【ぼくのバラ色の人生】壮絶!あらすじ&感想、ネタバレ。Ma vie en rose


今日はキラキラしたPOPさと、人間の悪魔のようなマイノリティへの偏見を描いた『ぼくのバラ色の人生』(Ma vie en rose)を紹介します。

Lyraは、この映画を見て久しぶりにボロ泣きしました。

『ぼくのバラ色の人生を』は1997年のフランス、ベルギー、イギリス合作映画。

1997年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 グランプリ受賞など数々の賞を受賞しています。

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この映画は、一言で言えばMtFトランスジェンダーへの偏見に晒された少年とその家族の愛と地獄のような葛藤の話です。

詳しいあらすじとLyraのマジ感想を書いていますのでネタバレ注意!

内容を知りたくない方は、最後の方に書いた映画のキャストや製作者を参考にしてくださいね。

= ぼくのバラ色の人生、あらすじ =

郊外の新興住宅地のウェルカムパーティー。近所の人達がオシャレしてお祝いに駆けつけてきた。

ファーブル夫妻は子供を紹介しようといない長女と三男を呼ぶ。

名前を呼ぶと姉のゾエに連れられた7歳のリュドヴィックが姉のドレスにお化粧をして出てくる。

客は一瞬驚くが、両親が「お笑い好きな子なんだ」と、いつもの事のようにとりなして化粧を落としドレスを脱ぐように優しく言った。

理解を示す母親に、父親は上司の勧めで引っ越してきた手前(上司は真ん前の家!)気が気でない。

転校初日、授業で宝物を持ってくるよう言われていたので、リュドヴィックは着せ替え人形のパム&ベンの着せ替え人形を持参。クラスメイトにからかわれるが、教師は「こっちがあなたなんでしょ?」と、ベンを指してリュドヴィックの思いと反対の事を言った。(そのおかげで問題にらならかった。)

上司の息子ジェロームは同じクラスで隣の席。パーティーでリュドヴィックが落としたイヤリングを持ってきてくれた。見つめ合い、話し込む2人。女の子がジェロームに遊ぼうと誘いに来たが、彼は女子に「あっちいけ!話してるんだ」と、リュドヴィックと話すほうを選んだ。

家に帰り母親と話している時に「僕は、女の子になってジェロームと結婚するの」と話す。さすがに母親も「男同士は結婚出来ないのよ」と叱る。「でも、僕、女の子になるの」としつこいので、「あなたは一生、男よ」と母親は息子に言い放つ。

ジェロームと仲良くなった事から、自宅へ遊びに行くと、入ってはいけない部屋があった。

開けてみるとそこは女の子の部屋。ジェロームの妹の部屋だが彼女は「いない」という。その部屋のドレスを着て遊びながら、好きなジェロームと結婚式の練習をして行く。そして誓いのキスをしようとした時に、たまたま物音がするからと部屋に来たジェロームの母親に見つかってしまう。母親はショックのあまり失神して倒れてしまう。おまけに、そのオモチャやドレスの持ち主である妹は、すでに亡くなっていた。

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上司の家でのリュドヴィックの失敗に、父親はピリピリする。リュドヴィックの長い髪の毛を「早く短く切っちまえ!」と甘やかす妻に(母親に)怒りまくる。

だが、大きくなったら女の子になれると信じているリュドヴィックには、なぜ女の子の服を着てはいけないのか分からない。大きくなったらジェロームと結婚したい。母親に言われたのにも関わらず、まだ、大人になったら女になるから大丈夫だと言張る。

翌日、登校したら、せっかく隣の席だったジェロームが、席を替えてくれと先生に頼んだ。理由は「地獄に落ちるから」。

ショックを受けたリュドヴィックが姉に泣きつくと、地獄に落ちるような事は無いと優しく慰めてくれる。姉のゾエとは1番仲が良いリュドヴィック。ゾエに男と女の違いを聞くと、「XXとXY」と遺伝子の組み換えの話を聞く。姉は、XYを決めるのは神様だと話したので、その日リュドヴィックは夢の中で、神さまはうっかり、自分のXを一つ落としてしまったんだと言うPOPな色彩の夢を見た。その日から自分のXが頭から離れない。

