【Siouxsie and the Banshees/Spellbound】和訳呪縛か愛か? Stranger Things Piggyback

何年も前に和訳&解説したKate Bushの【Running Up That Hill (A Deal With God)】は、Lyraの1番好きなKateの曲。それは1980’sを代表する曲の1つだが、まさか、こんなに世界的に大ヒットするなんて嬉しい限り。当時はあまりヒットしなかったらしい…だが良い曲は何年、何十年たっても素晴らしい魅力を放ち続けるのだな、と痛感している。

特にWeekndやDua Lipaなど1980’s フリークが、自分達の曲として似たテイストをリリースする為、ブームになっているのもある。

今日は、久しぶりに聴いていて改めて胸がドキドキしているさらに昔にタイムスリップ!1980sのパンクを紹介しましょう。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のパンクロックバンド Siouxsie And The Bunshees スージー・アンド・ザ・バンシーズ。

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1976年Siouxsie Sioux スージー・スーを中心に結成。その音楽性は、活動時期によって多様性に富み時代とともに進化していったバンドだ。

簡単に言うと、初期は、ストレートなポストパンク、中期は呪術的とも評されたサイケデリック色を強めた独自のサウンドを構築、後期はSiouxsie Sioux のボーカルに重点を置いたサウンドになって行った。

今日Lyraが和訳する曲は、1981年Polydor からリリースされたバンドの4th スタジオアルバム『Juju』からの1st シングル【Spellbound】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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Spellbound” is a song by English rock band Siouxsie and the Banshees. It was written by the group and co-produced with Nigel Gray. It was released in 1981 by record label Polydor as the first single from the band’s fourth studio album, Juju.

=Spellbound=

[Verse 1]

From the cradle bars comes a beckoning voice

It sends you spinning, you have no choice

You hear a laughter cracking through the walls

It sends you spinning, you have no choice

You hear a laughter cracking through the walls

It sends you spinning, you have no choice

[Chorus]

Following the footsteps of a rag doll dance we are entranced

Spellbound

Following the footsteps of a rag doll dance we are entranced

Spellbound

Spellbound, spellbound, ooh-ooh

Spellbound, spellbound, spellbound, spellbound

[Verse 2]

And don’t forget when your elders forget to say their prayers

Take them by the legs and throw them down the stairs

When you think your toys have gone berserk

It’s an illusion you cannot shirk

You hear laughter cracking through the walls

It sends you spinning you have no choice

[Chorus]

Following the footsteps of a rag doll dance we are entranced

Spellbound

Following the footsteps of a rag doll dance we are entranced

Spellbound

Spellbound, spellbound, ooh-ooh

Spellbound, spellbound, spellbound, spellbound

[Outro]

Oooh, oooh, oooh, oooh

Oooh, oooh, oooh, oooh

Following the footsteps of a rag doll dance

We are entranced

Following the footsteps of a rag doll dance

We are entranced

Entranced, entranced

Entranced, entranced

Entranced, entranced

揺籃の地の酒場から

手招く声がする

そしてお前をクラクラと

混乱させるのさ

お前には洗濯の余地などないのだよ

壁越しに

ケタケタと笑う声が聞こえるだろ

お前をクラクラと

混乱させるのさ

お前には洗濯の余地などないのだよ

 

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

呪縛されて

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

呪縛されて

呪縛されて、呪縛されて、ああ〜ああ

呪縛され、呪縛され、呪縛され、呪縛され

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そして忘れないでおくれ

お前の長老達が

祈祷者達の祈りを

言うのを忘れた時を

歩いていけば

自然と投げ出されたように

階段を下るのだ

お前が自分のおもちゃのことを

考える時は狂ってるからさ

それはお前が

回避できぬ幻影だ

壁越しに

ケタケタと笑う声が聞こえるだろ

お前をクラクラと

混乱させるのさ

お前には洗濯の余地などないのだよ

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

呪縛されて

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

呪縛されて

呪縛されて、呪縛されて、あーあ

呪縛され、呪縛され、呪縛され、呪縛され

 

あ〜、あ〜、あ〜、あ〜

あ〜、あ〜、あ〜、あ〜

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

ぼろ人形のダンスの足跡をたどれば

私たちは恍惚となるんだよ

恍惚、恍惚

恍惚、恍惚

恍惚、恍惚

Songwriters: Siouxsie, Budgie (Drummer), John McGeoch, Steven Severin

Translator: Lyra Sky 和訳

 

【Spellbound】とは?

