【ブライズメイズ】立ち直りたい人、必見!お下劣感動ストーリー Bridesmaids

タイトル通り史上最強なストーリー展開とお下劣行動で、「これでもか〜!」「これでも参らんか〜!」と、にじり寄ってくるような映画を今日は紹介しちゃいます。

気持ち悪いな〜、嫌だな〜、と見て行くと、何故かラスト近くで涙してしまう、、、という変な映画。

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今日、Lyraがお話するのは2011年のアメリカ映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(Bridesmaids)。

お下劣映画なのに、第84回アカデミー賞で脚本賞(クリステン・ウィグ、アニー・マモロー)と助演女優賞(メリッサ・マッカーシー)にノミネートされたというお下劣らしからぬ待遇。

昨日、和訳したWilson Phillpsの”Hold On”が使われていたのはこの映画です。そう、答えはこの「Bride Maids』だったの。

この映画がアカデミー賞にノミネートされたのが頷けるのは、キャラクターがちゃんと計算され適切な場所に配置されている事。

脚本家さんの頭の良さが伺えるセリフやエピソードの絡み具合が面白いです。

つまり、大人なストーリー展開がある大人しか見ちゃダメよ!な映画なわけ。

どんな感じかはあらすじをお話してからにしましょう。

* Lyraのブログは常時ネタバレ全開!詳しい内容が知りたく無い方はご注意下さい。良かったらLyraの感想を読んでねっ。

= あらすじ =

アニーは又もや過ちを犯した。

もう二度と会わない、と決めた体だけの関係のテッドとまた一晩過ごしてしまったのだ。

性格が悪いテッドは、アレコレ注文してくる自己中男で「最高だな」と満足してるが、アニーはメチャ下手くそ男で相性が悪いと常々思っている。

喜んでる癖に「泊まらないで帰った方が良い」と言う冷たいテッドに文句も言えず「わたしも今帰ろうと思ってたわ」と言いアニーは、送ってもくれない、テッドの大きな自宅の門も開けてくれないテッドのせいで、よじ登って帰る羽目に。

すると、門のてっぺんにいるアニーが動き出す。門が開いたのだ。

本彼女か?又は2番目の彼女が車で到着し、キーもセンサーも持ってるから門を開けて帰宅したのだ。そう、アニーは3番目か4番目の女。

ミニスカで門をよじ登り、挙句の果てに泥棒のような出で立ちで門が開き、別の女に馬鹿にされたアニー。

こんな落ち込む時は親友のリリアンに愚痴を聞いてもらうのが1番。

リリアンは、アニーの長年の幼馴じみ、、、いつもそばに居てくれた。

テッドの悪口やアホな性癖の話にも付き合ってくれるリリアン。

仕事も恋も全く上手く行かない冴えないアニーには、幼なじみの親友リリアンだけが理解者だった。

自分のダメな恋愛話ばかりしてはいけないとリリアンに話をふると、なんと彼女は長年付き合って来た彼と結婚することに!

それを聞き、お祝いの言葉を言うアニーだったが、内心は祝福したい気持ちもありながら、寂しさも感じて居た。

それでも、リリアンから「メイド・オブ・オナー(花嫁介添人のリーダー)」(← 大親友や信頼されてる人しかなれない)になって、と頼まれたアニーは、リリアンのために結婚式のプランを必死に考える。

実は、ケーキ屋を営んで居たが潰れてしまったアニーは、潰れたせいで彼氏にも逃げられて居た。

職なし彼氏なしになってからは、母の紹介で宝石屋でイヤイヤ働いている。

周り全員が幸せそうに見え、つい嫌味や、不幸になるぞ〜、と客に言ってしまい客が逃げて行く、、、というのを繰り返してるアニー。

そのために上司からいつも注意される。

叱られて帰宅するとルームシェアしてるジル(男)から、家賃の催促をされる。

ジルの妹のブリンと3人で暮らしているアニーは2人に嫌味を言われ、ますます最悪な気分になる。

全てにおいて不幸なアニーだから、親友のリリアンの頼みをやるのはかなり大変だが、親友の為と夢中で頑張る。

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花嫁介添人は、リーダーがアニーで、他はリリアンの彼氏ダグの上司ペリーの妻のヘレン、彼氏の妹メーガン、従兄弟のリタ、ベッカの5人だった。

アニーは、リリアン達のお披露目のパーティーでヘレンの家に皆と一緒に招待され、「リリアンの親友でありブライズメイズのメイドオブオーナー」であると大勢の前で紹介された。