父親は影でずっと母親にリュドヴィックを精神科へ連れて行こうと言っていたようだ。ある朝、意を決したかのように母親は、リュドヴィックにカウンセリングに行こうと話した。

カウンセリング室にはオモチャが沢山ある。リュドヴィックは、目の前にある人形やおままごとに触りたい!だが、医者に変な目で見られたくないからか、無理してミニカーを手に取り遊ぶふりをしながら、両親と医者の会話を聞いていた。

帰宅すると姉のゾエが母親に褒めらているのを、たまたま見たリュドヴィック。

姉が初潮を迎えたので母親が「本当の女に貴方もなったのねぇ。」と喜んでいたのを聞いて、

「本当の女って何?」と姉に聞く。

「生理が来たからよ。」と説明を受けて「僕も生理が来て本当の女になるんだよね?」と嬉しそうに聞くリュドヴィック。

しかし、姉は「アンタは一生、男よ」と嫌そうに答えた。

数日経ち、学芸会でリュドヴィックは、王子役のジェーロームにキスをされる白雪姫役の女の子(母親が仲良くしてるママ友の娘)が羨ましくて、その女子をトイレに閉じ込める。そして、自分が白雪姫として王子様を待って切り株に寝転がりベールを顔にかけて待ち構えた。

何も知らないジェロームは、寝ている白雪姫にキスをしようとしたら様子が変なのに気づき、起き上がったリュドヴィックのベールが剥がれてしまった為に、劇場内の生徒、父兄、教師たちにばれて非難の目にさらされてしまう。

さすがに楽観的だった母親も父親と同じ真っ青な顔になり、リュドヴィックと長男、次男、長女を連れて家族5人で肩を抱き合い逃げるように校舎から帰って行く。その姿を化け物でも見たかのように町の人々は、冷たい態度をとる。

その日から、ジェロームもリュドヴィックにキスをしようとしたと、オカマと呼ばれるはめに。近所の女子がジェロームの父親に、「ジェロームってタペット(おかま)でしょ?」と聞いて来たから怒りが爆発!リュドヴィックのせいだと非難する。

それをたまたま聞いていたリュドヴィック。家に帰り、家族全員テーブルで、食事しているところへ来て父親に、

「タペット(おかま)って何?」と無邪気な顔をして聞いてしまう。

父親は、「どこで言われた!」とリュドヴィックに問い詰める。リュドヴィックが話してるのを聞いただけ、と説明すると、怒りを抑えながら「タペットは、ハエたたきの事だ。」と誤魔化した。

上司(ジェロームの父親)は、父親に、「息子の教育を母親任せにするな、父親である自分がすべきだぞ!」と助言しに来た。

その日から、父親はリュドヴィックに無理矢理サッカーを習わせ、今まで仕事ばかりだったのが息子につきっきりでサッカーをやらせる。

リュドヴィックもオカマ呼ばわりは嫌だから、無理して男子になろうと女子にキスをしようとしたら、「女とはキスしないわ!」と言われてしまう。

姉のゾエに「僕はどっちなの?」と聞くリュドヴィック。「あんたはずっと男よ。」と言われてしまう。

トイレでジェロームにたまたま、あった。「神様が女の子と決めてくれたのに、Xが落っこちてしまったんだ。夢で見たからXが見つかれば僕は女の子になれるから待ってて。」と話すと「君が悪いやつだ!」と言われてしまうリュドヴィック。

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精神科でのカウンセリングもうまくいかない。

母親が、おばあちゃんやママ友と話していた時に、おばあちゃんの助言の「一週間スカートをはいていれば飽きる」というアドバイスを思い出して、スカート姿で呼ばれていない誕生日パーティに出席した家族とリュドヴィック。

皆、一瞬引いたが、母親の説明で納得したかのようで、パーティは恙無く楽しく終わったが、実際は受け入れてくれたのではなくて、影では、リュドヴィックとリュドヴィック家族の陰口やいじめは激しくなるばかり、、、

