Lyraが好きなTVドラマは幾つかある。
で、今日はそのドラマの「元ネタになったんじゃないの?」と考えられる歌を和訳したので紹介しちゃいます。
今日Lyraが和訳&解説するのは、2001年 アメリカ合衆国ニュージャージー州出身のロックバンド My Chemical Romance マイ・ケミカル・ロマンス。
Punk RockとHard Core Rockをベースにしたメロディアスなサウンドと多様性のある音を搔き合せた聴きやすいオルタナティブロックが特徴だ。
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バンド名はBass Mikey Way マイキー・ウェイのアイデアで、アーヴィン・ウェルシュのカルト小説「Ecstasy: Three Tales of Chemical Romance」から名付けられた。
日本でも人気が高く、2007年に武道館ライブを実現、ミュージックステーションに出演したりし注目を集めていた。
2013年3月22日突然、解散。世界中のファンを驚かせた。
My Chemical Romanceの特徴の一つに内相的な歌詞があげられる。
非常に暗い面まで歌い、メロディアスであるため、Emo ( イーモウ、日本だとエモ)に分類される事が多いが、メンバーは、その分類を毛嫌いして全面否定しているという、ちょっと見ていて面白いバンドだった。
どれほど内相的な曲なのか?
どんな暗い歌詞なのか?
については、Lyraの和訳の後に又、お話ししましょう!
Lyraが和訳したのは【Mama】。クレジットに時々、【Mama,We All Go To Hell】と書かれている時もある。
2006年10月23日にリリースされた彼らの3枚目のスタジオアルバムに収録されています。
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かなり暗い歌詞なので気分が暗くなりたくない人は、また元気な時に聞いた方が良いかも。
気にしない方は、独白してる形式が面白いので一緒に楽しみましょう。
My Chemical Romance (often abbreviated as MCR) was an American rock band from Newark, New Jersey, active from 2001 to 2013. The band’s best-known lineup consisted of lead vocalist Gerard Way, guitarists Ray Toroand Frank Iero, bassist Mikey Way, and drummer Bob Bryar, accompanied by keyboardist James Dewees since 2007. Founded by Gerard, Mikey, Toro, Matt Pelissier, and later joined by Iero, the band signed to Eyeball Records and released their debut album I Brought You My Bullets, You Brought Me Your Love in 2002. They signed with Reprise Records the next year and released their major label debut Three Cheers for Sweet Revenge in 2004. Shortly after the album’s release, Pelissier was replaced by Bob Bryar. A commercial success, the album was awarded platinum status over a year later.
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Mama, we all go to hell
I’m writing this letter and wishing you well
Mama, we all go to hell
Mama, we’re all gonna die
Stop asking me questions, I’d hate to see you cry
Mama, we’re all gonna die
We’ll let the fires just bathe us, yeah
You made us oh so famous
We’ll never let you go
And when you go don’t return to me my love
Mama, we’re meant for the flies
And right now they’re building a coffin your size
Mama, we’re all full of lies
You should have raised a baby girl
I should’ve been a better son
They can amputate at once
You should’ve been
I could have been a better son
We’ll let the fires just bathe us, yeah
You made us oh so famous
We’ll never let you go
For what you’ve done they’re
Gonna find a place for you
And just you mind your manners when you go
That’s right
Mama, we all go to hell
It’s really quite pleasant except for the smell
Mama, we all go to hell
Mama, mama, mama, ohh
I’d maybe then sing you a song
You would cry out your eyes all along
Through fortune and fame we fall
And if you can stay then I’ll show you the way
To return from the ashes you call
When our brothers in arms are gone
So raise your glass high for tomorrow we die
And return from the ashes you call
サウンドだけです。
上のは、Lyraが好きなEvan Petersのセリフ入り。良く音が聞きたい人はこちらを見てね!
もう歌詞を読んだだけで、嫌〜な気分になった人が多いと思います。
確かに、皆んな生きとし生けるものは、全て死に向かって生きているようなもの。
人間とはそういうものだけど、だからと言って、自ら命を絶つのは絶対に許されないことです。
ましてや「全員、地獄行き」はない。
歌詞の真ん中辺で、母親が息子である主人公に忠告している「死ぬなら自分の行いに気をつけろ」と言うもの、、、
これが真実だしょ?
誰彼構わず、地獄行きではなく、悪しき行いをした者だけがGo to Hellだろう。
でなければ全て無じゃないか?
生きている意味がなくない?
頑張って夢に向かって働き、
誠心誠意尽くし愛するものを愛して来た人間と、
歌詞の男のように銃を乱射して無差別殺人した様子の男と、一緒にされてしまうのは、あまりにもこの世は無情ではないか?
