【Where The Wild Roses Grow/ Nick Cave and the Bad Seeds ft. Kylie Minogue】和訳 解説 美女と罪人の歌 Criminal Psychology

バンドを渡り歩き、かわい子ちゃんから…色々なお方とデュエットやコラボして来たダンディな男(とLyraは思っていますが何か?笑) 代表Nick Cave。

今日はかわい子ちゃん代表Kylie Minougueお姉様との美しくも残酷なラブソングというか Murder Songを解説致しまする。

ちょっと野暮用でいつものように海外を旅して来たのですが(今、メインの自宅は日本にはありませんので)その際、素敵な物をみっけ〜。それが派生してこちらの曲を思い出したので懐かしい気持ち。

やっぱりKylieはかわゆい。今のイケイケなダンシングクイーンなKylieも素敵なのですが、この頃の派手なお姉さんなのに儚げな感じが堪らなく好きです。

Manic Street PreachersともコラボしていたKylie。どこか男に弄ばれてしまうような匂いを醸し出している気がしてLyraには、あの曲にもこの曲にも起用された理由が納得行くの。

実際のKylieは頭が良いクレバーな人。でもこの儚げでビッチなイメージは誰にも真似出来ない彼女個性です。

だからこそ、Nickはこの曲に起用したのです…不器用な無骨な男が恋した永遠に咲くであろうWild Rosesの主人公に。

今日Lyraが和訳&解説するのは、オーストラリア出身のロック バンド、Nick Cave & The Bad Seeds ニック ケイブ アンド ザ バッド シーズと同じくオーストラリア出身のポップ シンガー Kylie Minougue カイリー ミノーグ です。

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今日Lyraが和訳する曲は、1995 年 10 月2日にリリースされたバンドの 9 枚目のスタジオ アルバム『Murder Ballads』(1996年)からの 5 番目の曲で先行シングルで ミュート・レコードからリリースもされている【Where The Wild Roses Grow】。バンドのフロントマンであるニック・ケイブによって書かれた殺人バラードです。

詳しい解説はLyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

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Where the Wild Roses Grow” is a murder ballad by Australian rock band Nick Cave and the Bad Seeds and pop singer Kylie Minogue. Released in October 1995, it is the fifth song and lead single from the band’s ninth studio album, Murder Ballads(1996), released on Mute Records. It was written by the band’s frontman, Nick Cave and produced by Tony Cohen and Victor Van Vugt. The accompanying music video was directed by Rocky Schenck.

=Where the Wild Roses Grow=

[Chorus: Kylie Minogue & Nick Cave]

They call me The Wild Rose

But my name was Elisa Day

Why they call me it, I do not know

For my name was Elisa Day

[Verse 1: Nick Cave]

From the first day I saw her, I knew she was the one

She stared in my eyes and smiled

For her lips were the colour of the roses

That grew down the river, all bloody and wild

 

彼らは私をワイルドローズと呼ぶの

でも私の名前はエリサ・デイだったのよ

なぜ彼らが私をそう呼ぶのか?

私にはわからないの

だって私の名前は

エリサ・デイだったんだもの

 

初めて彼女を見た日から

彼女がその人だって分かったよ

彼女は俺の目を見つめて微笑んだぜ

彼女の唇はバラ色

それは川の下で成長し

すべてが血まみれで野生だった

 

[Verse 2: Kylie Minogue]

When he knocked on my door and entered the room

My trembling subsided in his sure embrace

He would be my first man, and with a careful  hand

He wiped at the tears that ran down my face

[Chorus: Kylie Minogue & Nick Cave]

They call me The Wild Rose

But my name was Elisa Day

Why they call me it, I do not know

For my name was Elisa Day

 

彼が私のドアをノックして

部屋に入ってきた時

彼の確かな抱擁で

私の震えは静まった

彼は私の最初の男になるだろう

慎重な手つきで

彼は私の顔に流れた涙を拭ったの

 

彼らは私をワイルドローズと呼ぶの

でも私の名前はエリサ・デイだったのよ

なぜ彼らが私をそう呼ぶのか?

