Oasis【D’You Know What I Mean?】和訳 解説 成功の向こう側

Oasis オアシス の曲をたくさん和訳解説して来て色々と解説で良く書いて来たので重複してしまうけど、Oasisの曲にはいくつかのパターンがあります。その中に重めのサウンドがあるのだが,この曲はパターンで言うとハードロックよりの曲。

Oasisは、Quiet Riotの曲(元ネタはSlade スレイド)をカヴァーしてたり、結構メタルぽいのもあり、【Come On Feel The Noise】を聴いた時には、Lyraも歌ったことある曲だったから「Noelもハードロックも好きなのね〜」と嬉しくなったのを覚えてる(アレンジがHRぽいからです。Sladeの方が好きかもしれないので)

1stアルバムにも疾走してるハードロックの曲があるしお気に入りなんだけど、この【D’you Know What I Mean?】は、いつものHRパターンより重くてヘヴィだな,と感じたし、この3rdアルバムからOasisが変わったと思っている。

本当に音もイメージも変わったのが、ここから…戦略を変えたのか、ただ単にノエルの好みの音が変わったただけなのかもしれないが、1stや2ndアルバムとはまるっきり違うサウンド。

特にこの曲は違う。暗くて重い黒さを感じる。

もう、この時から亀裂が広がりつつあったのだろう。

ここから,次第に迷走していくOasis。でも、今となっては良き思い出話ね。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のバンド、Oasis オアシス。

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今日Lyraが和訳する曲は、1997年7月7日に3枚目のアルバム『Be Here Now』(1997)からのファーストシングルとしてリリースされた【D’You Know What I Mean?】。 通算13枚目のシングル。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!

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“D’You Know What I Mean?” is a song by English rock band Oasis. Written by Noel Gallagher, it was released on 7 July 1997 as the first single from their third album, Be Here Now(1997).

= D’You Know What I Mean? =

( llA

haey ,haeY ?naeM)

step off the train all alone at dawn

Back into the hole where I was born

sun in the sky never raised an eye to me

The blood on the tracks and they must be mine

Fool on the hill and I feel fine

Don’t look back ‘cause you know what you might see

 

夜明けに

たった1人で列車を降りて

俺が生まれた穴の中へ戻る

空の太陽は

一度も俺に目を向けなかった

線路に血が流れている

それは俺の血に違いない

丘の上の愚か者

俺は気分がいいぜ

振り返るな

何が見えるか分かっているだろうから

 

Look into the wall of my mind’s eye

I think I know, but I don’t know why

Questions are the answers you might need

Coming in a mess, going out in style

I ain’t good looking but I’m someone’s child

No one can give me the air that’s mine to breathe

 

心の目の壁を覗いてみろ

分かっているつもりだけど

何故なのかは分からない

疑問こそが

お前が必要とする答えかもしれない

めちゃくちゃな状態でやってきて

スタイリッシュに去っていく

俺はハンサムじゃないけど

誰かの子供なんだよ

誰も俺に

俺が呼吸できる空気を与えてくれない

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I met my maker, I made him cry

And on my shoulder he asked me why

His people won’t fly through the storm

I said “Hey,listen up man, they don’t even know you’re born”

 

[Chorus: Liam Gallagher & Noel Gallagher]

All my people right here, right now

D’you know what I mean? Yeah, yeah

All my people right here, right now

D’you know what I mean? Yeah, yeah

All my people right here, right now

D’you know what I mean? Yeah, yeah

Yeah, yeah, yeah, yeah

 

創造主に会ったよ

彼を泣かせちまった

そして俺の肩に彼は乗って

なぜかと尋ねた

彼の民は嵐を飛び越えようとしない

俺は言った

「おい、よく聞けよ

奴らはアンタが生まれたことすら知らないぜ」

 

俺の仲間は皆

ここにいる

今ここにいるんだ

分かるだろ?

ああ、ああ

俺の仲間は皆

今ここにいる

分かるだろ?

ああ、ああ

俺の仲間は皆

ここにいる

今、ここにいるんだ

分かるだろ?

