去年からLyraのブログやSNSでちょこちょこ書いて来ましたが、やっとLily Rose Deppと The Weeknd W主演のTVシリーズ【The Idol】が、2023年6月4日(日本は5日)から始まりました。ジ・アイドルというサブタイトル付きですね、日本では。
はっきり言って「こんなの日本のTVでは無理」な内容…。でも不思議なことに昔の日本のドロドロな人間模様のドラマ臭がプンプン。
それもそのはず、The Weekndは自他共に認める1980年代フリークだから無理もないのだ。全てが1980年代から1990年代のオマージュのようだ、良い意味でも悪い意味でも。
そして強烈な映像…というか「Lily」が強烈なのだ。やらなくても良い場面でもサービスしてしまう。
これを体当たり演技と呼ぶか?はたまた、ただの話題作りと呼ぶか?は、視聴者のあなた次第。
先日【THE IDOL/ジ・アイドル】のストーリー・キャラクター徹底解剖 と、Weeknd ft. Future【Double Fantasy】和訳解説 Lily Rose Depp主演ドラマ『IDOL』を書きましだが、今日は第1話について書いていきましょう。
Jocelyn(Lily Rose Depp) の堕ちてく様や複雑な人間模様とストーリーはLyraがこれから書くあらすじと解説で丸わかりよん。
*メンタル病んでる人は見ない方が良いドラマかも? (そんなにヘヴィーではないが、女性は不愉快になる表現があるセリフがある)
今日Lyraが解説するのは、アメリカ合衆国HBO制作のドラマ【The Idol/ジ・アイドル】です。
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詳しいキャラクターや概要などは、前に書いたこちらの記事を参照してください。↓↓
*Lily Rose Depp主演 Weeknd 製作【THE IDOL/ジ・アイドル】ストーリー・キャラクター徹底解剖 予告編も! Cast and Teaser
そして曲のイメージは、The Weeknd( Abel Tesfaye) の最新曲のこちらで分かりますよ。参考にしてください。↓↓
*Weeknd ft. Future【Double Fantasy】和訳解説 Lily Rose Depp主演ドラマ『IDOL』
早速、あらすじをに行きましょう。ネタバレ有無で読めるように書いてあります。詳しい内容を知りたくない方は、あらすじ:前編だけお読みになり、あらすじ:後編は読まずに【Lyraの感想&解説】をお読みください。
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第1話「男と女」あらすじ前編:
*ネタバレ無し
無表情のジョスリンのドアップ。
カメラマンの「笑って」の一言で一変。「はははは!」と大笑いを始める。
「清純に」と言うカメラマンのリクエストに少し恥じらいを見せる笑い方に変わり、「翻弄しろ」「エロくしてくれ」のどんな要求にも合わせていくジョスリン。
ジョスリンは自宅のキングサイズ・ベッドの上でカメラマンのリクエストに次々と答えていく。
周りにはスタッフが10人ほどいるが、赤い着物のようなガウンをはだけさせて、胸が見えそうでも平気なジョス(ジョスリンのニックネーム)。
「感情をむき出しにして」で泣き出すジョス。
そしてほんの少しのの休憩になると、タバコを吸いまくる。
翌朝、アシスタントの女の子(であり親友)のレイアに起こされ、またカメラ撮影が始まった。
それを見ながら3人のスタッフの男女が話している。
撮影のイメージは?と聞かれてレコードレーベルのエグゼクティブプロデューサーのニキは、「美しく壊れてる女」と答える。
それを聞いて「ジョスは壊れていないぜ。問題を克服したんだよ。メンタルの病気を美化すんなよ」とマネージャーのカイムが言う。
ニキ「これだから大学出はだめねぇ。大衆にセックスとドラッグを楽しませてやるのよ」と笑う。
ザンダー「だが病院のリストバンドはやり過ぎだ」若い方のディレクターが言う。
ニキ「情緒不安定はセクシーよ。それに使える。例えば貴方が田舎町に住んでるとしたら、ジョスリンみたいな子は身近にいないし高嶺の花よ。でも精神的に参っていたら貴方と寝るかもしれない。だから情緒不安定はセクシーなのよ」