私にはわからないの

だって私の名前は

エリサ・デイだったんだもの

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[Verse 3: Nick Cave]

On the second day, I brought her a flower

She was more beautiful than any woman I’ve seen

I said, “Do you know where the wild roses grow

So sweet and scarlet and free?”

 

二日目

俺は彼女に花を持って行ってやった

彼女は俺が見たどの女性よりも美しかったよ

俺は言ったさ

「野バラがどこに生えているか知ってるかい?」

とても甘くて緋色で自由な花を」って

 

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[Verse 4: Kylie Minogue]

On the second day, he came with a single red rose

He said, “Give me your loss and your sorrow”

I nodded my head as I lay on the bed

If I show you the roses, will you follow?

 

二日目

彼は一輪の赤いバラを持ってやって来た

彼は言ったわ

「君の喪失と悲しみを俺に与えてくれないか?」と

私はベッドに横たわってうなずいたの

「もし俺がバラを見せたらついて来てくれる?」とも言ったわ

 

[Chorus: Kylie Minogue & Nick Cave]

They call me The Wild Rose

But my name was Elisa Day

Why they call me it, I do not know

For my name was Elisa Day

 

彼らは私をワイルドローズと呼ぶの

でも私の名前はエリサ・デイだったのよ

なぜ彼らが私をそう呼ぶのか?

私にはわからないの

だって私の名前は

エリサ・デイだったんだもの

 

[Verse 5: Kylie Minogue]

On the third day, he took me to the river

He showed me the roses and we kissed

And the last thing I heard was a muttered word

As he knelt above me with a rock in his fist

 

3日目に彼は私を川に連れて行ったわ

彼は私にバラを見せ

私たちはキスをしたの

そして最後に聞いたのは

つぶきの言葉だった

彼が拳に石を抱えて

私の上にひざまずいた時よ

 

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[Verse 6: Nick Cave]

On the last day I took her where the wild roses grow

She lay on the bank, the wind light as a thief

And I kissed her goodbye, said, “All beauty must die”

And lent down and planted a rose between her teeth

[Chorus: Kylie Minogue & Nick Cave]

They call me The Wild Rose

But my name was Elisa Day

Why they call me it, I do not know

For my name was Elisa Day

My name was Elisa Day

For my name was Elisa Day

 

最後の日

彼女を野バラの咲く場所へ連れて行った

彼女は土手の上に横たわり

風はまるで泥棒のように軽かった

そして俺は彼女に別れのキスをして言った

「すべての美しさは死ななければならない」

そして彼女の歯の間にバラを貸して植えた

 

彼らは私をワイルドローズと呼ぶの

でも私の名前はエリサ・デイだったのよ

なぜ彼らが私をそう呼ぶのか?

私にはわからないの

だって私の名前は

エリサ・デイだったんだもの

私の名前はエリサ・デイ

だって私の名前は

エリサ・デイだったんだもの

 

Songwriter: Nick Cave

Translator: Lyra Sky 和訳

美しいミュージックビデオについて MV

ミュージック・ビデオはアメリカ人の写真家 ロッキー・シェンクによって監督されたもの。このビデオは、エマ・デイヴィスがミュート・レコードに依頼して作られ、撮影はロッキー・シェンク、プロデュースは、アトラス・フィルムのニック・ヴァーデン。この【Where the Wild Roses Grow】は。明らかにNick Caveが演じる男によって殺害された Kylie Minogueのキャラクターが描かれている。視聴者は、彼女を幽霊のような姿で見たり、ミレーの絵画「オフィーリア」(1851-52)を思い出させるポーズで川の中いるKylieを見ることになる不思議な物語のビデオです。

ビデオは、Nick Caveのキャラクターが Kylie Minogueの口にバラを刺し入れてまぶたを閉じることで幕を閉じるmurder songらしいエンディング。これが不気味ですが、Kylieの美しさからか何故か美しい作品のようにも思えてくるから不思議ですね。

【Where The Wild Roses Grow】について

ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズによる9枚目のスタジオ・アルバム『マーダー・バラード』のトラック#5。リード・シンガーのニック・ケイヴとポップ・シンガーのKylie Minogueのデュエットで、アルバムのリード・シングルとしてリリースされた。 Nickは、映画『20,000 Days on Earth』の制作の一環として、ロンドンのココというクラブでKylie Minogueとともにこの曲をライブで演奏もしています。

