【ザ・ワンズ・フー・リブ 第3話】ネタバレ有無「帰れないかも」解説 The Walking Dead:The Ones Who Live1-3

ぎょえ〜!な展開にびっくりしちゃった第3話!腰抜かすぜ〜♪

今回もLyraの詳しい解説&ツッコミポイントを書きました。分かりにくいストーリーもLyraの詳しいあらすじ&解説を読めば丸わかりよん。

愛がもつれて大変なことに。早速 Lyraの詳しいあらすじと行きましょう!

今日Lyraが解説あらすじ感想を書くのはアメリカ合衆国AMC製作のTVシリーズ、[ウォーキング・デッド : ザ・ワンズ・フー・リブ The Walking Dead: The Ones Who Live】です。

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念願の再会を果たしたリックとミショーン。

オカフォー死後、殺気立っているソーンと「逃げたらアレクサンドリアの人々を全員殺す」と脅迫して来るジェイディス、そして本当の自分を隠して大人しく我慢しているミショーン。

それに加えてCRMの内部紛争に巻き込まれるリックは、強い感情に挟まれてどうなってしまう?

今回の第3話、これに注目してみると分かりやすくなります。

コンテンツ

*前回の2話はこちら→【ザ・ワンズ・フー・リブ第2話】ネタバレ有無あらすじ解説”ウォーキング・デッドの謎が解かれる”感想 The Walking Dead:The Ones Who Live 1-2  

 

*キャラクター解説はこちら→【ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ】キャラクター解説【保存版】The Ones Who Live Cast and Characters

*Lyraのブログはネタバレ有り無しで読めるように書いてあります。詳しい内容を知りたくない方は、あらすじ前編をお読みになった後、Lyraの感想、解説をお読みください。

 


【ザ・ワンズ・フー・リブ】第3話『葛藤』The Walking Dead:The Ones Who Live Episode3 “Bye”

あらすじ:前編 *ネタバレ無し

数年前➖

「いつの日かここが家になる。5時までに戻って来い!」の合図で皆がパンから降りてきて、街の中を荷受人(受託者)の制服を着たまま歩いていく。その中にリックの姿もあった。

リックは町中で異彩を放つ風力発電の風車を見上げた。

「ナプキンくれる?」

と聞き覚えがある声がフライドポテトのスタンドから聞こえて来た。リックが振り向くとそこにはジェイディスがいた。まだ「アン」と名乗っていた頃の風貌で…。

「あらリック!ポテト嫌い?向こうにもっとうまいのがあるわよ」とわざとしく誘って来た。リックは嫌な予感がすると言う顔をしついていくとジェイディスは、ポテトなど口実だと言わんばかりに話し出した。

「ここの街の人間が、私のゴミの集落に近づいて来て資源交換を提案されたの。助けが必要な人間を発見したら市民共同体(CRM)に引き渡したんだけどその代わりに私達は物資を貰ったのよ。あと脅威になる人もね。で、アンタがオリエンテーションでここに来るのをこの1ヶ月待っていたんだよ」

