リック・グライムスの物語が幕を閉じた。
この終わり方で「スッキリしたか?」と聞かれたら微妙だが「これで良かった」と安心して寝れる終わり方をしてくれてありがとうと言いたい(笑)。
【ウォーキング・デッド : ザ・ワンズ・フー・リブ】は、スピンオフだが、これは完全なる【ウォーキング・デッド 】である。
それは第1話から見た人なら賛同してくれるだろう。
今日で最終話だなんて名残惜しくて…リックにせっかく再会できたのだからもう少し見ていたいなと思ってしまう。
最終戦争とでも言うべき第6話。
今日でリック・グライムス本家【ウォーキング・デッド】の幕が閉じるのだ。
それも感動的に!
今日Lyraが詳しいあらすじ・感想・解説・ツッコミポイントを書くのは、アメリカ合衆国AMC製作のTVシリーズ【The Walking Dead:.The Ones Who Live ウォーキング・デッド :ザ・ワンズ・フー・リブ】第6話です。
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前回の第5話でジェイディスとの戦いと別れがありました。
リックとミショーンは、追ってくる者がいなくなり、アレクサンドリアに帰る事も出来たのですが、家に帰るのは後にして、この世界を救うためにCRMと戦うために軍に戻ることを決めました。
※前回の第5話はこちら→【ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ】第5話ネタバレ有無 あらすじ”また逢いましょう”解説・感想The Walking Dead:The Ones Who Live1-5
リックとミショーンは、この世界を救うことが出来るのでしょうか?
そして愛しい家族のもとに帰れるのか?
【ウォーキング・デッド :ザ・ワンズ・フー・リブ】最終話が始まります。
*キャラクター解説はこちら→【ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ】キャラクター解説【保存版】The Ones Who Live Cast and Characters
【ウオーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ】第6話『家へ』”The Last Time”
あらすじ:前編 ※ネタバレ無し
リック「全て覚えてる…どんな生き方だったか…昔の俺たちも、今の俺たちも」
暖炉の前にテーブルがあり、その上には無造作に書類が置かれている。キャンドルがあちらこちらに火が灯されていた。
オカフォーの「お前たちの力で市民共同体軍(CRM)をあるべき姿に変えてほしい」という声を思い出する。
ナットの「作ったり燃やしたりするだけじゃダメだ」という声。
皆の想いを思い出すリックとミショーン。
今、ベッドの上で2人は愛する人といる。
翌朝、2人はCRMの軍服であるアーモー付きの戦闘服を着て森の中を歩いていた。
CRMの近くまで来て2人は足を止めキスを交わす。
ミショーン「貴方はエシュロンわ授かり私はファイルを入手する。街に公表し私は一緒に家に帰るの。いたって単純な話よ。」
そう言うと2人は別れ別々の道を歩いて行った。
リックは両手をあげて門に近づいていく。
「俺はリック・グライムス上級曹長だ。死んだと思っただろ?」
兵士たちは不審に思いながらも門を開けた。
リックは父の言った言葉を思い出していた「親父は怖がる必要はないと言った。恵の火なだけさ」と。
リックが尋問の後、扉を開けると早速ソーンが出迎えてくれた。
「アタシにも何があったか教えて」
リックは乱気流で低空飛行をしていたら雷に打たれヘリが落下したがミショーンが犠牲になってくれたおかげで、自分は助かったと答えた。
「君が彼女を受け入れてくれたから」と言うとソーンは「貴方がでしょ?」と言った。
リック「オカフォーの意思を俺が受け継いだだけさ」
ソーンはそれを聞いて暗い顔になり「諦めることは意志の弱さだと思ったけど、私達は多くのことを諦めてここにいる。諦めが強さの表れだと気づいたわ。大義に貢献するのよ。諦めることで真の目的地を理解できたわ。貴方が必要なの。でもオカフォーとは目的が違うけどね」と立ち止まり真剣な顔でリックに言った。