カイム「まあ一理あるな。彼女はブリジット・バルドーの再来だ」
ニキ「シャロン・テートかもよ〜ん」
カイム「やめろよ」
皆が下らない話をしてる間もジョスリンは、カメラマンの指示に従い、気分が乗って来たのか自ら胸を曝け出す…だが、それを見たスタッフの男ダニエルが素早く中断させ、カメラマンを連れ出した。
ダニエル「ヌードの契約はしていないから乳首や胸全体を撮影するのはやめて下さい」
揉めているのを見つけたザンダーが話を聞くが、ダニエルは「撮影は禁止。もし胸を撮影したいのなら契約をやり直してください」と譲らない。
ジョスリンは、話を聞いて「私の身体だから、私が決めるわ。私の家で私のアルバムの為に私が脱ぐのよ」と言い出した為、ダニエルは
「契約変更してください。人権にかかわるから。48時間かかりますけどね」とこちらも譲らない。
マネージャーのカイムは、スタッフの太めの女性がやって来て緊急の話だと呼ばれ、そちらにいくと
「ジョスの顔に誰かが顔射した写真がSNSに流出したから大変なんだってば!」と動揺している。
聞いたカイムも動揺し頭を抱えた。
レイア「自撮りしてるみたいです」とカイムにジョスがやったポーズの真似をして見せる。
吐きそうになるカイムは「相手の男は誰だ!お前はジョスと同居してるくせに何故分からなかったんだよ!男を見つけろ!見つけたら俺が殺す」と怒鳴りだす。
そこにジョスリンがやってきたので、その場にいる人間たちは、話をやめて何事もないといわんばかりの微笑みをみせる。
ジョス「コーディネーターがダメだわ。」と言い首を切るジェスチャーをした。
カイムは分かったと言うとダニエルに「ジョスリンが良いっていってんだから、撮影しろ」と言う。
だがダニエルは「彼女が大切じゃないの?僕は守っているんだよ、」という。
カイムは他の人に話を聞かれたくないからと、ダニエルにトイレに入るようにいい、彼が中に入ると閉じ込めてしまった。そして「カメラ撮影を続けるそ!」とカメラマンやスタッフ達に叫んだ。
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女プロデューサーにカイムは「ジョスリンと、検索してみてくれ」と言い、言われたままニキは、検索し、スマホの画像を見て思わず口に手をやる。
「相手は誰よ?この尻軽女!罪人よ!」と怒鳴る。 怒りで騒ぎ出したニキを宥めるカイム。
カイム「ベンジャミンの所へ行こう」
ベンジャミンは、メガネをかけた小太りの男で冷静に対応し始める。
彼がいうにはTwitterの検索一位、トレンド入りらしい。
それでもカイムは「相手の男をつきとめてやる!」と怒りで震えていたが、そこへヴァニティフェアの編集員のタリアというオレンジ髪のトランスジェンダーがやって来た。どうやらジョスリンのインタビューで来たらしい。
カイム「ジョスリンは被害者なのに世間はそうは見てくれない」と嘆く。
ニキ「誰でもやってることよ」と落ちつきだしたようだ。
カメラ撮影は終わり、次は庭でダンスの練習をすることになり、ジョスリンは、またタバコを吸いながら「アタシのスマホはどこ?」と豪邸である自宅を探し始める。
「ここにもないわ。ねぇ、何かあった?」とレイアに聞くがレイアは話を上手く逸らしダンス練習に行くように話した。
外の2階ポーチでは、記者とプロデューサーやマネージャー達がまだ話している。
ニキ「彼女の母親は癌で亡くなっている。苦しみながら逝く親を彼女が看取ったのよ。彼女は『ワールドクラスの罪人』というCDをリリースするわ。良い曲よ」と宣伝。
ベンジャミンは、リベンジポルノだと言えば?と提案する。
そこへ流出の件でアンドリュー・フィンクルスティンと言う男が来た。ライブネーションの上のものらしいが、セキュリティの男は信じていないため、ジョスリンの豪邸の中に入れずイライラしてた。
レイアに急かされて、炎天下の中、庭で2時間待たされていたダンサー達に会いにいくジョスリン。
ダイアンとハグして、直ぐに練習が始まる。
かなりセクシーなダンスだが、あのアーティストのダンスに似ている。
それをタリアも気づき「ああ、これプリトニー・スピアーズのオマージュね」と、遠回しにパクりと言ってしまうタリア。
ベンジャミン「彼女やジョスリンは、マスコミに叩かれまくっても蘇ったんだ。女の普遍性だよ。消えないと言う意思表示さ」とジョスリンを必死にフォローする。