【Spellbound】は、グループ全員によって書かれ、Nigel Grayと共同制作である。

1981年にリリースされ彼らのコンテンポラリーレビューの中で、メロディーメーカーはシングルを「爽快」だと称賛。ガーディアンは、「ポップな驚異」として遡及的に歓迎した。2006年Mojo は【Spellbound】でのJohn McGeochを「史上最高のギタリスト100人」のリストで、評価し称えた。

The Smith のJohnny Marr は、2008年2月のBBCラジオ2で、ギタリストのJohm McGeoch を【Spellbound】の作品で高く評価したと述べている。

「それはとても賢いです。彼は非常に選り好みする良さを持っていますね。それだから彼は非常にアンロックンロールであり、彼が演奏しているこの実際の曲は本当に非常に神秘的なんです。 」と語っている。

この曲は、【Stranger Things 4ストレンジャー•シングス4】のフィナーレPiggybackのエンドロールでかかる曲である。(トゥルーブラッド「スペルバウンド」のシーズン4エピソードのエンドクレジット。)

【ステレンジャー・シングス4 第8話】ネタバレ解説「愛だろ?愛!」あらすじ感想 Stranger Things4-8

 

因みに、曲をレコーディングする前、バンドは1981年2月に英国をツアーし、ギタリストのJohn McGeoch で作曲された新曲を初公開していた。この時代を振り返ると、NMEのバーニーホスキンスは『Spellbounds』を「輝かしい雷雨」と表現し、さらに「スージーアンドバンシーズは史上最高のイギリスのバンドの1つです」と付け加えて大絶賛している。

 

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歌詞について

 

それはまるであなたが呪文の下にいるかのように恋をしていることについての曲。

ラブソングといえば、単純に普通のラブソングだが、Lyraには、この歌詞はドキドキしている現在進行形の恋する感情を主人公が歌うというよりは、冷静に状況を把握して客観的に書いているように感じてしまう。このニュアンスの違い、分かっていただけるだろうか?

最初の4行は、1〜2歳の時に、彼女のおもちゃが、彼女に話しかけている。

おもちゃが生きていると本当に信じて、信じさせる世界にいるならば、「それはあなたを回転させる」。

自分の環境(ベビーベッド内)で、年齢のために何を信じるべきかについて本当に「選択の余地がありません」と言うこと、そしてその上、貴方(主人公)は、暗い部屋にいると想定され、主人公は盲目のような状態だったが、「光を見た」ことで実際は盲目ではなく物事を見れるというのがわかるため、そのような状態だった、というのが分かる。

そしてこの光を見たことで事態が変化する。貴方が光を見ていたらなら、貴方は、自分のおもちゃが本当に生きていないことに気付くのだ。

ただのラブソングとするのと、いつもの和訳する解説のLyraの深読みポイントでダブルミーニングを考えるのとでは、十代さんが変わる。

この光を、恋愛とするならば、恋をしたから、現実が見れるようになった、と取れるし、光を救いや啓示と取るならば、救いを得たから命拾いできた、とも取れると思う。どちらにしろ、開眼したわけだが、生きる死ぬの違いもある面白い曲だ。

この曲は、ビジュアルを提供する代わりに、主にオーディオの手がかりを使用しているため、部屋が暗いようだ。

また、彼らのおもちゃが生きていると想像するのは通常夜であり、白昼ではない。だから闇夜を感じる歌詞だと言える。

2番目の4行:「回転をさせる」がもう一度使用されているが、紡績は神秘的な超自然を信じている。

3番目の4行:「そして、あなたの長老たちが彼らの祈りを言うのを忘れたとき、彼らを連れて行き、そして彼らを階段に投げ捨てることを忘れないでください。」は、神や踊るおもちゃなどの超自然的なものを信じるなら、たとえ彼らがあなたよりも状況についてもっと知っていても、不信者を回心させ、さらには罰することによって、彼らの存在を尊重し、威厳を持って行動するのだ。