そして「オカフォーはここにいるべき人間じゃなかった。だから死んだのよ。私達は生きている。選ばれたからよ」
リック「じゃあ、君が俺を導いてくれ」と言うとソーンはリックの胸をポンポンと叩いて歩いて行った。
その頃ミショーンはヘルメットを被り、CRMの周囲を囲む金網の所へ歩いてくると上手く守衛を避けて入り込むことができた。そして「ストークス准尉」と書かれたドアの鍵をこじ開けて中に入り込んだ。
ジェイディスのファイルを壊すためだ。中にはイーゼルに油絵や彫刻などが沢山置かれていて、ありそうな場所が無くミショーンは焦った。
ソーンはリックを連れて森の中へ。「時が来たのよ」とリックに言うと1人で行けと合図した。そこにはビール少尉がいた。
ビールは柵の中から外側にいるウォーカー達の顔に鉄棒の武器を刺して倒している。
リックが来たことに気づくと嬉しそうにビール少尉は話し出した。
ビール「世界の終わりは世界の始まりだ。私が死んだら奴らと同じだ。だが彼らは食べるためだけに衝動的に殺す。科学者も解明していない…解明できるかどうだが…」と神妙な顔をした。
リックが黙って聞いている。
ビール「人を殺す剣は命を与えるのだ。我々がその剣だ。補佐官達には作戦前には1人にしてくれと話している。なぜなら1人で考え進むべき道や重積を作戦を実感するためだ。」とリックを見るとニコッと笑う。
「君がついにここへ来たのが嬉しいよ。君に重積の一端を担って貰おう」と言うとリックの肩に手を置いた。
ミショーンはジェイディスの部屋でファイルを探しているが全く見つからずイライラ。すると部屋の奥にある絵が置かれている柱の横の出窓に置かれている針金の猫のオブジェが目に入る。ピンと来たミショーン。手に取り中を見ると丸まった紙が出て来た。
中を見ると文章が細かい字で書かれており、「リックグライムスと協定を結んだ…」とか、アレクサンドリアのことが書かれている。
ミショーンの顔はみるみるうちに怒りで目がむき出しになっていく。途中まで読むと怒りが止まらなくなり書かれていた紙をピリピリに細くなるまで破り捨てた。
するとドア下から封筒が入れられ、「ストークス准尉いらっしゃいますか?」と誰かの声がした。そしてドアが開き、兵士が入って来たので、ミショーンはドア後ろに隠れ、兵士の背後から首を絞めて倒した。
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ビール「銃をテーブルに、刀のついた義手も出し私の方へ寄せてくれ」と対面してるリックに言うビール少尉。
「今までの人生を振り返ってくれ。この瞬間より前の自分の行いを全て。なぜなら次の瞬間から全てが変わるからだ。誰かを生かすために君がした最悪な事は?」とビール少尉はリックに質問した。
リック「ある男を噛み殺した…奴らのように」
ビール「大変だったな。私はこのエシュロンを2533人の有望株の兵士達に一対一で授けて来た。」と言ってお茶みたいな液体を土瓶からグラスに注いだ。
ビール「だが君ほど有望な兵士はいなかったよ。ここからが始まりだ。考えるのは明日のことだけだ。」とリックに語りかける。
リック「君が恋しかった。言葉で表せないほど」
ミショーン「言葉なんていらないわ」2人は明日の計画を実行する決心はある。
でも心配ではあるのだ。なぜなら今ならまだ無事に家に帰れるからだ。
リック「俺たちはバカか?」
ミショーン「正真正銘のね。これが私達ね。」
リックはベッドの上で神妙な顔をして「そのようだな」と覚悟を決めた。
リックは昨夜の2人で話したことを思い出していたが、ビール少尉はいまだに熱弁を奮っている。
自分がピッツバーグ出身で父親に乱暴され家出した話からベトナム戦線に行き、士官になるもやめて世界に殺されかけたと話すビール少尉。
ビール「だが私は生き返った」と言ってお茶をリックに差し出した。
リックはそのお茶を飲んだ。
軍の施設内を足早に歩くミショーン。兵士達が行き交う中、ロビー出入り口に何故か古びれたうさぎのぬいぐるみが落ちていた。
誰も気にも留めない中、ミショーンだけが気がつき手に取る。するとどこからか兵士が近づいてそのぬいぐるみを受け取りに来てまた、どこかへ行ってしまった。