アンドリューは、カイムに連絡してやっと敷地内に入ることができた。だがイライラしたままカイム達スタッフに会うと、SNSの画像を見てかけつけたと言う。
カイム「大丈夫だ。夢のようなビデオになるぞ」
アンドリュー「俺の夢は4万人入るアリーナを完売させることさ!今まったくチケットが売れてねーんだぞ!」とジョスの人気が下降気味なのを暴露した。
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タリアがニキと話しているとザンダーが挨拶しに来た。あら、いたの?と言うタリアは他の人と会った時と違い、かなり嬉しそうにハグした。
ニキ「ああ、あなた達知り合いだったわね」と言うと嫌そうに立ち去る。
ジョスは疲労が溜まり、全くダンスのテンポについていけない。
コリオグラファーのオンナが休憩するように皆に言った。
ジョスリンが休憩するのを、マネージャーやアシスタント達はポーチのソファに座りながら見下ろしていた。
アンドリュー「15歳の娘が衝撃的な写真を送って来たんだから驚くだろ?尻軽なのは構わないがメンタルが崩壊したら困るんだよ!」と言い切った。
何やら上の連中が揉めていると薄々感じてるジョスリンは彼らを見上げていた。
それに気づいたマネージャーがわざと手を振り「ジョス〜」とわざとらしく呼ぶ。
手を振りかえすジョスリン。だがタバコを吸い、振付師が「ダイアンがあなたのパートを踊るから、もう一度見て覚えて」と言うのも適当に答えてチラ見しかしない。
ダイアンは、完璧にジョスのパートを覚えており、踊れた。
それを見てサングラスをしたままのジョスリンの頬に涙が流れてく。
そして振付師の合図でジョスリンが踊ることに。皆が上のポーチから見下ろしている。
「大丈夫。私には出来る…」そう小さな声で自分に言い聞かせるジョスリン。
それを不信そうな顔でヴァニティフェアのタリアが、わざわざ手すり前まで来てみていた。
ジョスリンは必死に踊りきり、今度は遅れることもなく、ラストもうまくいった。
皆が「最高だ!」と拍手し、タリアは親指を立ててgood job サインを送った。
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だがダンスが終わったジョスリンが部屋に入ると、皆が立って待っていて例の流出写真を見せた。
一瞬、言葉に詰まり顔が驚きでひきつるジョスリン。だが何故か納得したような表情をする。
「今、追跡して同行者を特定中だよ」とスタッフが言うが冷静なジョスリン。
ジョス「これならまだ、マシな方よね」と言う。
アンドリューはリベンジポルノとしてこの件をまとめることにし、ジョスリンはあくまでも被害者として前面に押し出すことを決定した。
カイム「こんな酷い話があるかよ。ぶっこきだか何だか知らんけど。こんなんで知名度UPなるわけねーよ」
レイア「ぶっかけですよ。でもこれ違うと思う。ぶっかけは複数人だけど、ジョスは特定の1人なはずですよ」
スタッフ全員が「じゃ、そいつは誰だ?」と言う顔になった。
落ち込むジョスリンは冷静を保っていたが、地下に降りて自宅のサウナに入る。中にはダイアンがいた。
ジョスリン「そのクラブの名前は?」とダイアンに聞いた。
そのまま2人はロールスロイスのオープンカーに乗り夜の街へ。
クラブに入ると酒を飲みまくり、騒いで楽しんでいるジョスリン。
その姿をクラブのオーナー、テドロスが見ていた。
テドロス「踊れ!恋をしろ!そしてファック!」と客を煽るテドロス。マイクで客を沸かすテドロスのことを、後頭部に「人生とは戦い」とタトゥーを入れてる仲間が見ている。
テドロス「おい、なんだ!あのジョスリンが俺のクラブで踊っているぞ!アイコンでレジェンドだ!」と叫ぶ。
「すげー美人だな。一緒に踊ってよ!」と言うとジョスリンに近づいていくテドロス。
マドンナのLike A Prayerに合わせて踊る2人。
テドロス「アンタは危険だよ。」
ジョス「私はあなたを知らないわ」
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それを見ているアシスタントのレイアを、さっきのタトゥーの男が見てる。
テドロスは目配せをタトゥー男にした。男は何かを入れた酒を持って歩き出した。
