【バレット・オブ・ラブ】”Charlie Countryman” あらすじ感想ネタバレ 「愛は盲目」

恋は、盲目。

愛は、無償に相手に与えられる善の行動だと常日頃感じて生きて来た。

「じゃ、実際、貴方は出来ますか?」

そう聞かれて素直に「出来る」と自信を持って言える人間でありたい。

相手にもそう思って欲しいし、出来れば行動で表して欲しい。

そんな蒼い奴は、嫌い?

今日Lyraが感想&解説する作品は、2013年アメリカ合衆国、ルーマニア合作の恋愛映画【バレット・オブ・ラブ】。

原題”The Necessary Death Of Charlie Countryman”, 略して”Charlie Countryman”と短縮表記されている事が多い、、、このややこしいさからか?爆発的人気は出なかったが、好きな俳優さんがいるからと、コアなファンに大人気な隠れた名作でやんす。

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コマーシャルやプロモーションビデオを多く監督していた フレデリック・ボンドが監督したラブロマンス映画であるためか、初めて見た時に、Lyraには成長物語でもある可愛らしいバイオレンス映画だと思った作品である。

色んな意味で(笑)、ツッコミ所、満載。

久しぶりにBlu-rayを棚から引っ張り出して見ていて、かなり画面に向かって「変だわー」と呟いてしまった。

そして、いろんな意味で嫌な〇〇〇に教えたくない映画情報でもある。

最近、映画ネタ、ドラマネタを書いてないのはそれが理由。

真似する〇〇〇は、数人いてマジ疲れる。

音楽ネタも真似するアホな〇〇〇がいますが、アレはLyraにしか出せない〇〇がある為、Lyraの完コピは出来ないわけ。

今回、書くのは忘れない為の自己記録みたいなもの。

だからと言って、手は抜かなし、いつも通り気合い入れて詳しい解説や感想を書くよ。

興味のある方だけ、お読みください。

Charlie Countryman (originally titled The Necessary Death of Charlie Countryman) is a 2013 American-Romanian romantic drama film directed by Fredrik Bond in his directorial debut, written by Matt Drake, and starring Shia LaBeouf, Evan Rachel Wood and Mads Mikkelsen.

*Lyraのブログはネタバレ全開!詳しい内容を知りたくない方は、Stroryあとの【Lyraの感想】やツッコミPointをお読みください。

 

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= Story =

闇夜に吊るされている男。

下にはダムの真っ黒い水面が見える。

「チャーリー!」

女の叫ぶ声が聞こえてくる。

すると吊るされたロープが切れ真っ逆さまに落ちる男。

水中を踠いて泳ぐ。

「チャーリー?チャーリー、おい」

義父の声でハッと我にかえり、風呂の湯船から飛び起きると「母さんが危篤らしい。行くぞ」と言われ落ち込むチャーリー。

チャーリーは、アメリカのシカゴで暮らしていて母親が入院してる病院へと継父のビルと向かう。

医師に手の施しようがないから延命措置を外した方が良い旨を告げられ、受諾する継父の側で、母親の死にショックを受けるチャーリーは、なすすべもなく椅子に座って「死なないで」と祈るしかなかった。

人工呼吸器が外された瞬間、チャーリーはフワリとした羽根のような母親の魂が体から浮遊していくのを見た。

チャーリーは泣きながら廊下に出て地べたに座り込む。

すると、「何やってるの?」と今、死んだばかりの母親が幽霊になって笑いかけてきた。

「ママ、死なないでよ。俺を1人にしないでよ。」と言うチャーリーに、ママは優しく慰めて来る。

「私は、良い母親じゃなかったわ。」というママにチャーリーは「いや、最高の母親だったよ。ママがいなくなったら、どうやって生きて行ったら良いかわからない。どうしたら良いんだよ?」と大泣きするチャーリーに、母親はニコニコ笑いながら「ブカレストへ行きなさい」と言う。