SheetMusicNow.com が公開した楽譜版によると、「Where The Wild Roses Grow」は 6/8 の複拍子で書かれ、テンポは 56 ビート/分のト短調の調号に設定されています。

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影響

2020年9月25日に発表されたKylie Minogueのベストシングル30曲のリストで、ガーディアン紙はこの曲をKylie Minogue ベストシングルとして16番目にランク付けし、次のように述べた。

ポップと「オルタナティブ」ミュージックの境界があいまいな時代において、Kylie Minogueがニック・ケイヴと一緒に岩で頭をぶつけられたことについて歌う姿がどれほど不快なものだったかを想像するのは難しい。しかし【Where the Wild Roses Grow】は目新しいものではありません。これは古典的なケイブのバラードであり、Kylie Minogueのインディーズ時代の頂点です。」と良い印象であることを書いています。

【Where The Wild Roses Grow】製作について

Nick Cave は曲の執筆について次のように説明している。

「【Where The Wild Roses Grow】はKylie Minogueを念頭に置いて書いた。俺は何年もKylie Minogueのために曲を書きたいと思っていたからね。俺は約6年間、彼女に静かに執着していたんだ。彼女のためにいくつかの曲を書いたけど、どれも彼女に与えるのに適切ではないと感じていたんだよね。で、殺人者とその被害者との対話であるこの曲を書いたとき初めて、ついにKylie に歌うのにふさわしい曲を書いたと思った。俺は彼女にその曲を送ったんだ。そして彼女は翌日返事をくれたんだよ。」ニック・ケイヴ、モリー・メルドラム・プレゼンツ50イヤーズ・オブ・ロック・イン・オーストラリア(2007年)

ブリクサ・バーゲルドがKylie Minogue のセリフを歌ったこの曲のCDは、この曲を録音する前にカイリー・ミノーグの実家(当時彼女はそこに滞在していた)に送られたという。「ああ、こっちも最高!」とLyraは大きな声で叫びたい(笑)。

このブリクサ・バーゲルドのデュエット トラックは、2005 年にリリースされたニック ケイブ アンド ザ バッド シーズの 『B サイド アンド レアリティーズ』のディスク 2の12 曲目に収録されていますよ。興味がある方はぜひ聞いてみて下さい。

ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズとカイリー・ミノーグは、1995年8月4日にアイルランド共和国のコークでこの曲を初めて公の場で演奏もしている。ねっとり系で歌っていてこれまた素敵です。

【Where The Wild Roses Grow】は、どちらかと言えば、曲中、音楽的に最高潮に達するような強弱がある曲ではない…が、歌詞の中では、最高潮に達していくのです。犯行に及ぶ前と後ではNickは違うし、Kylieも死者の声にすら聞こえる歌詞だ。

その違いを楽しむ(というか違いに焦点を与えると)この曲が犯罪の歌としてだけでなく、ちょっぴり愛の歌にも聞こえてくるし、異常者心理の勉強にも良い材料になる歌にもなるので注目して見てくださいね〜その為にもこの後いつものLyraの詳しい解説を買いておくので、深く知りたい方は是非読んでくださいね。

ラストの方でNick Cave が演じるキャラクターは、Kylie Minogue と自然に囲まれた彼女の美しさとともに、これが彼女の死の感覚であると主張しているのが何とも冷静で不気味。

これが愛と感じるか感じないかは貴方次第です。

ただね、愛しい人を傷つけるのは愛じゃないです、本当に。そういう危ない目にあったことが何回もあり現在もあるからハッキリと言いますが、愛とは所有したり独占するものでも、奪うものでもありません。嫌がることをすることで愛は完全消滅します。だってそれは愛じゃないから。

