ピロリ菌除菌成功!【ピロリ菌検査と治療法】を紹介!ピロリ菌の説明も!Helicobacter Pylori

【Kings Of Leonの和訳】をした8月のブログに『上下内視鏡検査(胃と大腸の検査)』をしたとチラッとお話しました。

一気に胃カメラも大腸のカメラやり、その二日間は体力的にも精神的にも、かなり凹んでいたLyraです。(その検査についてはいずれ書くかもしれませんが、、、)

実はとっくの昔に結果出ていたの。検査後直ぐに9月には両方の検査結果が出て嫌〜な感じの結果でした。

あと医者のミスで一緒にすべきピロリ菌検査をしていないのも発覚!マジで馬鹿な大学病院の医者。毎回失敗しても謝らないのが日本の医者ですね?

今回嫌な目にあわされた大学病院の実記録をしても良いですが、良い話を書いてみなさんの参考にして頂く方が先かな?と違う記録をします。

何故ならば、ピロリ菌の治療して見事に1回で除菌出来たからです!

一発0%に除菌したから、まるで一発合格した大学や大学院の入学試験と同じくらい嬉しかったよ。

今日はピロリ菌の検査と治療法についてお話します。

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その前に「ピロリ菌とは何ぞや?」という方のためにご説明しましょう。

ピロリ菌は知ってるよっ、て方は説明飛ばして検査法を見てね!

1.ピロリ菌とは?

ピロリ菌とは「ヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori )」という人などの胃に生息する、らせん型のグラム陰性微好気性細菌のこと。

日本では、ピロリ菌(ピロリきん)とヘリコバクテル・ピロリとも表記されることも。

1983年にオーストラリアのロビン・ウォレンとバリー・マーシャルにより発見された胃の粘膜に住みつく細菌なんです。

ヘリコバクター・ピロリ
ドメイン : 真正細菌 Bacteria
門 : プロテオバクテリア門
Proteobacteria
綱 : イプシロンプロテオバクテリア綱
Epsilonproteobacteria
目 : カンピロバクター目
Campylobacterales
科 : ヘリコバクター科
Helicobacteraceae
属 : ヘリコバクター属
Helicobacter
種 : ヘリコバクター・ピロリ
Helicobacter pylori

学名
Helicobacter pylori (Marshall et al. 1985) Goodwin et al. 1989

胃の内部は胃液に含まれる塩酸によって強酸性だから、従来は細菌が生息できない環境だと考えられていましたが、ヘリコバクター・ピロリはウレアーゼと呼ばれる酵素を産生して胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、生じたアンモニアで、局所的に胃酸を中和することによって胃へ定着(感染)しているしぶとい奴です。

本体の長さは4ミクロン(4/1000㎜)で、2,3回、ゆるやかに右巻きにねじれていて、一方の端には「べん毛」と呼ばれる細長い「しっぽ」(べん毛)が4~8本ついていて、くるくるまわしながら活発に動きまわる。

ヘリコバクター・ピロリの感染は、慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃癌や MALTリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫などの発生に繋がることが報告されている他、特発性血小板減少性紫斑病、小児の鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などの胃外性疾患の原因となる細菌と、ヒト悪性腫瘍の原因となり得ることが明らかになっている病原体のひとつであり、ピロリ菌検査で陰性でも胃炎など胃疾患が続く場合は、ヘリコバクター・ハイルマニイの感染が疑われることがあります。

2.感染経路

ピロリ菌はどのような経路で、胃に入り込むのか?

