【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。】第1話ネタバレ 詳しいあらすじ 解説 キングの世界を堪能出来るぞ!感想

「注意⚠️トラウマ級の恐怖にお気をつけてください」のテロップから始まる【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら,終わり。】。

【ドクター・スリープ】などスティーヴン・キングについて色々と書いて来たので今回のTVシリーズの【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー】についても書いて行きましょう。

一番好きなのは、大好きなティムカリーが演じた【IT】が好きなのですが、ドラマでは,今回のヴァージョンがリアルで人間臭くて良いです。

それに大好きな小説の頼りになるあのキャラクターが出て来た〜!

是非、このLyraのブログを読んで【IT/イット】をより深く楽しんでくださいね。予習復習にも使ってちょー!

今日Lyraが解説するのは,アメリカ合衆国HBOが製作したスーパーナチュラルホラーテレビシリーズ『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』です。

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原作は、モダンホラーの巨匠Stephen King スティーヴン・キング。

映画『IT/イット』(2017年)と『IT/イット THE END』(2019年)の前日譚となる本作は、映画『IT/イット』に関わったアンディ・ムスキエッティ、バーバラ・ムスキエッティ、ジェイソン・フックスによって企画されました。

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主演はテイラー・ペイジ、ジョヴァン・アデポ、クリス・チョーク、ジェームズ・レマー、スティーブン・ライダー、クララ・スタック、アマンダ・クリスティーン、ミカル・カリム=フィドラー。ビル・スカルスガルド(製作総指揮も兼任)が映画でペニーワイズ役を演じ、再び出演します。

【IT イット】は、映画では4回、ドラマでも2回目に作られた作品で、スティーヴン・キングの沢山ある物語の中でも1、2を争うほどの大人気小説です。

*スティーヴン・キングについては色々書いているのでこのブログの過去記事をお読みくださいね。例えばこちらなど→【ドクター・スリープ】ネタバレ【シャイニング】比較 全部教えます 解説 あらすじ 感想 Doctor Sleep & The Shiningスティーヴン・キング

 

今日あらすじ,解説する第1話「新たな恐怖」は、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の初回エピソード。本エピソードは、シリーズ開発のジェイソン・フックスが脚本を手掛け、エグゼクティブ・プロデューサーのアンディ・ムスキエッティが監督を務めました。2025年10月26日にHBOでアメリカで初放送され、同日HBO Maxでも配信されています。

前日譚なので今まで見たことがない人でも分かりますし、昔からのファンの人や、スティーヴン・キングのあらゆる小説を読んできた人には、お馴染みのキャラクターが出て来るので物凄く楽しめる作品になっていますよ。

映画『ミスト』の原作者でもあるキングなので,後味が悪い系映画(胸糞悪い系ともいう)が好きな人には,大好きなドラマになるでしょう!では早速,Lyraが詳しくあらすじを書いて行くので楽しんでください。

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【IT イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ“が見えたら,終わり。あらすじ 第1話『新たな恐怖』

It – Welcome to Derry Ep.1 “The Pilot”

1962年、メイン州デリー。

マティ・クレメンツは、キャピトルシアター(映画館)でチケットを持っていないところを案内係に見つかり、逃げ出す。映画館から出ようにも忍び込んでタダで映画を観る常習犯らしく案内係は,「今日こそ捕まえてやる!」と必死に探す。

それを交わして宣伝のボード裏に隠れてるマティを同じ学校のロニーが見つけるが、事態を直ぐに察知したらしくマティを助ける為に誤魔化してやり,逃げ場を作ってあげた。そのおかげで上手く逃げられたマティ。

だがマティは、寒い雪の中を1人で歩いて帰るしかなかった。雪道を震えながら歩いていると州境の看板があり「ようこそ、デリーへ!」の文字を見てマティは、街を出て行く。

すると街を出てすぐ(看板を通り過ぎてすぐ)、一台の車が近づいてきた。

「大丈夫か?」と主が話しかけて来た。

親切そうな家族で、優しく迎えいれてくれて「車に乗りなさいな」と女性が後ろの席に招き入れてくれた。後ろの席には,長女とその弟が座っていた。毛布をマティにかけてやると夫婦は、マティに降ろすべき場所を尋ねると、マティは「デリー以外ならどこでもいい」と答えた。女性は、「私たちはポートランドに行くの。ちょうどよかったわ」と言ったので安心するマティ。

