大好きなJim Morrisonの一番の理解者は、この人だったんじゃないか?と思ってしまう。
いつも穏やかな微笑みを纏う彼。
良い意味で「自由奔放」逆の意味では、「ワガママ」である、セクシーJimの手綱を握っていたのも彼で、漫画でいうところの影の番長としてThe Doorsという乗り物の舵を握り、方向性を決めるハンドルを握っていたのも彼だったのではないか、とLyraは思っているの。
5月20日は、そのThe Doorsの裏番長(笑) Ray Manzarekの命日だったから、彼の為に和訳をしちゃうっ!
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたサイケデリック・ロックバンド The Doors ドアーズ。
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カリスマ的ボーカリスト Jim Morrison ジム・モリソンがいたバントとして伝説に残るバンドであり、ロック音楽黎明期のアメリカ西海岸を代表するバンド。(1965年から1972年までのJim Morrion 存命時が黄金期。)
*The Doorsのバンドについてはこちらなど→ 【The Doors / Break On Through】 和訳 My Origin of Rock! 知覚の扉を開けた後 Lyrics
そして、The Doorsの影の番長(笑)と言っても過言ではない、The DoorsをJim Morrisonと二人で結成しようと誘った張本人であり、The Doorsのオルガニスト、監督である Raymond Daniel Manzarek レイモンド ・ダニエル・マンザレク (1939年2月12日 – 2013年5月20日)。
1967年日系アメリカ人のドロシー・フジカワと結婚し、親日家として知られていた。結婚式の立会人は、JimとPamela Karson。
今日Lyraが和訳する曲は、Rayのキーボードが美しいメロディを奏でるシングル曲【Riders On The Storm】。
彼らの 1971年6月リリースされた曲で 6枚目のスタジオアルバム(リリースは7枚目)『L.A. Woman』に収録されている。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
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“Riders on the Storm” is a song by American psychedelic rock band the Doors. It was released as the second single from their sixth studio album, L.A. Woman, and last with singer Jim Morrison, in June 1971. It reached number 14 on the Billboard Hot 100in the U.S., number 22 on the UK Singles Chart, and number 7 in the Netherlands.
Raymond Daniel Manzarek Jr. (née Manczarek; February 12, 1939 – May 20, 2013) was an American musician, singer, producer, film director, and author, best known as a member of The Doors from 1965 to 1973, which he co-founded with singer and lyricist Jim Morrison. Manzarek was notable for performing on a keyboard bass during many live shows and some recordings, taking on a role usually filled by a bass guitar player.
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= Riders On The Storm =
[Chorus]
Riders on the storm
Riders on the storm
Into this house we’re born
Into this world we’re throw
Like a dog without a bone
An actor out on loan
Riders on the storm
[Verse 1]
There’s a killer on the road
His brain is squirmin’ like a toad
Take a long holiday
Let your children play
If you give this man a ride
Sweet family will die
Killer on the road
[Verse 2]
Girl you gotta love your man
Girl you gotta love your man
Take him by the hand
Make him understand
The world on you depends
Our life will never end
