第1話の閉鎖感が1982年の『遊星からの物体X』『(John Carpenter’s) The Thing』みたいだと先週お話しました〜。
が、今回はその南極の僻地が宇宙的だったのが、いきなり密室殺人のドラマを見てるような犯人探しのストーリーになっています。
みんな犯人と言ってもおかしくないメンツ。
だから、腹の探り合いが始まりどうなることやら?
信じられないって本当に怖いな。
それも逃げ場がない南極で、誰も信じられないって、どんだけー!
今日Lyraがレビューするのは、日欧共同製作の《大型国際連続ドラマ》【THE HEAD】。
エミー賞受賞プロデューサー製作総指揮のもと、《震撼の極限心理サバイバル・スリラー》が禁断の幕を開ける!!
*前回の第1話はこちら!→【THE HEAD】第1話 ネタバレ 詳しいあらすじ感想 「山下智久 世界進出で遊星からの物体X」ツッコミポイント
長く暗い夜の果てに、最も冷たい真実がーその結末は誰にも予想できない…と言う触れ込みですが、
先週のLyraのツッコミPointに書いたように、怪しい人物が!
どんな風になったかは、早速、詳しいあらすじ に行きましょう!
あらすじは前後に分けるので、ラストを知りたくない人は、後編を飛ばして、【Lyraの感想】を読んでね!
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1.あらすじ 前編
夏季隊長のヨハンは、妻アニカとシンプルな家具が置かれている自宅にいた。
前にアニカは子供は要らないと言っていたようで、ヨハンにキスされると
「前に子供は要らない、って言ったけど…あれは、『今は要らない』ってことだから。今は、よ。」と言った。
それを聞いたヨハンは嬉しそうに笑いながら、アニカを抱きしめる。
良い雰囲気になっていると、いきなり電話が鳴り響いた。
出るなよ、と言うヨハンにキスすると、アニカは受話器を取る。
すると顔が一気に暗い表情に。
ヨハン「どうした?」
アニカ「ダミアン・ファウルズが死んだって、、、自殺か事故かわからないらしいけど、ロンドンの自宅の屋根から落ちたって」
吹雪の猛嵐の為に、雪上車を探していた隊員達は、調査を中断して基地に戻って来た。
ヨハンはまだ調査をしたいと頼むが、危険だからと諭される。
その為、7人の遺体の調査を急ぐヨハン達。
死体の指を1本1本電源ボタンに当てて行く。
死体の指紋を使って、スマホのロックを解除するのだ。
最初に殺されたマイルズに、アキ、エリック、ヘザー、ニルスと解除出来たが、6人目、調理師のラモンのが解除できない。
コンピューターに詳しい仲間に見せて、開けさせるヨハン。
だが、60通りのパスワードがかけられていて、「これは軍隊レベルのパスワードだ」と言う。
おかしいと思ったヨハンは、ラモンの部屋に行く。
すると棚には、ソクラテスやニーチェなど哲学書や難しい本が並べられている。
ヨハン「料理人が一体なぜ?アイツ何者だ?」
ヨハンは、医師の仲間に「無理矢理聞き出すな」と注意されながらも、マギーの病室に入り、話を聞くことを許された。
マギーに話を聞くと、恐る恐る話し出すマギー。
3週間前、冬季隊長のエリックと、生物学者のアーサーに頼まれ、マギーは、死んだマイルズの死因を調べていた。
マギーは、少し怯えたような表情で、切断されたマイルズの頭を両手に持ち、丁寧に調べて行く。
マギー「後頭部を重い鈍器で殴られています。レンチカハンマーのようなものです。そして出血の量から、首を切断したのは死んだ後。そして外の血の量から、外で殺されたと思われます」と言う。
エリック「だったら犯人は、わからないじゃないか」
マギー「アーサーみたいな体格の良い人でも、私みたいな力の無い者でも可能性はあります」
アーサー「つまり全員が容疑者ってことか」
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エリックは、急いで隊員全員をリビングに呼び出した。
そしてここにいる全員が犯人の可能性があることを伝える。
それを聞くと料理人のラモンが、いつも仲が悪くて、昨日も殴り合いの喧嘩をしたニルスが怪しいと言い出した。
それを聞いたニルスは、「俺はやってない、それよりお前らだって!」と疑いだした為に、ラモンがキレて喧嘩になる。
エリックは2人を止めると、
「侵入者がいるかもしれない」と自分の考えを言った。
と新たな可能性を示唆。
アーサー「何言ってんだ?外は真っ暗で極寒なのに、誰が来るって言うんだ!」と馬鹿にするが、
