今日は、やり過ぎちゃったドラマ『過保護のカホコ』の第1話のネタバレあらすじと、毒舌レビューをします。
あくまでも個人の意見なので、辛口ですが、あしからず。m(_ _)m
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この7月から始まった日テレドラマ「過保護のカホコ」。
脚本家、遊川和彦さんが手掛けた作品です。
遊川和彦といえば「家政婦のミタ」、朝ドラ「純と愛」、「○○妻」、「偽装の夫婦」、「はじめまして、愛しています。」など面白くてしかも、時代にマッチした話題性のあるドラマばかり作り出す脚本家です。だから、いつもLyraは期待して来ました。
ただね、今回は、エンディングテーマが星野源さんの「Family Song」といことで、完璧なる売れ線狙い、、、。
この路線がまず嫌いなタイプのドラマ。(流行り好きな女子の方には良いのでしょう)
しかし、『純と愛』が感動的であり笑いもある名作で好きだったから、今回はコメディということで、期待して見たら、、、なんと、なんと
見ていて怖くなるドラマでした。
あまりの怖さに背筋が寒くなった!
物凄く見ていて、人の感情の描き方が気持ち悪いドラマだったので、気持ち悪さを備忘録として書いておきます。
精神病患者を見ているようだから、、、何かの参考になりそうかと。
しかし、今のところの世間一般の評判は、
「高橋充希が可愛い」それだけ、、、。
あとは、相手役の竹内涼真が今クールの朝ドラで人気が出て来たから、その「竹内涼真が格好良い!」という、演技や内容でない上面だけの評価しかありません。
又は、辛口批評ではないけど巷の意見を載せただけのブログがありますがそういうので、「ドラマを見てるとイライラする」というのばかり、、、
多分、毒舌吐いている人は沢山いるんだろうけれど、情報左右されてんのか?
悪い意見を書いてる人は「イライラする!」と同じセリフです!
本当、面白いくらい「イライラする」と書いています。
これ、誰かが流行らそうとしてるの?
内容や演技をちゃんと見てからの、感想を書いている人があまりいないし、あまりの怖さに、背筋がさむくなったので記録しておこうと思いました。
感情の記録は、後々、何かの役に立つことが経験上、多いからです。
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過保護のカホコ 1話 あらすじと感想
「過保護のカホコ」あらすじ
過保護のカホコは根本正高(時任三郎)の一人娘・カホコ(高畑充希)は、両親から溺愛され超過保護で育てられた女の子。
現在母親の泉(黒木瞳)に朝起こしてもらわないと起きることができず、自分の着る服も選ぶことができない。
ある日、カホコが通っている大学に画家志望の麦野初(竹内涼真)と学生課で知り合い、度々顔を合わせるように。
誕生日前から母方の祖父母や親戚一同が集まりカホコの盛大なパーティーが行われ、またその翌日には父方の祖父母家族に祝ってもらい、また、誕生日当日には家族でパーティーをすると無邪気に初に話すカホコ。
それを聞いて、明らかに世間知らずのカホコにイラついた初は、「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」ときつく言い放った。
箱入りで育てられたカホコは、生きて来て、ここまで他人にハッキリ言われたことがなく、パニックになり、意味もわからず酷いショックを受ける。
カホコは誕生会で従姉妹で高校生のイト(久保田紗友)がチェロの才能を生かしプロのチェリストになるために奮闘している姿をみて羨ましく思う。
そんな中で、父親のコネで入社できると思っていた会社からも不採用になってしまい、母親から就職をせずに花嫁修行をすればいいと言われ、簡単に就職活動を辞めてしまうカホコ。
それを聞いた初は、怒り狂いながらカホコに問う。
「お前は何のために働くのか?」と。
その問いの答えがわからない絶句するカホコ。
又もや挙動不審なパニックの症状のように、初めに「人は何のために働くの?教えて!」とすがりついて問い返します。
しかし、初は自分の絵の才能と将来に不安を感じていたこと、カホコの澄み通った瞳を見てアタフタ。
「働いたこともない奴にはわかるわけがないだろう!」
働いたことのないならばと、思いつきで初は、自分がしているティッシュ配りをまずカホコにさせることを思いつく。
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夕方からティッシュ配りをさせたが、夜になっても案の定、ひとつもティッシュを渡せないカホコ。
それを合間に見に来ては、自分が休みたいために、初は、「しょうがねぇなぁー、ティッシュ配り手伝ってやるか。じゃあ、お前はこのピザを9階の〇〇さんへ配達してこい!」とエレベーターのない高いビルへのピザの宅配を自分の代わりにカホコにさせたりする。
カホコは利用されてるのに気づかずにニコニコ笑いながら、嫌がらせともおもわずにエレベーターなしのビルを何度も何度も往復。全速力で走り、丁寧に配達する。
生まれて初めて働いた(社会に出た)カホコ。
今まで眠っていたカホコの「本当の力」が目覚めた。
しかし、家では警察騒ぎにまで発展しそうな勢いで両親が心配して、あちこちに電話してカホコをさがしていた。
カホコの携帯に何百回も電話する母。
LINEしても既読にもならない。
おまけに誕生日当日!