車が走り出す。ラジオがロシアの核実験を話している、すると弟はスペルばかり言い出して,姉は怒り出す。そして急にいやらしく下品なことを話し出す母親。段々と家族の行動がおかしくなり、ますます奇妙になっていくとマティは不安に駆られる。ふと外を見るとデリーから離れた筈なのに、看板には「ようこそ,デリーへ!」の文字が…。

「デリーを出たんじゃなかったの!」

デリーに戻ったためにマティの恐怖は膨らみ、にさらに混乱する。

先ほどまで普通の単語をスペリングしていたのに、「誘拐」「絞殺」と言った残虐な言葉を言い出す家族。

「止めて!」とマティが言ってもラジオのボリュームを上げて聞こうとしない家族。

すると助手席に座っていた妻が、突然、翼を持った怪物を産んだ。赤ん坊のような血だらけの翼の怪物は車内を飛び回り、マティを襲った。そしてマティのおしゃぶりは、あの下水道へと流れて行った。

4ヶ月後、1962年4月。

空軍と朝鮮戦争の退役軍人であるポーリー・ルッソ大尉とリロイ・ハンロン少佐が、戦略航空軍のデリー空軍基地に到着する。ショー将軍はリロイにB-52の操縦を命じるが、リロイは部下のマスターズからあからさまな人種差別を受ける。

地元の高校,デリー学園では、テディ・ユリスがマティの失踪に心を痛め、友人のフィル・マルキンはテディを立ち直らせようと奮闘していた。ただフィルは核戦争と宇宙人来襲に夢中に夢中でそればかり話してるような男子なのだが…。

マティの友人リリー・ベインブリッジはいじめを受けていた。学校に入ると教師も生徒達も急に黙ってリリーの方を見つめてくる。そしてリリーが通り過ぎると皆は普通に動き出す。

リリーが自分のロッカーを開けると,誰かがロッカーの中をピクルスの瓶だらけにしていたために開けた振動で,瓶の1つが床に落ちて割れた。

リリーの父親は、1年前にピクルス工場の事故で悲劇的な死を遂げていた。リリーはいまだに父親の死を悼んでいて苦しんでいたのに、生徒達は執拗に嫌がらせをしているのだった。そんなリリーに、マージだけは話しかけて仲良くしている。

自宅で入浴の準備をしていたリリー。消えてしまったマティと花火が上がる夜に2人きりで見上げた夜を何となく思い出していた。

マティが連れて行ってくれた場所で綺麗な夜景を見た。お互い気が合いお菓子のおまけを交換し、マティは好意を持ってくれてるようだ。だからマティに父親に何があったか聞かれても素直に話せたリリー。

大きな花火が上がり2人はたくさんの花火を見上げ微笑み合う。マティは、かわいいリリーにキスをしようとした…だが怖くなったリリーは、体をこわばらせて後ろに下がってしまう。

「ご、ごめん」とマティは謝ると走って帰って行ってしまった、リリーが呼び止めても。

そんな昔のことを思い出していると、浴槽の排水口からマティの声が聞こえてきた。リリーは,マティの歌声が聞こえて来て衝撃を受ける。

なんと、マティが失踪した夜にこっそり持ち込んだ映画『ザ・ミュージック・マン』の「ヤ・ゴット・トラブル」を歌っていたのだ。

リリーが「戻って来て!」と呼びかけると「出来ないよ,あいつが僕を捕まえてるから!」と答え、血だらけの指を排水溝から出して来た。

リリーは,叫び声を上げた。

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翌日リリーは、いてもたってもいられず、このことをマージに話すが全く信じてくれない。でも「あの2人なら…」考え、テディとフィルに話すと、二人は信じられずにいた。若干,テディは好意的だったが信じてくれない2人に話しても無駄だと思い、リリーは走り去った。