エリックは、「もしかしたら外に何か痕跡があるかもしれないし、ひょっとしたら誰かいるかもしれない」と言い、全員で外に出て、手掛かりを探すことにした。
真っ暗な中、懐中電灯片手に探すメンバー達。
マギーも1人で探していると、先の方で、誰かが雪の中に何かを埋めているのを見つけた。
よく見るとニルスだ。
一瞬見つかりそうになったが、上手く交わしたマギーは、ニルスがいなくなると、雪を掘り起こした。
すると雪中から出て来たのは、血がべっとり付いたナタみたいな刃物だった。
マギー「みんな早く来て!見つけたわ!」と無線に向かって叫んだ。
そして、ニルスが血のついたナタを埋めていたと話した。
驚く隊員達。だが、その場にニルスがいないことに気づく。
急いで全員で基地に戻る
だが、ニルスは中から鍵を閉めて、皆んなを入れないようにした。
エリック「外は―30度なんだぞ!話を聞くから、中に入れてくれ」と説得をする隊長だったが、ニルスは、「俺はやってない、犯人じゃない」とブツブツいい、T3状態になって(閉鎖された空間で錯乱する精神病)話を聞いていない。おまけに酔っている。しまいには寝てしまった。
-30度の外に残されたメンバーは、手分けして入れる箇所があるか、出入り口を探す。
コンピュータ担当で、唯一のアメリカ人ヘザーが、「排気口から入れるんじゃないか?」と提案。
アキとマギーを連れて3人で行く。
が、排気口が小さい為、ヘザーが自ら防寒服を脱ぎ、下着姿で極寒の中で、排気口から基地内にギリギリ入れた。
アキとマギーは、ニルスの気をそらす為に、外から話しかける。
酔っ払たままニルスは、2人に文句を言ってる隙に、ヘザーが技をかけて、気絶させ、やっと皆、基地内に入ることができた。
気絶から目が覚めたニルスを、ランドリールームに連れて行き、地べたに座らせたまま、両腕をスチールにくくりつけた。
自分はやっていないと主張するニルス「俺は誰かにハメられたんだ!」と主張。
だが調理師のラモンはニルスには、やばい過去があると言い出した。
2. あらすじ 後編
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「こいつには、ジャンキーの娘がいたが、ディーラーから買った薬で死んじまった。しばらくして、娘に売ったディーラーは殺されたんだ。」
ニルス「俺はやってない!それにマイルズだってやっちゃいない!ハメられたんだ。偵察に行く前に、部屋に行くとクローゼットの下に、あのナタが置いてあったんだ。血がついたのが。もしあのまま部屋に置いていたら俺が疑われるだろ?だから、隠さなきゃと思って埋めたんだよ。だから犯人にハメらたんだ!」と主張した。
ニルスの話には、信憑性があることはあるが、はっきりした証拠がないため、仕方なくそのまま、ランドリールームに繋いだままにしておくことにした。
マギーとヘザーとエバは3人で世間話していた。
エバになぜこんな僻地に看護師としてきたのか尋ねると、
「旦那の借金のせいよ。南極は2倍の給料が貰えるから、だから、それ目当てで前は来たのよ」
「じゃ、今回は?」と聞くとエバは、肩を竦めるだけだった。
マギーは、自分の部屋に戻ろうと基地内を歩いていると、アキに呼び止められた。
アキ「マギー、君を探していたよ。なんか変だと思わないか?全部計画的な犯罪だよ、おかしい」と話した。
アキは、話を聞く為にニルスに会いにランドリールームへ。
すると、ニルスは両腕を繋がれたまま、首から大量の血を流していた。
アキは、急いで首から流れ出る血を両手で抑える。だが、血は止まるはずもなく、ニルスは痙攣したまま血を流している。
「誰か!助けてくれ!」と叫ぶアキ。
マギーがやって来た。
だがニルスは事切れた
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ヨハンは、マギーの話を聞いて、 「君は。なぜアキがニルスを殺したと思わないんだ?」と疑問をぶつけた。
マギー「彼はいい人よ。それが分かっていたから、疑うはずがないわ。」
ヨハン「何言ってるんだ?そもそもこんな南極に来る奴は、何かしら誰にも言えないような過去を抱えた奴ばかりだぞ。何かから逃げたくて来た奴が多いのに。何を言ってる?」とマギーに怒り出すヨハン。
そこに隊員から連絡が入り、「どこからか信号が出ている」と言う。
急いでその隊員のもとへ行くと、無線信号が出ていて、アニカが、誰か無線をキャッチした人に助けを求めているメッセージが、繰り返し流れている避難信号だという。