せっかく飾りつけして料理も作って待っているのに!
末の妹の旦那が警察官だから、捜索を頼み、三女の妹の旦那は病院の看護師だから、カホコが事故や事件に巻き込まれて救急搬送されてないかを調べるよう頼む。
一方、ティッシュ配りを受け取ってくれたことで仕事をする喜びを知るカホコ。
そのひたむきな姿を見た初は、カホコに悪いことをしたと感じ始め、おまけにピザ屋の店長からは、携帯に電話が入り、お客さんから、今日の配達員さんは丁寧ですごく良かったと電話が何件も来たから正社員になってくれ、と褒めらた。
何ごとにも一生懸命に突進していくカホコに惹かれていく初は、ティッシュ配りを手伝うことにし、徹夜して二人でティッシュを全て配り終えた。
やりきったカホコは空腹のあまりその場に倒れこむ。
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お腹が減ると倒れるのがいつものカホコなのだ。
二人はファミレスに入って夜食を食べる。
「いつもと違う…。美味しい!」
「なんでかわかるか?」
「シェフが変わったから?」
「違う違う!労働の後だからだ。俺たち一般市民はこれがあるから明日も頑張ろうと思えるんだよ。」
カホコはその言葉を聞いて笑顔に。
そして空腹が満たされたカホコはその場で眠ってしまう。満腹になると電池が切れるのがカホコだから。
その寝顔を見て、初は、画家魂が湧き、居ても立っても居られずにカホコの寝顔をスケッチしだした。
翌朝。二人はファミレスで一夜を過ごしてしまった。
先に目覚めたカホコは麦野がスケッチした自分の寝顔のデッサンを見た。
朝日に照らされた自分の寝顔の絵が輝いて見える!
初が目覚めたら、目の前にカホコの絵を見て口をポカーンと開けている姿が、、、
「なんなんだよ、その顔。今度はなんだ?」
「私…こんなの初めて…。小さい頃、ママとパパと3人で花火大会を見に行った時、二人に手を繋いでもらっていたらこれ以上幸せなことないと思っていたのに。…絶対に画家になるべきだよ!麦野くん!絶対にピカソさんを越えれるよ!この絵を見たらみんな幸せになれるよ!麦野くんは素晴らしい仕事をしようとしてるんだね!絶対に絵を辞めないでね!どんなことがあっても応援するからね!!!!」
「わかったわかった!まず落ちつけ!」
一気に捲し立てたカホコはそのまま眠りに落ちてしまう。
起きないカホコをおぶって家まで送る初。
初はカホコに絶賛されたことで、教授に「才能がないから画家をやめて就職しろ!」と言われて進路を迷っていたが、画家の道を改めて目指すことを決意する。
初は、家の玄関の前にカホコを置いてチャイムを鳴らし去って行く。
泉は帰ってきたカホコを抱きしめた。
「ママ!聞いて聞いて、カホコやっとわかったよ。なんのために働くか!カホコは人を幸せにするために働きたい。誰かに感謝されたり人の役に立ってると思ったらカホコ、大人になれたような気がしたし、だから、カホコの力で人の役に立つような仕事をしたい。それが何かはまだわからないけど。」
泉は何があったのかを聞きたいと言うがカホコは眠いから起きたら話すねといい自分の部屋に戻っていき、パソコンで「人を幸せにする仕事」と検索しながら寝てしまうのであった。
Lyraの第1話 レビュー
こうやって、文章だけにしてみると効果的であるのがわかりました。
これ文字で読むだけならば、かなりの温室育ちの大学四年生の女子が、就職活動中に偶然知り合った、就職をせずに画家になる夢を持つ、世間をそれなりに知ってはいる男子学生に出会った事により、自己に目覚め、自立し親離れする話。
それに、ドラマ見ればわかるでしょうけど、これ春にNHKドラマでやったのと同じ内容。
ハルと斎藤由貴の子離れ&親離れしていない親子を描いた「お母さん、貴方の娘、やめていいですか?」の話とまるっきり同じです。
今の流行りなんですかね?