その夜遅く、テディは家族と安息日の夕食をとる。食前酒にもパンにも感謝の言葉とアーメンを必ず言う父親に家族も続けて言う信心深いユダヤ人家族だ。

テディが考え込んでいるのを見て父親が「どうした?」と心配そうに尋ねて来たためテディは、父親に今までに子供が地下に誘拐されたことがあるか、子供たちが長期間、地下に閉じ込められている可能性があるかと質問した。

すると母親も兄も馬鹿げていると口々にいい、父親は、不機嫌な顔をした。

そしてテディの祖父母がブーヘンヴァルト強制収容所から脱出し、そこで残った家族らが亡くなったこと、そしてナチスが、人間の皮でランプシェードを作るなどの残虐行為をしていたことについて語りだし「我々はユダヤ人だ、この世の残虐行為は1番知っている。現実が1番残虐なのだから,こんなくだら空想などやめろ!」と怒鳴るとテディが持っていたコミック雑誌を手に取り放り投げた。

寝る前に、テディは、そのコミックを読んでいた。するとベッドサイドに置いてあるランプが消えた。接触が悪いようでテディは、つけてまた読み始めると、また、ランプシェードが消えた。テディがまたつけるとランプは故障したかのように点滅し始め、やがてランプシェードにたくさんの人間の顔が現れて彼を怖がらせて来た。テディが怖がってベッドから落ちるとランプシェードは,コロコロ転がって口を開けてテディの所にやって来た。

「ギャー」と叫び手で顔を覆うテディ。すると電気は消えて兄が部屋のドアを開けてこちらを見た「お前みたいな奴が家族なんてな」と嫌味を言うと出て行った。

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ようやく不可思議なことが起きていると信じたテディは、翌日、フィル、リリーにランプシェードの話をすると2人とも信じてくれた。

3人は地元の図書館でマティの失踪事件を調査し始めると新聞記事で、マティが最後に目撃されたのは、映画館であり、見たのは映画館に勤務する男性の娘だ、という記事を発見した。

彼らはその少女がベロニカ・“ロニー”・グロガンだと推測した。子供たちがロニーの家の前に助けを求めに来た時、ロニーは最初は援助を拒否したが、リリーがパイプを通してマティの歌声を聞いたと話すと、すぐに考えを変えた。ロニーは、父親が働いている地元の劇場の排水管のパイプからも声が聞こえたと話す。

ロニー「子供達の笑い声や悲鳴が聞こえて来たのよ。私の名前を呼んだわ。」と怖さで目を見開いて話した。

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夜になり、空軍基地では、リロイは,寝ようとしてベッドに横たわる。すると、いきなり覆面をした3人の男に襲われ、B-52の操縦に必要な情報を話せと要求される。

覆面男の1人は,リロイに銃を突きつけ「情報を教えろ」と迫るが、彼は情報を漏らすことを拒否し、鉄の棒で殴られていると、物音に気づいてくれたのか、ポーリーが寝室に入ってきて応戦してくれた。一緒に反撃すると、結局、覆面の男たちは急いで部屋から逃げ出した。

その頃、夜の町をテディ、フィル、リリー、ロニー、そしてフィルの妹スージーが、映画館に忍び込んでいた。彼らがここに来たのは、ロニーが聴いたというパイプから聞こえて来た曲を皆に聞かせる為だった。

ロニーが言うには,歌っていたのは「ミュージックマン」の曲だと言う。「彼からのメッセージかもよ」と言い,確かめに来たのだ。

ロニーは、フィルムの予備を出して映画を映し出す。彼らは曲名に気づいたが、なんと映画の中にマティの姿をいるてはないか!皆は映画の中にいるマティを見て驚き、マティの名前を叫んだ。

