前にも何回も話しているけど、自分が好きな人や物が一緒にやることになったり，仲良くなったり、コラボしたりすることが非常に多い。

今日取り上げるYUNGBLUDもそう。まさか好きな漫画のアニメ化で主題歌を歌うなんて嬉しい驚きだ。

嬉しくて直ぐ和訳したのにあげていない記事が数え切れないくらいあるのだけど、この【Abyss】もそう。

原作の内容にすごくマッチしてるし、盛り上げる効果もある曲を今日は紹介しましょう。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のアーティスト、YUNGBLUD ヤングブラッド 

(本名　Dominic Richard Harrison 1997年８月５日生まれ)。

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2018年にデビューEP『ヤングブラッド』をリリース。続いて初のフルアルバム『21st Century Liability』をリリース。

2019年2枚目のEP『The Underrated Youth』をリリースし、翌年には2枚目のスタジオアルバム『Weird!』で全英アルバムチャートで1位、米国ビルボード200で75位を獲得。3枚目のアルバムは、最初のEPと同じ『ヤングブラッド』として2022年にリリースし、全英アルバムチャートで1位、ビルボード200で45位、米国トップロックアルバムチャートで7位にランクイン。

今日Lyraが和訳する曲は、2024年3月29日にリリースされた【Abyss】。

絶賛放送中のアニメシリーズ『怪獣8号』のオープニングテーマとしてリリースしたシングルです。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう！

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“Abyss“, released 29 March 2024, is a single released by YUNGBLUD to serve as the opening theme for the forthcoming anime series Kaiju No. 8.  It was released under Locomotion, Capitol Records, Geffen Records, for streaming and digital download. The song was later included as the thirteenth track on the Japanese version of YUNGBLUD’s fourth studio album Idols.

=Abyss=

I’ve seen Hell rise out of your eyes

Creep up at night to your demise

You’ve gotta fight, I’ve gotta fight

Been thinkin’ that I need isolation

All this devastation

Head needs renovation, alright

 

地獄がお前の両目から

湧き上がるのを見たよ

夜、お前の死へと忍び寄って…

お前は戦わなければならない

俺も戦わなければならない

ずっと俺には孤独が必要だと思ってた

この破壊のせいで

頭を改造する必要があるな

そうさ

 

If you had to choose, would you ever let me go?

Oh-oh-oh

I can’t stop the monster, I’m losin’ my control

Oh, Oh

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

‘Cause I’ve gone cold!

“Save my life’

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

‘Cause I’ve gone cold!

And I’m stuck in the abyss all on my own

 

もし選ばなければならなかったら

俺を解放してくれる？

ああああああ

この怪物を止められないよ

制御が効かなくなってる

ああああ

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誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

だって、もう冷えきってしまったから

俺の命を救ってよ！

誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

だって、もう冷えきってしまったから

そして俺はたった一人で

奈落の底に閉じ込められているんだから

[Chorus]

Save my life

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

‘Cause I’ve gone cold

And I’m stuck in the abyss all on my own

俺の命を救ってよ！

誰か俺の命を救ってください

誰か俺の命を救ってください

だって俺はもう冷たくなってしまったから

そして俺は一人ぼっちで

奈落の底に閉じ込められているんだから

Writers: Writers YUNGBLUD, Dan Reynolds, Mattias Larsson,Robin Fredriksson, Matt Schwartz

Translator: Lyra Sky 和訳

 

 

シングル【Abyss】について

ロコモーション、キャピトル・レコード、ゲフィン・レコードよりストリーミングとデジタルダウンロードでリリースされ、この曲は後に、ヤングブラッドの4枚目のスタジオアルバム『IDOLS』の日本盤に13曲目に収録。(にほ以外の通常盤には収録されていません)

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怪獣8号テーマ曲

「Abyss」は大人気アニメ「怪獣8号」の初代オープニングテーマです。

「怪獣8号』（Kaiju No.8）は、松本直也による日本の漫画作品で、『少年ジャンプ+』（集英社）で、2020年7月3日から2025年7月18日にかけて連載された人気作品です。

