2021年7月、ニューアルバム『For Free』リリース。この間ジェイムス・レイモンドとの制作を進めていたもので、プロデューサーを務めたレイモンドとの共作のほか、マイケル・マクドナルドやドナルド・フェイゲンとの共作曲、サラ・ジャローズとのデュエットなど大物や若手ミュージシャンとの共演が話題をさらった。BillboardチャートのAmericana/Folk Albumsチャート10位、Album Sales16位、UKチャートで57位記録。英MOJO誌の「2021年の年間ベスト・アルバム TOP75」にランクイン。
2023年1月18日に81歳で死去。David Crosby の家族の声明は、「長い闘病生活の末に」死去したと述べている。しかし、友人や同僚は彼の死を「突然」と表現し、David が死の当日まで活動を続け、ツアーや新しいアルバムの計画に取り組んでいたと述べている。
【Déjà Vu】の歌詞について
『Déjà Vu』 は、RIAA によって 7 倍(!!) プラチナに認定された超ヒットアルバムだ(現在 800 万枚を超え)。メンバーのキャリアの中で最も売れたアルバムと言うだけあり、バラエティな飛んだ楽曲と当時の背景が色濃く出たフォークロック、プログレロック、カントリー、サイケデリック、ポップロックアルバムだ。
David Crosby は、友人のヨットでの経験をもとにこの【Déjà Vu】を書いた。
セーリングを始めた時、まるで以前にセーリングをしたことがあるかのように感じ、自分が何をしているのかを正確に分かったのだと言う。
「 私はそれについて必要以上に知っていたんだ… そんなことは意味がないけどね。曲を書いたときは特に考えてもいなかったし。その感覚は、ただやって来たんだ、でも後から考えてみると、この曲はそれらの経験から情報を得たんだよ。その時も今も、以前ここに来たことがあると感じたんだから。私は神を信じていませんが、仏教徒の考えは正しかったと思う。私たちはリサイクルを行っているんだよ。」
誰にでもある【Déjà デジャヴ】の感覚。既視感は、時など関係なく訪れるタイムスリップみたいなものだと思う。
夢で見たことや実際に経験したことなど、自分がリアルに心を動かされたことが刺激されて同じ感情を無意識に感じた時に、前にも経験した、と脳が錯覚することだと思う。
そこには通常の時の流れやスピードは関係なく、浮遊するかのように漂うのだと自分の心が言っている。その感覚をDavid Crosbyも感じたのだ。
歌詞にはセーリングで漂っていた時の彼の感覚が読み取れるようで、冒険しているような気持ちになる。そして彼の希望も書かれている。
きっと一度もヨットを操縦したことがなかったのに全てがわかってしまって驚いたに違いない。そして何モカもが順調に出来たのだろう。きっと昔の失敗した経験の数々を思い出して「もっと早く知っていれば、上手く扱えたのに」「この前にも来た感覚」や「前にもやったことがある」と感じられたら、上手くやれたのに、と願っているのだ。
もしかしたら交友関係が広かったDavid Crosbyだから、他人との胃雑魚さで我慢したり色々あったのではないだろうか？バンドメンバー内でも色々あったのだから。
「もっと上手くやれたのに」には、そんな想いがあるように感じる。
そして
「Feel like I’ve been here before
And you know, it makes me wonder
What’s going on under the ground
Do you know?
Don’t you wonder
What’s going on down under you?
We have all been here before」
では、地下で何か行われているのか?と訝しげに問う。この部分は、社会批判もよくして来たCSN& Yらしい言い回しだ。
国や政府やら体勢側への不信感を表しているように感じる。
そしてこの地下から発展して、人間の本心への不信で「腹の底ではお前は何を考えているんだ?」と聞いているのだ。
質問を投げかけているのは悪人でもあるだろうし、金儲けをするために騙そうとしてくる奴らや社会悪まで広がりを見せる。
サイケデリックなアレンジも相まって不思議さを醸し出しているから、ダイレクトな意見もマイルドな夢物語になっているのもドリーミーにするのが上手いDavid Crosbyならではの手腕だ。
聴きやすくて美しいメロディを、時には辛辣な言葉で紡ぐDavid Crosbyは、真のソングライターだったと思う。
そして優しい歌声がアメリカの広い大地を撫でるようでLyraは大好きだ。
Davidの歌声は、彼の美しいメロディに乗って広大な大地を風となって渡るだろう。
これからも今までと同じく。
人々のハートをふるわせるために世界中を吹いて行くに違いない。
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Déjà Vu is the second studio album by the American folk rock group Crosby, Stills & Nash, and their first as a quartet with the addition Neil Young. It was released in March 1970 by Atlantic Records. It topped the pop album chart for one week and generated three Top 40 singles: “Woodstock”, “Teach Your Children”, and “Our House””. It was re-released in 1977 and an expanded edition was released in 2021 to mark its fiftieth anniversary. In 2003, the album was ranked No. 148 on Rolling Stone magazine’s list of the 500 greatest albums of all time, and later was ranked No. 220 on the 2020 edition of the list. Certified 7× platinum by RIAA, the album’s sales currently sit at over 8 million copies. It remains the highest-selling album of each member’s career to date.
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David Crosby wrote Déjà Vu after an experience he had on a friend’s sailboat. When he started sailing, he felt as if he had done it before and knew exactly what he was doing.
I knew way more about it than I should have… It doesn’t make sense. I wasn’t thinking about that specifically when I wrote the song. It just came, but in hindsight, the song was informed by those experiences. I felt then and now that I have been here before. I don’t believe in God but I think the Buddhists got it right – we do recycle.
Personnel
- David Crosby – vocals all tracks except “4+20”; rhythm guitar on “Almost Cut My Hair,” “Woodstock,” “Déjà Vu” “Country Girl” and “Everybody I Love You”
- Stephen Stills – vocals all tracks except “Almost Cut My Hair”; guitars all tracks except “Our House”; bass on “Carry On”, “Teach Your Children” and “Déjà Vu”; keyboards on “Déjà Vu” and “Everybody I Love You”; organon “Carry On” and “Woodstock”; piano on “Helpless” and “Country Girl”; percussion on “Carry On”
- Graham Nash – vocals all tracks except “Almost Cut My Hair” and “4+20”; piano on “Woodstock” and “Our House”; harpsichord on “Our House”; organ on “Almost Cut My Hair”; rhythm guitar on “Teach Your Children” and “Country Girl”; percussion on “Carry On” and “Country Girl”; tambourine on “Teach Your Children”
- Neil Young – vocals on “Helpless” and “Country Girl”; guitars on “Almost Cut My Hair”, “Helpless”, “Woodstock” and “Country Girl”; pipe organ, harmonica and vibraphone on “Country Girl”; organ on “Country Girl” and “Everybody I Love You”
Additional musicians
- Greg Reeves – bass on “Almost Cut My Hair”, “Helpless”, “Woodstock”, “Our House”, “Country Girl” and “Everybody I Love You”
- Dallas Taylor – drums all tracks except “Teach Your Children” and “4+20”; tambourine on “Teach Your Children”
- Jerry Garcia – pedal steel guitar on “Teach Your Children”
- John Sebastian – harmonica on “Déjà Vu”
- unknown – piano on “Everybody I Love You”
Production
- Crosby, Stills, Nash & Young – producers
- Bill Halverson – engineer
- Gary Burden – art direction and design
- Henry Diltz, Tom Gundelfinger – photography
- Elliot Roberts – direction
- David Geffen – agent
- Joe Gastwirt – digital remastering