そう、この歌詞は、自殺する男が母に向けて手紙を書いている遺言の役割だけではなく、この曲を聞いた私たちまで地獄のような暗い気分にズルっと引き摺り下ろす恐ろしい曲なのだ。
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あからさまに自殺を歌いあげているこの【Mama, We All Go To Hell】は、蘇りの歌でもある。
歌詞の最後に「灰から蘇るだろう」とあるが、悪魔だね。
黒魔術か何かで蘇る方法を、この後書くのだろう、主人公は。
罵倒しつつも息子を愛している母親に対して、「もし、愛してくれていたら蘇りの仕方を教えるから、生き返り俺は永遠に生きるんだ」と書いているの。キモイでしょ?
戦争から戻って来た帰還兵ぽい箇所があり、負傷しているのは昔のMetallica の『One』を思い出す。あの話は実際にあった話をベースにしていると言われMetallica はむかしの映画からインスピレーションを得た。
もしかしたら、My Chemical Romanceは、Metallica からかもしれないね。
時代は受け継がれるのか?
随分前にレビューをこのブログで書いた【Taxi Driver】の異常者の青年は帰還兵だったでしょ?
アメリカの病みを描きやすいテーマでもあるのだと言える。
そして、Music Videoで初めに紹介した方のは、Lyraが好きなTVドラマ『American Horror Story』を使ってファンの人が作った?みたいなの。
あれ、シーズン1は、この歌詞の世界観に似ている、ヤバイくらいに。
Lyraと同じことを考えていた人が居たんだなー、と不思議なり今回、紹介しました。
Evanのセリフは減らした方が、歌詞が良く聴けて良いんだけどね。
ただ、American Horrorを紹介する意図かもしれないから、そうしたらこちらが好きな人もいるかも。うるさい気がするけど(笑)。
ドラマの脚本家はMy Chemical Romanceが好きだったんじゃないかな?
そして、製作陣の多くがこんな世界観が好きなんだよ、きっと。
だってつい最近までやっていた【American Horror Story: Cult】でも、自殺する輩ばかり出て来て、世界観がソックリだったから!
見ていてうんざりするドラマです、最新作のCultは。
あのシーズン7を見た人は、必ず
「アメリカ、ここまで病んでるの?」
と頭を抱えてやるせなくなるでしょう。
生きて生きたくなくなるかも。
それはまるで、この【Mama, We All Go To Hell】と同じ。
【アメリカン・ホラー・ストーリー8 黙示録】第1話 ネタバレ感想あらすじ 「あの人がゲスト出演!」American Horror Story8-1
だから、見るか迷ってる人は、グロいのが苦手な人は、怖いもの好きでもやめた方が良いし、
見たい人も体調が良い時に見る方が良いです。
LyraはCult 見ていた時に、毎回どよーんとしちゃって困りましたね。
だったら、見るなよ、て言われそうだけど、Evan Peters好きなんだよ!って訳で毎週見てました。
人間って、どこかのタイミングで、張り詰めていた糸が切れたら止まらなくなるんだ、というのがアメリカホラーストーリーの統一した世界観であり、
それは、このMy Chemical Romanceのこの曲【Mama We All Go To Hell】の一曲に凝縮されているのだ。
どれだけ強力なパワーを秘めている曲だかわかるでしょう?
My Chemical Romanceのサウンドのバラエティの豊かさは彼らが聞いて来たバンドの多様性から来ていると言っていい。
Bow House バウハウスや、
Black Flag ブラック・フラッグ、
The Cure ザ・キュアー、
David Bowie ディビッド・ボウイ、
Iron Maiden アイアン・メイデン、
Joy Division ジョイ・ディビジョン、
Misfits ミスフィッツ、
Pink Floyd ピンクフロイド、
Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ、
The Smith ザ・スミス、
から影響を受けている。
聴いているとアレンジの仕方が似ていたり、ファンの中には自分の好きなバンドのテイストが出て来て飲むんじゃないだろうか?
彼らのアルバムは、一枚ずつコンセプトがしっかりしたアルバムである
① I Brought You My Bullets, You Brought Me Your Love (2002年)(2009年3月25日に日本盤発売)は、酷い失恋の歌であり、
② Three Cheers For Sweet Revenge (2004年)は、祖母の死、
③ The Black Parade(2006年)は、自分の生きる道、
④ Danger Days: The True Lives Of The Fabulous Killjoys (2010年)は、(今までの経験や困難、悲しみを乗り越えて)僕等が君たちを救う、
というものであった。
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vocalの Gerard Way ジェラルド・ウェイはEmo 嫌いで”Fucking Garb age” クソゴミと言っていたし、Band の公式サイトでも音楽性について純粋に”Rock”、または”Violent, dangerous pop”だと言っていた。
「なにもそこまで毛嫌いしなくても、、、」と感じるが、小さなコミュニティに閉じ込められ気がして発展性がないと思って嫌がってる気がLyraは感じている。
「本来的に、僕達の音楽についてエモだと分類することは全くの誤りだ。以前クリスチャン・メタルのバンドとツアーを行ったけれど、それまでにエモ・バンドの誰もが僕達と一緒にツアーを行おうとしなかった。彼らは自身のジャンルのバンドとお互いにツアーを行っていたからだ。僕はエモというジャンルに関してはただの” fucking garbage “だと思うし、くだらないと思う。僕が思うに、僕達が不運にも括りを与えられたエモというジャンルには誤ってエモであると分類されたバンドが他にもいて、それが僕達をエモに分類する事を促したんだ。今僕に言える事は、誰もがエモ・バンドのレコードと僕達のレコードをそれぞれ聴き比べれば、何処にも似ている箇所はないとわかる、という事だ。エモはそびえ立つクソ(a pile of shit)だと思うよ。」
とご本人が頭にきてるみたいなので皆さんMy Chemical Romanceを「エモくくり」しないであげてねっ。
そんな気にしなくても良いんじゃないかしら?