突然、ブカレストと言われビックリするチャーリーだったが、母親のアドバイスならば、と「分かった、ブカレストに行くよ」と約束した。

チャーリーは、迷わずブカレスト行きの飛行機に乗る。

すると、狭い座席の隣にビクトルというお喋り好きなルーマニア人のおじさんが座り、世間話が始まる。

ルーマニア人のくせシカゴカブスが好きだと言うビクトル。

シカゴ育ちのチャーリーと話が合い、彼はチャーリーに「娘への土産なんだ」と可笑しなネズミの帽子を見せ、チャーリーを笑わせてくれた。

話は盛り上がり、いつの間にか2人は飛行機内で爆睡。目覚めたチャーリーは、隣のビクトルが呼吸をしていないことに気付きパニック状態になってしまう。

アテンダントに「隣の人が死んでいるから席を変えてよ」と頼むが、「騒がないでください。毛布かけてください。水持って来ますね。」と答えるだけでほっておかれてしまうチャーリー。

アタフタしているチャーリーに、いきなり死んでいるビクトルが「チャーリー、話があるから毛布の中に入れよ」と話しかけて来た。

チャーリーが恐る恐る毛布の中に顔を突っ込むとビクトルは、「なあ、さっき見せた帽子を娘にプレゼントだから渡してくれよ。あと、最後の言葉として、こう伝えて欲しい」と頼んで来た。

ルーマニア語で言われ意味が分からないながらも「分かったよ。してあげるから」とビクトルと約束するチャーリー。

ブカレストの空港に着くと、死体の袋に入れられたビクトルの側から帽子が落ちたのを見計らい、チャーリーは帽子をゲット。

すると係員に「こいつ死んだ人のものを盗んだ!」と言われ逮捕されてしまう。

空港の警察官に尋問されるが、泥棒だと言われたものの証拠不十分で解放されるチャーリー。

尋問室から出て空港内へ戻ろうとすると、泣きながら、ベンチに座るビクトルの娘を発見した。

チャーリーは、一目でビクトルと娘、ガブリエラに恋してしまう。

世界がゆっくりと動く。

ショートヘアの彼女は、父親の死に対して人目も憚らず号泣し、マスカラが禿げてパンダ目になっていたが、一目惚れしたチャーリーは話しかけて、ビクトルの伝言を伝える。

「父は、貴方と最後に話したのね」と不思議そうに見てくるガブリエラに、チャーリーは、

「そうだよ。隣の席になったから色んな話をしたよ。それにビクトルは、俺のここ、肩に頭を持たれかけて寝てさ、、、ホラ、ここのTシャツにヨダレがまだついてるよ」と言う。

すると「悪いけれど、良かったら父が寝てたそこに少し匂い嗅いでも良い?」と言うガブリエラにドキドキしながらOKするチャーリー。

愛しい父親に別れを告げるかのように、チャーリーの胸に顔を埋めるガブリエラ。

チャーリーは、ビクトルのよだれがついた自分のTシャツをガブリエラにプレゼントする。

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ガブリエラとサヨナラしたチャーリーは、ブカレストの街をタクシーで走っている。

すると偶然、路肩に軽自動車を止めて俯くガブリエラの姿を発見。

チャーリーはタクシーを降り話しかけると、ガブリエラは父親を乗せた救急車が早すぎて見失ったという。

チャーリーは、ガブリエラに運転を変わるからと言うと車に乗り込み、救急車を追いかけ始める。

救急車の運転手たちは、運転しているくせにドラッグ話をしてご機嫌でますますスピードを上げていくため、途中で事故を起こしてしまい、ビクトルの死体の袋が車外に投げ出されてしまった。

父親の遺体を見て、ガブリエラは泣き崩れる。

ガブリエラにとってビクトルは、たった一人の肉親だった為、病院へ行くガブリエラの代わりに、チャーリーは彼女の車をオペラハウスに届ける。

ガブリエラは、オペラハウスで演奏するチェロ奏者。

彼女の為にとチェロを運ぼうとするチャーリーは、偶然、車内にあったガブリエラのバッグからピストルが溢れでているのを目にしてしまう。

そのピストルズのグリップには、『愛しのガビへ ナイジェルより』というメッセージが彫られていた。

チャーリーは、オペラハウスでガブリエラが父の死を乗り越えようと必死にチェロを演奏姿を見て感動し、深い愛を感じてしまう。

今の想いを伝えようとガブリエラに会いに楽屋へ行くチャーリー。

すると、ガブリエラは金髪の長身の男と言いあっていて、何やらもめている。

男性は普通の男ではない危なさを漂わせており、ビビるチャーリーを見つけると「お前は誰だ?」と凄む。

ガブリエラは、その男に「チャーリーは、オーケストラの同性愛者の研修生なのよ。」と紹介する。

そして、不思議そうにするチャーリーには、「彼は、元夫のナイジェルよ」と言うと、ナイジェルは「今も夫だ」と怒りながら「夫」と言う言葉を強調。

ガブリエラは、危険分子であるナイジェルと別れたいのに別れられずに手こずっていて、逆にナイジェルの方は、ガブリエラにベタ惚れで、よりを戻そうと必死なのが見て直ぐにわかる。