2024年2月29日、Yungbludがサウンドトラックに収録されることがビデオで発表され、公式サイトでは、楽曲提供についてYUNGBLUDは、こう語っています。

「この度は楽曲を提供させていただくことになり、大変光栄に思います。参加させていただき、本当に嬉しいです！お話をいただいた時、すぐに都内にスタジオを予約し、怪獣8号のストーリーを読みながら曲作りをしました。俺にとっても新たな挑戦でしたが、この作品の雰囲気や感情にとても合っている曲になったと思います。自分の居場所を見つけること、仲間を見つけること。秘めた才能や力に誇りを持てなくても、抑え込まないでください。だって、みんな美しいんですから。 アニメの放送開始が待ちきれません。PVを少し拝見しましたが、本当に素晴らしい作品なので、皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。これからとんでもないことが起こりますよ、準備はいいですか？」　

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【Abyss】の歌詞の意味

アニメ『怪獣8号』の内容に非常に忠実な歌詞だと言えます。

2024年3月6日にオープニングテーマのこの部分が収録された動画が投稿されました。

「Abyss」のトレチョ、#KaijuNo8 の音楽、ヤングブラッドの解釈。

 

 

因みに『怪獣8号』を知らない方に簡単に内容をお話しましょう。

＊『怪獣8号』の簡単あらすじ

古くから怪獣が人々の日常生活を脅かしている日本が舞台。怪獣大国 であり、発生率も日本が高いとされている世界。

主人公 日比野カフカは、幼いころに住む町が怪獣の発生によって破壊され、その日、幼馴染の亜白ミナとともに、その町を見渡せる丘にいた二人は惨状を見ながら、「俺(私)は、防衛隊員になる」と宣言、「二人で、怪獣を全滅させよう」と約束した。

だが、カフカは防衛隊に合格できずに何年も過ごしていた。カフカは，怪獣死体の解体清掃処理業者・モンスタースイーパー社に就きながら防衛隊員を目指すも、既に32歳になり防衛隊の年齢制限を超えてしまっていた。

一方、ミナは日本防衛隊として活躍し、隊長を任され防衛隊のヒーローとして取り上げられていた。そんなミナを横目に鬱屈した日々をおくっていたカフカ。

そんな日々を送る中、防衛隊試験対策としてモンスタースイーパー社にアルバイト入社した市川レノと出会うことからカフカの心情は少しずつ変化していく。

彼から少子化を理由とした防衛隊の年齢制限が引き上げられることを教えられるカフカ。その帰り道で『余獣』と呼ばれる怪獣に襲われてしまい、二人は絶命の間際、防衛隊 第三部隊 隊長である亜白ミナに窮地を救われる。

保護された病院で隣の病床で保護されていたレノから、再び入隊試験を受けるよう促され、決意を新たにするカフカだったが、その直後、謎の生物が出現！カフカを見て「ミツケタ」と言葉を発するとカフカの口の中へと侵入しカフカに寄生してしまった。

寄生されたカフカは怪獣化してしまう。だが，その夜のうちに、人間に戻る術をすぐに取得するカフカを見て、レノはカフカに協力すると誓い、カフカは，怪獣に変身しないように注意しながら、防衛隊員になる夢を叶え、いつかミナと一緒に人類を救うという目標に近づこうと奮闘するストーリーになっています。

この曲を聴いて、Lyraは、主人公の苦しい立場とこの歌詞の内容が非常にリンクしていて、オープニング曲として作品を盛り上げる効果に富んだ楽曲だと感じました。

人間に戻れるのかわからぬまま、自分を制御出来ずにもがきながらも夢を仲間とともに叶えようとする主人公カフカの叫びともとれる歌詞が心に響いてきます。

YUNGBLUDもこう話していました。

「世界は残酷で、必ずしも俺たちのために作られているわけではないと感じる時があると思う。この物語の中で、そのことがとても美しく表現されていて、俺自身が目指していることと本当に合致していると思ったんだ。この世界で自分の居場所を見つけ、友達を見つけること。たとえ自分自身が誇りに思えなくても、隠れた才能や力を抑え込まないでください。なぜなら、誰もが美しいからだよ」

 

can't stop the monster, I'm losin' my control

Oh, Oh

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

'Cause I've gone cold!