ある日、サッカーの練習の後、更衣室で他の男の子たちが出て行くのを待っていると、「お前は、いつも胸を隠してるからオカマだ」と男子達にリンチに合う。

それを見ていた次男が、リュドヴィックを助けようとしたら長男が「やめとけ!」と人数の多さにビビり制止してしまう。

そのせいでリュドヴィックは、オカマと呼ばれながら、1人ボコボコにされる。

ショックを受けた彼はガレージの冷凍庫の中に隠れていた所、家族全員で探しことに。なかなか見つからない中、母親は、今まで吸わなかったタバコを1人ガレージに入り、隠れて一服。すると、ガレージの様子が変なのに気づき、母親によってリュドヴィックは発見された。

いじめは日を追うごとに酷くなり、それはリュドヴィックだけではなくなった。父は仕事をクビになり、ガレージに「オカマは出て行け!」と書かれるまでになってしまう。

庭でその落書きを見て泣き出す父親。家族全員が標的だ。

ストレスのせいか、お腹が痛くなったリュドヴィック。「生理が来たよ!」と喜んで泣いてる父親の前に現れた。

父親はリュドヴィックの肩をつかみ「全部、お前のせいだー!」と面と向かってリュドヴィックに言ってしまう。

今まで、優しく受け入れていてくれた母親。

その様子を見て助けてくれるのではなく「家族の人生がアンタのせいで台無しよ!」と叫んだ。

そして、「オカマとは、男が好きな男のことよ!」と真実を教え、リュドヴィックの長い髪をバリカンで切り落とした。

涙を流すリュドヴィック。

家族が崩壊して行く。

父親は、「何もかも君のせいだ!」と母親を非難。

「じゃ、何で結婚したの?」と母親も怒る。

教室ではオカマと馬鹿にする。それを見て担任が「クラスに皆んなと違うお友達がいるけど、認めてあげて。」とリュドヴィックをかばうが、そこへ校長がやって来た。

「荷物を持って来なさい。」とリュドヴィックに言う。

校長室には両親がいた。

「息子さんがウチの校風に合わないからやめてください!」と言うのだ。

両親が「カウンセリングをしてるから回復する」と主張するも、実際は、学校がやめさせたいのではなく、学校中、町中の父兄から嘆願書が物凄い数で集まって提出された為に、リュドヴィックを追い出さなければならないのが真相だった!

隣人たちの仕打ちに打ちのめされる母親、、、その時から急に母親が豹変した。

転校したせいでバスで1時間も乗って登下校するリュドヴィックに付き添う母親は、なかなか来ないバスに怒り狂うようになった。

母親がおかしくなり、仕事をクビになった夫のこともあり真向かいの上司が出勤しようと車に乗る所へツカツカ歩いて行く。

何か文句言われるな、と感じた元上司(ジェロームの父)は、「あー、ご主人のことは…」といい訳しようと立つと、リュドヴィックの母親は、元上司の奥さんの前で、激しいキスをする。

