【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス シーズン2】第7話ネタバレ解説 あらすじ 感想 Burden In My Hand

悲しい…こんな呆気ないことってある?

「ああ、Lyraは、ラスアスシーズン2が終わるのが本当に悲しいんだな」と皆さん思ったと思いますが、それだけじゃないんです。非常に悲しくて残念で残忍な事がシーズン2の最終話であるこの第7話で起きてしまったのです。

それと共に、この先の未来が益々暗黒で血みどろで悲しみ深いものになってしまうのが決定した…エリーがどうなるのか、怖くてしかたない。ここまでエリーを追い詰めなくても良いのに。

因みに【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス シーズン3】は、ありそうです。それは最高に嬉しいですね〜。

この第7話で友情の素晴らしさと絶望を、見た者達は味わうことになるのです。だからこそ、生きると言うことの大切さを感じています。

今日Lyraが取り上げるのは、アメリカ合衆国HBO製作のTVシリーズ【THE LAST OF US シーズン2】第7話です。このシーズン2の最終話になります。

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前回の第6話では、懐かしいジョエルがメインの愛溢れる回想録になっていました。

*【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス シーズン2】第6話ネタバレ解説 詳しいあらすじ感想「ジョエルの愛」

 

今回の第7話は、前回の最後のエリーが雨に濡れていたシーンからの続きであっても、内容はジョエルの話ではなく、第5話の憎悪に満ちたノラへの拷問の後からの話になります。

果たしてエリーは、アビーを見つけ出し復讐を成し遂げる事が出来るのでしょうか?

そして無事にジャンクソンの町に帰る事が出来るのか?

*キャラクターについてはこちら→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】完全キャラクター解説まとめ【保存版】Cast and Characters

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第7話『集結』あらすじ

真夜中の豪雨の中、無線でのWLFのやりとりが聞こえて来る。

そして、無線の会話を遮るかのように、ディーナの叫び声が聞こえて来る。

ジェシーが、セラファイトがディーナに放った矢を抜いて、傷口を手当てしているのだ。

ディーナ「アタシを死なさないで!」と喚くのをジェシーは宥めながら簡易的な手術をしなくてはならない。

ジェシー「俺に任せろ、な?」

痛がるディーナに消毒に使ったウィスキーを飲めと差し出すジェシー。

だがディーナは頑なに飲まないと断るため、ジェシーは不審な表情をしたが、一気に矢を抜いた。ディーナの叫び声が劇場中に響き渡った。

 

暫くするとドアをドンドン激しく叩く音がした。

「アタシだよ!ここ開けて!」エリーだ。

ジェシーは、ライフルを構えながら「お前の馬の名前を言え!」と大声で聞くと

エリー「キラリだよ!早くこのクソドア開けてよ!」

ジェシーがドアを開けてやると「ディーナは?」と聞くエリー。

ジェシー「楽屋だよ。それより何があったんだ?」と帰って来るのが遅かったエリーに聞くが、エリーは急いでディーナに会いに行ってしまった。

楽屋のドアを開けると、ディーナはコーチの上で、寝息を立てていた。

エリーが髪を手でなでてディーナの手を握るとディーナが目を覚ました。

にっこり笑って「おかえり」というディーナに「赤ちゃんは大丈夫?」とエリーが聞くと、ディーナは大丈夫だと答えた。

エリーの背中に血がついているのを見つけたディーナは、服を脱ぐようにエリーに言うと、自分も負傷して痛いのに我慢しながら洗面器に入っている水で背中の傷を拭いてやるディーナ。