ああ、ああ

ああ、ああ、ああ、ああ

 

[Verse 3: Liam Gallagher, Noel Gallagher]

I don’t really care for what you believe

So open up your fist or you won’t receive

The thoughts and the words of even man you’ll need (ー on thgir, ereh thgir elpoep ym llA)

(—on thgir ,ereh thgir elpoep ym llA)

Get up off the floor and believe in life

No-one’s ever gonna ever ask you twice

Get on the bus and bring it on home to me (elpoe-)

 

お前が何を信じているかなんて

俺にはどうでもいい

だから拳を握りしめろ

さもないと何も得られない

お前が必要とする

全ての男の思いと言葉

(—ちょうど今、ここにいる,みんな、俺の民…)

床から立ち上がって

人生を信じろ

誰も二度とお前に尋ねることはない

バスに乗って

家まで持って来い(駆け落ち—)

 

[Pre-Chorus: Liam Gallagher, Noel Gallagher]

I met my maker, I made him cry

And on my shoulder he asked me why (– ir elpoep ym llA)

His people won’t fly through the storm

I said “Listen up man, they don’t even know you’re born”

(–aem L tahw wonk uoy’D

won thgir, ereh thgir elpoep ym llA)

俺は創造主に会って

彼を泣かせちまった

そして彼は俺の肩に

なぜかと尋ねた

(—ir elpoep ym llA)

彼の民は嵐を飛び越えようとしない

俺ら言った

「いいか、奴らはアンタが生まれたことさえ知らない」

(わかるだろ?俺の言いたい事)

(今、みんなここにいる、俺の民)が…)

 

[Chorus: Liam Gallagher & Noel Gallagher, Noel Gallagher]

All my people right here, right now

They know what I mean, yeah, yeah

All my people right here, right now

They know what I mean, yeah, yeah

All my people right here, right now

They know what I mean, yeah, yeah

Yeah, yeah, yeah, yeah (haeY)

Yeah, yeah

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俺の仲間は全員

ここにいる

今ここにいるんだ

俺の言いたいことは分かってるだろ?

うんうん

俺の仲間は全員

ここにいる

今ここにいるんだ

俺の言いたいことは分かってるだろ?

うんうん

俺の仲間は全員

こけにいる

今ここにいるんだよ

俺の言いたいことは分かってるだろ?

うんうん うん

うん、うん、うん

(haeY) うん、うん

 

[Interlude: Noel Gallagher]

(heay, haey, haey, heaY

won thgir, ereh thgir elpoep ym llA

haey, haeY

heay , haey , haey, haeY

haey, haey, haey, haeY)

 

(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイY

勝ったよ

エレ・スギル・エルポエプ・ユム・ラ

ヘイ、ヘイY ヘイ

ヘイ、ヘイ、ヘイ

ヘイY ヘイ

ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイY)

[Guitar Solo]

All my people right here, right now

D’you know what I mean? yeah, yeah (–tahw wonk yeht, won thgir, ereh thgir elpoep ym llA)

All my people right here, right now

D’you know what I mean? yeah, yeah

All my people right here, right now

D’you know what I mean? yeah, yeah

Yeah, yeah, yeah, yeah

Yeah, yeah, yeah, yeah

[Outro: Noel Gallagher]

haey, haey, haey, haeY

haey, haeY ?naem I tahW

haey, haeY ?naem I tahw wonk uoy’D

won thgir, ereh thgir elpoep ym llA)

俺の仲間は全員

ここにいる

今ここにいるんだ

俺の言いたいこと分かるだろ?

うん、うん

(わかるだろ? わかるだろ? うん、うん

俺の仲間は全員、

ここにいる

今ここにいるんだよ

俺の言いたいこと分かるか?

うん、うん うん、うん、うん、うん うん、うん、うん、うん

(ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイイ ヘイ、ヘイ、ヘイイ?

俺が言ったんだ ヘイ、ヘイ、ヘイイ?

俺が言ったんだ

わかるだろ?

うん、うん、うん、うん

わかるだろ?

