【Summertime】Janis Joplin 和訳 Don’t You Cry 泣くのはおよし

10月4日は大好きなJanisの命日。

だからJanisに敬愛を示すために彼女の素敵な歌声をお届けしますね。

「こんな歌声、聴いたことねー!」とおったまげたのを今でも鮮明に思い出すの、、、青天の霹靂ソングよ。

今日、Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国が生んだ Rock & Bluce ロックブルース・シンガー、ジャニ Janis Lyn Joplin ジャニス・リン・ジョプリン(1943年1月19日 – 1970年10月4日)。

テキサス州ポートアーサー出身のTexas girl で、Parl と呼ばれていた、優れた歌唱力と個性的な歌声で、1960年代の音楽シーンを牽引した著名な女性ロック・シンガーだった。

だが、ドラッグの過剰摂取で若くして亡くなり、27クラブの一員として記録されている。

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「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第28位。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第46位。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第17位。

意外とランキングが低いのに驚く。

Janisが女だから?

「やっぱRockは、男の世界がメインだから?」

Janisが生きていたら、きっとこう嘆いたにちがいないわ。

だってJanisって歌に生きた女だったから。

1960’s の女の歌手は沢山いる。

でも、真のロックシンガー、ブルーズシンガーはJanis以外に居ただろうか?

Janisほど身を削るように真剣に歌っていて理想に近づこうとしていた女性シンガーがいただろうか?

必死に、男社会であった当時のロックの世界に、たった1人であの袖の広がったブラウスを揺らしながら分け入っていくイメージがLyraの頭の中に毎回、曲を聴く度にその映像がうかぶの。

Janisは、魂のあるブルーズシンガーになりたかったんだと思う。

歌が上手いだけじゃダメ。

だから、あらゆるブラックの曲を聴き漁り、自らブルーズで少し大衆に聴きやすいようにポップなアレンジも加えて歌ったんだとLyraは、彼女をリスペクトしているの。

今日、和訳に選んだ曲は 【Summertime】。

Janis Joplinの数ある名曲の中で1、2位を争う、魂の歌声が聴ける曲。

Lyra の和訳の後に又お話ししましょう!

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*Janis Joplin History を知りたい人はこちら!

 

Janis Lyn Joplin (January 19, 1943 – October 4, 1970), nicknamed “Pearl“, was an American rock, soul and blues singer and songwriter, and one of the most successful and widely-known female rock stars of her era. After releasing three albums, she died of a heroin overdose at the age of 27. A fourth album, Pearl, was released in January 1971, just over three months after her death. It reached number one on the Billboard charts.

Summertime” is an aria composed in 1934 by George Gershwin for the 1935 opera Porgy and Bess. The lyrics are by DuBose Heyward, the author of the novel Porgy on which the opera was based, although the song is also co-credited to Ira Gershwin by ASCAP.

= Summertime =

Summertime, time, time
Child, the living’s easy
Fish are jumping out
And the cotton, Lord
Cotton’s high, Lord so high

Your daddy’s rich
And your ma is so good-looking, baby
She’s a-looking good now
Hush, baby, baby, baby, baby now
No, no, no, no, no, no, no
Don’t you cry, don’t you cry

One of these mornings
You’re gonna rise, rise up singing
You’re gonna spread your wings, child
And take, take to the sky
Lord, the sky

But until that morning
Honey, n-n-nothing’s going to harm ya
No, no, no no, no no, no
Don’t you cry, don’t you cry

 

夏の季節、季節、季節

子供達は、のんびり過ごして

魚が跳ねて顔を出す

そして、綿毛、、、ああ、何て素敵なの

綿毛が空高く舞い上がる、

ああ、なんて空高く舞い上がるんだろう

 

アンタのパパは、金持ちよね

それにアンタのママったらすっごく綺麗だわ、ベイビー

アンタのママは、今すっごく綺麗だわ

しーっ、可愛い、可愛い、あなたは今とっても可愛い

ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ

泣かないで、泣かないで

 

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夏の時期の朝のある日に

貴方は立ち上がり、歌うために起き上がるだろう

貴方は、翼を広げるだろうな、かわい子ちゃん

空に飛ぶことに夢中になるだろう

ああ、あの空へと

でも、その朝まで

愛する貴方を、誰も傷つけたりはしないからね

ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ

泣かないで、泣かないで

Songwriter : Du Bose Heyward / George Gershwin / Ira Gershwin

Translator: Lyra Sky 和訳

うー、もう

“I’m proud of you! “と言ってあげたくなるよ、家族じゃないけどね。

上手すぎだよ、歌!

