Ric Ocasek がつい先日 2019年9月15日に亡くなった。
The Cars カーズのヴォーカリストであるだけでなく、Stevie Nicksなど数々の名だたるアーティスト達のプロデュースを手がけて、超ビッグヒットを飛ばす名プロデューサーでもあった。
彼の作るヒット曲は、POPと言うだけでなく、彼のキャラクターのように個性的で、どこか可愛らしくてファッショナブル。
そして都会を感じさせる。
不思議な魅力で輝き続けるのだ。
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン出身のロックバンド The Cars カーズ。
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ボーカルで作詞作曲をし、リズムギターを担当するRick Ocasek リック・オケイセックと、ベースとボーカルを担当する Benjamin Orr ベンジャミン・オールを中心に1976年に結成された。
1978年メジャーデビューし、ニューウェーブバンドとしてアメリカを代表するバンドになった。
バンド名は「全員、車好きだから」というシンプルな理由だが、複雑に計算されたサウンドは、実験的でありユニークで、演奏力もピカイチと言うミュージシャン気質に優れたバンドであった。
今日Lyraが和訳する曲は、The Carsの1984年にリリースされた5枚目のスタジオアルバム『Heartbeat City』からの大ヒットシングル 【You Might Think 】。
詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話しましょう!
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The Cars were an American rock band formed in Boston in 1976. Emerged from the new wave scene in the late 1970s, the line-up consisted of singer, rhythm guitarist, and songwriter Ric Ocasek; bassist and singer Benjamin Orr; lead guitarist Elliot Easton; keyboardist Greg Hawkes; and drummer David Robinson.
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= You Might Think =
Oh well, you might think I’m crazy
To hang around with you
Or maybe you think I’m lucky
To have something to do
But I think that you’re wild
Inside me is some child
You might think I’m foolish
Or maybe it’s untrue
(You might think) You might think I’m crazy
(All I want is you) But all I want is you
You might think it’s hysterical
But I know when you’re weak
You think you’re in the movies
And everything’s so deep
But I think that you’re wild
When you flash that fragile smile
You might think it’s foolish
What you put me through
(You might think) You might think I’m crazy
(All I want is you) But all I want is you
And it was hard, so hard to take
There’s no escape without a scrape
But you kept it going till the sun fell down
You kept it going
Oh well, you might think I’m delirious
The way I run you down
But somewhere, sometimes, when you’re curious
I’ll be back around
Oh I think that you’re wild
And so uniquely styled
You might think it’s foolish
This chancy rendezvous
(You might think) You might think I’m crazy
(All I want is you) All I want is you
Oh ooh, all I want is you
