聞いていて心地よい曲がある。
心地良いなんて、食感重視のグミみたいな物で、その人それぞれの美味しいと思う固さ、柔らかさ、甘さがあり「ええ、噛み応えやなあー」と言う食感は、様々。どこからが心地よいレベルに入るかなんて明言出来ない。
おまけにその日の体調によっても左右される五感。スラッシュメタルの場合、たまにダメな日があったりもする…(Lyraの場合の話だけどね)。
今日紹介するGlass Animalsのこの曲は、心地良い。まさにタイトル通りの、暑さにやられ纏わりつく空気に酔ってるような気分。
「熱帯夜なんて嫌い」「暑いの苦手」という方には、この気持ちは理解して頂けないだろうけど、大の夏好きのLyraには、この歌詞のねっとり感と、猛暑の真夜中の濃密なエモさに萌える。HeatWaveの夕方から夜へのウキウキ感たるや、半端ねぇ。あああの感じが、堪んない。
この感覚を音で楽しめるとはね。2年前にリリースされた時から聴いて来たが、いつの間にかジワジワとメインストリームのランキングチャートを上昇。何十週間も、ずっとTop 10辺りに2年間も居座る曲がある?
そしてNo.1も獲得。
この売れ方は本物だ。良い曲だから皆に聴かれ、このようなロングヒットに繋がったのだ。
そしてきっと、皆がこの纏わりつくような暑さと刹那さに、やられたんだわ。
コロナ禍の真実を暴露した歌詞が、悲しすぎるのにも関わらず…。
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