普通の自己紹介をして話を終えるアニーだったが、そのパーティー会場が自分の家だったヘレンは、アニーからマイクを受け取ると、いかにも親友と言った体で、「アナタは私の大切な友人だからこの結婚が嬉しくて涙する」と感動的に話して、リリアンや周りの客がため息をついて聞き惚れた。

リリアンに紹介された時にヘレンにさりげなく嫌味な態度を取られていたアニーは、これが許せなかった。

終わったのに、話し終わったヘレンからマイクを無理矢理奪うと、先程とは違う、小さい頃の思い出話をして、2人の友情が如何に深いかを話し始めた。

それを見て頭に来るヘレン。アニーから又マイクを奪い喋り倒してフランス後で祝辞、それを聞いたアニーはヘレンから又マイクを取り、、、。

どちらがリリアンの事を大事に思ってるかをアピールする為の戦いが勃発。しまいには歌合戦にまで発展!会場が引きまくる。

この瞬間からアニーとヘレンは犬猿の仲となる。

怒りが収まらないアニー。

帰り道、アニーは怒り心頭で運転しながら「ハ〜イ!私がヘレンよ。髪の毛はセットしまくりよー、はっ、何よ、馬鹿な女。」とヘレンのしな垂れポーズを真似して居たために、道いっぱいの蛇行運転になってしまう。

オマケにブレーキランプが切れていたため、警察官に止められてしまった。

酔っ払ってないか線上を歩かされるアニー。自分は酔っ払っていないことを証明するためにダンスまでした。

ローズ巡査は、「酔っ払ってはいないようだが、ブレーキランプが壊れてるのは事故につながる」と違反切符を切るが、よく見たらアニーが自分がお気に入りのケーキを買いに行っていたケーキ屋の女主人なのに気づき、アニーが「今日は本当に最悪な日だったから落ち込んで変な事をしちゃったの」と、悲しみにくれているのを見て同情してしまう。

「ケーキでお世話になったし、ブレーキランプを修理すると約束してくれるなら罰金にしないよ」と免除してオマケに良い修理工場の名刺までくれた。礼を言うアニー。

数日後の打ち合わせでリリアンに会うと「ヘレンて感じ悪いわよね」と言ってしまい、逆に「ヘレンと仲良くするように」と注意されてしまうアニー。

仕方なくリリアンのお膳立てでアニーとヘレンとメーガンとリタとテニスに行くことになるが、わざと体にボレーしたり肉弾戦になる。

数日後、ブライドメイド達の結婚式で着るドレス選びに集まるアニー達。

まず始めにアニーがお勧めのメキシカンレストランでデモ食事をすることにした。

見た目はゴキブリが出そうな店だが、味は良いためヘレン以外のメンバーは大喜びして爆喰いする。

次に、お目当てのドレスを見に行くと、予約制と言われ断われる。

だが、ヘレンが名前を言うと店員はコロッと態度を変えぺこぺこして入れてくれた。お得意様だったのだ。

ドレスの好みも安くてリーズナブルなのを選ぶアニーと豪華一点物を選ぶヘレンとで険悪ムードに。

店員の勧めで各自好きなドレスを選んで試着してから決めたら、という事になり全員が試着。リリアンはウェディングドレスを着せてもらって浮かれる。

すると、全員が気持ち悪くなる。顔色が真っ青になって行く。お腹を下しそうなりトイレへ駆けこむヘレン以外のメンバーたち。

どうやら先程のレストランの食事にあたったようだ。

いとこのリタが真っ先にトイレで吐いたせいで、トイレが使えなくなったメーガンは、洗面台に乗って用を足してしまい、皆が吐きまくる始末。店員は「トイレを使わないで!」と叫びまくり修羅場になる。

リリアンも我慢できず、店内トイレは占領されているから、外へトイレを探しに行くが「もうダメ。」と、街のど真ん中の車道でウェディングドレスを着たままウンチをして漏らしてしまう。