抵抗しない元上司に怒り狂う奥さんを見て、満足そうな笑顔で自宅に戻るリュドヴィックの母親。

アタフタしながら元上司は、「悪魔だ!」と去って行く母親に向かって叫んだ。

嫌々ながら登下校について来る母親にリュドヴィックが言う。

「パパもママも嫌い!おばあちゃんと暮らす!」と。

その日からリュドヴィックはおばあちゃんと暮らし始める。週一日曜日だけ家へ嫌々ながら行かなくてはならない。

家へ帰って来てもヨソヨソしい家族。知らない少年が遊びに泊まりに来ていて我が物顔をして家族と一緒に座っていた。

母親は、リュドヴィックを無視して酒を飲んでいる。

それを見てリュドヴィックが、

「僕にもお酒をちょうだい。」と言った。黙って注ぐ母親。

気まづい中、父親が「パパは、就職したよ!」と報告。引っ越しするという。

クレモンフェランという凄く遠い町らしい。

「貴方はどうしたい?一緒に来る?ここに居る?」とこちらを1度も見ずに真顔で聞く母親。

「お酒で気持ち悪いから帰りたい」とおばあちゃんに言い、帰るリュドヴィック。

その夜、怖い夢を見て「ママ!」と叫んで起きたリュドヴィック。

「おばあちゃん!」と呼ぶと、おばあちゃんは、直ぐに来てくれて子守唄を歌ってくれた。

そのまま寝入り夢を見るリュドヴィック。

ジェロームとの結婚式で、町中が祝福してくれてる夢。

翌朝、新しい住宅地へと引っ越す事になったファーブル一家。「売家」の看板をまた付ける元上司。

おばあちゃんは、引っ越しの手伝いをしたあと手をずっと振って見送ってくれた。

しかし、町中の人達は、睨んでこちらを見て居るだけ。

リュドヴィックの姉のドレスが車から舞い落ちる、、、と元上司(ジェロームの父親)がそれを蹴り飛ばした。

引越しの荷物整理もそこそこに散歩に出かけてしまうリュドヴィック。

「引っ越すはめになったのは誰のせいよ!」と母親は怒鳴り散らす。

それを見兼ねて珍しく父親が「最近は何もないから治ったんだよ。君は厳しすぎだ。」とたしなめた。

母親に怒られて1人、外を歩いて散歩。通り沿いのベンチから、大好きなパム(いつもリュドヴィックが見ているTV番組の可愛いらしい女性キャラクター)の看板を見ていると、クリスと名乗る子に「遊ぼう」と誘われた。が「嫌だ!」と断るリュドヴィック。

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母親は、煙草を常時吸うようになっていた。洗濯を干しながら吸っていると、見知らぬ女性が話しかけて来た。

ご近所さんで、娘のクリスティーヌが誕生日パーティにリュドヴィックを呼びたいと言ってる、と招待しに来たのだった。

「娘は息子さんに夢中よ。」と言いウェルカムの挨拶と態度で立ち去った。

リュドヴィックを誘ったクリスは、実は、女の子で母親からクリスティーヌと女の子扱いされるのが嫌な子らしい。

クリスの誕生日パーティに、リュドヴィックは三銃士の恰好を無理矢理母親にさせられて行く。

一方、ティアラに青いパーティドレスのクリスはドレスが嫌でたまらない。

みんなが庭でパーティ中、リュドヴィックを呼び出して、「服を取り替えっこしよう!」頼む。

リュドヴィックは「女の子の恰好は2度としない」と母親と約束していたので断固拒否。

しかし、無理矢理服を取り替えられてしまう。クリスは大喜びで三銃士の格好で走り回るために、

リュドヴィックの母は、「また家族を崩壊させる気⁈」と頭ごなしにリュドヴィックに叫んだ。

ショックのあまり逃げ出すリュドヴィック。

クリスが「私が、無理矢理取り替えた」という自白?を、聞いて、急いで逃げるリュドヴィックを追うと、リュドヴィックが見惚れていた、道にあるパムの看板に梯子がかけてあるのを見つける。

恐る恐る登っていくと、看板の中には、リュドヴィックがいつも夢で見たり空想をしていたPOPなTV番組の世界が広がっていた!

その中でリュドヴィックが「パム!僕を連れて言って!」と呼ぶ声が聞こえた。

それを見た母親は、「行かないで!どこへ行く気?」とリュドヴィックに叫んだ。

「みんなの平和を壊さない所へ!」と母親に手を振った。

「パムと遠くへ行かないで!」と息子を追いかけようと、看板の中に入ろうとした所でパムの世界に滑り落ちてしまった。

母親が目覚めると、クリスの家のリビングに寝かされていた。皆が心配そうに取り囲んでいる。

「リュドヴィック!」と母親が呼ぶ。

申し訳なそうにリュドヴィックが現れ「男の子の服を着るよ。」と言った。

母親も「ママも貴方のことを息子なんだって、しばらく忘れていたみたいね。」と息子を抱き締めた。

にっこり笑う親子。

クリスに誘われ、庭に出るリュドヴィック。パーティで友達と遊びながら空を見上げるとリュドヴィックに向かって、憧れのパムが手を振り空を飛んでいた、、、。

[ Fin ]