Gotta love your man
Riders on the storm
Riders on the storm
Into this house we’re born
Into this world we’re thrown
Like a dog without a bone
An actor out on loan
Riders on the storm
Riders on the storm
Riders on the storm
Riders on the storm
Riders on the storm
嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
この俺たちの生家へと入って行く
俺たちの住むこの世界が投げつけるものへと
骨を無くしたワンコロみたいに
借金がある役者みたいに
嵐の乗り手たち
路上に殺人者が一人
そいつの脳みそは
ヒキガエルみたいに悶えている
長期休暇を取りな
そしてチビ達を遊ばしてやれよ
もしお前がこの乗り手に
乗り物を与えて仕舞えば
素敵な家族は死んじまうだろう
路上の殺人者
可愛いお前は
お前の男を愛さなければいけないよ
可愛いお前は
お前の男を愛さなければいけないよ
そいつの手を取り
理解させろ
世界はお前次第だと
そうすれば
俺たちの世界は
決して滅びないだろう
お前の男を愛しなさい
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嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
この俺たちの生家へと入って行く
俺たちの住むこの世界が投げつけるものへと
骨を無くしたワンコロみたいに
借金がある役者みたいに
嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
嵐の乗り手たち
Songwriters:Jim Morrison, Ray Manzarek, John Densmore, Robby Krieger
Translator: Lyra Sky和訳
生前のJimの輝きを収めた最後のアルバムであり、リリースされたのは彼の死後だったと言うアルバム『L.A.Woman』。
そのラストを飾る曲が、この【Riders On The Storm】だ。
実際のサウンドは、7:09の長さでアルバムバージョンはこれ。
しかし当初はシングルバージョンの4:35の長さだった。当時の大人の問題(笑)が絡んだ為に、Radioで流れやすい短さにしてリリースしたのだ。
だがRay 達、残されたメンバーが後にオリジナルバージョンで録音してあった作品に戻して再リリース。
それが、現在は手に入るのだから幸せだよねん。
このミュージックビデオは、長いバージョン、つまり、オリジナル。
皆さんのお手持ちのCDに、雷の音が入ってなければ、ソロが短かったら、シングルバージョンで1971年の方です。
Lyraのブログを読み終わったら、後で確かめてみてね。
この【Riders On The Storm】がリリースされた時には、Jimは亡くなってしまっていたから、オリジナルバージョンで収録されると普通に思っていたに違いない。
多分、短くされちゃうなんて考えもしなかったんじゃない?
きっと天国で、頭にきていたかもね。
例の調子で「作品を汚すんじゃねー!」ってね。
もしかしたら、そんな怒っているかもしれないJimが可哀想に思ってRay達は、頑張ってリリースし直したのかも。
RayはJimを愛していたし。
メンバー1崇拝もしていたのだから。
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=Ray Manzarekについて=
Raymond Daniel Manzarek、1939年シカゴで生まれ。ポーランド系アメリカ人。
1965年にUCLA映画科に在籍しているときに、Jim Morrison出会いThe Doors結成。
オルガン、ピアノ、キーボード担当し、左手でローズ・ピアノベースを弾き、右手でVOXコンチネンタル・オルガンを演奏するスタイルは彼のイメージを唯一無二のものにしていると思う。
そして、彼の両手から奏でられる音は、ブルース、ジャズ、クラシックが混合した味わい深いスープみたいだとLyraは感じていて、彼の優しい人柄が現れていると確信する。
喋り方もJimとは違い、陽気でいつも微笑みを絶やさない人であり、インタビューも和かでムードメーカーだったのではないだろうか?
Jimの死後 Rayは Guitarの Robby Krieger ロビー・クリーガー、Drumsの John Densmore ジョン・デンスモアとThe Doorsの活動を続け、2枚のアルバムを残し1972年に解散してしまう。
彼がライブでは一番多くの曲を歌っていたと言う。
Ray 自身は、1983年 Carl Orff カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』(プロデュースはフィリップ・グラス)をシンセサイザー演奏したソロアルバムを発表。
70年代に2枚のソロ・アルバム(「The Golden Scarab」「The Whole Thing Started with Rock & Roll Now It’s Out of Control」)をリリース。
1977年、後にブロンディに入るナイジェル・ハリソンとともに、Night Cityナイト・シティを結成し、2枚のアルバム『Nite City』『Golden Days Diamond Nights』を残した。
