Iggy Pop【Wild America】和訳解説 街を人を抱きしめる男イギー・ポップ

イギー・ポップは最高なアーティストであり、パフォーマーであり、シンガーでありソングライターだ。パンクのゴッドファーザーとまで言われていて、偉大なるパンクの王的存在なのに、今でも第一線で大活躍し、ステージでもガチで暴れまくる。

何回見てもIggy Popは変わらない。常にパワフル。

たまたま見たIggy Popのライブでもイギーはエネルギッシュで、イギーが目の前に飛び降りて来てガードいない触れるしで、びっくりしすぎちゃってLyraが凝視してしまったあの時は、Iggyは風邪引いて鼻水垂れ流してたが、それでも裸で歌い踊っていた、全力で!

もうあの本気で生きてる姿に感激し、今までより更にリスペクトMaxになってしまったのだった。

今年もイギーは暴れまくる。愛すべき男Iggy Pop イギー・ポップ。

生きるってコレなんだよ!コレ!

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国デトロイト州出身の歌手、俳優、ミュージシャン、ラジオアナウンサー、ソングライターである Iggy Pop イギー・ポップ (本名: James Newell Osterberg Jr. ジェームズ・ニューウェル・オスターバーグ・ジュニア(1947年4月21日生まれ)。

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Iggy Popは、1967年に結成されたプロとパンクバンド、The Stooges.ザ・ストゥージズ のボーカリスト兼作詞家だった。良くパンクのゴッドファーザー」と呼ばれ。NPRによって50人の偉大な声の1人に選ばれている。

2010年、彼はザ・ストゥージズのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たし、2020年にソロ活動でグラミー賞生涯功労賞も受賞しました。

イギーポップ【Shake Appeal】 和訳 生きる力!血湧き肉躍る Iggy Pop & The Stooges Lyrics

 

今日Lyraが和訳する曲は、Iggy Pop イギー・ポップの10枚目のアルバム『American Caesar』に収録されている曲【Wild America】。詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!

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“Wild America”is a song from the American rock singer Iggy Pop album American Caesar. American Caesar is the tenth studio album by Iggy Pop. released in September 1993 on Virgin Records

=Wild America=

One night out in l.a.

I met a mexicana

With a butchy girlfriend

Who I thought was a man

They took me to the alley

To have a little chat

People lined the corner

Doin’ this and that

In wild america

Wild America

Wild America

Wild America

ロサンゼルスで夜遊びしてたある夜

俺はメキシコ人に出会った

男かと思った男役の

レズビアンぽい彼女と一緒だった

彼らは俺を路地に連れて行った

ちょっとおしゃべりするためにさ

角には人が並んでいた

あれやこれややっていたぜ

ワイルドなアメリカで

ワイルドなアメリカだ

ワイルドなアメリカ

ワイルドなアメリカ

 

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Now I ‘m in a black car

With my mexicana

She’s got methedrine but

I want marijuana

I don ‘t want to drive home

Not in my condition

So I ask my friend matt

To handle the ignition

In wild america

In wild America

Wild America

Wild America

今、俺は黒い車に乗っている

メキシコ人の女と一緒に

彼女はメテドリンを持っているが

俺はマリファナが欲しいんだ

家に運転して帰りたくないんだ

いつもの俺(の状態)じゃねぇし

だからダチのマットに

イグニッションを操作してもらう

ワイルドなアメリカで

ワイルドなアメリカで

ワイルドなアメリカだ

ワイルドなアメリカ

 

Exterminate the brutes

Exterminate the brutes

Exterminate the brutes, all right

野蛮人を根絶せよ

野蛮人を根絶せよ

野蛮人を根絶せよ

いいぞ!

 

(live interview:

Rollins: yeah

Iggy: yeah

Rollins: yeah

Iggy: yeah

Iggy: well I mean I like it here…do you have anything you’ d like to say to america?

Rollins: I’d iust like to say at this point that i’ m 24 hour, 7 day a week, 365 day a year american)

 

ライブインタビュー:

ロリンズ: 最高

イギー: 最高

ロリンズ: うん

イギー: うん

イギー: まあな、俺らここが好きなんだよ….

アメリカに何か言いたいことはあるかい?

ロリンズ:ここで言っておきたいのはね

俺は24時間

週7日

1年365日

アメリカ人だということだよ

 

I was glad that debbie

Had a sense of humor

This time of the morning

I tend to get gloomy

She laughed and said “iggy,

You have got a biggy!”

I had no reply

So I just closed my eyes

In wild america

Wild America

Wild America

Wild America

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デビーがユーモアのセンスがあって良かったぜ

朝のこの時間

俺は憂鬱になりがち

彼女は笑って

「イギー、 アンタはビッグな人よ!」

と言ったんだ

俺は返事ができなかったぜ

だから俺はただ目を閉じた

ワイルドなアメリカで

ワイルドなアメリカだ

ワイルドなアメリカ

ワイルドなアメリカ

 

Exterminate the brutes

Exterminate the brutes

野蛮人を根絶せよ

野蛮人を根絶せよ

 

They’re goin’ wild

Goin’ wild

They’ re goin’ wild

They’ re goin’ wild baby

They got all kinds of fuckin’ stuff

They got everything you could imagine

They’ re so God dammed spoiled

They’ re poisoned inside

They iudge a man by what he’s got

And they wanta have more and more

More power, more freedom

Taller kids, longer lives

Everything, bigger houses, slaves,woa

 

