絵を描くのが好きだから、漫画もアニメも1つの作品として真剣に見てしまうLyraです。
面白おかしく何も考えないでアホヅラして見れたら良いんだけど、、、やっぱ尊敬の念を抱きながら見てしまう。
特に人生に役立つ名ゼリフがあればなおさら!
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今日は、絵のタッチが特徴的な、『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』を紹介します。
『レミーのおいしいレストラン』(Ratatouille)は、ピクサー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション映画。
原題(Ratatouille)はフランス南部の野菜煮込み料理「ラタトゥイユ」の意で、主人公のレミーがネズミ(Rat)であることにかけています。(英語版のポスターでは“rat・a・too・ee”と発音を強調してもいる)。
日本では2007年7月28日より公開され、2007年11月14日にはDVDが、12月5日にはBlu-ray Discが発売されました。
一目見ただけでPIXERの「Mr.インクレディブル」や「アイアンジャイアント」の絵と同じ、ってわかるね!
ピクサーの良さは絵のタッチで誰が書いたか、どのチームの作品かわかるところ。
絵描きさんたち。
彼らの存在がわかるのがコンピュータグラフィックスなのに、人の顔が見えるようで暖かいから好き。
ブラッド・バード監督の作品です。
ネタバレあらすじで行くので、ネタバレ嫌な方は、最後の方のLyraの感想と、登場人物紹介や名ゼリフ紹介だけでも良かったら参考にどうぞ!
「レミーのおいしいレストラン」”RATATOUILLE”
=あらすじ=
レミーは天性の抜群な味覚に優れた舌を持つ田舎ネズミ。
パリの天才シェフのグストーに憧れて、フランス料理のシェフになることを夢見る“ネズミ”だった。
家族は誰1人料理や食べ物へのこだわりを理解してくれず、仲間や一族は人間の出す残飯漁りをしていた。
しかし、グルメな味覚と食材の状態が瞬時にわかる臭覚の才能が認められ、父親(一族の長)にある仕事を任命されてしまう。
それは、ネズミ一族が探してきた(人間の家から盗んできた)食料に毒が入ってないか?腐っていないか?食べて良いのか?の検査員みたいな仕事で、いつしか一日中させられる羽目になってしまう。
ある日、味オンチのお兄ちゃんと、人間の独り暮らしのお婆さん家へ食料を調達しに行った時に、尊敬する三つ星シェフのグストーの訃報を、昼寝しているお婆さん家で流れているTV放送で知りショックを受ける。
そして、将来を案じていると、グストーのことを思い出し、彼のレシピでゲットした美味いチーズを美味しく頂くために料理を始めた。
上手く出来たチーズ料理を食べながら、もう一工夫しようとした時に、昼寝から目覚めたお婆さんに見つけられてしまう、レミーとお兄ちゃん。
逃げ回るレミーとお兄ちゃんを小さなお婆さんは、どでかいライフル銃で撃ちまくる。
いつしか、部屋の中は戦場に。
機転を利かせて外へ逃げだせた兄弟は、庭でバッタリ一族に出会った。彼らもお婆さん家の周りで残飯漁りをしていたのだ。
集まる一族の前にライフル銃をぶっ放すお婆さんが現れた。
姿を見られたレミーと一族は、父の命令により全員この地域から撤退することを決め、別の場所へ移動することになった。
しかし、嵐の中で家族と離ればなれになってしまうレミー。
独りぼっちになったレミーは、逃げる時に、尊敬するグストーの料理本をゲットしていた。
その本を1人読みながら家族を待つ。そうすると下水道の中にグストーが本から現れた。
彼は、レミーの想像だよと言う。そして、ショゲてないで上を目指せという。地上へ行けと。
幽霊にしろ、想像にしろ、尊敬するグストーの前向きな言葉を信じ、下水道から地上を目指すレミー。
いつしか、華の都パリにたどり着く。
途方に暮れるレミーの前に現れた憧れのシェフ、グストーの幽霊に導かれ、レミーはレストラン《グストー》に着いた。
《グストー》を除くと、ちょうど1人の青年が一悶着起こしていた。
母の遺言にしたがって店にやって来たばかりの見習いシェフ、リングイニが大事なスープを、料理するなと言われてるのに何故か味付けしている。
それも、見ただけで分かるいい加減さ!
