浦沢直樹 / 夢印 – MUJIRUSHI – あらすじ 感想 Dreams Come True ざんす?

浦沢直樹大ファンLyraです。

一時期は10000冊位漫画あったと思う。それくらいコミックス好き。

北海道大地震が、記録的な惨事になっている台風21号の後に来てしまい関西も九州までも苦しい思いをしている人々を思うと胸が痛いです。

どうしたら良いかわからないから…書きます。夢のある話を

今日Lyraが紹介するのは、日本の青年誌、少年誌、TVにラジオに引っ張りだこで、描く作品が映画化され、出すたび話題になる日本漫画界のドン(笑)、浦沢直樹さんの最新作【夢印ー MUJIRUSHI 】です。

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1. 【夢-MUJIRUSHI】とは?

 

【夢印-MUJIRUSHI】は、今年2018年7月30日にコミックスが発売されましたが、元は、2017年10月からビッグコミックオリジナルで連載された作品なの。
2バージョンあって、通常版とDelux 版。
「Lyraは中身に付録など変わった物があるのかしら?」と思い、今回Delux版= 豪華版を購入。
中身は後の方に写真をupしておきますね。
この【夢印-MUJIRUSHI】は、コラボレーションした作品です。
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そのお相手は、な、な、なんと!
おフランスのルーヴル美術館なんです。
この度、ルーヴル美術館は、漫画を「第9の芸術家」として認定しました。
既存のカテゴリーは、
1.建築
2.彫刻
3.絵画
4.音楽
5.文学(詩)
6.演劇
7.映画
8.メディア芸術
です。
これに、漫画が加わったのです。
この認定に伴い、ルーヴルは日本の漫画家の中で今、影響力がある漫画家に執筆依頼をして来ました。
荒木飛呂彦、松本大洋、谷口ジロー、など有数たるメンバーが既にプロジェクトに賛同していて、それは、2014年の浦沢直樹にも執筆依頼が行きました。

『20世紀少年』『MONSTER』などなど、、、大ヒット漫画を描いて来た漫画家・浦沢直樹でさえも、やはりラストスパートに入り始めた大作を描いている最中に、他の、これまたルーヴルとのコラボレーションという大事をこなすのは、体力的にも無理でした。

それで浦沢直樹は一度お断りしたそう。

それから年月が経ち【Billy  Bat ビリーバット】の連載が無事終了。

いい加減待ってないよなあー、と浦沢直樹が思って何気にルーヴルに聞いたらしく、そうしたらずっと待っていたと言う、ラブコールを受け取り、改めてプロジェクトが再始動。

ビッグコミックオリジナルで連載が2017秋から始まり、そしてやっと2018年7月30日に、漫画『夢印』のこのコミックスが発売されたのでした!

今日は、その【夢印-MUJIRUSHI】の読んだ感想をLyraは、書きたいとおもいます。

その前にサラッと『あらすじ』を書いておきましょうね。

*『あらすじ』には、ネタバレが含むため、「読む前に全部知りたくない」っていう方は、『あらすじ』は一気に飛ばして『Lyraの感想 Review』を読んでください。

 

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2.【夢印-MUJIRUSHI】あらすじ Story

 

➖ 川べり。

2人の男女が佇んでいる。

男が女に丸い石、それも変な四角いマークが彫られている石を手渡すが

「アッ!」手から滑り落ちてしまった。

 東京。

人が良いのだけが取り柄の男。

この鴨田と言う男は、妻子がおり2人を心から愛してはいるものの、人の良さと頭が少々足りないために、悪徳業者に騙され、負債を全て背負い込む羽目に、、、。

特に追い討ちをかけたのは、アメリカ大統領有力な候補、ビバリーダンカンのマスク制作を騙されて作ったことだった。

元々自転車操業だった自営の小さな工場が潰れてしまい、妻は、隣のクリーニング屋の亭主と駆け落ち、逃亡してしまう。

妻は、商店街のくじの一等賞が当たった為に世界一周旅行に行ったのだ。

しっかり者の一人娘かすみを連れて、首が回らなくなった鴨田は、駅のホームに佇みレールを眺めてる。
心配そうに父を見て帰ろうと言う娘。
そこに売店のおばちゃんが来て自殺したら困るから、と話しかけて来る。
言い訳する男の元へ、一羽のカラスがやって来た。
不思議なことに話している。
これは、何か幸運の印かも!と男はカラスの後を追って行く、娘が必死に止めても無駄。
すると、電柱やら、あちこちに変なマークを見つける。四角いようなマークだ。
「これはやっぱり幸運の印!」と、そのマークに導かれるように歩いて行くと、「仏研 」 変なマークが書かれた看板がある古めかしい洋館に辿り着いた。
恐る恐る入る父娘。
中には、先程のカラスのマリアと、1人の男が座っていた。
その男は、信じられない程、でかい出っ歯を持ち、その出っ歯は、まるで先程、書かれていた町中にあったマークみたいだった。

