和訳【Peaches/ The Stranglers】Dave Greenfield 逝去に寄せて Dave Greenfield R.I.P.

イングランドを代表するパンクロック・バンドThe Stranglersのオリジナルメンバーの Dave Greenfield デイブ•グリーンフィールド (Keyboard)が、5月3日(日)に、新型コロナウィルスによる肺炎のために亡くなった。享年71歳。

コロナの猛威により又、偉大なミュージシャンの一人が逝去してしまったのが非常に残念でならない。

特に5月に入って海外ミュージシャンが立て続けに、、、だから、余計に呆気ないように感じて、虚しくなってしまう。

でも彼の生前の功績を称えて今日は、オリジナルメンバーであったThe Stranglersの大ヒット曲を和訳しましょ。

ただコレ、Big ヒットしたのだが…めちゃくちゃエロい変態おじさんの歌だから、参ったなあ〜。

(だったら選ぶなよって?)

きっとDaveも「Lyraやってくれるね〜」と笑ってくれるだろう。

そして、自分が持っているヒット曲が、いかしていてエロいだけでない体制批判だって、ほくそ笑んでいるに違いない、、、天国で。

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今日Lyraが和訳する曲は、イングランド、サリー州ギルフォード出身のパンクロック・バンド、The Stranglers ザ ・ストラングラーズ。

1974年結成から、70年台パンクロック・ムーブメントを台頭した4人編成のバンド。

The Stranglers / No More Heroes 和訳 解説 Persons Of Intellect 知性豊かな暴徒

 

現在もロックし続けているのが嬉しい知性派バンドである。

今日Lyraが、和訳する曲は、1977年デビューの記念すべきアルバム『Ⅳ / Rattus Norvegicus』からの大ヒットソング【Peaches】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に、又お話しましょう!

 

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“Peaches” is a seminal punk rock song and single by The Stranglers from the album Rattus Norvegicus. The track peaked at No. 8 in the UK Singles Chart.

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= Peaches =

[Hugh Cornwell and (all)]
Strolling along minding my own buisness
Well there goes a girl and a half
She’s got me going
Up and down
She’s got me going
(Up and down)

(Walking on the beaches looking at the peaches)

Well I got the notion girl that you got some suntan lotion in that bottle of yours
Spread it all over my peelin’ skin baby
That feels real good
All this skirt
Lappin’ up the sun
Lap me up
Why don’t you come on and
(Lap me up)

(Walking on the beaches looking at the peaches)

Well there goes another one just lying down on the sand dunes
I’d better go take a swim
And see if I can cool down a little bit
‘Cause you and me woman
We got a lotta
(Things on our minds) you know what I mean

 

仕事のことを考えながら散歩中

そしたら

メッチャ可愛い子が歩いてると来た

あの子は俺をいかしてくれる

上下に

俺に始めさせる

(上へ下へと)

 

素敵な子達を眺めるために浜辺を散歩

 

そうしたら気まぐれな君を捕まえたよ

君は日焼け止めローションを

君自身のあそこに持ってんじゃん

それを俺の剥いた皮全体的に

広げるのさ

それって本当に良い感じ〜

このスカートを広げて

太陽を覆ってるぜ

俺を包みこんでくれよ

やってみないか?

(俺を包みこんでくれよ)

 

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素敵な子達を眺めるために浜辺を散歩

 

あれ、ちょうど良い所に

砂丘に横たわっている別の子がいるぞ

こりゃ〜泳ぎに行った方がいいな

少しばかり冷静になれるしね

だって君と俺だよ

俺たちには

色々(と考える所が) あるだろ?

俺の言いたいこと…分かるだろ?

 

(素敵な子達を眺めるために浜辺を散歩)

 

ちょっと向こうを見てくれない?

(どこ?)

(そこ)

にはクリトリスから

抜け出ようとしている彼女がいるぜ

女性解放だ

俺が説教している子のね

(説教者さ)

 

(素敵な子達を眺めるために浜辺を散歩)

 

ちぇっ、クソッ

大型遊覧バスが来るぞ

夏の間中

まるで俺がここで

行き詰まってるみたいじゃねぇかよ

ちぇッ

残念だな

俺にはこの道のりのように

もっと悪いところを思いつけられるってのに

あるいは

下水道の下とか

または

最後まで(焼きぐしを) 突き刺すとかさ

 

浜辺で

ただ素敵な子達を眺めてるだけさ

(浜辺で)

全ての引き締まった体 (*)を

見てるだけさ

(浜辺で)

色々とサングラスを見てるだけさ

(浜辺で)

素敵な子達を見てるだけさ

(浜辺で)

素敵な子達を見てるだけさ

(浜辺で)

素敵な子達を見てるだけさ

 

フムフム、フムフム、フムフム

ウンウン、ウンウン、ウンウン

フムフムウンウン

フムフムウンウン……

Songwriters: Jean Jacques Burnel, Hugh Cornwell, Dave Greenfield, Jet Black.