うん、うん、うん、うん

 

Writer: Noel Gallagher

Translator:  Lyra Sky 和訳

 

 

Music Videoについて

MVからして今までよりお金がかかっているというのも変わったと思った理由の1つ。このMVの監督は、ドムとニックが務めた。【D’You Know What I Mean?】のミュージックビデオは、終末後の世界を舞台に、上空を飛ぶ軍用ヘリコプターの数が増える中、バンドが演奏する様子が映し出されています。

数機のヘリコプターが着陸する中、観客が集まり、バンドの演奏を見守りながら色とりどりの発煙弾を投げつける…

最後に、バンドメンバーはヘリコプターに乗り込み、飛び去っていきます。

このビデオの舞台設定は明確にはされていないけど、撮影はロンドンのベクトン・ガス・ワークスで行われました。この場所は、ザ・スミスやスタンリー・キューブリックなどの映画にも使われています。

周囲の建物の一つには、チェコ語で「俺の言いたいことがわかる?」と「今、ここにいなさい」というフレーズが描かれています。

リアム・ギャラガーはシュノーケルパーカーを着用し、特注のサングラスをかけています。

使用されたヘリコプターはイギリス陸軍のウェストランド・リンクスAH.7です。1機はAH.7(DAS)の派生型で、尾翼下に特徴的なALQ-144(ミラーボール)赤外線妨害装置を装備しています。

もう1機はストレート型のAH.7。左前部座席上にTOW対戦車ミサイル照準器が搭載されています。

使用されたヘリコプターは2機のみ。しかし、分割画面編集や巧みなカメラアングルといったポストプロダクション技術により、ビデオには多数のヘリコプターが映し出されています。

バンドは後に、このビデオのためにヘリコプターを雇ったことについて偽善的だと非難されました。2002年には、バンドは戦争と軍隊への強い反対を表明し、「モーニング・グローリー」をBGMに使用した募集ビデオをイギリス陸軍に撤回させていました。

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【D’you Know What iI Mean?】について

【D’You Know What I Mean】は『Be Here Now』のリードシングルとしてリリースされました。この曲は全英シングルチャートで1位を獲得し、オアシスの曲としては3曲目となった。

フィンランド、アイルランド、スペインでも1位を獲得。イタリア、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデンではトップ5入りを果たした。イギリスでは発売初日に16万2000枚を売り上げ、週末までに37万枚を売り上げました。

イギリスでは74万5000枚を売り上げ、プラチナディスクを獲得した。この曲は1997年のイギリスで最も売れたシングルの中で12位になっています。

2011年10月、NME誌は「過去15年間のベストトラック150」でこの曲を77位にランクインさせた。この曲の編集、リミックス、リマスター版が2016年10月14日にリリースされ、「D’You Know What I Mean? (NG’s 2016 Rethink)」と題された。この再発盤は、アルバム『Be Here Now』の発売20周年を記念した大規模な再リリースの一部、この新バージョンはアルバム全体のリミックスの一部となる予定だったが、ノエル・ギャラガーはプロジェクトへの興味を失い、1曲目で中止したと伝えられている。

N.W.A.の「Straight Outta Compton」のドラムビートをサンプリングした、戦闘への呼びかけを歌った楽曲です。

リリース当時、この曲はオアシスのシングル曲の中で最も長い再生時間(7分42秒)を記録しており、『Be Here Now』収録曲の(長すぎるほどの)長さを物語っています。2010年にはシングルコレクション『Time Flies… 1994-2009』にも収録されました。

モールス信号

戦闘と言われている理由の1つに、出だしなどところどころで、モールス信号が聞こえることがあげられますね。モールス信号について、ノエル・ギャラガーはビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のイントロを真似したかったと明言しています。

「俺たちはコードブックを手に入れ、「Don’t look back cos you know what you might see(振り返らないで、何が起こるか分かっているから)」という歌詞に合わせて「Bugger All(バガー・オール)」と入れようとした。でも、もし誰か俺たちが実際に何を言っていたのか分かる人がいたら教えてくれよ。深遠なラガーリズムだよ…」

そのせいか、再リリース版では、「Bugger all」「Pork pies」「Strawberry fields forever」のモールス信号が使われています。

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1997年の『Be Here Now』のプロモーション・インタビューでは、Noelはこのファースト・シングルについてこう語っていました。「サビで何か深いメッセージを込めようと思ったんだけど、しっくりくるものが思いつかなかった。それで、『俺の仲間全員、今ここにいる。俺の言いたいことがわかるか? ああ、ああ』って思ったんだ。すごく漠然とした、曖昧な歌詞だけど、それでいいんだ。歌いながら鏡を見てウインクすると、すごくセクシーな感じになる。それから、『めちゃくちゃな状態で入ってきて、スタイリッシュに出て行く』っていう歌詞がすごく好きなんだ。俺たちはマンチェスター出身のくだらない連中だったけど、ロールスロイスに乗って出て行くんだ」。