気持ちを伝えられないと察したチャーリーは、ガブリエラにオススメの滞在先を聞くと、直ぐにそのホテル「マルコ・ポーロ・ホステル」へ行く。

怪しい路地裏のホステルだが、オーナーがフレンドリーだった為に、即、滞在することになったチャーリー。

バッグパッカーの溜まり場になっていた為に、同室になったルークとカールとシェアしなければいけなくなった。

2人はすでにラリっており、特にカールは変な奴で、ポルノスター目指してブカレストに入国したと世間話をしながら、エクスタシー入りのビールをワザと、チャーリー飲ませてしまう。

チャーリーはハイになり、ホステル中の人間全員が素っ裸になっている幻覚を見て、ヨロヨロと街を徘徊しだす。

いい気持ちでフラフラ歩き回って、トイレに行くと、待ち構えたナイジェルがニヤニヤ笑って立っていた。

「現実か?幻覚か?」

分からないまま、ナイジェルは、チャーリーに近づいてくる。

「俺はお前を見ているからな。突然、血の雨が降るぞ」とニヤつきながらチャーリーを脅すと去って行った。

 

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チャーリーは、訳もわからずホステルに戻ると、荷物を届けに来てくれたガブリエラが出てくるのを発見。

何も言わず帰る彼女を追いかけて話しかけ、2人で夜の街を歩くことに。

ガブリエラ「やめなさい。私といると殺されるわよ」と真面目な顔で逃げようとしたが、チャーリーはガブリエラの側に一緒にいたい為、言うことを聞かない。

ガブリエラは、側にずっといるチャーリーに「明日私を見つけたらキスしてあげるわ」と言い残して去って行く。

「私を探して…」

それを聞いて飛び跳ねるようにチャーリーは、浮かれ足でホテルへと帰って行く。

翌朝、同室の2人が大騒ぎ始める。

チャーリーは騒ぐ2人に「何があったか説明しろ」と聞くと、昨夜、カールがポルノ映画のオーディションへ行ったのは良いが、そこで勃起薬を規定量の数倍の量を飲み、股間が立ったまま異常な状態になっていたのである。

「ストリップバーへ連れて行ってくれ」と言うカールに付き添い、チャーリーとルークは抱きかかえて連れて行く。

バーで、カールはストリップ嬢相手に射精してしまい、見ていた店員が3人を事務所へ連れて行く。

すると奥からオーナーのダルコが現れ、カールの射精を理由に、法外な勘定を3人に要求。

だが、チャーリーは勇気を出して法外な値段だとダルコと交渉する。

話をしていると、チャーリーは、たまたま壁に飾られた写真が目に入りびっくり。

何と、派手な洋服を来たガブリエラとナイジェルの仲良さげな写真だった。

それに気づいたダルコは、「ナイジェルを知っているのか?ならば、今のナイジェルのことを教えろ」と言いだした。

だが、話したら殺されると思ったチャーリーは、「明日までにナイジェルの情報を電話するから、今は解放しろ」と言い、必ず電話するという約束で、3人は解放してもらう。

行くあてもなくふらついたチャーリーは、オペラハウスの前で眠ったままでいたところを、ガブリエラの恩師であり父親のビクトルとも仲が良かった指揮者のベラに起こされ、ガブリエラの自宅へ連れて行ってもらう。

