キリアン・マーフィーをご存知?
Lyraは、ダニー・ボイル監督の『28日後… 28Days Later…』を見た時に初めてキリアンを知りました。
感染の恐怖に怯えながら殺戮が繰り返される中で素敵なお目々をしていた男性がキリアン。
アイルランド人だわ、、、また。
= キリアン・マーフィーとは? =
キリアン・マーフィー(Cillian Murphy, 1976年5月25日 – )は、アイルランド出身の俳優。(キリアン・マーフィと表記されることも)
独特な青い瞳が印象的なNice Guy。
スポンサーリンク
2001年からロンドン在住で今は、ドラマ『ピーキーブラインダーズ』 “Peacky Blinders”が有名。(後の方に画像紹介してます。見てね)
日本では知る人ぞ知る、って感じのキリアンさんですが、イギリスでは代表的なアイルランド出身俳優として大人気なんですよ。
アイルランド出身の人って同郷に厚いと言うか、国が一緒だと仲良く酒を飲み明かしちゃうところがあって直ぐに仲良しさんになっちゃう気質があります。
そのせいか、アイルランド出身のコリン・ファレルやリーアム・ニーソンと仲良しさん。
そして、キリアンは、お人柄が宜しい、、、。
俳優仲間もそうだけど、監督さんにも気に入られて、抜擢!と言うケースが多い人です。
Lyraが始めてキリアンを見た『28日後…』もトレイン・スポッティングで知られているダニー・ボイルに主役に抜擢されたのがターニングポイントになり、それ以後、数々の有名監督さん達とタッグを組むことになります。
『28日後…』は、地味だったから日本ではプロモーションの割に話題にならなかったのが残念よね。
あの人間がウィルス感染して瞬時にレイジ(凶暴化したゾンビみたいなの)になるシーンはビビりました。
キリアンの青い瞳だけが救いだったわ。なんてね。( ̄▽ ̄)
地味目ホラーだから知らずとも、あのDCコミックの『バットマンビギンズ』は知ってるでしょう?
あれに出ていた精神科医のジョナサン・クレイン=スケアクロウ役がキリアンだよ!と、言ったら「知ってる〜」という人も多くのでは?
あれ、悪役なんだけどLyraは見ていて吸い込まれそうになったわ。
あの眼鏡の奥のキリアンの瞳が美しく怪しく輝いていたからだろうね。
ファンだから当たり前、と言われたらそれまでだけど、、、あの喋り方は嫌味ったらしくて嫌な感じのねちねちなジョナサン・ケインだけど、あの美しい澄んだ瞳の青さで、ジーッと見つめられながら喋られたら「ファンじゃなくても貴方、黙ってられますか?」てぇーなるよ、ねっ?ねっ?
ならない?
その後、バットマンビギンズを撮ったクリストファー・ノーラン監督に気に入られて、彼のノーラン節が炸裂してる『バットマン』シリーズ三部作に、同じスケアクロウ役で出演したキリアン。
スポンサーリンク
実はキリアンは、当初バットマン役のオーディションを受けていたんだって。
で、バットマン役は逃したものの、クリストファー・ノーラン監督に気に入られ、スケアクロウ役に抜擢されました。
ノーランもLyraと同じでね、ノーラン監督は「彼はとても魅力的で稀有な眼を持っていて、僕はジョナサン・クレインが眼鏡を外しクローズアップするシーンを入れようと必死だった」と語っているくらい!
やっぱキリアンのセクシーな瞳は、ファンだけでなく監督や映画、演劇製作者をも魅了しているのよね〜。
でもね、キリアンは、演技イメージが定着されるのが嫌なんだと。役者やってたら確かにワンパターン化されるのは避けたいだろう。
2005年のこの『バッドマン ビギンズ』が悪役でキリアンをメジャーにしたけれど、その後、直ぐに出演した映画をLyraも見てビックリ!
又もや悪役というか、ネタバレなりますが、『パニックフライト』でも犯人役やっちゃって、時期も同じで2作品とも大ヒットしたことから、今後悪役を演じるのは遠慮したいと言っていました。
でも、嫌がっているキリアンには悪いんだけど、「頭良いけど心病んでる〜役」がキリアンだと向いていて真に迫ってるから、悪役良いんじゃないのー。
本人嫌がりそうですが、、、
普通の役者がやったら、ただの変質者にしかならないのが、キリアンがやるとなぜか嫌味がない上品な仕上がりに、、、
何故かしら?
嫌なキモい役柄の奴がオシャレにも見えてくる。
ルックスが良いからだろ、ってのもそうですが、
もしかしたら、ミュージシャンやっていたとかが、普通とは違う仕上がりになるんじゃないかしら?