エリーの背中は傷だらけで、あちこち血が滲み、腫れている。

そしてディーナはエリーに「何があったか話して」と言った。

エリーは、無表情で話し出す。ノラを見つけた事、ノラがアビーの居場所は言いはしたが、たった二語「クジラ」と「観覧車」としか言わなかったこと…

「その2語には意味はないかも…あいつ感染して発症していたから」とエリーは状況を話した。

ディーナ「殺したの?」エリーは、殺さず放置してきたと答えた。

ノラは苦しで当然のことをしたんだから。と言うとエリーは「当然じゃないかも」と暗い顔をした。

ディーナが不思議そうな顔をすると、エリーはソルトレイクシティのファイアフライの施設で、エリーの体を使って治療薬を作ることになった時の話をする。

エリー「でも薬を作れば、アタシは死ぬ。その事を知ったジョエルは、病院にいた全員を殺したの。医師だったアビーの父親の頭も撃ったの。アタシを救うためによ。」

ディーナ「初めから知ってたの?」と聞くとエリーは首を横に振り、ジョエルの行動だけ、と付け加える。

エリー「ごめんね」

ディーナは落胆した様子で、エリーの目も見ずに「帰らないと」とだけ言って背を向けて横になってしまった。

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翌朝、シアトル3日目、

身支度をするエリーとジェシー、

エリー「9mm弾あったらちょうだい?」と話しかけたが、ジェシーは無言で弾の箱を投げ渡すだけ。

するとディーナが足を引きずりながらやってきた。

エリーの前に来ると手首を出してと言う。そしてディーナは、「お守りよ」と言うとエリーの右の手首に巻いてやった。

ジェシー「俺、1人で行こうか?」

ディーナ「いいえ」

ジェシー「合流地点にトミーがいれば、日没までに帰るから。…バリケード一人で作れるか?」

ディーナ「うん」

エリーが振り返るとディーナは、真面目な顔で見返して来るだけ。気まづいままエリーはジェシーと劇場を後にした。

 

合流地点は書店だ。トミーを探しに歩いていくエリーとジェシー。

ジェシー「お前、昨夜の説明はしないのかよ?」

エリーはどうやって劇場にいるとわかったのか、と話を逸らしたが、ジェシーは、「2日間も探すのにかかった」と言うと怒り出した。

ジェシー「そんなことより、昨夜、ディーナは『死にたくない』と言わずに『死ねない』と言ったんだ。それに(麻酔がわり)酒を飲めと言ったら、飲まないと断ったんだ。あのタダ酒好きのアイツが足から矢を抜き取る時に断るなんて。」

エリー「何でかな」

ジェシー「しらばっくれるなよ。俺は馬鹿じゃない。お前達が交わす視線は前とは違う。アイツは言ったんだろ、お前に。『妊娠してる』って」

エリーはびっくりして「クソッ」とバレてることにガッカリした。するとそれを見てジェシーは驚く。

エリー「やだ、カマをかけたの?…まいったな。ディーナはきっとアンタに話す、その時は驚いたふりをしてよね。アタシ達は、何も変わらないから」と言うとジェシーは、何も変わってんだよ、と言った。

ジェシー「悪いが、俺は父親なるから死ねないが、お前のせいで戦地にいる。さっさとトミーを見つけて母子を連れてクソみたいなシアトルからおさらばしたいんだよ。」というとプイッと顔を背けて先に歩き出す。

エリーは、悲しい顔をして歩き出した。

 

緑地化している廃墟の街を歩いていく。するとビルの壁面にまた、女の人の絵があり下には「あのお方の愛を感じよ」と書いてある。

エリー「あの人って複数人いるの?」

ジェシーは「そうかもな」と答えた。

しばらく歩いていると雷が鳴り、雨がまたふりだした。急いでビルドインの駐車場に入り雨やどりをする2人。

トミーがいるはずの書店まであと2ブロックの場所だ。雨がひどい為、しばらくこ個で様子を見ようとジェシーが提案した。すると銃声がした。

「待て!スカー!」と男が叫んでいる。

ジェシーとエリーは部屋の奥の棚に隠れた。

まだ少年のセラファイトの子が逃げ込んできて、その後ろから武装したWLFがやって来た。

「世界は不均衛、権利のため祈りを」と言いながら頭に両手を置き跪いた。WLFにライフルを向けられどこから入ったか聞かれても、先程の言葉を呪文のように唱えるだけで答えない少年。

「こいつを脱がせろ!」と言うとWLFは少年を脱がして外へ引きずっていった。

エリーは少年が可哀想で助けに行こうとする。が、ジェシーがエリーの腕を掴み、行くなと合図した。エリーは、少年の叫び声を聞くたび我慢が出来ない。

エリーは我慢できず立ち上がり、助けに行こうと歩き出す。

ジェシー「やめろ。6対2で勝てると思うか?それにアイツらはお互いに惨殺し合っているんだぞ。そんな奴らのために死んでたまるかよ!これは俺たちの戦争じゃないんだ」とエリーをとめる。

仕方なく2人は雨が降る外へと場所移動した。

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その頃、WLFの基地にジープからパク軍曹が降りて来た。そのままアイザックに報告しに行く。