奴らは暴れまわってる

暴れまわってるすば

奴らは暴れまわってる

奴らは暴れまわってるんだ、ベイビー

奴らはありとあらゆるクソみたいなものを持っている

奴らは想像できるものすべてを持っている

奴らはとんでもなく甘やかされてる

奴らは心の中で毒されている

奴らは男を

その人が持っているもので判断する

そして奴らはもっともっと欲しがる

もっと権力

もっと自由

もっと背の高い子供

もっと長い人生

何でもかんでも

もっと大きな家

奴隷

うわー

 

Writer: Iggy Pop

Translator: Lyra Sky 和訳

 

『Brick by Brick』成功の影響

『Brick by Brick』の成功後、Iggy Popは同アルバムの歌詞のテーマを継続しつつ、音楽の基盤を強化することを選んだ。このアルバムは、彼の1990年代のアルバムの中でも最も力強いアルバムの1つとみなされることが多い。

【Wild America】と【Beside You】のビデオが制作され、アルバムには1960年代のスタンダード曲【Louie Louie】(キングスメンによって有名になった)のカバーが収録されており、Iggy は政治的な歌詞を独自に書いた。

【Iggy Pop/ Beside You】和訳 イギーポップの極上ラブソング Hungry For You

 

【Wild America】歌詞の意味

【ワイルド・アメリカ】というタイトル通り、ワイルドな街の風景を切り取っているイギー・ポップらしい歌詞だ。

イメージ的にはアルバム『Brick by Brick』のままなのだが、より荒削りに、よりワイルドに!非常にダーティな雰囲気が強いサウンドと歌詞だと思う。

それは1990年代のグランジブームによるものが強いだろう。実際この曲が収録されている10枚目のアルバム『American Seasarアメリカン・シーザー』で、1993年9月にヴァージン・レコードからリリースされていて非常にヒットしたアルバムだから。グランジが大盛り上がりなムーブメントになった後の終わりに向けての飽和状態の時期。

リフを主体としたサウンドに、暗鬱で屈折したコードが続く中に、ダークな街の様子ややばい人々の描写が、この【Wild America】の特徴だ。

Lou Reed ルー・リードの 【Walk On The Wild Side】にも似た街の人々。

トランスジェンダーぽい女性にドラッグ売買や窃盗やら色々やってる人々を描いている。面白いのは、見ていたり、見て語っているのではなく、Iggy Popもその景観の中にいることだ。

観察者というより参加者というか、もう街の住人(笑)。その世界にいるIggy Popだからこそリアルな人間なのだ。

【Lou Reed/ Walk On The Wild Side】和訳 A New Yorker with Full of Humanity 解説

 

そして街のヤバい奴らやヤバい自分(笑)を歌いながら、アメリカ社会の闇を描いていく。差別に移民問題にドラッグ問題へと。

Exterminate the brutes

野蛮人を根絶せよ

と歌うIggyは理性的でない人間を非難してるのであって決して底辺にいる人々を非難してるとは思わない。

だってアメリカを愛してるから。

曲中にアメリカを愛してるヘンリー・ロリンズが出てくるのもファンとしては嬉しいポイント。

 

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話それるが、両者共マッチョだし、両方とも上半身裸がいつものスタイルみたいな人物だから、なんだか2人で立ち話裸対決みたいでニヤニヤしちゃう。パンクな2人が話してるってだけで幸せな一曲だわ〜と思う。

シンプルな音。静ー動ー静の曲に乗るのは今のアメリカのヤバいところ。でもIggy Popは否定せず、暴徒化をやめさせたいと考え意見する。

救われないただ消費するだけのアホタレ達にそんなんじゃダメだろ、と物申すのだ。見捨てず、突き放さず、抱きしめるのだ。

愛する街を、人々を。

そして祖国アメリカを。

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James Newell Osterberg Jr. (born April 21, 1947), known professionally as Iggy Pop, is an American singer, musician, songwriter, actor and radio broadcaster. He was the vocalist and lyricist of proto-punk band the Stooges, who were formed in 1967 and have disbanded and reunited many times since.Often called the “Godfather of Punk, he was named one of the 50 Great Voices by NPR. In 2010, he was inducted into the Rock and Roll Hall of Fame as a member of the Stooges. Pop also received a Grammy Lifetime Achievement Award in 2020 for his solo work.

After the success of Brick by Brick, Pop opted to continue with that album’s lyrical themes while toughening up the musical foundation. The album is often considered one of his stronger 1990s albums.

Videos were made for “Wild America” and “Beside You”, and the album has a cover of the 1960s standard “Louie Louie” (made famous by the Kingsmen) for which Pop wrote his own set of politically fueled lyrics.

Personnel

  • Iggy Pop – guitar, vocals
  • Eric Schermerhorn – guitar
  • Malcolm Burn – guitar, keyboards, harmonica
  • Hal Cragin – bass
  • Larry Mullins – drums, percussion
  • Jay Joyce – guitar on “Wild America” & “Mixin’ the Colours”
  • Henry Rollins – backing vocals on “Wild America”

Technical

  • Mark Howard – recording
  • George Cowan – engineer
  • Trina Shoemaker – engineer
  • Todd Vos – engineer
  • Paul Mahern – engineer

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