに哀願された、彼の母親が渡した物だった。
死後、シドの革ジャンのポケットから直筆の遺書らしきメモが発見される。
『俺達は死の取り決めがあったから、一緒に死ぬ約束をしてたんだ。 こっちも約束を守らなきゃいけない。
今からいけば、まだ彼女に追いつけるかも知れない。
お願いだ。死んだらあいつの隣に埋めてくれ。
レザー・ジャケットとレザー・ジーンズとバイク・ブーツを死装束にして、さいなら。』
と記されていたという。
Sidの母親は、Nancyの墓の隣に埋葬して欲しいという息子の遺言を果たそうとするが、Nancy の両親に拒絶されたためにSid の墓を掘り起こし、彼の遺灰をNancy の墓に撒いてSid の思いを果たしてやった。
Johnnyは、インタビューで「Sid の母親がSidの遺灰をヒースロー空港で転んでぶちまけたから、奴の魂は空港で彷徨っている」という話は嘘である。
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Nancy の死の4カ月後、ヘロインのオーバードースで結審前に死亡したSid Vicious。
被疑者死亡により捜査は終了、Nancyは、故郷フィラデルフィアに埋葬された。この殺害事件はSid の死によって捜査が終了しており、法律的にはColdcaseになる。
殺害したのはSid ではない説があるが、Malcolm の下で働いたフィル・ストロングマンは彼の著作の中で、コメディアンのロケッツ・レドグレアが殺害にひと役買ったと主張していたり、不可解なことばかりが浮上しているのが、現代と違ってあの時代のマネージメントがいい加減だったこともあるのだろう。
チェルシーホテルの2人の部屋にヒドロモルフォン(強力な麻薬鎮痛剤)のカプセル40個を届けたというレドグレアは、生涯を通じて事件との関わりを否定した。
興味がある方は、Sid達の映画もあるので参考に見るのも良いかも。
関係者が全員なくなった時に事実がわかるのかもしれない、、、Brian Jonesと同じね。
(Brian Jonesについては、The Rolling Stones の記事に色々書いています。良かったら読んで下さると嬉しいです。)
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再結成
1996年「俺達には共通の目的ができた、それは金だ!」と、オリジナル・メンバーにより再結成。
6月ワールド・ツアーを決行し、翌7月にはライヴ・アルバム『勝手に来やがれ』リリース。来日公演は、洋楽アーティストとしては異例の1か月間18公演を行っている。
2001年Malcolm 主導で製作したドキュメンタリー映画『Great Rock’n’Roll Swindle』は、真実の内容とは掛け離れているとして、旧メンバー側が製作したピストルズドキュメンタリー映画『ノー・フューチャー』を公開。
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2002年 – 2003年、夏に2回目の再結成。イギリスとアメリカで2公演を行い、翌年にもアメリカ・ツアーを実施。2006年、ロックの殿堂入り。2月24日の朝、以前からロックの殿堂を皮肉っていたJohnny Rotton 達は、自身の公式サイトに直筆メッセージを掲載。その内容は、「Sex Pistols を除けば、ロックンロールもその殿堂入りも小便のシミだ。」と冒頭から罵倒。また1人あたり2万5,000ドル(約250万円)もの参加費用に関しても論難し、最後には「このクソみてえな系図に組み込まれねえのが、本当のSex Pistols ってもんだろ?」と締めくくった。
これに対して主宰者は、怒るどころか、「彼らは非凡なパンク・スター。これこそがロックンロール」とコメント。
ロックの殿堂入りを蹴ったアーティストは史上初である。
2007年、11月に4回目の再結成を行い、ワールド・ツアー。2008年、日本のロックフェス『サマーソニック』に出演。以降、年内で再び活動停止した。
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3.【Pistol】ドラマについて
Sex Pistols のギタリストであったSteve Jones スティーヴ・ジョーンズの半生を描いた新伝記シリーズ『Pistol』を、人気映画監督 Danny Boyle ダニー・ボイル監督が務めている。
Steve Jones が2018年に発表した回顧録『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』を原作とするのがベースならば、Steve 目線(ギタリスト目線)の伝記になる可能性が高い。