テドロスは、ジョスリンを誘い階段へ。そしてキスをする。抱き合い激しく求め合う。
すると「ねー、ジョス?どこにいるの?」とレイアが、ジョスを探す声がした。何度も名前を呼ぶレイアの声に笑い出す2人。
テドロス「あの子、なんなんだ?萎えちまったよ。」
ジョセリン「私のお目付役。アシスタントね…そして私の親友なの」
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どこを探してもジョスリンがいない為、またダンスフロアに行き周りを見渡すレイア。
そこへテドロスの仲間(店員)のタトゥーの男がやって来て「踊ろうよ」と誘う。(どうやらテドロスの命令でレイアを引き留めているようだ)。
何も知らないレイアは、一度断るが、男が良く聞こえないふりをして誘い、先程の何かいれた酒を飲ませた。レイアは、酔いもあり断れなくなり2人は踊り、良い雰囲気に。
階段ではジョスとテドロスが話しこんでいる。
テドロス「新曲はどう?」
ジョスリン「良いとは思うけど。売れ線ポップスよ。ポップスなんて薄っぺらいわ」
テドロス「プリンスが怒るぞ」
ジョスリン「プリンスは大好きよ。」
テドロス「【ビートに抱かれて】は?」
ジョスリン「あの曲は最高だわ」
テドロス「ありゃ、今リリースしてもヒットするぜ」
ジョスリンは、ジッとテドロスを見るといきなり「あなた好きよ」と言う。
テドロス「俺もだよ…ポップスは、最高な仕事だ。楽しんだら?」
ジョスリン「私もそうしたいのよ」
テドロス「こっちにおいで」と言う。
ジョスリンは言われたままテドロスに寄りかかった。
帰宅して広いリビングのソファにどかっと座り込むジョスリン。
電気もつけずにソファにもたれかかると手を這わせて1人でやり出した。自ら反対のあいている方の手で首を絞める。終わると晴れやかな顔で笑い出した。
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「起きて、ジョス」とまたレイアがカーテンを開けて、いつもの朝が来た。
すると朝からヴァニティフェアのタリアとのインタビューが始まる。
2年前からここに住んでいると答えるジョスに、「お母さんもここに住んでいたの?」と尋ねるタリア。
ジョスはサングラスを、したままタバコを吸うだけ…答えない。
それを見てタリアは録音しているスマホを一時停止し、「あの流出写真はあなたを傷つけたし、裏切り行為よ。」と言う。
ジョスは、スマホの一時停止ボタンに触れて、わざと録音を再開させる。
タリア「相手の男をぶちのめしたら?記事を書いたら仕返しになる。それに同じように傷ついた女性たちに勇気を与えられるわ」
ジョス「復讐が力になる?5年前だったらそれを、信じていたかもね、今はそんなアホな手には乗らないわ」
タリアは録音をまた止めた。そして編集長に『相手の男が誰だか名前を聞き出せ』と驚かされていると話す。
ジョスリン「わかるわ。」と言うと録音ボタンをまた押しながら「話す相手ならいるわ。神よ」と遠くを見つめながら答えた。
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あらすじ:後編 ネタバレ有り
自宅のソファで「氷の微笑」の映画を見ているジョスリンとレイア。
ジョスリンは、レイアに新曲のシングルは好きだか尋ねるとレイアは良い曲だし、好きだと答えた。
ジョス「商業的には良い曲よ。でも聴くたびに私は恥ずかしくなるよ」
レイア「エッジが効いてるカッコイイ曲だよ」
ジョス「『アタシを知りたい奴、銀行に金がある?アタシは堕落した良い子』って歌詞、変じゃない?」
レイアは歌詞なんて、なんでも読むと変になるものだと愚痴ばかり言うジョスリンを宥める。
ジョス「皆んなが私の失敗を待ってる気がする。失敗したくないわ」
レイア『絶対に良い曲だって!私を信じて」と言うがジョスは信じていないようだ。
ジョス「テドロスをウチに招待するわ」
レイアは、「テドロスは危険な感じ…レイプとかしそうよ」と言うとジョスは「そこが良い」と笑う。驚くレイア。
TVではまだ氷の微笑をやっている。
画面のマイケルダグラスが「彼は?」と聞くと、シャロンストーンが「彼は女に殺されるわ」と答えていた。
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