それもただ、上手いだけじゃない、

魂入り!

まさに Soul!

Janis の凄い所は、叫んでいようが、この曲みたいにUp Down 激しい曲であろうが、余力があるところだ。

曲間見てると、Lyraはうーむ、て唸ってしまうの、、、だってJanis 全くCool なんだよ、冷静なの。

演奏、長過ぎだからって話もあるけれど(笑)、

熱く歌い上げていても、ダンスしていても、歌っている時以外は、瞳がCool。

まるで自分で歌いながら、冷静に歌を判断しているみたい。

「私は今、歌えたかな?いけるところまでいけた?」って自己判断してる気がしちゃう。

凄く音楽に対して真摯に向き合っていた証拠だと思う。

特にこの【Summertime】は難しい曲。元がオペラだから、変な歌い方したくなったんじゃないかな?

それだけ、Janisはこの【Summertime】って曲にブルーズの魂を入れようとしたんだと思う。

魂の子守唄だよ。

Janis の魂のこもった子守唄。

それが【Summertime】なの。

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【 Summertime サマータイム】は、ジョージ・ガーシュウィンが 1935年 オペラ『ポーギーとベス』のために作曲したアリアだ。

作詞は DuBose Heyward デュボーズ・ヘイ。

現在でも、ジャズのスタンダード・ナンバーとして知られ、ポップス、ロックなど幅広いジャンルでも歌われて来た曲だ。

実際のオペラでは、第1幕冒頭で、メインキャラクターの1人クララが赤ちゃんに歌いかける、ブルーズ調の子守唄だ。

Lyraの和訳を読むと分かって頂けるとと思いますが、1番目と2番目の歌詞の雰囲気が変わるの。

1番目は、明るい歌詞の雰囲気。

夏の風景を切り取り「アンタのパパは金持ちで、アンタのママは綺麗ね、だから、泣かないで」と歌っているが、オペラ全体からしたら、明るくはなくて、当時の1920年代の黒人たちが、如何に過酷な労働を強いられていたかが分かる歌詞だ。

少し「綿毛が空高く飛ぶわ」の箇所に垣間見れるよ、、、 彼らは綿花を摘む仕事を一日中強いられていたから。

そして、2番目は、子供の成長を祈るような歌詞に転じている。希望の歌詞だな。

「貴方は立ち上がり、羽を広げて飛び立つだろう」のところが、クララの赤ちゃんに対する愛情が分かる歌詞だね。

大きく育って羽ばたいて、という気持ちかな。

 

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オペラでは、この後、主人公のジェイクが嵐に遭遇し行方不明となった時と、ジェイクの死を知ったクララが嵐で死んだ直後にこの【Summertime】を歌う。その時は、歌詞の一部が変えられ、より悲壮な歌詞になって行く、、、。

赤ちゃんへの愛情溢れる子守唄が【Summertime】という曲なんだけど、それだけではなく、人の生死をも表現した一大絵巻でもある壮大な曲だとLyraは考えています。

子守唄に当時の人々の暮らしと生き様を、入れ込んだ考えざる負えない曲です。

どう?

Janis が気合い入れて歌っていた意味がわかった?

実はね、Lyraが「Janis Joplinってどんな歌を歌ってるの?」と興味を持って自らCDを買ったのは、上の BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANYのアルバム『Cheap Thrills 』だったの。

そう、Lyraのお初Janisが『Cheap Thrills』であり、そのアルバムの中にこの曲[Summertime】が入っていたわけ。

それも、Cheap Trick のVo.のRobin Zanderが好きなVocalist にJanis Joplin の名前を挙げていたからなんだぁ。

小学生ながらに思ったんだよ、「大好きなRobin が好きなシンガーであげてるなら、ちゃんと聴かないと!」ってね。

そしたら、この”Cheap Thrills”のアルバムの雰囲気やJanisの歌声が好きになったし、特に収録されているこの【Summertime】にやられた!

「何て変わった声!凄い歌い方!なんじゃこりゃー!」ってなったのよ。

あの日からLyraは、貴方に夢中よ、Janis!