RayがJim を神格化したがると言われている。
1991年のOliver Stone オリバー・ストーン監督の映画『The Doorsドアーズ』では、モリソンの人物造形がひどいとしていっさいの協力を断ったのは有名な話だ。
あの映画、Lyraは嫌いじゃないけれど、Rayの気持ちは、わかる。だって詩人として素晴らしかった所や、カリスマ性などアーティストの姿は適当で、女漁りをしたアル中でジャンキーとしか描かれていない、と言っていい。
Rayも同じ事を、もっと怒って話していた。
バル・キルマーがJimぽかったし、Pamela 役のメグ・ライアンのファッションも、Lyraが着ていた服と同じで親近感が湧いたし、楽しめたからOKだけど、Jimは崇拝はしていないLyraですら、「やってるだけだな」と思ったからね、、、Rayは怒り狂ってキーッとなっていただろう。
1998年、Rayの自叙伝『Light my fire』はThe Doors の活動が多々著述されている。
しかし、彼より先に1990年に自叙伝『Riders on the storm』(邦題『ドアーズ』早川書房)を発表しベストセラーになっていたJohn Densmore ジョン・デンスモアは、Rayの思い込みの事実誤認を指摘し、そのため二人の仲が一時的険悪になった。
2000年公開の映画『Love Her Madly』の監督を務め、同名のサウンドトラックもリリース。Jimのアイデアを脚本家したと言う。
2002年Robby Krieger とともに「21世紀のドアーズ」という名前で再稼働。
しかし、Johnが名称使用に関する裁判を起こした為、「Riders On The Storm ライダーズ・オン・ザ・ストーム」、「Manzarek Kreiger マンザレク・クリーガー」と名前を変えながらも、活動は死の直前まで続けられた。
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2013年5月20日、肝外胆管がんにより、ドイツのローゼンハイムで死去したRay Manzarek (74歳没)。
その死を悼んでRobbyは、メッセージを掲載した。
「Ray は僕の人生の大きな一部であり、これからもずっと心に残る相手だ。Ray と Jim は、私が知るなかで最も人並み外れた二人だった。Jimについてはすぐにそれがわかった。彼は明らかに天才だったし、人と違ったことをしようと努力して、それに成功していた。一方、Rayは遅咲きの花だった。おそらく彼の(そして私たちの)エネルギーがJim を抑えるのに使われていたからだ。本当のRay はJim が死去するまで表れなかった。彼はいつもさまざまな人とプロジェクトを行い、プロデュースを行い、さまざまな詩人と一緒に演奏した。彼はいつも人の良い面を見ていた。それが彼の才能だ。彼はUCLAでJimの中に良い点を見出した唯一の人物だった。他の人はJim をにせものか無価値だと思った。彼だけがJim の言葉の才能を見抜き、その後のことはご存じのとおりだ。Ray は私の人生に影響を与えた。あなたにとってもそうであればいいと思う。」
【Riders On The Storm】は、Rayにとっても、RobbyやJohnにとっても重要な一曲だったと思う。
なぜならば、自叙伝のタイトルにしているし、The Doorsが使えなくなったRayとRobby のバンド名にもなったのだから。
その曲をRayやJimのために和訳して天国にいる2人に贈りたいと思った。
ただ歌詞は、意味深だし、悲しげ。
意味深なのは二番目の歌詞で、これは実際にあった家族6人を皆殺しにした殺人者 Billy Cook の事件をヒントにJimが書いた。通称hitchhike serial killer ヒッチハイク・シリアルキラーだ。
だから「路上にいる殺人者」なわけ、、、ヒッチハイクして殺したからよ。
あと、Hart Caneの詩集のファンだったJimが影響されて、この歌詞を書いたのもある。
哀感に満ちた歌詞が、直後のJimの死を予感させる曲とも言われているのもわからなくもない。
ドイツの哲学者 Martin Heideggerマルティン・ハイデッガーの提唱した投企という概念に言及してもいるのは、Jimが好きそうな描き方だと思う。
彼の人柄は、たしかに変わり者だろうけれど、彼をしれば知るほど普通の文学青年だった気がしてならない。
そんな本ばかり読んでいる暗め(笑)なJimを、陽気で前向きなRayが外界へとひっぱりだしてあげたんじゃないかな?ってLyraは頭ん中で想像している。
特に、朗読してるJimなんて普通に読み聞かせしてくれてるPapaみたいよ。まあ、たまに叫んだりして変だけど(笑)。
二人がキャラ分けされているみたいな性格の違いが、仲が良かった理由なのかな?とも思う。
Jimがインスパイアされて書いた【Riders On The Storm】を聴くと、彼が描いた物語の世界へ入って行くようだ。
そして、Rayのロマンチックなカクテルソング的なピアノが聴こえてくると、意味深な歌詞が和らいで雨音のようにLyraのハートに沁みてくるようだわ。
きっと、Rayは楽しみながら嬉しそうに弾いていることだろう。
あの時代の彼らに会いたかった。
でも、こうやって音源を聴いたら会えるのだ。
だから、今夜も聴くよ、The Doorsを。
そして、素晴らしいサウンドを作ってくれた彼らに感謝するの。
ありがとう、って。
I couldn’t happier that I’ve listened to your tunes, Jim & Ray!