「あいつ、スープを台無しにしてるよ!なんとかしなくっちゃ!でも、誰が?」と迷っていると、
グストーの幽霊が、「君は名シェフだろ?君が料理したまえ。」と背中を押してくれた。
居ても立っても居られないレミーは、思わずスープを作り直してしまう。
が、その姿をリングイニに見つかってしまった!
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ドタバタ調理場がしてる中、嫌味なチビの料理長スキナー(グストー亡き後に料理長になった)に、
「見習いの分際でスープをいじったな!」と、怒鳴られるが、リングイニは、レミーを上手に隠してあげながら叱られた。
味見を同僚のコレットがしたら、びっくりする美味しさ!
スキナーにも味見させたら美味さに驚いていたら、何も知らない給仕がそのままスープを提供してしまう。
しかし、そのスープが絶妙な美味しさだから、客に大好評!
たまたま居合わせた料理研究家に「素晴らしい」と翌日の新聞に掲載され大好評。
仕方なく、スキナー料理長はリングイニを正式に雇うと、コレットに指導を命じた。
家にレミーを連れて帰ったリングイニ。
一緒に暮らすうちにレミーは、リングイニの髪を引っ張ることで、リングイニの身体が操作できることが判ると、頭にレミーを乗せて料理を造る特訓をしだした。
めでたく二人で、パリ一番のシェフを目指すことになった!
スキナー料理長は暫定的にレストラン《グストー》のオーナーになっており、グストーの名を借りた冷凍食品の販売で一儲けしようと企んでいる。
たまたま、リングイニが持っていた紹介状と思われた書類を読んだスキナーは、それが、リングイニの母の手紙であり、リングイニが亡くなったグストーの息子であると書いてあるのを発見し驚愕!
スキナーは、リングイニの髪の毛を手に入れ、弁護士にDNA鑑定を依頼する。
リングイニが作った(本当はレミーが作った)スープは、客や料理評論家にも好評で、そろそろ別の料理も……と言うことに。
スキナーは意地悪から、グストーのレシピ「リ・ド・ヴォー・ア・ラ・グストー」をリングイニに作らせることにした。
これはグストーがかつて作った失敗作。
レシピ通りに作ることを主張するコレットに対し、レミーは、独断で、自分のアレンジを加えて料理を完璧な味にしてしまった!
これがまた大好評になり、「リングイニのスペシャル」として、注文が殺到する!
店で順調な毎日を送るレミー。一休みして店の外へ出ると、何と味オンチのお兄ちゃんネズミが店の残飯漁りをしているのに遭遇!
感動の兄弟の再開!
どうやら、一族全員もあの嵐の中、下水道から流されたままパリについていたのだった!
家族の無事を聞いて安心するレミー。しかし、この日を境に、お兄ちゃんや家族たちが
「食べ物をくれ!」と度々、訪れることになってしまった。
そして、DNA鑑定もリングイニが本物のグストーの息子と判明!