パク軍曹は、収束隊が発見されたと良い報告をしたが、部下達は皆怖がっていると現状を話すが、アイザックは、それよりもアビーはどこにいるか?と聞く。

パク「不明です。オーウェンもメルもどこにいるか分かりません」と答えた。

アイザック「チーム全員がいなくなったのか、今夜に限って…マニーやオーウェンやメルの代わり入るが、アビーはいない」とやたら固執するアイザックを見て、パク軍曹は「何なんですか?外で待機してる兵士達よりアビーが大事なんすか?まさか惚れてるんですか?」と馬鹿にしたように笑った。

アイザックは、違うと否定し座るように即した。

アイザック「明日の夜明けにはお前は死んでる、俺もだ。そうしたら残った軍はどうなる?ウルフとは名ばかりの羊の群れを誰か導く?誰が未来を守る?それがアビーだ」

「彼女は消えた…見込み違いじゃないですか?」とパクは、嫌味的に言うと出て行った。

エリー達は、目的の書店に着いたがトミーがいない。

ジェシー「最悪だ。また悪天候の中、お前と2人きりかよ」

エリーは、ムカついたが黙ったまま店内の本を眺め、赤ちゃん用の絵本コーナーを見つけた。『最後のページにモンスター』と書かれたセサミストリートの絵本をパラパラと見てにっこり微笑むエリー。

ジェシー「良い絵本を選んだな、気つかなかったよ」

するとエリーはディーナとのことを弁解し始めたが、ジェシーは止めた。

「妊婦が負傷してトミーがいない、俺たちもヤバイ、問題山積みだろ。だからその問題は片付ける。俺はディーナを愛してるよ…でも仲間としてだ。」と言うと考え込んで昔アルバータから来た旅の一団の話をしだすジェシー。

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その中にジェシーより2歳年上の女性がいて2人は恋に落ちたという。でも彼女は家族を捨てられずジェシーに一緒に行こうと頼んだが、ジェシーは、自分を育ててくれたジャクソンの街に恩返しをしたいと考えていたこともあり、ついていくのをやめたのだった。ジェシーは、マリアの後を継ぎ人々に恩返しをする決心をしていたのだ。

ジェシー「自分より他人を優先しろ、と教わって来たからな」

エリー「ほぉ〜分かったぞ。ジェシーは聖人で、他の奴らは馬鹿ってことな!」

ジェシー「そうかよ、でも俺がシアトルに来なかったら誰がお前を救ったよ?」と言われ考え込むエリー。

そこへポケットに入れていたWLFの無線から応援を求める声が聞こえて来た。

「サウスレイクのマリーナにいる。相手はスナイパーだ。スカーじゃない!」という無線の言葉から2人は、スナイパーと呼ばれたのはトミーだと考える。

2人は地図を見て直ぐに場所確認出来る二階へ上がって外を向け見る。双眼鏡で見るとシアトル水族館と書いてある建物を発見。その向こう側には観覧車があった。

エリーは観覧車とクジラが合致したためボートを探していくと出発しようとした。

ジェシー「トミーがいるのはあっちだぞ?」とトミーの場所には敵の応援が行くから「いますぐ助けに行かないと」とジェシーは、いったのにエリーは

「復讐に行くべきだしトミーだってそういうよ。ここに他の人がいたらアタシに投票するからアンタもついてくるはずなのに」と言うと、

ジェシー「俺は反対票をいれた」とエリーがジョエルの復讐に行くべきと話した町議会での投票の話を持ち出したようだ。

エリーがショックを受け「何でよ!」と大声を出す。

「お前がやること全て自分本位なんだよ。それに、復讐は町のためになんない。」

エリー「何よ、町、町〜いってこの偽善者!何よ、アンタが善でアタシが悪?さっきアンタは子供を見殺しにしたよね、町の一員じゃないから。アタシにとっての町は、目の前で殴り殺されたんだよ。アイツらアタシにそれを見せた。アンタだってアタシと同じ立場になったら同じ事するよ!」

ジェシーは、じっとエリーを見つめてる。

「せいぜい死ぬなよ」と言うとトミーを助けに行く。

 

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夜になった。雨が激しく降る中、エリーは1人で船着場に行く。