(All I want is you)
All I want is you
ああ、もう
君は俺がどうかしてるって思ってるのかもな
君の周りをうろついているからさ
それか俺は何かする事があるだけ
幸運な奴だって思ってるのかもな
でも俺は君がヤバいと思ってるんだぜ
俺の中身はまだガキなのにさ
君は俺が馬鹿だと思ってるんだろうな
それか、真実じゃないってな
(君は思っているのかもな)
君は、俺がどうかしてるって思ってるのかもな
(俺が欲しいの君だけさ)
でも俺が欲しいのは君だけさ
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君は、ヒステリーを起こしてると思っているのかもな
でも俺は君が弱っている時を知ってるよ
君は映画の主人公だって思ってるのさ
それって、かなり手がつけられないぜ
でも俺は君がヤバいと思ってるんだぜ
儚い笑顔で微笑みかける時なんてさ
君はこれって馬鹿みたいだって思ってるのかもな
君から俺に電話する時なんてさ
(君は思ってるのかもな)
君は俺がどうかしてるって思ってるのかもな
(俺が欲しいのは君だけさ)
俺が欲しいのは君だけさ
ああ、それって酷かったよ
面倒な事なしでは逃れられないのは受け入れ難いしさ
それなのに
君は太陽が沈むまで
それを続けるんだからなぁ
もうそれをやめないんだから
ああ
それって
君は俺が面白いカモだって思ってるのかもな
君を追いかけるやり方を見てさ
でも
どこかで
いつか
君が知りたがってる時には
俺は戻って来るぜ
おお、俺は君がヤバいって思ってるよ
ああ、その凄く独自の生き方がさ
君はこれってどうかしてるって思ってるのかもな
これって当てにならない待ち合わせだってさ
(君は思ってるのかもな)
君は俺がどうかしてるって思ってるのかもな
(俺が欲しいのは君だけさ)
俺が欲しいのは君だけさ
あ、ああ
俺が欲しいのは君だけさ
(俺が欲しいのは君だけさ)
俺が欲しいのは君だけさ
Songwriter: Ric Ocasek
Translator: Lyra Sky和訳
Popでオシャレな最近のアメリカンコミックスみたい。
昔のちょい堅めな線ではなくて、最近のカラフルなアメリカンコミックスみたいな色使い、構図、ファッションなのが、驚いてしまうポイントだ。
全くRick Ocasekのポップソングライティングの才能と、The Carsの流行の最先端を狙いセンスの良さに驚愕してしまう、、とともに、今も新しさを感じさせてしまうプロフェッショナルさにひれ伏してしまうしかない。
このミュージックビデオは、MTV初のコンピュータグラフィックスを使ったものだったと言う。
第1回MTVビデオミュージック・アワードで「最優秀ビデオ賞」を受賞。その他に5部門(最優秀、最優秀コンセプト、最優秀革新、最優秀編集、最優秀特殊効果)にもノミネートされた。
1984年のビルボード誌ビデオミュージック・アワードでは、5つの賞(最優秀、最優秀コンセプト、最優秀革新、最優秀編集、最優秀特殊効果)、ビデオテープ・プロダクション・アソシエイションの1985年モニター・アワードでは4つの賞(ミュージックビデオにおける最優秀功績、最優秀編集、最優秀エンジニア、最優秀カメラ)を受賞し1984年を代表する曲、いや、1980年代を象徴する一曲になったのである。
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Ric Ocasek リック・オケイセック (1944年3月23日 – 2019年9月15日)は、The Carsのリードヴォーカリストであり、リズムギター、作曲を担当しミュージシャン、プロデューサーとして大活躍してきた。
メリーランド州ボルチモア生まれで、16歳のとき、NASAのコンピュータアナリストだった父に連れられ、オハイオ州クリーブランドに移転。
ここで、WEWS-TVという人気ローカルバンドのメンバーとして活動していたBenjamin Orr ベンジャミン・オールに出会う。
Ricは、トレドにあるボーリング・グリーン州立大学に入学したが、音楽活動を続けるために中退。
コロンバスでBenjaminと再会し、2人でバンド活動を始め、オハイオ州立大学周辺で演奏するようになる。
活動は順調で、「燃える欲望 (Just What I Needed)」のデモテープを気に入った地元FM局の人気DJが自分の番組で繰り返しかけてくれた。
すると、リクエストが殺到し、レコード会社の注目を集め、この曲をデビューシングルとしてカーズはセンセーショナルにデビューを飾ったのだ。
「錯乱のドライブ/カーズ登場』(6xプラチナディスク獲得)、『キャンディ・オーに捧ぐ』(全米アルバムチャート最高3位)、グラミー賞新人賞にノミネートされるなど、デビュー作から立て続けにヒットを続け、その地位を確立していった。
2ndまではロック色が強かったが、3枚目では実験音楽的要素が強まり、4枚目・5枚目ではポップ色が強まる。
時代を先取りする姿勢がアルバム毎に顕著に現れるのが、The Carsの良さであり特徴なのである。
彼の個性的なサウンドが話題になり、1980年代の時代性に乗ったNew Waveのロックが受けて大人気バンドになったのだ。
その一因には、MTVが開局があるだろう。