あなたの年長者はおもちゃが彼らの知識と経験から実際に生命がないことを知っているだろう。

しかしあなたの環境(ベビーベッドのある暗い部屋)とあなたの年齢に共通の素朴さのために、あなたはそれらが本物であると信じてしまう。ほとんどの知識人は、神が存在する可能性を否定し、長老たちを代表しているかもしれないが、キリスト教の家庭で育った幼い子供は、超自然の幻想に「回転して送られる」しかない。

家族からの奇跡の事例証拠、他の誰もが同じことを信じる教会の礼拝に出席し、人々が神を崇拝する南部の教会の前に現れる「ラグドールの踊り」(あなたは手招きの声を聞く)を見る。

人々が超自然を信じず、それを祈らないのなら、「足でそれらを取り、階段にそれらを投げなさい」は、かなり過激な歌詞だ。狂気の歌にも取れる曲なのだ。

この幼い幼児として知識を得るときに直面する子供と脆弱性の物語は、歌詞を通して最初の詩で、子供が幼児として話したり、歩いたり、決断したりすることができないため、子供が話している声から逃れることができないことについて話しているのだ。言い換えれば、彼の声(おそらく彼の両親や親戚の声)が彼に言語を強制するので、彼はベッドに閉じ込められたまま、彼が好きかどうかにかかわらず、彼は言語をマスターするために成長していくのだ。

2番目の詩はまた、「あなたは笑い声を聞き、壁を割って、それはあなたに眩暈を(回転)をおこさせる」と述べて彼の脆弱性を明らかにしている。これは強制される知識だ。そして、笑い(知識を意味すること)は、実際には苦痛であることを示唆している。

笑いがないときに、社会がユーモラスまたは深刻であると見なすものついて語り、この子供は、まだ彼のベッドに閉じ込められているのだ。

しかし、幼い頃から教えてくれた大人の足跡をたどった子供は、反抗的に成長。なぜなら、彼に押し付けられた知識の一部が捏造されていることに気づいたからだ。

それで彼は、彼の長老たちに暴力を振るう。なぜなら彼はこの時点まで彼を形作った知識に魅了されているからだ。

リードシンガーのSioxie の体の動きは、脆弱な群衆に強制されたコマンド/知識を描写し、彼らに催眠術をかけているみたい。

彼女の望みで彼らを妄想させるためのジェスチャーなのだ。

それは呪縛を先天的に受けて来た子供のようであり、愛という病のような、度を過ぎれば呪いのような呪縛を後天的に受けた女性、男性のようでもある。

【Spellbound】は、呪文で縛られた状態や、魔法にかかった意味もあるが、魅せられたり、うっとりした気持ちや状態も言う。

貴方は、何に呪縛されているの?

子供からの呪縛か?愛か?

どちらにせよ、身を投じた方が良い。嫌悪感で雁字搦めになるか、恍惚感で昇天するか、ハッキリする。

ああ、貴方を呪縛してるものは何?

それとも…誰?

 

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Prior to recording the song, the band had been on tour in the UK in February 1981 to premiere the new material composed with guitarist John McGeoch. When reviewing this era, Barney Hoskyns of NME had described “Spellbound” as a “glorious electric storm”, further adding, “Siouxsie and the Banshees are one of the great British bands of all time”.

In their contemporary review, Melody Maker praised the single, calling it “exhilarating”. The Guardian retrospectively hailed it as a “pop marvel”.

In 2006, Mojo honoured McGeoch by rating him in their list of “100 Greatest Guitarists of All Time” for his work on “Spellbound”. Johnny Marr of the Smiths stated on BBC Radio 2 in February 2008 that he rated guitarist John McGeoch highly for his work on “Spellbound”. Marr said: “It’s so clever. He’s got this really good picky thing going on which is very un-rock’n’roll and this actual tune he’s playing is really quite mysterious”.