愛とは愛する人を慈しみ守り、与え合うものだからです。それはこの世の当然の真実です。私見でもなく悪が悪で正義が正義のように、世界中の誰もが知っている事実です。

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【Lyraの詳しい歌詞の解説】

ここからいつものLyraの詳しい解説をしましょう。深く知りたい人だけ読んでね。

They call me The Wild Rose

But my name was Elisa Day

Why they call me it, I do not know

For my name was Elisa Day

この箇所に出てくるElisa Day。中世ヨーロッパには、エリサ・デイという名前の若い女性が住んでいたそうです。その美しさは、川を下って血に染まって真っ赤に生える野生のバラのようなものでした。ある日、町にやって来た若者がエリサに一目惚れしました。彼らは3日間デートした。初日、彼は彼女の家を訪ねた。二日目に、彼は彼女に一輪の赤いバラを持ってきて、野バラが生えている場所で会ってほしいと頼みました。 3日目、彼は彼女を川に連れて行き、そこで彼女を殺した。

恐ろしい男はおそらく彼女が背を向けるまで待ってから、拳に石を掴み、「すべての美しさは死ななければならない」とささやきました。

一撃で彼は彼女を即死させた。彼は彼女の歯の間にバラを差し込み、彼女の体を川に滑り込ませました。

一部の人々は、彼女の幽霊が川辺をさまよっていて、彼女の頭の側面を血が流れ、手には一輪のバラを持っているのを見たと主張する人もいます。

 

 

From the first day I saw her, I knew she was the one は、男は彼女を見た瞬間から彼女に恋に落ちたのだろう。第 6 節で彼が別れのキスをして彼女を殺したことを考慮すると、この部分は、彼が次のことを知っていたことを意味する可能性があります。彼女を見た瞬間から、彼女は彼の犠牲者になるだろうと思ったということですね。ならば、この曲の主人公の男は、邪悪な心を持った殺人者であり、ただ恋に落ちる男ではないのです。

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That grew down the river, all bloody and wild

ここから、この曲で起こる暴力の予兆が始まります。理想の恋人の美しい血のように赤い唇のイメージ、それと、川沿いに生えるバラのイメージが、血で荒れ狂う川のイメージと衝突する…なんともホラーで絵画的な歌詞だ。

曲の中で、Kylieが歌う女性の言葉から、彼女は男性との関係がなく処女であることがわかる。そのため、男性との関係を考えると緊張し、震えているのです。彼女が恋人に会えば、この感情は消え去るのだけど。

He wiped at the tears that ran down my face、これは、この男性キャラクターが、彼女の処女性を伝えているのだ。彼が彼女の「最初」になると話しているが、これにはさまざまな意味があり、これは本当に聞き手によって異なるだろう。

Nick Cave は、非常によく似たイメージを使用しているので定番な作風と言える。

【Easy Money】で危険な状況を説明していた。「彼は私の首に腕を回した 彼は私の頬の涙をぬぐった そして私の柔らかい白い手を握った 彼は理解のある人だった」

 

I said, “Do you know where the wild roses grow

So sweet and scarlet and free?”は男が女性を誘惑しているのだ。何故か女性はついて行ってしまう。恋に焦がれて興味本位でついて行ったのではないかと思われる。会ったばかりで恋した可能性も否定できないけど、歌詞全体から言うと恋愛経験ない女性が、つい好奇心で誘いに乗ってしまったが正しいと思う…Nickに一目惚れ…にファンはしたいかもしれないが。

このミステリーかホラーを見てるかのような曲は、映像が頭に浮かぶように作られたみたいに感じてしまう。それだけNick Cave & The Bad Seedsがドラマティックなバンドだからだ。それを、ビデオがうまい具合に盛り上げているからよりアピールしていて好きだ。

このミュージックビデオのKylie Minogueが素晴らしいと思う。Kylieの肌の色の白さをより強調している赤い口紅。それは言い伝えの模倣のように血の色をしていてよりリアルに見せている。そしてこの青白い肌と鮮血色のルージュのメイクアップがより儚げにしていて、生と死の境界線を曖昧にしていると感じる。

この生死の曖昧さが、ただの殺人ソングではなく物語性を与えている。そして絵画に似た美しさを持つ曲として、いつまでも魅力を放っているのだ。

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MV

The music video for “Where the Wild Roses Grow”, commissioned by Emma Davies for Mute Records, shot by American photographer and music video director Rocky Schenck and produced by Nick Verden for Atlas Films, shows Kylie Minogue in character, apparently having been murdered by Nick Cave’s character. We see her in ghost-like form and also in a river in a pose reminiscent of Millais’ painting Ophelia (1851–52). The video ends with Cave’s character putting a rose in Minogue’s mouth and closing her eyelids.