リックを見るより周りを気にしながら話すジェイディス。リックは黙って聞いている。

ジェイディス「アンタのことを聞かれたけど知らないと言っておいたわ。だからアンタには『指導者が必要だ』と答えて欲しいのよ。」

CRMはこの街には介入出来ないからここでなら話せるとほくそ笑んだ。

リック「何故、外に出れないようなこんな場所に連れて来た?」と怒りをあらわにするリック。

ジェイディス「あのまま川っペリに放ったまま死なせれば良かったかね?それともアンタが『脅威』な人物だと言えば良かったかしら?」とリックをびびらせるジェイディス。

リック「何でお前は受取人(受託人)の仕事をしていないんだ?」と聞くとジェイディスは口篭ってしまった。

リック「…俺を引き渡したからだろ?」と言うとジェイディスはニヤニヤしながら頷いた。

リック「くそ!」

ジェイディスは悪びれもせず話を逸らし、この街を信じているしCRMに入隊し上を目指すと言い出した。

ジェイディスが言うには、この街には500年再生計画があり、文明を建て直し死者達(ウォーカー)に打ち勝ち、生存者達の孫達が安心して暮らせる街を作ると語り出した。

「素晴らしい人生でしょ!」

リック「俺はうちに帰る。」と言うと立ち去った。

「リック!私はアンタの命を救ったのは事実よ!」とジェイディスは、まだこりていない。

数時間前➖

リックはソーンの部屋のドアを叩いた。オカフォーの死を聞いて泣いていた様子でソーンにいきなりリックは頼み事があると言い出す。

リック「俺を助けてくれた女性が捕まって選別されるんだ。彼女はAだ。排除されては困るから君が俺の代わりにやってくれないか?」

ソーン「何故よ?」

リックがオカフォーのためだと言うとソーンは「死んだわ」と答えた。

リック「いや、俺たちの中で生きてる」と言った。

ソーンが彼の計画を実行するか聞くとリックは、「オカフォー死ぬ前にその事を話していたよ。君が正しかったよ。君は俺を納得させたし、君の方がオカフォーに信用されていたからね。君のおかげで俺はここまで来れたんだ。だから彼女も君の仲間にしてくれ」と頼んだ。

 

現在➖

ジェイディス「アンタ私の事を殺したい?」

リック「ああ、俺はお前を殺すつもりさ、だが今じゃない。全て捨てて自分とは無関係の場所に潜り込んだんだろ?」と言うとジェイディスは、無関係じゃないと言う。

「運命で繋がってんだよ。アンタらが逃げたら私が行って全員殺さなきゃいけない。逃げ場所は知っているし、私達の協定がバレちゃうからね」とジェイディスはリックを見つめながら言った。

リック「お前が勝手にきめたんだろ?」と怒りながら言うとジェイディスは笑いながら

「もし私が死んだら、私物ファイルに全部書いておいた。アンタが愛する人々のこともね。ファイル発見後数時間以内にCRMがアレクサンドリアに向かう。全員殺すだろうね。」

リックがミショーンは望んでいない、と話したがジェイディス「じゃあ、来なきゃ良かったじゃないの。でも彼女が選択したんだよ。アンタは?2人で逃げないと宣言してよ」

安全と機密が1番だからと言うジェイディス。

ジェイディス「ミショーンは運が良いわ、Aだと疑われていたのに…アンタ、ソーンをそそのかしたの?」と言うと、リックの顔色がかわった為、

ジェイディス「へー!やるじゃん!」と驚く。

「どうするの?まあ、いいか、答える必要ないわよ」と出て行こうとしたのでリックは、

「前、俺が逃げると言っても、何も言わなかった癖に、何故、今は脅す?」ときくと、ジェイディスは答えた。

「アンタら2人が一緒なら何でもできるからよ」

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ミショーンも数年前のリックと同じように受託人の仕事をしている。先に鉤爪がある鉄の棒で、地面を叩きガチャンガチャン音をたててウォーカー(ここではデルツ)を誘き寄せている。そしてやってくると一体ずつ顔を狙ってウォーカーを倒していくミショーン達。

 

ミショーン「ショートー、こちらダイトー。彼を見つけたわ。勇者は思いもしない場所にいたわ。貴方の疑問に私は答えられない…だって、ここにいる人達を知らないからよ。あんなに強い人をどうやって長い間ひきとめられたのか?」

グライムス68と壁に描かれた建物を見上げるミショーン「彼はずっと帰ろうとしていたのに何度も止められていたのよ。でもね、私達2人なら止められない…」

「アンタ手際が良いね!」と隣にいた女性が話しかけて来た。

「クレオ・クリフトよ」と自己紹介してきたので

ミショーンは「デイナ・べジューンよ。色々頑張らないとね」と微笑んだ。

クレオ「そうね、楽園行きの切符だもの」

ミショーン「楽園かしらね?」

クレオ「コオロギ食べて木の上で寝るよりマシじゃん?」

話していると上空でバンバン音がした。

クレオは、あれが誘導作戦で死者な1箇所に集中したら落とすと説明した。そしてミショーンに3日目か6日目か聞いて来た。

どうやら有能かどうかで日数が決まるらしい。

「有能な人と組めて嬉しいわ。貴方、有能ってオーラが出てるもの。」と嫌味なのか何も考えていないのか、わからないことを言って来るクレオに対し、ミショーンは苦笑いをした。

そしてクレオは仕事に集中していないせいで、ウォーカーが山積みされ捨てられていた箇所を崩してしまった。すると落ちて来たウォーカーの数体がまだ完全に処理されておらず動き出し、ミショーン達を襲おうと歩き出して来た。