Translator: Lyra Sky 和訳

全く「何やってんのよ、おじさん!ッ」て感じの歌詞だわ。

笑を狙ってんのよね、コレ。

でも、かなり変態度数が高い。

使ってる言葉も、女性器丸出しだし、スラングでヤバイ単語あるし、湾曲的にお願いしている言い回しがあるし(笑)、、、

彼女にお願いしてるならわかるけど、カワイコちゃん見つけて妄想してるおっさんでしょ?

それだけなら良いけど、、、インテリ野郎で有名なThe Stranglersのジョークであり本音か?

だから彼ららしくないと、当時、物議を醸したのもわかる歌詞だね。

でも皆さん、変態さんがお好きなようで、イギリスで第8位になるし、NMEでも18位と大健闘!

The Stranglers 1売り上げた大ヒットソングになりました。

皆んなエロいのが好きということなのよ。

ていうか、男性の気持ちを素直に表現したから、世の男性達が、この歌詞のストレートさに共感したのか?

確かに海に行くと、ジーっと見てる人いるわ。

アレね。

 

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作詞をしたHugh Cornwell (Vo & G)は、この卑猥な歌詞をジョークと言っている。

音楽をやれと神の啓示を受けた、と言っていた真面目な性質を持っている、スウェーデンで生物学の研究をしていた大学院卒のこの人らしからぬ、軽い答えをファンも世の人々も信じたらしい。

が、それって非難轟々を受けたから、面倒くさくてそう答えた気がするよ。

前に和訳した曲にしろ、彼らの曲には、社会批判や強いメッセージが入った曲が多い。

それは、彼らのアティテュードの1つなんだから、崩す訳がないだろう。

それに、この曲は1977年デビューしたばかりの楽曲だ。

進化してサウンドもテクノっぽくなったりしてきた彼らだが、デビュー当時は、周りのHMの流行に反した、非ハードロック的であり攻撃的なパンク路線で、ラディカルな知性を思う存分発揮していたのだから、最近のメンバーならまだしも、初期の彼らだから、メッセージ性が全くないジョークなだけの歌詞とは言えないのだ。

皆が知性的であるのを売りにしていたThe Stranglersが、ローリングストーンズの楽屋をボッコボコにしたように、彼らの中にある攻撃性が、皮肉れ者が多めの、イギリス人ジョークとして、箸休め的にアルバムに収録したのかもしれない。

それも社会を混乱させる意味で。

はたまた、仕事をがんばってるフリをしている奴ほど、女性を覗き見してるから気をつけな!」と社会をぶった斬ってるのかも。

The Stranglersは、実際にThe Clashと乱痴気騒ぎをしたように、狂気を操るのも、狂気を批判するのも上手なのだと思う。

Hugh Cornwellが生物学を学びながら、Johnny Soxというバンドで活動をしていたが、神の啓示を受けた為に、イギリスに帰国。

日本人に人気があるベーシストであり、日本文学に傾倒しているJean Jacques Burnel 、Jet Black(ドラムス)、そして、Dave Greenfeld(キーボード)らを誘いThe Stranglersを結成し、イギリスのパンクシーンを、現在まで牽引してきたのだ。

去年の2019年11月3日には、何と27年ぶりに、来日公演を渋谷wwwで行ったばかり。

そう言えば【No More Heros】を和訳したのを載せる時に、彼らの来日が決まってビックリしたと書いたのを思い出した。そして皆が喜んでくれたのだ。

あの時には、まだこんなウイルスが世界中で人々を苦しめるなんて予期できなかった。まさか、Dave が死んでしまうなんて。

Daveは、元々心臓疾患があった。

その為、入院中だったなだが、先月26日に新型コロナ陽性と診断され、そのまま亡くなったのだ。

4日、オフィシャル・サイトとSNSで、Dave Greenfieldの訃報を伝え、Jean-Jacques Burnelは、「5月3日夜、45年間に渡り俺の親友であり、長年のメンバーで音楽の天才であったDave Greenfieldが、2020年のこの大パンデミックの犠牲者の1人として亡くなった。俺たち、世界中のThe Sranglers Family 全員が悲嘆に暮れている。Pam (Daveの妻) に心からお悔やみを」