スキナーは、自身の計画がふいになることを知り、リングイニの母の手紙を隠匿しようとしたが、それをレミーが持ち出してしまう。
グストーの店からパリの街へと逃げ惑うレミーと、鬼の形相のスキナー料理長の壮絶な追いかけっこの末、手紙はリングイニの元に。
遺言通りに、リングイニはレストラン《グストー》のオーナーに納まり、スキナーは辞めさせられる。
コレットとの恋仲もいつしか強いものへと進行中。
仕返しをしようと、スキナーはレストランにネズミが出没することを衛生局に密告する。
だが、衛生局の対応は「早ければ3ヵ月後に検査に行く」とお役所らしい返答。
大人気に返り咲いたレストラン《グストー》に、かつて料理を酷評し店の印象を下げた張本人の料理批評家イーゴが訪れ、次の訪問で批評をすると予告した。つまり、驚かせるような美味い料理を出せと言うことだ。
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どんな料理を出すべきか、皆がリングイニに問う。しかし、メニューは思いつかないし、レシピも指導できない。
その時に、レミーも他の従業員に見つかってしまい退治されそうになり、リングイニは正直にこれまでの事を、ネズミのレミーが料理を作っていて自分が指示通りに動いていたぢけだと、従業員たちに全てを明かした。
だが、誰も信じず、全員出て行ってしまった。
落ち込むリングイニ。しかし、イーゴが来店する時間が迫っているから悩んでいる暇はない!
レミーは仲間のネズミたちの協力を得て、料理をはじめる。
タイミング悪く検査にやってきた衛生局のルサールに見られてしまったが、簀巻きにして食糧庫へ閉じ込めることに成功。
ネズミ一族は、煮沸器に入って除菌(?)したり、ちゃんと手を洗い準備万端!
レミーの統率で、料理するネズミたちを見てリングイニもやる気を取り戻し、ローラースケートを履いて一人で接客を行った。
戻ってきたコレットも、ネズミたちを見て仰天するが、料理を手伝うことになった。
イーゴへの特別な一品としてレミーが作ったのは「ラタトゥイユ」。
南フランスの野菜煮込み料理、ありふれた家庭料理だ。
コレットも「こんな平凡な料理で良いの?」と一緒忠告したが、自信満々なレミー。
店には忍び込んだスキナーも同じ料理を注文していて、ラタトゥイユを見て馬鹿にした。
しかし、一口食べたイーゴの脳裏に幼児期の記憶が蘇える!
引き戻された記憶の中には、泣いて帰って来た自分をいつも笑顔で迎えてくれた優しい母の顔と、懐かしい優しい母の味。
素晴らしいレミーのラタトゥイユの味に、笑ったことの無い無愛想の批評家イーゴも満面の笑みを浮かべた。
イーゴは素晴らしいラタトゥイユを作ってくれたシェフに敬意を表したいと、挨拶を希望する。
リングイニは客が全員帰ってからならばと応じ、あの恐ろしいと言われてるイーゴは、ジッと閉店まで待ってくれた。
そして、閉店後の店内でイーゴはレミーと相対する。
イーゴは、これまでの自身の評論姿勢を顧みると共に、レストラン《グストー》を大絶賛する評論を発表した。
しかし、衛生局の人間にネズミの大量発生が知れたものだから、レストラン《グストー》は衛生局命令で閉店。
だが、レミーとリングイニとコレットは新しいビストロの店をオープンして再出発をした。
屋根裏には、レミーの一族や仲間のネズミたちの住み家となった。
イーゴは毎日のように来店し、こう注文する。
「驚かせてくれたまえ(Surprise me!)」
そして店には行列ができ、看板にはこう記されている。
「La RaTaTouille」
=Lyraの感想レビュー=
可愛らしい話かと思えば、これは、大人にも役立つ素晴らしい教訓となるアニメーションでもありました。
絵も子供向けの可愛らしいタッチではなく、おちゃらけてはいますが、ダークな不気味さも兼ね備えたフランスの新聞に載ってそうなタッチと色合いです。
私は、このアニメーションを通して常に「水」をイメージせずにはいられなかった!
もちろん、雨の中、お婆さんから逃げたり、川から下水道に流されたり、意地悪なスキナー料理長との追いかけっ子では、セーヌ川が印象的で水場が常にありましたし、
料理には水が付き物!
調理場や料理をするところだもんね。
Lyraが「水」が頭から離れないのは、それだけじゃないんですよ、、、
レミーやリグイニ達キャラクターの動きが、私には、Water Ballが動いているように見えちゃうんです!
