和訳【Wuthering Heights / Kate Bush】True Meanings 『嵐が丘』の本当の意味

少し前に終わったドラマの中で激しい恋愛をする恋人達の曲になったのが、この人の曲 【Running Up That Hill (A Deal With God) / Kate Bush】(→ 和訳 Heaving Billows 刹那くなるの)だった。

美しいメロディと、男女の違いと愛を歌う歌詞が、狂おしい2人の愛にピッタリだな、と思って自分の刹那い想いとリンクして苦しくなった。

この人は、激しい恋愛の歌詞が似合う女性だ。

それも神の意志に背くような激しさと狂気が似合う。

つまり、昨日書いた都会の大人のクールな恋愛とは真逆の恋愛。

そこには魂しかない。

だって肉体は身を焦がしたから。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランドロンドン出身のシンガーソングライター、ミュージシャン、レコードプロデューサー、ディレクターであるあ Kate Bush ケイト・ブッシュ(CBE、1958年7月月30日 – )。

イギリスを代表するアーティストの一人で、長年の功績を称えられ、2013年に大英帝国勲章を受章した数少ない女性シンガーソングライター。

Q誌選出「歴史上最も偉大な100人のシンガー」第19位。

今日Lyraが和訳する曲は、Kateの代表作であり、彼女の最大のビッグヒット、そしてデビューシングルでもあるシングル 【Wutghering Heights 嵐が丘】(1978年1月20日リリース) 。

今日7月30日は、Kate の Birthday なのでお祝いを兼ねて、彼女が19歳の時にリリースしたこの曲を、「小説『嵐が丘』を知ってるから、本当はこう訳すやろ?」と言った感じにリアルに和訳しちゃうねっ。

詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話しましょう!

*Kate Bushについては、こちら!→ 和訳【Wuthering Heights / Kate Bush】True Meanings 『嵐が丘』の本当の意味

 

 

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“Wuthering Heights” is a song by Kate Bush released as her debut single in November 1977 and re-released in January 1978. It appears on her 1978 debut album The Kick Inside. It stayed at number one on the UK Singles Chart for four weeks, and remains Bush’s most successful single. The song received widespread critical acclaim, with Pitchfork naming it the fifth greatest song of the 1970s.

 

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= Wuthering Heights (New Vocal) =

[Verse 1]
Out on the wiley, windy moors
We’d roll and fall in green
You had a temper like my jealousy
Too hot, too greedy
How could you leave me
When I needed to possess you?
I hated you, I loved you too

[Pre-Chorus 1]
Bad dreams in the night
They told me I was going to lose the fight
Leave behind my wuthering, wuthering
Wuthering Heights

[Chorus]
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window

[Verse 2]
Ooh, it gets dark, it gets lonely
On the other side from you
I pine a lot, I find the lot
Falls through without you
I’m coming back, love, cruel Heathcliff
My one dream, my only master

[Pre-Chorus 2]
Too long I roam in the night
I’m coming back to his side to put it right
I’m coming home to wuthering, wuthering
Wuthering Heights

[Chorus]
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window

[Bridge]
Ooh, let me have it!
Let me grab your soul away
Ooh, let me have it!
Let me grab your soul away
You know it’s me, Cathy!

[Chorus]
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold

Interlude – Guitar Solo]

[Outro]
Heathcliff, it’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Ahh-ahh-ahh-ahh! Ooh yeah
Oh, yeah
It’s me, Cathy
I’ve come home, I’m so cold, yeah

 

ワイリーの道に出て風が吹き荒れる荒地に立っている

俺たちが良く転げ回り落ちた草原だ

お前は俺の嫉妬心に似た癇癪持ちだったな

とてもカッとなりやすくて

とっても欲張り

良くも俺を置いて先に死んでくれたよな?

溢れるほどのお前を所有したい俺の気持ちがあったのに

俺はお前が大嫌いだったよ

でもすっごく俺も愛していたんだよ

 

闇夜の悪夢だ

世間の奴らが俺に言う

俺が戦意をなくしちまっただろうってね

俺の嵐が丘から立ち去るだろうってね

激しい風が吹く

嵐が丘

 

ヒースクリフ?私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

貴方の部屋に入れてよ

ヒースクリフ?私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

貴方の部屋に入れてよ!