「こっちに来い、マティ!」

「私たちが出してあげるから!」と叫ぶ。

マティは彼らの声に気づくと,画面の真ん中へと歩き出し、直接話しかけて来た。

「ダメだよ,出来ない,だって君たちのせいだもの。守ってくれるっていったくせに助けてくれなかった」とマティは言う。

そして自分の境遇を責め立てた後、マティは、あの不気味な家族の車の中で生まれたミュータントのような翼のある赤ん坊を彼らに向かって放った。

 

その赤ん坊は成長して大きくなり、テディ、フィル、スージーを殺してしまう。血肉が飛び散り,リリーは血だらけになった。

必死に逃げ場を探すリリー。扉が閉まり映写室から出れなくなったロニーは、扉を蹴破り、かろうじてリリーを上映していた部屋から連れ出すことに成功。

「何があったの?説明して!」とロニーがリリーの両腕をつかみ問い詰める。

するとリリーは、掴まれた自分の腕を見てから、目線を下に移すと自分が何かを右手に掴んでいることに気づいた。

それは、スージーの切断された手だった。

「キャー!」

リリーは、真っ赤な血で覆われた顔を引き攣らせて、恐怖のあまり大きな叫び声を上げる事しか出来なかった。

Lyraの解説&感想 【IT イット・ウェルカム・トゥ・デリー”それ”が見えたら終わり。】第1話

胸糞悪くなる系ドラマの最高峰

【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー】1話1962年マティ・クレメンツ少年が車に乗ってる家族にデリーから連れ出してと頼む事から惨劇が始まる…

原作の前日譚だが、不気味さはそのままで怖さUP!

StrangerThingsの元ネタの1つだがこちらの方が良い意味でお下劣で悪で奇妙で最高!

あちらも11月にシーズン5最終シーズンが始まるので、どちらも大好きなLyraは踊り出す勢いですが,同じ時期に放送するのは何故かしら?と疑問。

ドラマもホラー系のドラマも盛り上げるために相乗効果を狙っているのか、はたまた「こちらが本家本元だよ。」と威力を見せつける為なのか?

どちらにせよ、怖くて夜になっても眠れなくなりそうな不安感を煽り、見る人を嫌〜な気分にする怖い系のホラーは,こちらの方が凄い。

ストレンジャー・シングス大好き女ですが、この【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー】を見ると「人間の汚さを暴露して、下品で背筋が凍るよね,スティーヴン・キングは!」と改めて確信しましたよ。

【ストレンジャー•シングス4第9話】ネタバレ解説あらすじ予想: Eddie Munson Never Dies感想トリビアStranger Things4-9

 

1話のメインテーマは、虐め

第1話は、これから始まる【ITイット】の魅力である人間の汚い部分や闇は控えめで、子供達がデリーという狭くて異常な町の中で、普通に過ごすように強いられている窮屈さを「虐め」という暗くて暴力的な要素で更に息苦しく描いています。完全に「虐め」に焦点合わせているのは、キャラクター達の共通点だからです。

それぞれの子供達が虐められてる理由は普通のことや容姿や肉親の死などによる孤独や人と違うところです。

普通なことなのに周りの子供達(大人達も)がやることが、陰湿。

大人もリロイのように人種差別で嫌がらせされているのも、その人の悪い部分でも何でもないのに無視されたり嫌がらせされたりと,見ていて身につまされます。

すご〜く嫌な気分になる…これがキングらしいのですが、物語をより怖く、より現実的にしている効果なので分かってはいるのだけど,「この人たちの嫌がらせをどうにかして!」と嫌悪感で一杯になります。

特にターゲットの1番目になってしまったマティは、苦しい環境にいるのが分かりやるせなくなります。

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マティには父親はいるようですが、母親はいない感じ、兄弟がいるのかすらわかりません。ただ夜遅く毎回,映画館に忍び込んでタダ見をしてるのに親は何も言わないのでしょうから,孤独な少年なのは確定。

