Avicii / Wake Me Up 和訳 Feel Kazuo Ishiguro 解説

Aviciiが亡くなって半年が経ってしまった。

「月日が流れるのは速い」と毎回好きなミュージシャンの死を想う度に感じるが、彼の場合は不思議だ…

まるで時空がねじ曲がって止まったかのように感じる。

He’s in Neverland?

今日Lyraが和訳&解説するのは、スウェーデン、ストックホルム出身の音楽プロデューサー、アーティストのTim Bergling ティム・バークリング(1989年9月8日 – 2018年4月20日)、Avicii アビーチーのアーティスト名で知られるDJであると言った方が分かりやすいかもね。

Aviciiは、名前遊びが好きでアーティスト名をTim Berg のままで使用したり、Tom Hangs トム・ハングにしたりもする。

因みにAviciiは、サンスクリット語の「無間地獄」avīci が由来。

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首都ストックホルムの高級住宅街エステルマルム地区で育ち、母親は、1985年公開のアカデミー賞候補作映画でラッセ・ハルストレム監督が手がけた『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』や、同監督のコメディ映画『僕は子持ち』のレナ役でよく知られる女優アンキ・リデン。父親はクラース・バークリング。兄アントンと幼少期から様々な種類の音楽を聴く。音楽家になりたかったAvicii。

ピアノやギターを習い、やがて、音楽制作ソフト(FL Studio)を見つけ、それがターニングポイントとなり、EDMをメインストリームに引きずり出した代表的なアーティストちなったのである。

今日Lyraが和訳するのは、Aviciiのデビューアルバム『True』から1st Single 【Wake Me Up】。

Aviciiらしい体が思わずリズムを取ってしまう曲だ。

だが、歌詞は不思議な印象をいつまでも残るような歌詞だ。

詳しい解説はLyraの和訳の後に、又お話ししましょう!

 

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*Avicii について、Avicii Historyは前のこちらの記事をどうぞ!

 

“Wake Me Up” is a song by Swedish DJ and record producer Avicii, released as the lead single from his debut studio album True, released on CD and cassette by PRMD Music, Lava Records and Sony Music’s Columbia Records on 17 June 2013. “Wake Me Up” was written by Avicii, Mike Einziger, and Aloe Blacc. American soul singer Aloe Blacc provides uncredited vocals for the track and Mike Einziger of Incubus provides acoustic guitar. Avicii introduced “Wake Me Up!” for the first time live on stage at the Ultra Music Festival in Miami. The experimental rendering (it was accompanied by a live band with instruments and vocalists, including Blacc, Einziger and Incubus members Ben Kenney on bass and José Pasillas on drums) reportedly confused and angered a section of the electronic dance festival community. Subsequently, Avicii achieved critical and commercial success with the release of the single worldwide.

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= Wake Me Up =

[Verse 1]
Feeling my way through the darkness
Guided by a beating heart
I can’t tell where the journey will end
But I know where to start
They tell me I’m too young to understand
They say I’m caught up in a dream
Well life will pass me by if I don’t open up my eyes
Well that’s fine by me

[Chorus]
So wake me up when it’s all over
When I’m wiser and I’m older
All this time I was finding myself
And I didn’t know I was lost
So wake me up when it’s all over
When I’m wiser and I’m older
All this time I was finding myself
And I didn’t know I was lost

[Beat Break]

[Verse 2]
I tried carrying the weight of the world
But I only have two hands
I hope I get the chance to travel the world
But I don’t have any plans
I wish that I could stay forever this young
Not afraid to close my eyes
Life’s a game made for everyone
And love is the prize

Chorus]
So wake me up when it’s all over
When I’m wiser and I’m older
All this time I was finding myself
And I didn’t know I was lost
So wake me up when it’s all over
When I’m wiser and I’m older
All this time I was finding myself
And I didn’t know I was lost
[Outro]
I didn’t know I was lost
I didn’t know I was lost
I didn’t know I was lost
I didn’t know I was lost
[Beat Break]

 

暗闇を抜ける僕の行き先を感じている

鼓動に導かれて

その旅の終着点は、僕にもわからないよ

でも、どこが出発点だかはわかるのさ

世間の人々は、僕に言うんだ、僕が若過ぎて何も理解していないってね

僕が夢に夢中になっているだけだってさ

まあね、僕が目を見開いていなくても人生は僕の側を通り過ぎていくものさ

ねぇ、僕はそれでも良いよ

 

だから、全部が終わったら僕を起こしてよ!