全てぶち壊してしまいアニーは落胆。ついついテッドと会って又してしまい、無礼な態度を取られても又、言い返せない自分に憤る。

やけ酒でもするかと、テッドの家からの帰り、コンビニに立ち寄るアニー。

見逃してくれたローズ巡査とバッタリ再会。

「あれ?なんでこんな時間にいるの?」と話しかけて来たローズ巡査に「さっきまでデートしてたけど、最悪な相手だったの」と浮かない顔をしてると

「俺に愚痴れば?どうせ暇だし、、、ニンジンスティックでもどう?」と明るく誘ってくれたローズ巡査に、つい悩みを色々と相談。

2人は意外と話も会うためにパトカーのポンネットに座り話しているうちに朝が来た。

「スピードガン持ったことある?」と、ローズ巡査はアニーにスピード違反の取り締まりをさせてやったり、アニーには、いい気分転換になった。

明るい気持ちに少しなったアニーは、独身最後の女性だけのパーティーの開催場所を張り切って決定。メンバーにメールする。

「リリアンの両親の湖のあるバンガローで!」と送信した途端、あちこちから電話がかかってくる。

どうやら、前もってヘレンが言ったようで全員がラスベガス行きを提案して来た。

飛行機恐怖症のアニーは、バンガローを推すが誰も聞いてくれず、皆がラスベガス行きの計画まで立てている為に我慢して飛行機に乗ることにした。

全員ヘレンがお金を出してくれるからファーストクラス。

だが、ヘレンの厄介にはなりたくないアニー。しかし持ち合わせがないためアニーだけエコノミーに乗る。

アニーの座席の隣には何故か同じような飛行機恐怖症の女性が座った。

一人ぼっちのアニーは、飛行機が怖いわ、隣の女性も怖い事を言うわで半ばパニック状態になる。

リリアンの座席に相談に行くアニー。リリアンの隣に座っていたヘレンが、安定剤をくれたが全く効かない。

又どうしたら良いか相談しにファーストクラスへ行くアニーに、ヘレンが「安定剤を酒と一緒に飲めば寝れる」とくれた。

一気にウィスキーと安定剤を飲み干すアニー。

案の定、泥酔したアニーは、ファーストクラスで大暴れ。

アテンダントに絡み、出禁になるもシツコク忍び込んだ為にエコノミーから動けなくなる。

しかし、そのせいで窓の外にインディアンの幻覚を見てしまい機内放送してしまった。

「飛行機の翼に先住民がいる!」

それを見ていたメーガン。隣の席に座ってる男性が機内捜査官であるとはじめから見抜いていたメーガンは、アニーの先住民の機内放送で男性が本当に捜査官だったのが分かり、「私に任せろ!」と叫ぶと暴れるアニーにタックルをかます。

いつしか飛行機内は大パニック!

騒ぎを起こした罪で全員が連行され、帰りはアニーが暴れては大変だからギューギュー詰めの長距離バスで帰ることになる。

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我慢できなくなったリリアンは、アニーに「アナタには荷が重すぎる。オーナーをやめた方が良いわ。無理しないで。こんなに不安になることも無かっただろうし、やめて楽になって」と断って来た。

不甲斐なさから「やめたく無い」とは言えないアニーは、泣く泣くヘレンにオーナーの座を引き渡す事に。

アニーは、むしゃくしゃした気持ちを晴らす為に、交通違反を取り締まり中のローズ巡査を訪ねて自らデートに誘う。

バーで飲みながら話に花が咲き、ローズ巡査もアニーと「デート出来てすごく嬉しい」と素直に打ち明けた。

アニーはそのローズ巡査の素直さと、自分の寂しさからローズ巡査の家へ行き一夜を過ごす。

翌朝、目覚めるとベッド横に起きるのを待ってくれていたローズ巡査が嬉しそうに話しかけて来た。

それに対してアニーは「ごめんなさい。つい寝てしまったわ。泊まるつもりはなかったのよ、、、」と、いつもテッドに言われていたから条件反射で謝るアニー。

ローズ巡査は、「へ?何言ってるの?泊まってくれて俺は嬉しいよ。昨日は夢みたいだった」と嬉しそうに笑い、

「一緒にケーキを作ろう!材料も適当に見繕って買って来たよ」とアニーにやる気を出させようと誘って来た。

だが、アニーは素直になれず、ダメにしてしまったケーキ屋のことが頭から離れずに「余計なことはしないで!一晩寝たくらいで。」とつい口を滑らせ出て行ってしまうアニー。

ローズ巡査は落ち込みどうしたら良いかわからない。

ローズ巡査は、謝りの電話を何回もかけるが、アニーは無視をして出ない。

宝石店で仕事中、ティーンになりたての少女が来店し「永遠の友情を意味するアクセサリーをプレゼントしたいの」と聞きに来た。

それを聞いたアニーは「いいの?永遠なんてこの世には無いのよ?永遠の友情なんてないの!」と少女に言い続け、その少女も気が強かった為に大声でと口論になる。トドメの一発にアニーは汚い言葉を言ってしまった。

