先週の第1話が戦士リックならば、この第2話は戦士ミショーンだろう。
そしてそのミショーンが出会った友情や愛が、この【The Walking Dead:The Ones Who Live】でのミショーンをより強い戦士にしてしまった。
リックとの再会でアレクサンドリアに早く帰りたい気持ちが増しただろうけど…それよりミショーンは戦士になるだろう。
何故か?それはLyraのこのブログを読めば丸わかり!詳しいあらすじと、時短あらすじも書いたのでお好みに応じて読めます。
より深く知りたい人は【Lyraの解説ツッコミポイント】を読んでね。
ミショーンとリックはどうなってしまうのか?
新世界にLyraがご案内致しましょう!
Lyraが和訳&あらすじ&感想&解説するのは、アメリカ合衆国 AMC製作のTVシリーズ The Walking Dead: The Ones Who Live】(ウォーキング・デッド : ザ・ワンズ・フー・リブ)の第2話です。
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前回の第1話ではシーズン10の橋の爆発からのリックのその後と、CRMでの壮絶な生活が描かれていました。なぜリックが兵士になったかの回想はいたたまれない事実ゆえのもの。
*第1話はこちら→【ウォーキング•デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ第1話】ネタバレ有無【保存版】あらすじ 解説 感想 ツッコミポイント The Ones Who Live
*次回の第3話はこちら→【ザ・ワンズ・フー・リブ 第3話】ネタバレ有無「帰れないかも」解説 The Walking Dead:The Ones Who Live1-3
そして今日Lyraが解説する第2話は、前回のリックの再会後と、その再会に至るまでのミショーンが描かれています。
*キャラクター解説はこちら→【ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ】キャラクター解説【保存版】The Ones Who Live Cast and Characters
*早速、あらすじといきましょう。ご存知の方も多いと思いますが、初めて遊びに来てくださった方の為に説明しますと、Lyraのこのブログはネタバレ有り無しで読めるようにあらすじを書いています。今回は【Lyraの時短あらすじ】も書きました。【Lyraの詳しいあらすじ】は【時短あらすじ】の後に書きましたのでお好みでお読みください。
【ザ・ワンズ・フー・リブ 第2話】ネタバレ有無あらすじ解説”ウォーキング・デッドの謎が解かれる”感想 The Walking Dead:The Ones Who Live 1-2
【Lyraの時短あらすじ】
前編 *ネタバレ無し
リックの死から6年後、ミショーンはエイデンとベイリーの命を救い、大規模なキャラバンに再会するのを手伝うが、キャラバンの規則とリックを見つけて子供たちの元へ帰ろうとする彼女の決意に対してリーダーのエルが反対するのに対して嫌悪感を抱き、参加を拒否する。
エイデン、ベイリー、そして彼らの友人ナットは、ミショーンに旅の準備を整えてやる。そしてその後、ミショーンに触発されて他の数十人とともに脱出する決意をし、大群に立ち向かうミショーンを助けリック救出の手助けをすることになった。ミショーンは彼らの協力と親切心に感動し終わったら家族の一員になるよう申し出て彼らも同意した。
グループはミショーンの捜索を手伝うために旅を進めていた道中、CRMは塩素ガスで攻撃し、そのせいでミショーンとナットを除く全員が死亡してしまった。肺と喉に受けたダメージからの回復に少なくとも1年を費やすことを余儀なくされた。体力が元の状態に戻って来て、生き残ったミショーンとナットはリックがいると思われたボートの航海日誌に記載されている場所に向かう。するとミショーンとナットは放棄され破壊された安全地帯と数十の焼死体を発見。ナットはミショーンにアレクサンドリアに戻るよう説得するが、泣き崩れるミショーンにリックがまだ生きているという信念だけは貫くよう説得する。