もっと賢くなって、もっと歳をとったらさ

いつも僕は自分探しをして来たんだ

迷ってしまってるかは自分じゃ分からなかったけどね

だから、全部が終わったら僕を起こしてよ!

もっと賢くなって、もっと歳を取ったらさ

いつも僕は自分探しをして来たんだ

迷ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

[ブレイク]

責任や世間のしがらみを担いで行こうとは努力したよ

でも僕には、2つの手しか持ち合わせてないときた

世界中を旅するチャンスが欲しい

でも、何の計画もないときた

永遠に今の若いままでいたいなあ

瞼を閉じるのを怖がっちゃいない

この人生は皆んなが遊ぶためのゲーム

そして、愛はご褒美なんだよ

 

だから、全部が終わったら僕を起こしてよ!

もっと賢くなって、もっと歳をとったらさ

いつも僕は自分探しをして来たんだ

迷ってしまってるかは自分じゃ分からなかったけどね

だから、全部が終わったら僕を起こしてよ!

もっと賢くなって、もっと歳を取ったらさ

いつも僕は自分探しをして来たんだ

迷ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

迷ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

待ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

迷ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

迷ってしまってるかは、自分じゃ分からなかったけどね

Songwriter: Melinda Marie Marantz, Aileen Quinn, Mike Einziger, Avici & Aloe Blacc
Translator: Lyra Sky 和訳

Aviciiお得意の、軽快なリズムに、どこか彷徨っている若者の気持ちを描いた歌詞を乗せるタイプの曲だ。

【Waiting For Love】を和訳した時にも話たがAviciiは夢見がちだ。常にどこかへ未来へと歩き出す人間の気持ちを歌う。

前に和訳した【Waiting For Love】が愛する人を探しているといいながら待っている受動態な歌詞だったが、こちらの【Wake Up】は能動的だ。

自分からアクションを起こそうとしている。

「若いままでいたいぜ」と言うお気楽な印象にどれもなくない為に、人生謳歌してる人間の歌と思う人もいるだろう。

でも、この歌詞の主人公は、何かしようと彷徨う若者だ。

ただ、無計画。それに無責任だ。

前の曲が、愛や夢を手に入れようとしているから、老若男女、どの世代にも好まれる歌詞だが、

この【Wake Me Up】は、ただ「なんか面白いことはないかな?」と愚痴っている若者にも取れる。

アレコレやりたい事が浮かぶが、無計画で、無軌道な若者の歌にも取れなくもない。

しかし、これを聴いていたらカズオ・イシグロの【わたしを離さないで】を思い出してしまった。

だって、あの小説に出て来る夢や希望を持っていたのに、全て、宿命だと諦めてしまう若者たちみたいだからだ。

キーラ・ナイトレイが可愛くて好きだから映画も見たし、暗いだけの原作の良さが抜け落ちた日本のドラマも見たが、どちらも原作の静粛性と機動性の高い対比は全く描かれていなくてガッカリしたのを覚えている。

「やっぱり原作を超えられないわね」と言う事は言いたくないの、、、Lyra 映画好きだから。

だが、原作の淡い恋心や無軌道な欲望と、現実は生きることが失望でしかないと受け入れてしまう悲しみは、文体のリズムでしか表現出来なかったとLyraは思う。

【わたしを離さないで】に漂う閉鎖感もそう、、、

それなのにAviciiのこの曲【Wake Me Up】で浮かび上がるなんてね?