= Lyraの感想 & 解説=

郊外の偏見に取り囲まれ、家族の愛と誠実さは、どこまでも過激にエスカレートしてゆくトラブルによって崩壊させられて行く、、、

その姿を見ているうちに胸が苦しくて、可哀想すぎて涙が出て来ました。

この映画を最後まで見て行くにはかなりの体力がいるな、とLyraは思いましたね。辛すぎるから。

リュドヴィクは、身体は男の子として生まれたけれど、心の性別は女の子のMtFトランスジェンダーの子(性別違和が強く性同一性障害と考えられる)。

姉ゾーイのプリンセスドレスを着て登場し、皆を驚かせたり、お気に入りの色彩豊かで女の子らしいキャラクターが出てくるパムの番組が大好きだし、TVで流れる民俗調なBGMに合わせてインドの女の子の踊りを踊ったりして、リュドヴィクは心の性は女の子らしい、無邪気な小学生なのです。

パーティーに来ていた向かいの家に住む父親の上司の息子に惹かれ(内面的に異性愛)、リュドヴィクはただ自分を無邪気に表現しようとするだけだったが、周囲はそんな彼を性的に倒錯しているおかしい子と見做し、リュドヴィクの両親も非難されて行くのは、当時の1997年では当たり前の態度だったのでしょう。

今となっては、この映画を製作したヨーロッパ、特にフランスなんてアメリカより早くLGBTや、トランスジェンダー、性同一性障害を受け入れた国なのに、皮肉なものです。

オランダは2000年、ベルギーは2003年に同性婚が認めらたから、

「男は男と結婚出来ないのよ!」の親のセリフには「あと数年で時代が変わるのに、、、」と頭にきちゃいましたね。

20年前のフランスは、この様な差別やイジメをしていたのかと、開かれた意識があると思っていたLyraには衝撃でした。

リュドヴィクの父親は、男の子らしくと矯正しようと試み、母親も最初はありのままでと理解していたふりをしていたが、続く近隣の人々の悪意と差別に、徐々に追い詰められていきます。

特に、母親が豹変してしまうシーンは、見ている私でさえ怖くなってしまう!

いつも優しく抱き締めてくれた母親が、幾ら何でも、「あんたのせいで人生がメチャクチャよ!」と息子に、7歳にしかならない息子に言ってしまうのは酷すぎでしょう〜?

家族の絆はボロボロ、夫には責めらるし、仕事を辞めさせられてローンが残ったまま新居を追い出され、知らない遠い町へ引っ越す、となるだけでも頭がおかしくなるだろうけど、、、言っちゃいけない事はわかるでしょうに。

多分、家族が一丸となっていれば、ここまでおかしくならないのよね。

旦那が悪いんだよね〜、女だから母親の肩を持つわわけじゃないわよ!

全部、奥さんのせいにしてわめき散らしてのよ、ずーっと!

上司の住んでる目の前に引っ越すのを決めたのも旦那自身のくせに、体裁を取り繕ったり、ヒステリー起すのは全部旦那なんだから馬鹿みたい!

イクメンとか日本でも言われてるけど、何かあると最終的には、「子供が悪いのは母親のせい」ってなるもんね!

バッカじゃないの?だったら、男女平等とか、夫婦で育児とかイクメンを推進とか言わないでほしいわ!

多分、今より20年前だからヨーロッパでもは古い考えが当たり前だったんだろう。意外とヨーロッパって古い考えが未だに横行してるから、人と少し違う考えを持った子や、変わった行動をする子が居たら、母親が 悪いと、まだいわれてるかもしれないね。

おまけに、変わった行動を取るだけじゃなくて、自分には理解できないトランスジェンダーとなると、どうしたら良いかわからなくななるのかもしれない。

でも、そういう時こそ、責めないで、理解出来ないならしなくてもよいから、せめて側に寄り添い、子供を見守る様に出来たら、このリュドヴィックも寂しい思いをしなくて済むのに、ね。

このリュドヴィック役のジョルジュ・デュ・フレネ君は、凄い!

