
前回、スウェーデンのラッパー、Yung Lean(ヤング・リーン)とフランスのプロデューサーSurkinによるプロジェクトGENER8IONのコラボレーションシングル『STORM』の第一部【STOROM Ⅰ】を和訳解説しました。今日はその続きである【STORM 2】を解説しましょう。
Yung Leanとは
今日Lyraが和訳解説するのは、スウェーデンのクラウドラップのパイオニアであるYung Lean ヤング・リーンの【Storm Ⅱ】です。本名 ヨナタン・アロン・レアンドー・ホースタッド(1996年7月18日生まれ)。
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ヤング・リーンは、2013年にYouTubeでバイラルヒットした楽曲「Ginseng Strip 2002」で一躍有名になり、同年後半にはデビューミックステープ「Unknown Death 2002」をリリースし、翌年にはデビュースタジオアルバム「Unknown Memory」をリリースしています。
そしてこの【STORM Ⅱ】は、Yung Leanと、フランスのエレクトロ・プロデューサーSurkinのプロジェクト Generation とのコラボレーションで、2026年4月24日にリリースされた話題作です。
因みに前回の【STORM Ⅰ】との2曲入りシングルとしてリリースされました。
*第1部はこちら→Yung Lean【Storm Ⅰ】和訳 解説「GENER8ION 反乱と混乱」
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= STORM II =
Like an empty fire
Like your desire
Like an empty fire
Stand tall, go higher
And on and on and on and on and on
And I say
[Interlude]
Uh-oh, uh-oh, uh-oh-oh
Uh-oh, uh-oh, uh-oh-oh
まるで空虚な炎のように
まるでお前の欲望のように
まるで空虚な炎のように
高く立ち、さらに高みへ
そして、ずっとずっとずっとずっと
そして俺は言うんだ
【間奏】
あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ あぁ
あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ あぁ
We stay united through the storm (Hey, hey, hey, hey, hey)
Lay all your love right on my door (Hey, hey, hey, hey, hey)
I never fall, I’m standing tall (Hey, hey, hey, hey, hey)
Go take the darkness out my heart (Hey, hey, hey, hey, hey)
嵐の中でも男たちは一つ(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ)
お前の愛を男のドアに注いでおくれ(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ)
俺は決して倒れないぜ
堂々と立っている(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ)
俺の心から闇を取り除いておくれ(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ)
[Pre-Chorus]
Girl, I know it may hurt
But it won’t last forever
And on and on and on and on and on
[Chorus]
Feels likе a drug, drug, drug
We gonna love, love, lovе
Until the sun comes up, up
You’re all out of luck, luck, luck
We don’t give a fuck ‘bout what?
It’s only a nick of time
When you see the stars, you better run
なあ、辛いかもしれないって分かってるよ
でも、永遠には続かないさ
ずっとずっとずっと
[コーラス]
まるで麻薬、麻薬、麻薬みたい
俺たちは愛し、愛し、愛し合う
太陽が昇る、昇るまで
もうお前の運、運、運は尽きた
俺たちは何なんて気にしない、だろ?
ほんのわずかな時間
星が見えたら
逃げた方がいいよ
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(And I see) I stand together through it all
(And you feel)
Your desire is my only fall (Hey, hey, hey, hey, hey)
[Pre-Chorus]
Girl, I know it may hurt
But it won’t last forever
(そして俺は見ているよ)どんな時も共に歩んでいくぜ
(そしてお前は感じている)お前の の欲望は
俺の唯一の堕落だ(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ)
[プレコーラス]
ねえ、辛いかもしれないことは分かっているよ
でも、それは永遠には続かないから
[Bridge]
And I see your love, your fears
And you fill my songs with your tears
[Chorus]
Feels like a drug, drug, drug
We gonna love, love, love
Until the sun comes up, up
You’re all out of luck, luck, luck
We don’t give a fuck ‘bout what?
It’s only a nick of time
When you see the stars, you better run
Feels like a drug, drug, drug
We gonna love, love, love
Until the sun comes up, up
You’re all out of luck, luck, luck
We don’t give a fuck ‘bout what?
It’s only a nick of time
When you see the stars, you better run
[ブリッジ]
お前の愛
お前の恐れが見える
お前の涙で
俺の歌は満たされる
[コーラス]
まるで麻薬、麻薬、麻薬みたいに
僕たちは愛し、愛し、愛し合う
太陽が昇る、昇るまで
お前はもう運が、運が、運がない
俺たちは何なんて気にしない、だろ?
ほんのわずかな時間
星が見えたら、逃げた方がいい
まるで麻薬、麻薬、麻薬みたいに
俺たちは、愛し、愛し、愛し合う
太陽が昇る、昇るまで
お前はもう運が、運が、運がない
俺たちは何なんて気にしない、だろ?
ほんのわずかな時間
星が見えたら、
逃げた方がいいよ
ミュージック・ビデオについて
監督は、M.I.A.の楽曲などを手掛けたことでも知られる、名匠Romain Gavras ロマン・ガヴラス が務めています。
映像表現がシンプルかつダイナミックで、一度見たら忘れられない… 振り付けも含めて非常に作り込まれており、約7分間に及ぶ映画のように壮大な映像美が大きな反響を呼んでいます。
それは、楽曲の良さと共に、シンプルに楽曲の世界観を表現しているショートフィルムを組み合わせた非常に映画的なアート作品となったために得られた成功なのだと言えます。
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cut version 短いヴァージョン
短いヴァージョンだけでも完成されていて、これだけでも一本の映画のようです。
壮大で映画のような世界観のミュージックビデオは、2034年のイギリスの男子寄宿学校を舞台にしたこの映画は、ヤング・リーン演じる問題児で攻撃的な生徒を中心プロジェクトの前半では生徒たちの反抗や混乱が描かれ、後半では団結、音楽、振り付けされた動きを中心とした、よりスタイリッシュで高揚感のあるトーンへと変化していきます。