話し声が聞こえてくる方へ隠れながら行くとたくさんの船がやってきてWLFの連中が乗り込むのが見える。

エリーはそのまま隠れて様子を見てから、小さなボートが繋がれているのを発見し、ロープを外してボートに乗った。

1人真っ暗な水面を進むエリー。雷があちこちで光っている中を操縦していると目の前に高い波がやっできてるのが見えた。エリーは必死に波から逃げるように横に進み始めた。が、波があまりにも高いため避けられず飲み込まれてしまい転覆してしまう。

エリーは、どうにか岸辺に辿り着いた。するとそこに小さな幼児が立ってこちらを見ている。洋服からしてセラファイトの子だ。

その男の子は、あの口笛の合図をすると大勢のセラファイトの大人達が現れた。男たちがエリーを捕まえて森の中へと連れていく。

エリーが必死に抵抗しても両方から腕を掴まれ逃げられない。連れて行かれた先には、前に見た松明がいくつも光っていて、そこから女が現れた。女は、あの処刑で使われていた大きな釜を手にしていた。

エリー「アタシは他所から来たの!ウルフじゃないわ!」

それを見ていた先程の小さな男の子が手で「切れ」といってるように合図した。女は、それを見て満足した笑顔を見せる。

エリーは驚愕して目を見開いた。そのエリーを男たちは首吊りにしてズンズンと上に吊り上げていく。もがくエリー。女が鎌を持って近づいて来た。

するといきなり「ボー!」という音が暗闇に響き渡った。

「村が…行くよ!そいつは置いていけ!」と女は叫び、皆を連れて村へと走り戻っていく。

そのおかげでエリーは首吊りのロープが下に戻され、逃げる事ができた。

 

エリーは直ぐに岸辺に戻り、ボートを見つけて逃げて行く…

船を走らせていると先程の場所からバンバン!という爆発音がした。振り返ると炎が燃え上がっているのが見えた。

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エリーは雷が鳴る雨の中を飛ばして水族館についた。雨で滑りそうな中を建物によじ登って上と上がっていくと、天窓が割れている場所を発見。そこから侵入するエリー。

中に入ると、エリーは、雨で濡れてしまった弾薬と銃の水滴を拭いて行く。そして廊下へと出て、懐中電灯を照らしながらアビーがいないか探していくエリー。

水族館の中を奥へ奥へといく。だがどこにもいない。2階に上がり、また先へといく。すると床に足跡がいくつかあるドアの前に来たエリー。

銃を構えながら中に入ると女性の声がして来た。夜中に雨が降る中敵陣に入る話をしているようだ。反対する女性に対して男性は、他に選択肢がないと言っている。

女=メルは「アビーのためなら私は行かないわ」と話す。

オーウェンは、自分1人で「アビーのところへ行き30分したら戻るがその時にいなければそれまで」と酷いことをいったために頭に来たメリが出て行こうとした時、エリーがこちらに向かって銃口を向けているのに気づき、たちどまる。