それが原因で仕事を辞めさせられたアニー。

オマケに帰宅すると「ルームシェアは出来ない。妹に部屋もやりたいから」と追い出されてしまうアニー。

帰りたくないとずっと拒否していた実家に戻る。

母親は前から帰っておいで、と言っていたから喜ぶ。だが、浮かない顔のアニー。

それでもリリアンのプレゼントの披露パーティーに行かなければならない。

その場所はヘレンの自宅の豪邸。

入り口からウェルカムドリンクが渡され、庭にまで飾り付けや食事がディスプレイされている。

しまいには、来客者に子犬が1匹ずつプレゼントされる。

アニーは豪邸にビビりながらも、リリアンに2人の思い出の品が詰まった手作りの箱をプレゼントした。

昔からのリリアンの欲しかったマグカップや雑貨や2人の写真が詰まったボックスを見てアニーに礼を言うリリアン。

最後にヘレンの番が来た。ヘレンは「私はプレゼントはないの。でもこの封筒をあげるぅ。」といい渡したのが、リリアンが昔から好きだったフランス、しかもパリ行きのチケットだった。

リリアンはアニーの時とはちがい、チケットを貰って大声で叫び、喜びを表す。

それを見ていたアニーはワナワナ震えだす。

何故ならば、パリ行きチケットもヘレン作のこの部屋の内装も全てアニーのアイデアのパクりだかだ。

前にレストランでリリアンがトイレ中に「リリアンはフランスが大好きだから、パリ風でこんな感じのイメージでやるわ」とアニーが皆んなに話したからだ。へレンも同席していてパリのアイデアに文句を言っていたのに、パクったのだった。

我慢の限界でブチ切れたアニーは、大声で「やってらんねー!何なのよ!リリアンって最低!こいつがやってることは全部私のパクリ!それが分からないの⁈これも!これもよ!」と叫び出し、庭に出て全ての飾りも食事もぶち壊し暴れまくる。

しまいにはリリアンと口論になり「結婚式に来ないで!」と言われ、アニーは泣きながら帰った。

その帰り、ローズ巡査の言いつけを守らずにブレーキランプを修理していなかったせいで追突され犯人に逃げられるアニー。

警察を呼び、やって来たローズ巡査は、いちを調書をとるが、「君は酷い!やり逃げした男みたいだ!一回きりで捨てたんだぞ、俺を!俺を利用したんだ!」とアニーに怒りをぶちまけてしまうローズ。

そこへ、ローズが来てくれなかったら困ると、保険で連絡していたテッドがスポーツカーで登場。

ニヤケタ野郎のテッドに、余計に頭に来るローズは「こんなのってありか?」と怒り散らして去って行く。

テッドに礼を言うアニー。

だが、事故って最悪な状態のアニーに「運転中にやっても良いよ」と下世話な事を言い出した。その空気読めない最低さにやっと目が覚めたアニー。

国道の真ん中で自分から下りて歩いて帰ることにした。

その日からニートになるアニー。

母親が好きなトムハンクスの遭難映画に涙していると、リリアンの彼氏の妹の、あのメーガンが励ましに来た。(子犬と一緒)