(ああ、そっちの気はないから襲わないでね、Janis ウフッ。)

歌の素晴らしさだけでなく、楽曲の持つ、悲しみや愛や希望や絶望が、凝縮していて、Lyraはその塊にやられた。

歌のパワーを感じた瞬間かもね。

 

 

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この【Summertime】はJanis以外にも多くのアーティスト達がカヴァーしており、現在までに少なくとも2600を超える曲があると言う。

1936年 Billy Holyday ビリー・ホリデイが歌ったものがヒットして以来、ジャズにおけるスタンダードになる。

1960年にはジョン・コルトレーンがこの曲を録音し、アルバム『マイ・フェイヴァリット・シングス』に収録。

マイルス・デイヴィス、エラ・フィッツジェラルド、ビル・エヴァンス、ゲイリー・バートン&フレンズ、ハービー・ハンコックなどが取り上げている。

ハービーのアルバム『ガーシュウィン・ワールド』に収録されたカヴァーには、ジョニ・ミッチェルやスティーヴィー・ワンダーを迎えてレコーディングされた。

1990年グラミー賞をもらったHarolyn Blackwell がこの曲を授賞式で歌って、さらに有名になった。

クラシック音楽でカバーされたり、ポピュラー音楽では、ゾンビーズがデビューアルバムに収録している。

だが、1番有名なのは、このJanis が歌うBluces Rock ブルース・ロック風のカヴァーが有名だろう。

元々、原曲よりアレンジが施されているのを、Janisがその時の気持ちや感じ方でアレンジをバシバシ変えまくったり、歌い回しを大きく変えてしまうから、実際のアリアよりJanisの曲、Janis Joplinのオリジナルになってしまっている。

才能の豊かさ、

また、才能を上回る探究心、

上を目指すが為の勉強熱心さが溢れ出ているからLyraは、Janisに魅入らされている。

そして、飽きずに聴けて、尚且つ毎回新しい発見がある、、、Janis Joplinて怖いくらい真面目な人なんだよ、ロックに関しては。

この真面目さが実生活にもあったら、未だにJanisの歌を聴けたんじゃなかろうか?

生きていて欲しかった。

きっと貴方は、年老いてまで生きて歌っていたくないわ、って言うかもしれないわね、お酒入ってたら。

でも、冷静な頭がクリーンな、真面目な学生だった貴方ならば、酒やドラッグが抜けた時なら、理解できたはず。

多くのBlues Men & Women が良い歳の取り方をしてプレイし続けているのを、、、声に深みが出て歌い続けているのを。

歌にしろ、プレイにしろ、

文章を書くにしろ、絵を描くにしろ、

己を表現する事は同じだ。

内なる魂を呼び起こすこと、、、それは生きる力を呼び起こすことだ。

生きてこそ表せる力だ。

だから、生き続けなければならないのだ。

途中で終わらせてはダメだ。

improvisation が始まったばかりなのに終わらせちゃったみたいよ。

私達は、生きなければならない。

Janisのこの歌声を聴いたら、わざと自分から死を選ぶ人間の声ではないのが分かる。

生きて歌っていたかっただろう。

【Summertime】は、生きる力が溢れている。

どんなに悲しい出来事を歌っていても、

子供を愛する子守唄であっても

生きる力に溢れている。

今夜は、Janisの【Summertime】を聴きながら夢について考えてみると良いかも。

どんなに辛くても、

どんなに手が届きそうになくても、

続けていく、歩いていく

それが出来れば、必ずどこかにたどり着けると気づくだろう。

人間の生き様、真剣さを感じると人は突き動かされる。

Janisの歌声を聞いて、もう1度、踏み出してみよう。

明日へと!

 

Heyward’s inspiration for the lyrics was the southern folk spiritual-lullaby “All My Trials”, of which he had Clara sing a snippet in his play Porgy.

The lyrics have been highly praised by Stephen Sondheim. Writing of the opening line, he says

That “and” is worth a great deal of attention. I would write “Summertime when” but that “and” sets up a tone, a whole poetic tone, not to mention a whole kind of diction that is going to be used in the play; an informal, uneducated diction and a stream of consciousness, as in many of the songs like “My Man’s Gone Now”. It’s the exact right word, and that word is worth its weight in gold. “Summertime when the livin’ is easy” is a boring line compared to “Summertime and”. The choices of “ands” [and] “buts” become almost traumatic as you are writing a lyric – or should, anyway – because each one weighs so much.

 

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