エリー「手をあげて!」と銃を構えたまま出て来た。

オーウェンもメルも両手を上げた。

エリー「アビーはどこ?」

オーウェン「俺がお前を生かしてやったんだぞ。どこにいるか知らない」ととぼける。

エリーは、先程2人がアビーの居場所について話し合っていたから「1人ずつ机の上の地図にアビーの居場所を指差して、2人とも違ったら殺す!」と言った。

オーウェンは「どうせ殺す」とメルに言ったがエリーは殺さないと言った。

エリー「アタシはアンタ達とは違うから!」

するとオーウェンが「俺からやる」と言った。

エリー「ゆっくり動け」と言う。

オーウェンは、ゆっくりやる、と言い左側のテーブルに手をやる、が、その下にある棚に置いてあったピストルを持ち、エリーに向かって撃った。

エリーは瞬時にピストルを撃つ。するとオーウェンが倒れた。

エリーはオーウェンを殺してしまい自分でも信じられないと言う表情をした。

エリー「そ、そんな」

それを見ていたメルが急に「ま、まずいわ」と言う。

メルは、撃たれていないと思っていたら自分の首から血が吹き出し始め焦りだし床にひっくり返った。

メル「ナイフ持ってない?30秒しかない…あなたが取り出して」というとTシャツをめくり、エリーに突き出た腹を切って腹の中の子を取り出してくれというのだ。

エリー「切るって、どうやって切るの?やり方知らないよ!」とあたふたするエリーに、メルは「切開は一度だけ、取り出したら臍の緒を結んで」と説明した。

エリー「わからないよ!どこ?どこを切るの?」

メル「子宮下部を並行に…そう、…上手…」と意識が朦朧として来たメルは天井を見つめ、「取り出せた?」と一言言うと息を引き取った。

エリーは泣きながら震える手でそっとメルのTシャツを下ろし腹をしまってやった。

メルの首から流れていく血が排水口に流れていくのをエリーは泣きながら見つめてる。

もうエリーは、ショックで立ち上がれずヘタレ混んでいる。

「エリー!」とトミーが走って来た。

トミー「どうしたこれは…」と悲惨な現場を見て驚くトミー。

だが泣きながら座りこんでいるエリーを見て「ここから出よう」と優しく言い抱き抱えた。その後ろにジェシーもいた。死んでいる2人を見ていたが、何も言わずに立ち去った。

 

劇場に着くとディーナが嬉しそうに出迎えた。だがエリーは何も言わないまま通り過ぎて部屋に入り寝てしまう。

目覚めるとトミーとジェシーが地図を見ながら帰るルートを話し合っていた。

 

そこへエリーがやってきてステージに座る。黙っているエリーに

トミー「あの2人はアビーに加担したんだ。自分達が選択した道の報いを受けたのさ。」

エリー「でもアビーは生きている」

トミー「それでもいいか?」

エリー「仕方ないでしょ」と答え、ずっと黙って下を向いてるジェシーをチラッと見た。

トミーは2人の気まずそうな雰囲気を察して「荷物をまとめてくるよ」と言ってその場から出ていく。

トミーが劇場内のドアを閉めたのを見てエリーは、ジェシーに戻って来てくれてありがとう、と礼を言った。

ジェシー「戻りたくなかったけどトミーに戻されたんだ」

エリー「本当?」と聞くとジェシーは、フーとため息をつき「嘘だよ」と言った。

エリーはそうだろうよ、と言った感じにうなづきながら「善人だから戻ったんだよね」と言う。

ジェシー「そうだ。でももし俺がどこかで窮地に立たされていたら、お前が助けに来てくれるとも思ったんだよ」

エリー「必ずね」と答える。そして2人はいつものように微笑みあった。

そこへいきなりガタン、と音がしてトミーの「ううぅぅ」という苦しげな声がした。

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エリーとジェシーは互いに顔を見合わせ、走り出した。

劇場内の階段を駆け上がり、ドアを勢いよく開ける…

「バン!」

銃声と共にジェシーが倒れた。頭を打たれている。エリーは反射的にしゃがみ込み隠れたために無事だ。

「立ちな!」と声がするが、エリーは頭から血を流して死んでいるジェシーを見つめてショック状態で動けなくなっている。

「立たないとコイツも殺すよ!」と怒鳴り声が聞こえて来て、エリーは泣きながらフラフラと立ち上がった。

トミー「逃げろ、エリー!」

エリーは、持っていた銃を放り投げ、武器を持っていないと表しながら両手を上げて立ち上がる。

見るとやはりアビーがトミーに銃を向けていた。

アビー「あなた…」とエリーを見て驚いている。

 

 

エリー「トミーは関係ないから逃してやって」と頼んだ。

アビー「仲間をやっ…」

エリー「殺したのはアタシ!アンタ以外殺すつもりはなかったんだ。…病院のことは、ジョエルがアタシを助けるためにやったんだからトミーには関係ない」と泣いている。

アビー「見逃してやったのに!生かしてやったのに!」と歯を駆使ばる。

アビー「それをアンタはぶち壊した!」と言って銃を構えた。

エリー「やめて、やめて!」と両手を上げなら叫ぶ。が、

バン!

とアビーは、銃を発砲した。

発砲した音は響き渡り耳鳴りのようになり…

ドンドン!とドアを叩く音がしてアビーは目を覚ました。ソファの上に寝ていたのだ。

すると仲間が呼びに来て「アイザックが呼んでいる」と言う。

「分かった」とアビー「あと5分でいく」と答え、起き上がり座る。そして変な夢でも見たかのような顔をした。

アビーは、部屋から出て広い廊下を歩いていき、半開きの部屋に入った。そのまま部屋を突き抜けてベランダに出る。

シアトルにしては珍しい快晴で青空が広がる。

巨大な敷地の中には機械やトラックが動いているのが見えた。

これがアピーのシアトル1日目。

Lyraの解説&感想

非常に不思議な終わり方をしたせいで「エリー!どうなっちゃったの〜?まさか、死んでないよね?」と心配になりすぎちゃって夜も眠れないLyraです。

【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】は、特にこのシーズン2は、時の流れがいったりきたりするの激しいのですが、それが非常に物語に緊張感を与えたり、ジョエルの時はハートが温まる愛が溢れる話に感激したりと非常に効果的に使われているのが特徴でもあります。