自宅に行くと、ビクトルの追悼会が開かれていた。

約束通り自分を見つけたチャーリーに、ガブリエラはキスをしてくれた。

2人は激しいキスをして良いムードに。

だが、そこへナイジェルが現れてチャーリーを殴り脅す。

ガブリエラは、ナイジェルにピストル(ナイジェルから貰ったピストル)を構え、彼を帰らせる。

その夜、ガブリエラは、チャーリーに、ナイジェルとの問題を打ち明けた。

ガブリエラは、小さい時から音楽で身を立てようと考えていた根っからの音楽好きで、音楽漬けの生活を送って来た為に、世間知らずだったと言う。

演奏できるならば何処へでも行き演奏していたガブリエラは、あるカフェで演奏している頃にナイジェルと知り合う。

彼は体も心も傷つき、隠れていたアパートがカフェの上の階で、毎日演奏するガブリエラのチェロに救われたらしい。

そして、ガブリエラの前に現れた時、美しいナイジェルに迫られ、過去を何も知らないまま恋をし、直ぐさまかれと結婚したガブリエラ。

だが、ビクトルは、愛する娘を心配し、危険な仕事をしているヤクザなナイジェルを娘と引き離すため、彼が罪を犯した証拠映像を入手し、それを警察に渡されたくなければ、娘と別れろとナイジェルを脅迫。

そのためナイジェルは、一時的にガブリエラから離れているのだという。

そしてナイジェルは、犯罪組織の人間であり、ダルコもその仲間だったのだ。

ガブリエラの話から、ナイジェルに殺されるのは事実なのに、チャーリーは、ガブリエラを諦めない。

チャーリーは、本気でガブリエラを愛していた。命など惜しくないと言う。

ガブリエラもチャーリーの真剣さと真面目さを信じるようになっていた。

その夜、2人は愛し合ってしまう。

翌朝、目覚めると隣にいたはずのガブリエラがいない。

焦るチャーリー。

だが、「家を出ないで、良いものをご褒美にあげるわ、ドーナツよ」というメモを見つけホッとするチャーリー。

チャーリーは、待ちながら部屋の中をうろつくとビクトルの書斎の本を眺めていると、「シカゴカブス優勝」と書かれた変なビデオを見つける。(つまり、弱小チームが勝つ訳がないから変なの)。

おかしいと気づいたチャーリーはビデオを再生。すると中には、ナイジェルが次々と人を撃ち殺す映像が収められており、そこにはダルコの姿も写っていたのだ。

チャーリーは、ビクトルが隠していたビデオを発見したのでガブリエラを捜しに行く。

この前、2人で食べたドーナツ屋だ。

見つけると、ガブリエラは、ナイジェルとテーブルに座って話していた。

嫌がらせしていると気づいたチャーリーは、ナイジェルに「テープを見たぞ」という。

するとナイジェルは、チャーリーを蹴り飛ばし痛めつけ、「テープを出せ!」と脅す。

殺されかかっている時に警察が来て、チャーリーは保護されるが、ガブリエラは一緒について来てくれなかった。

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ホステルへ戻ると、カールとルークがドラコや組織の奴らに拉致された、と店主に教えてもらう。

「逃げろ」と店主に言われ、チャーリーが走り出すと張っていたダルコの一味に追われ、待ちの人に助けてもらいながら何とか奴らを巻いて逃げ切る。

ガブリエラの家へ向かうチャーリー。だが、そこにはダルコの一味と、接着剤でひっつけられたカールとルークがいた。

ガブリエラは電話でチャーリーを呼び出し、「私のことは忘れて。私は貴方のことは遊びよ。ナイジェルみたいな男の後にあんたみたいな普通な人を好きになる訳ないでしょ?」と言う。