【Lyraの時短あらすじ】後編
*ネタバレ有り
アレクサンドリアへの帰り道、二人はCRMヘリコプターを発見。友人達の死への報復としてナットの爆発物を使って攻撃する。兵士達を殺して行くミショーン。だが最後の1人がリックだった。リックと再会したミショーンだったがナットは生き残ったCRM兵士に殺されてしまう。リックはその兵士を殺害し、兵士たちが迫ってくるため、ミショーンに自分の素性を隠し他人のふりをすることをアドバイスする。そしてCRMのカバーストーリーを成功させるのを手伝い、一緒に逃げることを約束するリック。しかし、リックはミショーンを認識していたジェイディスと対峙。ジェイデスは逃げようとすると彼を脅迫し、ミショーンはリックの警告にもかかわらずCRMを破壊すると決意しているようだった。
*ここからは【Lyraの詳しいあらすじ】に行きましょう!予習復習にお使いください。保存版にしてね。↓↓
【ザ・ワンズ・フー・リブ第2話】『見つけた』”Gone” あらすじ:前編 *ネタバレ無し
➖あの橋の爆発から6年後➖
「私はミショーン。ある人を何年も前に失ったの。でもね彼は生きているかもしれないの」と話しているミショーン。ミショーンは女性のリーダーらしき人物から尋問を受けている。
ミショーンはリックを探している道中で、プリジャーズ造船所と書いてあるメモや、自分らしき絵が描かれたスマホを発見していたのだ。
ミショーン「私には何の企みもないわ。ただ助けが必要な人達をたまたま見つけ助けてあげただけ。」ミショーンは先程、足を怪我した男性とそれを庇っていた女性を助けてあげてこのコミュニティまで届けてあげたせいで不信人物かテストされているのだった。
そしてミショーンは何の要求もするつもりはないが、自分の旅がまだ長いから物資を少し分けて欲しいと頼んだ。
「まずは貴方に礼を言うわ、ありがとう。貴方のことを教えてくれない?ここの話もするから」とミショーンにいう女性。
「でも私は先に行かなきゃ。彼が生きてるかもしれない、つい最近わかったからよ。」とミショーンが先を急いでるにも関わらず、女は「ここに残って」というばかり。
「エル、馬をあげなよ」と足を怪我した男性が助け舟を出してやった。リーダーは、エルというらしい。
エル「妹の彼氏を助けてくれてありがとう。だったその彼を見つけたらこのコミュニティの一員になって」
ミショーン「私にはコミュニティがあるし、子供達もいるのよ。早く父親に合わせてやりたいの」
エルが行き先を尋ねるからミショーンは「北のプリジャーズタウンよ」と答えると、エルは今は待つべきと言う。
「毎年この時期に、なぜか数百万体が南下して大移動をするから今はやめておけ」と男女3人とも口を揃えてミショーンに言った。
エルは「これもルールだから」と止まれしつこい。
ミショーン「アンタ薄情だね」
するといきなり小さな男がエルのところに来て「俺があの2人を助けに行く!行かせてくれなきゃ、車にあのオモチャ乗せて出て行くからな!」と直訴しに来た。
「ナット!」と妹が小人の男性の名を呼ぶと男性は振り向いて2人が無事なのを見て大喜びした。そしてミショーンを見て驚く。
ミショーン「どうも」
ナットはミショーンが2人を助けてくれたと知ると「馬車いる?VIP待遇にしてやるよ」とジョークを飛ばして来た。
ミショーン「私は(貴方と違って)先を急ぐ場所があっても誰かを見捨てたりはしないわ」ときつい一言を言われ、ナットは一瞬たじろぐ。でも気を取り直してミショーンに行き先を聞いて、プリジャーズタウンだと知ると
「10キロ幅の大群が移動中だから無理だよ」と答えたが、ミショーンの意思の固さに「馬をやるよ」と言って案内した。
外はカウボーイのファッションをした人や馬が行き交う町だっな。
ミショーン「ショートー…愛してるわ」と無線でジュディスに連絡しようとするが、雑音酷くて応答もない。