兵士達が騒ぎ出し、ミショーン達にその場から逃げるように叫んだ。「残存者がいるぞ!」

だがミショーンは素早い動きで意図も容易く残存者達を倒してしまった。兵士達が遅れて助けに来たがミショーンには、そんな助けはいらない。

クレオが喰われそうになった時もウォーカーの頭を放り投げて簡単に2体も助けてしまった。

クレオ「ほらね」とミショーンの強さをまた指摘するクレオ。

 

アナウンスが流れて2人は健康診断を受けるように言われた為、ミショーンは移動することになり、途中、全身装備した兵士がこちらをみているのに気づくミショーン。

兵士はヘルメットを脱いだ…リックだった。

ジッと身動きせずにミショーンを見つめるリック。だがミショーンはチラッとそちらを見て直ぐに目を逸らし通り過ぎた。

 

 

「オカフォーには妻がいた」とCRMの整列した兵士達の前で演説しているビール少将。オカフォーを弔う儀式を取り行っているのだ。

「あのまま与えられた任務だけこなしていれば妻と再会できたのに、オカフォーは爆弾を投下し全てを終わらせたのだ。つまり敵こそが救済だとオカフォーが教えてくれた」そう言うとビール少将は長い剣を腰から抜いた。

そしてこのアメリカ革命博物館から運び出されたという剣の持ち主だったヒューマーサー将軍の功績を讃え、それがオカフォーの犠牲と忠誠心に繋がると言い切るビール少将。

その話を聞いたソーンは、演説後にリックにオカフォーとの出会いを話し出す。ソーンが転覆して海上にいた時にクルーズ船が流れて来たので、ソーンは飛び乗り食糧を探していた時に、CRMのヘリコプターに発見されたと言う。

ソーン「ヘリコプターから降りて来たオカフォーを見て蜃気楼かと思ったわ。」と笑う。

オカフォーは、ソーンを見てAだと分かったらしく、いきなりソーンに向かって「共に世界を救わないならば殺すしかない」と言ったらしい。そして近づくと銃口をソーンの顔につけた。

「それも、血が滴っている銃でよ。アタシがオカフォーを殺そうとした時についた血がついていたのにね。でも彼は撃たなかったわ。アタシは「何よ、あのクソ男、なぜ撃たない?」と思ったわ」

そう話すソーンを黙って聞いていたリックだったが、「今の君はちがうよ」と話した。

ソーン「アタシを変えてくれたオカフォーだけど…以前のアタシの方が正しかったのかも…」と呟いた。

そこへビール少将が現れた。敬礼するリック達。

ビール少将「上級曹長諸君。オカフォーは君達の将来性に期待していた。私は君らにそんな価値はないと言ったが彼にゴリ押しされてね。私は未だに君達を認めてない…ファルマコンだよ。古代ギリシア語で「毒」と「薬」の意味を持つ言葉だ。君の名を聞いた時に思い出したんだ。私は君の事がまだ分からない、知らないからな。」とリックに言うと一冊の本を手渡した。

ビール「柳生宗徳の『兵方家伝書』だ。オカフォーにも渡した本だ。オカフォーの可能性は無限だったよ。」と話終わると、ソーンだけを呼び、車に乗せていった。

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リックが自室にいるとドアがドンドン叩く音がした。

ソーン「最上級曹長になったわ!」とリックに報告しに来たのだ。勝手に部屋に入るとテーブルにあった酒瓶を手に取り、勝手にグラスに注いで一気飲みするソーン。

ソーン「全部聞いたわ!全ての情報をよ!」呆気にとられているリックに興奮気味に話すソーン。

リック「エシュロンか?」

ソーン「そうよ。何年もかかると思っていたのにね!開設サミットが前倒しになったから全高官が集結するわ。…それにべシューンについて聞かれたのよ。17000人いる人員の中から少将が目をつけたんだから私の責任が問われてしまう」

リックはオカフォーの為だ、とソーンを宥める。

だがソーンは足をひっぱられたくないと答えた。ソーンはリックにミショーンが大丈夫なのか念を押しに来たのだ。

リック「べシューンは大丈夫だよ」と答えたが、ソーンは、まだリックが秘密を見ていないから分かっていないと言った。

一瞬、考えたソーン、だが、言わずに「では、おやすみなさい、上級曹長」と気をつけした。

リック「おやすみなさい、最上級曹長」と答える。

そしてソーンが出ていくと、リックは急いでソファーの座面のクションを取ると、中に隠していた地図や本を取り出し、「誘導作戦、北/ 北東21時」と地図上に書いた。

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翌朝、ミショーンが食事してるとりっくが歩いて来た。ミショーンは立ち上がり、リックのそばを通り過ぎ、その時にリックが手渡して来た折り畳んだ紙を、周りにわからないように受け取った。手紙だった。