Thank you for make these.
I Love You!!
Ray Manzarek R.I.P.
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“Riders on the Storm” is a psychedelic rock song. According to Robby Krieger, it was inspired by “(Ghost) Riders in the Sky: A Cowboy Legend”. Also, Jim Morrison mentions spree killer Billy Cook, in passing, during at least one interview.Cook killed six people, including a young family, while hitchhiking to California. In all likelihood, the Cook murders were inspiration for the song’s lyric, “There’s a killer on the road / His brain is squirming like a toad…if you give this man a ride/sweet family will die …”[
The song’s title also echoes the American poet Hart Crane’s poem “Praise for an Urn”, which includes the line: “Delicate riders of the storm”. Crane died in 1932 and Morrison was known to be a fan of his poetry.
“Riders on the Storm” is played in the E Dorian mode, and incorporates recordings of rain and thunder, along with Ray Manzarek’s Fender Rhodeselectric piano playing, which emulates the sound of rain.
The song was recorded at the Doors Workshop in December 1970 with the assistance of Bruce Botnick, their longtime engineer, who was co-producing the recording sessions. Jim Morrison recorded his main vocals and then whispered the lyrics over them to create the echo effect. This was the last song recorded by the members of the Doors, according to Manzarek, as well as Morrison’s last recorded song to be released in his lifetime. The single was released in 1971, shortly before Morrison’s death, entering the Billboard Hot 100 the week ending July 3, 1971, the same week that Morrison died.
Many incorrectly believe that this is the song longtime Doors producer Paul A. Rothchilddisparaged as “cocktail music”, precipitating his departure from the project. Rothchild actually applied this moniker to “Love Her Madly”. Engineer Bruce Botnick was selected to produce the album instead.
Heidegger’s influence
Speaking with Krieger and Manzarek, the philosopher Thomas Vollmer argues that the line “Into this world we’re thrown” recalls Heidegger’s concept of thrownness (human existence as a basic state). In 1963 at Florida State University in Tallahassee, Jim Morrison heard an influential lecture for him, in which were discussed the philosophers who critically dealt with the philosophical tradition, including Friedrich Nietzscheand also Martin Heidegger.
In 2009, Simon Critchley dedicated his column in The Guardian to Heidegger’s thrownness and explained it using the aforementioned verse of the song.
The connection between the thrownness into the world and a dog’s life was anticipated by the anti-Heideggerian author Ernst Bloch in his main work The Principle of Hope (1954–9).
The Doors
Solo
- The Golden Scarab (1974)
- The Whole Thing Started with Rock & Roll Now It’s Out of Control (1974)
- Carmina Burana (1983)
- Love Her Madly (2006)
Nite City
- Nite City (1977)
- Golden Days Diamond Nights (1978)
With Ba
- Atonal Head (2006)
With Echo & the Bunnymen
- Bedbugs and Ballyhoo (1987)
With Michael McClure
- Love Lion (1993)
- The Piano Poems: Live From San Francisco (2012)
With Darryl Read
- Freshly Dug (1999)
With Roy Rogers
- Ballads Before The Rain (2008)
- Translucent Blues (2011)
- Twisted Tales (2013)
Spoken word
- The Doors: Myth And Reality, The Spoken Word History (1996)
With “Weird Al” Yankovic
- Craigslist (2009)
With poet Michael C. Ford
- Look Each Other in The Ears. Hen House Studio Album includes The Doors : Ray Manzarek, Robby Krieger, and John Densmore. 2014
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