ナットがやって来たので馬はまだか聞くと「色々用意してるんだ。日も暮れるしベッドで寝たら?」というが、先程の彼氏のベイリーが馬を持って来てくれた。
だがナットがしつこく「明日まで待ってくれ装備が出来るからさ!それを使えばアンタも州境で30秒は長生きできるよ。スクリームスティックも万全にして…」とすすめてくるためミショーンは1日待つことにした。
翌朝、馬に乗ったミショーンは、ナット達が作ってくれた鎧やヘルメットを着て武器をもらって、3人に別れを告げた。
エイデン「きっと見つかるわ」と微笑む。
ミショーン「何故、あんな人を見捨てるグループと一緒にいるの?」と聞く。
ナット「昔と同じさ。人を見捨てる世界だったろ」
ミショーン「でも今は違うでしょ?考えなさいよ、別の道があるわ」
ベイリー「俺たちは臆病なんだよん」
ミショーンは悲し顔をして「幸運を」と言った。
ナット「バージニアに子供がいるんだろ?じき無線が届かなくなる。だから、これに書いて。帰ったら読んで聞かせてやれよ」とノートをミショーンに渡した。
ミショーン「これ自殺行為なんでしょ?」
ナット「そうだよ。気休めさ」と言うと去って行った。
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「ショートー?」とミショーンは無線に問いかけるが全く反応はないままだった。
しばらくして州境に来たが、目の前にウォーカーの大群が平地いっぱいに広がっているのに出会した。
驚異的な数のウォーカーの大群に1人ミショーンは達向かって行く。
馬を走らせ、ある一定の距離まで来るとナットに貰った手榴弾を遠くの群れの中に投げ入れた。音を立てて光ったあとに燃えて煙をだしている手榴弾の方にウォーカー達は近寄って行き、ミショーンの予想通りにどのウォーカー達もミショーンの事は気にしていない。
この隙に横切って先に行く!っと馬を走らせようとした時、ボクシングのグローブをしたウォーカーがこちらに向かってく来た。
遠くだが、その体が燃え出して炎が上がり始めているのが見えた。するとバン!と音がしたかと思うとガスが爆発するようにウォーカーの体が爆発し、その首が運悪くミショーンの体に衝突した。
ミショーンはその衝撃に耐えきれず落馬してしまう。その音に反応し、せっかく遠くの手榴弾の火に向かっていたウォーカーの群れがミショーンの方を振り返り向かって来た。
ミショーンは痛がりながらもフラフラと立ち上がると、覚悟を決めたらしく背中の刀を抜いて、ウォーカー達と立ち向かうことにした。
何百万体もいるウォーカー達が近づいて来る…刀を構え、力強くミショーンは前進して行った。
ヒュ〜、バン!バン!と爆発音がした。すると左に紫色の炎があがり、右にも炎が上がり出した。何百万体ものウォーカーの群れが、まるでモーゼの波の如く真っ二つに別れ、道が出来たではないか!
目を見張るミショーンが振り向くとそこには、ナットとベイリーとエイデンや他にも数人の人々がコチラを見ていた。
ミショーンが近づいていき「何これ?」と驚いているとベイリー「もう怖がりたくないんだ。だから仲間を連れて来たよ」と話した。
エイデン「だから分散するまで待って。そのうち奴らは燃えるから」
ミショーンは頷いた。
ベイリー「ナッティがビール飲もうってさ、アイツうざいだろ?」と笑う。
ミショーン「ビール飲みたかったよ」
夜になって皆んなでホッとして話をしているとミショーンは、ナットに紫色の光が何なのか聞いた。
ナット「秘密兵器だよ。化学薬品で局地的に燃やせるんだ。車におもちゃを積んでるんだよ。燃料はビルとか車とかそこら辺にあるもの。…ベイリーとエイデンが君を追っかけるって言うからさ。」と話した。
ナットは何年も前から自分達のコミュニティね嫌気がさしていた。でも勇気がでなくて薬品をもっと集めてからにしようとか言い訳しては離脱出来なかったと言う。
ナット「まさか皆んな同じ気持ちだったとはね。薬品より大事なものがあったよ」
ミショーン「ありがとう」