米ケーブルテレビ局FXのリミテッド・ドラマ・シリーズである。
4.事前PR
全6編で構成されるドラマ『Pistol』の事前PRには次のように記されている。
「西ロンドンの公営団地から、ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンが手掛けた、悪名高いキングスロードのファッション・ブティック“SEX”、そして、史上最も影響力を持つアルバムの1つとして挙げられることの多い“勝手にしやがれ!(原題:Never Mind the Bollocks)”のリリースに伴う国際的な論争などを描き出している。彼らのシングル‘God Save the Queen’は、BBCによって放送が禁止され、英NMEのチャートでは首位に輝きながら、公式のUKシングル・チャートでは2位となり、この曲が意図的に首位から外されたことへの非難を生んだ。君主制国家への攻撃を避けるために、全英チャート史上唯一、この曲は空欄でリストに掲載された」
5. Danny Boyle ダニー・ボイル監督
今作の監督兼製作総指揮を務めるDanny Boyle ダニー・ボイルは、Sex Pistols の成功について次のように説明している。
「仲間と一緒に“ザ・クラウン”と“ダウントン・アビー”の世界に進入して、彼らが象徴するすべてのものに、歌と怒りを絶叫することを想像してみてください。これはイギリスの社会と文化が永遠に変わった瞬間です。イギリスのストリート・カルチャーの起爆点であり、平凡な若者たちがステージに立ち、彼らの怒りとファッションを爆発させるようになり、そして誰もが彼らを観て、聴かなければならなかった。誰もが彼らを恐れるか、もしくは真似ていた。それがセックス・ピストルズなんです。その中心にいたのが、史上最高のギタリスト・ランキングで94位に選ばれているスティーヴ・ジョーンズであり、この作品は、彼がいかにして、彼自身の言葉を借りれば、“若く魅力的で、教養はないが盗癖のある時代の寵児”になったのかを描いたものなんです」
6.【Pistol】最新情報
クレイグ・ピアース(『華麗なるギャツビー』)とフランク・コートレル・ボイド(『24アワー・パーティ・ピープル』)が脚本を手掛ける『Pistol』は、2021年3月7日から撮影が開始し、現在制作中『Pistol』は、FXシリーズで脚色された不遜な英国のロッカー達の物語になるでしょう。
現時点で、プロトパンクのSex Pistols のコスチュームを着たキャスト達を見ることができました。
この下部にある、リリースされたばかりのピストルの画像を見ると分かると思いますが、バラエティによって以前に報告されたように、6エピソードシリーズは当たり!ですが、確固たる放送日もプレミアの開始日すらも分からないまま。
Steve Jones の2018年の回想録、ロンリーボーイ:セックスピストルからの物語に基づいていて、『TrainSpotting』(トレインスポッティング)と『Slumdog $ millionaire スラムドッグ$ミリオネア』のディレクター、Danny Boyle が監督するので話題になっているのです。
発表されたその他の俳優には、セックス・ピストルズのマネージャーであるマルコム・マクラーレンとしてのトーマスブロディサングスター(クイーンズギャンビット)や、ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド役にタルラ・ライリー(ウェストワールド)もいましたよ!
Sex Pistolsは、1977年の象徴的なパンクアルバム「勝手にしやがれ」で強調された、短くも可燃性のあるキャリアを持っていたバンドでした。
彼らの影響は短命なものにもかかわらず、バンドの影響は計り知れません。
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Lyraには彼らが2006年にロックの殿堂入りを果た時に、ピストルのように完全に式典に出席せず、主催者へのメッセージでロックの殿堂を「小便の染み」と叫んだのを見て、パンクらしいと言えば、パンクだし、エンターテイメントといえばエンターテイメントを演じ切ったようにも感じたのを記憶しています。
あの感じがSex Pistolsなんだと思う。
Lyraは、その音楽産業と1人の青年と周りの青春群像を、パンクミュージックで彩った世界を、ダニー・ボイルが表現するのではないか?と感じています。
*最新情報が入ったら、また追記しますね。次は配役を紹介!