娘は、母親の言いなり。母親は溺愛し過ぎて娘を支配しているのがそっくり。
このドラマもNHKのも共に父親は、いたって普通人間で、ただ、家族に阻害されていて親子の自立を望んでいるのに妻にハッキリ言えない、、、という点まで似ています。
設定も内容もパクリなほど似ていますが違う点は、あちらは粘着質な愛憎劇で、こちらは、コメディ仕立てにしようとしている点です。
あとは。あちらは、娘が教師として自立しかけて来たから、母親の異常な束縛を恥ずかしく思いますが、
こちらは、素直に信じてママが自慢なカホコは、ロボットのよう。
「ママ、今日は、どっちの服を着ていけば良い?」
「ママ、今夜は幼稚園のお遊戯会のビデオを見る〜!」などなど、
何をするのも決めるのもママに聞かないとわかりません。
これは、やり過ぎですね。でも、まだ我慢できる方です。
あと、視聴者の中には「就職もしないで、大学卒業して直ぐに結婚して専業主婦になる人は今はいないでしょう」と言っている人がいましたが、、、居ますよ!
私の知り合いにはたくさん居ます。やたら、そこに食いついている人がいましたが別に不思議でもない。意外と何も知らない人が居るんだなぁ〜と不思議になりました。
一般的には、大学卒業したら必ず就職するってコースが普通なんでしょうけど、カホコみたいのが異常みたいに言うのはおかしい。
言い過ぎだし、それこそ、世間知らな過ぎ。
よりお金持ち、よりハイグレードな家庭では、有名大学卒業したら、即花嫁修行して(または、レディーになるためのお高い学校に入学)して、結婚するのが当たり前です。
私の周りには、そういうお嬢様がたくさん居るし、勿論、一般庶民の娘さん達でも、しっかりした家庭の娘さんで、就職出来ないからフリーターになりながら花嫁修行と言うのは普通でした。
何の驚きもないし、ツッコミ所でもありません。
だから、このドラマでカホコが可哀想に、主食試験が全てダメになったシーンで、母親の泉が「わかった、これは就職するなって、ことよ!花嫁修行しなさいね。」って言うのは、別に取り上げることなんてないし、笑うくらいで「ああ有りがちね〜」と思いました。
ここで食いつく人は、逆に世間知らずでしょう。
こんな、大学生たっくさん居ますよ。昔から。
それを、画家志望の初が「お前みたいな奴がいるから日本がダメになる!」ってのは、やり過ぎよね。だって、お前も就職しないじゃん!人の事いえる立場?
まぁ、初は、指導教授に「お前は才能がないから、普通に就職すべき!」とキツイことを言われている身だから、無邪気に笑うだけのカホコにムカついて酷いことを言ってしまったんでしょうね。
でも、自分だって「二科展入選!」とか「画家になる!」と息巻いていますが、就職しないんだから、カホコに上から言える資格ないんですよ。
だから、設定がオカシイ。
説得力なしです。
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そんなフリーター確実なバイト掛け持ち男に、ガツーンと言われて、脳内革命を起こしたカホコは、世間知らずだから仕方ない、、、今まで叱られた事がないんだから、気になりますよね。
初めて「自分はどうすべきか?」と脳内革命を起こした。そこまでは良い。
しかし、その後の彼女行動は、フォレストガンプです。
走る。
突進して行く動きがヤバイ。
誰が演技指導してるの?