 

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ああ、嫌だわ、暗くなって来たわ

独りぼっちになっちゃうわ

貴方から離れたこちら側で

とっても思い焦がれていたの

とっても色んなものが分かったわ

貴方なしでは私はダメになってしまう

私が帰って来たのよ

愛してよ

冷酷なヒースクリフ

私のたった一人の恋人

私を導いてくれるたった一人の人

 

長すぎて真夜中を放浪していたわ

私は光を灯すために彼の側に戻って来たのよ

私はうちに帰ってきたのよ

嵐が丘に

激しい風が吹く

嵐が丘に

 

ヒースクリフ?私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

貴方の部屋に入れてよ

ヒースクリフ?私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

貴方の部屋に入れてよ!

 

ああ〜、私に頂戴よ!

貴方の魂を私に捕まえさせて頂戴!

ああ〜、私に頂戴よ!

貴方の魂を私に捕まえさせて頂戴!

私だってわかっているんでしょ?

キャッシーよ!

 

ヒースクリフ?私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

アー、アー、アー、アー!

もう、早く!

もう、早く〜!

私よ!キャッシーよ!

帰って来たわ!

私、すっごく寒いの〜

本当よ

Songwriter: Kate Bush

Translator: Lyra Sky 和訳

 

https://youtu.be/BW3gKKiTvjs

 

奇妙奇天烈、と前に紹介した時も書いたが、Kate Bushってパントマイムや演劇を通って来た人だから、アートに寄せていこうとするの癖なんだろうけど、芸術よりも不気味さが漂う。

その不気味さは、まるで昔話から抜け出て来た妖怪に近いとLyraは感じている。

特にこの【wuthering Heights】は、その妖怪度が濃厚。

奇々怪界と言った方が良いか?

歌い方がわざとハイトーンヴォイスにしていることもあるし、何しろこの曲の歌詞が幽霊ネタなのもあって、昔は聴くたび怖かったのを覚えている。

この時 Kateは、19歳。

19歳で怖さを醸し出す恋愛の歌を作ってしまうなんて、、、恐ろしや〜 (ドロドロ)

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この【Wuthering Heights】は、Kate Bushの記念すべき1枚目のシングルであり、Kateにとっては唯一の全英No.1ヒットでもある(唯一とは意外。)

彼女をスターにした曲だ。

この曲は、先行シングルでリリースされ、この後にファーストアルバム『The Kick Inside 』( 邦題: 天使と小悪魔』に収録された他、1986年のベストアルバム『The Whole Story ケイト・ブッシュ・ストーリー』にも、新たにボーカルを録音したニュー・バージョンが収録されている。

何回も取り直しリリースするのだから、本人の想い入れの程がうかがわれる。

題名から分かるとおりこの曲は、作家エミリー・ブロンテの有名な小説『嵐が丘』を題材にしたもの。

でも、Kateは小説からではなく、当時TVでドラマ放送されていた作品から着想を得たという。

シングル盤のカップリング曲は、同じく『天使と小悪魔』に収録されている【Kite】( 風に舞う羽根のように)。

 

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世界三大悲劇と言われるエミリー・ブロンテの1847年の『嵐が丘』は、歴史的な恋愛物語ではない。

長年にわたる男の狂おしい程の愛憎劇だ。

発表当時は、話が難解であるために理解されず、酷評されまくったというが、時代が経過するにつれて評価され、今では英文学史上に刻まれるラブストーリーにまでなった。

多くの監督が、映画やドラマ化をし舞台化し、上映、上演されて来た、世界各国で愛される作品でもある。(日本でも堀北真希主演で上演され話題にもなったという。)

原作が登場人物が多いし、話が分からん、という人には小説より映像化されたものから入る、というのも手かもしれない、、、

だが、間違った解釈をして制作されたものもあるために、選択が難しい。

だから、なるべくならばエミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』を本当は読んでほしい。

読めば、この歌の歌詞の意味がわかり、Lyraが和訳したパートが普通と違うようにしたのも理解していただけると思う。

今日のLyraの和訳を読んで、昔からのKate Bushファンや、この曲が好きな人は「アレ?」と思った人もいると思う。

それは、始めの部分の和訳だ。

一般的に言われているのは、この曲はKate が『嵐が丘』のドラマを見て書いたと言うことと、主人公の1人である キャサリン(劇中では、キャッシーとも呼ばれる)の立場から書かれたもの、と言われて来た。

確かにサビで「私はキャサリンよ!」と言っている。このサビの部分はキャサリン自身が話しているのでOKだ。

だが、それだけだと、エミリー・ブロンテのストーリーと辻褄が合わなくなり、作品との違いが出て来てしまうのだ。

何故なら、時系列が全く話と合わないってことなのよ。

原作を読んで理解した人ならば、わかると思うこの矛盾。

それは、始めの歌詞、つまり、1番目の歌詞は、キャサリンではなくキャサリンを狂うほど愛していたヒースクリフのセリフだとLyraは思うからだ。

世の中では、この歌詞全部がキャサリンの気持ちを書いていると日本では思われているみたい。

だから、Lyraの歌詞が変わってると思う人もいるだろうけれど、キャサリンがこの最初の歌詞を言っていたら完璧時系列が合わなくなりおかしいのよ!