メーガンは辛い過去、そして立ち直った強い自分の話をして「アニーに強くなれ!」と奮い立たせるメーガン。

その話を聞いてアニーは、まず始めに謝りたいと、ニンジンの形のキャロットケーキを作ってローズの家の前に置いてピンポンを押して車から様子を見る。

だが、ローズ巡査はケーキをそのまま玄関に置き受け取らない。

翌日、アニーは様子を見に行くがまだ、食べていない。代わりにアライグマが食おうとしていた。

ガッカリしながらも、立ち直ったアニーは前向きに毎日を過ごすようになった。

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結婚式、当日。

母は「本当に行かなくて良いの?」と心配する。
そこへ、突然ヘレンが泣きながらやって来た。

リリアンが行方不明になったのだという。

「私が何とかする」と言ってアニーは、怒りまくって口も聞いてくれないローズの勤務中に会いに行く。

案の定、口を聞いてくれず無視をするローズ巡査。

アニーは、「こっちを見て!」「話を聞いて!」と、あらゆるバカな手を使って話を聞いてもらおうとする。

そんなアニーとヘレンにローズ巡査も根負け。

捜索してもらうとアパートに居たとわかる。

アニーは懐かしいリリアンのアパートへ一人で行く。泣いてベッドに寝ているリリアン。

実は、オーナーになり暴走するヘレンのせいで、結婚式の予算がとてつもない額になり親から「金は出せん」と言われたのだ。

リリアンはアニーに謝り、これから先のアニーが心配だという。

アニーは「大丈夫。私は平気よ。アナタは幸せになって、私に結婚てどんなか教えて」と話し仲直りして、無事に結婚式が開かれた。

もちろん、アニーもブライドメイズの一人として出席。

幸せな結婚式のラストには、リリアンとアニーの大好きだったウィルソンフィリップスの曲をかける予定だったのが、ヘレンの暴走でご本人さん達が登場!

ご本人さん登場で3人が歌うレーザー光線のステージのおかげで、参列者もアニーもリリアンもノリノリにダンスする。

結婚式が無事終わると、ヘレンがアニーに謝りに来た。

アニーも仲良くしようと寿司屋に行く約束をする。

そこへお迎えの車が来た。

パトカーに乗ったローズがアニーを迎えに来たのだ。

アニーを許したローズに誘われて生まれて初めてのパトカーに乗るチャンスを貰うアニー。

二人は夜の闇に仲良く消えていった。

= Lyraの感想 =

「アニー良かったね!」って言うのが見終わった直後の感想。

本当に、ここまでツイテナイ人いる?ってくらいアニーは何もかも上手く行かない。

ブライズメイズになったせいで起きた災難はハッキリ言ってアニーのせいではない。

Lyraは見ていてブライズメイズのオーナーになって起きた事件は全て、周りのせいだと言い切るわ。

何故ならば、災難ナンバー1の

【全員(ヘレン以外)ゲロ & ゲイリー事件】(ゲイリーとは、下からの事をやんわりにしてみた)は、メキシカンレストランの衛生管理が悪いせいでしょう?

選んだアニーが悪いと言ったら可愛そ過ぎますね。運が悪いと言うか、たまたま出会った災難であり、店側の責任だからアニーを責めちゃいかんよ、リリアン。

災難ナンバー2【飛行機事件】だって、飛行機恐怖症と言うのを長年の親友のリリアンならば知ってる癖に嫌だと言うアニーを無視して、金持ちセレブのヘレンの言いなりになってラスベガス行きを決めて浮かれちゃう訳でしょ?

Lyraだったら行かないし、行ったとしても親友がヘレンを嫌がっていて一人エコノミーにしたら一緒にいてあげるよね、、、飛行機怖いって言ってる訳だからね。

それをほったらかしにしたリリアンが悪い。

そして、更に悪いのがヘレンが「ウィスキーのダブルと薬を飲めば大丈夫」って飲ましたのだよね。

これが一番悪かった。

そのせいでアニーは、ラリってファーストクラスで奇行を繰り広げる。アテンダントに絡むわ、幻覚見て走り回りアナウンスしてしまう。

あのシーンは、メッチャ笑えた!

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アテンダントの男に「出て行って!」と言われて一度は出て行くんだけど、又、サングラスして格好つけてカーテン開けて入ってくる。で、また同じアテンダントに叱られて「私はこの人の妻よ。フリオ・イグレシアスの妻よ」って隣の席のラテン系ぽい人をフリオ呼ばわりすると言う!まだ、若い男だからフリオはジジィでしょ?隣で若いラテン系男がムッとしてんの!^_^

オマケに、キツく忠告してくるアテンダントの名前が「スティーブ」なんだけど「うるさいわね!ストーブ!電化製品の癖に!」ってアニーが反論するのよ。

そのスティーブも負けてない男性で、冷静に嫌味を言いながらアニーに対応するから更に笑えた。

もう、可笑しくてたまらん!

それに幻覚見て「インディアンが翼の上に乗ってルー!」とアニーがアナウンスして暴れ出したら、真ん丸体型なメーガンが身軽にハイジャンプして、タックル!