その上信号は、建物の中か、近くが発信元だという。
ヨハンは、隊員と2人で無線機を片手に、探し回る。
どうやら、地下通路の方から聞こえてくる。
走り回り、迷いながら辿り着いた先には、アニカがメッセージを発信する為に、スピーカーに録音した無線機が置いてあるだけだった。
すると、2人の後ろに人影が…。
その人物は、いきなりヨハン達に襲いかかって来た。
ヨハンは必死に抵抗。逆に力でねじ伏せ、フードを上げて顔を見ると、なんとアーサー(生物学者)だった。
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アーサーは、コーヒーを貰い、ゆっくりと平静になった。
話によると非常食を食べながら、この通路で、隠れながらジッとしていたのだという。
ヨハン「アニカは?アニカはどうした?」
アーサー「私が、最後にアニカを見たときは生きていたよ。どうしたかは、知らん。」
ヨハン「何故隠れてた?犯人は誰だ?」と聞くと
アーサー「アイツがやったんだ。生きてるのか?」
ヨハン「誰のことだ?生存者はマギーしかいないぞ。」
アーサー「そうか、生きていたのか。生きてたんだな。どうせ被害者ぶってんだろ?アイツを信じるなよ。」
ヨハン「何故だ?」
アーサー「マギーが全員ヤッたんだよ」
3.Lyraの感想
いやはや、先週のLyraのツッコミpointで、「マギーが怪しい」と言っていたらマジで容疑者疑惑が上がって来ました!
それもルックスが、激変したやつれた生存者のアーサーが、「マギーがやった」と言うのだから、真実味が強い。
まあ、彼は隊員達に対してシニカルと言うか。否定的な態度を取っていたから、怪しいと言ったら怪しいのだけど、どちらかというと頭はメチャイイ学者だけど、自分の研究の事以外は、全く興味がない人。
およそ誰かを殺す、と言う考えが浮かびもしないタイプだから、彼の証言は強みがある。
ただ、研究を邪魔される危険性があると豹変しそうだ。
それに、マギーが訪ねても前に基地で何があったか答えない。
それが怪しいの。
前回、殺されたマイルズと今日死んだニルスが喧嘩して、顔を怪我したニルスを治療したマギーに、
「あいつはなんか言ってなかったか?頭がどうとか?」と聞いていたんだよ。
あまり口調が強いからマギーも不信に思って「何かあったんですか?」と聞くんだけど、アーサーをエリックが止めたんだよね。
「まあまあ、もういいだろ」って。で、アーサーは、しまった、と言う感じでその場を離れた。
怪しいでしょ?
おまけに今回もアーサーがしつこく聞いたら、何故聞く?とマギーが言ったら、
今度は、エリックが「ここで上手くやって行くならば、余計なことは聞かないこと。出しゃばらないことだよ」と優しく(優しいのが、リチャード・サメルが演じているから余計、怖い!)忠告したから変なんだよ。
絶対、昔、この基地で何かあったか、もしくは、実験見たいのがあったか?が予想されて妖しいのだ!
全員じゃなくても、エリック、アーサー、ニルス、マイルズは、知っていた可能性が高い。
そんな連中の1人であるアーサーが「マギーが殺した」と言うのが、引っかかるのよね。
信憑性は高いんだが、この妖しい行動が何かマッドサイエンティストぽい。
ただ、事件がある側には、必ずマギーがいるの〜。
やっぱりマギー?
と今回も宙ぶらりんで終わってしまったから、この先の展開が気になる〜!
気になるついでに、いつものLyraのツッコミpointをいっちゃいましょう!
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4.Lyraのツッコミpoint
①ヨハンの先入観
夏季隊長ヨハン。
先週、「The Walking Deadのリックみたいだから、良い人に見える〜。」とLyraはキュンキュンしあて書きましたが、何か良い人過ぎて抜けてるかもしれない疑惑が、浮上した。
読みが甘いというか、妻アニカが死んだか生きてるか分からない状態だし、パニックになっていて頭が回らないのかもしれないけれど、ちゃんと物事を見ていない。
先入観に囚われている気がする。
その良い例が、パスワードを何重にもかけまくっているラモンが、ソクラテスやニーチェを読んでいたからって、「料理人の癖になんでだ?」と言うのが、おかしいなあ、と思ったの。
だって料理人だろうが、何だろうが読書好きはいるし、人生に悩んだら哲学書だって読むよ。
色んな人間がこの世にいるのに、何も知らんのか?
