【The Doors/ Waiting For The Sun】和訳 ジム・モリソンが見た太陽 How’s the Sun Which Jim’s Waiting For?

今日はJim Morrisonの命日だ。多くの人が頭に浮かぶのはThe 27 Clubだろう。

伝説に残るロックスターは、27歳で死ぬ。

そんな噂が真実味を帯びているのは、実際にJim Morrison をはじめとして Jimi HendrixにJanis Joplin やKurt Cobain 等等… Brian Jonesに関しては、同日に亡くなっている(年は違うが) のだから、迷信とは言えどリアルに悪魔と契約を交わしたから成功し、有名になった代償として、契約満了したから天国へ召されたと考えてしまうのも無理もない。

ロックには不思議な魔力が合うからだ、

特にJimは魔力や呪文など、儀式に似た世界観が似合う。事実、黒魔術に傾倒し結婚式まであげていたのだから。その反面、とてもナイーブで傷つきやすい歌詞を書いたりする詩人でもある。

魔術的な彼が書く詩は、ギリシャ神話に根ざしたものから反戦の意味を込めた兵士の歌、セクシャルな物までヴァラエティに富み、聴いているものたちに夢や絶望を与えて来た。

今日Lyraが選んだ曲はその中では、珍しく静かな印象の歌詞だ。サウンドはダークさとヘヴィーな面を併せ持つ、、、だが、とても感傷的で、静かに季節の移り変わりを感じてるJimの様子が目に浮かぶような歌詞なのだ。

Jimは季節を好んで歌詞に取り入れる人だから、この歌詞は彼らしい The Doorsの特徴の1つでもある馴染みのある表現だ。だが、いつもの動的な彼の中に、また別の顔を見た気がしてハッとしてしまう意外性のある詩が魅力的だ。

今年のJimの命日には、こんな静かな世界でじっと聴き入りながら、穏やかにJimを忍ぶのがピッタリだろう。

もしかしたら、Jimもあなたの隣に座って太陽が登るのを待ち侘びているのかもしれない。

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【Iggy Pop/ Beside You】和訳 イギーポップの極上ラブソング Hungry For You

素敵な笑顔のIggy。

暴れ回り、ステージを転げ回り、狂気を喰って生きているイメージが強いIggy Popだけど、実は笑顔がメチャメチャ可愛い。だから、スマイルの写真を載せたくて  Debbie Harry  (→ 【Blodmdie/ Call Me 和訳 『American Gigolo』 愛か?仕事か? 解説)と一緒の此方の写真にしちゃいました。

そしてIggyと言えば、"Godfather Of Punk"と呼ばれるくらいのワイルドガイ。

だが、これまたバラードは笑顔と同じく、とってもスウィートなの。

今日の気分は、大好きなGarage RockのIggyではなく、Iggyの温かい優しい歌声の方だ。

だからこの曲を和訳してロマンティックな気分になりましょう。

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【The Doors/ The Crystal Ship】和訳 水晶の舟の真実 Where Is The Crystal Ship Going?

Jim Morrisonは、The Doorsの顔であり、60年代後期のロックバンドの代表的な存在。

そして、あの時代のサイケデリック・カルチャーを象徴するバンドのフロントマンだ。

だがそれだけでは、Jimのことを言い表せないと思う。

本来のJimは、激しいステージ上の姿とは真逆の文学青年で、本を読み漁っていた創作意欲に没頭するセンシティブな人で、繊細な心を持つ詩人だった。そして、ロッカーと言うより、詩をつきつめる探究心旺盛な冒険家でもあると思う。

Jimの詩作の素晴らしさは、The Doorsの歌詞に表れている。それに何年かに一回、Jim Morrisonの詩を集めたものが本になるが、今年も又リバイバル、刊行されたように、詩人として認められる存在なのだ。

今日はしっとりしたバラードとして知られているThe Doorsのこの曲を和訳して、繊細なJim Morrisonの詩の世界をLyraと一緒に味わいましょ。

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【The Doors/ Roadhouse Blues】和訳 言葉の影響 Words’re Powerful


今日はどの曲にしようか迷いまくった〜。

何故ならLyraの誕生日だからよん。

Happy Birthday To Me❤️

と言うことで今まで、【Lyra/ Oasis】【Lyra/Kate Bush】に、【Layla / Eric Clapton: Derek & the Dominos】と来たからね〜。

Lyraネタ探す予定でしたが、寝れんくらい忙しい上に、問題勃発して調べる時間が全くなくて、今年は、名前ネタはやめて好きなバンドの曲にしましょう。

そうなると、また好きなバンドが沢山ありすぎて迷ってしまいますが(笑)、安心・安定した「好き」をキープし続けて来たThe Doorsの曲にしましょう。

かなりThe Doorsネタは書いて来たので、今日はいつものロックなThe Doorsではなく、Jimが大好きだったブルーズなサウンドが魅力の曲を選んだよ。

一見、能天気な歌詞。Lyraの趣味である深読みスラング和訳をすれば、かなりセクシーなダブルミーニングがある曲よ。

これから「遊びに行くぞ」と言う時にも、「このチャンスに賭けるぞ」って時にも合うアッパーな曲です。

で、ちょっぴり悟りを開いてる感じが人生の悲哀をかんじてしまう。魔術的な曲。

魔術のように狂わしたい。そんな願いは、永遠。

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【Mazzy Star/ Be My Angel】和訳 宿命の女=素直な女 Femme Fatale

『Femme fatale』

随分前に和訳した【Fade Into You】の時に、Hopeのことをそんな風に書いたけど… 全く悪い意味で書いたのではなく、寧ろ「自分と似た部分を持っている女性」としてリスペクトして書いたの。

この世は、自分らしく生きると横槍が入り、生きづらくなる世界。

「その中でいかに素直に自分らしく生きていけるか?」が人生の課題かもしれない。

それにね。

日本だとFemme Fatale=『宿命の女』や「男を破滅させる女」といった意味あいが強いが、実際は「運命の女」つまり「赤い糸で結ばれた恋愛関係のある女性」のことを言うのよ。

良い意味の方が元なの。

それに「運命」ってどうにでもなると思う。

自分がどう動くか?

それで運命も自動的に元ある起動を逸れて、別次元に進路変更する時もあると感じるの。

そして変わってしまえば、それが宿命さ〜♪

いつかこの道が交差することはあるのかしら?

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