文部省で働く父(ブレンダン・マーフィー)とフランス語教師の母の間にコーク郊外で生まれたキリアンは、4人兄弟の長男で弟が1人、妹が2人いて全員が何かしら音楽をやっている、音楽好きの家系で自身も10歳から演奏や作曲をしてきたそう。
趣味が高じてか、弟といくつかバンドやってギターを弾いていました。
前にこのブログで紹介したValley Girlのムーン姉さんのお父さんの、変わり者Rockerであるフランク・ザッパに影響され、弟と結成したロックバンド【The Sons of Mr.Green genes】はキリアンがボーカルとギターを務めていて本格的にやっていてレコード会社から契約のオファーが来るほどでした。
でも、当時弟がまだ中等教育にあったこと、契約条件が悪かったことなどから両親が反対して契約に至らなかったそうだけれど、未だに「ギター弾いたり、作曲したりするのが日課」とインタビューで言っているので、アーティストな面がまた彼に違った魅力を与えているのかもしれませんね。
キリアンは、アイルランド出身だからアイルランド語に、英語、おまけにゲール語まで話せます。
これ、イギリス全土の言葉が理解できるってことよ。羨ましい。
スポンサーリンク
鈍りすぎて何言ってんのか、イギリス人でも分からないのが普通なんだよ。
あと、フランスにバンドやってる時に住んでいたからフランス語喋れるよ、って言ってたんだけど、2014年のインタビューで「昔は話す事が出来たが、今は違う。ヴォキャブラリーを忘れてしまった」と言っていたそうなので、使わないと忘れちゃうから本当かもね。
プライベートを明かさないので有名なキリアンは、地味にまじめに、というスタンスでやって来ました。
スタイリストやアシスタントも雇わずに、自分でなんでもやるし、
昔々のバンド時代に知り合った女性とずーっと付き合って来て結婚したと言う、、、
あんだけイギリスで人気があるのに天狗にならずに、おまけに、セレブリティな場が苦手で、2010年までトーク番組に一切出演してなかった、ってのも、なんだか真面目で素敵。
ファンとしては、色んな媒体でキリアンを見たいのは正直な気持ちだけど、映画で素晴らしい演技をしてくれてコンスタントにドラマや作品に出て、元気な姿を見せてくれるだけでもLyraは、嬉しいです。
知る人ぞ知る、存在の方が良いかもしれない、よね?
売れすぎて変な風になっちゃう俳優さん多いから、、、。
自分を見失わずに今の自分らしいスタンスを貫いて行って欲しいです!
15年ほどベジタリアンであり続けてきたキリアンがなんと『ピーキー・ブラインダーズ』の役作りのため、肉食を再開したというからビックリしました。
それだけこのドラマに賭けてんのね!とグッときました。
CONFIRMED: #PeakyBlinders Series 4 starts Wednesday 15th November, 9pm, @BBCTwo. pic.twitter.com/FXdJJZTllc
— Peaky Blinders (@ThePeakyBlinder) October 30, 2017
今後演じてみたい役柄について、「ウェスタンカウボーイ(子供の頃、父親と一緒にジョン・ウェインの西部劇を楽しんだ思い出から)、ジャズミュージシャンのチェット・ベイカー」を挙げているキリアン・マーフィー。
彼のミュージシャンの才能が活かされる役柄を演じているキリアンを今すぐにでもLyraは見てみたいです!
現在公開されているクリストファー・ノーラン監督の新作『ダンケルク』でも、謎の英国兵士を演じているので良かったら渋く決めてるキリアン・マーフィーをチェックしてみてくださいね!
*興味がある方は、こちらも→キリアン・マーフィー【8:58/ The Clock】時間泥棒がウチに来た⁈ 和訳 Cillian Murphy
Netflixが見れる人は、『Peaky Blinders』を見て見ましょっ?