ベイリー「コチラこそありがとう。目を覚させてくれて…大きな一歩だよ」
ナット「作るだけや燃やすだけじゃダメって君が教えてくれた。君について行くよ」
ミショーン「リックが見つかったら私の家に来てね。皆んな私の家の一員になって。色々と立てなきゃいけないわ」と言うとみんな笑った。
ベイリーが食べ物を撮りに行くと席を外した時、ミショーンはエイデンに「妊娠してるでしょ?」と聞いた。
うなづくとエイデンは昼間の話をした。ハチミツが食べたくなったエイデンを気遣いベイリーが一緒に探している時、スーパーの看板を見つけたので取りに行ってくれたのだが、怪我してしまい困っていた時にミショーンと出会ったのだと言う
理由を話して泣き出すエイデンをミショーンは慰めてやった。そして「あなたはベイリーと一緒に私の街に行って。1〜2週間で着くわ[
だがエイデンは「プリジャーズ・ターミナルは近いわ。リックにも会いたいし」と言う。ミショーンは危険だからダメと言うが、
エイデン「リックと会った後でね」と笑った。
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朝になりトラックや馬や歩きで皆んなで出発した。
ミショーンはナットと一緒に歩きながら話している
ミショーン「あなたは、私達が1番好きだって言ってたのに…彼らは誰よ?」
ナット「確かに俺の株が上がったみたいだなあ。でも好きとは違うよ」と笑った。
ミショーン「他にはいるの?」
ナット「あとママがいるよ。親父はちっちゃい、ちっちゃい俺が嫌いで出て行きやがった。最低だろ?あんなクソ大嫌いだ。いじめっ子もね。だから俺が燃やすのは憂さ晴らしさ」と話しながらジッポのライターをつけたり消したりしている。
「その後ママはデンジャー(危険)て自分の事を呼ぶ変な男と出会ってね。1日14時間チキン屋で働き通し、おまけに面倒なガキ(自分の事)もいたのに、イエスと言ったんだよ、そいつは。そしてウチに越して来た。その途端、問題が起き始めてね。それを俺が解決して行ったんだ。車に物を積み込み装置を作ったり、水栓閉めるタイマーを作ったり…本当はそんな物必要だったのかなあ?アイツは俺が物を燃やす装置ばかり作っていたから、そっちよりそう言う装置を作らせたのかも。彼が好きだったよ。きっと作る事に集中させたのかもしれないな。」
ミショーン「愛していたのね」
ナット「言われてみたらそうかもね」
するとベイリーが戻って来てわざと「愛してるぜ」と言った。
よせよ、と言うナットにエイデンも「愛してるわよ」と言った。照れるナット。
皆が和やかにあるいてる頭上を突然、ヘリコプターが飛んでいく。皆が見上げた。
と思ったら止まって方向転換しコチラに向かって来た。
ミショーン「皆んな逃げて!」と叫ぶ。と同時にヘリコプターはコチラに何かを落下させた。
すると辺り一面、黄色い煙が蔓延した。
ミショーン「口を覆って!」
ベイリー「水筒の水を濡らして口を覆え!」と叫ぶ。その声より人々の叫び声が響き渡った。
ミショーンはスカーフで口を覆い、エイデンを庇いながら走る。だがあちこちで仲間達が倒れ、中には口から泡を吹いてウォーカーになってしまい、ミショーンに襲いかかる。次から次へとやって来る。ミショーンは刀を抜いて倒して行くしかなった。
近くの建物にやっと逃げ込めたミショーン達。だが粉を吸ったエイデンもナットも顔が赤くなり息が吸えないと苦しがる。ヒー!ヒー!言いながらもミショーンはエイデンをベッドに寝かせた。
エイデン「必ず…帰るのよ」口から泡ん出しながらもミショーンに言う。
エイデン「子供達の所へ、リスクを冒さないで…死んじゃダメ…」
ナットも息が吸えないと苦しがっていたが、ミショーンに先程大きな薬局を通り過ぎたが、そこに酸素ボンベがあるから取りに行ってと言った。
ミショーンはうなづくとベイリーに「エイデンをベッドに縛り付けて。隣に寝てはダメよ」と言うとベイリーも意味が分かったらしく泣き出した。