隊長なのに先入観に囚われっぱなし。
アキを疑うのは、犯人探ししているから仕方ないと思う。
でも「こんな南極にくるような奴らは、何か過去にあった奴や問題抱えてる奴なんだよ」と言うのが、また、凝り固まってるよ。
確かに何かから逃げてくる人が多いのかもしれない。
だからと言って殺人犯だとは言えないよ。
全く先入観に囚われ過ぎて、真実が見えなくなりそうな人だよね。
隊長なのに、、、大丈夫かしら?
ただ、今回もアニカとラブラブで仲良し夫婦だったのが良かったわ〜。
ラブシーン少ないから、2人の仲良しさが、このドラマの癒しだわん。
②アニカ
このアニカも先週、怪しい手紙の切れ端を残していたから怪しい人でもあるのよね。 ↓↓
*【THE HEAD】第1話 ネタバレ 詳しいあらすじ感想 「山下智久 世界進出で遊星からの物体X」ツッコミポイント
でも今週は、その話題には全く触れていないからモヤモヤ。
あの終わり方したら、普通、解決すべきでしょう?
または解決しなくても良いから、少しは触れないと話にならないのに、全くあの話はなかったかのよう。
で、新しく「犯人はマギー」と言う終わり方をして、これじゃあ、ただ単に、視聴者に次回を見させたいだけでその為にはストーリーは無視と言う魂胆が丸見えだよね。
マギーは、特に問題があるような人には見えないんだよ。ただおかしいなあ、と言うのが毎回妊娠の話をすること。
第一話では、「子作りしよう」と言い出した。ヨハンは大喜びしていたし、見ているLyraも幸せな2人を見て喜んでいたんだけど、今回も言うから、「ある意味しつこく言わせる何か意味があるのかも!」 と気にかかったんだよね。
だっておかしいでしょ、何回も。産みたくないが、産みたいと言うセリフ、、、まさかの人体実験とかじゃないですかね?
一瞬、寄生獣思い出しちゃった!
こわっ。あと、このブログで随分、昔になるが【Bodysnatcher】紹介したが、あれも似ていたらどうしよ!
恐っ!
*ボディスナッチャー 恐怖の街。レビュー!実際にありそうな閉鎖された社会
もしそうだったら、この先スプラッター?もしくはB級ホラーノリになって面白くなりそう。
まあ、ならんだろうけど。
③アキ
ちょい妖しい。めちゃくちゃ変ではないから、犯人ぽくはないの、今は。
でも、たまに何か隠してるような表情をするのが、気になる。
あと、キャラ説明で「過去に何かあっだのを隠してる」と書いてあるから、気になるだけ。
日本に住んでるから、山Pを応援したいだけなんだわ。目立つキャラだと、この先ハリウッド行けるでしょ?
だから〜。
頑張れ山P!
多分、犯人じゃなさげだが。
④ラモン
犯人と言うより、何か悪いことをしようとしていた人だと思える。
秘密ありすぎよね。パスワードかけまくりが軍事レベル、てのが。
そのスマホの件以外は特に、今は何もない。
だから、変なことして危険性があるから殺されたんじゃないかね?
次回真相がわかると良いな。軍事レベルの意味が知りたいのだ。
⑤マギー
事件が起きるたびに、側にいるマギー。
確かにおかしいよね。
アーサーの話だと連続殺人犯は、マギーと言うことだが、それより、生存者として生きている方が怪しい。
ただ秘密を知り、それで殺されそうになった被害者でもありそうだと思った。
この先、ヨハンが犯人かもしれないマギーをどうするのか?
どう尋問して行くのか?が気になる〜。
く暗い夜の果てに、最も冷たい真実がーその結末は誰にも予想できない…ってところを見して欲しい!
エミー賞も受賞した世界的ヒットドラマのエグゼクティブ・プロデューサーを務めたRan Tellem(ラン・テレム)が製作総指揮を担当してるし、ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導、、、と言うデラックスなドラマだから。
次回の【THE HEAD】の第3話が早く見たい!
来週も頑張って描くので、宣伝の方宜しくお願いします〜♪
やる気が出るのです。
お楽しみにねー!
See you tomorrow〜☆
The Head (German: Die Nackte und der Satan, “The Naked and the Satan‘) is a 1959 German horror film directed by Victor Trivas.
Is 【THE HEAD】remakes of this?
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