実は、まだはっきり確定出来ていません。
ただ最近の研究で、口から入れば感染することは間違いないと言われています。

上下水道完備された環境の良い現代の日本では、生水を飲んでピロリ菌に感染しない、と言われ、

大人になった日常生活・食生活でのピロリ菌の感染は起こらないと考えられます。

ピロリ菌は、ほとんどが幼児期に感染すると言われています。

幼児の胃は酸性が弱く、ピロリ菌が生きやすいのが原因。そのため最近では親から子への家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの口移しなどには注意が必要です。

一度感染したら除菌しない限りピロリ菌は胃の中に住み続けますよ。

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3.感染したら?症状

子供の頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけるピロリ菌。

感染すると、炎症が続きますが症状のない人がほとんど。

ピロリ菌は、べん毛を1秒間に100回転させて、自分の10倍ほどの長さを移動。この速さは、人間で言うと100mを5.5秒で泳ぐほどの猛スピード。胃の弱いところに生息するためセンサーになるとも言う学者もいます。

しかし、自覚症状のないピロリ菌ですが、成人になり初めて感染すると嘔吐や腹痛などと言った不快な症状が現れることがあります。

ピロリ菌に感染したと自覚する前に、ピロリ菌によって引き起こされる「慢性胃炎」や「胃潰瘍」の症状で不調を感じる場合のほうが多いのです。

Lyraは、内視鏡検査で胃炎なのがわかりました。元々、胃炎の症状があったのでピロリ菌検査をしなければいけないのが明らかなのに、医師がしなかった為、二度手間になり、おまけに治療が遅れてしまい胃の辛さが続くはめに陥ったわけです。

皆さんも次にあげる症状がある場合は、自分からピロリ菌検査をすべきか医師に聞いた方が良いですよ!医師は頼りにはなりませんから、自ら聞きましょう。

①胃の疾患

胃潰瘍で胃がシクシク痛む場合や胃炎で胃がもたれる感じがすること。

胃炎、胃の潰瘍が起こると胃酸過多にもなるので胸焼けがする。

通常は胃粘膜によって胃酸から胃のダメージを守っていますが、ピロリ菌に感染すると保護役の胃粘膜がダメージを受けるので、胃酸の刺激を受けやすくなり胸焼けが起こる。

②吐き気・嘔吐

ピロリ菌で、胃の粘膜が弱り、繰り返し炎症が起きることで、胃の機能が落ちた状態になり、胃酸の刺激のみで吐き気・嘔吐が起こる。胃酸が増えすぎることによって、胃液や胃の内容物が逆流しやすくなる。

③胃もたれ

ピロリ菌によって繰り返し胃の炎症が起こると、消化機能が落ち、胃もたれが起こる。

④食欲不振

胃の炎症、また日常からの胸焼けや吐き気、胃の不快感なども加わり、食欲不振になる。

4.ピロリ菌が原因の病気

ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではありません。

しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこり、除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。

①胃炎
胃炎には急性胃炎と慢性胃炎があり、急性胃炎はアルコールや香辛料・鎮痛薬などの影響が原因といわれています。
慢性胃炎の多くはピロリ菌の持続感染が原因で、胃の粘膜に炎症を起こします。

②胃・十二指腸潰瘍
ピロリ菌により胃粘液が酸の影響を受け弱まり、胃や十二指腸の粘膜が傷ついて深くえぐられた状態のこと。

③胃がん
胃粘膜内の細胞が何らかの原因でがん細胞になり、増殖を繰り返す状態。

胃がんの原因は喫煙や食生活などの生活習慣や遺伝の影響があると言われていますが、ピロリ菌感染が発生のリスクを高めるという報告があります。

④胃MALTリンパ腫・免疫性(特発性)血小板減少性(ITP)

*早期胃がんの内視鏡的治療を受けた方やディスペプシア症状(みぞおち辺りの痛み・焼ける感じ、食後の胃もたれ、食事中に胃が充満した感じとなり、最後まで食事を摂取できない状態)がある方は、ピロリ菌の除菌治療が勧められてます。かかりつけの病院で相談しましょう。

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5.ピロリ菌検査方法と費用について

医師の診断でやる時は、健康保険1〜3割負担で検査を受けることができます。内容にもよりますが、内視鏡を使う場合は約1〜2万円、使わない場合は5千円くらい。

ピロリ菌の有無だけでなく胃壁をきちんと診るためには内視鏡検査が良いと言われています。

Lyraは呼気検査をしました。

Lyraはピロリ菌検査ではない内視鏡検査を先に(胃カメラ検査)をしました。そして同時にできるのに医者がど忘れしたせいで、3週間が過ぎてからピロリ菌検査をしました。