チャーリーは、「2人は運命だ。」と説得するが、ガブリエラは「貴方なんか消えて」と冷たくいう。

ガブリエラは、チャーリーを救うため言ったのだ。ナイジェルの恐ろしさを知っているからだ。

チャーリーは泣きながら、地べたに座り込みズタボロ状態に。

そこへ、母親の幽霊が現れ「元気を出しなさい。貴方なら出来るわ。」と言う。

チャーリーは元気を取り戻し、「愛のためなら死ねる」と誓う。

チャーリーは、車にガブリエラと同乗しているナイジェルを引きずり出し、ガブリエラを連れて逃げようとする。

が、すぐに捕まって暴行を受け気を失う。

目覚めたチャーリーは、ダムの上に吊るされていた。

ナイジェルはガブリエラに銃を渡す。

チャーリーにトドメを刺すよう命じるナイジェル。

ガブリエラは、銃を撃つ。

が、ワザと洋服ギリギリのラインを狙った為にチャーリーは死なずに済む。

すると、パトカーが到着しダルコ一味は逃走する。

チャーリーは、ダムへと落ちていく。

ナイジェルは、ガブリエラが警察に連絡していたのだと勘づき、同時にガブリエラとチャーリーが本気で愛し合っていることを知り、ニヤッと悲しげに笑う。

するとそこへ警官が現れ「動くな!」と警告される。

だがナイジェルは、わざと銃を撃つような構えをして振り向いた為に、銃を持っていると勘違いされて、警察に射殺されてしまう。

額にモロに銃弾を食らったナイジェルは、即死。

カールとルークは無事に救出され、悪人たちも逮捕。

チャーリーとガブリエラは、工事現場の壁にもたれかかりながら、ブカレストの町の片隅で仲良く寄り添うのだった。

そして、空にはフワリと魂の光が舞うのだった。

= Lyraの感想=

Mads Mikkelsen 狙いで見たのがバレバレな『バレットオブラブ』。

邦題のような愛の弾丸みたいな話は、はっきり言ってないとはっきり言わせて頂く。

中には、そう思う人もいるかもしれないけど、激しい恋愛映画好きのLyraからしたらこれくらいはママゴトみたいなもの。

実際の現実の恋愛の方がどんだけキツく激しいことか!

じゃあ、この映画はつまらないのか?と言ったら、、、

見る人による。「ゲッ、Lyra当たり前のことを珍しく言ってるわ。大丈夫?」と思った?

いやいや、ただ単に見る人種によるのではないのよ。

「どこに重点を置いて見てるか?」によるって意味よ。

もし、「激しい運命の愛」を求めてこの映画を見た人だと、多分Lyraと同じ、物足りなさを感じるだろう。

もし、「ラブストーリー」を見たくて見た人ならば、普通に楽しめるかも。

何故ならば、この映画は男版「アメリ」だからよ。

恋するウブなアメリのように、シャイア・ラブーフ演じるチャーリーは、一目惚れした女性に夢中になり、命がけで愛されようと頑張るし、乙女チックなカメラワークが可愛らしくて良い雰囲気だからだ。

もし、貴方が、良い女優探しをしてるならば、、、Lyraの個人的なタイプは、美しくてすらっとしたエロい女性になりたいから、この女優エヴァン・レイチェル・ウッドには魅力を感じない。

彼女は、マリリンマンソンと付き合っていたこともあるから、彼みたいなムチっとした女性好きには良いのかもしれないが、、、何しろ男みたいにゴツいしガタイがデカすぎてダメなのよ。

だから、チャーリーが一目ぼれして命を投げ出す想いに共感できないわけ。

もしこれが、『17歳のカルテ』に出ていた頃のAngelina Jolie アンジーならば、説得力あるわ。

あと、Penelope Cruz ペネロペ・クルスならば、命かけるチャーリーにもっと共感できたもん。

妥協して、Johnny Deppの元妻でも良い。

まあ、ここは、女の趣味により違うが、大体の女性は美しい女性が好きだから多分、違和感あると思うし、男性の多くもLyraの言いたいことわかってくれるとおもう。

エロい女、好きでしょ?

だから、良い女探しにはこの映画はいまいち。

じゃあ、全く面白くないのか?と言ったらそれは違う。

ラブストーリー、それもおとぎ話みたいな可愛らしい映画好きならば、かなり楽しめるからだ。

ブカレストの古い街並みが、『ベルリン天使の歌』みたいに、真剣な恋愛に合っているし、妖しい夜の街を、好きな人と歩く様子は、ウキウキした始まりを感じさせて見ていて楽しいからだ。