演技力も勿論素晴らしいけれど、はにかんだり、笑ったり、傷ついて呆然としたり、、、全ての所作が完璧な無垢な姿で天使みたいです。

男の子と女の子の間をユラユラ揺らいでる感覚を、上手く表現できて居て、、トランスジェンダーとか、性別とか関係ない魅力で溢れて居ます。

そんな無垢な魂が、両親から責めらて行くにつれて濁った表情になって行くのが見ていて辛くなります。

ジョルジュ君の演技のピュアさと、POPな色彩が鮮やかな夢の世界が、可愛らしくて、その瞬間だけホッとできます。

それ以外は、暗くジメジメした世界が普通の社会で広がっているから、閉鎖された学校や新興住宅地は、怖い世界だと改めて感じました。

大人がイジメを平気でするからね、気持ち悪い世界です。

この映画のラストは親子仲直りはしたから家族の愛情と絆は取り戻せたでしょう!

でも、差別は続くのではないでしょうか?

引っ越し先に、同じ性格のクリスが居たから救われそうな感じだけど、解決した訳ではないし、リュドヴィックの差別は続くのではないでしょうか?

時代は変わり、同性婚が認められたり、トランスジェニック、トランスジェンダーの理解も昔よりは広がったと思いますが、、、実際にはまだ偏見はあるでしょう。

私はストレートだから、彼ら、彼女らの真の苦しみを本当の意味では共有する事は無理なのかもしれない。

でも、、、

これ、性同一性障害だけの偏見じゃないよね。

宗教の違いや、男女差別や、人種差別や、健常者と障害者の差別や、社会の上下関係とかにだって、同じような頭の固い人たちの偏見によって苦しめらている人たちが沢山いるでしょう?

弱い立場や、少しだけ皆んなと違う考えを持った人に、この映画に出てくるような酷い差別やイジメをしてはいけないですよ、

そんな差別やイジメが無くなれば良い!

人が人を認め、

分かり合い、

理解しあえなくても受け入れてあげられる、

そんな世界が実現するのを、心の底から、リュドヴィックと一緒に私も願って居ます!

 

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ぼくのバラ色の人生
Ma vie en rose
監督 アラン・ベルリネール
脚本 アラン・ベルリネール
クリス・ヴァンデール・スタッペン
製作 キャロル・スコット
出演者 ミシェール・ラロック
ジャン=フィリップ・エコフェ
エレーヌ・ヴァンサン
ジョルジュ・デュ・フレネ
音楽 ドミニク・ダルカン
ザジ
撮影 イヴ・カープ
編集 サンドリーヌ・ディーガン
配給 日本の旗 ギャガ・コミュニケーションズ
公開 フランス1997年5月28日
日本 1998年11月7日
上映時間 88分
製作国 フランス、ベルギー、イギリス
言語 フランス語
興行収入 $2,280,573 アメリカ合衆国
£205,659 イギリス

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= スタッフ =

監督:アラン・ベルリネール
製作:キャロル・スコット
脚本:アラン・ベルリネール、クリス・ヴァンデール・スタッペン
撮影:イヴ・カープ
音楽:ドミニク・ダルカン
編集:サンドリーヌ・ディーガン
美術:ヴェロニク・ムルリー
衣装:カラン・ミューレル=セロー
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

= キャスト =

役名 俳優 吹き替え
アンナ・ファーブル ミシェール・ラロック 土井美加
ピエール・ファーブル ジャン=フィリップ・エコフェ 田原アルノ
エリザベス エレーヌ・ヴァンサン 矢野陽子
リュドヴィック・ファーブル ジョルジュ・デュ・フレネ 高山みなみ
トム・ファーブル グレゴリー・ディアト 水間真紀
ジャン・ファーブル エリック・カザルス・デファベル 石川静
ゾエ・ファーブル クリスティナ・バルゲー 岡村明美
アルベール ダニエル・アンセンス 稲葉実
リゼット ロランス・ビボー 岡本嘉子
ティエリー ジャン=フランソワ・ガロッテ 亀山助清
モニーク カロリーヌ・バエル 雨蘭咲木子
ソフィ モルガン・ブルーナ 奥島和美
クリスティーヌ・デルビン ラファエル・サンティーニ 小桜エツ子
ジェローム ピーター・ベイリー くまいもとこ
ベン ミカエル・コルデラ 清水敏孝
精神科医 マリー・ブネル 浜野ゆうき
先生 アンヌ・コエサン 児玉孝子
校長先生 ヴァンサン・グラス 品川徹

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