夜道を1人歩いても,デリーを出ても誰も彼を不審に思わない。孤独な少年です。

それに誕生日に呼ぶ友達がいなくて、菓子目当てで来たテディ達くらい。この子達とは繋がりはなくなっているため、映画館で彼らを攻めていましたね。

あとは、リリーが仲良しです。でもキスを断られて傷心な中、あの雪道を行く‥平常心を保っていられるのは,どうやらおしゃぶりのようでした。14歳にもなるマティが,未だにおしゃぶりで精神安定を保つのか、かなり不思議ですが、母親への愛情からのようですね。

過去にかなり酷いことがあったのは何となくわかりますが、何があったのかは、これから描かれて行くとマティがどのような悩みを抱えていたか、今の彼の精神状態もわかるので、このおしゃぶりをしている理由も分かるでしょう。来話に期待。

この孤独で傷心でいるマティだから、ITは、彼を狙ったのです。これからの惨劇を引き起こすには持ってこいの,足がつかない誘拐ができるから。

気持ち悪さ100% 、古き良き家族の狂気とおしゃぶり

マティが出会った家族が一番気持ち悪くこわかっ!スティーヴン・キングは,可愛らしい曲や平凡なキャラクターを気持ち悪く使える天才です。今回も「幸せそうな幸せじゃない家族」が良い感じに残忍で下世話に描かれていました。

この50年代アメリカがナンバーワンだった頃の幸せな家族を絵に描いたような4人家族が,この1話で一番不気味で、後のスプラッターな映画館のシーンより,ヒヤヒヤしましたね。

スペルばかり言う弟が、次第にスピードアップしていくのが狂っているし,マティの横で腐ったレバーをタッパーから取り出して、糸引いているのに食べようとする姉が不気味。

スペルがうまく言えない弟に叱りつけた姉は、母親に「弟に優しくしなさい」と言われると、マティの方を見て「優しくしようとしたらできるのよ」と意味深な言い方をする…するとそれを聞いた母親が、「さすが私のいやらしい娘ね。どんな接着剤でも股を閉じるのは無理だわ」って言うって所から恐怖と狂気のスイッチが入るんだから,ビビり倒してしまうではないかーい!こんなことを言う母親がいる?

ここから、優しそうな普通の母親が下品なことばかり言い出して車は,スピードあげて暴走、マティが「おろして!」と言うと鍵がかかっていて出れない…

マティが「おろして」と言ったせいで「OUT!OUT!」と家族が叫び出すのは狂っていて最高でした。おまけに化け物の赤ん坊まで「OUT!」してしまうってキチガイパラダイスやないけ〜♪、ごめんなさい,エキサイトしてしまいました。

この恐怖の現実から逃げ出そうと、たえられなくなったマティは、おしゃぶりを出しました。そしてマティがおしゃぶりをし出したら、いきなり大騒ぎしていた家族が、一気に無言になり動かなくなったのは、マティが自分の安らげるものを手にしたから。

幸せな気持ちや安らげるものは,自己を確認できるものであり心の安泰を表すから、マティの自己確認を許せなかったのです。

だから翼を持った化け物は、マティを襲いそのおしゃぶりを奪ったのだ!これでマティは,安らぐこともできず自分を取り戻すことも出来なくなったのです。

このマティのおしゃぶりは,ご存じあの下水道へと流れていった。あの人【ITイット】のpenny wise ペニー・ワイズがキープする為だから。

犠牲者の1人目マティが、事件の幕開けとなるのです。

変人リリー

変人リリーと学校内で呼ばれているリリーは、変人ではありません。

リリーの父親は、1年前にピクルス工場の事故で悲劇的な死を遂げていました。リリーは自分が忘れたオモチャの指輪を取りに行ったせいなので、いまだに父親の死を悼んでいて苦しんでいました。それで心を病んで何か暴れたのか,原因は描かれていませんが、精神病院送りにされていたようです。

そのような話は,狭いデリーの町では噂になるので、帰って来て再登校し始めたリリーに、生徒達は執拗に嫌がらせをしているのです。されだけならまだしも、教師もいじめられていても見て見ぬふり。何も言わない学校なんてありえない…ただ異常者のような目でリリーを見てるだけの教師がムカつきますね。まあ、その陰湿なところがデリーそのものなのですが…。