Jet Black (Ds)は「俺たちの親愛なる友人で音楽の天才を失った。Dave は、真に音楽の世界にいるべき人間だった。一緒に世界中をツアーで周り、彼が何百万もの人たちから愛されていたのは明らかだ。偉大な才能、大きな喪失、とても惜しまれる」と述べている。

そして脱退して、近年は活動を一緒にしていなかったvocalのHughは、「Dave Greenfieldの訃報を知り、とても残念に思うよ。The Stranglersと他のパンク・バンドとの違いは彼だ。彼の音楽スキルと温和な性格があのバンドに興味深いツイストをもたらした。彼は、Golden Brownの音楽を世界に与えた男として、人々の記憶に残るべきだ」と言葉を捧げた。

 

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英国ブライトン生まれのDaveは、1975年に加入してから、この大ヒット曲【Peaches】など様々の話題曲をメンバー達と4人で共作して来たのだ。

彼のキーボード・サウンドは、バンドの要の1つだ。

英国発の「パンク・ムーブメント」を起こし、ヒット曲を飛ばし商業的成功を収めてきたのだ。

Dave Greenfieldのキーボードがあったからこそ、他に見ない個性を発揮できたのだ。

この【Peaches】のレゲエサウンドが、ただのレゲエでなく、Punk Bandがやり出したレゲエ・パンクでもなく、奇妙な物語のような面白さを与えているは、歌詞のきみ悪さと、彼のキーボードのメロディだ。

変態を変態らしく演じて、不気味さを加味するサウンドの面白さを、教えてくれた気がする。

Hughの歌詞の

*”Just look at all the firm bodies”

は、引き締まった身体の意味もあるけれど、企業体の意味もあるのよ。

この1行があるからLyraには、この歌詞がエロいことを一人でやっでるだけの男の歌には思えないの。

社会を見てるのよ。彼らは。

皮肉れ者達よ。

さり気なく批判もするラッドな奴らよ。

The Stranglersよ、永遠なれ!

Dave Greenfieldよ、安らかに。

The Stranglers forever and ever,

Dave Greenfield R.I.P.

 

“Peaches” was controversial because of its anarchist, non-conformist, “sexual” content, primarily aimed at shaking up the establishment and poking the eye of the new politically correct punk movement. The song’s narrator is girl-watching on a crowded beach one hot summer day. It is never made clear if his lascivious thoughts (such as “there goes a girl and a half”) are an interior monologue, comments to his mates, or come-on lines to the attractive women in question. 

The lyrics include a word that sounds like clitoris, albeit pronounced with an emphasis on the second syllable: “Is she trying to get out of that clitORis?” The song is driven by a prominent and distinctive bass line.

The single was a double A-side with pub rock song “Go Buddy Go” which was played on UK radio at the time and also on the band’s BBC TV Top of the Popsappearance because the sexual nature of the lyrics of “Peaches” caused the BBC to ban it. Still, “Peaches” was ranked at No. 18 among the top “Tracks of the Year” for 1977 by NMEand it reached No. 8 in the UK Singles Chart. The radio cut, however, had to be re-recorded with less explicit lyrics: “clitoris” was replaced with “bikini”, “oh shit” with “oh no” and “what a bummer” with “what a summer”. The catalogue number of the radio version was FREE 4.

An edited version of “Peaches”, minus the lyrics, was used as the closing theme tune to many of the TV chef Keith Floyd’s Floyd on… television shows. It was also used as the title music in the opening sequence of 2000 British film Sexy Beast and during a party scene in the 1997 film Metroland. The song is also on the sound track of the game Driver: Parallel Lines. It was used by Adidas in advertising in the Netherlands in 2002. It was used in the opening sequence of an episode of the soap opera Hollyoaks in early October 2006.

The song is used in episode 16 of the BBC series Being Human, when the hungry “teenage” vampire Adam stalks three teenage girls into a game arcade.

The song is heard in episode nine of series two of the TV series Gotham.

Members

Jean Jacques Burnel,

Hugh Cornwell,

Dave Greenfield,

Jet Black.

 

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