笑い過ぎて腹が痛くなったよ。

また、このメーガンという女が普通じゃない。マジでやばい。

どう、普通じゃないかは後で説明しますが、このシーンでは、隣の席に偶然一緒に座った髭面の男性が秘密航空捜査官だと信じて疑わないメーガン。

男性は「私は捜査官じゃないよ。取引があるから乗っただけ」とシツコク尋ねるメーガンに言うんだけど、それでも「いいの、いいの、このメーガンには全て分かってるから。捜査官なのは内密だって事だって知ってるから。大丈夫、私が貴方を見ててあげるから、貴方は安心して寝ていていいよ。」って横で寝ようとしだしたその男性に言うんだよね。

で、結局、その男性はメーガンの言った通り本物の捜査官で、暴れ出したアニーのせいで機内が騒然としたから、ピストル持って駆けつけに行くんだけど、それを見てメーガンは活き活きし出しちゃって「ホラ、来た〜!」みたいに飛び上がりアニーにジャ〜ンプ!& タックル!するの。

大爆笑。

だから、この一連の騒動はひどすぎるけれど大笑いで、映画的には大成功!

だけど、酷すぎる奇行だから連行されてしまう。

アニーには災難な話なんです。

だから、狭いバスに乗って帰りは辛かったから、嫌な思いがマックスになったと、親友リリアンが飛行機事件を全部アニーのせいにするのは本当におかしいんです。

「貴方にはオーナーの荷が重過ぎるようだから、辞めて楽になってちょうだい。」と断るのはダメ。親友らしかぬ行為。

ヘレンのせいでラリったのを横にいたリリアンは知ってる、見てるのだ。

それなのに、アニーのせいにするなんて酷すぎる、しちゃいけない話です。

この映画を見てる人は、負荷効力で災難が「これでもか〜!」「これでも参らんか〜!」みたいに、たたみかけてくるから、本気でアニーに同情してしまうでしょう。

アニーもやり切れない。

怒りをどこにぶつけて良いかわからない、、、。

そんな時に、信じていた親友が思いやりがある自分のプレゼントよりも、セレブなヘレンのパリ行きチケットにキャー!キャー!言って喜んでいたらブチ切れるのも仕方ないです。これが【災難ナンバー3】です。

あのシーンは笑う所なんだろうけど、笑えない。

今までずっと我慢して来た思いをリリアンや皆にやっとぶちまけて、庭に走って行き、パーティ会場の飾りや、デコったクッキーに蹴り入れたり、テーブル上のもの全部をグッチャグチャにしてるアニーを見ていたらなんか泣けて来ちゃいました。

Ugh!

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今まで飲み込んで来た思いを爆発させたアニー。

苦しんだよね〜。怒って当たり前!もっと早くブチまけても良かった。

そう、この我慢し過ぎ、ってのがアニーの特徴なのだ。不幸の始まり。

一連のブライズメイズ事件以外の生活面の不運となると全然、話が違ってくる。

全ての不幸はアニーの性格が原因です。

ケーキ屋を経営していたのに、経営不振から潰れてしまい、彼氏には逃げられる。

これを景気が悪いせいにしたいアニー、、、

だが、あんなアニー自身がデカデカ出てる看板を飾る店ってセンス無さ過ぎ〜。

ローズ巡査が「ケーキ美味かったなぁ!」というのだから味は良いし腕も良いのだろう。

だが、あの看板は頂けないし店も特徴なさげ。

もっと経営について勉強すべきだったのだ。

そして元彼は店員で、どうも金目当てでアニーと付き合っていたような男。だから、男の見る目がないアニーが悪い。

大体、ジョン・ハム演じるテッドとズルズル付き合っているのがおかしい。普通の女は付き合いもしない。

あんな頭がおかしいヤリ〇〇男のどこが良いのだろう?

リリアンも言っていましたが、思いやりのない男と寂しさを紛らわすために会ってはいけないのよね。

アニー自身も、テッドは下手くそで、全ての相性が悪いと分かっている。

それなのに縁を切れないのは、寂しいから。テッドのルックスが、ソコソコ良いし金持ちで可愛い、と我慢する理由を探すアニー。

そして、いつかテッドが「泊まってけよ」と言って1番の彼女になれる、と期待してるから。

これ、不幸体質の女の人の傾向です。

不幸体質の人って男女共に悪い癖をやめられないんです。

嫌な物、良くない物、捨てなきゃいけない物が分かっている癖に手放せないの。

まるで捨てられない症候群の人みたいね。

人間関係も、良い悪いを見極め、悪い関係を断捨離出来ない人は、不幸せになるんです。

母のコネで宝石店で働けているんだから、次の仕事を見つけるまで頑張れば良いのに、周りや客にあたり喧嘩を売り、挙げ句の果てにクビになるアニー。自分がワリィ。

「家に帰っておいで。一緒に住もう」と言ってくれる母親と暮らせば良いのに、意地になって一人暮らしをしてる馬鹿なアニーは、まともな場所で一人暮らしをすれば良いのに、安いからと頭がおかしい男とルームシェアしている。