"Save my life'

Could someone please save my life?

Could someone please save my life?

'Cause I've gone cold!

And I'm stuck in the abyss all on my own

「誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

だって、もう冷えきってしまったから

俺の命を救ってよ！

誰か俺の命を救ってくれませんか？

誰か俺の命を救ってくれませんか？

だって、もう冷えきってしまったから

そして俺はたった一人で

奈落の底に閉じ込められているんだから」

これは主人公の叫びなのです。

諦めて生きていても，人間は心の奥底のどこかで，忘れようとしてる夢や希望に縋りつきたくなる弱い生き物なのです。それを目をつぶって日々をやり過ごせる人が殆どですが、人によっては、何かのきっかけで再度、諦めた物事と対峙しなければならなくなることがあるのです。

それが主人公にとっては、レノとの出会いであり、成功へ踏み出せたきっかけが怪獣による寄生だったのです。

これはフィクションであり、夢物語ではあります。でもキャラクター達の心の動きや不遇な社会は、現実世界をうまく表現しているリアルさがあります。架空な話だけど真実味を帯びている…まさに傑作、それが『怪獣8号』なのです。

その世界観をYUNGBLUDは、リアルに再現したのです、この【Abyss】という曲で。

「世界は残酷で、必ずしも俺たちのために作られているわけではないと感じる時があると思う。この物語の中で、そのことがとても美しく表現されていて、俺自身が目指していることと本当に合致していると思ったんだ。」こそが、YUNGBLUDが【Abyss】を作り出した原動力なのです。

この世界で自分の居場所を見つけることの重要性。

それを歌い上げ、もがいてる人々のために奮闘するYUNGBLUDも、美しい存在だとLyraは思います、

 

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Abyss is the first opening theme for the Kaiju No. 8 anime.

On February 29th 2024 it was announced that Yungblud would be part of the soundtrack on a video:

also spoke about it on the official website:

“I’m really honored to be able to provide this song. I’m really glad I was able to participate! When I got the idea, I immediately booked a studio in Tokyo and wrote the song while reading the story of Kaiju No. 8. It was a new challenge for me as well, and I think the song really complements the atmosphere and feeling of this work. Finding your place and finding friends. Even if you can’t be proud of your hidden talents and powers, don’t suppress them. Because everyone is beautiful.

I can’t wait for the anime to start airing. I’ve seen a little bit of the video and it’s incredible, so I hope you all enjoy it. Crazy things are about to happen, are you ready?”

I think there are times when we feel that the world is cruel and not necessarily made for us. I think that’s expressed very beautifully in the story, and it’s really in line with what I’m trying to achieve myself. To find my place in the world, to find my friends. Don’t suppress your hidden talents and power, even if you can’t be proud of them yourself. Because everyone is beautiful

 

CreditsProducers　YUNGBLUD & Matt Schwartz

Writers YUNGBLUD, Dan Reynolds, Mattias Larsson, Robin Fredriksson & Matt Schwartz

Tie-In 怪獣８号 (Kaiju No.8)

Mastering Engineer Joe LaPorta

A&R Coordinator Michele Ronzon

Mixing Engineer Zakk Cervini

Engineer Matt Schwartz

Strings Matt Schwartz

Programmer Matt Schwartz

Keyboards Matt Schwartz & Mattman & Robin

Guitar Matt Schwartz

Drums Matt Schwartz

Bass Matt Schwartz & Mattman & Robin

Vocals YUNGBLUD

Released on March 29, 2024

Songs That Sample Abyss ABYSS by KAPITONOV

Abyss Remix SAVE MY LIFE (Kaiju No. 8 Opening | YUNGBLUD – Abyss Remix) by Sinneyy

 

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