今回の場合は、シアトル4日目の朝?にエリーがアビーと出会い、発砲した時で暗転し、次に現れたのがアビーのシアトル1日目に戻っています。

そのせいでエリーがどうなってしまったかわからないまま終わり緊張感が爆発的に急上昇。そしてシアトル1日目が、果たしてエリーの1日目と同じ時系列なのか、それともアビーにとってのシアトル1日目なのかが今の段階では分からないために、凄く宙ぶらりんになったような不安定な心境にさせられました。

狙って次シーズンへの期待感を膨らませる手法なのでしょうけど、中途半端に終わらせないで〜!とヤキモキしちゃいますね。

しかしアビーがアイザックにあそこまで期待されてる人物とは以外でした。チームのオーウェンやノラ達が、ジョエルに復讐するアビーの意思を尊重して危険な旅に出たのもアビーには信頼される統率力があるのでしょう。

あんなに「どこにいる?」と聞かれたらパク軍曹じゃなくても「おっさん、若い子好きなんか?」と危ぶむのも当たり前ですな。ありゃ、キモすぎ。パク軍曹に言われてげんなりしてるアイザックには笑いましたが。この人、お笑い系もバッチリ演じられる俳優さんだから笑えてしまったのかもしれませんが、このシーンを見てアビーがただの気の強いねぇちゃんじゃないということが判明。

そんなWLFの次期指揮官にもなれる人間が、仲間を殺された復讐で劇場まで追跡してきたみたいだし、あの状況ならエリーを殺してる可能性は高い…けど、それでは話が終わってしまう(笑)。

だから、普通に考えると拷問好きなアビーならエリーの腕か足(足の方が血管裂けて上手く撃てば治癒しやすいらしい)を撃って何か聞き出すか、痛ぶりそう…更に深く考えると

良い方だと、エリーを撃とうとしてるアビーを発見したディーナが横か後方からアビーを撃った…もしくは、悪い方に考えると、エリーを助けるためにディーナがやって来て盾になりエリーを助けて自分は撃たれたという可能性もあります。

Lyraは、エリーもトミーもディーナも生きていて欲しいため、ディーナがアビーをやっつけた方であって欲しいのですが、実際の結果がどうなるかは、シーズン3にならないとわかりませんね。

第2話のジョエルの死に耐えられなかったのに、今回の第7話でジェシーまでやられてしまうなんて心臓が持たないよ〜😭良い人はがり早死してるよ、悪い奴を殺してよ!

それもドア開けたと同時にいきなり倒れてしまったジェシー。

「ああ、だから今回エリーとジェシーのやりとりが長かったんただなあ」と思いました。

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ジェシーが頭に来て「母子を連れてジャクソンに帰る」とエリーを置いていった時は、「なんだよ、善人ぶってたくせにエリーを見捨てるの!」と嫌な奴に降格!と言ってたんだが…戻って来てエリーを助けに来たし、劇場で仲直りした時に「良い友情や」とジーンと来ていたので、その直後の死に呆然としてしまった…まるでエリーと同じ。

視聴者に絶望を与えたみたいだわ、ジェシーの死もあのラストシーンも!

これでシーズン3ないなんてことないよね?というか、この流れなら絶対に【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス シーズン3】を作るはず!

アイザックがやたら「今夜」と言っていたのは奇襲をかけるからだと思われるし、セラファイトがWLFに襲われたあのシーンが、アイザック達の計画ならば、どちらが勝つのか、両方とも滅びるのかも気になる。

あの血生臭い戦いが終わり平和な日が来るのか?

果たしてエリーは、アビーを倒しジョエルの仇を取れるのか?