6.Cast 配役
● Maisie Williams
パメラ・ルーク:メイジー・ウィリアムズ(『ゲーム・オブ・スローンズ』)
● Tobbey Wallace
スティーヴ・ジョーンズ:トビー・ウォレス(映画『ベイビーティース』)
ここから3人まとめてPistols…後に続きます。
● Anson Boon
ジョン・ライドン:アンソン・ブーン(『1917 命をかけた伝令』)
● Louis Partridge: Lyraの推し
シド・ヴィシャス:ルイス・パートリッジ(『エノーラ・ホームズの事件簿』)
Lyraの大好きな Sid Viciousを大好きな Louis Partridge が演じるって言うのが奇跡よね。
まるで大好きな Tommy Lee を Machine Gun Kelly が演じた時みたい。(The Dirt のこと)
*【ザ・ダートThe Dirt : モトリー・クルー自伝】あらすじ感想 「ツッコミPointで徹底解明」ネタバレ
☆Louisについては、こちらのページで詳しく書きました。興味がある人は是非読んで下さいね。
●Jacob Slater
ポール・クック:ジェイコブ・スレイター(『The Serpent』)
●Fabian Frankel
グレン・マトロック:ファビアン・フランケル(『ラスト・クリスマス』)
● Dylan Llewellyn
ワリー・ナイチンゲール:ディラン・ルエリン(『デリー・ガールズ 〜アイルランド青春物語〜』)
●Sydney Chandler
クリッシー・ハインド:シドニー・チャンドラー(『Don’t Worry Darling』)
● Emma Appleton
ナンシー・スパンゲン:エマ・アップルトン(『ウィッチャー』)
● Thoms Brodie-Sangster
マルコム・マクラーレン: トーマスブロディサングスター(クイーンズギャンビット)
● Talulah Riley
ヴィヴィアン・ウェストウッド: タルラライリー(ウェストワールド)
*より詳しいキャラクターについての解説。ご本人さん(笑)と比較して解説した別記事はこちら→セックス・ピストルズ ドラマ【Pistol 全登場人物vs キャスト解説】比べてみようSex Pistols Cast
7.ドキドキ感
この米ケーブルテレビ局FXのリミテッド・ドラマ・シリーズ。Steve Jonesの回顧録が原作で作られるドラマだ。
だからLyraが大好きな俳優 Gary OldmanがクリソツなSid Viciousを演じた【Sid & Nancy】のような。退廃的ながらも美しい映像が淡々とクールに描かれた、ゴミダメの中に咲いた花のようなラブストーリーにはならないだろう。
【Sid & Nancy】のようなラブストーリーではなく、Dreams Come True ものではないかしら?
もっとエンターテイメント化した、ハラハラ・ドキドキした感じ、、、つまりダニー・ボイル監督が得意とした描き方で、ストリーリー進行は、ハリウッド的にドカン!とぶちかましそうな気がする。(まるで、このブログで、あげようかLyraが迷っている、あのドラマみたいだわ)
どんな風になるか、待ちきれない〜♪
期待してSex Pistolsを聴きながら待つしかない!
デビュー曲【Anarchy In UK】が、これ↓↓
この記事のラストの方にも、写真を載せておきますね。参考に、目の保養に?どうぞ。
*ルイ・パートリッジ【Pistol】シド・ヴィシャスに! セックス・ピストルズドラマで解説 Louis Partridge’s Playin’ Sid Vicious!
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セックス・ピストルズ ドラマ【Pistol 全登場人物vs キャスト解説】比べてみよう Sex Pistols Cast
The Sex Pistols are coming to TV, the irreverent English rockers’ story dramatized in an upcoming FX series called Pistol that’s currently in production. And, as of this week, viewers have been granted a first look at the program’s actors done up in their proto-punk Sex Pistol garb.
As shown in the on-set snaps from Rolling Stone. Pistols vocalist Johnny Rotten is portrayed by Anson Boon (Shadowplay, The Winter Lake), bassist Sid Vicious by Louis Partridge (Enola Holmes, Medici) and guitarist Steve Jones by Toby Wallace (Babyteeth). Drummer Paul Cook’s played by Jacob Slater and original bassist Glen Matlock by Christian Lees (Sun Records).
See the just-released Pistol images down toward the bottom of this post.
As earlier reported by Variety, the six-episode series — which, so far, doesn’t have a firm release date — is based on Jones’ 2018 memoir, Lonely Boy: Tales From a Sex Pistol. The show is being helmed by Trainspotting and Slumdog Millionaire director Danny Boyle.
“Imagine breaking into the world of The Crown and Downton Abbey with your mates and screaming your songs and your fury at all they represent,” Boyle previously said in a statement. “This is the moment that British society and culture changed forever. It is the detonation point for British street culture … where ordinary young people had the stage and vented their fury and their fashion … and everyone had to watch and listen … and everyone feared them or followed them. The Sex Pistols. At its center was a young charming illiterate kleptomaniac — a hero for the times — Steve Jones, who became in his own words, the 94th greatest guitarist of all time. This is how he got there.
More actors announced for Pistol include Thomas Brodie-Sangster (The Queen’s Gambit) as Sex Pistols manager Malcolm McLaren and Talulah Riley (Westworld) as fashion designer Vivienne Westwood.
Sex Pistols had a brief and combustible career highlighted by the iconic 1977 punk album Never Mind the Bollocks. Despite their short run, the band’s influence has been immense. The group gained induction into the Rock and Roll Hall of Fame in 2006 — but in full Pistols fashion, they did not attend the ceremony and called the Rock Hall a “piss stain” in a message to the organizers.
Anthon Boon が(Johnny Rotten 役) も可愛いの! あの俳優みたいに化けそうだわ。
Anson Boon, pictured, takes on the role of Johnny RottenCredit. I think he seems to be nervous guy and so he’ll be that unique actor plays the roles crazy people in the future.
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