そして、もし貴方がMads Mikkelsen好きならば、結構楽しめる。

悪な男ナイジェルは、良い男だからだ。

Lyraには、ナイジェルみたいな男が危険分子には思えなくて、いじらしいく思えて可愛くて堪らない。

マジにタイプ。

こんな嫉妬深いカッコイイ男がいたら、無条件で良いなりになってあげる。

だから、映画の設定のワルで危険な男には思えなかったし、ガブリエラがナイジェルから逃げたくて堪らない気持ちが分からん。

ナイジェルのそばにいたいもんね。

チャーリーみたいな子犬みたいに好き好き言われたら、ふらっと行ってしまう気持ちは分かる(笑)。

小汚いシャイアが演じるチャーリーも可愛からね。

でも、ナイジェルみたいに自分が乗っている車を全速力で走って、まるでターミネーター!のように追っかけてくるのを見たら彼を捨てたりしないわ。

そして、ナイジェルの激しい嫉妬深さの中で一緒に生きて行くの〜。

そう、Lyraは嫉妬深い男に慣れっこだから、これくらいフッツー。

だから、一般的な映画ファンと意見が違うかもしれないが、Madsのマフィア役は素敵だから、(出番が少ないけど)かなり楽しめるとオススメします。

好きな女を自分だけのものにしたがる嫉妬深い男、Madsの軽やかな動きを楽しんで。

恋愛映画が好きだから、色々見てきたけど、幽霊と話が出来る男子と言う設定は面白くてよかった、、、ただ、その良さが活かしきれていないのが残念かな。

あと、ハリポッターが好きでロンが好きな人は、この映画は見ない方が良いわよ。

何でかは?いつものLyraのツッコミpointでお話ししましょう。

じゃ、早速、言ってみよ!

☆Lyraのツッコミpoint ☆

①何故、幽霊と話せるんだチャーリーよ?→

全く理由がわからん。まあ、ただの映画ですから、いちいち文句言わなくて良いのよ、楽しめたらそれでOK!

だが、サラッと魂が抜けていくのが見えるチャーリー。

いきなり死んだ母親が話しかけて来て、驚きもしないチャーリー。

この感じからして普段から霊体と話せると見た。

だが、全く見える理由がわからんし、説明ないならばないで、やたら幽体と話せる設定にすりゃ良いのに、母親とガブリエラの父としか喋らんから、意味不。

街にはもっと幽霊いますわよ。

こんなに普通に驚きもせずに喋っていられるチャーリーならば、この設定を活かして幽霊を味方にしてMadsたち(ナイジェル達)マフィアと戦うと、もっと乙女チックラブストーリーに合うおとぎ話になって良かったんじゃないかしら?

笑えて泣ける、、、好きでしょう、皆さん。

②何故、一目惚れ? →

さっきも話しましたが、チャーリーが惚れるガブリエラが美しくない。

ごめんなさい、エヴァンのファンの方。

エヴァンって名前からして男みたいですが、アメリカでは男みたいなニックネームはSexyだと悶えるオジサマが一部いるのよ。

だから狙ってるんだと思うのだけど、タイプじゃないのよ。だから、チャーリーが命をかけて彼女をゲットしようと奮闘する説得力が欠けている気がしちゃう。

ナイジェルが「愛しのガビ。美しい俺のガビ」と何度も呟くの。

「おい、おい、違うだろ」と、ついツッコミ入れてしまうわ、毎度。

このゴツいでかいエヴァン・レイチェル・ウッドの、ハンサムさが好きな男性もいるのだろう。

ガリガリ女よりムチっとした体が好きなマリリン・マンソンと付き合っていただけあり、エヴァンは、ムチムチです。

ムキムキにも感じるし。

多分、マニア向け。

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この写真は可愛らしいけど、映画はかなりごついです。

マニア向けが好きな男子には受けるであろうヒロインがイマイチなLyraには、命がけなチャーリーに共感できまへんでした。

だって、スタイルが良い女、セクシーな女が好きなんだもん。

③ダルコ役 Til Schweiger 素敵 →

良く見ると、良い女がいない代わりに男優は格好良いのがチラホラ。

まず、Madsでしょ?

Shia LaBeauf 君もトランスフォーマーのダメダメさは相変わらずなんだけど、小汚い感じが、前よりいい。

格好つけてない感じが自然。

そして、悪役のダルコの Til Schweiger ティル・シュヴァイガーが良い男よん。

「Lyraは悪役ばかり好きだね」とよく言われますが、、、確かにそうだね。

多分、悪役の悲しみや影のある部分に、リアルな男の悲壮感や人生を乗り越えて来た奇跡を見るからよ。

その意味でTilも良い味を出している。

ドイツ人らしい硬さと、嫌味たらしい喋りがマフィア役に合っています。

出番増やして。

 

④ハリポッターのロン = Rupert Grint がヤバめ→

逆にやばいのがカール役のRupert Grint ルパート・グリント。

言わずと知れた、ハリーポッターのロンよ!