だって、この部分を和訳すると

Out on the wiley, windy moors
We’d roll and fall in green
You had a temper like my jealousy
Too hot, too greedy
How could you leave me
When I needed to possess you?
I hated you, I loved you too

[Pre-Chorus 1]
Bad dreams in the night
They told me I was going to lose the fight
Leave behind my wuthering, wuthering
Wuthering Heights

和訳すると

 

ワイリーの道に出て風が吹き荒れる荒地に立っている

俺たちが良く転げ回り落ちた草原だ

お前は俺の嫉妬心に似た癇癪持ちだったな

とてもカッとなりやすくて

とっても欲張り

良くも俺を置いて先に死んでくれたよな?

溢れるほどのお前を所有したい俺の気持ちがあったのに

俺はお前が大嫌いだったよ

でもすっごく俺も愛していたんだよ

 

闇夜の悪夢だ

世間の奴らが俺に言う

俺が戦意をなくしちまっただろうってね

俺の嵐が丘から立ち去るだろうってね

激しい風が吹く

嵐が丘

 

 

この部分を、もしキャサリンが言っていたとしたら嵐が丘ではなくなってしまうと思う。

何故なら、ヒースクリフはキャサリンより先には死んでいないからだ。

この歌詞は昔の2人のラブリーな思い出を嵐が丘に立って思い出しているシーンだ。

思い出して「凄くカッとなり、凄く欲張りだったね」と昔の愛する人を話せるのは、生き残っている方しか出来ないでしょう?

キャサリンの方が心労やら、ヒースクリフの諸々の愛憎入り混じった仕打ちなどで、先に病死したのよ。

だから、このセリフはヒースクリフじゃないとだめなの。

生き残ったヒースクリフが、嵐が丘に立ちながら、愛するキャサリンと自分との仲良しだった頃を思い出してる、、、だから、Lyraは1番の歌詞と次のコーラスをヒースクリフ目線で和訳しました。

そして、サビからはキャサリンが昔を思い出して1人孤独にいるヒースクリフに語りかけている歌詞になるわけ。

この場合、キャサリンは死んでるわけ。

死んで幽霊になって、いまだに自分の事を愛してくれている哀れなヒースクリフの元に会いに来たわけよ。

幽霊なんだから「開けてよ、貴方の部屋に入れてよ!」なあ〜んて言わなくても良さそうに思うけどね(笑)。

因みに、実際のエミリー・ブロンテの原作には幽霊のシーンはありませんよー。

幽霊などファンタジー路線は皆無。

あくまでも現実の血みどろ劇が、人間界で人間たちだけで描かれているのよ。

それも深過ぎる愛からくる憎しみ。

叶わぬ愛のせいで狂ってしまったヒースクリフの激しい想いのせいで、世界が壊れてしまう話なの。

Lyraは読んでいると「貴方は、ここまで人を愛したことがありますか?」と問われている気がしてくる。

ヒースクリフは、キャサリンへの愛が深すぎて、叶わないくなった途端、おかしくなり、全てに対して復讐するのだ。

勿論、財力がない、地位がない、自分はもらわれっ子、と言う妬みもあったのが原因でもある。

が、それをヒースクリフはクリアさせる。

全ては復讐をするために、

それは、愛するキャサリンと結ばれることができないからだ。

ヒースクリフの深い愛は、深い憎しみに変わってしまったの。

 

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Lyraの和訳が正しいと思う理由の一つに、今の時系列の違いから、生き残った方のヒースクリフがキャサリンを思い出して話していると書いたが、もう一つ理由があって、それはキャラクターの性格だ。

「お前は俺の嫉妬心に似た癇癪持ちだったな

とてもカッとなりやすくて

とっても欲張り」ってところ。

 

これ、キャサリンが言っていたら合わないのよ。

「貴方は私のヤキモチ焼きに似た癇癪持ちだったわね」にしたらオカシイの。

キャサリンて、ヤキモチ焼きじゃ全くなくて、どちらかといえば恋愛には淡白なんだと思う。

それより、プンプン怒るタイプがキャサリンだし癇癪持ちなのよ。だから、キャサリンは、このセリフを語る方には合わないの。

大体、キャサリンがヤキモチ焼きだったら、ヒースクリフを捨てて(本人は捨てたつもりはない) 一生楽したいからと、お金持ちとサラッと結婚したりしないでしょ?