ミショーンはドラム缶から炎が上がる場所で暖を取るフリをしながら紙のメモ(手紙)を読む。

リック「今夜実行する。準備してくれ。誘導作戦で寄せ集めた死者達を今夜爆破する。」と書いてあった。

リックは、前準備しに地下(下水処理) へといく、行くと死体があり、地面に「嘘をついてごめんなさい」と書いてあった。そこを通り過ぎ、ケーブルを取り出すリック。

手紙「…作業後の検診のあと受託人ロッカー678を見ろ。」と書いてあったので、ミショーンはロッカーを開けに行き中から取り出した。

手紙「そこにある鍵で地下からビルを出られる。地図通り進め。出たら茂みに赤いカヌーがある。愛してる。君へのギフトも置いてある」と描かれていた。

地図には、スプリングガーデン駅、と書かれておる。そしてもう一つ置いてあった物を見てミショーンは、ニッコリ微笑んだ。刀だった。

ミショーンは自分の刀を取り戻し、リックの指示通り地下道を行く。現れ出て来るウォーカー達をその刀で倒していく。懐中電灯片手に先を行くと、先程リックが出していたワイヤーでグルグル巻にされたウォーカー達が縛られていたり、ミショーンが安全に地下道を行けるようにリックが事前に用意してくれているのが分かる。ミショーンは身構えた刀を下ろして、それを見て微笑んだ。

リックは事前にこの地下道を安全に通れるようにしていて、先にスプリングガーデン駅と言うか看板まで来た時には21時になっていた。

 

外に出ると沼地で数体ウォーカーがいるだけ。そして何か準備し始めるリック。

しばらくしてミショーンが遅れてやって来た。暗い沼地をミショーンが懐中電灯で照らすがリックはいない。池には水死体があり、いつも自分達が着ている受託人の制服を着ていた。

「リック!」とミショーンが呼んでも返事がない。先程手紙に書いてあったカヌーを探し、見つけて引っ張り出すと荷物と一緒に手紙がおいてあった。

ミショーンが読むとリックは来ないと書いてある。びっくりしてしまうミショーンは苛立ちが隠せない。

「俺は行かない。君がいかないと2人ともここで死んでしまう。君をジュディスの元に帰すんだ。永遠に愛しているよ。俺を愛しているなら行っておくれ」と書いてある。

ミショーンは落胆と悲しみから震え出し、どうして良いかわからなくなる。

 

翌朝。リックはジェイディスに会いに行き、ミショーンは逃げたから、追わないでやってくれと頼んだ。

リック「逃走をはかり死んだように見えるように細工しておいた。受託人の制服を着た死体は顔が潰れ頭皮が剥がれているのを置いておいたから捜索が始まったら君がそこへ誘導してくれ。遺体は第70桟橋の南東側にある」と説明した。

ジェイディス「アンタを置いてあの女が逃げるかねぇ〜…ところでアンタはまだ私を殺したいと思っているの?」

リック「いや、なんとなく夢みてただけさ。殺しゃしないさ。人員は資源だしね。俺達の運命は繋がっているんだろ?」

ジェイディス「面倒はごめんだよ。私を殺したきゃ殺せば?ただ私のファイルが見つかるからね。」と又リックを脅すジェイデス。

リックは、要件が済んだからと直ぐに立ち去る。と、ジュディスが又話しかけて来た。

ジェイディス「さっきミショーンの為に逃していやったと言ってだけど他にもここに残る理由があるんじゃないの?私がアンタを救ってやったんだよ?」

リック「だったらミショーンも救ってやってくれ。君はヒーローだよ。髪型はクソだけど」と嫌味を言って笑う。

ジュディスは「あっそ」という鼻で笑い立ち去った。

 

リックはその足でソーンの所へ。すると「面倒なことになった」とソーンは言い、受託人達が働いている方を見た。リックもそちらに目をやると、ミショーンが他の作業員と違い、物凄い速さでウォーカー達を倒しているのが見えた。

「凄いわ!」「君やるね〜!」と周りの受託人達がミショーンに近寄って行く。

ソーン「選別した時に『大人数でいると安心する』と言ったからAを免れたけど、どう見ても彼女は人を頼るような人間には見えないわ」とリックを睨みつけてその場を立ち去るソーン。