その我慢してる家には、その男が溺愛してる妹がいて、妹に日記を全部読まれていて文章の悪さやひどい毎日を「悲惨ね」と指摘される。

その盗み見た悪い妹に、これ又はっきり怒れないアニーが悪いし、しまいには謝らないその妹から出て行けと言われてしまうんだから、アホだ。

ローズ巡査と寝てしまい彼を傷つけたのも、アニーのせい。

優しいローズが「一緒にケーキ作ろう」と言うのを受け入れれば真剣交際が始まり幸せになれるのに、幸せに慣れてないアニーだから、素直に受けな止められなくて、しかもケーキ屋潰した記憶も蘇ったのか、怒って彼にあたり出て行ってしまう。

手に入る幸せを自らの手で逃してしまう女アニー。

この不運は全て、アニー自らが選んだ不幸です。

これらに関しては、アニー、あなたが悪いんだから仕方ない。

アニー自身が顔を上げて「悪いのは世間や周りのせいではない、しっかりと判断し歩いて行こう!」と気がつかなきゃいけないんですね。

そのキッカケとなるのが、先程のキョドッている普通じゃないメーガンです。

アニーは、リリアンのパーティぶち壊した後に引きこもりになってしまいますが、それを救ったのはメーガンでした。

リリアンのパーティ後に貰える子犬は1匹。なのに4匹くらいパクって来たメーガンは、その犬たちを連れてアニー宅を訪問。そして過去話が始まる。

「私は見た目はハイスクールをエンジョイしたように見えるだろうが、(本当は見えないからアニーは首を振る)、、、実は、毎日登校するとクラスメイト達に爆竹やロケット花火を当てられていたんだよ。毎日、毎日酷いもんだった。で。このメーガンは「学校に行けないよ、ママ!」って泣きついて不登校になったか?

違うね。私は、毎日休まず登校した。必死に勉強してトップの成績になったし、学校にある本を全て読破した。図書館のあらゆる書物も読んで必死に知識を増やしたんだ!そしたら、成績1番で高校を卒業し、ハーバード大学に入り大学院を首席で卒業して、昔からの夢だったCIAの秘密捜査に携わる仕事についたんだよ!国家機密を全て私は知ってるんだよ、、、核爆弾が何処にあるかもね。だから、アンタも自分の力で立ち上がらなきゃ行けないんだ。私だって頑張ったんだから、アンタにだって出来るよ!」と延々と話してアニーを立ち直らせようとするメーガン。

そのメーガンの苦労話を聞いていたら、Lyraは、ただのお下劣なヘンタイ映画なのに感動してしまい、涙がドヒャーと出てきて止まらなくなりました。

そのあと、ファイトクラブ好きなメーガン。アニーにワザと自分を殴らせてやる気をださせようとして、アニーを押さえつけたりお尻を噛んだりします。アニーが「やめて!」と殴ったら、「今のは良いフックだったよ、アタイの顎にグッと入ったね。大丈夫だ。アンタなら立ち直れるよ」と言うのにLyraはまた大爆笑!

メーガンのキャラクターの良さとヘンタイさが、サブキャラながらこの映画にキラリと光を与えています。

R15指定なだけあって大人の会話、大人な事情が盛り沢山な映画な「ブライズメイズ」。

キラキラと普通の人間の登場人物達が輝いている映画なんです。

ただ、ジョン・ハムは最近、嫌な男しか演じてないね。マッドマンの時よりこの映画ではお馬鹿度アップ。

とにかくテッドは本当に嫌な奴。こういう下ネタ野郎が私は大嫌い!