セクシーとな…Noel変わったわ、と思って驚いた…そんなこと考えるタイプじゃなかったのに。面白い変化ですね、セクシーとか否定的だったNoelがウインクするとか考えるのだから,成功が人の考え方を変えると言えます。

1997年の別のインタビュー(今度はBBC)でも、Noelはこうも語っていました。

「自分で書いたなんて信じられない。きっとみんなびっくりすると思うよ」背景のモールス信号は、トニー・ニューリーの『ストロベリー・フェアリー』からインスピレーションを得たものだ。コードブックを手に入れて、「Don’t look back cos you know what you might see(振り返らないで、何が起こるか分かってるから)」という歌詞に合わせて「Bugger All(全部だめ)」と入れてみた。もし実際に何を言っていたのかわかる人がいたら、教えてくれよ。深遠なラガーリズムだね…」

BBCのドキュメンタリー番組『セブン・エイジズ・オブ・ロック』のインタビューで、Noelは、この曲について「8分半もあるし、ファースト・シングルなのに、ドラムは2分間も入ってこない。フィードバックばっかりだ!」と語っている。

また、「誰かが曲のイントロダクションを短く編集するように頼むだろうと思っていだけれど、イギリスで地位が高くなったため、誰も頼まなかった」とも語っていました。凄いNoelの自信が伝わって来るエピソードですね。

Top Of The Pops

しかし、彼らはこの曲を「トップ・オブ・ザ・ポップス」で披露したが、その際には長いイントロダクションの大部分が省略されていました。

歌詞について

【D’You Know What I Mean?】の歌詞はビートルズの2曲「フール・オン・ザ・ヒル」と「アイ・フィール・ファイン」、ニュー・ヴォードヴィル・バンドのアルバム、そしてボブ・ディランの「血の轍」を参考にしています。

ノエル・ギャラガーは1997年のQ誌のインタビューで、それから「Coming in a mess, going out in style(めちゃくちゃになって、スタイリッシュに出て行く)」っていう歌詞がすごく好き。俺たちはマンチェスター出身のくだらない連中だったけど、ロールスロイスに乗って出かけるんだ。」

彼らの成功物語をこの数行の歌詞で言い表しているのが面白いですね。ダメな扱いを受けていた人間が成功して、なりたかった金持ちになった、という成り上がりの図式を描いて楽しんでいたのかもしれません。

『Be Here Now』リマスター版(2016年)のリリースに合わせて、オリジナルの「D’You Know What I Mean」は短縮版がリリースされ、1番の後半部分が削除されました。また、「’D’You Know What I Mean (NG’s 2016 Rethink)」というタイトルの完全版も存在しています。「NG」はノエル・ギャラガーのことです。

 

言葉遊び

【D’You Know Wha’ I Mean?】は、言葉遊びをしてる歌詞が多い。

モールス信号もそうで、ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のイントロを真似したかったNoelが、 コードブックを手に入れ「Don’t look back cos you know what you might see(振り返らないで、何が起こるか分かっているから)」という歌詞に合わせて再リリース版で「Bugger all」「Pork pies」「Strawberry fields forever」のモールス信号を使っているのも言葉を利用して効果音を出して遊び心を出しているのです。

あと( llA

haey ,haeY ?naeM)も面白い。これは、

(どんな意味?うん、うん、すべて)と言う意味になる。

won thgir ,ereh thgir elpoep ym llA

これも(いま、全て俺の仲間…)と逆から歌っているのです。

このような言葉遊びのような効果も新しいOasisの試みでした。

きっと心の余裕ができてNoelも色々と試したくなったのでしょうね。

音を詰め込むようになったのもこれ以降から。

今までの剥き出しの感情を曝け出したサウンドや聴くものを刹那くさせるようなメロディから、遊び心が芽生えたように買った楽器を一気に試したり,昔のハードロックバンドのように逆回転などなど音を探すかのように実験していく。

こればかりは好みの問題なので良い悪いは言わないけれど、ストレートに感情を出して書き殴ったような曲が好きな人は,一歩引いたかのように聞いて行ったりOasisから離れていった。