Cave performed this song live with Minogue at a club called Koko in London as part of the making of the film 20,000 Days on Earth:

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Cave described writing the song:

“Where The Wild Roses Grow” was written very much with Kylie in mind. I’d wanted to write a song for Kylie for many years. I had a quiet obsession with her for about six years. I wrote several songs for her, none of which I felt was appropriate to give her. It was only when I wrote this song, which is a dialogue between a killer and his victim, that I thought finally I’d written the right song for Kylie to sing. I sent the song to her and she replied the next day.

— Nick Cave, quoted in Molly Meldrum presents 50 Years of Rock in Australia (2007)

 

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What has the media said about the song?

On a list of 30 of Kylie Minogue’s best singles, published on September 25, 2020, The Guardian ranked it as Kylie Minogue 16th best single, saying:

In an era when boundaries between pop and “alternative” music are blurred, it is hard to imagine just how jarring it once was to see Kylie with Nick Cave, singing about having her head smashed in with a rock. But Where the Wild Roses Grow is not a novelty: it is a classic Cave ballad, and the apex of Kylie’s indie period.

 

Elisa Day…

In medieval Europe, there apparently lived a young woman named Elisa Day, whose beauty was like that of the wild roses that grew down the river, all bloody and red. One day, a young man came into town and instantly fell in love with Elisa. They dated for three days. On the first day, he visited her at her house. On the second, he brought her a single red rose and asked her to meet him where the wild roses grow. On the third day, he took her down to the river — where he killed her: the horrible man supposedly waited till her back was turned, then took a rock in his fist, whispering, “All beauty must die”—and with one swift blow, he killed her instantly. He placed a rose between her teeth, and slid her body into the river. Some people claim to have seen her ghost wandering the riverside, blood running down the side of her head, a single rose in her hand.

Here begins the foreshadowing of the violence to come in this song. Both the image of his idealized lover’s beautiful blood red lips and that of the roses that grow down by the river clash into that of a river running wild with blood.

Because of her virgin relationship with men, she is nervous and shivering about the idea of a relationship with them. This feeling is gone, once she has seen her lover.

Our character here is telling the audience of her virginal quality. Typically stating he would be her “first”, it has many different meanings to it, this really depends on the listener.

Nick Cave used very similar imagery to describe a compromising situation in “Easy Money”:

He threw his arms around my neck
He brushed the tear from my cheek
And held my soft white hand
He was an understanding man

According to the sheet music edition published by SheetMusicNow.com, “Where The Wild Roses Grow” is written in the compound time signature of 6/8 and is set in the key signature of G minor at a tempo of 56 beats per minute.

Personnel

Nick Cave and the Bad Seeds

  • Nick Cave – vocals (1–10), piano (1, 5, 8, 9), organ (1, 2, 4, 6, 10), Hammond (1), gun shots (2), string arrangement (5)
  • Blixa Bargeld – guitar (1–8, 10), screams (2), vocals (10)
  • Martyn P. Casey – bass (1–5, 7, 8)
  • Mick Harvey – drums (1), guitar (2, 4, 5, 7, 10), acoustic guitar (3, 5), organ (3), wind organ (4), backing vocals (5), string arrangement (5), bass (6, 9), Hammond (8), space belt (8), percussion (9)
  • Conway Savage – piano (2–4, 7, 10), backing vocals (5), organ (9)
  • Jim Sclavunos drums (2, 8), percussion (4, 10), bells (5), tambourine (6)

Guest musicians

  • Kylie Minogue – vocals (5, 10)
  • Jen Anderson – violin (5)
  • Sue Simpson – violin (5)
  • Kerran Coulter – viola (5)
  • Helen Mountfort – cello (5)

 

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