その男は、自己紹介して来た。

「ミーは、おフランス研究所(仏研)所長のイヤミと言う変てこな男であった。

場面が変わり、フランスのミッテラン元大統領に追いすがりる男が、SPに静止されている。
同時刻、親子が話しているイヤミの仏研(おフランス研究所)を監視している痩せ型の男。
刑事だ。
それに気づいていない(もしくは気づいている?)イヤミ所長は、フランスでのエピソード、ルーヴル美術館の素晴らしさを延々と話続けていた。

ただ、たまに事実とおかしい所や大袈裟な話が出て来ると、ジーっと睨みつけて聞いているしっかり者の娘かすみが「〇〇って、おかしいよね?」と問いただす。

所長は、その度に冷ややかな目で見返して、かすみをたしなめるのであった。

日本で度々、強盗団が逮捕されていた。主にフランスの美術品の密輸である。

数十年に渡るフランス人窃盗団の事件の、その度に浮上するのがアジア人で蝶ネクタイをした出っ歯の男だ。
そう、この仏研所長が、フランス人窃盗団による絵画密売を陰であやつる主犯だとあの刑事は、見当をつけ何十年も追っていたのである。
実際、イヤミ所長は、ルーヴルで所長が心を奪われた名画、ヨハネス・フェルメールの『レースを編む女』をその手に持っていた。
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➖ フランス
伝説のシャンソン歌手マダム・パルドーと小さい男の子のミッシェルのアパルトマンに、日本から小包が届く、、、何回も。
➖ 日本
イヤミと鴨田父娘はまだ話していて、イヤミ所長の『レースを編む女』は、彼の贋作だと判明。
ビンセンツォ・ペルージャによるモナリザ盗難事件(実話)のように、モナリザの絵が紛失している間、世の中では、モナリザの贋作が高値で取引されたと言い、それと同じことをやるから、親子に手伝って欲しいて言いだすイヤミ所長。
そうすれば「借金取りに殺されなくて済むざんしょ」と甘い言葉で鴨田父を説得。
その代わりに、自分が何十年も前にルーヴル美術館から持って来てしまった石を、ルーヴルの元あった場所に戻してほしいと言う。
その石は、イヤミの出っ張りにそっくりなマークな、親子が導かれて来た仏研の社標である、あのマークが彫られていた。
娘が止めるのも聞かずに、父は娘を連れてフランスに来てしまった。
イヤミ所長のメモ通り来たアパルトマンには、自称 伝説のシャンソン歌手マダム・パルドーと一羽のカラス、マリアが歌っていた。
➖  火事現場。
1人の若い消防士が火事の中から子供を救った。
皆に褒められながら帰宅すると、おばあちゃんであるマダム・パルドーが彼を迎えた。
そう、彼は、ミシェル。大人になって消防士として信頼されている彼が自宅で目にしたのは見知らぬアジア人、鴨田父娘だった。
数日前に、日本から(所長から)ダンボールの荷物が届いていた為、彼は「キョーコの知り合いかい?」と親子に尋ねる。
荷物はキョーコの宛名で届いていて、そのキョーコとは、20以上前にマダム・パルドーのアパルトマンに四年住んでいた日本人だったらしい。
ミッシェルは、幼くして事故で両親を亡くしていたために、優しいキョーコは、母のような存在で、マダム・パルドーには娘のような存在だ。
ミシェルが日本語が上手いのもキョーコに習っていたからだった。
隠しながら話す父を疑いだしたミッシェルに、自分たちがなぜここに来たのか理由を包み隠さず話し始めるかすみ。
涙が溢れている。
すると、ミシェルが答える。
「その石って、このマークが描かれてたろ?俺もキョーコに同じこと頼まれたんだ。」
イヤミ所長が全速力で走る。
ポケットから何かが落ちた。あの出っ歯マークの石。
イヤミは尽かさず広い上げ走る。
キョーコ「いつかこれをルーヴル美術館に置こうとする日本人が現れたら、手伝ってあげて」とミッシェルに話していた。
ミシェルは、恩人であるキョーコの願いは叶えてあげたいと言う。
かすみは、父親が死を考えていたのは事実で、今はこの計画に夢中で生き返ったようなのは、このマークのおかげ、、、これは、「夢の印なの」と言う。