GENER8IONとYung Leanによる「STORM」は、孤独や社会への反抗を抱える若者が、苦難(嵐)の中で結束し、傷つきながらも生き抜こうとするマニフェストを描いた楽曲です。
第1部では、思春期の行き場のないエネルギーと暴力が描かれ、第2部では、愛や痛みの受容、そして孤独な世界に対する強い連帯が表現されています。

ダンスによる連帯と癒やし

歌詞について
ダンスで連帯と癒やしが表現されているように、この第2部(Storm II)の歌詞も、一転して友情や愛や仲間たちと繋がっていく様子が描かれています。

少年たちが「嵐の中でも俺たちは繋がり続ける(We stay united through the storm)」と歌い、暴力や苦悩の先にある仲間との連帯や精神の解放を表現していて感動してしまいました。
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*第1部は、こちら→Yung Lean【Storm Ⅰ】和訳 解説「GENER8ION 反乱と混乱」
この歌詞も、暴力と孤独が描かれています。
そして第2部のこの【STORM Ⅱ】では、ダンスによる感情の解放と同じように歌詞も解放へと向かい、願いと希望を欲してもいる現代の若者が抱える複雑な葛藤をテーマにしているのです。
そして映像の中には、Lyraが好きな【蒼い春】の生徒たちが屋上で行う手を離して拍手して手すりにまた捕まるというシーン(肝試しみたいな場面)が描かれている為、同じ世界観を感じて懐かしさまで込み上げてきました。
このシーンが全く同じですよね。↓↓
人は1人では生きていけないもの…でも、人はオギャーと産声をあげて天国へと召されるときは1人…結局、人は、1人で生きていかなければならない生き物なのかもしれません。

だからせめて人生の中でのほんの一瞬でも、誰かと繋がり、連帯感を感じて癒されたいと願うのでしょう。
ノリが良くエネルギッシュなビートに、Yung Leanのカリスマティックなラップと歌声が融合した中毒性の高い楽曲ですが、実は、若者の苦悩を描き、強いでは人間が皆抱える孤独と愛への希望を描いているのです。
少年たちが「嵐の中でも俺たちは繋がり続ける(We stay united through the storm)」と歌う。
暴力や苦悩の先にある仲間との連帯や精神の解放のように、世界が、暴力に溢れている現在(今)から、いつか連帯の先に平和がある自由という解放された星になりますように、と心からLyraは願っています。
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*Yung Lean【Storm Ⅰ】和訳 解説「GENER8ION 反乱と混乱」
Credits

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