ミショーンも遠くからリックを睨みつけて外へ行く。するとリックがヘルメットを被って近づいて来て「話をしよう」と言い、ミショーンを連行する感じで腋に逸れ、建物の間の誰もいない場所に連れていく。

ミショーンは、2人になるなりリックのヘルメットを乱暴に脱がせて睨みつけた。

リック「俺が何年も何もされずに生きていられたのはある男が何度も助けてくれたからだ。君が逃げるにはこの中の誰かが助けてやらないといけない。何度も試みた俺は逃げられなかった、助けてくれる人がいないからだ。だから俺が君を助けたのに!」と言うとミショーンは首を横に振る。

リックが自分を「愛してるなら行くべきだと言ったのに!」と言うとミショーンはそのままどこかへ行ってしまう。

 

ミショーン「ショートー、こちらダイトー。ある人に『その時は必ず来るから』と言われたわ。チャンスはあっだけど勇者を置いて逃げるなんて出来なかったよ。ても間違っていたのかも…彼は私達の代わりに大志や、希望を選んだのかも。そう思った時に…見つけたの。」

ミショーンもオリエンテーションで、昔のリックが見上げていたように、CRMの風車の建物を見上げている。そこから町中を散歩しているとミショーンは、リックが捨てたスマホに書いてあった自分とジュディスの似顔絵に似たタッチの黒板アートの店を見つけた。「ベンジロー似顔絵店」と看板に書いてある店頭に可愛らしい母と子の絵が書いてある。

ミショーン「私の絵を描いてくれた人ね」と恐る恐る聞くと青年は「そうだよ、僕が描いたよ。数ヶ月に一度、彼に頼まれてね。」と笑った。

「あと少女も書いた。あと少年の絵も描いたんだけど何回描いても上手くいかなくてさ」

ミショーン「カールよ、名前はカールだわ」

すると青年はリックが名前を教えてくれるまで3年もかかったと話した。

「ミショーンとジュディスだろ?再会するまで描いてくれって言ってたんだよ。再会すると分かってた。だから僕は言ったんだ」と微笑んだ。

ミショーン「知ってる。その言葉。そのおかげで私も頑張れたのよ。ありがとう」

青年「彼は見つけたんだね。もう少し信じてみて」

ミショーンは、泣きながら微笑みうなづいた。

 

作業中にミショーンはソーンに呼び出された。

自己紹介するソーンにミショーンは疑いの目で見つめている。

ソーン「オリエンテーションで街に行ったのね。」

ミショーン「ええ、面白い工芸品を見つけたの」と答えるとソーンはミショーンが、ここに馴染めていないみたいだが大丈夫か尋ねた。

ミショーン「選べるの?」とムッとした表情になるミショーン。

ソーンは車に乗る様に言い、ミショーンを廃墟へ連れて行った。そこはオカフォーがソーン達を連れて行った爆心地だった。

ソーン「ある人がいなかったら、街もこうなっていたわ。」

ミショーン「爆撃されたの?」

ソーン「そうよ。アタシは貴方の事を良く知らないわ。森の中から現れ、重要人物を救ったなんてね。アタシはグライムス上級曹長に救われたわ。彼を友達と呼びたいけど、ここでは友情なんてないわ。それに友達ってそんなに軽いものではないわ。彼はアタシにとって唯一の家族なの。…貴方は誰?」といきなり神妙な顔をした。

ミショーンは「ただのデイナよ。ただの生存者。」

ソーン「ただの生存者が斬首されそうな人間を助けたりしないわよ」

ミショーン「私は助けた。そして生き延びた。」

ソーン「なぜ彼を?」

ミショーンは「人を探していたの。それに誰かと一緒にいたら安心だもの。彼は。地面に押しつぶされ無力だったからよ。」

するとそれを聞いてソーンは笑い出した。「無力ですって?おかしいわ。無力にはみえないわよ」

ミショーン「私は人が殺されるねを見たくないの!特に無力な人が殺されるのはね。」とソーンを睨みつける。

ソーンはフッと笑うと「秘密を教えてあげる。貴方を救ったのはアタシよ。普通はAと呼ばれるリーダー気質の人は受け入れないの。貴方みたいなタイプの人間は街に住む様になると答えをもとめてしまうものよ。ここで誰に何が起きたか?とかね。」とソーンはミショーンに説明していたが、実は後ろ手にナイフを取り出して戦闘モードに入ろうとし始めた。