ガニ股であのあの走り方、、、お笑い芸人。
気持ちが高ぶると、相手に隙を与えずに捲し立てて、言葉の洪水を相手に浴びせかける。
これ、全て、フォレストガンプより重症な症例です。
おまけにあのロボットみたいな演技。
演技指導の人か、監督さんがああしろと指導してるのでしょう。
いつもの演技が上手い高橋充希さんじゃないですわ。
目を見開き、焦点合わない返事をする所や、ただ笑いながら山下清さんみたいに食事をする場面ばかり、、、ウゥ〜、
見ていてこれは、普通のドラマじゃないな、と感じました。つまり、
デフォルメし過ぎて、通常の親離れ、子離れをする成長ドラマでも、ボーイミーツガールな恋愛物でもなくなってしまいました。
一般的視聴者は、日常生活で疲れているから余程、映像や演劇に興味がない限り、何も考えずにドラマを視聴します。
だから、多分、このドラマを見ると「イライライラする」か、
「高橋充希かわいい」か、
「竹内涼真格好いい」か、
になるんでしょう。
もっと変な所がてんこ盛りなのに、、、。
このドラマの内容はハッキリわかりましたね。
操り人形のように母の言いなりで、自分の頭で考えたことがない箱入り娘のカホコが、自己を確立していきながら、自立の過程で親に反抗したり、意見をズバズバ言えるようになって、おきまりの反抗期を迎えてから、親を捨て家を出て自立する話でしょう。
プラス、其れだけだと、視聴者が飽きちゃうから、スパイスとして、画家志望のバイト掛け持ちの苦学生風(バイト掛け持ちなんて今時あたりまえだけど、、、)の画家志望の夢を持つ青年との恋愛も盛り込んで、少し色恋で色をつけるドラマで話は完結する訳ですね。
先が見えてしまい、ツマラナイのが本音!
その上、新しいことをしようとして新しくないから滑ってしまってる!
カホコのマンションにグーグルアースの起点ポイントを付けたり、一昔前に流行った(まだやってる人いるけど)SNOWを真似して、カホコがカエル、母はミーアキャット、父はライオン、などなど登場人物が突然動物になるのは、子供騙しとしか言いようがありません。
事実、子供には、この動物になる主人公やグーグルアースや、母の泉のテリトリーを赤線で結界みたいにしているのがウケています。
出てくるたびに「気持ち悪い動物に変わった!」と笑っています。いつまで飽きないで笑うかはわからないけれど、、、
子供向けのドラマとしては良いですよ!
いっそ、時間帯を変えて8時からの子供向けドラマにしたら良いと思いますねっ。
喫いも甘いも経験してきた大人には先が見えてしまいイマイチ。
ただ、こういう病例がある、という視点から見たら、カウンセリングの勉強になるから良いかもしれません。
ただ、フォレストガンプの明るい未来は無いでしょう。
ガンプ自体は、明るい話では無いですし、命を繋いで行く未来以外は、彼の最後は、彼の起こした奇跡や業績とは違い、寂しい悲しい人生ともとれます。
ただ、ガンプは常に前を向いていたし悩まない。また、フォレスト・ガンプは、与えられたチャンスや仕事をこなしていって成長して行った。生き抜く彼を罵倒する人はいなくなった。
決して知能指数が低いからと、無知な人間としてはあの小説も映画も馬鹿ににしていなかった。
だから、過保護のカホコみたいに、「無邪気な人間=無知な人間」として描くのは良く無いと、このドラマを見ていて痛感しました。
あと描き方を間違えたり、演技を間違えると、とんでもない病例が出て来るんだな、と良い勉強にもなりました。
このドラマは、人に優しくないドラマでした。
虐待みたいにカホコにバイトをさせる初のセリフ全てに嫌悪感しかありません。
こんな考えがまだ、日本にあるならば、いつまでたっても男女平等雇用制度なんて来る日はありませんね。
このドラマのカホコへ向ける男性たちのセリフがすべての男たちの意見なんでしょう。
これだと、女性はいつまでも凝り固まった叔父さんたちの餌食になるしかない。
そんな世界を打破するために女性は動かないといけません!
*「過保護のカホコ」第2話はこちら!
次回も張り切って書くのでこのLyraのブログに遊びに来てね!
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フォレストガンプは自閉症ですね、
カホコはADHDかな、ただカホコの話を聞かない母親の影響なだけなのかも
世間はこういう子を求めてませんが母親は、こういう子を求めてたり
ニートか引きこもりの作り方みたい
母親が子離れしたらカホコが強くなれ留かもね
カホコのことを信用してあげてほしいですね、
病名は敢えて今記事では書きませんでしたが、カホコさんのご意見と私も同じです。
普通のドラマなのに、レビューを辛口にし過ぎましたので敢えて病名は限定しませんでした。コアな方は、賛同してくださいますが普通のファンの方は嫌かもしれないな〜と、、、
親離れ、子離れが最後には出来そうだと期待しています。