シーズン3に期待しましょう。

Lyraのツッコミポイント&解説

やんちゃなでわんぱくなエリー

もう、エリーは、すぐにFuckin’ Fuckin’言うから、もう言葉遣い悪すぎ〜。

やたらfuckin’  。アビーがいる水族館を見つけた時も “She’s fuckin’ aquarium”だもの。

特にこのシーズン2でファッキンやたら言うようになったので、反抗期&思春期のせいで、悪ぶりたいパターンの少年の行動になってるのでしょうね。エリーは、タチなんで男性のハートも持ってるの。

もうしばらくしたら大人の女性になるんじゃないかな?ならないか(笑)

シアター

今回もシアターが良い味を出していましたね。5話から出て来た劇場ですが、前は暗かったりあまり出てなかったけど今回は内部もちらっと出てました。

楽屋には、壁に「シアトルありがとう」と書いてあったり、ヴァンモリソンの写真が飾ってあったり、年季が入った古いシアターな感じ。

ネプチューンシアターかな?と思うのですが、シアトルにはパラマウントシアターみたいな大きな劇場から小さいものまであるから、シアトルを訪れる時は、装飾も面白いし見に行ってみては?

ディーナ すれ違い

エリーは何も悪くないと思う。大切な人ジョエルをあんな酷いやり方で殺されたら復讐したくなるだろう。

だから個人的には、ジョエルのした事を知ってもそれはエリーを助けるためなのだから、たった1人で乗り込んだジョエルがファイアフライを全滅させたのは仕方ないと思うし、エリーの気持ちを考えたら、打ち明けてくれてありがとう、と言う気持ちになり引いたりはしない。

でもディーナは、ジョエルがしたことをエリーから聞いて引いてしまった。

なんでディーナは、「帰らなきゃ」って引いてしまったの?と見ていてエリーが不憫でならなかった。きっとディーナは、アビーに同情してしまったのだろう。

ファイアフライを全滅させ、医師であるアビーの父親がエリーを手術しようとしていたのを殺したジョエルが残酷に思ったのだろう。

だから、アビーがジョエルを殺したのも復讐だから仕方ない?

だとしたら、ジョエルがエリーを助けなければ、院内の人間を殺さなければ、エリーは死んでいたんだよ。そこまで考えたらあの「帰らなきゃ」は残酷な態度だと思った。

ディーナのあの態度は悲しい。酷い。ショックを受けたのだろうけど。

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ジェシー すれ違いと仲直り

ジェシーは、優等生のアビーと似てる。まじめで善人。

そして「自分のことより他人を優先しろ」と教わって育ったために思いやりがあり、個人より町や社会を重視してる人。

だから自分勝手に行動するエリーについていけないと考えているのだ。

あの町議会の投票で賛成票を出してないような気がしていたが、本当にエリーに票を入れていなかったとはね。それを自ら言ってしまうのだからジェシーも意地が悪い。

もしかしたら心配して来たのに、なんともないエリーにムカついていたか、やはりディーナの事もあって嫉妬していたからイライラしてエリーに当たっていたのかも。

ノラの「クジラ」と「水族館」の意味が合致してアビーを倒しに行こうと言うエリーに、「トミーを助けに行くべきだ」と言うジェシー。

エリー「アタシにとっての町は、目の前で殴り殺されたんだよ。アイツらアタシにそれを見せた。アンタだってアタシと同じ立場になったら同じ事するよ!」の台詞から、「ああ、やっぱりエリーはジョエルを父親みたいに大切に思っていたのだ」と涙が溢れた。

初めてエリーがジョエルを大切な存在と口に出していったシーンになる。

ジェシーの大切なのは、町

エリーにとってジェシーの町みたいな存在は、ジョエルなのだ。

そのジョエルは、もういない。ジョエルは、エリーの目の前で殴られ、殺されたのだ。

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ジェシーは、エリーに「アンタだってアタシと同じ立場になったら同じ事するよ!」と言われて何も言えなくなる。自分もそうなるかもしれないと感じたからだ。

あの場では逃げたジェシーだが、トミーを助けに行ってから一緒に助けに来た。

そして仲直り。

友情を再確認できて良かった…死ぬ前に。

エリー、ボートに乗る

エリーが、アビーがいる水族館へとボートに乗っていくシーンは、いらなかったシーンと思う。確かに、ファイアフライがWLFに襲撃されたと言う事実を盛り込むためには必要なシーンだと思うが、エリーは、辿りづけないまま沈没。運良く岸に漂着しただけだし、ファイアフライに絞殺されそうになったが置いていかれてラッキーとばかりに又ボートに乗り水族館に行くのだから、引き伸ばしのシーンと思ってしまう。