それを見たリックが腰からピストルを出していつでもミショーンを救える様に撃てるように身構えた。

ソーン「もし秘密の答えを知る方法があるとしたら?全てを理解出来る方法があるとしたら?知るものは軍の中でも世界中でも一握りの者だけ」

ミショーン「イエスよ」と答えた。


ソーンは一瞬考え、そしてナイフをしまった。

ソーン「上級曹長!彼女をカスカディア基地の排除任務に同行させる!暫定BDUとして、武器は棒だけ。」と話し、ミショーンを先に車に乗せた。

そしてソーンは怒りながらリックに「危険を犯すつもりはない」と怒鳴り、リックもピストルを抜いていると指摘した。

リック「これは君を援護するためだよ。それにべシューン(ミショーンの偽名) は逃げやしないさ」

ソーン「アタシは弱点を抱えたくないんだからね!アタシは全てを知って軍の趣旨を理解したの!オカフォーとは違う!」と怒鳴った。

 

翌朝、ヘリの中でソーンは、ミショーンに簡単な説明をする。歩兵で加わったのはソーンとリックだけらしい。そして受託人のミショーンは異例な事で特別待遇らしい。5回も燃料交換するくらい遠い場所にある。

べシューン(ミショーン) 「何もないけど、ここの何を守っているの?」と質問すると資源拡大や西海岸の情報収集を行い未来を守っていると答えるソーン。

到着するとソーンが指揮をとり兵士全員に任務の説明をした。防御線の柵が破れ侵入口ができてしまったせいで200体以上のデルツ(ウォーカーのこと) が入って来ていると言う。そのデルツを全滅させるのがこの部隊の任務なのだ。

ソーン「数日後サミットがあるのにデルツが侵入したらプロジェクトは破綻する。計画を後退させる気か!」と叫ぶとリックを含む兵士達が「させません!」と叫んだ。

そしてRDIMをソーン1人でデルツの群れの後ろから100歩の所に設置させ、誘導音が鳴ったら上空から攻撃するのだ。そしてミショーンには、戦わずに「事後処理だけしろ。前に出るのは前線部隊だけ、不足な事態が起きたら慌てずにな」とソーンは、まるでミショーンを馬鹿にしたかの様な言い方をした。

そしてソーンはリックに「アタシが知った情報は、いずれアンタも知る事になるわ。アタシは1から気づきたいのよ、オカフォーとアタシは違うんだから」とまた話した。

森の中へ入っていくと辺りはデルツだらけだった。リック達の部隊は一体ずつ、接近戦でライフルを撃って倒していく。RDIMを押しているソーンだったが、機械が重すぎる上に土の泥濘に車輪がハマってしまい動けず先に進めなくなってしまう。

見かねたミショーンが押すのを助けようとして近づくとソーンは「後ろで待機しろと言ったでしょ!」と止めた。でも機械を動かせず「チクショウ!」と叫ぶソーン。

しまいにはデルツ達が近づいて来てしまい、ソーンは「道を作る!」と周りに叫び、デルツ達を倒して周りも戦っている。

ミショーンは表情を変えずにまっすぐ機械のハンドルを握ると押し始めた。勢いがついて来て小走りになって前から来るデルツ=ウォーカー達を機械で引いて倒していくミショーン。

ソーン「べシューン!止まれ!」と止めるがミショーンは止めず、機械を押して走り、ウォーカー達をバッタバッタと倒していくミショーン。

すると横からリックが現れ押すのを手伝って来て一緒にミショーンと走り出した。

リック「行くぞ!」2人で機械を押しながらウォーカー達を倒していき、あっと言う間に目標地点までやってくる事ができた。そして装置のボタンを押すると警報みたいな音が響き当たり赤いランプつき出した。

リック「こっちだ!」とミショーンを連れて木の影に隠れた。その数秒後にばん!となり爆発した。

2人は身をかがけめたが被害はなかった。2人は見つめい木の影に隠れてキスをした。

ミショーンは逃げようとリックに言った。

だがリックは「奴らに見つかる」と、いいやめる。

そしてウォーカーを倒しにいくリック。それを見つめるソーン。

しかし、リックの横でウォーカーを物凄い速さと勢いで倒してる人間がいた…ミショーンだった。どの兵士より早く倒していくのだが、武器はあのただの鉄製の棒だけでだ。

そんな凄腕のミショーンを、見てソーンは思わず持っていたライフルの銃口をミショーンに向けた。そして引き金に指をかける…今にも引き金を引きそうだ。

ミショーンを睨みつけたままライフルを構えるソーン。

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