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➖ 公園、日本。
お気に入りのカフェオレボールに入れたカフェ・オ・レとクロワッサンを楽しむイヤミ所長は、近所のちびっこにも変人として有名。
からかわれているて所に、張り込みしていた刑事がベンチの隣に座る、
➖ 2人の記者
ビバリーダンカン号で政治的大スクープをたまたまカメラに収めてしまったせいで殺されるだろうと話しあう2人。ビバリーダンカンが政治的重要人物と宿泊したのが分かる写真だ。
➖ 犯行当日。
何故だか理由は知らないまま、イヤミ所長の指示通りに動く鴨田父娘。
かすみは、ブブゼラを首にかけ、「ブブゼラが鳴ったら避難訓練の開始です!」とミッシェルから特訓を受けた流暢なフランス語で言いながら、ブブセラと包みを通行人に配っていて、ミシェル、マダム・パルドーも手伝っている。
どうやらダンボールの中身は、ブブセラと包みだった模様。
父親の方はと言うと、ルーヴル内で震えながら待機していた。
その頃、張り込みしていた刑事は、鴨田父娘がイヤミと話し合いで何回も仏研を訪れていて、フランスへ旅立っていたのが、気になり、パリ市警のジューヴ警部に、鴨田親子の写真を送って警戒しろと伝えてしまう。
フランスでは、ミシェルが同僚に指示して、ブブセラと包みを人々に渡し終わったかすみを捕獲して連れ去ってもらっていた。
実は、ミッシェルは、鴨田父娘に協力するふりをして、イヤミ所長の「レースを編む女を隠して、その間に贋作でぼろ儲けした後に美術館に知らせて天井裏に絵を隠してありますよ、と知らせる計画」を辞めさせようとしたのである、やはり犯罪だからだ。
そして、キョーコの夢を叶えるため、自分があの石をルーヴルに置こうと決めていた。
すると、ジューヴ警部がやってきた。
ミシェルたちは、鴨田父娘が疑われているのを知る。
こうなったら、とミッシェルは、父親が警察に捕まる前に助けようと思いルーヴル美術館内を爆走する。
物置に一時的に閉じ込めらたかすみは、イヤミ所長が言ったセルフを思い出していた。
「思い描かない夢は、絶対に叶わないざんす。願った夢だけが叶うざんす」
イヤミの出っ歯までもが頭に浮かぶかすみ。
かすみは夢を叶えるために脱出。
だが、ブブゼラを落としてしまい気づかないまま走り出してしまう。
ミシェルと館内で偶然再会。
父を助けるために作戦のブブゼラを吹こうとして、ここで無くしたのに気づく。
ふとミッシェルは思い出す。
昔から、歌声がカラスみたいで変だと周りからいじめられていたことを!
ミッシェルは、思わず大声を出した。
すると、ルーヴル美術館内のお客たちは、かすみたちに「ブブゼラ鳴ったら包みを開けるように」と言われていたので、ブブゼラが鳴ったからと、包みを一斉に開け出した。
すると、そこには、ビバリー・ダンカンのマスクが入っていた。
かすみたちもビバリーダンカンマスクを被りながら、父を探す。
かすみは、ミシェルのブブゼラみたいな声が父に届いていないかも、と心配でおもわず「Boo!」と叫びながら探し出す。
それを見た観客たちが、面白がって「Boo!」と真似し始める。
ルーヴル美術館内を「Boo!」と唸る人々が埋め尽くした。
それに、気がついた父は、「レースを編む女」を隠そうとするも、腰が抜けてしまいうまくいかない。
かすみと再会するが、警察が来たのを知り諦めてダンカンマスクを被ったままで、唸る観客たちにまぎれて美術館を脱出する。
が。「石を置き忘れた!」と戻っていく父。
美術館内では、ダンカンマスクを被った観客たちが「Boo!」と唸っていたのだが、世間は、ダンカン大統領に対するブーイングデモだと勘違いしてしまい、世界中に報道される。
このニュースを見た2人の記者は、皆の勇気に励まされた、と、ダンカン大統領のスキャンダルを告発した。
これらの事件で、ダンカン大統領のスキャンダルが次々に明るみに。
反ダンカンデモが世界中に広がる。
そのため、ダンカンデモが引き金となり、売れ残っていた鴨田樹脂加工工業製のオリジナルマスクが飛ぶように売れ始める。