心配だから検査をしたい、人間ドックや健康診断のついでに検査をしたいという人は、全額自己負担での検査も可能。

また、自宅でできる検査キットも市販されており、3〜5千円ほどで行うことができます。

1.内視鏡を使う検査

①迅速ウレアーゼ試験

胃の粘膜を採取し、試薬が入った試験管内で反応を確認して、感染の有無を調べる。ピロリ菌が持っている胃を攻撃する特有の毒素“ウレアーゼ”の活性があると、赤色に変化。

メリット
・精度が高い
・短時間で結果を確認できる

デメリット
・胃の一部の粘膜を採取して行うので、胃の別の場所で感染していた場合見逃してしまうことがある

②組織鏡検法

胃の粘膜を採取し、染色して顕微鏡で感染しているか調べる検査。

メリット
・直接見ることができ、精度が高い
・組織診断(炎症、腸上皮化生、萎縮の程度の評価)なども可能

デメリット
・胃の一部の粘膜を採取して行うので、胃の別の場所で感染していた場合見逃してしまうことがある

③培養法

胃の粘膜の組織を採取し、ピロリ菌が発育できる環境下で1週間ほど培養して、感染の有無を調べます。また、除菌で使用する抗生物質の効果についても確認することができます。

メリット
・除菌で使う抗生物質の効果について確認することができる

デメリット
・結果が分かるまでに時間がかかる
・胃の一部の粘膜を採取して行うので、胃の別の場所で感染していた場合見逃してしまうことがある

2.内視鏡を使わない検査

①内視鏡検査や造影検査(バリウムなどの造影剤を使用して行う検査)を受けて、『胃・十二指腸潰瘍』『慢性胃炎』『胃MALTリンパ節腫』『特発性血小板減少性紫斑病』『早期胃がんに対する内視鏡治療後』『内視鏡検査後胃炎と診断されている』のいずれかに該当する場合は健康保険にて1〜3割負担での検査になる。該当しない場合は、全額自己負担。

②尿素呼気試験法→Lyraがした検査

この検査をLyraはしました。検査は20〜30分程度です。20分後くらいには検査結果がすぐに出ます。

通常ピロリ菌に感染していると、ピロリ菌毒素ウレアーゼの作用によって呼気(吐き出す息)に炭酸ガスが多く含まれるので、呼気の二酸化炭素量で感染の有無を確認する検査です。

検査にはキャップ付きの紙の袋に息を吹き込むだけ。それを2回します。

1.空腹時の呼気を採取する→普通に息を吸って、止め、袋に一気に息を吹き込むだけ!

2.その後すぐに検査用の尿素が含まれた薬をコップ一杯の水で飲む。20分座って静かに待つ。

3.2回目の息を吹き込むのを、同じ息を吸い、止め、吹き飲むのをやる。

これだけで終わりです!

2回の呼気を採取して、二酸化炭素の量を判定し感染している場合は二酸化炭素の量が最初よりも増えます。

メリット
・精度が高い
・簡単に検査ができる
・小さなお子さんでも実施できる

デメリット
・食事の影響があるため、検査前には空腹にしておく必要がある
・検査材料が呼気であるため、検査前には禁煙しておく必要がある
・バリウム検査を施行した後には、同日に施行することができない
・内視鏡検査後に施行する場合は、1時間以上経過した後に検査施行する必要がある

*大変なのは、前日の夜10:00(22:00)までに飲食をすること!つまり夜10時以降、飲み食いできないわけです。

*翌日も朝7:00までにコップ一杯までならば水ならば飲んでよい。つまり朝7:00以降、8:00くらいの検査が終わるまで、水は飲めないし、朝ごはんも食べてはいけません!

これが辛かったかな?でも、大腸検査に比べたら全然楽勝!

胃カメラみたいに痛くもないし、楽チンです!