彼らの、ユニークなミュージックビデオが評判を呼び、次々大ヒットが生まれたのだから。
そして、1980年代の時代性に乗ったNew Waveのロックが受けて大人気バンドになったのだ。
この5枚目のアルバム『Heartbeat City』(全米アルバムチャート最高3位)は、モンスターアルバムの一つだと思う。
この中から4曲もヒットがチャートを賑わせたし、中でも1984年のシングルであるこの【You Might Think】は、現代でも音楽史に残るPOP Bandの強敵、Michael Jackson の【Thriller】や、Cyndi Lauperの 【Girl Just Wanna Have Fun】やMadonnaなど、たくさんいたのにもかかわらず、第1回MTVアウォードを受賞したのだから、凄すぎる快挙なのだ。
この後にシングルリリースした【Drive】は、この【You Might Think】の快挙により話題性もあったために、The Carsの最大のヒット曲になった。
そしてヒットしていることで、伝説のフェスティバル『Live Aid』のテーマ曲に選ばれ、この曲に合わせてエチオピアの飢餓の映像が流れ、David Bowieのナレーションで流れたために世界的な注目を集めて、地位を確立したのだ。
面白いな、と思ったのは、この【Drive】は、RicではなくてBenjaminのVocalのラブバラードだが、このミュージックビデオに出演していた当時のスーパーモデルの、ポリーナとRicが付き合いだしたことだ。
こんな美人と!、、、なあんて初めて知った時は驚いてしまったが、これだけの才能の持ち主ならば惹かれてしまうのも分かる気がする。
それにPaulinaは180cmもあるから自分より高いRicに安心感を持ったのかもしれない。
1989年3番目の妻として、このポーリーナ・ポリツィコヴァと結婚、3人の妻との間に、ポーリーナとの間の2人の息子を含む6児を儲けた。
Ricが亡くなるまで家族で仲良しでよく出かけているのをパパラッチされていた、おしどり夫婦であった。
作詞・作曲は全般的にRicの担当だ。
だが、作曲の一部、ジャケットデザインなどは他のメンバーが担当したり、アートワークの良さも評価されているバンドである。
Kitsch、 SnobをCoolの意味で言えるのが彼らの個性だと感じるよ。唯一無二の個性だ。
1988年2月、記者会見や解散理由の説明もなくグループは解散。
ラストアルバム『Door to Door』の音楽の方向性があまりにも多様化しすぎ、ファンが戸惑い、それまでのアルバムの売り上げに比べてセールスが伸びず(最高26位)、ツアーの観客動員数も減ってショックを受けた事が原因と言う説もある。
メンバーはソロ活動などで活躍。
2000年Benjamin Orr が癌で死亡したため、再結成は不可能となった。
2010年、オリジナルメンバーのリック・オケイセック、エリオット・イーストン、グレッグ・ホークス、デヴィッド・ロビンソンにより活動再開。
10月13日新曲【Blue Tip】の一部がFacebookにて公開された。
2011年、2011年5月11日には24年ぶりとなる7作目のスタジオアルバム『Move Like This』をリリース。
そして、2019年9月15日、ニューヨーク・マンハッタン東19番街の自宅アパートで亡くなっているのを発見された。
心臓の手術が成功し、自宅に帰ってからのことだと言う。
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アルビンとチップマンクスは、エピソード「Alvin on Ice」でこの曲をカバーしたり、アメリカのバンド、Weezer ウィーザーも、Disney Pixer ディズニー・ピクサー映画『Cars 2 カーズ2』 (2011年) のサウンドトラックとしてこの曲をカバーして可愛いサウンドがピッタリてアニメの世界にフィットしていたのも思い出す。
この【You Might Think】は、最強のPop Songだと思う。
1980年代と言うNew Waveが台頭していた時代をこの一曲で表現しているし、それが、今の2020年代が目の前に来ようとしている今、聞いても全く古臭くなく、寧ろ新しい時代の最先端を行ってるかのような軽快なPOP Musicとして輝いているのだから!
こんな曲、早々あるものではない。
これこそが普遍的なPOP Song、、、
この【You Might Thing】なのだと思う。
Lyraは、このミュージックビデオが大好きだ。
初めて見た時にメチャクチャ変てこなラブコメであり、ちょっぴり怖いトワイライトゾーンよりのブラックな喜劇を見てる気がして、ワクワクしたのを覚えている。
それにこのビデオのお姉さんSusanが凄く綺麗で憧れた。あの髪型にしたりね。
今、見たら普通なんだけど(笑)、あの時は超憧れた。
Carsは女のセレクトがうまい感じ。
ポーリーナもDriv ezerで見た時に雑誌の表紙よりも若くて華奢で好きだなあとおもったし、The Carsはアートワークも女の趣味も最高なのだ。
特にこのビデオは、この曲の魅力を最大限に引き出していると思う。
聴く度に、それがラジオであってもこのPVを思い出してしまう。
それに、このPVを音なしでたまたま街中で見ても、曲が自然と頭に流れ出すのだから!