今のオアシスを持て囃している風潮が、本当にびっくりでSNSのおかげなのか、はたまた月日というものが、会えない見れない彼らをより伝説にしたのか…。

昔の曲を聴きながら当時を思い出したり、彼らがソロでツアーしてる時とは違って、oasis復活が祭りになっているのを面白い現象だなあ、と思って楽しむのも良いですね。

Lyraのより詳しい和訳解説

ここからは、より深く歌詞を知りたい方のために、Lyraからのサービス!サービス!(エヴァンゲリオン風に…ww)

step off the train all alone at dawn

Back into the hole where I was born

sun in the sky never raised an eye to me

「夜明けに

たった1人で列車を降りて

俺が生まれた穴の中へ戻る

空の太陽は

一度も俺に目を向けなかった」

オアシスが成功する前、ギャラガー兄弟はマンチェスターの小さな郊外に住む、ただのダメダメな負け犬でした。社会で彼らより上の立場の人間は、彼らの意見に全く耳を貸さなかった…彼らは現状に囚われるのではなく、「床から立ち上がり」人生を掴み取ったのです。この曲の中心的なテーマは、チャンスを掴み、与えられた人生を最大限に生きることです。

 

The blood on the tracks and they must be mine

「線路に血が流れている

それは俺の血に違いない」

ここから先はボブ・ディランのアルバム『血の轍』をはじめ、他の音楽への言及が続いていく。「 バンドを組んで他人の曲を盗む。俺は一種の芸術的な万引き犯だ」

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Fool on the hill and I feel fine

「丘の上の愚か者

俺は気分がいいぜ」

「The Fool On The Hill」と「I Feel Fine」はどちらもビートルズの曲のタイトルです。ビートルズマニアのNoelらしい歌詞。

 

Don't look back 'cause you know what you might see

「振り返るな

何が見えるか分かっているだろうから」

これはオアシス自身の「Don’t Look Back in Anger」に対する表現かもしれないですね。もしくは、先程も説明したボブ・ディランのドキュメンタリー『Don’t Look Back』への言及である可能性もあります。

 

Look into the wall of my mind's eye

「心の目の壁を覗いてみろ」

同じヴァースで以前、ビートルズとボブ・ディランの人気曲に触れていたノエルでしたが、今回はPink Floyd ピンク・フロイドの【The Wall】と、スモール・フェイセスの曲名【My Minds’ Eye】についていっているようです。

2017年のUSAトゥデイのインタビューでノエルが述べているように、ビートルズやディランと同様に、スモール・フェイセスもノエルのインスピレーションの源となっています。

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I think I know, but I don't know why

社会に出て行く若者として、ノエルは、特にノエルに怒りをぶつける父親からの暴力からどうやって逃れようか、という非常に難しく感情的な問いを自らに問いかけなければなりませんでした。

状況から抜け出す方法を考えるというテーマが、この曲のテーマとも言えるでしょう。

 

Coming in a mess, going out in style

 

乱雑な人々でも、人生を好転させることができる。

オアシスが「マンチェスターのぼろぼろの集団」からロールスロイスに乗る人間へと成長した姿がこの歌詞の出どころでしょう。

 

I ain't good looking but I'm someone's child

これはリアム・ギャラガーへの言及なのかもしれません。ポール・ギャラガーが『Brothers: From childhood to Oasis』で語ったところによると、リアムは可愛がられていたそうです。母親はリアムを第一に考え、父であるトミーは、ノエルやポールのようにリアムを虐待したことは一度もありませんでした。ポールによると、リアムは特別扱いを受けていたそうです。

ノエルは、弟ほどハンサムではないものの、それでも両親の子供であり、母親も彼を愛していたと言っているのかもしれません。悲しい歌詞ですね。

No one can give me the air that's mine to breathe

周りの空気は誰にとっても自由に呼吸できるもの。だが、空気のように既に自分のものとなっているものを、誰も他人に与えることはできない。

これは、ノエルがノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの曲「(I Wanna Live In A Dream In My) Record Machine」で歌っているのと似た考えだ。

You can’t give me a feeling, if its already mine.