ミショーンはカールを思い出した。2人で歩いたこと。そしてジュディスや子供達を思い出し、彼らを埋葬した時のことまで思い出してしまう。
ビール「連邦軍が何がしたのを見たと言ったな。」リックは町を爆破していたと答えると
ビール「私はペンシルベニアで空軍と戦う事にした。第二次南北戦争の勃発だ。」といい、地形を熟知したビール達は、戦術と合わせて劣勢だったのを逆転させたらしい。連邦軍は死者の大群がいることに全く気付いていなかったので夜に紛れてビールの軍だけ避難して、そのまま連邦軍を襲わせて、軍も街全体も全滅させたとリックに説明した。
ビール「そうしてフィラデルフィアを救ったのだ。私は友人も故郷も失った。」
リック「父が教えてくれました。再生するために燃やすのだ、と。」
p>ビール「その通りだよ。人を殺すのは命を与えることなのだ。まずは前線部隊と共有している秘密を君に教えよう。戦いや殺しの計画だけでなく我々人類は負ける。滅亡するだろう。」
リックは話を聞いていて、つい不信な顔をしてしまう。
計画会議開始のアナウンスが流れる中をミショーンは、施設内を歩いていて「CEP概説が始まります。全員、会議室へ」の言葉を聞き、会議室のホールの扉を開けた。
中は映画上映のような大スクリーンに子供達の写真が映し出されていた。
「N1W作戦で最重要は自動非難手順(CEP)である。」
驚くミショーン。
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ビール「総勢100万体の死者の大群を見つけた。我々の計算では死者になっていない者達も後14年もすれば地球上から消滅する。原因はデルツだけでない。食糧不足からの飢餓に、疫病、病原体だ。…地球の
リック「どうやって?」
ビール「形勢を逆転させるのさ」
リックはミショーンや仲間がウォーカー達を倒すシーンや自分の馬がひっくり返って大変な目にあったあの時がフラッシュバックした。
ミショーンもCRMの計画を会議場で聞いていて表情が怒りむき出しになっていた。アナウンスはまだ続く…
「CRM工作員がポートランドに潜入し現地学校システムの中で既に活動している。それは避難させる児童を選別するためだ。」
ビールはリックにCRMの優位性を保つために他のコミュニティを破壊すると言う。だから安全と機密が第一なのだ。
アナウンス「市内の児童10%を避難させた後、街にガス散布し住民達を排除する」
ビール「全世界選別されたコミュニティにスパイを送り込み監視し、破壊工作を行なったり政治に影響を与えるためだ。最近は科学実験用の被験体も生産していた。オマハは崩壊したのではない…我々が破壊したのだ。キャンパスコロニーもね。18時間以内に世界最高の力を我々は手にするだろう。ポートランドを破壊するのだ」
リックは昨夜ミショーンと話したことを思い出した。
リック「CRに(市民共同体に)軍が何をしているか真実を伝えるんだ。人を見捨てない」
ミショーン「それが私達よ」
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ビールはまだ暴露していく。「最後の同盟都市の崩壊を不可解で衝撃的な悲劇として街に報告する」と言いながらピストルに弾を入れている。
そして戒厳令をしき、議会を廃止してCRMが権力を握る計画なのだ。
リックはビールの話を聞きながら悪の計画に腹が立ち、腰に隠していたナイフを思わずテーブルの下で取り出してしまう。
ビール「奴らの資源を奪い優位性を保つのだ。そうすれば生き残れるかもな」
リックはこんな世界になった日に病院で目覚めたこと、マギーやキャロル、モーガン、ダリル、エザキエル、ニーガン、ユージーンの必死な顔を思い出した。
ミショーンは会議室で児童を誘拐し街を破壊する計画を聞いていていてもたってもいられず、昨夜、何かあったら無線にノイズを送ると言う約束を思い出して、リックにノイズを送る。
だがリックはビールと面談中だった為、(約束では「直ぐに折り返す」と話し合っていたが)出れず、無線のノイズを止めた。
リックがビクッとしたが、平静を保つ様子を見て気付いたのか、ビールは「誰からだ?」と聞いて来た。
リック「ソーンです。俺を心配したいた話し相手になるつもりでしょう」と嘘をついて誤魔化した。