Lyraがおかしいのかもしれない。

もしくは、Aviciiの【Wake Me Up】が、ただの「若いままでいたいぜ」ソングじゃないってことか?

あの小説に描かれる特殊な世界で大人になるが、実は無垢な子供のまま大きくなった生徒たちと、大人になりきれない若者の気持ちを歌うAviciiがLyraには、重なって見えてしまうのだ。

まるでNeverlandに行ってしまった子供たちみたいに、いつまでも夢や愛を追い、大人になりきれない人間たち、、、。

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元来から音楽家になりたかったAviciiはピアノやギターを習うが、偶然出会った音楽制作ソフト(FL Studioなど)を見つけ、心酔し夢中になる。

ティエスト、スウェディッシュハウスマフィアのアクスウェル、スティーヴ・アンジェロならびにセバスチャン・イングロッソ、エリック・プライズ、ダフトパンク、レイドバック・ルークらに影響を受け、高校を卒業した18歳から、改造した自身の寝室から曲を書きリミックスを手掛けるなど本格的に音楽活動を始める。

まるで宅録から世界へ出て行ったDaniel Johnstonと似た境遇に感じてしまう。(あちらは本気のオタクで、アクティブなAviciiとは全く違うにもかかわらずだ。)

Aviciiが作り出した楽曲は、瞬く間に世界中に受け入れられ、有名アーティストとコロボしたり、プロデュースしたり、自分の曲をリリースしたりワールドワイドな活動へ広がっていった。

まるで、この【Wake Me Up】の夢が叶ったみたいじゃない?

若くして成功したAvicii。

世界中を回る仕事が出来たり、好きな大きなフェスに出れたり、作品リリースして突っ走って行く。

今しかない忙しさを経験したAviciiには、DJで客を煽り、フェスで何十万の人々を踊らせ、ヒットチャートを席巻させ、EDMをメジャーにした。

素晴らしい功績!

凄いオレ、、、でも、それ以外に何がある?

何が残ったのだろう?

自問したのではないだろうか?

 

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Aviciiは、21歳の若さで急性膵炎を患い、2014年胆嚢と虫垂を切除している。

2013年タイム誌に「パーティーをし過ぎて飲み過ぎている」と語っており、2016年には健康上の不安から今後はツアー活動を行わないこと発表。

2018年4月20日、所属事務所の広報担当であるダイアナ・ブラウン(英:Diana Baron)が「Aviciiが現地時間で20日金曜日の午後、友人を訪問するために滞在していたオマーンのマスカットにおいて死去した。家族は憔悴しており、これ以上の声明は出さないのでプライバシーを尊重してほしい。」と発表したと、ニューヨークタイムスやCNN が報じた。

4月26日所属事務所を通じて家族からの「最愛のTimへ」という手紙がスウェーデンTVに公開され、自殺であったことを示唆する声明を家族が発表した。

余りにも早く走り続けて、肉体的にも精神的にもボロボロになっていたんだろう。

疲れ果てた時、人間は無気力になってしまう。

無気力で受け入れたまま流されて生きていく。

そんなAbiciiの姿が浮かんでしまう。

しかも、Music Videoが隔離されような、村人や社会から疎まれている孤独な姉妹が主人公だから、余計に【わたしを離さないで】の主人公達にLyraの頭の中で重ね合わさるのだろう。

チラッと出てきた景色が【The Walking Dead Season1 Episode1やEpisode2に出てきた 世紀末の都市アトランタに見えたよ! 

馬でビルの中を1人行く所も全く同じだしね。

可愛いモデルのKristina や妹や、フェスに連れて行ってくれた若者たちの腕や肩には、ボリュームマークみたいなAviciiのマークが彫られている。

先天性なのか?

誰か政府がマーキングしたのか?