皆が笑ってばかにしてるのを我慢するリリー。そこへメガネのマージが話しかけできて「あいつら,ほんと嫌なやつ」と庇うようにリリーと歩き出しましたが、このマージという子も変な子で,個人的には1番嫌なタイプ。

こちらにも、あちらにも良い顔をして強いものに巻かれるタイプ。事実、学校内で幅を利かせてる女の子4人グループに入りたいみたいでおべっかばかり。

しまいにはリリーの仲良しだったのに、このあとリリーが言うことを聞いてくれないからと、冷たくあしらうようになるので、いくら何でも気持ち悪い女子です。皆にバカにされ嫌われてるのも納得がいく、自分というものがない他人にどう見られるかが重要な子です。このマージが、一番死亡フラグ立ってる感じ。

リリーは、この自分勝手なマージの言いなりにはならなかったのは良かったけれど、更に孤独になってしまいます。何故なら仲良くなりかけた,テディ達が餌食にあってしまったからです。

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テディ

リリーのことを変人リリーと言うテディは、自分自身も「ちびり屋テディはタマをなめる」とロッカーにデカデカと悪口を書かれている虐められっ子です。

仲良しの宇宙人マニアのフィルも,核戦争と宇宙人話しかしないのでいじめられてるようですが、2人ともあちらの世界に連れ去られたため、リリーとマティ探しで仲良くなったのにかわいそうですね。

テディは、信心深いユダヤ人家庭の次男として生きて来ましたが,マティの誘拐を考え始めた為,親に地下に子供が引き摺り込まれて地下で誘拐されたままでいるか聞いたら、大激怒されてしまったのですが、これで、より孤独になったテディをITは、狙います。

父親が現実世界が酷いと話した、ナチスが作っていた人間の皮膚で作ったランプシェードの話を聞いたせいで,あの妖怪が現れたのも「テディの怖い」と思う最大の恐怖に漬け込む為です。

【ITイット】のペニー・ワイズは、人間の孤独と恐怖が大好きでそこを狙って人の心を支配する存在なのです。

 

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Lyraが気になる存在、予想

Lyraは、非常に亀の存在が、気になりました。廊下に核戦争反対を訴えかけるビラ配りをしてる子が亀の着ぐるみを着ていたし、マティとリリーがお菓子のおまけのラッキーチャームを見て、リリーが飛行機が出てがっかりしたら,マティが「交換しようか?」と言って、亀を貰って「運が良いから亀が好き」リリーが言っていたのも気になった理由です。

何だか、子供達を助けるキーなのかもしれないな〜と感じました。

もう一つは、子供達の世界と誘拐と一緒に、軍の話が絡んでること。

日常の闇とアメリカの国家の闇がリンクする気がします。そしてリロイが言ったセリフも気になりました。

「この国には問題がある。でもそれを正義を持って正したい」と上官ポーリー・ルッソに話すリロイ。

これがこの物語のドラマのメインテーマであり、正義を持って悪を正したいのが、目標とする結末,つまり作者のやりたいことなのだと思いました。

オリジナルドラマなので、まだ話が1話なためにこれから流れは変わって行くでしょう。

この予想が当たるかは1話なために分からなくて当たり前なのですし、デリーの町があんな風になってしまうのは,映画を観て来た人ならばもう分かってはいますが、子供達が平穏な日々を手に入れて、悪人をやっつけて悪の世界から子供達や良き人々を救って欲しいですね。

ディック・ハロランとリロイ・ハンロン

Lyraが気になることの最後に、デリーに赴任されてきた少佐、リロイ・ハンロン。リロイが会う(秘密の任務についている)兵士がハロランって名前からして、大好きな【ドクター・スリープ】にも出て来ました【The Shining シャイニング】のダニーを助けるハロランさんだよね!

もう大好きなキャラが出てくるなんて!嬉しくてたまりません。

若い時のハロランさんが、見れて嬉しい!