いきなりビデオだけを見て、音がなくても「Oh, Wow, You might think〜」とLyraの頭の中にRicのふざけたような驚きの声から始まるヴォーカルが流れてしまうのだから、全く困ると言うか、、、凄いパワーがある曲。
大好きだな、と思わざるおえない曲だ。
RickがモデルのSusan Gallagher スーザン・ギャラガーと出会い、恋に落ちて付け回し、やがて2人は両思いになると言うストーリーが笑える。
Rickがバスルームの鏡や虫になって彼女の周りを飛び回ったり、潰されたり(笑)、モンスターからキングコングになり、スーザンを抱きしめる(握りしめる)、、、変なストーリー。
最後は頭ぱかっと割れて彼女が流れ出てくるなんて意味深だけど、、、
メチャクチャ可愛いオシャレなビデオだ。
多分、この面白さ、変てこさは、The Carsの一貫した狙いだったと思うし、それは、正にリーダー的存在だった、フロントマンのRic Ocasecのパーソナリティだっと思う。
これは、Ric Familyの家族写真。
メチャクチャ可愛い家族。
見ている私たちもにこやかになってしまう幸せそうな家族だ。
【You Might Think】の歌詞みたいに、Ricはポリーナぬアタックしたのかな?なんて考えると微笑ましい。
Ricが幸せに天国でいられるように祈っています。
Ric、極上のPOP songを私たちにありがとう!
天国でもFunnyで 可愛い曲を作って歌ってね。
安らかに。
R.I.P. Ric Ocasec.
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- リック・オケイセック(Ric Ocasek 1949年3月23日-2019年9月15日) – ボーカル/リズムギター
- ベンジャミン・オール(Benjamin Orr 1947年8月9日 – 2000年10月3日) – ボーカル/ベース
- エリオット・イーストン(Elliot Easton 1953年12月18日生) – ギター
- グレッグ・ホークス(Greg Hawkes 1952年10月22日生) – キーボード
- デヴィッド・ロビンソン(David Robinson 1953年4月2日生 ※1949年生まれの説も有り) – ドラム
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The Cars were at the forefront in merging 1970s guitar-oriented rock with the new synthesizer-oriented pop that was then becoming popular and which flourished in the early 1980s. Robert Palmer, music critic for The New York Times and Rolling Stone, described the Cars’ musical style: “they have taken some important but disparate contemporary trends—punk minimalism, the labyrinthine synthesizer and guitar textures of art rock, the ’50s rockabilly revival and the melodious terseness of power pop—and mixed them into a personal and appealing blend.”
The Cars were named “Best New Artist” in the 1978 Rolling Stone Readers’ Poll and won “Video of the Year” for “You Might Think” at the first MTV Video Music Awards in 1984. Their debut album, The Cars, sold six million copies and appeared on the Billboard200 album chart for 139 weeks. As of 2001, the Cars had sold over 23 million albums in the United States.
The band broke up in 1988 and Ocasek had since stated that a reunion would never happen. Orr died in 2000 from pancreatic cancer. In 2005, Easton and Hawkes joined with Todd Rundgren to form a spin-off band, the New Cars, which performed classic Cars and Rundgren songs alongside new material. The surviving original members reunited in 2010 to record a new album, Move Like This, which was released in May 2011, followed by a short tour.
In April 2018, the Cars were inducted into the Rock and Roll Hall of Fame and reunited once more to perform at the induction ceremony. The reunion was their final performance with Ocasek, who died on September 15, 2019 of cardiovascular disease.
Band members
- Elliot Easton – lead guitar, backing vocals (1976–1988, 2010–2011, 2018)
- Greg Hawkes – keyboards, guitars, backing vocals (1976–1988, 2010–2011, 2018), saxophone (1976–1979), bass (2010–2011)
- Ric Ocasek – lead and backing vocals, rhythm guitar, keyboards (1976–1988, 2010–2011, 2018; died 2019)
- Benjamin Orr – bass, backing and lead vocals (1976–1988; died 2000)
- David Robinson – drums, percussion, backing vocals (1976–1988, 2010–2011, 2018)
The New Cars
- Elliot Easton – lead guitar, backing vocals
- Greg Hawkes – keyboards, backing vocals
- Prairie Prince – drums, percussion
- Todd Rundgren – lead and backing vocals, rhythm guitar
- Kasim Sulton – bass, lead and backing vocal
Discography
Studio albums
- The Cars (1978)
- Candy-O (1979)
- Panorama (1980)
- Shake It Up (1981)
- Heartbeat City (1984)
- Door to Door (1987)
- Move Like This (2011)
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