逆に、ローズ巡査が限りなく良い奴で人間的に出来ていて2人が好対象になっているから脚本が上手いな〜と感心しました。

ローズ巡査は、アニーの愚痴に付き合ってくれるし、優しいし、頼りになる。

弱い者たちにも優しくて周りからも信頼されていて、更にアニーに一途なんだから、まるで王子様みたいです。

この2人の男性が対象的だからわかりやすくて良いのだろう。

アメリカの警察官てアイルランド系が多いせいか、ローズ巡査もアイリッシュで訛りがある。

それをテッドが馬鹿にするから余計にローズ巡査はニヤケ野郎なテッドと付き合ってるアニーにムカつくわけ、、、

キャラクターの一人一人が際立っていて関係性も違和感なく出来上がっているこの映画。

2億8000万も売り上げただけあるな〜とストーリー展開のうまさにLyraはうなってしまいました。

あのSATCを軽く超えた人気と売り上げなのよ。

アカデミーにノミネートもわかる。

ただね、アニー役のクリティン・ウィグじゃないのよね、脚本で彼女はノミネートされましたが、主演女優賞じゃないの。

助演女優賞でメーガン役のメリッサ・マッカーシーがノミネートされました。

やっぱ変態、だけどCIAというキャラが受けたのねっ。

クリティンは、サタデーナイトライブで鍛え上げられてるだけあって、可愛さと、健気さと、ドジな不幸体質な女を見事に演じています。

彼女、前にLyraが紹介した「ローラーガールズ」”Whip It”にも出ていたコメディエンヌだから実力あるのよね。

女性ならば、どんな人であっても、この映画を見たら必ず元気が出ちゃいますよ。アニーに感情移入してリアル感が出る。

男性ならば、女性の本音が見れて女性心理の勉強になりますよ。

貴方の彼女のホンネの気持ちを知って優しくしてあげたら彼女とラブラブになれるでしょう!

そして、落ち込んでる貴方はこれを見て前を向いて歩いていけるでしょう!

モチベーションが上がる映画なの。

ラストのウィルソン・フィリップスのバブル時代のヒット曲も良い味出しています。貴方もしんみりくるよ。(詳しい和訳をしたので良かったらどうぞ!)

「今、少し頑張れれば、きっと明日も永遠に頑張れるわ」とキャラクター達と一緒にあなたも歌いながらラストで踊ることでしょう。

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その後に、映画が終わった、、、と思ったらイキナリ、メーガンと髭づらの航空捜査官のエッチなシーンが出てきますが、キモいから無視してねっ。

あのシーンなければ、マジで感動で終わる映画なのに、、、😅

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=キャスト=

括弧内は日本語吹替

アニー・ウォーカー – クリステン・ウィグ(日野由利加): 宝石店店員。ケーキ屋を営んでいたが失敗した。
リリアン・ドノヴァン – マーヤ・ルドルフ(野沢由香里): アニーの幼なじみの親友。父親がアフリカ系。
ヘレン・ハリス – ローズ・バーン(園崎未恵): リリアンの婚約者の上司ペリーの妻。セレブ。
メーガン – メリッサ・マッカーシー(斉藤貴美子): リリアンの婚約者の妹。
リタ – ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ(水野ゆふ): リリアンのいとこ。男の子3人の子持ち。欲求不満。
ベッカ – エリー・ケンパー(渋谷はるか): リリアンの同僚。新婚。
ネイサン・ローズ巡査 – クリス・オダウド(郷田ほづみ): アニーに惹かれる。アイルランド系。
ジル – マット・ルーカス:アニーが住むアパートの同居人。妹のブリンと共にアニーを悩ませる。
ドン – マイケル・ヒッチコック:アニーが働く宝石店のオーナー。
ブリン – レベル・ウィルソン: アニーが住むアパートのルームメイトの妹。イギリスから観光ビザで兄の家に滞在している。
ダグ – ティム・ハイデッカー: リリアンの婚約者。メーガンの兄。
アニーの母 – ジル・クレイバーグ: 絵を描くのが趣味。アルコール依存症でもないのに禁酒会に通う。
テッド – ジョン・ハム(藤真秀): アニーと身体の関係だけの相手。本人だけは相性が良いと思っている。
ブート・キャンプ・インストラクター – テリー・クルーズ
ジョン – ベン・ファルコーン: 航空警察官。メーガンに言い寄られる。

 

= ブライズメイズ
史上最悪のウェディングプラン
Bridesmaids =

監督 ポール・フェイグ
脚本 クリステン・ウィグ
アニー・マモロー
製作 ジャド・アパトー
バリー・メンデル
クレイトン・タウンゼント
製作総指揮 ポール・フェイグ
出演者 クリステン・ウィグ
マーヤ・ルドルフ
ローズ・バーン
メリッサ・マッカーシー
ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
エミリー・ケンパー
クリス・オダウド
ジル・クレイバーグ
音楽 マイケル・アンドリュース
撮影 ロバート・イェーマン
編集 マイケル・L・セイル
ウィリアム・ケアー
製作会社 レラティビティ・メディア
アパトー・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本 東京テアトル
公開 アメリカ合衆国2011年6月5日
日本2012年4月28日
上映時間 125分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $32,500,000
興行収入 $288,383,523世界
$169,106,725アメリカ、カナダ

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