【Wake Me Up】は、「思慮深くなり、大人になったら僕を起こして!」と言っている。

つまり、賢くなるまで、年取るまでは寝かせていてくれと言うことだ。

この寝かせていてくれは、「現実を見ない」と言うことだろう。

それを他人は「若さを謳歌している歌詞」だと取るかもしれない。

だが、Lyraは、違うと考える。

歌詞の主人公には、未来がないのかもしれない。

もしかしたら、未来が想い描けないほどの絶望感を抱えているのだろう。

する故に現実から逃げているのだ。

今この時をどうにかすること、

明日がなくても、今と言う時をやり過ごす、、、まるでイギリスの郊外に隔離されている施設内の子供達 = 【わたしを離さないで】のクローン達みたいだ。

もしかしたら、このデビュー時期からAviciiは時々、体調が思わしくなかったのかな?なんて勘ぐってしまう。

余りにも悲しみを秘めたダンスミュージックだからだ、、、この【Wake Me Up】が。

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歌っているのはアメリカのソウルシンガーAloe Blacc。

伸びやかで少しこもったような歌声が電子的なEDMサウンドに、Folktronicaの要素をより一層与えてる気がしてLyraは癒される。

それに、Guitarがこれ又 Lyraが大好きなバンドIncubus の Mike Einziger で作詞作曲にも参加しているのが嬉しかった。

全く共通点が無さげに見えるが、生前のライブではIncubusのベースやドラムも参加したらしい。

NatureやEarth

自然や地球を愛するIncubusと夢や愛を作り出すAviciiには、きっと同じ世界が見えていたのかもしれない。

Avicii。

あなたの作り出す音楽には、夢や愛が溢れていた。

EDMのサウンドも相まって、貴方の真の描きたい世界が曖昧になり、ただのダンスミュージックになってしまってる。

でも、貴方の歌詞には、夢や希望以外にも悲しみや苦しみと言うリアルな人間の感情があるのが歌詞からわかるよ。

きっと貴方の言いたかった、生きることの辛さと向き合い、その上で愛や夢を追うことの大切さは、深く貴方を知りたいと思う人達に伝わっているよ。

だから、安らかに、、、天国であなたが好きなサウンドを作り出して行ってね。

いつまでも。

 

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In an interview with the Daily Star, Avicii, who had previously labelled “Wake Me Up!” as “a fun experiment” during an exclusive chat with MTV UK, said: “I had a demo with Mac Davis singing, the guy who wrote some songs that were covered by Elvis Presley, but I needed another singer to do the parts. At the same time I was tipped off about doing another track with Aloe Blacc, and I started working on that track. When I was with Mike Einziger from Incubus, we came up with the chord progression and the melody for ‘Wake Me Up!’ but [with] no real lyrics. None of us [could] sing and we really needed to get that demo down and the only person I knew that lived in LA was Aloe, so I called him and he was free. Lyrics come really easy to him so he wrote them in a couple of hours and we finished the track.”

Aloe Blacc, who is not credited on the track, explained to The Huffington Post: “I started writing the lyrics at the top of 2013, travelling back from Switzerland. I started in hip hop music back in the 90s and I never expected to be singing and have an actual career as a musician, but I’m travelling all over the world and I thought ‘Life is a dream, wake me up when it’s all over’. I was invited to the studio with Avicii and Mike Einziger from Incubus, and when I got to the studio they had already come up with a chord progression of the song.

I came in with the lyrics and I just developed the melody as I heard the chords, and we all thought it was something very strong. We finished the song that night as an acoustic version, then Avicii made the dance mix in a couple of days, and that’s what we released to the world, and that was his release.” Blacc later released an acoustic version, of the song which was included on his solo EP Wake Me Up. It was also released as a promotional stand-alone single by Interscope Records and made available online for download via iTunes. The single also charted in its right in various charts.

Credits

Personnel
  • Avicii – songwriter, producer
  • Aloe Blacc – lead vocals, songwriter
  • Arash Pournouri – co-producer
  • Mike Einziger – guitar, songwriter
  • Peter Dyer – keyboards

Adapted from CD single and BMI website.

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