何でこんな変な役を引き受けたかなあ。

変な役は、Johnny DeppやGary Oldmanとか皆んなやりたがるし、Lyraの好きな俳優さんたちが通って来た道だ。

でも、このカール役は要らんな。

ポルノスターになりたいからブカレストに来たってのがアホみたいだし、始終汗だくでヌメッた顔してるだけ。

演技力を試される役でもないし、やり損ですね。

芸の肥やしにしたかったのかな?

ロンが好きだったファンの人は、見ない方が良いね。

勃起して「誰か助けて」って言ってるだけのRupert 君は見たくないでしょう。

この映画は、Rupertの黒歴史になりますな。

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⑤ ナイジェル Mads の出番増やせ! →

いやいや、マジで格好良いMads Mikkelsen!

左首のTattooがダサいのが気になるが、ブカレストでは、あれがマフィア的なのか?と思いつつ、マフィアにしてはあまりにも気品漂うMads演じるナイジェルに惚れ惚れするの。

いちいち動きがスマート。

良い感じのダサさも微笑ましい。

犬柄のアロハシャツを着てチャーリーに凄んだり、嫉妬深さから過剰な動きをしてガブリエラに窘められると、しょぼん、とするところが可愛いと思う。

Lyraの母性本能をくすぐられるMadsのしょんぼりの表情は、嫉妬に狂った男の泣きそうな顔だった。

可愛い、と思うと、ブラックスーツに身を包んだ姿は、凛々しい。

少し日焼けしているせいか、若く見えてドキドキする。

出番が少なすぎるから100% Mads 祭りにはならないが、出てきたシーン全て良い男役だから、我慢するわ!

ああ、でも、嫉妬深い男が嫌いな人は分からないよ、ダメかもよ。

ただ、激しい男が好きな人には、堪らない執着心で燃えた男の顔が見れる映画だ。

嫉妬狂い男が好きな人(余りいないと思うが) が見たらMadsにも、Shia君にも惚れるでしょう。

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おまけにラストは、「俺には、もう愛するガビが手に入らない。ガブリエラは、チャーリーのことがマジで好きなんだ」と分かった途端、自殺したわけでしょ、ナイジェルは。

「はぁー、そこまでガブリエラを愛していたのか?」と思ったら、顔面ぶち抜かれたMadsの顔(ナイジェルの顔)がメチャクチャ美しく思えたわ。

ナイジェル、理想だわ。

こんな熱苦しい男、大好き。

愛って何だろう?

ただの錯覚だよ、って言う人もいるだろう。

「これは運命なんだよ」と、別れようとするガブリエラに食い下がるチャーリーみたいに、燃えてる時って言い聞かせてる所はあるもんね。

その熱い思いを錯覚だと思うか、これは運命だと思うかは、貴方次第だ。

ただ、一瞬でも「好き」って思ったのならば、走り出すべきだとLyraは思う。

間違っていても、何もしないでいるよりはチャーリーみたいに走り出して、追っかけて、傷だらけになっても好きな人のために命がけでゲットすべきだ。

ダメだったとしても、走り抜いた時間は無駄にはならないし、うまくいったら愛を手に入れられるもの。

Lyraはナイジェルみたいな人に、言われたいわ。

「愛しのLyra」って何回も言われたい。

そうしたら思いっきり束縛してくれ、ってなる。

好きにして〜。

そんな気持ちにさせてくれるナイジェルが欲しい!

 

https://youtu.be/JXxgHFHDM3U

Cast

  • Shia LaBeouf as Charlie Countryman
  • Evan Rachel Wood as Gabriella “Gabi” Ibanescu
  • Mads Mikkelsen as Nigel
  • Til Schweiger as Darko
  • Rupert Grint as Karl
  • James Buckley as Luc
  • Ion Caramitru as Victor Ibanescu
  • Vincent D’Onofrio as Bill
  • Melissa Leo as Kate Countryman
  • Andrei Finti as Bela
  • Aubrey Plaza as Ashley
  • Lia Sinchevici as Waitress

John Hurt was a brief narrator for the film’s original version released at Sundance, but his narration was edited out and is included on its Blu-ray release as an extra.

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