ロンドンでのし上がっていくギャング団のリーダーを、飄々と演じているキリアンの演技と妖しい眼差しに吸い込まれて見てくださいな。
スポンサーリンク
= Cillian Murphy =
生年月日 1976年5月25日(41歳)
出生地 アイルランド コーク
身長 175cm
活動期間 1996年 –
配偶者 イボンヌ・マクギネス(2004年 – )
1996年からコークを拠点とした劇団に参加。舞台『Disco Pigs』で主役を演じ注目を集める。当初コークのみで3週間の上演予定だっが、好評を得て最終的にヨーロッパ、カナダ、オーストラリアを股にかけた2年間に及ぶロングランとなった。
このツアーのために大学を中退、バンド活動からも離れていった。
1990年代後半~2000年代前半にかけてアイルランドやイギリスの映画、舞台などで活動。
2001年に映画『DiscoPigs』で舞台版と同じ役で出演。
これを観たダニー・ボイル監督が『28日後…』の主演にマーフィーを抜擢。
2003年公開の『コールド マウンテン』でハリウッド作品に初出演。
2005年には主演のスリラー映画『パニック・フライト』、
ジョナサン・クレイン / スケアクロウ役で出演した『バットマン ビギンズ』がヒット。
また、ニール・ジョーダン監督の『プルートで朝食を』では、性同一性障害を抱えた青年をコミカルに演じゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。
翌年公開の『麦の穂をゆらす風』(ケン・ローチ監督、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作)では、アイルランド独立戦争・アイルランド内戦によって運命を狂わされてゆく青年を演じ、高い評価を得た。
2004年の夏にフランス・プロヴァンスにて、1996年にバンド活動をしていた頃に知り合ったアーティストのイボンヌ・マクギネス(Yvonne McGuinness)と結婚。2005年に長男のMalachy、2007年に次男のCarrickが誕生。
以前はカトリック教徒だったが、現在は無神論者であると言われている。
= 出演作品 =
映画
公開年 邦題
原題 役名 備考
・1997 Quando パット 短編
・1998 女性大使の闘い
The Tale of Sweety Barrett パット・ザ・バーマン テレビ映画
・1999 Sunburn ダヴィン
・At Death’s Door グリム・リーパー・ジュニア 短編
・ザ・トレンチ 塹壕
・The Trench ラグ・ロックウッド
・2001 オン・エッジ 19歳のカルテ
On the Edge ジョナサン・ブリーチ
・How Harry Became a Tree ガス
Disco Pigs ダーレン / ピッグ
・2002 28日後…
28 Days Later… ジム
・2003 Zonad ガイ・ヘンドリクソン クレジット表記なし
・ダブリン上等!
Intermission ジョン
・真珠の耳飾りの少女
Girl with a Pearl Earring ピーター
・コールド マウンテン
Cold Mountain バードルフ
・2005 バットマン ビギンズ
Batman Begins ジョナサン・クレイン / スケアクロウ
・パニック・フライト
Red Eye ジャクソン・リップナー
・プルートで朝食を
Breakfast on Pluto パトリック・”キトゥン”・ブレイデン
・2006 麦の穂をゆらす風
The Wind That Shakes the Barley デミアン・オドノヴァン
・2007 サンシャイン 2057
Sunshine ロバート・キャパ
・Watching the Detectives ネル
・2008 ダークナイト
The Dark Knight ジョナサン・クレイン / スケアクロウ
・ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛
The Edge of Love ウィリアム・キリック
・Wave Riders ナレーター 声の出演
・2009 Perrier’s Bounty マイケル・マクリー
・2010 サイコ リバース
Peacock ジョン・スキルパ / エマ
・Hippie Hippie Shake リチャード・ネヴィル
・インセプション
Inception ロバート・フィッシャー
・トロン: レガシー
Tron: Legacy エドワード・デリンジャー カメオ出演
・2011 リトリート・アイランド
Retreat マーティン
・TIME/タイム
In Time タイムキーパー・レオン
・2012 レッド・ライト
Red Lights トム・バックリー
・ブロークン
Broken マイク
・ダークナイト ライジング
The Dark Knight Rises ジョナサン・クレイン
・2014 ALOFT アイヴァン
トランセンデンス
Transcendence ドナルド・ブキャナン捜査官
・2015 白鯨との闘い
In the Heart of the Sea マシュー・ジョイ
・2016 ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦
Anthropoid ヨゼフ・ガプチーク曹長
・フリー・ファイヤー
Free Fire クリス
・2017 The Party トム
・ダンケルク
Dunkirk 謎の英国兵
テレビシリーズ
放映年 邦題
原題 役名 備考
・2013- ピーキー・ブラインダーズ
Peaky Blinders トーマス・シェルビー 計19話出演
舞台
『Disco Pigs』 (1996年-1999年)
『空騒ぎ』 Much Ado About Nothing (1998年)
『The Country Boy』 (1999年)
『Juno and the Paycock』 (1999年)
『The Shape of Things』 (2002年)
『かもめ』 The Seagull (2003年)
『The Playboy of the Western World』 (2004年)
『Love Song』 (2006年-2007年)
『From Galway to Broadway and back again.』 (2010年)
『Misterman』 (2011)
スポンサーリンク