もしそれが既に俺のものなら、君は俺に感情を与えることはできない。

そしてオアシスの曲「Half the World Away」でもこう歌っている。

You can’t give me the dreams that were mine anyway

そもそも俺のものだった夢を、君は俺に与えることはできない。

I met my maker, I made him cry

And on my shoulder he asked me why

His people won't fly through the storm

I said "Hey, listen up man, they don't even know you're born'

その人は神に話しかける。もしかしたら、若者はもう宗教なんか気にしない、オアシスに夢中になっているとか…

「ああ、神よ。もし審判の日が来るなら、神に言いたいことがいくつかある。宗教の歌でもなければ、女とヤる歌でも、ドラッグの歌でもない。そういうこと全てについてだ。」

そして、なぜ聖なる父なる神がこの世で子供たちにこれほどの苦しみを味わわせているのか。

「創造主」とは全能の神とされる人物で、彼が創造したとされる世界の真実を告げれば、彼は泣くだろうということを表しているのでしょう。貧困、苦痛、苦難、ホームレス、レイプ、殺人、ドラッグ、その他諸々。

「お前は一体何を残してきたのか分かっているのか?」 「お前らが残してくれたクソみたいなものの中で俺たちがもがき苦しんでいた間、この800年間お前らは一体どこにいたんだ?」って言えば彼を泣かせて、「まあ、そしたら謝るかもしれない。」

 

All my people right here, right now

D'you know what I mean? Yeah, yeah

All my people right here, right now

D'you know what I mean? Yeah, yeah

All my people right here, right now

D'you know what I mean? Yeah, yeah

Yeah, yeah, yeah, yeah

ノエルはこのコーラスを思いついた経緯をこう語っている。

「コーラスに何か深い意味を込めてみようと思ったんだけど、ぴったりくる言葉が思いつかなかった。それでふと「みんな、今ここにいる。俺の言いたいこと、わかる? うん、うん」って思ったんだ。すごく漠然とした、曖昧な歌詞だけど、これでいいんじゃないかな。歌いながら鏡を見てウインクすると、すごくセクシーな感じになるよ。 」

当時オアシスのコンサートのオープニングアクトを務めていたトラヴィスのフロントマン、フラン・ヒーリーは、このコーラスは別次元のものだと言っていた。

「ノエルは、何百万人ものイギリス人が語尾に言う「俺の言いたいこと、わかる?」という言葉に「オアシスの所有物」というレッテルを貼った。今や誰かが「ブラブラブラ、ブラブラ、俺の言いたいこと、わかる?」と言うたびに、それはオアシスだ!潜在意識に!なんて賢いんだろう?」

 

(ー on thgir, ereh thgir elpoep ym

All my people right here, right no—

読み進めると↑ こうなります「 俺の仲間は全員ここにいる、いいや」

宗教、文化、政治的背景が何であれ、常に他者の意見に心を開くべきです。成功したいなら、他者の意見は不可欠です。誰も一人で成功したことはありません。

 

(elpoe-)

はpoeple

 

(-- ir elpoep ym llA)

All my people ri—

「 我が民は皆…」

(--aem L tahw wonk uoy'D

won thgir, ereh thgir elpoep ym llA)

All my people right here, right now
D’you know what I mea—

「俺の仲間は全員、今ここにいる 分かるか?」

(heay, haey, haey, heaY

won thgir, ereh thgir elpoep ym llA

haey, haeY

heay , haey , haey, haeY

haey, haey, haey, haeY)

Yeah, yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah
All my people right here, right now
Yeah, yeah, yeah, yeah のこと

 

終わりの方で、逆再生のギターループが使われており、曲が約1分長くなっています。でも当時のオアシスの人気は非常に高かったため、ラジオ編集を求める人は誰もいなかったらしい…ある程度バカ売れすれば自分のしたいように出来ると言う事。

Oasisは、自分たちのしたいように出来る地位を得た,その証拠が長い曲になってしまった【D’You Know What I Mean?】なのです。

成功の証である曲であり、Oasisが舵を変えて方向転換した時期の状態がわかる曲と言えるでしょう。

成功の向こう側には何があったのか?疑念や諍いの下界が見えたのか、まだそれは先の旅でのことだったのか?

そしてそれぞれが自分だけの道を歩いていき、また交わった…Oasisというより、LiamやNoel達の人生を今まで見て来たような気持ちになる…不思議な現象。

互いに長く一緒にいないように毎日のスケジュールを組んでいるのが,変わってないな〜と笑ってしまいますが、諍いが起きないように努力してることや健康に気遣ってる所が昔と違って大人になりましたね、Oasisも。

歳を重ねて性格が丸くなったから互いを許せる(我慢できる?)ようになったのか、また他の理由もあると思いますが、ラストまで何ごともなく世界ツアーが終わると良いなと思っています。

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D’You Know What I Mean” was released as the lead single off Be Here Now. It is a “call to arms” song that samples a drum beat from N.W.A’s “Straight Outta Compton.” At the time of release it was the single with the longest runtime (7.42 min) by Oasis, an indication of the (over)long songs on Be Here Now. In 2010 it was included in the singles collection Time Flies… 1994-2009.