名前似てるから同じ家系かと一瞬勘違いしましたがリロイも輝きの能力を持っているのかしら?或いは,ディック・ハロランと知り合ったことで輝きの力で何かをなしとげるのか?まさか彼も輝きを得るのかしら?

確かに戦争に行ったと言う話を【シャイニング】の小説でダニーにしていたけど、こんな戦地でデリーでの仕事の話していたような、ないような…

なぜデリーにディックは、いるのか?

またリロイ達が軍からデリーの地に呼ばれて家族で一緒に住むようになったのと関係がありそう。同じ上司の下で働いているから同じ部隊になりそうだしヤバい何かがありそう。

今の感じでは全く「輝き」の話はないのだけど、この流れから行くと,このデリーに来たことでない人は「輝き」に触れて何か起きたり、知らぬ何かが開花されるか、元々「輝き」があったのが事件に巻き込まれたことで最強になるのかも?

ああ、何かの能力があったからリロイは、生き残れるはずがない前の戦地での朝鮮戦争で、生き残れたのかもね。

【ドクター・スリープ】にも出て来ました【The Shining シャイニング】比較 全部教えます 解説 あらすじ 感想 Doctor Sleep & The Shining

 

これから年取ってコック長になるハロランさんですが、若いこのころから、どう言う流れで料理人になるのか知りたいですね。何やら【The Shining】のお化けたちも出て来そうな感じ。

次回の第2話はこちら→【IT/ イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。】シーズン1第2話 ネタバレ あらすじ 解説「ここはアメリカじゃない、デリーだ」感想

 

次回の【IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー”それ”が見えたら,終わり。】第2話も頑張って書くのでお楽しみに〜!

 

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Cast & Character

Main

  • Taylour Paige as Charlotte Hanlon, Leroy’s wife and Will’s mother
  • Jovan Adepo as Major Leroy Hanlon, a US Army major, Charlotte’s husband, and Will’s father. The character was previously played by Steven Williams in It 2017).
  • James Remar as General Shaw, a lieutenant general searching for a “weapon” in hopes to end the Cold War
  • Stephen Rider as Hank Grogan, Ronnie’s father
  • Matilda Lawler as Marge, Lilly’s friend
  • Amanda Christine as Veronica “Ronnie” Grogan, Hank’s daughter
  • Clara Stack as Lilly Bainbridge, a girl dealing with the death of her father
  • Blake Cameron James as Will Hanlon, Leroy and Charlotte’s son and science enthusiast who finds it difficult to adapt to Derry
  • Arian S. Cartaya as Rich, a new friend of Will
  • Miles Ekhardt as Matty Clements, a boy who disappears when Pennywise awakens
  • Mikkal Karim-Fidler as Teddy Uris, one of Lilly’s friends
  • Jack Molloy Legault as Phil Malkin, one of Lilly’s friends and Susie’s brother
  • Matilda Legault as Susie Malkin, Phil’s sister
  • Chris Chalk as Dick Hallorann, a soldier with special skills who helps the army search for a “weapon”. The character was previously played by Scatman Crothers in The Shining (1980) and Carl Lumbly in Doctor Sleep (2019).
  • Peter Outerbridge as Clint Bowers, the corrupt police chief
  • Madeleine Stowe
  • Bill Skarsgård as Pennywise, an evil shapeshifting creature that sow chaos in Derry

Recurring

  • Rudy Mancuso as Captain Pauly Russo, Leroy Hanlon’s partner and friend in the army
  • Dean Yool
  • Alixandra Fuchs as Terri Bainbridge, Lilly’s mother
  • Kimberly Norris Guerrero as Rose
  • Tyner Rushing
  • Dorian Grey as Loverboy Jax
  • Thomas Mitchell as Colonel Fuller
  • BJ Harrison as Louella Grogan, Ronnie’s grandmother and Hank’s mother
  • Shane Marriott as Reggie Davis
  • Chad Rook as Sergeant Masters, a racist military sergeant who has tension with Hanlon
  • Joshua Odjick as Taniel
  • Diesel La Torraca
  • Morningstar Angeline

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