ミショーンは自分も苦しいのにウォーカーを避けて上手く酸素ボンベを持って来た。するとベッドに縛り付けていたエイデンはウォーカーになっていて、ミショーンに向かって唸っていた。ミショーンは泣きながらエイデンの頭を刀で逝かせてやった。
奥の部屋に行くと炎が燃えている前でベイリーが立っていた。ベイリーもウォーカーに転化していた為、ミショーンがあたまを突き刺した。
「あ、ありがとう。俺は殺せなかったよ。」と炎の向こうの棚の隙間からナットが顔を出した。
そして泣きながら「彼のことはエルが言った通りだ。君も帰るべきだ。諦めろ、彼は死んだんだ」と言った。
ミショーン「死んで無いわ。」
ミショーンは自分とナットにも酸素ボンベを吸わせて寝かせていた。
ナットが言うには、あれは塩素ガスらしい。ガスで肺や喉が焼けどするそうだ。そして治るには時間がかると言う。
夜になった。ミショーンは酸素ボンベを吸いながら毛布にくるまる。
咳をして苦しいミショーンだったが、咳をしながらも腕立て伏せをしようと頑張っていた。少し良くなると食糧を持って来て、咳をしながらも体力をつけるために2人で食べた。
ナット「先が見通せると思ってたのに…でも違った…だから皆んな死んだんだ。だから君は見極めて…先を見通せることも大事だよ。」
ミショーン「デンジャーって義理のお父さんは諦めなかったじゃない?貴方を見限らなかったわ。お母さんがいたからよ。愛があったからよ」
リックの自分の落書きが書いてあるスマホを見るミショーン。
ミショーンは毎日、辛くても腕立て伏せをしたり体を鍛えるようにし、少しずつ出来るようになって行く。
ミショーンはナットにアレクサンドリアの場所に印をつけた地図を渡して「1人で行って」と話した。
ナット「君だけプリジャーズターミナルへ?逆だろ?」
ミショーン「エイデンとベイリーが行く筈だったのに」と泣き出す。
するとナットが泣きながら怒った。
「もう何も残っていないんだ!君しか!それだけさ」と言ってライターをつけた。ミショーンはそれを聞いて黙ってしまう。
そしてナットを見つめ「朝には出発よ」と話した。
ナットは涙を拭きながら「寄りたい所があるんだ。物資を調達したらカートに乗せて行くよ」
ミショーン「私に運べって?」
そう、と頷くナット。
ミショーンはナットに聞く「私と来るのは結末が知りたいから?」
ナット「結末は分かってる」と言うとライターを消した。
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翌朝、プリジャーズ・ターミナルと書いてある看板を見つけたミショーン達。
相変わらずのミショーン…ウォーカーの両肩から切り落とし、顎を外して鎖をつけて物資を乗せたカートをウォーカーに縛り付けて引かせている。
刀を構えて施設内をいくミショーン。そこには「安全な港」と書いてある看板が崩れている湖がある廃墟だった。
そして広場には焼死体の山が幾つかあった。それを見つけミショーンは驚いて立ち尽くした。
夜になり、ミショーンはその死体や落ちている物を見て行く。そしてリックはブーツを見つけた。
焚き火の前にいるミショーンは、ブーツを胸に抱きしめた。泣いてるミショーンにナットが毛布をかけてやる。落ち込むミショーンにナットは、
「ブーツがあった船は…ここに来たんだな。皆んな燃やされて見分けがつかないよ。それに殆どが靴を履いていない」
ミショーン「彼を感じたわ。今もよ。」
ナット「携帯の日本語わかる?あれ『もう少し信じてみて』って意味だよ」ミショーンはもっと涙を流し始めている。
ミショーン「家に帰れって言ったでしょ。」
ナット「君も帰ってさ、彼を信じることが出来るんだよ」
ミショーン「あと少しだったのに。あと少し、長すぎるわ。生きてるなら。」
ナット「どこかで生きてると信じてもいいんじゃない?もう少し信じて、子供達の所へ。きっとその時は来る。両方出来るよ。俺も一緒にやるから。約束するよ。諦めるわけじゃないさ」と言って無線をミショーンに渡した。
ミショーンは大声をあげて泣き出した。ナットはそんなミショーンを抱きしめてやった。