What did Oasis say about “D’You Know What I Mean?”?

Noel Gallagher on the song, in an interview with to Q Magazine in 1997:

I was going to make up some profound statement in the chorus but I couldn’t come up with anything that fitted. then I just thought, ‘All my people right here, right now. D’you know what I mean? Yeah, yeah.’ Very vague, very ambiguous, that’ll do. Look in the mirror and wink while you’re singing it and it’s quite saucy. And I fucking love that line, ‘Coming in a mess, going out in style’. We were a bunch of scruffs from Manchester and we’re going out in a Rolls Royce. The morse code in the background was inspired by ‘Strawberry Fields’. We got hold of a code book and tried to tap out ‘bugger all’ to follow that line ‘Don’t look back cos you know what you might see’. But if anyone can tell me what we really said, please let me know. Profound lagerisms…

Noel would comment on the song again in 2015, when the album was re-issued.

What was the tracklist of the CD single release?

  • “D’You Know What I Mean?”
  • Stay Young
  • Angel Child
  • Heroes

Is there another version of this song?

Intro

A morse code message is heard, which Noel Gallagher declared was intended to mimic the intro to The Beatles‘ “Strawberry Fields Forever.”

We got hold of a code book and tried to tap out ‘Bugger All’ to follow that line ‘Don’t look back cos you know what you might see’. But if anyone can tell me what we really said, please let me know. Profound lagerisms…”

The released version of the track ended up having morse code for “Bugger all,” “Pork pies,” and “Strawberry fields forever

 

( llA

haey ,haeY ?naeM)

When read forwards, this says

Mean? Yeah, yeah​
All​

The person talks to God, possibly they discuss how youngsters  don’t care much about religion anymore – they’re more into Oasis…

God, yeah. On Judgement Day, if there ever is one, I’ll have a few things to say to Him. It’s not a song about religion, it’s not a song about shagging birds, it’s not a song about taking drugs. It’s about all them things.

… and why the Blessed Father lets His children suffer so much down here:

‘Maker’ is the alleged Lord Almighty, and it would make him cry by tellin’ him what the world is really like, the world that he allegedly created. What it’s really like–the poverty, the pain, the hardship, the homelessness, the rape, the murder and the drugs and all the rest of it. ‘Do you know what shit you left behind, mate? Where the fookin’ hell have you been for the last 800 years, while we’ve been wallowing around in the shit you left for us?‘ You’d make him cry and then “well, then maybe he’d apologize.

 

Noel has told how he came up with the chorus:

I was going to make up some profound statement in the chorus but I couldn’t come up with anything that fitted. Then I just thought “All my people right here, right now. D’You Know What I Mean? Yeah, Yeah” Very vague, very ambiguous, that’ll do. Look in the mirror and wink while you’re singing it and it’s quite saucy.

Travis frontman Fran Healy, who at the time opened concerts for Oasis, added that this chorus worked on another level:

Noel’s taken something that millions of English people say at the end of their sentences–’D’ya know wot I mean?‘ –and stamped ‘Property of Oasis’ on it. Now any time anybody says ‘Blah, blah, blah, d’ya know wot I mean?’ it’s Oasis! Subliminally! Now how smart is that?

Personnel

Oasis

  • Liam Gallagher – lead vocals, tambourine
  • Noel Gallagher – lead guitar, acoustic guitar, backing vocals, string arrangements
  • Paul “Bonehead” Arthurs – rhythm guitar
  • Paul “Guigsy” McGuigan – bass
  • Alan White – drums

Additional musicians

  • Mark Coyle – backwards guitar

Recorded At Abbey Road Studios, Ridge Farm Studios, AIR Studios, Master Rock Studios, United Kingdom

Released on July 7, 1997

Producers Noel Gallagher & Owen Morris

Mixed At Orinoco Studios

Mixing Engineer Owen Morris

Mastering Engineer Mike Marsh

Label Creation Records

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