「お金持ちと結婚したら一生、楽して暮らせる。そうしたら、ヒースクリフと永遠に一緒にいられる」そういうのだもの。

当時の女性には、男性の庇護が無ければ生きていけなかったのだから、この台詞を言うキャサリンの気持ちが分からなくもないわ。

でも、ヒースクリフは許せなかったのよね。自分と結婚しないでほかの金持ちと結婚するなんて、死にたくなったのだよ。

ただ、ヒースクリフが気づいたらな、と思った。

「永遠にヒースクリフと一緒にいられる」って所を気づいて欲しかったな。

これ、「愛してる」だよね。

ヒースクリフもキャサリンと話し合えば良かったのよ。

話し合わずに、家を飛び出して行方不明になり、金持ちになって戻って来たならば、うまいことやってキャサリンを手にいれれば良いのに、キャサリンには手を出さずに周囲の人間たちに復讐していくなんてね。

愛に狂うと見えなくなってしまうのだろうか?

 

日本では、バラエティ番組『恋のから騒ぎ』のオープニングテーマ曲としても知られているこの曲。

* Kate Bush についてはこちら!→【Running Up That Hill (A Deal With God) / Kate Bush】和訳 Heaving Billows 刹那くなるの

 

面白エピソードとして、この曲のプロデューサーが、アンドリュー・パウエルだから、アラン・パーソンズ・プロジェクトのおなじみのメンバーが参加しているし、元パイロットのイアン・ベアンソンとデヴィッド・ペイトン、ステュワート・エリオット。アンドリューはベースを担当しているの。

あと、ギターソロは、デヴィッド・ギルモアと思われているが、実はイアン・ベアンソンがクレジットされている。

話題性があり、歌い方も独特でTVでもBGMで使われて来たから、ヘンテコな面白い歌だと思う人が多いかもしれないが、

実際は、こんなにも愛憎が渦巻き、おまけに死んだ人をずっと愛し憎しみ続けると男と、その男が愛する女が幽霊になって現れ、男に話しかけて来ちゃう曲だったのよん。

深く考えると面白い歌詞でしょう?

Lyraは激しい恋愛の歌詞が好きだから、この【Wuthering Heights】の歌詞は嫌いではない。

たまに、「幽霊になってでも良いから会いに来て」と思ってしまう時もあるからね。

寧ろ、理解出来てしまう感情かもしれない。

現実世界の愛してるで手一杯。

だとしても、凄く深い愛情を経験したならば、死んでしまった貴方にまた愛されたいと願うのは罪なのでしょうか?

狂おしいほどの愛情を注いでくれた、それを欲しいと現世で願うのは、いけないことなの?

貴方を想うと涙が溢れて来る。

抱きしめたい両腕は、宙を舞う。

Hold me tight again.

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Catherine Bush CBE (born 30 July 1958) is an English singer-songwriter and record producer. In 1978, aged 19, she topped the UK Singles Chart for four weeks with her debut single “Wuthering Heights”, becoming the first female artist to achieve a UK number one with a self-written song. She has since released 25 UK Top 40 singles, including the top-10 hits “The Man with the Child in His Eyes”, “Babooshka”, “Running Up That Hill”, “Don’t Give Up” (a duet with Peter Gabriel) and “King of the Mountain”. All ten of her studio albums reached the UK Top 10, including the UK number-one albums Never for Ever (1980), Hounds of Love (1985), and the compilation The Whole Story (1986). She was the first British solo female artist to top the UK album charts and the first female artist to enter the album chart at number one.

A remixed version, featuring rerecorded vocals, was included on the 1986 greatest hits album The Whole Story. This version also appeared as the B-side to her 1986 hit “Experiment IV”.

Bush wrote the song aged 18, within a few hours late at night on 5 March 1977. She was inspired after seeing the 1967 BBC adaptation of the 1847 novel Wuthering Heights She then read the book and discovered that she shared her birthday with author Emily Brontë.

“Wuthering Heights” is sung from the perspective of the Wuthering Heights character Catherine Earnshaw, pleading at Heathcliff’s window to be allowed in. It quotes Catherine’s dialogue, including the chorus lyric “Let me in! I’m so cold!” and “bad dreams in the night”. Critic Simon Reynoldsdescribed it as “Gothic romance distilled into four-and-a-half minutes of gaseous rhapsody”.

Bush recorded her vocal in a single take. The guitar solo is played by Ian Bairnson. Engineer Jon Kelly said he regretted not placing the solo louder in the mix. The production team, with Bush, began mixing at midnight and stayed until “five or six in the morning”.

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