ミショーンは、リックが応答しないこと、あとアナウンスで「児童達には「君たちは大丈夫」ということ。彼らのうちの誰かが貢献してくれるだろう」と計画が進行していくのが許せず、席を立って会議室をでて行った。
あらすじ: 後編 ※ネタバレ無し
ビール「何度も逃走を計った君がここにいる。今後10年を担う次期リーダーは君かもしれんな。我々に死んだと思わせて好きな場所に逃げられたの君は戻って来た。不自由を嘆く人々の心を掴みCRMのシンボルとなるぞ。私もオカフォーも犠牲を払ったし、君もだ」と言ってリックの義手をテーブルに置いた。
リックはテーブル下で、ナイフを強く握りしめた。
ビール「死んだ中で1番身近な人は?」
リック「息子です。男を噛み殺してあの子を救った」
ビール「だが結局、亡くしたんだ」
リック「はい」
ビール「もう大切な人を失うことはない。こちらに君の家族や友人誰でもいい。連れてくるのだ。彼らを見つけても攻撃したりしないよ。君を信じ君の可能性にかけるからな」
リックはナイフを刺す方向に持ち替えた。
ビール「ポートランドを破壊して軍がCRを引き継ぐ。新しい世界を作り私達が生き残るのだ。再生するために燃やすのさ。人を殺す剣は命を与える。剣に誓え」と剣に手を置き、リックにも同じようにして誓えと言った。
リックはオカフォーの「絶対に奪われるな」と言う言葉を。
そしてオカフォーが悪巧みしているか聞いて来たビールが「目を見ればわかる」と言った言葉も。リックはビールを見返した。
ビールは、リックが手を剣に当て違うのを待っていた…だが、リックの目を見て「よせ!!」と叫んだ。
リックは立ち上がりテーブルの上を滑ってビールに襲いかかった。
ビールは剣でリックの一撃を交わし「何故、戻ってきた?」
リック「世界は終わらない」と言うとビールを殴りつけた。そしてビールの剣を取り上げて、手で遮るビールの左手を突き刺した。
ビール「オカフォーのクソッタレ目が!」
リック「俺は息子ではなく自分を失っていた。彼と妻のおかげで自分を取り戻せたんだ。俺たちが人を殺す剣だ。俺たちが命を与える。命は止められない。俺たち死んでいない」と言うとそのまま剣を押し込み、ビールを殺した。
リック「お前が死んだ」と言うとフラフラして座り込んだ。そして無線を取り出し、ソーンに連絡。
「ビール少尉から全て話を聞いて、ビール少尉は、作戦前に1人で森へ行った」と報告し時間稼ぎをした。
そして部屋の奥にあったキャスター付きの大きな箱を見て何かを思いつくリック。
リックはそのでかい箱にビール少尉の死体を入れて、装甲服にヘルメットを被りエレベーターに乗った。中々ドアが閉まらず待っていると他の兵士が1人乗り込んで来た。
扉がやっとしまり、互いにヘルメットをかぶっているお陰で正体がバレずに済んでいる。だがリックが足元を見たら、箱の底からビール少尉の血液が流れ出て来てしまった。焦るリック。
ミショーンは侵入して来た施設のはずれの同じ場所に来た。脱出するつもりだったが、
「クソ!やらなきゃ」と言い捨てると、また同じ道を戻る。その時、角に置いてあった「手榴弾」と書かれた箱を見つけて持って行くミショーン。
リンク
エレベーター内で、リックは気になって又下を向く。そのソワソワした感じに気づいた隣に立っている兵士が同じように下を見た。すると血液がかなり広がっているのを見て、リックの方を見た。
リックは兵士に飛び掛かる。扉が開きリックは箱ごと外に押し出し、取っ組み合いになり、なぎた押されてしまう。が義手を使い相手を倒し、義手で殴り続けて兵士の顔面を砕いてしまった。
チン!
エレベーターが開き、身構えるリック。
「リック!」ミショーンだった。
ミショーンは、作戦を聞いたから、このまま帰れないと話した。
ミショーン「外のテントにミサイル爆弾があるのよ。アレは子供達を避難させた後に街を壊滅させるために使うのよ」
リックは今から開始されるから無理だと言うが、ミショーンは「私達なら彼らを止められる。」と訴えた。
その頃、ソーンはリックから聞いたのでビール少尉がいつも1人になりたい時に来る場所に来たが、いないのを見て何か嫌な予感がしたようだ。
「何を企んでいるの?」
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