③抗体測定

ピロリ菌に感染すると体内ではピロリ菌から守るために抗体ができます。その抗体の有無を血液や尿を採取し確認。

メリット
・検査に時間がかからない
・ピロリ菌が少なくても確認することができる

デメリット
・あえてデメリットとするなら、採血が必要である
・除菌後の抗体低下には1年以上かかることがあるため、除菌が成功しているかを早く知りたい場合には適さない検査である

④糞便中抗原測定

検便を行い、糞便中のピロリ菌の抗原を調べて確認する方法。

メリット
・精度が高い

デメリット
・あえてデメリットとするなら、検体の採取や検査の処理が複雑である

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6.ピロリ菌の除菌方法

①除菌方法と費用

胃酸分泌抑制薬と抗生物質2種類の薬を一緒に飲む。ワンシートに入っています。

この薬を1日2回、1週間内服していくと(一次除菌と言われる)70〜80%の確率で除菌できるそうです。Lyraはこの第一次除菌で0%になったので除菌出来ました!ラッキー!

しかし、これで除菌出来ない人も多くて、その場合医師が抗生物質の薬剤を変えて第二次除菌をすることになります。二次除菌を終えた段階で除菌できた確率は90〜95%になります。

ピロリ菌除菌費用は、保険適応疾患が『ヘリコバクターピロリ感染性胃炎』『胃十二指腸潰瘍』『胃MALTリンパ腫』『特発性血小板減少性紫斑病』『早期胃がん内視鏡治療後』の患者さんのみ。

料金はおおよそ5千円〜1万円。

②副作用

軟便・下痢・味覚異常・発熱・アレルギー症状など、ほとんど服薬中止後に改善。

軽度ではあるものの下血を伴う下痢、アレルギー症状の発疹・かゆみ・じんましんが発現した時には服用を中止し、医師に相談するようにいわれます。

Lyraは便秘がひどくなりました。ガスが溜まり、時々お腹が痛くなり不快な思いをしたのが嫌な思い出です。

③ピロリ菌除菌時の注意

●薬をちゃんと飲む!

朝と夕飯後1日2回の服用を7日間連続で続ける。きちんと服用しないと除菌が失敗するから厳守!

●お酒を飲まない

胃酸を抑制するものが入っている為、アルコールを飲むと胃酸が増えて、効果がなくなる。

●体に異変が出たときは医師へ相談する

高熱や発疹、ひどい腹痛などがある場合は必ず医師に相談してください。

●4週間以上経ったら結果を必ず確認する(再検査で確かめる)

7.終わったLyraの感想

除菌が一発で出来たのはラッキーでした。普通、80%くらいの人は減少しても除菌出来ない人が多く2回目の薬の服用をして除菌成功なんだそう。

だから、除菌後4週間以上経ったら、必ず再検査をして除菌されたか確認しましょうね。

医師が次回の予約をすると思いますが、ど忘れする医者が最近はかなり多いので患者さんから、自ら予約入れて下さいと聞きましょう!

その際、検査は呼気検査のような、内視鏡を使わない検査だから時間がかからないですよ。

2回目の検査で除菌が完全かを確認しましょう。

90%以上は除菌可能な治療ですが残念ながら数%は除菌できない場合があるそうです。

Lyraは0%になったから本当に嬉しいです。

除菌できなかった場合は、薬剤を変更し除菌をする事になります。

その時もまた除菌後4週間たったら、必ず結果確認の検査に行きましょう。

ちなみに、三次除菌以降は自費になるところが多いそうですが、病気のリスクを考えたらやすいものではないでしょうか?

胃炎、胃がんの原因がほとんどピロリ菌によるものとわかってきています。

20代になっだばかりの人でもピロリ菌検査したら数値が高くて治療する人も多いんですよね。

少しでも胃の調子が悪い時は、医療機関で早めに検査を行い、感染の有無を知ること、また感染していたら早めに除菌をすることをお勧めします。

見つかったとしても抗生物質の薬を飲めば除菌出来ますよ。

Lyraは指示通り1週間、ワンシートに入ったあの沢山ある抗生物質を飲んで0%完全除菌出来ました!

だから、皆さんも不快感があったら早めに治す為に、早めの受診、はや目の検査、早めの治療をオススメします!

あー、やっと安心できました。がっ、胃はこれで治りましたが、次は大腸だよ。

早く完治させてスッキリしたいものです。

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