ザロイヤルテネンバウムスを見て浮遊

2001年の映画で、ダージリン急行を撮ったウェス・アンダーソンの監督の作品。あの家族の温かさと不思議な感覚のままに、真っ赤な嘘のような映像をプラスしてます。

 

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見てると、私あなたの事ハイハイ判るわ、それで?と、カウンセリングしてあげてる気持ちになりましたよ。

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それだけこの主人公たちが病んでるんですね、病みが進んで闇となったその底にいる人たちが家族を構成するとこうなるの図。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズの映画に出演してるメンバー全員がシリアスもコメディも何でもこなせる、実力派俳優さんばかりだから、場の雰囲気だけは、内容と違い、安定してるし重厚な香りさえ漂っています。

まるで、オークションで高値がつくアンティーク家具のよう。

だから、配置も抜群な置き方をされていてるロイヤルテネンバウムス家に。

無駄なダルダルな緩い人生を演じながらも、一ミリも狂いがない演技をしています。

ダラシない人生を「あぁ、どこかで間違ったなぁ」と考えながら生きてる人たち。フワフワしてる大人。

なのに全てが計算してるように見えてしまう。

緩く笑える、と言うレビューが多かったから、笑える映画かと思って見たら、まるっきり違うシリアスな映画に私は見えました。

演技してる、と感じた時点でシリアス?じゃないのかもしれないけど、少なくとも笑えなかったです。

小さいときに、数学や経済学で天才と言われ会社経営を小学生からする長男ベンスティラーに、

養子だけど天才兄弟と同じくらい文才に力があり戯曲が上演されて小学生から文学界の天才と言われる長女グウィネスパルトロウ、

そして、運動神経抜群で12歳でプロテニスプレイヤーになる次男ルークウィルソン。

皆天才で世間で、凄く有名な家族になるテネンバウムス一家は、父親の(ジーンハックマン)傍若無人さが原因で一家離散状態に。

離婚はしなかったものの、父親は音信不通なまま家出。

遺跡の学会で有名になった母親(アンジェリカヒューストン)の手だけで大人になった三兄弟、プラスとなりのマンションに住む入り浸りの幼なじみ(オーウェンウィルソン)は、それぞれ結婚し(次男だけは結婚していなくて血の繋がらない長女に未だに片思い中。幼馴染は未婚だが、長女と不倫中。)それぞれ悲しい別れや悩みを経て、未だに宙ぶらりんな普通の大人になっています。フワフワ漂いすぎ。

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普通の人になって、だけど普通に生きるのが、しっくりこない感じ。

だらだら人生は続くけど、人生には事故や事件がつきもの。

事件が突発的におきて、普通に生きられなくなる。

悩みは、事件が起こるたびに膨らんで行くのに、大人になってしまった自分はこれ以上大きな存在になれないから、どうするの?こういう時は、どうしたら良いの?と、この映画は、傍観者たちの、私達に問いかけているのでしょう。

それぞれ悩みを抱えてるけど、自ら普通になりたくて普通の大人になってしまったかのような、テネンバウムス家の子供たちに、事件という普通じゃない波を送るのは、自分勝手で子供っぽい父親と、急に恋愛モードに入って少女?に戻ったかのような母親。

唯一、この逆の対比が、わざとやってるな?と私を笑わしてくれました。

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別れてないけど、もう20年も別居してたくせに、いざ妻が他の会計士をしてる男性(ダニーグローバー)に取られる、と知り、家族を取り戻そうと、自分は病気で死ぬから一瞬に又、暮らそう、やり直そうと、戻ってくる父親。

その父親のせいで、家がしっちゃかめっちゃかになるけど、家族が何となく自分の気持ちに気がつき向き合って行きました。

次男が自分の気持ちに向き合い、長女の秘密な?恋愛経験や喫煙を知り、現実と向き合うのに、耐えらず自殺未遂をしたのは、悲しいけれど、少しは明るい生活がこれからは、送れるでしょう。

劇的に何かが変わるわけじゃないけど、自分や家族と向き合う事が大切だよ、って映画でした。

コメディみたいだから、笑える、と期待してみないほうが良いですよ。

シリアスなアングラ映画を鑑賞する気持ちで、どうぞ。

見たらフワフワと浮遊してるような、クラクラするような浮遊感を味わえますよ。

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The Royal Tenenbaums
監督 ウェス・アンダーソン
脚本 ウェス・アンダーソン
オーウェン・ウィルソン
製作 ウェス・アンダーソン
バリー・メンデル
スコット・ルーディン
製作総指揮 オーウェン・ウィルソン
ラッド・シモンズ
ナレーター アレック・ボールドウィン
出演者 ジーン・ハックマン
アンジェリカ・ヒューストン
グウィネス・パルトロー
ベン・スティラー
ビル・マーレイ
音楽 マーク・マザースボウ
エリック・サティ
撮影 ロバート・D・イェーマン
編集 ディラン・ティチェナー
製作会社 American Empirical Pictures
Mordecai Films
タッチストーン・ピクチャーズ
配給 ブエナビスタ
公開 アメリカ合衆国2001年12月6日
日本2002年9月7日
上映時間 109分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $21,000,000
興行収入 アメリカ合衆国$52,364,010
世界で$71,441,250

 

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(英: The Royal Tenenbaums)は、2001年製作のアメリカ映画。

ウェス・アンダーソン監督・脚本・製作。出演しているオーウェン・ウィルソンが共同で脚本・製作をこなした。ウェス・アンダーソンの作品で日本公開された初めての作品。

テネンバウム家の3人の子供たちは、長男はビジネスマンとして、長女は作家として、次男はテニス・プレイヤーとして10代のうちに成功し、天才児と呼ばれていた。

しかしそれから20年後、彼等はそれぞれ問題を抱えていた。

そんな時、死期が近いという父親の呼びかけで一緒に暮らすことになる。

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キャスト

※括弧内は日本語吹替

ロイヤル・テネンバウム – ジーン・ハックマン(石田太郎): 元法律学者。破産している。
エセル・テネンバウム – アンジェリカ・ヒューストン(谷育子): ロイヤルの妻。考古学者。
チャス・テネンバウム – ベン・スティラー(堀内賢雄): 長男。1年前に妻を飛行機事故で亡くしている。
マーゴ・テネンバウム – グウィネス・パルトロー(五十嵐麗): 長女。養女。
リッチー・テネンバウム – ルーク・ウィルソン(山路和弘): 次男。元プロテニス選手。
イーライ・キャッシュ – オーウェン・ウィルソン(平田広明): リッチーの幼なじみ。現在は人気作家。
ヘンリー・シャーマン – ダニー・グローヴァー(坂口芳貞): 会計士。エセルに求婚。
ラレイ・シンクレア – ビル・マーレイ(佐々木梅治): マーゴの現在の夫。精神学者。
ダスティ – シーモア・カッセル: ロイヤルの常宿となっているホテルの従業員。
パゴダ – クマール・パラーナ: テネンバウム家の召使。
ナレーション – アレック・ボールドウィン(磯部勉)
その他の声の吹き替え
平野稔/小山力也/益富信孝/福田信昭/猪野学/水野龍司/城山堅/小山武宏/諸角憲一/宝亀克寿/土田大/西田絵里/三宅健太/多緒都/稲垣謙介/渡辺悠/清水理沙/田谷隼/小野賢章

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ちょっとウッディアレンの映画ぽかったよん。

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