だってMy Chemical Romanceは色んなバンドに影響を与えるようにまで成長したし、
今日Lyraが紹介したように、ドラマの元ネタと言える歌詞や曲を書いているくらい影響力が強いなんて、バンドとして自己を確立している、と言える。
素晴らしいことだ。
残念ながら2013年3月22日に解散してしまったMy Chemical Romance。
だが、2016年にベスト盤をリリースしたり、ザワザワ感を感じる動きが、、、。
これってひょっとしたら、ひょっとするんじゃない?
また影響力を発揮するバンドとして戻って来て、世界にどす黒い闇と、静かなる希望を書いた歌詞を歌いあげて欲しい。
それまで、体調整えて待ってます。
(昨日朝からゲロッピーで辛いLyraでした!)
See you tomorrow‼️
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“Mama” is a song by American rock band My Chemical Romance. It is the ninth track from the group’s third studio album, The Black Parade. The album was released on October 23, 2006.
The song features guest vocals from actress and singer Liza Minnelli.
The band eclipsed their previous success with their 2006 concept album, The Black Parade, which gained generally favorable reviews among music critics and was certified double platinum in the United States and the United Kingdom, the band’s first and only double platinum. After the departure of long-time drummer Bob Bryar in March 2010, the band released their fourth studio album, Danger Days: The True Lives of the Fabulous Killjoys, in November that same year, to positive reviews.
After the addition of touring keyboardist James Dewees in 2012 and the release of Conventional Weapons, a series of singles recorded in 2009, released over the course of five months, the band announced its break-up on March 22, 2013, one month after the final release in the Conventional Weapons series. After the band’s split, a greatest hits album entitled May Death Never Stop You was released in March 2014.
A tenth anniversary reissue of The Black Parade was released in September 2016 titled The Black Parade/Living with Ghosts.
Members
- ジェラルド・ウェイ (Gerard Way 1977年4月9日 – ) – ボーカル
- レイ・トロ (Ray Toro 1977年7月15日 – ) – リードギター
- フランク・アイイアロ (Frank Iero 1981年10月31日 – ) – リズムギター
- マイキー・ウェイ (Mikey Way 1980年9月10日 – ) – ベース
Past Members
- マット・ペリシアー(Matt Pelissier) – ドラムス (2001年 – 2004年)
- ボブ・ブライヤー (Bob Bryar) – ドラムス (2004年 – 2010年)
ディスコグラフィー Discography
日本盤はワーナーミュージック・ジャパンからの発売。
- スタジオ・アルバム Studio Album
- アイ・ブロウト・ユー・マイ・ブレッツ、ユー・ブロウト・ミー・ユア・ラヴ
– I Brought You My Bullets, You Brought Me Your Love (2002年)(2009年3月25日に日本盤発売) - スウィート・リベンジ – Three Cheers For Sweet Revenge (2004年)
- ザ・ブラック・パレード – The Black Parade(2006年)
- デンジャー・デイズ – Danger Days: The True Lives Of The Fabulous Killjoys (2010年)
- ライヴ・アルバム Live Album
- ライフ・オン・ザ・マーダー・シーン – Life On The Murder Scene (2006年)
- ライヴ・アンド・レア − Live And Rare(2007年)(日本限定企画盤)
- ザ・ブラック・パレード・イズ・デッド! – The Black Parade Is Dead! (2008年)
- ベスト・アルバム
- メイ・デス・ネヴァー・ストップ・ユー – May Death Never Stop You: The Greatest Hits 2001-2013 (2014年)
- シングル
- Vampires Will Never Hurt You
- Honey, This Mirror Isn’t Big Enough For The Two Of Us
- Headfirst For Halos
- I’m Not Okay (I Promise)
- Helena
- Under Pressure – マイ・ケミカル・ロマンスとザ・ユーズドによるカヴァー。
- The Ghost Of You
- Welcome To The Black Parade – スバル・フォレスターCMソング。
- Famous Last Words
- I Don’t Love You
- Teenagers
- Desolation Row – ボブ・ディランのカヴァー、映画『ウォッチメン』挿入歌。
- Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)
- The Only Hope For Me Is You
- SING – 東日本大震災を受けSINGItForJapanとして新たにミュージック・ビデオを制作。
- Planetary (GO!) – レースゲーム『グランツーリスモ5』(米国版)オープニングテーマ。
- The Kids From Yesterday
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