 

次から次へと注文が殺到!
鴨田家の借金返済も再建も見事に解決。
妻も帰って来た。
あれから半年後、かすみが家族代表で1人、ミッシェルたちに会いにフランスに来た。
ミシェルは、かすみに、キョーコから聞いたあの石の話をする。
キョーコは、日本でやたらフランスに詳しい男に出会ったと言う。
その男は「レースを編む女」が好きで、キョーコの夢である渡仏行きを応援してくれる唯一の人だったと言う。そして、出っ歯で変な喋り方をする男、、、。
渡仏の夢を手に入れたキョーコは、その男と泣く泣く別れることになり、石の約束をしたと言う。
今、あの出っ歯マークの石は、元あったルーヴル美術館の石像に飾られている。
キョーコの若い時の男との夢の印の石だ。
夢は、願った夢しか叶わない。
日本では、フランス絵画密売事件のアジア人の黒幕が逮捕された。
張り込み刑事はビックリ!
捕まった主犯の男は出っ歯だが、イヤミ所長ではなかった。
急いで仏研に走る刑事。
だが、所長もろとも仏研がなくなっていた。
そこに、一羽のカラス、、マリアがいた。
「どこへ行った!」と叫ぶ刑事に、バカにしたように一声なくマリア。
マリアも飛び去る。
「あいつは誰だ!」と叫ぶ刑事。
街に雄叫びが聞こえる。
「シェーーーー!」

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3.Lyraの感想 Review

読んだ後に、呆然としてしまった。
爽快な読後感がある。
全てが、在るべき場所に収まった感とはこの事だ!
だが、肝心の、肝心の、大重要人物である、イヤミが何者だったのかが全く描かれないままに、パツン!と、それこそ、蜥蜴の尻尾が切れたみたいに終わってしまったよぉぉ〜!
どうしたら良いの?
「どうしたら、このモヤモヤ感を払拭できるのよ〜!!」と、天に向かって叫んだLyraざんす。
そう、ざんす、ざんす、最近Lyraが言ってるのは、大好きな浦沢直樹の漫画を読んでいたからかもねーん。
大好きで彼のコミック本は揃えちゃってる。
飽きっぽいLyraが、ずっと買っている漫画家の本は、彼と山下和美の漫画くらい。
あとはアメコミになっちゃうから、今日の話と違うしね。
今日のは日本の漫画がルーヴル美術館に認められたって話だものね。
のっけから意味深な男女の石を渡すシーンから、人が良いダメ亭主であり、頼りない父親と、賢くて健気な1人娘のかすみが命がけの危険な計画に巻き込まれ行き、最後ハッピーエンドになるまで、ノンストップで爆走するのが読んでいて楽しくて、エキサイトしまくりだった!
イヤミなんて胡散臭い男をストーリーの真ん中に座らせて、あちこちに飛ぶエピソードには、実話や、実話をデフォルメした自称を投げかけて来て超リアル。
ミッテラン元大統領に、愛人と隠し子のことを記者が質問をして、その時にミッテランが、“Et alors ?” (それが何か?)と応えたというエピーソードは、実話だし、ダンカン大統領の顔は誰が見ても一目瞭然、ドナルド・トランプだ。
ルーヴル美術館に行った人はわかるだろう。
あのイヤミは、ルーヴル美術館の配置通りに、かすみに説明していくのだから、自分たちもルーヴル美術館を思い描いて楽しくなるの。
正義とは全く言えない泥棒紛いの隠蔽が、いろんな意味で世の中を救う正義になってしまうのが不思議なんだが、妙に納得いってしまう。だから、ヤラレタ!って唸ってしまった。
展示物を美術館内の誰も知らない、上層部のルーヴル関係者のみ知っている天井上の小部屋に絵画を隠して、、、隠してる間にイヤミが描いた本物そっくりな贋作を売りさばいて、大金稼いだら、ルーヴル美術館に連絡して「屋根裏に隠しましたよ」と連絡すると言うイヤミの計画は、馬鹿馬鹿しい。
だが、それに魅入られ、いつしか親子の夢へと転換するのは、夢も希望も無くした人間の性だ。
誰もが夢を見たい、
誰もが夢を持って生きたい、
誰もが夢を叶えたい、
そんな生きる衝動を私たち読者に、再認識させてくれる浦沢直樹のストーリーの構成力、創作を生み出す才能にLyraは惚れ惚れしてしまったよ。
だからこそ、走るように読み進めて来て、いきなりラストで、イヤミの正体が分からずに、アッと言う間に消えてしまったのが残念でならない。
浦沢直樹の作品には、ラスト消えてしまうパターンが多過ぎると毎回思っている為に
「あー!また、どっかに消えた!やめてー!」と叫ぶLyraだ。
まあ、わざと理解不能なキャラクターにしたかったんだろう。
イヤミは、困っている善人を助ける為に神様が送った使者にも思えるし、ただ単に詐欺をやっては、気紛れに人を助けている人間にも思える。
妖精さんだったら可愛いわ。
でも、ラストは、読んでいる貴方達、読者に託します、って感じで終わらしたのは、モヤモヤして当たり前な漫画になってしまった気がする。
今回ばかりは、ハッキリ正体が分かるように、イヤミの存在を価値あるものにするためにも、明かして欲しかった!と言うのがLyraの正直な感想ざんす。
浦沢直樹 × ルーヴル美術館プロジェクト。
なかなかない組み合わせで歴史的な事件だとLyraは、感じている。
編集者の書いた紹介文のラストに、
…    赤塚不二夫先生の生み出した『おそ松くん』のキャラクター「イヤミ」。