水の玉(水滴)が右から左へ揺れ動いてるように、キャラクター達の体や手足が滑らかにビヨーン、ビヨーンと動いているんです!
特に逃げ惑うレミーの体は、まるで水風船が、子供の手から放たれたよう!(≧∇≦)
可愛さとともに、そのビヨーンビヨーンとした滑らかさが、思わず吹き出してしまう笑いと、不思議と手にとってしまいたい親しみを私に与えてくれました。
この動きは、絶対に、水の動きの流線的な美しさを参考にしたんでしょう!
ポンポンって、手のひらで一緒に遊びたくなる可愛さが、お話をより軽快にテンポアップしてくれてます。
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そして、その水の不思議な魅力と共に、この映画には、人を元気付けてくれり名ゼリフが散りばめらていました。
それは、主に、レミーが尊敬する亡き≪グストー≫名シェフの言葉です。
つまり、実際はレミーの頭の中の想像の産物の幽霊のグストーがレミーを元気付けてくれる言葉 = レミー自身の心の声です。
その言葉を紹介しますね。
元気が出る名ゼリフばかりですよ!
グストーの名ゼリフ
①「誰のふりもする必要はない。君は君だ!」
②「現実には時々信じられない事があって、だからと言ってそれが本当じゃないとは限らない」
③「人生について予測できる事は、人生は予測できないという事」
④「誰もが偉大なシェフになれないわけではない。しかし、誰が偉大なシェフになってもおかしくない」
⑤「どこで生まれ育とうが、他人に限界を決めさせない。諦めなければ何でも出来る」
⑥「自分の限界を決めるのは自分自身である。誰にでも料理は出来る。だが、勇気ある者だけが一流になれるのだ!」
⑦「独創的に失敗を恐れずに!何にでも挑みなさい!」
ハァー、素晴らしい名ゼリフです。
教訓として貼り紙に書いて壁にはろうかしら? (笑)
レミーがこれらの明訓に励まされると同時に、このアニメーション映画を見ている子供達は、夢を持つ素晴らしさを知り、見ている大人達は、夢の素晴らしさに改めて気付かされ、夢を持ち続ける勇気を取り戻せるのです。
たかが、アニメとは言わないで欲しい。
アニメはくだらないのも確かにあるけれど、素晴らしい人生を改めて気付かせてくれるこの映画のような、名作も沢山あります!
もし、あなたが心破れていたら、この「レミーのおいしいレストラン」を見てください。
もし、あなたが明日、仕事に行くのが嫌ならば、この「レミーのおいしいレストラン」を見てください。
画面の中の、
ダークなネズミ達の不思議な世界と、
水風船のような滑らかな動きに笑いながら、
滑らかな舌触りの美味しい料理のような人=生き物すべての想いがこもった夢の素晴らしさ、
そして、暖かい料理のような愛情で暖かい気持ちになれますよ!
グストーの名台詞を、読んで、、、さぁ!明日も頑張ろう!