ファイアフライとWLFの戦いは、画像にはないし…ラスアスでは、初めて必要ではないかんじがしました。

トミーの優しさ

トミーは本当に優しい。それにジョエルと似てるなあ、とニンマリしてしまいました。

勿論、俳優さんのPedro PascalもGabriel Lunaも実の兄弟ではないのですが、良くまあ似た雰囲気の人をキャスティングしたなあ、と感心してしまいますね。本当にThe Last Of Usの製作陣は上手すぎます。

頼れる男が大好きなLyraは、トミーもジョエルも大好きです。特にトミー好きなんだわ。

2人とも兄弟だから意識して似せてるのかもしれないけど、行動や仕草が似てるんだよね。

きっとミラー家の伝統的な癖なんだろうけど、心配した時に両手で顔を包むアレ好き!トミーもジョエルもやってるのだ。

ジョエルはサラにも「大丈夫か?」と聞きながらやっていましたね。

トミーヴァージョンも良いわ〜!命懸けで守ってくれる男で戦闘能力強い人じゃないとダメになっています、わたし。はい。(アホ)

そのトミーがアビーに銃口突きつけられているから、すっごく続きが見たい!

トミーがアビーを撃ってくれたんなら良いのだが…

トミー生きて!まだ死んじゃダメ!

エリーの保護者代わりでしょ!…ってエリーもやばいんだった。

ラストの曲

まさかのLyraの大好きなバンド Soundgarden サウンドガーデンの曲をエンディングに持ってくるととはね〜「きたー!」と胸が熱くなったよ。

前回第6話や第5話でも話しましたが、このドラマ自体が、LyraにはGrunge の匂いがしてるように感じています。この製作陣がグランジ世代だから、この雰囲気の選曲になるんだと思います。シーズン2がシアトルが舞台になってるのもそのせい。シアトルはグランジ発祥の地っからです。

時代は2029年だとしても、このゴミダメのような世界に光る愛の物語は、ダークで重苦しいサウンドの中に光よ美しい旋律のようで、見るものを魅了していると思います。

Lyraが大好きなグランジバンドの中で一番好きなサウンドガーデンをラスト・オブ・アスでエンディングで使うなんて痺れてしまう。

昔からこのLyraのブログを読んでくださっている皆さんならばご存知ですが、Soundgardenのヴォーカルの Chris Cornell クリス・コーネルは、Lyraの大好きなヴォーカリストで、たくさん書いて来ました。興味がある方は、是非 このLyraのブログのSoundgardenの記事やChris Cornellのカテゴリーを読んでください。和訳と一緒に詳しい解説も書いていますから。

丁度5月17日はChris Cornellの命日です。狙って来たね〜、やるな〜。だからこの曲を選んだのでしょう。

*この曲についてはこちら→Soundgarden【Burden In My Hand】和訳 解説 ラスト・オブ・アス

 

いつもLyraの心にいる Chris Cornell クリスを【ラスト・オブ・アス】で聴けたのはLyraには極上のプレゼントみたい嬉しかったです。

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「アンタだってアタシと同じ立場になったら同じ事するよ!」とエリーは、ジェシーに言いました。

きっとこれが、このドラマの根底にあるテーマの一つなのだと思います。

愛する人を目の前で殺されたら、あなたならばどうしますか?…それを、この【THE  LAST OF US】は、私たちに突きつけているのだと感じています。

人によっては、「復讐なんかしたら復讐の復讐が起き、何も終わらないからやめた方が良い」と言うでしょう(町議会にいた人々のほとんどがそうでしたね)。だからエリーは野蛮だし、自分本位な人間でしょう。

でもそれを言った人々は、アビーに大切な人を殺されていない。つまりエリーとは同じ立場じゃないし、エリーの気持ちがわからないのです、一生。

だからエリーはああ言ったんですね「アタシと同じ立場ならアンタだって同じことをする!」と。

面白いなあと感じたのが、このシーズン2のポスターには、いくつか同じ言葉が添えられています。

“EVERY PATH HAS A PRICE”

「すべての道には代償がある」

ジョエルは、エリーの命を守るためファイアフライを全滅させた。暴力行使せざるおえなかったといえど多くの人間の命を奪った。だから代償を払わされた(死んだ)とも言えます。

アビーも、ジョエルを殺した代償を払う日がいつか来る…そしてノラやオーウェンやメルを殺したエリーも。

全ての道には代償がある。

エリーに明るい未来は来るのかな?

「アンタだってアタシと同じ立場になったら同じ事するよ!」

あなたならどうしますか?

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