The song featured in the end credits of the finale of the 4th season of Stranger Things, “The Piggyback”. and the end credits of the season 4 episode of True Blood “Spellbound”.

 

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First single from Siouxsie and the Banshees fourth album Juju. It’s about being in love as if you were under a spell.  

First 4 lines: Her toys are speaking to her as a 1-2 year old in a crib. “It sends you spinning” into a make believe world, truly believing that your toys are alive. You really “have no choice” in what to believe because of your environment (the crib), your age, and on top of it, you’re assumed to be in a dark room, suggesting that you’re blind and haven’t seen the light. Had you seen the light, you’d realize that your toys really aren’t alive. We can infer that the room is dark because instead of providing visuals, this song uses mostly audio clues: “From the cradle bars comes a beckoning VOICE” and “You HEAR laughter cracking through the walls.” Also, it’s usually at night when one imagines that their toys are alive, not during broad daylight.
Second 4 lines: “It sends you spinning” is used once again. Spinning is believing in the mysterious, the supernatural.
Third 4 lines: “And don’t forget when your elders forget to say their prayers, take em by the legs, and throw em down the stairs.” If you believe in the supernatural, such as a God or dancing toys, you’ll act to honor and dignify their existence by trying to convert and even punish the disbelievers, even if they know more about the situation than you (such as your elders.) Your elders may know that the toys are actually lifeless from their knowledge and experience, but because of your environment (dark room with the crib) and naivety common to your age, you believe them to be real. Some, mostly intellectuals, may have dismissed the possibility of there being a God and represent the elders, but a young child growing up in a Christian household has no choice but to be “sent spinning” into the illusion of the supernatural. Anecdotal evidence of miracles from family members, attending church service where everybody else believes the same thing, watching people “speak in tounges,” (you hear a beckoning voice) the “Ragdoll dances” that appear in the front of Southern churches worshipping God. If people don’t believe in the supernatural and don’t pray to it, “take em by the legs, and throw em down the stairs.”

 

 

Spellbound tells a story of child and the vulnerability he faces when gaining knowledge as a young infant. Through its lyrics, you can easily see that the first verse speaks about the inability of the child to escape the voices speaking to him, because he cannot talk, walk, and make decisions as an infant. In other words, he is stuck in his bed, confined within the cradle bars, as the voices (arguably that of his parents and relatives) forces a language onto him—a language he will grow up to master, whether he likes it or not. The second verse also illuminates his vulnerabilities by stating that “You hear laughter, cracking though the walls, it sends you spinning”―suggesting that the laughter (which can also mean knowledge) is actually a torment because it is a knowledge that is forced onto the child (who is still confined in his bed) on what the society deems humorous or serious when there is an absence of laughter.
Following the footsteps of the adult that had taught him since infancy, the child grows up rebellious because he had realized that some of the knowledge forced onto him were fabricated, that he would now have to un-learn everything he had learn and relearn everything anew. So he turns violent to his elders, because he is spellbound to the knowledge that have molded him up until this very point.
The body movement of the lead singer is simply a gesture to depict a command/knowledge forced onto the vulnerable crowd, to hypnotize them and make them delusional at her wish.

Personnel

Produced By Siouxsie and the Banshees & Nigel Gray

Written By Siouxsie, Budgie (Drummer), John McGeoch & Steven Severin

Release Date June 6, 1981

Songs That Sample Spellbound

Lone* (Missing) by Destroy Lonely

View Spellbound samples

Band Members

  • Siouxsie Sioux – vocals
  • Steven Severin – bass
  • John McGeoch – guitar
  • Budgie – drums and percussion

Discography

Studio albums

  • The Scream (1978)
  • Join Hands (1979)
  • Kaleidoscope (1980)
  • Juju (1981)
  • A Kiss in the Dreamhouse (1982)
  • Hyæna (1984)
  • Tinderbox (1986)
  • Through the Looking Glass (1987)
  • Peepshow (1988)
  • Superstition (1991)
  • The Rapture (1995)

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