レミーのおいしいレストラン MovieNEX [ ルー・ロマーノ ]
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「レミーのおいしいレストラン」
監督 ブラッド・バード
ヤン・ピンカヴァ
脚本 ブラッド・バード
製作 ブラッド・ルイス
製作総指揮 ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン
出演者 パットン・オズワルト
ルー・ロマーノ
ジャニーン・ガラファロー
イアン・ホルム
ブライアン・デネヒー
ピーター・オトゥール
音楽 マイケル・ジアッチーノ
撮影 ロバート・アンダーソン
シャロン・カラハン
編集 ダレン・T・ホームズ
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国2007年6月29日
日本2007年7月28日
上映時間 112分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $150,000,000
興行収入 $623,722,818
39億円日本
本編上映前には、ピクサーの短編作品である『リフテッド』が同時上映された。
当初はヤン・ピンカバが監督として制作されていたが、経験上の懸念からヤン・ピンカバが降板。
監督を引き継いだブラッド・バードは公開まで20ヶ月という期間で、出来上がっていたキャラクターデザインや脚本を大幅に改訂し(当初レミーはミッキー・マウスのように戯画化されたデザインだった)、完成させた。
スタッフは作品作りのためフランスへ飛び、レストランの料理を食べ、さらには厨房を見学し、フランス料理の講習も受けた。
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= 登場人物 =
レミー(Rémy)
もともとパリから離れた郊外の小さな家に、父親や仲間と一緒に居候していたネズミ。ずば抜けた味覚と嗅覚の持ち主で、料理をする才能については素晴らしいものがある。料理をする手(前足)を汚したくないため、基本的には二足歩行を行う。また、料理前はちゃんと手を洗う。
人間の会話を理解できるし、グストーの本を読破するほど人間の言葉も理解できるが、流石に人間の言葉を話すことは出来ない。
ネズミたちの中ではその嗅覚を買われて、毎日仲間が食べようとする食材の毒見役をさせられていた。なお、その食材は殆ど残飯で、レミーは食べるのを嫌がる。
そんな生活に嫌気がさしていた彼だったが、ある大雨の日にネズミ一族の居候が家主にバレてしまい脱出。しかし、その家にあった料理の本を持って行こうとしたため、脱出するタイミングが遅れ、一人ぼっちでパリに流れ着いてしまう。そして《グストー》で、リングイニと出会う。
リングイニの帽子に隠れ、髪の毛を引っ張ってリングイニ自身を操り人形のように動かして料理を作っていた。一度、自分の手柄を持っていたリングイニに嫉妬し、わだかまりが起きるも和解し、仲間のネズミ達やコレットの協力もあり、イーゴにネズミとしてではなく、シェフとして認められ、夢であった自分の店を持つようになった。
本作のナレーションも担当し、店を持つまでの経緯をお客のネズミ達に語った。
リングイニ(Linguini)
パリにある“五つ星”レストラン、《グストー》で雑用係として働くことになった若者。フルネームは、アルフレード・リングイニ。母親のレナータから渡された紹介状でようやく仕事にありつくが、彼自身には料理の才能はまったくない。
レミーとの出会い、「ボクと君でパリ一番のシェフを目指そう」とレミーに提案した。ネズミの言葉や名前はわからないため、レミーを「リトル・シェフ」と呼んでいる。
グストーの息子であり、レナータからスキナーに渡された紹介状にはこの事が詳しく書かれている。
また、スキナーが弁護士に行わせたDNA鑑定でもグストーの息子であることが証明される。
なお、グストー本人が息子の存在を知っていたかどうかは不明(ただし、遺言状では血縁者の存在を想定している)。
劇中に登場するグストーは「レミーの空想の産物」であるため、レミーが知らなかったこの事実についても知らなかった。
仕事仲間達に真相を話した後、ウエイターとしてイーゴのおもてなしをし、後に開いたレミーの店でもウエイターとして活動するなどのそちらのほうの才能はあった。
グストー(Gusteau)
劇中では故人として登場する。かつては最年少で五つ星を獲得したシェフであったが、評論家のイーゴから四つ星降格の酷評を受けた直後に他界、さらに料理界のしきたりで店はもう1つ星を失い三つ星となってしまった。