今も東京のどこかに生きていて、日本、フランス、世界の壮大なドラマのうねりを生み出す中心となる。

浦沢直樹氏が生み出す「日本漫画」の自由、馬鹿馬鹿しさ、美しさに、是非、酔いしれてください。

と言うのが書かれている。

 

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果たしてそれに成功したのか?となると、少し物足りないラストにイマイチ”Yes!”とは叫べない。

 

馬鹿馬鹿しい漫画らしさはあった。

楽しめて大興奮!

ある一つの家族。
ある一枚の絵。
ある一人の謎の男。

このテーマが上手くかみ合わさった時、Lyraは、愛と平和が聞こえてくるメッセージを受け取った気持ちになった。

だから、大成功なのかもしれない。

贅沢言わなきゃね、、、。

「芸術としてではなく、日本漫画として書く」と言う姿勢にも媚びていなくて好きだ。

 

漫画は漫画であってより自由で馬鹿馬鹿しくて美しい。

ならば、自由にぶっ飛んだ解釈をしてでも良いからイヤミの正体を描いて欲しかったな。

イヤミは不明瞭な存在になり、この地球のどこかへ、、、

もしかしたら、あの世へ?

違う星へ?

違う次元に行ってしまった。

寂しい。

出来ればこの地球上の人間であって欲しいな。

「夢を見る人にしか、夢は叶わないざんす」

Lyraのスローガンにも似たイヤミのセリフがこだまする、頭の中で。

日本がおかしくなっている。

政府も、

政治も、

気象も、

自然も、

人間も、、、。

こんな壊れかかった世界で踏ん張って生きてる私たち。

でも、生きている、

生きているなら、最後に笑って死ねるように生きてみよう。

目の前にある課題から片付けていこう。

1個ずつで良い。

1個、やがて2個、3個と繋がっていくだろう。

誰も大きな存在や、政府は、助けてくれないだろう。

ましてや、妖精みたいな存在はいない。

ならば、自分たちで何とかやるしかない。

力尽きないように、

無理し過ぎないように。

でも、必ずやって行けば、続けて行けば、住みやすい地球が待っているだろう。

だから、負けないで、笑える日を夢見て頑張って行くしかない。

やめたらダメだ。

必ず日が昇るように闇は開ける。

夢とは信じる事。

夢を見ない人は、夢は見れないよ!

夢を叶えよう。

一歩ずつ。

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