大雨によって仲間と逸れ、途方に暮れたレミーの前に幽霊として現れ、様々なアドバイスをしたが、彼自身は自分のことを「レミーの空想の産物だ」と言っている為、レミー自身が知らない事に関しては知らない。
《グストー》従業員
レストラン内での役職についてはブリゲード・ド・キュイジーヌ
スキナー(Skinner)
料理長。金儲け第一主義のシェフ。グストーの死後、やたらと威張り散らし、グストーの名を借りた冷凍食品を売りさばこうと考えている。とても身長が低く、ほとんどの作業にはしごなどを使っている。
《グストー》を名実共に自分の物にしたいと考えているが、前オーナーのグストーの遺言で、彼の死後2年間経過しないと店の全てを相続出来ないという事情のため、内心ビクビクしている。
そして、その期間が経過する前に息子であるリングイニが現れてしまった為、どうにかして追い出そうと画策していたが、レミーとの出会いにより目論見は失敗した上に、リングイニがグストーの息子である事がバレてしまった。
コレット(Colette)
ロティシュー(焙り物、揚げ物の担当)。《グストー》のシェフで唯一の女性でシェフとしての実力も高い。グストーのレシピを全て会得し、忠実に守り続けている。
スキナーからリングイニの教育を押し付けられ、厳しく彼を鍛えていき、後に彼と恋に落ちる。
《グストー》の店が閉店した後も、リングイニやレミーと一緒に新しい店を開いた。
ホルスト(Horst)
スー=シェフ(副料理長)。何らかの罪で刑務所に服役したことがあるらしいが言うことが毎回違うため何の罪かは不明。
ポンピドゥ(Ponpidou)
パティシエ。元ギャンブル狂。
ラルース(Larouse)
ガルド・マンジェ(食材管理、冷製オードブル担当)。元レジスタンスの闘士で軍の銃器を調達していた。
ラロ(Lalo)
ソーシエ(ソテー料理の担当)。12歳で家出しサーカスに入団するも団長の娘と恋仲になりクビになる。
ムスタファ(Mustafa)
ウェイター長。
タロン(Talon Lebathe)
スキナーの弁護士。
アントン・イーゴ(Anton Ego)
パリ市内に住む料理批評家。料理界で最高の権威を誇り、彼の評価でつぶれたレストランや失業したシェフは数え切れないほど。
彼のポリシーは「愛せる料理のみ口にする。愛せない料理は喉を通さない。」である。
以前に《グストー》の店を酷評したが最近また繁盛してきた為、興味を持って来店する。
そして出された料理を食べて感動し、レミーたちに出会い素直な評価を新聞に掲載したが、スキナーや衛生管理局によって調理場にネズミがいると広まって《グストー》の店は閉店し、評論家であるイーゴも失職した。
その後、何か新しい商売を始めたらしく、レミーたちの新しい店にもちょくちょく訪れている。
エミール(Émile)
赤褐色の太ったネズミで、レミーの兄。料理をする才能も特別な感覚もない、そこらのネズミと同じである。ただ、弟の料理の才能を一応認めてはいる。
食いしん坊だが、「幸せの鍵はえり好みしないこと」などの台詞から、レミーとは違って残飯などを食べることに嫌悪感がないようである。
レミーにレストランの食材を貰ったことで味を占め、ちょくちょく仲間を連れてご馳走になるようになった。その後、レミーのピンチを救うため、仲間達と共に調理の手伝いをした。
ジャンゴ(Django)
ネズミたちの長で、レミーとエミールの父。夢見るレミーに人間世界の恐ろしさや人間の残酷さを説き続け、わざわざレミーを仲間たちの死体が罠や殺鼠剤とともに陳列された店の前に連れて行くほどである。しかしそれも一族を守らねばならない立場ゆえである。
だが、リングイニとレミーの関係を見て考えをある程度改め、レミー達を助ける為に一族全員で調理を手伝う。
ギット(Git)
体の大きなネズミ。耳にはどこかの研究所でつけられたかのようなタグがあり、そこにはA113と記されている。
店にある巨大な倉庫の扉を一匹で閉められる事から相当な力持ちである。
*A113は、ピクサーの教室の番号でもある!
レナータ(Renata)
リングイニの母親。すでに故人であるため、名前のみしか出てこない。しかし彼女が息子・リングイニに持たせた紹介状が急展開を呼び起こす。
アンブリスター(Ambrister)
イーゴの秘書。
英語版では、監督であるブラッド・バードが声を担当する。
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